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2020年02月

韓国で週末のマスク騒動→「販売開始が2分遅れたよな!?」「夜道に気をつけろよ」と客から脅し→マスク販売をやめる店舗も……

「薬局を閉店すべきか悩むほど」薬剤師の告白…マスク販売を中断します(KBS・朝鮮語)
「公的マスク取り扱いを中止しました。今後入荷予定はありません」

ソウル某区のマンションにある交差点に位置し、薬局の前には昨日(13日)から、このような案内放送が絶えず出ています。窓ガラスとドアにも「マスク取り扱い放棄」の案内文が複数枚つきました。公的マスク販売中止を宣言した薬局になにが起こったのでしょうか?

はじまりは先週の土曜日でした。薬局は公的マスク販売時間を朝11時と案内しました。 しかし物流が集中したためにマスク配送が少し遅れ、薬局販売時間も案内した時間より2分ていど遅れました。すると待機列にいたある市民が「11時になったが販売をなぜしないのか。なぜ2分間もまた人を待たせるのか」と言いながら抗議を始めました。抗議や悪口は強まる一方でとうとうマスク販売は中断され、警察まで出動しました。

薬剤師はKBS取材陣に「このような大騒ぎは日常茶飯事だ。 それが何かが重要なのではなく、『腹が立つのになぜ邪魔をするのか』として乱暴を働くようだ」と伝えました。

このような事件はたまに起こるのではなく、一日に何回も起こっているというのが薬剤師の説明です。

去る木曜日(12日)にも事件が起こりました。 ある市民が薬局職員に「帰宅時に夜道気を付けなさい。誰かがあなたを殴るとか突くとしたらそれは私だろう」と脅迫的な発言をしました。薬剤師は脅かされた理由を「この市民はマスクをなんとか買うことはできたが、1時間も待たされて癇癪が起こったのではないか」としています。

独り言のように悪口する客、薬局の物品を投げつける客、得意先なので何個かちょっと取っておいてくれという客、これを断ればインターネット掲示板に苦情を書くという客まで……。

一日にも数十回もこのようなことが繰り返されると、薬局職員のひとりは大きなストレスに辞職せざるを得ませんでした。 (中略)

このようにして薬剤師、職員まで退社したために公的マスク販売中断というやむをえない決定をしたが、その負担を善良な市民と周辺の他の薬局に移したのではないかと申し訳ない思いをいているといいます。 この薬局だけでなく続々と公的マスク取り扱いを中断する薬局が出る状況です。

実際に公的マスク販売が始まった月曜日から木曜日まで(今月9日~12日)の4日間で警察庁に受理された薬剤師への脅威や脅迫、薬局の前での市民の間のけんかなどの関連申告件数は666件です。全国で一日平均150件以上の公的マスクの販売をめぐる葛藤が申告が入ってくるでしょう。申告していない場合も含めると、全国で少なくない葛藤が生じていることが推測されています。
(引用ここまで)


 昼のエントリで「マスク騒動が拡がっている」という話を書きました。
 そこで紹介した「ゴルフクラブで薬局や警官を威嚇した60代男性」がいたというニュースを紹介しましたが。
 そういった事件が警察に申告されているだけで150件。

・販売開始が2分間遅れたら文句が出る。
・「夜道に気をつけろよ」と捨て台詞を吐かれる。
・客同士が喧嘩する。
・「俺のためにマスク取り置きしておけ」と言われる。

 なんでも、最初の週末ということで製造企業から80%を徴収していたマスクを貯めておいて、一気に878万枚放出したそうですが。
 まるで足りなかった模様。
 1件あたりの供給枚数は大したことがなく、マスク難民をあちらこちらで産んでいるとの話です。
 専用アプリで準リアルタイムの販売情報を流しているのですが、更新が間に合わずに「もう販売終わりました」って言われて切れる客多数。
 そして、すでに公的マスクの販売を中止した薬局が100件以上になるそうですわ。

「公的マスク販売中止」どのような状況?薬剤師会に聞いてみると(中央日報・朝鮮語)

 その理由がこういったクレームが多数で本来の業務ができなくなったから、とのこと。
 追い詰められた時こそ本性が出る、というのは実際なのでしょうね。
 欧米でのアジア人差別と同じ構造です。

韓国でさらに拡がるマスク騒動……薬局で販売支援に派遣された公務員(遅刻)「支援に来たんだからマスク販売をしろ!」等々……

「私の前ですぐにマスク売れ」……薬局でパンマル甲質高位公務員議論(韓国経済新聞・朝鮮語)
釜山市が公的マスク販売店に忙しくなった薬局を支援するために幹部級職員を現場に派遣したが甲質論議に巻き込まれた。

13日、釜山市と青瓦台国民請願掲示板などによると、釜山の薬局に公的マスク販売業務を支援するために派遣された釜山市5級公務員と薬剤師の間に争いがあった。

薬剤師は、請願掲示板に「薬局が好きな時間に公務員を派遣して販売を支援するとの連絡が来て、11日午後1時に来てもらう要請したが、その公務員は午後2時頃に到着した」と説明した。

続いて「すでにヘルプを頼んだ人がいたので『すぐに帰ってもいい』と言ったが、公務員がすぐにマスクを売りなさいとパンマルをきいて声を張り上げた後、30分ほども監視するように居座り続けた」と主張した。

また、「店員が退いてくれと言ったにも関わらず、営業妨害をした」と正当な処罰と謝罪を要求した。
(引用ここまで)


 パンマルはため口とか友人言葉とか訳されます。暴言まではいかないけども乱暴な言葉遣い、っていったところですかね。

 さて、韓国全土の2万4000件あまりの薬局で今週から公的マスクの販売がはじまっています。
 販売方法は「月曜日は生まれた年の末尾が1、6。火曜日は2、7……」というように月~金で販売を振り分けて、週末は平日に買えなかった人が買えるというもの。
 1回2枚まで。週に一度買ったら住民登録番号を端末に入力されて、二重購入できないようになっています。
 まあ、こんな作業を押しつけられたら薬局の業務がパンクしますわな。
 すでに先週の時点で「無理だ!」って悲鳴が上がってました

 で、そういった業務がパンクしそうな薬局に対して、地方自治体が支援活動を行っています。
 釜山の場合は「時間を指定してくれれば公務員が向かってマスク販売を手伝います」ということで薬局がそれを利用したら、指定時間に遅刻してやってきて「こうしてやってきたのだから、私の目の前でマスクを販売しろ!」と強要するっていう。
 韓国で5級の地方公務員っていったら超勝ち組ですからね。
 それなのに薬局で販売の補助をやらされる。屈辱もいいところでしょうよ。
 その鬱屈感がこういった形で発露したのでしょうね。

 すでにこれ以外にもいくつか事件が起きていて「マスクを売れ」とゴルフクラブで威嚇した60代男性が逮捕されています。

ゴルフクラブまで振り回すことか... マスク販売する薬局の前の争い頻発(聯合ニュース・朝鮮語)

 看護助手が病院で入手した住民登録番号で公的マスクを買おうとした、なんて事件も。

患者の住民番号で公的マスク購入した看護助手... 警察の捜査(聯合ニュース・朝鮮語)

 「マスク大乱」って言われるだけのことはあるかな。