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2019年10月

韓国政府「半導体企業は国産材料を導入しろ」→韓国半導体企業「使えるかどうかも分からないのに……」

韓国、半導体素材国産化に「死の谷」 脱・日本に壁(日経新聞)
韓国政府がハイテク部品・素材の国産化に乗り出した。日本政府が7月に半導体材料の輸出管理を強化したことで、韓国が重要技術を日本に握られている「不都合な真実」が改めて浮き彫りになったためだ。ただ、部品・素材の国産化は過去に何度も取り組んでは尻すぼみに終わった歴史がある。「脱・日本」へのハードルは高い。
(引用ここまで)


 7月の日本政府による輸出管理強化からこっち、何度も何度も韓国からは「日本が輸出規制強化してきた○○を国産化した。日本のものよりも高性能だ」「中国の(ロシアの、あるいは台湾の)メーカーから日本製品よりも優れた中間材を輸入できた」云々というような報道が出てますが。
 その実際のところはこんな感じだよ、という日経の記事。
 無料ID登録でも見れるので、見といたほうがいいかな。ざっくりと箇条書きにするとこんな感じです。

・LGディスプレーがフッ化水素を国産化した→加工だけで原材料は日本製。
・2001年から4回に渡って部品素材の国産化計画を行ってきているが大きな成果は出ていない。
・研究開発と製品化の間には「死の谷」と呼ばれる高いハードルがある。
・たとえ韓国企業が国産化できたとしても日本製の品質や価格には及ばない。

 それに加えて、以前解説したように半導体はそのラインごとにカスタマイズされているのですよ。
 新たな材料を導入するのであれば、これまで日本企業の材料を使用することに特化してきたラインを一度止めて、新材料に特化したラインを形成しなければならないのです。
 メーカーからしてみたら「そんなんやっちゃらんない」というのが本音。
 ラインを止めることも、新しい材料を導入することもリスクでしかない。

 言ってみれば、韓国企業が作れる材料というのは100点満点で80点くらいのもの。
 80点を取るのってそれほど難しい話でもないのです。そこから5点くらいであれば加点もそれほど難しい話でもない。
 ただ、85点くらいから1点ずつ加点していくのは本当に難しくて、それが90点以上になったら1点上乗せするのにそれまでの5点分の努力が必要。
 95点以上になるともうじりじりとしか上がらない。というか、なにをしても上がらないこともある。
 そんな中、日本企業の作ってる材料は99点以上のもの。永年の研究開発の成果そのものですよ。
 ま、そんなことすら知らないムン・ジェイン政権は財閥に対して「韓国企業の作った材料を半導体ラインに採用しろ」と調達の約束をさせているわけですが。
 ……本当に財閥が嫌いなのだろうなぁ。

マンガでわかる半導体
渋谷道雄 / 高山ヤマ
オーム社
2010/4/23

韓国産業通商資源部高官「日本の輸出規制は『RCEP協定文に違反』である」と指摘……韓国の世界線ではRCEPが妥結している模様

日本の輸出規制は「RCEP協定文に違反」=韓国高官
 韓国産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長(次官級)は7日、韓国や日本、中国、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国など計16カ国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)は「世界貿易機関(WTO)と同様に輸出制限ができないようにする規定を設けている」とし、日本の対韓輸出規制強化は「(RCEPの)協定文にも違反する」と指摘した。その上で、RCEPを通じて日本の輸出規制に効果的に対応できるとの認識を示した。出演したラジオ番組で語った。 (中略)

 また、日本の輸出規制による韓国の業界への被害については、「生産への支障など直接的な被害はない」としながらも、「長期化に備えて綿密にモニタリングし、必要に応じて速やかに支援する」と説明した。
(引用ここまで)


 えーっと、この人バカなのかな(直球)。
 妥結も発行もしていない協約のルールを掲げて「違反している」とかもうね。

 RCEPは今回の会議で年内妥結が絶望的になったし、インドの離脱がほぼ決定したことで来年以降もいつになったら妥結するのか不明という状況。
 CPTPPに参加しなかった(できなかった)韓国は中国とインドが参加するRCEPに全力投球していた部分があるので、こういった考えかたにもなるのでしょうが。
 RCEPは去年も「年内妥結を」→「ダメでした」ってやってて、今年も同様のぐだぐださでした。

 なにやら韓国では「15カ国で妥結した」というような報道がされているのですけどね。

世宗大学キム・デジョン教授「米中・韓日の通商戦争、RCEP登録で危機克服を」論文発表(中央日報)
文大統領「韓半島の平和は、多くの節目残っているが、必ずしも進むべき道」(聯合ニュース・朝鮮語)
[今日のキーワード]韓国のマスコミだけ「RCEP妥結」報道……実際は偽ニュースだった?(SBS・朝鮮語)
キム教授は「4日、タイでRCEP(東アジア地域包括的経済連携)が妥結された。米国は保護貿易と自国中心主義に進んでいる。韓国は世界5位の製造業中心国であり、世界10位の貿易大国だ。韓国はRCEPに積極的に参加して交易を拡大し、貿易を活性化するきっかけを作らなければならない」と主張した。
(引用ここまで)

ムン大統領は最近、世界最大規模の自由貿易協定(FTA)の域内包括的経済連携協定(RCEP)が妥結したことについても「域内自由貿易の拡大と共同繁栄のために非常に重要な契機」と評価した。

ムン大統領は「今回、世界最大のメガFTAのRCEP協定文を妥結し、来年に最終的な署名をすることにした」とし「互恵的・開放的貿易システム、格差のない経済発展と経済共同体に進む非常に重要な足がかりになることの側面でも、非常に大きな成果」と説明した。
(引用ここまで)

 韓国でだけRCEPが妥結されたという世界線で次元が進んでいるようですね。
  ムン・ジェイン自ら「妥結した」と宣言してしまっているので、その下にいる官僚も妥結した前提で話を進めている……というオチか。
 実際にはインドを除いた15カ国でも進めよう、という意思の確認があっただけ。
 また来年6月だったかにある第4回会合で「年内妥結を」って言い出すんじゃないですかね。

「韓国のリトル東京」から消える日本人の姿……単身赴任者が多くなった陰には「日韓関係の悪化」がある模様

「リトル東京」 東部二村洞から日本人が消える(朝鮮日報)
 伝統的に多くの日本人が住み「ソウルのリトル東京」と呼ばれる東部二村洞で、日本人が姿を消している。ソウル日本人学校の周辺に引っ越した人が多い上、韓日関係の悪化で家族を帯同させる駐在員が減少したからだ。

 二村1洞にあるA不動産仲介会社の社長は「この一帯に住む日本人の99%は駐在員だが、体感ではこの1-2年の間に駐在員が30-40%減少した」として「3分の2は(日本人学校のある)上岩洞の方へ、残りは麻浦駅近くに引っ越したようだ」と話した。この社長はさらに「家族単位で来ている日本人たちは学校のある上岩洞へ、単身の場合は家賃も安く便利な施設が多い麻浦駅の近くに引っ越す傾向にある」と付け加えた。

 近くにある別の仲介業者の店舗でも似たような話を聞くことができた。B不動産仲介会社の社長は「二村洞に新しく来る日本人はほとんどいないと見ていい」として「米軍が竜山基地を離れたのに続き、日本人も減少し、部屋を賃貸に出している大家たちはしばらく新しい入居者を探すのが困難な状況だった」と話した。 (中略)

 韓国と日本の葛藤が深まり、家族を日本に置いたまま(韓国に)入国する駐在員が増えたという点も、二村洞で日本人が減った理由に挙げられる。二村1洞には単身世帯が住むようなオフィステルなどの小型住宅がない。

 日本人たちの移動の動向は統計でも確認できる。ソウル市の登録外国人現況統計によると、今年の第3四半期(7-9月期)に竜山区に登録された日本人は1352人で、3年前の2016年第3四半期(1711人)に比べ20.8%減少した。一方、上岩洞と麻浦駅のある麻浦区は、今年の第3四半期は1010人で、16年第3四半期(928人)に比べ8.8%増加した。
(引用ここまで)


 ソウルのリトルトーキョーと呼ばれていた場所から日本人が姿を消している、という話。
 本家のLAのリトルトーキョーからもすっかり日本人は姿を消していて、日本人は観光客くらいしかこないという状況になっています。
 日本人は移民すると徒党を組まずに現地に溶け込んでしまって、圧力団体として存在感が薄いのです。
 アメリカにおける慰安婦像設置等においても、この圧力団体としての存在感の薄さを突かれた部分がありますね。
 消えた日本人、日系人の代わりにリトルトーキョーを闊歩しているのが中国人や韓国人だったりするのですが。

 ソウル版リトルトーキョーである東部二村については日本人駐在員が多く住む場所として栄えたそうです。
 ただ、そこから日本人の姿が消えつつあるというのはちょっと違った話でもあるようです。
 あくまでも統計ではなく不動産屋の体感として「日本人駐在員が30~40%ほど消えた」とのこと。
 家族のいる駐在員は日本人学校のある土地付近に向かい、残りは単身者にとって便利な施設のある土地に向かったということですが。

 記事には「日韓関係の悪化で家族を置いたままの単身赴任が多くなった」ということも書かれています。
 日本から韓国を見る風景と、韓国で日本人が韓国を見る風景は異なっていて当然なのですが。
 以前にも「戸締まりをちゃんとしよう」「可燃物を扉の近くに置くな」「消火器の場所を確認」といったお触れが在韓日本大使館から廻ってきたことがありましたね。
 そして、その在韓日本大使館は自爆テロ寸前の危機に晒され、釜山の日本総領事館へは韓国人が乱入するという事件がありました。
 フジテレビや産経新聞、その他徴用工問題の被告企業など、いくつかの日本企業も同様に襲撃を受けています。

 赴任する担当者にしてみれば「自分はともかく、家族は厳しい」という判断をせざるを得ないところにまで来ているのでしょうね。
 危険である、と判断せざるを得ない。

 いまの日本製品不買運動から、あと一歩踏み込んだところには日本人排斥が待ち構えています。
 実際に韓国で活動しているアイドルに対して、そうした声が挙がったこともあります。
 なんかのきっかけで反日デモが起きてもなんの不思議もないんだよなぁ……。
 昨日までの隣人があっという間に敵になる、なんてことは人類史いくらでも繰り返されてきたことなのですから。
 ボスニア内戦あたりを調べるとホントに暗澹としますよ。

木村元彦はアレだけど、これはよい本。
終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ (集英社新書)
木村元彦
集英社
2005/6/22