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2019年04月

ムン・ジェイン、執権から2年。対北朝鮮・外交は45%が支持するものの、経済政策への支持率は……

文政権発足2年 対北政策45%が支持=経済は低評価(聯合ニュース)
 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権発足から丸2年を控えて実施された世論調査で、文政権の福祉と対北朝鮮・外交政策を支持する割合が50%前後と比較的高かった一方、雇用・経済政策、公職者人事の支持は30%未満と低調だったことが分かった。世論調査会社の韓国ギャラップが3日、主要分野別の政策評価の結果を発表した。 (中略)

 文政権の福祉政策を支持する回答は51%、不支持は33%だった。  対北朝鮮政策と外交政策はともに45%の支持を得たが、2月の調査に比べると北朝鮮政策の支持は14ポイント、外交政策は7ポイント、それぞれ低下した。 (中略)

 この他の政策の支持は、教育が33%、雇用・労働が29%、公職者人事が26%、経済が23%だった。
 一方、文大統領の支持率は前週から1ポイント上がり45%となった。不支持率は1ポイント下落の45%。
 韓国ギャラップによると、就任から2年を前後した歴代大統領の支持率は、金泳三(キム・ヨンサム)氏が37%、金大中(キム・デジュン)氏が49%、盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏が33%、李明博(イ・ミョンバク)氏が44%、朴槿恵(パク・クネ)氏が33%だった。
(引用ここまで)

 ムン・ジェインが執権してからこの5月でちょうど2年になります。
 というわけでこの2年間の成績表ともいえる各政策への支持率が公開されました。
 対北朝鮮外交、およびそれ以外の外交では45%。
 なにひとつ進んでいない現状でもまだ45%が支持しているというのがすごいと言うべきか。
 韓国では「対北朝鮮」というものが別格の意義を持っていることが分かりますね。
 南北首脳会談を3度やったということだけでも、だいぶ評価が高いのでしょう。

 で、雇用・労働については29%、経済政策は23%。
 まあ、このあたりが韓国人の本音ではないかなぁという感じです。  雇用に関しては29%支持率があるというのがむしろ不思議。
 雇用を維持できている層にとっては支持すべき政権なのでしょうかね。

 経済については……まあこんなもんだろうなぁと。
 支持率が点数であるとするなら、見事なまでの落第点。
 ただ、こちらについても上層にとっては満点なのでしょう。なにしろ所得上位20%までの層は収入がぐっと伸びたとのことでしたから。
 もともと、韓国社会というのは「大多数の下層の富を上層が吸い上げる」というフォーマットで伸びできたのですよ。r  ここ10年ほどはそれが若干なりとも是正されてきた部分があったのですが、ムン・ジェイン政権で一気に30年前の構造に戻りつつある感じですね。
 あれほど「経済弱者を救済する」って言ってたはずの大統領が、まるで正反対の方向に進んでいるというのがなかなかに面白いところではあります。

韓国の大型スーパーが1羽丸ごとチキンを5000ウォンで販売開始。通常価格の1/4で「営業妨害だ!」と自営業者が激オコ

「1匹5千ウォン」マート印チキン……9年ぶりに戻って「チキン戦争」(JTBC・朝鮮語)
会員登録するだけでチキン一匹に5000ウォン。
一般チキンの1/4の値段にもならないためにお客様が集まってきます。

チェ・ジンヒョク・大型マートの従業員「1日あたり200匹限定販売していて。早い時には、午後2~3時頃には売り切れます」

先月「5000ウォンチキン」12万匹が一週間で売れたために、今度は17万匹に増やしました。
自営業者は大きく反発します。

キム・ジョンベク・韓国フランチャイズ産業協会対外協力チーム長「これは客を釣るための商品であって、一般の自営業者たちもこの価格では競争をすることができない。通常の価格ではないでしょう」

割引イベントを自制するようにと、当該マートに公文書も送信しました。
自営業者の生存が脅かされるということです。
(引用ここまで)

 以前にもちらっと書いた、まるごと1羽(韓国でいうところのハンマリ)のフライドチキンが5000ウォンが大型マートで売られるようになった件。
 通常のフランチャイズ店では2万ウォン前後で販売されているものです。
 韓国がデフレの入り口に立ったと言えるかも知れませんね。

 記事中にもあるように大型マートの客引き商品として200羽の限定品となっているのですが、それが韓国の自営業者を圧迫するということで、フランチャイズのチキン店からクレームが飛んでいるそうです。
 なにしろ、一昨年の統計ではフランチャイズ、個人店合わせて韓国全土でチキン店が3万6000店舗
 世界のマクドナルドの店舗数よりも多いチキン店が韓国国内だけであるのです。
 自営業と言えばチキン店。チキン店と言えば自営業という図式が韓国では成り立っているわけです。
 昨今のムン・ジェインの経済政策によって減少をはじめているのですけどね。
 それでなくて自営業者は所得主導成長によって廃業の危機にさらされている状況なのですが、そこに1/4の価格で大型マートが参入したらどうなることやら。
 9年前にも5000ウォンチキンをロッテマートが販売したのですが、当時は自営業者からの圧力によって1週間ほどで販売停止に追いこまれました。
 もはや大型マート側も客を引きこむためには手段を選んじゃいられない、ということなのでしょうね。

 あ、ちなみに韓国の助数詞は生き物ならすべて「匹」。車両、飛行機等はすべて「台」というようになっております。いつもは直しているのですが、韓国の雰囲気を味わってもらうためにママにしてみました。
 まあ、そういう文化なのだからしかたない。

ムン・ジェイン「日韓関係改善のために知恵を出し合おう」……その言葉、意味のないテンプレートでしょ?

文大統領「日本と良い関係つくるべき」 関係改善に意欲(聯合ニュース)
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2日、青瓦台(大統領府)で識者らと行った昼食会で、日本との関係について、「極めて良い外交関係を発展させていくべきだと思う」として、「安全保障のためにも必要で、経済、未来発展のあらゆることのためにも日本と良い関係を結ばなければならない」と述べた。 

出席者から悪化している両国関係について、「日本は令和時代に変わるなど、新しい転換点を迎えている」として、両国関係にも「新しい動きが必要だ」との指摘を受け、文大統領は対日関係について言及した。 (中略)

 文大統領はこの日の昼食会で出席者に対し、日本の人と議論する機会があれば、両国が共に知恵を出し合い、良い解決方法が必要だということを伝えてほしいという趣旨の発言をした。

 一方で文大統領は「最近は日本がそのような(韓日関係の)問題を国内政治に利用し、問題を増幅させている傾向があるようで非常に残念だ」とも述べた。
(引用ここまで)

 ムン・ジェインが昼食会において「日本とのよい関係を結ぶべき」と言ったってことでニュースになっているのですが。
 言っていることはいつのもアレ。
 「知恵を出し合ってよい解決方法が必要」とかもう何度聞いていることやら。

 ムン・ジェインの今年の新年記者会見でも言っていましたし。
 徴用工判決後の外交部報道官からも同じ言葉が出ました。
 首相であるイ・ナギョンからも去年の10月に同じ発言がありましたし。
 そもそも慰安婦合意を実質的な破棄に持っていく際にもムン・ジェインが言っていた言葉でもあります。
 なんの意味も持っていない言葉なのですよ。

 実際、もう幾度に渡って聞き飽きた言葉。
 なんの実効力もなし。そもそもなにも考えていない。空虚な言葉。
 日本について問われたらこれ言っておけばいいだろうくらいのものになってます。


 最後の「日本が日韓関係を国内政治に利用している」なんてのも何度も言っていることですね。
 どっちもテンプレートの繰り返し。
 実際には改善しようなんて考えちゃいないのですよ。
 ま、それはそれで日本側にも都合がいいことなのですけどね。

自動化されているよなー。
テンプレート仕事術―日常業務の75%を自動化する
信太 明
東洋経済新報社
2010/4/29