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2019年07月

【案の定】韓国の与党、政府から「日本が悪い」の大合唱。「GSOMIA破棄は実質的には日本の仕業。アメリカの怒りは韓国だけに向かっているのではない」……ですって

カテゴリ:米韓関係 コメント:(237)
「米が理解した」と言っていた青瓦台、翌日「米と疎通した」と言い直す(朝鮮日報)
 与党「共に民主党」の李海植(イ・ヘシク)スポークスマンは23日「米国政府が遠回しに遺憾を表明しているその実際の内容は、これまでの日本の傲慢な態度を併せての表現」と主張した。米国政府の懸念は韓国に向けたものではなく、日本を含む「韓日」双方を意識したものだという趣旨だ。その上でイ・スポークスマンは「一部メディアや野党は、あたかも韓米同盟と韓米日安全保障協力体系が崩壊するかのように不安をあおっている」として野党やメディアを批判した。しかし外交関係者の間からは、米国の強い懸念の表明を「我田引水」の形で解釈したという批判の声が上がった。

 与党内の日本経済侵略対策特別委の委員長を務める崔宰誠(チェ・ジェソン)議員も取材陣に対して、米国の「失望した」という反応について「(韓日)両国に共通的に語り掛ける、そういう基調を下敷きにしているもの」「GSOMIA終了は実際的には日本がさせたこと。(韓国政府は)日本の実質的な破棄を受け入れたのと変わらない」と主張した。
(引用ここまで)


 出た出た、日本のせい。
 共に民主党のスポークスマン曰く「GSOMIA破棄についてアメリカから韓国だけが怒られているかのように言われているが、実際には日韓の両方に対して怒っているのだ」と牽強付会。
 例の「日本経済侵略対策特別委員会」とやらの委員長をやっているチェ・ジェソンからは「そもそもGSOMIA破棄は日本が韓国にやらせたものであって、韓国はそれを受け入れたに過ぎない」「アメリカの遺憾表明は日韓両方に語りかけたもの」と責任を少しでも軽くしようと必死。
 韓国からの「こんなはずじゃなかった」という叫び声が聞こえてきそうな声明ですね。
 そもそも、韓国の思惑通りに「アメリカが韓国の言い分を理解している」のであれば、いちいちこんな声明を出す必要すらなかったのですよ。

 22日の国家安全保障会議(NSC)は15時にはじまって、そこから延々と会議が続いていてなかなかアナウンスがされなかったというエピソードをちらと書きました。
 間違いなくGSOMIAの延長か破棄かで会議は紛糾していたのでしょうね。
 対日に関してもですが、なによりも対米対策ができているか否かで。で、破棄派は「アメリカは破棄したとしても理解してもらえている」ということを言ったに違いないのですよ。
 で、ようやく18時を過ぎてから破棄のアナウンスがされたと。
 当日にまるで保険をかけるかのように「アメリカからは理解が示されている」と言ったのですが、結果は昨日からこっちの報道を見ての通り。
 まるで李氏朝鮮時代に日本に派兵の準備があるかどうか見聞するために派遣されてきた朝鮮通信使のようですね。
 正使と副使で意見が分かれて、当時主流派となった副使側の意見が採用された結果、一気に平壌はおろか満州まで日本軍が侵攻できてしまうほどに李氏朝鮮側の戦争の準備ができてなかったという歴史をリピートして見ているかのようです。

 韓国は確実にいま変化のときを迎えています。日本は流れ弾を受けないよう、関わりを最低限にしていく必要があるでしょうね。
 関わったが最後、あとになにを言われるか分かったものではないですから。少なくとも日韓併合でそれだけは学べたはずです。

アメリカからGSOMIA破棄について「韓国のいう『アメリカが理解を示した』なんてことは嘘」とまで言われた韓国政府……その言葉の強さを解説しましょう

米「文在寅政権、GSOMIAうそ」(朝鮮日報)
 米国務省と国防総省は22日(現地時間)、青瓦台の韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄決定に対して一斉に「文在寅(ムン・ジェイン)政権(Moon administration)に強い懸念と失望を表明する」との見解を明らかにした。米国が公式論評で「ROK(韓国)」と呼ばずに「文在寅政権」と呼ぶのは非常に異例なことだ。 (中略)

 トランプ政権の高官はまた、青瓦台がGSOMIA破棄について「米国が理解を示した」と説明したことに関して、本紙に「うそ(lie)」だとして、「明確に言って事実ではない。ここ(駐米韓国大使館)とソウルの(韓国)外交部に抗議した」と語った。記者の質問に答えたものだが、「うそ」という表現を使ったのも極めてまれなことだ。

 米政府高官は同日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに「(GSOMIA破棄は)文在寅政権が(韓米日)集団安保に献身しているかどうかに対する根本的な疑問を赤裸々に現したものだ」と語った。
(引用ここまで)

 うわ、すっごいなこれ……。
 ひとつひとつの言葉に反応するのも正直どうかと思うのですが。
 アメリカ側から出てくるGSOMIA破棄についての発言のひとつひとつがあり得ないレベルのものになってます。圧しが強い。

 この「うそ(lie)」という単語、メチャクチャに強い言葉です。
 外交用語では使うはずがないくらいの強さ。
 アメリカで「You are a liar.」って言われたら完全に人格否定されています。
 英語における「うそ」という言葉の重さが、日本語の100倍くらいあるって思ってくれればだいたい合っているかな。
 一般的な外交用語は嘘であるとしても、言葉としては「事実ではない」というくらいのことを言います。記事でも使われてますけどね。もしくは「誤認がある」くらいでしょうかね。
 どういう文脈で「lie」という単語を使ったかにもよりますが、外交関連で使われたらちょっとしたショックを受けていい単語です。
 というか、本気でびっくりしました。

 ちなみにトランプ大統領からはGSOMIA破棄について「事態を見守ろう(We're going to see what happens)」との言葉が出ています。
 これ、トランプがなんとも言いがたい時によく口にする言葉ですね。北朝鮮関連の際にも何度か聞きました(笑)。

トランプ、GSOMIA終了決定に対して「何が起こるか見てみよう」(聯合ニュース・朝鮮語)

 トランプ大統領は態度を保留している、ということではあるのでしょうが。

 しかし、アメリカからの反応は苛烈なものになるとは思っていましたが、ここまでとは……。
 すんごい怒ってますよ、これ。安保関連は核心であって触れるべきものではなかったのに、やっちゃったよねぇ。
 まあ、もうこの決定は動かせないものなので、日米共に対中、対ロ、対北朝鮮戦略において韓国はないものとして扱うしかありません。
 だから言ったのにね……。

GSOMIA破棄に見る韓国政府の異常な動き……まともな情報を得られていないのではないか、という疑惑

「GSOMIA終了に失望」... アメリカ、異例の「最高水位不満」を表明(国民日報・朝鮮語)
米政府筋はGSOMIA終了の決定を米国が理解しているとの大統領府の関係者の発言に関して、韓国メディアに対して「事実ではない」と反論した。

「失望した」との言葉は、同盟国に向けた米国の外交的用語としては非常に重い。最近トランプ政権は、トルコのアメリカ人牧師抑留、ロシアのミサイルの購入と関連が表現を使用したことがある。米国とトルコの間の関係は、現在の北大西洋条約機構(NATO・北大西洋条約機構)同盟の危機が議論されるほど悪化した状態だ。このような点を勘案すれば、米国はGSOMIAを終了した韓国政府に対して最高水位の不満を示したものと見られる。米国が韓国政府も「ムン・ジェイン政府(Moon administration)」と呼称したことも珍しいことである。
(引用ここまで)


 今回のGSOMIA破棄の件でちょっと思い出したことがあるので書いてみます。

 火器管制レーダー照射事件の際に木村幹教授がTwitterで「大統領府側は本当に火器管制レーダーを照射していなかったと認識していて、問題なのは海自側の低空飛行だけだと考えている(ソースは秘密)」と言っていたことがありました。
 当該のツイートを検索したのですがちょっと見つかりませんでしたが、そのツイートがあったのは間違いありません。木村教授は韓国政府とのコネもあるでしょうから、そういう情報も得られるのでしょう。

 それを裏付けるように韓国側は最後まで火器管制レーダー照射を認めず、日本側から協議を打ち切られましたね。
 当初は言い訳がふわっふわしていたのですが、途中から「我々は火器管制レーダーは一切照射していない」という方向に舵を切り、それで押し切りました。
 当時、韓国軍の諜報機関である機務司令部がムン・ジェイン政権によって叩き潰されたために、まともな情報が上に上がっていないのではないかという話が韓国メディアから出てきたこともありました。
 実際にはなにがあったかというと、第三国の専門家が口を揃えているように「韓国海軍の広開土大王艦は火器管制レーダーを照射し、海自側の飛行になんら問題はなかった」ということになるのでしょうが。
 最大の問題は、事実が大統領府に上がっていなかったということではないかと思われます。

 今回の「GSOMIA破棄についてアメリカは充分に理解している」という大統領府側の発言からの、ポンペオ国務長官の「失望している」との発言、国防総省報道官の「深く懸念し、失望している」という表明、さらには「理解したなどとは言っていない」という反論「ムン・ジェイン政権は思い違いをするな」という発言に至った一連の流れも似たような形ではないか、と考えます。
 すなわち、韓国政府にはまともな形で外交情報が上がっていないのではないかと思われるのですよ。
 どこかで情報がせき止められている結果、火器管制レーダー照射事件では事実の精査もせずに「我々はレーダー照射などしていない」と言い続けたわけです。

 GSOMIA破棄についても同様で「アメリカとの意思疎通は充分で、先方は韓国側の破棄に理解を示している」という虚偽の報告を受けて、破棄を決定した。
 ところが、実際にはアメリカはGSOMIA延長を求めていたわけで、当然のように「失望する」という外交用語としてはかなり強い語気の言葉を連発されている。それだけでなく「理解するなんて言ったことはない」と韓国側の見解が否定されている。
 ちょうど1ヶ月前に中露の軍用機が竹島の領空を侵犯したという事件がありましたが、あの時も韓国政府から「ロシア側は謝罪した」という誤報が流れたことがありました。

韓国高官「ロシアが遺憾表明 機器誤作動と説明」(NHK)

 その後、ロシアからの抗議があり「事実誤認が多数ある」「公式謝罪はなかった」と覆されます。
 これも同じではないかなと感じます。

 アメリカ側の発言だけどもポンペオ国務長官、ボルトン特別補佐官、エスパー国防長官、ビーガン特別代表、ハリス駐韓大使といった面々がGSOMIAについて直接、間接的に「破棄するなよ」と言ってきたわけですよ。少なくともこの1ヶ月だけでもこの全員が言っている。しかも、ポンペオ国務長官以外は全員が訪韓している。
 だからこそ「さすがにここまで言われてGSOMIA破棄はないだろ」って誰しもが予想していたのですよ。
 でも、これらの情報が韓国大統領府には上がっていないとしたら……。
 こうしてみると今回のGSOMIA破棄の決定がいかに異常であったか理解できますね。

 誰がせき止めているのか、なんのためにやっているのか。
 無能だから情報の収集がまともにできていないのか、あるいはムン・ジェインに忖度をしているのか等々はまだ分からないのですが。
 まともな情報が上がっていない、ということ自体は間違いないように感じますね。
 こんな国と外交をしなくちゃならない近隣諸国は大変だわ。ってそれ日本のことですけどね。

楽韓さん、本日の動向 - おや、GPD P2 MAXが到着した

 まーたアクセスが爆発した模様。
 まあ、ありがたい話ではありますかね。一定以上の信頼を得ていて、韓国関連で何かあれば見に来てくれる人が増えているということですから。
 おっと、いまGPD P2 MAXが届きました。ファンうるっさ。排気口ここで大丈夫なの? わりと心配になるレベルで本体熱い。

●土曜日投資短信
 動きなし。投信の積立だけが増えていく今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 週明けの東京市場が怖いわ。

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