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2019年04月

新駐日韓国大使「改元があり、G20があり、東京オリンピックがある。日韓関係も新たなセッティングができそうだ」……苦し紛れだけども、こうまでしないと「いい話」ができないという意味でもあるわけか

新駐日韓国大使「韓日関係再設定の良い機会」 G20首脳会談など(聯合ニュース)
韓国の南官杓(ナム・グァンピョ)新駐日大使は7日、記者団に対し、「本当に難しい時期に駐日大使として赴任することになった」とし、「日本も(改元により)新たな時代が開かれ、来月にはG20(主要20カ国・地域)首脳会議、さらに東京五輪など両国関係を新しくセッティングする良い条件が作られている」との認識を示した。

 また「わが政府は韓日関係をとても重要視しており、韓日関係がうまくいくべきだということに揺るぎはない」として、「両国で知恵を出し合い、様々な懸案を解決するのに最善を尽くす」と付け加えた。

 南氏は「両国で知恵を出し合う意思疎通は何よりも相互尊重、相手の立場を互いに尊重することが重要だ」とし、相互尊重と理解を基に解決方法を探すと話した。
(引用ここまで)

 これまで恩賞として与えられていた駐日大使の地位が、駐日大使館に勤務した経験のある人物に変わるということで一部では期待されているとのことです。
 それがこのナム・グァンピョ氏。
 外交部勤務を続けてきた外交官である、とのこと。

 ムン・ジェイン政権の大統領選スタッフであっただけの前任者とは多少は異なるのでしょう。 それでもまあ、こんな間抜けな話をせざるを得ない。
 大使としては苦しい立場ではありますね。
 新時代に突入したからって韓国とは関係ないって言われりゃそれまでの話。
 苦し紛れでしかないですね。
 韓国側からしてみたらG20、即位の礼、東京オリンピックと首脳会談の機会があるとの認識なのでしょうが。
 まずG20ではないだろうなぁ……。

 すでにG20での日韓首脳会談は日本側から拒絶するという話がリークされています。
 加えて以前も書いたように、首脳会談の前条件として日本側としてはムン・ジェインが徴用工裁判についての対応策、それも日本側が望む形での解決策を持ってこなければならない。
 そうでなければ日韓基本条約を侵害した形のままで首脳会談を行ったことで、日本側が現状を黙認していると考えられかねない。
 逆にいえば韓国側としたらそれが狙い目なのでしょうけども。

 日韓首脳会談が決まっていないであろうことはムン・ヒサンから特使が派遣されてくるというエントリでもちらっと引用しておいた、日韓議連・韓日議連の合同幹事会を前倒ししたことからも分かります。
 本来の日韓議連の合同幹事会が開かれる6月上旬では、G20のすべてのスケジュールが決まってしまった後になってしまう。G20大阪は6月末開催。
 そこで急遽3週間以上も繰り上げて5月中旬に開催して状況を確認しようということになったのだろうと思われます。
 この動きから見ても、G20での日韓首脳会談は決まっていないことは間違いない。

 かつてであればなし崩しに首脳会談が開催されてしまっていたのでしょうけども。
 日韓関係にとって去年から今年、来年にかけての令和元年前後はまさに記念的な年になるのではないかと思われますよ。

米韓首脳がミサイル発射について電話会談 → 韓国大統領府「トランプ大統領は北朝鮮への食糧支援への賛意を述べた」……あれ、ミサイルは?

「トランプ、北への食糧支援支持」青瓦台の発表内容、ホワイトハウスの声明にはなかった(中央日報)
米国のドナルド・トランプ大統領が7日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との電話会談で「韓国の対北朝鮮食糧提供を支持した」という青瓦台(チョンワデ、大統領府)の発表内容がホワイトハウスの発表文から抜けた。青瓦台はこれに先立ち、コ・ミンジョン報道官名義で両首脳の35分間の会談直後、「トランプ大統領が、韓国が北朝鮮に食糧を提供することが非常に時宜適切で、肯定的な措置になると評価して支持した」と明らかにした。時間上、1時間後に出された声明で、ホワイトハウスはこの食糧支援について全く触れなかった。

ホワイトハウスはジャッド・ディア副報道官名義で「トランプ大統領と韓国の文在寅大統領は、北朝鮮(DPRK)関連の最近の動向と、最終的かつ完全に検証された非核化(FFVD)の達成方案について議論した」とする短い論評だけ出した。「両首脳は最近、世界食糧計画(WFP)や国際連合食糧農業機関(FAO)が発表した北朝鮮食糧実態報告書に対して意見を交換し、トランプ大統領の韓国の人道的次元の食糧支援を支持した」という食糧部分はまるごと外したのだ。中央日報が改めてトランプ大統領の食糧支援関連の発言内容と米政府の立場を聞いたが、声明以外の別途の言及は拒絶した。
(引用ここまで)

 昨夜に北朝鮮の多連装ロケット砲、および短距離弾道ミサイル発射についてムン・ジェインとトランプ大統領の間で電話会談が持たれまして。
 その場でムン・ジェインから「北朝鮮の食糧不足に対して人道的支援を行いたい」との申し入れがあり、それに対してトランプ大統領からも賛意が得られたと韓国大統領府が発表しました。
 ……なにを言っているか分からない?
 正直、こちらとしてもなにを書いているのかよく分からないので当然でしょうね。
 どこからそんな話がでてくるのやら……って感じです。

 一応、北朝鮮の飢餓状況についても書いておきましょうか。
 以前にも書いていたのですが、春窮はだいぶひどいことになっている模様。
 国連傘下のWFPは1010万人の食糧が足りていないと警告しています。

北朝鮮、数百万人飢餓迫る 深刻な食料不足と国連機関(日経新聞)

 北朝鮮の人口が2500万人台とされていますから、人口の40%ていどが飢餓に陥りかねないという事態。
 ただし、制裁についていえば食糧の購入については問題なくできるようになっています。
 その食糧を買う外貨がないんじゃないかって気もしますけどね。

 で、韓国は以前から人道的支援をやりたがっていたのですが、ついにその機会が現れた……ということになりますか。
 ただし、「トランプ大統領から賛意を得ることができた」と主張しているのは大統領府のみ。
 ちょっと面白い記事タイトルがニューヨークタイムズにあったのでお伝えしましょう。

Trump Supports Food Aid for North Korea, South Says(NYTimes)

 「トランプ大統領が北朝鮮への食糧支援を行う、と韓国は主張している」ってところですかね。
 短距離弾道ミサイル発射という北朝鮮がアメリカに約束したモラトリアムにこそ反していないものの、国連安保理決議違反を行っていることは間違いない。それにも関わらず、支援を行うのだろうか……といったような論調。
 中央日報の記事も同様で「ホワイトハウスからは大統領府の言っているような熱意は感じられない」といったところでしょうか。
 またムン・ジェインがひとりで寂しく踊っていただけ、なんてことにならなければよいのですが。

北朝鮮 核の資金源―「国連捜査」秘録―
古川勝久
新潮社
2017/12/22

ムン・ヒサンからの特使が天皇謝罪要求発言の釈明のために日本に派遣される模様。さて、どう扱うべきか……

韓国国会議長の特使、13日訪日で調整(産経新聞)
 韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長の特使が13日に訪日する方向で調整が進んでいることが7日、分かった。日韓議員連盟(額賀福志郎会長)幹部が明らかにした。

 文氏は、今年2月に米メディアのインタビューで慰安婦問題をめぐり譲位前の上皇さまに謝罪を求める発言を繰り返し、日韓関係を悪化させた。

 特使の訪日は発言の釈明が目的。自民党幹部らとの面会を目指しているが、安倍晋三首相や政府高官との面会は不明。

 また、日韓議連と韓国の韓日議員連盟が、6月上旬に予定していた韓国での合同幹事会を約2週間前倒しして5月中旬に開催することが7日、分かった。

 日韓議連幹部によると、前倒しは韓国側の要請。
(引用ここまで)

 韓国国会議長のムン・ヒサンが日本に向けて特使派遣をするという話はでていましたが、それが本決まりになりそうだとのこと。
 やってくる理由は「天皇謝罪要求発言の釈明」だそうで。

 ……おそらくは日韓議員連盟所属の議員と会合をするのでしょうが、彼らがどのようなリアクションをするかをチェックしておくべきでしょうね。
 なにしろ、ムン・ヒサンは謝罪要求を一度ならず、数度重ねて発言している
 さらにムン・ヒサンは謝罪要求発言だけではなく、「10年前に天皇(当時)に会った時に訪韓の仲介を依頼された」「その際に慰安婦に謝罪すべきだと言葉をかけた」というような虚偽の発言を重ねている。
 上皇陛下が面会されたことはないとの宮内庁からの回答もあります。
 現状を指して「戦後最悪の日韓関係」ともされていますが、その状況の責任の何割かはムン・ヒサンによるものですからね。

 その言葉を特使がどう釈明するのか。
 そして、それを受けた国会議員がどのようにリアクションするのか。
 しっかり記憶しておくべきでしょう。

 個人的には特使と首相と面会してもらいたいのですよね。
 で、例の椅子に座らせて、かつ2分間で面会を終わらせるってやってほしいのです。
 まあ、ムン・ジェインとトランプ大統領とのあれはカウンターパートでやられたからこそ効果が大きかったという部分もありますが。
 もはやムン・ジェインとの日韓首脳会談はないので、そういった扱いをしようにもできません。
 ここでしっかりと韓国という国がいま日本においてどういった立ち位置にあるのか、外交プロトコル的に知らせておいたほうがいいと思いますよ。

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寺西千代子
文藝春秋
2016/11/20

北朝鮮という敵を敵とも呼べず、ミサイルをミサイルとも呼べなくなった韓国

【コラム】敵を敵と呼べない韓国軍(朝鮮日報)
韓国全域が射程内なのに…「ICBMでないなら大丈夫」という米国(朝鮮日報)
 北朝鮮が1年半ぶりにミサイルによる挑発を再開した4日午前、韓国軍の一部部隊には休日にもかかわらず、「非常待機令」が下された。こどもの日(韓国も5日)の連休を楽しもうとしていた多くの軍幹部が約束をキャンセルし、部隊に復帰した。しかし、午後になって非常待機令は解除された。一線の部隊幹部は「待機令は解除されたが、北朝鮮が発射した物が何だったのかについて説明はなかった」とし、「ただ『発射体』とだけ聞いたが、それならばなぜ非常待機令を発したのか分からない」と漏らした。

 軍の指揮系統は結局「オオカミ少年」になった。軍は当初、「ミサイルによる挑発」と発表したが、40分後に「発射体」と表現を変えた。北朝鮮が5日、官営メディアを通じ、自らイスカンデル級ミサイルの発射写真を公開した後も、ついに「ミサイル」と呼ぶことはなかった。軍内部では「北朝鮮が写真を公開したのだから、ミサイルだと認めるはずだ」との見方が優勢だったが、国防部(国防省)は「新型戦術誘導武器」という北朝鮮の用語をそのまま使用した。そして、「韓米の情報当局は短距離発射体に関連し、詳細な弾種と諸元を共同で精密分析中」だとし、判断を見送った。北朝鮮がミサイルを発射してから3日目となる6日にも軍は沈黙を続けた。

 既にかなり前から韓国軍は父を父と呼べなかった有名小説の主人公、洪吉童(ホン・ギルトン)のような立場になった。国防白書からは「北朝鮮は敵」という表現が削除された。北朝鮮が現存する最も脅威となる敵にもかかわらず、敵を敵とも呼べなくなった。(中略)ついには誰の目にも弾道ミサイルなのに、ミサイルと呼べない状況にまで至った。
(引用ここまで)

 イギリスは「非核化に際してアメリカの立場を支持する」と述べ、フランスは「挑発を行わず、対話に戻るべき。CVIDこそが平和への道だ」とコメント。
 グテレス国連事務総長からは「CVIDへ向けて対話を続けるように促す」と報道官からの声明。

 北朝鮮擁護はしたくてもできないというのが実際のところでしょう。
 イスカンデルであるとするなら間違いなく弾道ミサイルであり、国連安保理決議違反の疑いが濃厚。
 TEL(発射用車両)から垂直発射されている時点でどんな言い訳も不要なレベル。
 それでもいまだに「ミサイル」と呼べない状況。
 北朝鮮がはじめて使った兵器であるということから分析は必要になるでしょうが、それにしたって韓国の反応はあまりに弱気というか。
 非難声明すら「9・19宣言の精神に反する」ていどのものしか出せていない。非核化とからめての非難なんて当初から考えもしていない。
 「ミサイルの発射実験が行われた」という現実を見たくない、というダチョウの安寧ですわ。

 「北朝鮮は主敵である」とする記述を削除。
 在韓米軍との共同軍事演習も最低限のものしか行わない。
 DMZは「平和の象徴として観光地化」する(でもマラリア原虫を持った蚊は多数)。
 そんなムン・ジェイン政権の主張に真っ向から反対したのがその北朝鮮である、という矛盾から目を逸らしたくてしかたがない。
 なのでミサイルとは認めないし、脅威であるとも認めない。

 一方ではアメリカはポンペオ国務長官から「アメリカと日本、韓国には脅威にならない」というコメント。
 ですが、現実的にはイスカンデルであれば韓国全土が射程内。
 韓国内でも不安は拡がっているようですね。
 先日書いたように、これをアメリカから北朝鮮への許容と見るのか。それとも「韓国であればいいや」という実質的な韓国の切り捨て宣言と見るか。
 どちらかの見方しかないのですが、実はどちらであっても韓国にとっては損でしかない。
 確実にアメリカは韓国からの離脱を進めようとしている経緯のひとつ、と見るのが正解でしょうかね。