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韓国の外交・安保メンター「韓国が中国寄りなのではない。日本こそが過度にアメリカに肩入れをしているのだ」……うっわ

「『超越的外交』が生きる道」 韓国の元大統領補佐官に聞く(朝日新聞)
――日本では韓国が「中国寄り」とも映ります。

 「米国が対中牽制のために北東アジア地域への関与を強化しており、韓国が中国一辺倒にかじを切ることはできない。現時点で韓国にとって最も望ましい道は、全ての国々と良好な関係をつくること。米中対立が激しくなるほど、韓国の選択肢は制限されるのだから、対立を緩和する方向に動くべきだ。私はこれを韓国が生きる道としての『超越的外交』と呼んでいる」

 「米中いずれかの陣営に属するのでなく、多国間協力と地域統合の新しい秩序をつくるなかで米中の衝突を防ぎ、外交的に動ける空間を確保する積極的な外交だ。なかでも韓日は最も多くの協力ができるはず。例えばサイバー安保分野で新しい議論の枠組みを日本が提唱すれば、米国も中国も耳を傾けるのではないか」 (中略)

 ――中国の台頭に向き合うため、日韓が協力できる道はあるでしょうか。

 「日本の米国への過度な肩入れは、米中の新冷戦の固定化を促すことにつながる。そうなれば韓日ともに安全保障面での負担は増え、経済面でも損害は大きい。新冷戦に至るのを防ぐためにも韓日が協力しなければいけない」
(引用ここまで)


 朝日新聞がムン・ジェイン政権における外交安保のメンターであるムン・ジョンインにインタビュー。
 ちなみにこの1月に大統領特別補佐官を辞して、世宗研究所鳴る財団を設立してその理事長に収まっています。ムン・ジェイン政権の次を見ている、というところですかね。
 とはいえ、ムン・ジェイン大統領にとって外交安保についてメンターであることに変わりはありません。
 ちょっと面白かったところをピックアップしてみました。

 韓国政府の認識としては「日本が過度にアメリカに肩入れしている」と見えているのですね。
 なるほど、これはよい視点の切替だわ。
 でも、イギリスもオーストラリアも同じように対中国包囲網を敷いている。自由主義陣営は総じて同じ方向性。

 で、韓国こそが「中立を維持した外交を行っており、これが『超越的外交』なのだ」なんですって。
 どちらかに肩入れすることなく米中対立を緩和する方向に韓国は向かうべきだ、そして日本はそれに手助けすべきではないか……との持論を披露しています。
 いや、だから軍事同盟。

 「米中を冷戦に向かわせないことが韓国の使命」とかもう何周遅れの話なんだか。
 もはや米中関係は冷戦を超えるのがいつか、というラインにきてますよ。
 そもそも韓国ごときがそれに対応してなにかできるっていう自負自体が傲慢なんだよな 。
 まあ、「外交王」であるムン・ジェインにはそれができるという認識なのでしょうけどね。
 いや、面白い視点でしたわ。
 バカバカしいというか。まあ、その方向性でがんばってみるのもよいとは思いますよ。がんばえー、ムン・ジョンインがんばえー。

サッカー日韓戦の惨敗を受けて韓国代表監督パウロ・ベントの去就問題が浮上「韓国代表監督にふさわしいのか?」……っていうか誰がやっても……ねえ?

ベント、韓国サッカー代表監督は正しいのか(スポルタルコリア・朝鮮語)
先月3月25日、日本の横浜にある日産スタジアムで行われた韓日戦で韓国の0-3屈辱的な敗北の非難が沈静化していない。これは代表らしくない歴代最も無気力な試合内容である。もちろん試合は勝利することも、負けることもできる。しかし、敗れた場合にも戦術、戦略、精神力などをもとにした試合内容だけある程度納得が行くことができなければならない。しかし、韓日戦での試合内容は議論する必要性もなく、戦術、戦略、精神力のすべてがない3無試合そのものだった。

そのような原因の中心には、パウロ・ベント(52ポルトガル)監督の指導力がある。ベント監督は2018年8月に就任し、後方からのビルドアップによる攻撃サッカーを強調した。しかし、ただの言葉にすぎずに、実際の試合では国内での親善試合以外では、満足できるものではなかった。これはベント監督の「後方ビルドアップサッカー哲学」が現実と符合しないことにある。後方ビルドアップが効率的であるためには、多様性のある攻撃の展開が前提にならなければならない。

しかし、ベント監督はこれを無視したまま、バックパス、横パスを乱発し、両方のサイドだけに固執する単純なビルドアップに焦点が当てられている。結局、これは現代のサッカーのカギである速度に反する非現実的なサッカーでベント監督が明らかにしている攻撃サッカーにも悪影響を及ぼしている。したがってベンチュラ監督のサッカーは一言で苦しいビルドアップサッカーを抜け出せずにいる。それでもベント監督は発展のための改善と変化を無視したまま、就任以来ただただ「私たちのチームだけのアイデンティティと戦術を作る」という言葉だけを繰り返している。 (中略)

就任2年7ヶ月ほどが過ぎた現在、ベント監督には期待より非難と失望がますます高まっている。これは完全に戦術周期化による後方ビルドアップサッカー哲学と、実際の試合での試合内容と結果は、まったく相反した失望しかない拙戦の競技力を見せているからだ。その頂点が韓日戦だ。あの試合でベント監督のリーダーシップは、文字通り落第点だった。まず周期化の核心である相手の分析による戦術、戦略対応に失敗した。

イ・ガンインのゼロトップ起用から出発し、奔るだけで実効性のない前方圧迫も欠かせない部分である。より大きな問題は、コンディション不在で選手起用に後方ビルドアップが言葉でしかなかったことにある。結局、これにより攻撃は日本に全然脅威ではなかった守備も崩壊し、翻弄を受けてしまった。この部分は、明らかにベント監督の指導力だけでなく、戦術周期化に重要な役割者セルジオ・コスタ首席コーチとペドロ・ペレリアフィジカルコーチの指導も俎上に登るのに十分である。 (中略)

90分試合中にシュートがわずか1つにとどまったという事実は代表監督としての資格未達である。また韓日戦で見せたベント監督の試合運営手腕は未熟で、選手たちの精神的、体力的な利点を抑えこんでしまった。さらにプランB、用兵術も行方不明で雰囲気を反転することも期待できなかった。明らかにベント監督就任後、韓国サッカーは最大の強みである精神力による闘志さえ失い、最終的に宿敵日本に評判が悪い皮肉まで聞く立場に転落してしまった。
(引用ここまで)


 いまだに尾を引いている日韓戦での惨敗。
 今度は「ベント監督が韓国代表としてふさわしいのか」というところにきた模様。
 去就問題ねぇ。

 ベント監督が就任した際に「日本は日本人監督しか雇えなかったが、韓国はそうではない。元ポルトガル代表監督という輝かしい実績を持つベント氏を監督に据えたのだ」というような韓国メディアからの評論が多くありました。
 ポルトガル代表監督としてはEURO 2012では準決勝でスペイン代表と激闘を繰り広げ、PK戦で負けて3位。
 2104年のワールドカップでは初戦のドイツに大敗したことで得失点差でグループリーグ敗退。
 その後、クラブの監督としてはかなり微妙な経歴だったようですが。
 まあ、選手時代も含めてヨーロッパのど真ん中にいた監督であることは間違いない。

 ですが、韓国代表監督として就任して以降はこれといってぱっとしない戦績。
 アジアカップでは準々決勝で優勝したカタールに負けてベスト8止まり。
 ワールドカップ予選も2次予選の現状でわりとグダっている。レバノン相手にホームとはいえ引き分けて、1試合少ないとはいえども勝ち点8で2位。
 まあ、この後はセンター方式、かつ韓国で予選が集中開催されるとのことなので2次予選落ちなんてことはなさそうですが。

 ……ぶっちゃけ現状の韓国代表を誰が率いようと同じだと思いますけどね。
 モウリーニョだろうがクロップだろうが。
 もちろん、多少の差はあるでしょうが今回の日韓戦の結果を覆すような手腕を監督に期待するのは無理でしょ。
 スコアの3-0が2-1になるくらいはあり得たかもしれませんが、どうにもならないレベルで惨敗したという全体の絵は変わらない。
 監督はピースがはまった時には魔法を使えますが、ピースがないんだから。
 まあ、ワールドカップまで残り1年半。最終予選は9月から。
 ベント監督更迭も手段だとは思いますけどね。

 ではここで2005年、韓国代表監督を更迭されたヨー・ボンフレール氏の名言をお聞きください。

「誰がやっても無理」

楽韓さん、本日の動向 - 良書が2冊ほどセールになってます

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 チェックしてみてもよい値段だとは思います。雑誌がフルで読めるのはありがたい。

 Kindleの月替わりセールで交雑する人類とコンピュータ、どうやってつくったんですか?が対象でした。どちらもジャンルに興味があれば読んでみてよいと思う良書。
 新型コロナのファクターXがネアンデルタール人の遺伝子かもしれないなんてのもちょっと面白いところ。



 コンピュータの作り方というか、「数字と人類」の話。
 もちろん、コンピュータの話がメインなんですが。「コンピュータ」なのがよいですよね。



●土曜日投資短信
 マイクロンを20株買いました。
 クォルボは200ドル到達したところで若干足踏み。切りのいいところで売りに出る株が多くなるのでしかたないのですけどね。
 信越化学工業がそろそろ第2段ロケットに着火しそうな雰囲気。ウェハの単価が上がりそうな手応えなのですよ。
 SUMCOよりも信越化を選んだのは事業に多様性があるから。
 半導体関連事業は山師的な部分があるでな……。

 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。
頭がいい人の読書術
尾藤 克之
すばる舎
2020-02-05

インドネシア「韓国に支払うKF-X(KF-21)の分担金は半分にするか、50億ドルの借款を出すか、うちで農地開拓を韓国の責任でやるかのどれかにしてほしい」と韓国政府に申し入れ

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(70)
インドネシアが提案したKF-Xオプションは(アジア経済・朝鮮語)
最近、インドネシアが韓国型戦闘機(KF-X )事業参加の条件として分担縮小、農地開発支援などを提案したことが分かった。
10日、政府関係者は、「プラボウォ・スビアント国防大臣がKF-X試作機出庫式行事に参加したことは、事業参加の意思を表明したものと見てくれていい」と語った。

KF-X事業の共同開発国であるインドネシアは、KF-X分担金を支払わないなど消極的な態度で一貫している。分担金延滞をしているインドネシアが、もし共同開発から手を離した場合、政府の輸出戦略にも支障が避けられない見通しだ。 (中略)

当時プラボウォ・スビアント国防大臣はカン防衛事業庁長と二度の面談でKF-X事業についていくつかの提案をしたことが分かった。事業に参加をしたいが、内需経済が悪化しているために韓国からの支援を要請したことが分かった。

インドネシアはKF-X分担金の割合を20%から10%に下げることを要求した。インドネシアは1兆7338億ウォンを開発段階別に分担することにしたが、今年2月までに支払わなければなら8316億ウォンのうち2272億ウォンのみ納付し、現在6000億ウォンを滞納した状態だ。防衛事業庁はこのような提案があったことをを公式では否認しているが、軍の内外では「最も有力な提案であること」という評価だ。

一部では、インドネシアが食料の開発のための支援を要請したという説も出ている。 (中略)

インドネシアはプラボウォ国防大臣に食糧開発とボルネオ島中部カリマンタン農地開発の任務を兼任させている。人口2億7000万人のインドネシアが中部カリマンタン・プランピサウ(Pulang Pisau)にソウル市の2.7倍に相当する16万5000ヘクタールを農地として開発することにしたものである。昨年9月には「食料安全保障」を保つためとして、シンガポールの面積の10倍の大きさの耕作地開発事業に本格的に着手した。

このほか、インドネシアは韓国政府になんと50億ドル、約5兆6000億ウォンの借款を申し込んだり、現在の分担金の支払い時期を2028年から2031年に遅らせる案も提示したという。
(引用ここまで)


 以前も話しましたが、インドネシア海軍の艦船は西側のもので揃えられています。
 つい先日、韓国で建造された209型潜水艦も同様ですね。現代の装備でデータリンクができないものはゴミに等しい。
 というわけで、航空機も西側のもので揃える必要があるのです。
 今年の頭に2025年までにラファールを36機、F-15EXを8機導入するとインドネシア空軍は発表しています。
 これに関して韓国側は「ラファール、F-15EXの導入は、2026年以降に戦力化予定のKF-X(KF-21)とは関係がない」という立場。

 ただ、インドネシアとしてもKF-Xにも手をつけておく必要性があるのです。
 インドネシア空軍はF-16A/B・C/Dを導入していますが。
 アメリカから東ティモールへの人権侵害について制裁を食らって、一時期サポートが得られなかったなんてことがあります(現在は制裁解除済み)。
 それがアメリカ製の戦闘機ではなくラファールやらユーロファイタータイフーンに興味を持ったりしている理由であると報じられたこともありました。
 というわけで、KF-X(KF-21)も一応はつばをつけておきたい、というものインドネシアの本音といえるのです。
 あと地域対国として「戦闘機開発に参加した」という箔がほしいというのも実際でしょう。

 とはいえ、ラファールやF-15EXに比べると海のものとも山のものともつかないKF-Xにそこまで出資はできない。
 というわけで「分担割合を10%にしてくれ」「50億ドルの借款をしたい」「農地開拓を韓国負担でやってくれ」と外交カード化しているわけですね。
 あるていど関わりをキープしておきながら、負担を下げたいというのもまた本音。
 インドネシアに携わったほうが負け、なんだよな。
 ちなみに日本もインドネシアと2+2会談を行い、防衛装備輸出に弾みをつけたいとしてたりもします。

韓国メディア「アジアの日中韓ともに人口減時代。韓国は日本の少子高齢化を追い、中国は金持ちになれないまま老いていく」

【コラム】韓国は日本の少産多死の後を追い、中国は金持ちになれないまま老いていく(中央日報)
トウ小平の改革・開放と軌跡を共にする一人っ子政策は今に大きな後遺症を残している。生産可能人口(15~64歳)が2015年10億2100万人(以下、国連人口展望2019改訂版)をピークに減少傾向に転じた。共産党は2016年から全面的に二人っ子政策を打ち出したが、2015~20年平均合計特殊出生率(女性1人が生涯で産む子どもの数)は1.69人で、2010~15年(1.64人)とほぼ変わらない。ここに62年から始まったベビーブーム世代退職者が来年から急増する。約9億人の16~59歳人口が2035年までに1億人減るという分析が出てきた。生産可能人口の減少と高齢化は中国にとって前例のない挑戦だ。「世界の工場」を支えていた労働力と社会保障が非常事態に陥った。金持ちになる前に老いる(未富先老)という80年代中国人口学者の警告が現実になるかもしれない。人口動態は米中覇権競争時代に隠された中国のアキレス腱だ。 (中略)

韓国の生産可能人口は2016年をピークに減少傾向だ。昨年3674万人から20年後には2836万人に減る。日本は95年以降減少を続けている。韓国の65歳以上の高齢個体群の増加速度は世界で最も速い。日本は65歳以上の高齢化率(28.4%)が最も高い。少子高齢化は日本の失われた20年と重なっていて、今後韓国の未来を固く締めつける可能性が高い。 (中略)

中国は少子高齢化の速度が上がる段階だ。全面的に二人っ子政策は効力を失いつつある。中国公安部が今年2月に発表した昨年戸籍登録基準出生児は1003万人余りで前年より14.9%減った。規模は絶対的だが2017年以来減少傾向だ。生活水準の向上に伴う晩婚、育児・教育費の上昇、不動産価格急騰のためという分析が出ている。韓国とも重なる部分が少なくない。中国人口は2027年にインド(14億6900万人)に追い抜かれ、2031年をピークに減少に転じる。 (中略)

中国は2030年代にGDP規模で米国を追い抜く(英国経済経営研究所は2028年としている)。だが、中国は人口減少と生産性鈍化で2050年代に米国に再び逆転される。中国天下は長く持って30年ということだ。韓国は2018年12位から2060年16位に、90年と同じ順位に戻る。日本は同じ期間、3位から5位に落ちる。2060年上位4カ国は米国・中国・インド・ドイツの順だ。人口は国の根本だ。国の枠組み、国力で焦点を広げるべき時だ。
(引用ここまで)


 日中韓の人口動態についてのコラム。
 ちょっと感じたことを散文的に書きましょうかね。

 2020年代後半には中国がアメリカを国力で追い抜く、としても2050年代には再度追い抜かれる。
 中国が焦燥感に駆られて全方位に戦狼外交を繰り広げているのには、この部分が大きいと感じられます。

 エマニュエル・トッドも著書の「問題は英国ではない、EUなのだ」で指摘したように、近年中に中国の少子高齢化は国をも潰す問題として浮かび上がってくるでしょう。
 特に農村部で激しい男あまりが生じ、女性狩りが生まれるようになるでしょうね。
 すでに北朝鮮から中国へと脱北した女性が奴隷のようにして売られています。
 先日は中国当局によって人身売買業者から引き離された脱北者が、ムン・ジェイン政権に無視された結果、人身売買業者に再度引き渡されるなんてこともありましたね。

 アメリカに追い抜かれるまでに国にとして盤石にしておきたい。
 そういった部分での焦りがあって戦狼外交を繰り広げているのはあるのでしょう。
 どう考えても逆効果にしかなっていないと思いますけどね。

 韓国は……教育事情と雇用率をなんとかしないことには。
 とりあえず合計特殊出生率が1.0を切り続けると国がどうなるのか、という実験をやり続けてくれるのだからありがたいというか。
 トッドのような人口学者にとっては絶好のサンプルなのでしょう。