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2019年10月

ムン・ジェイン「GSOMIA破棄の原因は日本」「韓国は防波堤として日本の安保に貢献してる」……なに言ってんだ、こいつ

日本とのGSOMIA 「最後まで終了回避へ努力」=文大統領(聯合ニュース)
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は19日夜に行った「国民との対話」で、23日0時に失効期限を迎える日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、「GSOMIAが終了する事態を回避できるなら、最後の瞬間まで努力する」と述べた。 (中略)

 文大統領はGSOMIAの終了を決定した原因は日本側が提供したとの従来の立場を改めて強調。「日本は韓国の防波堤の役割により、安保を維持している」として、「国内総生産(GDP)に占める韓国の国防費の割合は2.5%に近い一方、日本は1%にならないのは(韓国が)日本の安保に貢献しているということ」との認識を示した。

 ただ、「最大限、日本との安保上で協力したい」として、「GSOMIAが終了しても日本と安保上の協力はしていく」と表明した。

 その上で、「日本はGSOMIAの終了を望まないなら、輸出規制問題などが解決するよう、韓国と努力していかなければならない」と述べた。
(引用ここまで)


 NHK BSのワールドニュースでやっていたのを見たのですが。
 正直、「なに言ってんだ、こいつ」って感想。
 いまだに問題のポイントがつかめていない。GSOMIA云々だけではなくて日本が韓国に対して根本から信頼できていない、というのが大元の問題ですよ。
 その原因を作ったのは他でもない韓国であり、増幅してきたのはムン・ジェイン政権。
 GSOMIA破棄に至っても日本の態度が変わらないのは結果でしかない。

 韓国防波堤論とかもう古すぎて笑っちゃうレベル。
 GDPに占める防衛費の割合とか日本に関係のない話。韓国軍が日本の傘下にある、もしくは同盟を組んでいるっていうのならともかく、勝手に防衛費を積み上げておいて「我々は日本に貢献している」とか知ったこっちゃない。
 35年ほど前、全斗煥政権は「韓国は中ソからの防共防波堤である」ってことを理由にして1兆円をふんだくっていったのですが。
 ムン・ジェインが憎悪していると言っても過言ではない軍事政権とロジックが同じだっていうね。

 けっきょく最後まで「なぜ、アメリカが韓国にだけ圧力を加えるのか」ということを理解せずに終わったという。
 いや、まだ終わってはいないけど。
 実質的にはムン・ジェインがエスパー国防長官に対して「ニホンガー」って言い出した時点で終わってたも同然。
 まあ、政治的に退けないところへと自らを追いこんだというのがすべてですね。
 GSOMIA破棄という「明白な〆切のあるカード」を切った時点で終わっていたのです。

 今回のこの「国民対話」は、まさに韓国人に対して言い訳をしているというだけの話。
 防衛費云々を語っているのなんてまさにそう。
 「日本のせいで防衛費が高いのだ」っていうのは日本から見たら言いがかりですが、一般の韓国人には納得できるロジックなのでしょうね。

 どちらにしても時代は動くことになります。
 日米は将来的な韓国抜きでの中国戦略というものを描く必要が出てきたわけです。
 いますぐに、というわけではないですが。
 中期的にはやらなければならない課題となりましたね……。

日韓戦争を自衛隊はどう戦うか
兵藤二十八
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楽韓さん、本日の動向 - GSOMIAネタが多すぎるものの……

 あなたがこのエントリを読む頃、私は新幹線の乗客でしょう。
 というわけで大阪遠征。両日超mosh'sh pit。
 で、首題のGSOMIAネタ多すぎる問題。
 元ネタが多すぎるんですよね。ムン・ジェイン政権の特性というものを如実に反映している話なので、どうしても多くなります。
 まあ、それも今週末で終わりですけどね。

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韓国メディア「GSOMIA問題で日韓外交戦に韓国は完敗した!」……GSOMIAを日韓関係で見ている時点で敗着なんですが

カテゴリ:日韓関係 コメント:(158)
【コラム】韓日外交1次戦が残したもの(中央日報)
なぜこうした状況にまでなったのだろうか。いろいろな声があるはずだが、冷静に見ると2人のためだ。安倍晋三首相、そして文在寅(ムン・ジェイン)大統領だ。 (中略)

安倍首相は明日(20日)、憲政史上最長寿執権首相(2886日)となる。しかし私が見ると憲政史上最小度量の首相だ。実に心が狭い。しかし長く続いている理由がある。日本の政治元老や国民がそのような安倍首相に反感を抱けば、長く持ちこたえることができるだろうか。数字を見てみよう。安倍首相の支持率は44%(10日の調査)だ。ところが貿易規制措置に対する日本人の支持率はその1.5倍の67%にのぼる。言い換えれば、日本国民が安倍首相を支持するよりもはるかに強く韓国に対する反感と不信感を抱いているということだ。一日や二日で出てきた数字ではない。「慰安婦合意取り消し→強制徴用者判決→両国協議放置→GSOMIA延長放棄発表」と続いた愚策の累積値だ。私は韓国政府がこの意味と重みを看過していると考えている。安倍首相としては▼国民が圧倒的に規制措置を支持し▼メディアと財界からの圧力もなく▼さらに野党までが好意的である状況で、この措置を撤回する理由がない。米国もそれを知っている。ところが韓国だけが違った見方をしている。

次は文大統領だ。日本に対する初期対応を強硬に主導したのは金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長という分析が多かった。一部は事実であり、大きな枠では誤りだ。最も強硬なのは文大統領だった。最初の判断ミス。経済と外交を分離できなかった。日本の貿易規制で韓国が道徳的優位にいたが、GSOMIA破棄決定で状況を自ら逆転させてしまった。むしろ日本が韓国に対して「徴用問題の解決法を持ってこい」と声を高めることになった。日本を叩くどころか、自らの目を刺した。

2つ目、米国の考えを読み違えた。青瓦台は今のこの瞬間も「GSOMIAを持ち出したため米国が動いた」と主張しているという。情けない。我々が米国を確実に日本側に立たせてしまった。米国防長官と次官補(東アジア・太平洋担当)が「GSOMIAが終了すれば北朝鮮と中国に利益を与えるだけ」と述べたのは、「GSOMIAに触れたためもう韓国を北朝鮮・中国側と見なす」という宣言と変わらない。航空母艦の米国と日本をゴムボートのように扱った。

現政権には申し訳ない話だが、すでに韓国は日本との今回の外交1次戦で完敗した。安倍首相は腕組みをしているのに、文大統領が安倍首相の腕を引っ張って11分間ソファに座らせた時、すでに勝負は終わった。竹槍歌だの亀甲船だのと騒がしく宣戦布告したところで自ら折れてしまった。度胸になると思っていたものが空威張りだった。外交は感情でするものではない。それを今回悟ったとすればまだ幸いだ。まもなく始まる外交2次戦を控えて胸に深く刻むことを望む。無能外交の流弾が国民と企業に飛んでくる日は遠くないからだ。
(引用ここまで)

 以前、楽韓Webでは「韓国メディアはいまだ『GSOMIAを外交カードとしてピックアップしたこと自体が間違い』だとは書けずにいる」としていましたが、ようやくいくつかそういった声が出るようになりました。
 GSOMIA終了まであと4日を残して(笑)。

 徴用工判決といった歴史問題がホワイト国除外、輸出管理強化といった経済に影響を与え、それがさらに安保問題にまで波及している。
 アメリカが嫌っているのはこの影響の拡がりようでしょうね。
 ここで抑えておかないと、どこまで拡がるか分からない。
 他の分野でなにかあっても「じゃあ、GSOMIA破棄」「じゃあ、インド太平洋安保構想には入らない」とか言い出しかねない。
 すでに韓国は両方とも言っているので、時すでに遅しなのですが。
 下手したらスポーツの日韓戦で誤審があったら「GSOMIA破棄」くらいのこと言いかねないレベルになっている。
 実際、今回の選択はそれくらいに「軽い」のです。

 こうして「日韓の外交戦」として扱っていること自体が、もうフレーミングのミスなんですよ。
 経済問題の対抗措置としてGSOMIA、安保問題を扱おうとした時点で「日米韓」……というよりは、もはや「米韓」の問題になってしまっていることに、ムン・ジェイン政権は気がつけなかった。
 もうこの時点で敗着。
 韓国軍は在韓米軍あっての構成になっているし、在韓米軍は在日米軍、ひいては日米安保条約があってこその構成になっている。
 在韓米軍が陸軍に偏重しているのは空軍・海軍の兵力は在日米軍でバックアップ可能だから。
 GSOMIA破棄はその関係性を無視し、破壊するっていう宣言そのものなのですよね。

 「2016年以前にはなくてもなんとかなっていた」「だからなにも問題はない」なんて話もありますが、それ以前からアメリカが要望していてようやく締結できたものなのですから。
 そのメンツを潰したことで、アメリカの心証を悪くしている。
 さらにそれ以前からのパク・クネの天安門の戦勝パレード参加、AIIB参加、ムン・ジェイン政権による三不の誓いといった中国への傾倒の決定打といえるわけです。
 たかだ韓国ウォッチャーであってもここまで読めるのに、よくもまあ「GSOMIA破棄に米韓関係には関係ない」とか言えるもんですわ……。

世論調査:日韓共に国民の多数が「GSOMIA破棄」を支持。ところが中身を見てみるとけっこう興味深い……

内閣支持下落45% 2閣僚辞任影響も 本社・FNN合同世論調査(産経新聞)
韓国のGSOMIA終了決定「維持」55%、「撤回」33%=韓国人世論調査(中央日報)
 韓国が破棄を通告した日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)については、「破棄はやむを得ない」との回答は68・3%に達し、日本政府が対応を変えてでも延長されるべきだとする14・4%を大きく上回った。日韓の関係改善に向けて、安倍晋三首相と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領による首脳会談の開催を「急ぐべきだ」と回答したのは34・1%にとどまり、「急ぐ必要はない」が58・2%に上った。
(引用ここまで)

韓国の世論調査機関リアルメーターが18日に発表したCBS放送の依頼によるGSOMIA終了決定に対する国民世論調査の結果、「終了決定をそのまま維持すべき」という回答は55.4%で「終了決定を引っ込めて延長すべき」という回答の33.2%を22.2ポイント差で大きく上回った。「わからない・無回答」は11.4%だった。

6日に実施された同内容の調査では「終了決定維持」の回答が48.3%だったのと比較すると10日間でGSOMIA終了決定をそのまま維持すべきという回答が7.1ポイント増加した。これに対し「終了決定撤回」の回答は37.6%から4.4ポイント減少した。
(引用ここまで)


 日本、韓国それぞれの世論調査で「GSOMIA破棄で構わない」とする意見が多数。
 微妙に設問が異なるのでまったく同じとは言えませんが。
 いつものように数字が分かりやすいように整理してみましょうか。

●GSOMIA破棄について - 日本
・破棄はやむを得ない       68.3%
・対応を変えてでも延長されるべき 14.4%

●GSOMIA破棄について - 韓国(括弧内は前回調査の数字)
・破棄決定をそのまま維持 55.4%(48.3%)
・GSOMIAを延長すべき   33.2%(37.6%)

 ただし、韓国では保守層は「延長すべき」という意見が多かったのに比べて、日本では支持政党がどこであっても「破棄やむなし」という意見であったのは注目点ですかね。

【産経・FNN合同世論調査】GSOMIA、ほぼ全政党で「破棄やむなし」(産経新聞)
 共産党支持者であってですら破棄やむなしが65.1%。
 ありとあらゆる層で「韓国とはもうやっていられない」という韓国疲れが本格的になっているのが分かります。
 その韓国疲れの中で、無理に韓国に対して配慮するということは政権支持率を脅かしかねないということでもありますね。

 その一方で韓国では前回調査で微妙な差であったGSOMIA破棄に対する支持率が上昇しています。
 特に共に民主党支持層では破棄賛成が88.4%という圧倒的な数字。
 ムン・ジェインは岩盤支持層である彼らの意向に逆らうことはできませんので、このまま破棄になるであろうということが予測できるわけです。
 韓国ほどひどくはありませんが、おおまかな方向性は日本でも同じ。
 22日までまだ日にちはありますが、波乱があったとしても結論は変わらないだろうな、と。

韓国国防部長官「アメリカはGSOMIA継続のために日本にも圧力を加えている」→韓国メディア「アメリカはしっかり仲介しろ!」……まだそんなことが起きると思ってるんだ?

韓経:韓国国防部長官「GSOMIA、外交で解決する問題…米国、韓日に強い圧力をかけている」(韓国経済新聞)
鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)韓国国防部長官が23日0時に終了する韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について「国防部のレベルでなく両国政府のレベルで解決すべき問題」と話した。また「現在の状況をみると、(終了の他に)他に変化が見えない」とした。 (中略)

鄭長官は「GSOMIAは韓米同盟で象徴的、戦略的価値が大きい」とし「(米国側は)日本にも圧力をかけ、韓国にも維持することを求めている」と話した。
(引用ここまで)


 まだまだGSOMIAの話題は尽きないようで。
 今度はチョン・ギョンドゥ国防部長官が「アメリカは日本にも圧力をかけている」とコメント。
 まあ、「日本もどうにかならないか」くらいのことは言っているとは思いますけどね。
 韓国への直接的な圧力に比べたら10:1にもならないでしょう。
 エスパー国防長官からは「日米韓の協力に向けた努力を歓迎」とのコメントが出ています。

米国防長官「米韓日3カ国の協力に向けた日本の努力を歓迎」(中央日報)

 これまでの日本への評価なのか、圧力なのか微妙な物言いではありますけどね。
 まあ、圧力の部分がゼロではないでしょう。

 韓国側はいまだに「日本が輸出規制強化を撤回しなければならない」との意向。
 韓国政府からは「ボールは日本にある」との認識を披露しているようです。

韓国政府「GSOMIA、ボールは日本に」... 液体フッ化水素輸出許可(MBC・朝鮮語)

 あと韓国メディアからも「日本が退くべきだし、アメリカは仲介をすべきだ」という意見がいまだに出ています。

【社説】韓日、GSOMIA生かし破局的チキンゲーム終わらせよ(中央日報)
米国の公正な仲裁も切実だ。国務省とペンタゴンの首脳が総出動して韓国を圧迫したのに対し、日本は一方的にかばう姿を見せた。日本がこうした米国を背に高姿勢に出ているので韓国も妥協する名分を見つけられず強硬策を固守することになったのではないのか。韓国の態度が変わるには日本も態度を変えなければならない。それを引き出すことができ、引き出さなければならない国は米国だ。やるべきことをすることを望む。
(引用ここまで)

 まだそんな奇跡が起きて韓国がアメリカ側に居続けることができる、なーんてことが起きると思っているんでしょうかね。
 日本もアメリカも判断が間違いであることを指摘し、GSOMIAに復帰するのがもっともいい道だと言うことはできますが、強制することはできない。
 韓国政府が言うところの「国益を優先してやったこと」なのですから。
 GSOMIA破棄は100%韓国の都合で言い出したことなので、韓国だけがその責任を負うべきなのですよ。

 ……GSOMIA破棄でアメリカが仲裁に動かず、日本があっさりと受け入れたらどうするのだ、という観点に立ってのプランBとかなかったんだろうな、これ。
 キム・ヒョンジョン国家安保室第2次長あたりが「GSOMIA破棄は最高の外交カードなのだ!」と思いこんで、なにもかも解決できるつもりだったのでしょう。
 そうとでも考えないと踏み切ったことが理解できません。

 22日いっぱいのGSOMIA終了まであと4日間。
 もう一波乱くらいはありそうな雰囲気ですが。