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2019年04月

韓国メディア「もしかしてムン・ジェインってG20大阪で唯一首脳会談ができない招待客だったりする?」……お、いいところに気がついたね! いまさらだけど

G20:韓国、唯一「主催国と首脳会談できない国」になる恐れも(朝鮮日報)
 来月末、大阪で行われる主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)で、韓日首脳会談が行われないかもしれないという見通しが日本国内で取りざたされている。東京のある消息筋が30日、「安倍晋三首相の首脳会談日程は分単位で決まっている。現時点では韓日首脳会談が実現する可能性は高くない」と語った。

 日本の自民党の気流もこうした見通しを裏付けている。共同通信によると、29日の自民党外交部会会議ではG20サミット時に韓日首脳会談をしてはならないという意見が出たという。同会議に出席した外務省の金杉憲治アジア大洋州局長が「G20サミットには37の国、国際機関の首脳たちが首席する。安倍首相は優先順位を決めて個々の会談を行う」と報告したところ、中曽根弘文元外相は「日本は韓国に無視されている。G20サミットで文在寅(ムン・ジェイン)大統領がお見えになるのだろうが、毅然(きぜん)とした対応をとってほしい」と述べたとのことだ。

 G20サミットで安倍首相は米中露の首脳のほか、新興経済国の首脳、欧州連合(EU)執行委員長らとの会談日程を調整していることが分かった。韓国大法院(最高裁判所)の強制徴用判決など、両国間の対立を理由に安倍首相が文在寅大統領と個別に会わないとなると、ややもする韓国は「主催国と二国間会談を行えない唯一の国」になりかねない。外交消息筋は「韓国の『ひとりぼっち外交』説が拡大するだろう」と語った。
(引用ここまで)

 来月末のG20大阪まであときっかり1ヶ月。
 ここまできて決まっていないのであれば、もう日韓首脳会談はないと判断してもよいでしょうよ。
 もちろん、なにか不測の事態に備えた予備時間は確保してあるでしょうから、急遽そこにねじこむということは技術的にはできなくもないのでしょうけども。
 たとえば「ムン・ジェインが『徴用工裁判はすべて韓国政府が責任を持って対処する」と公式に表明するなんてことがあれば、ですけどね。
 まあ、そんなことはあり得ないので当然のように日韓首脳会談もあり得ないというだけの話。
 日本側は韓国政府の出方を見ているいるだけですよ。
 そうでもなければ、あえてG20前に仲裁委員の選出を終えていなければならないというスケジュールにした意味がないですからね。

 ただ、先月くらいには韓国側からは「日韓関係を立て直すためにもG20で首脳会談しなければならない」みたいな記事がいくつか出てて「ああ、日本側の怒りというものはやっぱり伝わっていないんだな」と。
 「令和という新時代になったのだから日韓関係は新たにセッティングし直そう」なんて新駐日韓国大使からの発言なんかもありましたね。
 どう見ても苦し紛れのものでしたけども。
 韓国側には首脳会談さえしてしまえばなんとかなる……というような意識があったようですが、日韓関係はそんなステージにないのは明らか。
 ようやく韓国側もその事実に気づきつつある、というところがこの記事の要点と言えるかな。

 もはや、日本に「韓国と仲良くやっていこう」というもティベーションがないのは明らかです。
 韓国側と会談して都合よく発言を切り抜かれでもしようものなら、夏の参議院選挙を控えて致命的になりかねない。
 安倍総理も同様です。
 日韓首脳会談をした上で徴用工裁判について解決できなかった場合、政権に致命傷となるでしょう。
 ムン・ジェインが手土産を持ってくることができない以上、G20という晴れの舞台で日韓首脳会談を行うことはできない、ということなのですよ。

韓国国会議員訪日団「日韓関係の悪化がここまでとは……」「このまま資産売却などしたら大変なことになる」と認識できた模様……冷遇が意図したものかどうかはともかく、「効いている」ようです

訪日議員団「日本では『文大統領、日本問題に関心がない』という」(中央日報)
千氏は30日、中央日報の電話取材に対して「日本のジャーナリストたちは『文在寅(ムン・ジェイン)大統領は日本問題に何の関心もないようだ』と話していた」と伝えた。千氏は「日本国内の雰囲気が非常に良くない。日本の議員さえも韓国の議員に会うのを敬遠するほど」とし「日本のジャーナリストたちは『韓国人よりもむしろ日本人のほうが強制徴用判決問題に対してずっと関心が高い』と話していた」と伝えた。特に、日本側が仲裁委員会の構成を求めていることに対して、千氏は「日本が攻勢的に出ているのに、韓国政府は表面的には何の反応もないように見える」とし「大統領を含めて政府がこの問題に対する立場をはっきりと打ち出して対話を始めなければならない」と促した。

尹氏も中央日報の電話取材に対して「我々が感じている韓日関係の悪化と比較して、日本で感じる悪化水準は想像以上」としながら「日本人の韓日関係専門家の一人は『文在寅政府が終わってこそ韓日関係が改善される』という表現まで使った」と伝えた。

兪氏は「これまで日本に数回訪問したが、これほどまで議員が面会の場に出てこないのは初めて」としながら「数カ月後、日本企業の資産売却が実際に執行に入れば本当に大変なことになるかもしれない。すでに下された判決は仕方ないが、政府が外交的な努力を傾けて、韓日関係が破局へ向かうことだけは阻止しなければならない」と話した。
(引用ここまで)

 5人で20選とかいう韓国の重鎮議員が雁首を揃えて日本にやってきたものの、当選1回、それも政界引退を宣言している渡邉美樹議員にしか会えなかった件、まだまだ韓国側の報道は続いています。
 今回は「日韓関係の悪化具合は想像以上のものだった」、あるいは「徴用工裁判の資産売却が起きれば本当に大変なことになる」という認識を得た、とのことですが。
 まあ、彼らがにきた最大の成果がこれでしょうね。
 これまで楽韓Webでも何度か書いてきたように、日本側の怒りというものが韓国側にうまく伝わっていないという感触はあったのです。
 それが今回の訪日議員団によってうまく伝わっているのではないか、という気がしますね。

 以前、ソウル大学の教授が「アメリカの韓国疲れは日本のロビー活動だと思っていたけども、実際にアメリカに行ったら本当だった」と衝撃を受けていたことがありましたっけね。
 2015年に訪日した金大中(朝鮮日報主筆・大統領とは同姓同名だけども関係なし)も「日本の嫌韓が想像以上に進んでいた」と認識したなんてこともありました。
 実際に行ってみないと分からないことっていうのはけっこうあるものです。
 一時期話題になった韓国のスケキヨ丼こと鮎ごはんは、実際にはごはんに刺さっていなかったなんてことも行かないと分からない(笑)。おっと、移転に際して画像が落ちてるな。あとでフォローしておきます。

 そういう意味においては、今回の訪日団を冷遇したのはよかったですね。
 日本の雰囲気、空気というものをよーく味わえたのではないかと思います。
 日本側は通常国会の会期末であることに加えて、解散風が微風ながらも吹いていることもあって本当に相手をする時間が取れなかっただけじゃないかという気もするのですが。
 ま、こういった対応をするのが韓国側に効くのだという認識ができた、ということが収穫ともいえますかね。

韓国「反日フェイク」の病理学(小学館新書)
崔碩栄
小学館
2019/4/8

「トランプと安倍の蜜月」を指をくわえて見ているだけの韓国……「アメリカと韓国は血盟ではなかったのか?」と叫ぶ

【中央時評】「親日派トランプ」にした安倍の反撃(中央日報)
ひとつはっきりしたことがある。米国が間違いなく日本側に立ったという事実だ。日本を国賓訪問したドナルド・トランプ米国大統領が26日、安倍晋三首相とゴルフカートに乗って満面の笑みで撮影した「自分撮り写真」を見た瞬間、「ゲームは終わった」という考えさえした。韓国と日本が鋭く葛藤していることを明らかに知りながら、トランプはこれ見よがしに日本のほうに回ったのではないか。 (中略)

こういう騒々しい隣の家の「祭り」を見ながら、韓国国民としての筆者の心は穏やかではなかった。トランプの態度は、先月11日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領がホワイトハウスを訪問した時とあまりにも対照的だ。当時、文大統領は1泊3日という多忙なスケジュールを組んで飛んで行ったが、トランプと単独面談した時間はたったの2分で終わった。これほど忙しいトランプが安倍に与えた時間は11回の首脳会談25時間45分を差し引いても、5回のゴルフ時間だけで16時間10分になると日本メディアは伝える。ゴルフをするかしないかではなく、誠意と配慮の問題だ。まるで自分が冷遇を受けたように顔がカッと熱くなる。

安倍はトランプを「親日派」にして局面をひっくり返した。トランプの口から東海(トンヘ)ではなく「日本海」という言葉が何もなしに出てきただろうか。北核交渉で「ジャパンパッシング(Japan passing)」を心配していた日本は新たな「仲裁者」として出る勢いだ。安倍は「北朝鮮問題で日米の立場は完全に一致する。金正恩(キム・ジョンウン)と条件を付けずに会う」と大声を上げた。来月28~29日、大阪20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)は「花見劫」だ。安倍としては韓日首脳会談をしてもいいし、しなくても損することがない。残念なのは韓国のほうだ。膠着状態の北核問題に突破口を開くためには、トランプをつかんで離さない安倍に会って側面支援を要請する必要がある。そのためには日本の強制徴用解決法を一部受け入れなければならないが、「親日清算」を叫んでいたため駆け寄ることも無視することもできない状況だ。隣の家が主催する国際行事に行ったものの、主人と単独会談もできずに手ぶらで帰ってくることがあれば、これほどの恥さらしも他にない。日本を見下していたツケが回ってきている。

米国の権力は厳格に存在する現実だ。国際関係で「永遠の友人も、敵もなく、永遠の利益だけが存在する」ということを看破した安倍の執念は恐ろしい。韓米同盟が弛緩し、米国が日本に傾いたといううわさが韓半島(朝鮮半島)周辺に出れば、我々韓国の体面は丸つぶれになる。中国は韓国をさらに甘く見るようになるだろうし、北朝鮮は米国と刺々しい仲裁者・韓国をさらに無視するようになるだろう。米中朝日の間からはじき出されて孤立する悲しい影がちらつく。

最近では、習近平中国国家主席は大阪G20サミットに参加したあと韓国に立ち寄ってほしいという韓国側の要請を断ったという。2017年12月、文大統領訪中の時に「一人飯」の冷遇に耐えながら機嫌を取ったが無駄だった。かえって米中覇権競争が本格化すると、「こちら側につけ」と迫り事大外交を復活させようとするのが中国だ。米中貿易戦争の中、米国の「反ファーウェイ(華為)」グループから離れろと圧迫しているが、THAAD(高高度ミサイル防衛)事態の恥辱と悪夢が脳裏をよぎる。 (中略)

経済力と国際的地位は比例する。文大統領は「30-50クラブ、すなわち人口が5000万人以上で1人当たりの国民所得3万ドルを成し遂げた世界で7番目の国になった」と自慢した。米国・日本はもちろん、ドイツ・フランス・英国・イタリアなど30-50クラブ国家が外交舞台でこのような侮辱を受けたという話を聞いたことがない。歴史と現実を分けることができない現政権の中途半端な「運動圏外交」が韓国国民の自尊心にも傷を残している。このような有様にした外交責任者がいまだに健在なのは、本当に恥知らずなことだ。
(引用ここまで)

 いやあ、この記事は面白い。
 もちろん、こんな状況に追いこまれた韓国人の「どうしてこうなったんだろう」血の叫びとしても面白いのですけども。
 2分間首脳会談と3泊4日の密着具合を比べたらまあそうなりますわな。
 でも、本格的な面白さというのはそこではないのです。

 「アメリカと相対する時、韓国は日本と同等、もしくはそれ以上の立場にいるはず」という韓国人の思い込みを吐露しているところが韓国ウォッチャーとしてはかなり面白い。
 韓国は東アジアの同盟国として日本と同等の立場である、と考えているのですよ。
 むしろ太平洋戦争で覇を争った日本よりも、朝鮮戦争で血盟として共に戦った韓国が優位にある……くらいですかね。
 少なくとも東アジアだけでなく、アジアでは一番の同盟国が韓国である、という認識なのです。

 幾度となく韓国メディアや韓国政府から「日本の歴史認識に対して、アメリカは正義の鉄槌を下すべき」みたいな話が出てきます。
 そして、今回の訪日よりも先に訪韓してほしいとムン・ジェインがトランプ大統領に電話会談で乞うたことや、ノ・ムヒョンがブッシュ大統領(当時)に「小泉がクロフォード牧場に招かれたのであれば私も招かれるべきだ」と大騒ぎしたこと。
 あるいは「安倍による議会演説をアメリカは拒絶すべきだ」「少なくとも演説の中で韓国への謝罪があるべきだ」という動き。
 ソ・ギョンドクが「真珠湾攻撃」をニューヨークタイムズの広告に出したのも同じ文脈ですね。これ、「戦争で戦った日本よりも、同盟の地位として韓国が上位であることをアメリカは忘れるな」という話です。  これらの「アメリカは日本よりも韓国を優先すべき」というエピソードは「アジアでアメリカ一番の同盟国である韓国」という意識があってのものなのです。

 その意識が安倍総理の議会演説や小泉総理のクロフォード牧場訪問、オバマ大統領の広島訪問といったイベントで度々崩されてきたのですが、ここにきてそれが決定的になったというところですかね。
 そもそもの認識が間違っていた、というところに辿り着くことができれば外交戦略を見直すきっかけにもなるでしょうけど……まあ無理かな。

FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実
ボブ・ウッドワード
日本経済新聞出版社
2018/11/30

U-18韓国代表が中国でのユース選手権で優勝 → 優勝カップを踏みつけて記念撮影……ああ、韓国人だったらそのくらいのことはやるでしょうね

トロフィー踏みつけ排尿ポーズ…U-18韓国代表の優勝が取り消しに(ゲキサカ)
 中国で開催された国際ユース選手権『パンダ・カップ2019』でU-18韓国代表の選手が優勝トロフィーを踏みつけるパフォーマンスを行った問題で、中国サッカー協会(CFA)が30日、同チームの優勝を取り消したことを発表した。

 韓国、中国、タイ、ニュージーランドの4か国が参加した同大会でU-18韓国代表は29日、中国を3-0で下し、3戦全勝で優勝を達成。しかし、セレモニーの際にトロフィーを踏みつけるなどの行為が問題となっていた。韓国『ヨンハプ・ニュース』によると、トロフィーに向かって排尿するようなポーズを見せた選手もいたという。 (中略)

問題を重く見たCFAは優勝の剥奪を決定。アジアサッカー連盟(AFC)にも報告したようだ。
(引用ここまで)

 この行為、日本人にとっては似たような思い出がありますね。
 WBCで韓国代表が勝った際にマウンドに韓国国旗を立てたことです。それも2006年、2009年と2回も。
 まあ、どっちもその後の対戦で返り討ちにしてくれたのですが。
 2006年は準決勝、2009年は決勝で。どちらも結果は日本代表の優勝。
 そしてその後、韓国代表はWBCで第1ラウンドを突破できなくなりましたとさ(笑)。  韓国代表が優勝したプレミア12では「国旗の用意はしていたけど国旗をマウンドに立てなかった。我々はマナーでも優勝したのだ」みたいに言っていて、「なんだこいつら……」ってなっていましたが。
 他に野球ではU-18の大会で韓国代表が優勝した際にマウンドにペットボトルを散らかしたまま帰ったなんてこともありました。

 WBCの件と今回の件、両方合わせると韓国人のマナー意識というものがこのていどである、というのは分かってもらえるんじゃないでしょうかね。
 単発の出来事では「傾向」を語ることができません。しかし、韓国がこうして繰り返してくれること、そして楽韓Webがそれを記録していくことで「傾向」として位置づけられるようになるのです。
 ところで報道によっては「カップの剥奪」だったり「優勝剥奪」だったりするのですが、詳細が分かったら追記しておきましょう。

みっともない! 「お行儀の悪い人」と言われないために―― (KAWADE夢文庫)
夢プロジェクト
河出書房新社
2006/5/1

ついに在韓米軍が韓国政府に「THAADミサイルの正式配備を認めろ!」と詰め寄る。韓国政府関係者「まるでアメリカと中国、どちらを選ぶのかと言われたかのようだった」……それではここでTHAAD配備にまつわるグダグダをまとめてみよう

カテゴリ:米韓関係 コメント:(89)
米国、韓国にTHAADの正式配備を要請か(朝鮮日報)
 昨年末にワシントンで開催された韓米統合国防対話(KIDD)において、米国が慶尚北道星州の基地に臨時配備されている米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の正式配備を急ぐよう、韓国側に要請していたことが29日までに分かった。ある韓国軍関係者は「この会議で米国は2日間にわたり2回以上、THAADの早期配備を要求してきた」「しかし韓国側は環境影響評価など、民主的な手続きが必要との原則的な回答しかしなかったようだ」などと明らかにした。韓国軍内部では「軍のトップ同士の会議であるKIDDで米軍がTHAAD配備を要求したことは、中国への圧力に韓国も参加するよう求めてきたことに他ならない」といった見方も出ている。米国は先日、韓国政府に対し、中国の通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置に参加することや、南シナ海における航行の自由作戦への支持などを要求してきたという。これに加えてこれまで落ち着いていたTHAAD問題まで表面化したことで、米中間の利害関係が鋭く対立する問題の全てにおいて、韓国政府は選択を迫られる状況に追い込まれている。 (中略)

 米軍は兵士の劣悪な居住環境改善などを理由に、星州基地の改修に向けた協議を韓国軍と進めてきたが、交渉は全く進展していない。陸路の開放を求める米軍と、これに難色を示す韓国政府の間で折り合いがつかず、話し合いはずっと平行線を続けてきた。そのため米軍は宿所用のコンテナを星州基地に運び込んだようだ。

 在韓米軍THAAD砲兵部隊は2017年4月と9月の2回にわたり、慶尚北道星州基地に必要な装備を分散して搬入したが、それでも現場では野戦(臨時)状態での運用が続けられてきた。そのためレーダーや発射台など核となる設備は配備されたものの、発電施設や兵士の居住に必要な施設は今も設置されていない。影響で兵士たちは臨時に改装されたかつてのゴルフ場クラブハウスで食事や宿泊を行っている。これに加えてTHAAD配備に反対する活動家らによる抗議行動の影響で、陸路を通じた資材の搬入も制限されているため、必要な物資の補給も円滑に行われていない。

 韓国国防部は2017年11月、それまでゴルフ場だった星州基地施設の1回目の補修工事を完了したが、劣悪な環境は改善されていない。そのため今もクラブハウスのロビーやロッカールームなどには野戦用の簡易ベッドが設置され、兵士たちはそこで生活している。またボイラーの水漏れやエアコンの故障といった問題も相次いでおり、トイレなどの基本施設も足りない状況だ。このような不満が報告されたことで、国防部は昨年、米軍兵士のため2段ベッドを持ち込み、トイレなどの改修も行ったが、根本的な解決には至っていないようだ。上記の韓国政府関係者は「今も何人かの米軍兵士が狭い空間で不便な生活を強いられている」「われわれが見ても環境は非常に悪い」と伝えた。米軍はTHAADに必要な発電施設用燃料を毎週2-3回ヘリコプターで空輸している。しかし発電量が足りないので、この問題を解決するため昨年11月にはTHAADに使用するバッテリー用車両をヘリで空輸した。 (中略)

 星州基地の入り口には今もおよそ10人の活動家が抗議行動を続けており、資材や機器などの搬入の様子を見守っている。上記の韓国政府関係者は「活動家の人数は以前に比べてかなり減ったが、それでも周辺住民などによる抗議行動は続いている」と伝えた。韓国軍などからは「中国の顔色をうかがっているわけだが、最終的にはいつかTHAADは配備されるだろう」「米軍の不満をいつまでも見て見ぬふりはできない」などの声が上がっている。
(引用ここまで)

 在韓米軍がTHAADミサイルを設置してから2年ほどになりますかね。
 ちらっと韓国でのTHAAD配備への道、みたいなものをまとめておきましょうか。

 2017年5月の当初は2基のランチャーのみで暫定配備だったのですが、北朝鮮ミサイル危機を受けて7月には残りのランチャー4基も配備されてフルセットになりました。
 そもそもムン・ジョンイン特別補佐官が暫定配備のあとに「在韓米軍であろうと大統領であろうと法を超えられない。環境アセスメントを1年以上、できれば2年はする」って言っていたのですよ。2017年の6月でした。
 で、7月28日には「徹底的にやるからTHAADのフルセット配備は当分は無理だ」って大統領府から宣言がありまして。
 その夜に北朝鮮がICBMの発射テスト。
 未明にはムン・ジェインがTHAADの追加配備決定していたっていう。
 ぶれっぶっれでしたね。まあ、これはいい意味での君子豹変だったと思いますけども。

 THAAD配備についてムン・ジェインは大統領選挙中から「環境評価を」と言い続けてきましたが、選挙戦後半になってからは「外交的に解決し、安全保障と国益を同時に守る腹案がある」とか言い出して「おっと、こいつからは鳩山臭がするぜぇ!」って話になったことを覚えています。
 これも強烈な印象だったなぁ……。

 で、中国がそれに反発して韓国への観光客を送らなくなったり、ロッテグループをあからさまに取り締まって中国からロッテマートを撤退に追いやったりしてましたね。
 慶尚北道の星州にあったロッテグループ所有のゴルフ場をTHAAD配備の基地として供出したためです。
 中国はTHAAD配備が云々されるようになった時点で「配備されたら中韓関係は一瞬で破壊される」と警告していたのですから、それを忠実に履行しただけなのですけども。

 で、フルセット配備になってからこっち、ゴルフ場への唯一の道に施設検問所を設置して資材搬入を阻止しているのですよ。
 一応、地元住民もいるらしいですけどね。90歳の老婆を前面に押し出して強制排除を免れるを止めたなんてこともやってました。
 どっかで見たことのある風景ですが、ああいった連中がやることって基本的に共通しているんだろうなぁ……。
 ちなみにこの連中がTHAAD配備反対の理由として挙げていたのは「強い電波で農作物がダメになる」「ミツバチが全滅する」「住民が癌になる」というようなものでしたが、なぜか韓国政府が電波強度を計測しようとしたら「勝手に計測するな!」と激オコで中止に追い込まれたのでした。
 最終的には計測が行われて「人体に影響があるレベルではない」と判明。

 で、さすがにアメリカ政府、在韓米軍共に現状の劣悪なTHAAD基地の状況をなんとかしろと言い始めたと。
 いまだに韓国政府は「環境アセスメントが終わっていないし、今年中にも終わりそうにない」って言い続けているのですが、さすがにもう時間切れ……。
 というか、米軍側も夏までにはまともなエアコンの効いた宿舎を作りたいというのも本音でしょうね。
 こんな部分から駐留への嫌気が差してくる、なんてことはよくあることでもありますけどねー。