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アメリカ「韓国はクアッドに加わるべきだ」→韓国「我々の立場もわかってほしい」と拒絶→アメリカ「じゃあ米韓首脳会談なしな」

【独自】米に訴える韓国「我々の立場わかってほしい」…「対中包囲」参加要求され(読売新聞)
 韓国の徐薫(ソフン)国家安保室長が2日、米国でジェイク・サリバン米国家安全保障担当大統領補佐官らと会談した際、米側から、中国を念頭に置いた「クアッド」と呼ばれる日米豪印の枠組みに加わるよう強く求められていたことがわかった。日米韓協議筋が本紙に明らかにした。

 徐氏はサリバン氏らに対し、「基本的に同意するが、我々の立場もわかってほしい」と訴えたという。韓国はこれまで「特定の国をけん制する排他的な地域構造は作るべきではない」(外交省の崔鍾建チェジョンゴン第1次官)との立場を主張してきた。徐氏は「中国包囲網」の一角を担うことには、消極的な意向を示したとみられる。 (中略)

 徐氏は、米朝交渉の早期再開を求めたが、米側は「過去の(トランプ前)政権のように無分別な対話はこれからは行わない」と述べた。米側が北朝鮮の人権弾圧を問題視したのに対し、韓国側は北朝鮮に人権問題を提起すれば、南北対話の障害になるとの立場だ。徐氏は北朝鮮の人権問題を提起することには同調しなかった模様だ。

 徐氏は今回の訪米で、文大統領とバイデン大統領との対面による首脳会談の日程確定を目標としていた。対北政策を巡る首脳間の調整を急ぐ狙いに加え、日米首脳会談を控える日本に対米外交で大きく後れを取っているとの世論の批判を警戒しているためだ。早期の開催を打診した徐氏に対し、米側は「検討する」と述べるにとどまったという。
(引用ここまで)


 読売新聞がスクープ記事。
 先日行われた日米韓の政府安全保障担当者会議で、クアッドへの加入を求められたソ・フン国家安保室長が「我々の立場を分かってほしい」と発言したとのこと。
 まあ、韓国の発言としてはかなり納得のいくもの。
 ただ、韓国政府は「記事は事実ではない」とのコメントを出しています。

米国、韓国に対するクアッド参加要求…韓国大統領府「事実ではない」(中央日報)

 記事タイトルは「事実ではない」となっていますが、記事では「引用が非常に不正確」「韓米間の協議内容を反映していない」と発言したとのこと。
 ……ということはクアッドへの加入要請はあったし、それを断ったという事実関係は実際にあったのでしょうね。

 実際に「我々の立場を分かってほしい」という言葉があったかどうかまでは分かりませんが。
 北朝鮮に対して中国からの影響力に期待しているムン・ジェイン政権としては、クアッドに入るわけもいかないというのは分からないでもない。
 バイデン大統領は「トランプのような」米朝会談をするつもりはないと断言している以上、自分で南北融和を進めるか中国頼りになるかという部分はある。
 先日のムン・ジョンインの「超越的外交」ってヤツもそういう部分からきているのでしょう。

 とはいえ、現状の米中関係はそうなっていない。
 そして、韓国が軍事同盟を結んでいるのはアメリカ。

 もうひとつの注目点は米韓首脳会談に関する部分。
 ソ・フン国家安保室長はムン・ジェイン大統領とバイデン大統領の米韓首脳会談を確定させたかった、とのことですが。
 以前にも4月中にも対面での会談を行いたいとしていましたね。
 これがまとまっていたのなら、ソ・フン安保室長は「獲ったどー!」とばかりに期日を発表していたでしょうが、それがいまになってもないないということは失敗したということなのでしょう。

 アメリカにとっては「クアッドに加わらないのであれば、韓国側と首脳会談してまで詰めることはない」という意思表示でしょうね。
 北朝鮮の人権問題にすら声を上げない。それどころか自国民にすら表現の自由を抑圧しようとしている。
 その国家元首と早期に会談することが諸外国にどう受け止められるかという問題でもあります。
 日本の菅総理と最初の対面での首脳会談を行う、というのはインド太平洋戦略を重要視するという内外へのメッセージでもあるわけで。
 日本と韓国について扱いを別途にしていく、という意思表示でもあるなぁ。
 こうして日米韓関係はこれから変質していくのでしょうね。

アメリカ議会、韓国の対北ビラ禁止法の公聴会を開催→韓国政府「あれは政策研究会!」と矮小化を図るものの……

米議会で「対北ビラ禁止法」公聴会…韓国人権問題、世界に生中継(中央日報)
今月15日(現地時間)、米議会が開く対北朝鮮ビラ散布禁止法(改正南北関係発展法)関連の公聴会が政府の反対の立場にもかかわらず、結局開かれる。米議会が韓国の人権をテーマにした初めての公聴会を開く。

公聴会を開くトム・ラントス人権委員会は2008年米下院傘下の正式組織として承認され、常任委とは違って加入を希望する議員は所属政党を問わず参加できる超党派的機関だ。現在39人の上下院議員で構成されている。常任委のように議決権限はない。韓国政府がトム・ラントス人権委員会の公聴会開催を米議会全体の意見を代弁するように拡大解釈してはならないと一線を画す理由だ。

だが、トム・ラントス人権委員会の活動歴史をみると、政府が今回の公聴会開催の意味を重く受け止める必要があるという指摘だ。その間、国内外の人権問題に着実に声をあげて確保してきた政治的影響力を無視できないためだ。

ビラ禁止法をめぐる議論は共同委員長を務めている20選の共和党重鎮のクリス・スミス議員が主導している。スミス議員は、昨年12月、声明を通じて「韓国が根本的な市民の自由を黙殺することに対して深刻な懸念を表わす」と批判した。特に、共同委員長を務めている民主党のマクガバン議員は立法の過程で相当な影響力を行使できる下院規則委員会の委員長を務めている。これに先立って、二人の共同委員長は先月、ジョー・バイデン大統領に書簡を送って現在空席である米国務省の対北朝鮮人権特使を任命して北朝鮮人権問題に積極的に介入してほしいと呼びかけた。

さらに、テレビ会議で開かれる今回の公聴会は全世界に生中継される。誰でも、いつでも公聴会の映像を確認できるとのことも韓国には負担になる部分だ。
(引用ここまで)


 以前からクリス・スミス下院議員によって予告されていたムン・ジェイン政権による北朝鮮へのビラ撒き禁止法案についての公聴会が開かれることとなりました。
 韓国政府からは「ロビー活動してでも、なんとしてでも阻止しなければ」という声が上がっていたのですが、その甲斐はなかったようですね。  で、ロビー活動が通用しなかったので今度は「トム・ラントス委員会は議決権限がないので、政策勉強会のようなものだ」と弁解をはじめたのですが。
 まあ、そんなわけもなく。

 つい先日公開された国務省による人権報告書でも同様に韓国の公人による人権侵害について書かれています。

米人権報告書に登場した韓国の腐敗事例に「チョ・グク、朴元淳、尹美香…」(中央日報)

 まあ、この報告書については「人権侵害がここでもあそこでもある」ということを書くためのもので、実態とはかけ離れている場合も少なくはありません。
 中国の楊潔チあたりがアメリカに「おまえらが人権侵害のことをどうこう言えるのか。黒人の命をどう思ってんだ」とか言われてしまう理由でもありますね。
 ただまあ、韓国については間違ってはいませんね。

 閣僚であったチョ・グクは職権乱用を行い、パク・ウォンスンソウル市長、オ・ゴドン釜山市長はセクハラでその職を失った。
 ユン・ミヒャンが正義連理事であった際に元慰安婦らに行った詐欺、準詐欺等の事件もピックアップされて当然のものでしょう。
 あと、こちらの報告書でもビラ禁止法については言及されているとのこと。

 どうもアメリカは韓国に対して「自由主義陣営としてはおかしな国なのではないか」という印象を持ちつつあるようです。
 「K防疫」という名において人権抑圧に走り、それを誇らしげに成果として掲げるなんてところもそうですし。
 もちろん、今回の俎上に載せられているビラ撒き禁止法案に関しても同様。
 おそらくは慰安婦合意の破棄についても同じ印象を得ているでしょうね。
 法の正義を守るような「価値観を同一にする国」ではないようだ……と認識しつつある。

 とはいえ、それが即座に米韓軍事同盟を破棄するような事態にはならないでしょうが。
 「日米韓」という枠組み。あるいはクアッド、あるいはCPTPPという枠組みにおいて「韓国をここに置いても大丈夫なのか」という疑念は常につきまとうようになるでしょうよ。
 十分にそういった疑念を持たれるにふさわしい行動をしてきたのですから。
 アメリカが(そして日本も)日米韓関係を対中国外交の枠組みには用いない、という方向性に舵を切りつつあっても不思議ではないということか。

韓国の与党1年生議員が「ソウル市長選で負けたのはチョ・グク事態を放置したせいだ」と攻撃→与党支持者から大反撃を食らう

カテゴリ:チョ・グク コメント:(40)
「あえてチョ・グクを……」極性親ムン勢力、「初当選5敵」の烙印、文字爆弾(東亞日報・朝鮮語)
韓国与党1年生議員56人「文在寅派の顔色うかがわない」…大統領府に直撃弾(中央日報)
「青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)と党指導部、文在寅(ムン・ジェイン)派の顔色をうかがわず所信を持って進もう」。

7日の補選・再選挙の惨敗原因を分析するため9日に開かれた「共に民主党」1年生議員の緊急懇談会ではこれまで党内ではなかなか聞かれなかった強硬発言が一斉にあふれた。この日午前、汝矣島(ヨイド)のあるビルに民主党1年生議員56人が集まった。民主党は所属議員174人のうち46.6%の81人が1年生議員だ。与党の1年生議員が一堂に集まったのは昨年5月の第21代国会開幕以降で初めてだ。「突然決まった日程にも50人以上集まったのはこれまで党の運営方式に対し累積した不満が大きかったという意味」という反応が出てきた。

この1年間に民主党の1年生議員は独自の声を出さず党論にだけ忠実に従う姿を見せ、野党から「挙手機」「草食動物」という批判を受けてきた。だがこの日の1年生議員の姿は全く違った。彼らは3時間以上続いた懇談会後に1年生議員一同の名義で立場文を発表した。「今回の選挙で見せてくれた国民の叱責を痛く受け止めて痛烈に反省する。民心は正しい」という言葉が最初の文だった。 (中略)

この日懇談会に参加した呉永煥(オ・ヨンファン)、李素永(イ・ソヨン)、張ギョン態(チャン・ギョンテ)、張チョル敏(チャン・チョルミン)、田溶冀(チョン・ヨンギ)議員の20~30代の議員5人は別途の立場文を出した。「惨敗の原因を野党のせい、メディアのせい、国民のせい、青年のせいにする声に私たちは同意できない」という内容が盛り込まれた。党内批判がタブー視されたチョ・グク元法務部長官をめぐるスキャンダルに対しても「チョ元長官を検察改革の代名詞と考えたがいまや検察改革は国民の共感を失った」と吐露した。
(引用ここまで)

4・7再・補欠選挙の惨敗後、党内刷新と反省を促したとともに民主党の初当選議員を向けた極性支持層の露骨な非難と「文字爆弾」の洗礼が続いている。初当選議員が「チンムン(親ムン・ジェイン)と非ムン(非ムン・ジェイン)を分割しないでくれ」と改めて訴えたが、極性支持層は非難の水位をさらに引き上げる形だ。

11日、民主党のオンラインの権利党員掲示板には、初当選議員を批判する投稿が相次いだ。初当選議員54人が声明を発表した9日から11日現在までに、これらの批判する文章は2700件を超えた。民主党は権利党員掲示板書き込みを1日1回に制限している。

特に9日初当選議員54人とは別に声明を出したオ・ヨンファン、イ・ソヨン、チャン・ギョンテ、チャン・チョルミン、チョン・ヨンギ議員ら、20〜30代議員5人に批判が集中した。熱心な支持層は、彼らを「初当選5敵」、「初当選族」と呼び、「正気ではない」「誰のおかげで当選されたが主題を知らない」「政界で埋めなければならない」などの露骨に非難した。権利党員は「チョ・グク前法務部長官が何の違法を犯したのか」とし「なぜあえてチョ元長官を口に上げたのか」と批判した。
(引用ここまで)


 4月7日のソウル釜山同時市長選挙での惨敗を経て、共に民主党の初当選議員が声を上げはじめました。
 このままだったら彼ら1年生議員は次の総選挙(2024年)で落選するのは目に見えています。
 ここでアクションを起こさないと、という意識になったのは分からないでもないですね。

 ただ、ソウル市長選挙でパク・ヨンソン候補はなんだかんだで得票率は39%までになっている。
 惨敗ではあるけども、ムン・ジェインの大統領選挙時の得票率(41%)とそれほど変わらない。
 なにがあっても共に民主党からの候補に投票する、という層はそこまで減っていないのでしょう。微減、ていどですね。
 2018年の統一地方選挙では「前政権を打ち倒した新たなムン・ジェイン政権」への期待が大きかったこと、去年の総選挙ではK防疫の幻想で票を上乗せできたのが大きかった。無党派層がムン・ジェインへの期待や幻想に乗っかったのが勝因でした。

 ただ、1年生議員はその上乗せがないかぎり、このままでは落選。日本の民主党が躍進した際の小沢ガールとかいうアレと同じ末路を辿るわけですね。
 で、1年生議員の5人が「今回の選挙で負けたのはチョ・グク事態にも問題があったからだ」と言い出した。
 以前もちょっと語ったように、チョ・グクにはまだまだ復活の目がある。
 さすがに追いこまれ気味ではありますが、ムン・ジェイン直系の勢力ですからね。
 次の大統領選挙は出馬できなくともその次はまだ可能性がある。

 親ムン派はそれが分かっているので、まだウリであるチョ・グクへの攻撃を許していないというわけです。
 ……まあ、韓国伝統の弱ってきたらまず内紛、というアレでもあるのですけどね。

韓国の外交・安保メンター「韓国が中国寄りなのではない。日本こそが過度にアメリカに肩入れをしているのだ」……うっわ

「『超越的外交』が生きる道」 韓国の元大統領補佐官に聞く(朝日新聞)
――日本では韓国が「中国寄り」とも映ります。

 「米国が対中牽制のために北東アジア地域への関与を強化しており、韓国が中国一辺倒にかじを切ることはできない。現時点で韓国にとって最も望ましい道は、全ての国々と良好な関係をつくること。米中対立が激しくなるほど、韓国の選択肢は制限されるのだから、対立を緩和する方向に動くべきだ。私はこれを韓国が生きる道としての『超越的外交』と呼んでいる」

 「米中いずれかの陣営に属するのでなく、多国間協力と地域統合の新しい秩序をつくるなかで米中の衝突を防ぎ、外交的に動ける空間を確保する積極的な外交だ。なかでも韓日は最も多くの協力ができるはず。例えばサイバー安保分野で新しい議論の枠組みを日本が提唱すれば、米国も中国も耳を傾けるのではないか」 (中略)

 ――中国の台頭に向き合うため、日韓が協力できる道はあるでしょうか。

 「日本の米国への過度な肩入れは、米中の新冷戦の固定化を促すことにつながる。そうなれば韓日ともに安全保障面での負担は増え、経済面でも損害は大きい。新冷戦に至るのを防ぐためにも韓日が協力しなければいけない」
(引用ここまで)


 朝日新聞がムン・ジェイン政権における外交安保のメンターであるムン・ジョンインにインタビュー。
 ちなみにこの1月に大統領特別補佐官を辞して、世宗研究所鳴る財団を設立してその理事長に収まっています。ムン・ジェイン政権の次を見ている、というところですかね。
 とはいえ、ムン・ジェイン大統領にとって外交安保についてメンターであることに変わりはありません。
 ちょっと面白かったところをピックアップしてみました。

 韓国政府の認識としては「日本が過度にアメリカに肩入れしている」と見えているのですね。
 なるほど、これはよい視点の切替だわ。
 でも、イギリスもオーストラリアも同じように対中国包囲網を敷いている。自由主義陣営は総じて同じ方向性。

 で、韓国こそが「中立を維持した外交を行っており、これが『超越的外交』なのだ」なんですって。
 どちらかに肩入れすることなく米中対立を緩和する方向に韓国は向かうべきだ、そして日本はそれに手助けすべきではないか……との持論を披露しています。
 いや、だから軍事同盟。

 「米中を冷戦に向かわせないことが韓国の使命」とかもう何周遅れの話なんだか。
 もはや米中関係は冷戦を超えるのがいつか、というラインにきてますよ。
 そもそも韓国ごときがそれに対応してなにかできるっていう自負自体が傲慢なんだよな 。
 まあ、「外交王」であるムン・ジェインにはそれができるという認識なのでしょうけどね。
 いや、面白い視点でしたわ。
 バカバカしいというか。まあ、その方向性でがんばってみるのもよいとは思いますよ。がんばえー、ムン・ジョンインがんばえー。

サッカー日韓戦の惨敗を受けて韓国代表監督パウロ・ベントの去就問題が浮上「韓国代表監督にふさわしいのか?」……っていうか誰がやっても……ねえ?

ベント、韓国サッカー代表監督は正しいのか(スポルタルコリア・朝鮮語)
先月3月25日、日本の横浜にある日産スタジアムで行われた韓日戦で韓国の0-3屈辱的な敗北の非難が沈静化していない。これは代表らしくない歴代最も無気力な試合内容である。もちろん試合は勝利することも、負けることもできる。しかし、敗れた場合にも戦術、戦略、精神力などをもとにした試合内容だけある程度納得が行くことができなければならない。しかし、韓日戦での試合内容は議論する必要性もなく、戦術、戦略、精神力のすべてがない3無試合そのものだった。

そのような原因の中心には、パウロ・ベント(52ポルトガル)監督の指導力がある。ベント監督は2018年8月に就任し、後方からのビルドアップによる攻撃サッカーを強調した。しかし、ただの言葉にすぎずに、実際の試合では国内での親善試合以外では、満足できるものではなかった。これはベント監督の「後方ビルドアップサッカー哲学」が現実と符合しないことにある。後方ビルドアップが効率的であるためには、多様性のある攻撃の展開が前提にならなければならない。

しかし、ベント監督はこれを無視したまま、バックパス、横パスを乱発し、両方のサイドだけに固執する単純なビルドアップに焦点が当てられている。結局、これは現代のサッカーのカギである速度に反する非現実的なサッカーでベント監督が明らかにしている攻撃サッカーにも悪影響を及ぼしている。したがってベンチュラ監督のサッカーは一言で苦しいビルドアップサッカーを抜け出せずにいる。それでもベント監督は発展のための改善と変化を無視したまま、就任以来ただただ「私たちのチームだけのアイデンティティと戦術を作る」という言葉だけを繰り返している。 (中略)

就任2年7ヶ月ほどが過ぎた現在、ベント監督には期待より非難と失望がますます高まっている。これは完全に戦術周期化による後方ビルドアップサッカー哲学と、実際の試合での試合内容と結果は、まったく相反した失望しかない拙戦の競技力を見せているからだ。その頂点が韓日戦だ。あの試合でベント監督のリーダーシップは、文字通り落第点だった。まず周期化の核心である相手の分析による戦術、戦略対応に失敗した。

イ・ガンインのゼロトップ起用から出発し、奔るだけで実効性のない前方圧迫も欠かせない部分である。より大きな問題は、コンディション不在で選手起用に後方ビルドアップが言葉でしかなかったことにある。結局、これにより攻撃は日本に全然脅威ではなかった守備も崩壊し、翻弄を受けてしまった。この部分は、明らかにベント監督の指導力だけでなく、戦術周期化に重要な役割者セルジオ・コスタ首席コーチとペドロ・ペレリアフィジカルコーチの指導も俎上に登るのに十分である。 (中略)

90分試合中にシュートがわずか1つにとどまったという事実は代表監督としての資格未達である。また韓日戦で見せたベント監督の試合運営手腕は未熟で、選手たちの精神的、体力的な利点を抑えこんでしまった。さらにプランB、用兵術も行方不明で雰囲気を反転することも期待できなかった。明らかにベント監督就任後、韓国サッカーは最大の強みである精神力による闘志さえ失い、最終的に宿敵日本に評判が悪い皮肉まで聞く立場に転落してしまった。
(引用ここまで)


 いまだに尾を引いている日韓戦での惨敗。
 今度は「ベント監督が韓国代表としてふさわしいのか」というところにきた模様。
 去就問題ねぇ。

 ベント監督が就任した際に「日本は日本人監督しか雇えなかったが、韓国はそうではない。元ポルトガル代表監督という輝かしい実績を持つベント氏を監督に据えたのだ」というような韓国メディアからの評論が多くありました。
 ポルトガル代表監督としてはEURO 2012では準決勝でスペイン代表と激闘を繰り広げ、PK戦で負けて3位。
 2104年のワールドカップでは初戦のドイツに大敗したことで得失点差でグループリーグ敗退。
 その後、クラブの監督としてはかなり微妙な経歴だったようですが。
 まあ、選手時代も含めてヨーロッパのど真ん中にいた監督であることは間違いない。

 ですが、韓国代表監督として就任して以降はこれといってぱっとしない戦績。
 アジアカップでは準々決勝で優勝したカタールに負けてベスト8止まり。
 ワールドカップ予選も2次予選の現状でわりとグダっている。レバノン相手にホームとはいえ引き分けて、1試合少ないとはいえども勝ち点8で2位。
 まあ、この後はセンター方式、かつ韓国で予選が集中開催されるとのことなので2次予選落ちなんてことはなさそうですが。

 ……ぶっちゃけ現状の韓国代表を誰が率いようと同じだと思いますけどね。
 モウリーニョだろうがクロップだろうが。
 もちろん、多少の差はあるでしょうが今回の日韓戦の結果を覆すような手腕を監督に期待するのは無理でしょ。
 スコアの3-0が2-1になるくらいはあり得たかもしれませんが、どうにもならないレベルで惨敗したという全体の絵は変わらない。
 監督はピースがはまった時には魔法を使えますが、ピースがないんだから。
 まあ、ワールドカップまで残り1年半。最終予選は9月から。
 ベント監督更迭も手段だとは思いますけどね。

 ではここで2005年、韓国代表監督を更迭されたヨー・ボンフレール氏の名言をお聞きください。

「誰がやっても無理」