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2019年10月

日韓GSOMIA終了まであと2週間。ついにエスパー国防長官まで訪韓が決定……タイでは日米韓国防相会談も

エスパー国防長官が訪韓へ GSOMIA維持を働きかけ(産経新聞)
 米国防総省は7日、エスパー国防長官が13日から韓国とタイ、フィリピンとベトナムの4カ国を歴訪すると発表した。韓国のソウルでは鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相らと会談し、文在寅政権が8月に破棄を決めた日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を維持していくよう要請する。 (中略)

 国防総省のホフマン報道官は7日の記者会見でGSOMIAの問題に関し「北朝鮮の行動や、中国による地域の不安定化を図る取り組みといった、地域にとって最大の脅威への対処に(日米韓が)集中するためにも解決されなくてはならない」と述べ、協定の存続を韓国に働きかけていくと強調した
(引用ここまで)


 なんとスティルウェル国務次官補、マーク・ミリー統合参謀本部議長(中旬頃予定)についでマーク・エスパー国防長官が訪韓。
 ASEANの拡大国防相会議に向けてタイの他、ベトナム、フィリピンとアジアを歴訪するうちのひとつではありますが。
 韓国、タイ、フィリピン、ベトナム……と並べると、韓国にだけ若干の違和感がありますね。
 ちなみに拡大国防相会議には河野防衛大臣も出席予定で、日韓国防相会談、日米韓国防相会談も予定されているとのこと。

河野防衛相、日韓会談開催に向け調整と発表(産経新聞)

 いやぁ、エスパー国防長官が参戦か……。
 韓国の思惑通りにGSOMIA破棄宣言をてこにしてアメリカを動かすことができていますね。
 期待していたベクトルとはまったく逆ですが。
 日本の輸出管理強化には一顧だにせず、韓国にだけ圧力を加える状況が続いてます。
 こうして韓国が復帰するしないに関わらず、最後の最後まで圧力をかけつづけるのでしょう。
 でなければ、他の同盟国への示しもつきません。
 アメリカの意向に逆らったらこうして最後の最後まで圧力をかけ続けるぞ、という示威行為でもあるわけですよ。

 ちらっとタイムテーブルを書いておきますか。

・4日  ASEAN+3開催(済)
・5日 スティルウェル国務次官補 訪韓(済)
・14日 エスパー国防長官 訪韓
・15日 米韓定例安保協議(SCM)
・中旬 ミリー統合参謀本部議長 訪韓
・16日 ASEAN拡大国防相会議
・22日 この日いっぱいで日韓GSOMIA終了

 22日のGSOMIA破棄までちょうどあと2週間。

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2018/11/15

日本政府「韓国のアレはエチケット違反だ」→ASEAN+3での日韓首脳歓談を盗撮、大統領府HPに無断で掲載……もうなりふり構っていられない模様

日韓首脳対話 無断で撮影 韓国が周到に準備、不意打ち(産経新聞)
 「あれは信義則に反する」。複数の日本政府関係者が口をそろえて憤る。両首脳の対話が発生したのは4日、タイのバンコク郊外で開かれていた東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)首脳会議の開始前の控室。首相の同行筋によると、入室できたのは、各国首脳とその通訳のみのはずだった。

 しかし、韓国大統領府が公表した写真には、首相と文大統領、それぞれの英語通訳の計4人が写っている。複数の日韓外交筋は、撮影した人物を「韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安全保障室長」と証言する。

 しかも韓国側は両首脳の接触から写真撮影、速やかな公表まで周到に準備していた節がある。首相の同行筋は「首相は控室にいた10人の首脳と順番に握手し、最後が文大統領だった」と明かす。最後の位置にいる文大統領から話を持ちかけられれば、首相は断りづらかったと思われる。

 韓国政府は大統領府の公式ホームページ(HP)などに両首脳が言葉を交わしている写真を掲載し、「文大統領が日本の首相と歓談」と発表した。韓国語だけではなく、英語、日本語などでも説明し、対外的なアピールも狙った。 (中略)

 首脳間の非公式のやりとりに関する写真撮影やその公表には、明文化されたルールがあるわけではない。ただ、外務省幹部は「個人のSNS(会員制交流サイト)でも、誰かと写った写真をアップするときは、相手の許可を得るのが常識だ」と話し、日本側は韓国の行為を「エチケット違反」(外交筋)とみなしている。
(引用ここまで)


 テレビ番組なんかでも「あそこに入室できるのは首脳と通訳だけのはず」とか「撮影禁止の場所なのだけども」という話が出てましたが、それが確認されたという形。
 つまり、韓国の実情はもはやエチケットとか四の五の言ってられないところにあるわけです。
 なんとしてでも日韓関係は改善しつつあるという姿勢を世界に(アメリカに)誇示する必要がある。
 大統領府からも日本語、英語で同じリリースが出されているとのこと。いやぁ、焦ってますね。
 実際に歓談があったというアナウンスに対して、訪韓していたスティルウェル国務次官補も「日韓における明るい兆候だ」というコメントを残しています。

日韓首脳対話、「明るい兆候」=韓国に情報協定維持要請か―米次官補(時事通信)

 一定の効果はあったといえるんじゃないでしょうか。
 ただまあ、肝心の日本政府からのリアクションはゼロ。外務省のサイトには歓談があったことすら掲載されていませんし、菅官房長官は「韓国側のコメントは韓国側に確認してもらいたい」くらいの塩対応。
 そりゃま、公式会談でもないものをことさら取り上げるわけにもいきませんしね。
 大阪でのG20で8秒間握手したのと大差ない。それをいちいち外務省サイトに記すこともないでしょうという判断。

 韓国側はなんともそれが気に入らないようで、イ・ナギョン首相からも「こんなインバランスなことはない」「国際的基準に合ってない」とか必死のアピールをしてますが。
 日本が韓国の必死さに付きあう義理なんてどこにもないですからね。

 韓国としてはなんとかして日本の譲歩を引き出したい。建前として「輸出規制強化を撤回するのなら、GSOMIA破棄を撤回する用意がある」というアレを成立させたい。
 それが無理でGSOMIA破棄に至ったとしても「日韓関係の修復はいまやってます」という態度を見せておきたい。圧力を加えてくるアメリカに対して。
 だけども日本がまったく乗ってこないし、「徴用工訴訟に対応するのが先決」「輸出管理強化とGSOMIA破棄は別」「ボールは韓国側にある」という原則を崩さない。

 日本側がしっかりと外交できてるんだよなぁ。かつてないほどに。
 ここで変に動かないほうがいい、という場面では動かない。安定している。
 20世紀の対韓外交の悲惨さを見てきた世代としては、ちょっと唖然とするほどです。
 ちょうどいま売っているSPA!で小林よしのりが20世紀の「失言→更迭」というパターンを書いてましたが。その時代から比べたら夢のようですわ。

週刊SPA!(スパ) 2019年 11/5・12 合併号 [雑誌] 週刊SPA! (デジタル雑誌)
週刊SPA!編集部
扶桑社
2019/10/29

韓国人「ムン・ジェインの外交安保の成績は10点満点で4.6」……ただし、対日外交に関しては……

「文政府前半期の外交安保成績10点満点中4.6点」(中央日報)
4日、東アジア研究院(EAI)が韓国リサーチに依頼したアンケート調査の結果、外交安保政策全般に対する政府の対応と態度を0~10点標準(0~4点できていない、5点普通、6~10点うまくやっている)で評価する設問で42.1%が4点以下と答えた。6点以上は37.5%で、平均点数は4.6点だった。30代(5.2点)と40代(5.5点)を除く全年齢帯で「できていない」が優勢で、20代の平均点数が4.5点で50代の平均点数と同じだった。

今回の調査は全国19歳以上の成人男女1000人の携帯電話と電子メールを通じて行われ、信頼度95%に許容誤差範囲は±3.1%pとなっている。

韓国が直面している最大の脅威要因には、軍事安保よりも経済危機を挙げる回答者が多かった。周辺国間の貿易・技術摩擦を最も大きな脅威と考えている回答者は54.3%で、周辺国間の軍事的葛藤(48.0%)や不安定な南北関係(49.8%)よりも深刻に受け止めている(複数回答)。米中間貿易紛争、日本の経済報復の影響が反映されたものと分析される。

米中間葛藤が深刻化する場合、韓国の態度に対しては69.9%が中立を守らなければなければならないと答えた。だが、具体的に米国のインド太平洋戦略と中国の一帯一路戦略が衝突する場合を仮定して尋ねると、米国を選ぶべきだという回答が26.7%で最も多かった。「両方どちらにも参加」または「両方どちらにも不参加」はそれぞれ23.6%で同じだった。中国を選ぶべきだという回答は0.8%だった。

文政府の周辺国に対する外交的対応に対する点数は、対日(5.0点)>対米および対中(4.6点同点)>対北朝鮮(4.5点)の順となった。
(引用ここまで)


 この11月でちょうど任期の半分まで経過したムン・ジェイン大統領。
 韓国人によるムン・ジェイン政権の外交安保における成績は10点満点中で4.6点と採点されたそうですよ。
 意外に高いですね。
 しかも、もっともよくやっているという評価なのが対日外交。5.0点。
 強硬路線なのが受け入れられているのでしょうね。実際にGSOMIA破棄に対しても賛意のほうが多かったことですし。
 まあ、それでも合格点とは評価されていないところがアレですが。

 対北朝鮮については4.5点。
 南北融和を唱えるだけでなにもできていないというのは見透かされている……といったところですか。
 これが去年ならまだしも、今年になってからはハノイでの決裂以来、北朝鮮から罵倒以外のなにも得てませんしね。

 で、このアンケートでもっとも興味深いのは「米中葛藤が深刻化した場合、韓国はどのように対応すべきか」という設問。
 なんと69.9%もの韓国人が「中立を守るべき」と回答しているのですよ。
 これ、言い換えると「韓国は中立を保つことができる」、さらには「中立を保つだけの資格、国力がある」と思っているということなのですよ。

 地政学的に見れば中国の影響下であることは否定できない。
 経済的に見れば中国がより重要になっているものの、アメリカも市場として捨てることはできない大きさ。
 政治学的に見たときにはアメリカとの軍事同盟国であるのは自明。

 このふたつの大国が韓国の中立を許すかといったら絶対にそんなことはない。THAAD配備における中国からの圧迫はいまだに続いていますし、韓国はそれに対して三不の誓いを捧げてしまっている。
 アメリカもGSOMIA破棄後の対応を見ても短期的に韓国を手放すかといったら、その意向はないと考えていい。
 戦前、戦中のタイのように地政学的要衝地であれば、周辺国(の宗主国)ににらみ合いをさせたままでバランスボールの上に立つくらいの難易度をこなすことで独立を保つこともできるでしょうが。
 韓国にそんな腹芸ができるとはとても思えない。
 ムン・ジェイン政権であればなおのこと。

 それでも韓国人は「中立を保つことができる」と思っているのですね。それも7割も。
 自分たちの国格を見誤るというのは恐ろしいことですよ。いや、ホントに。