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2020年02月

肺炎で亡くなった韓国の少年の新型コロナ陽性判定を巡って混乱→政府「あの大学は検査中止だ」→大学「おまえらにそんな権限はない」と大論争

「冷遇」を受けた免疫診断キット、アメリカへの輸出の道開かれた(ニューシス・朝鮮語)
「17歳の死亡確認『未決定』は、一時的汚染のせい...嶺南大検査再開」(聯合ニュース・朝鮮語)
しかし、感度(精度)が80%程度低く、95%の精度の遺伝子診断法(RT-PCR)と並行する混乱が起こされるという指摘があった。RT-PCRは、検査の結果が出てくるために、6時間がかかる。

したがって、遺伝子診断法の補完的な手段として使用する必要がないという意見が出ている。
(引用ここまで)

防疫当局が肺炎の症状で死亡した17歳の高校生が生前大邱嶺南大病院で最後に受信し、新型コロナウイルス感染症(コロナ19)検査で「未決定」の反応が出てきたことと関連し、当該検査にいくつかの汚染があったと発表した。

当局は、嶺南大病院の検査の信頼性自体には問題がないと見て、病院に検査再開が可能であると通知した。 (中略)

クォン・ジュンウク中央防疫対策本部(部屋台本)副本部長は21日、忠清北道五松疾病管理本部で開かれた定例ブリーフィングで、「17歳の死亡の最後の検査で未決定反応が出てきた理由は、一回の検査でミスや誤りがあったからで把握した」と述べた。

クォン副本部長はまた、「嶺南大病院の他の検査で問題がなかったか重点的に調べた結果、他の問題は全く検出されず、実験室内の他の汚染の可能性も問題がないと解明された」と付け加えた。

彼は「なぜその検査で汚染が発生したか」という質問には、「検査過程や実験の過程でエラーや誤りが十分に発生することができる」とし「(このような汚染が)体系的に発生したり、構造化されものではない。普段の検査機関の監視を頻繁にしているので、検査の信頼性がレベル高く維持されている」と強調した。 (中略)

防疫当局が嶺南大病院からA君の検体を引き継ぎ、再び分析した結果、検体はコロナ19ウイルスが検出されなかった。むしろ、患者検体が全く入っていない対照群の検体でも遺伝子増幅(RT-PCR)反応が確認した。当局はこれを受け、嶺南大病院の実験室が汚染された可能性を指摘して、19日から嶺南大病院の検査を暫定的に中断させた。
(引用ここまで)

 嶺南大病院に入院していた17歳の男子学生が肺炎症状で亡くなった件でいろいろと混乱が起きています。
 13回の検査をしたのだけども、12回までは陰性判定。
 亡くなる前の最後の1回の検査で「陽性と言えなくもない」という微妙な結果が出たために、話題となったのですが。
 韓国政府参加の疾病管理本部は嶺南大学病院での検査にコンタミがあったとして、嶺南大学病院での検査を一方的に中止させるという処分を出しました。

 それに対して嶺南大学側は「なんの権限があって検査中止を命令できるんだ」と大反発。
 「もう問題がある検査結果は報告するなっていうのか」って話まで出ている。
 これが昨日の話。
 あまりに嶺南大学側の反発が大きかったせいか、今日になっていきなり「汚染はそれなりにあること」「根本的に汚染されていないことが確認できた」「今日から検査を再開してかまわない」って疾病管理本部が言い出したというね。
 要するになにか定見があって「検査中止だ」って言い出したのではなく、「韓国の検査は完璧だ」という前提に傷をつけるものは許さないとうだけの話なのですね。

 上の記事は例のFDAが「韓国の(抗体)検査キットは感度が低い」と判断したという関連記事なのですが、そこで「RT-PCRの検査感度が95%」とありますが。
 PCRの原理上、そんな数字が出るわけないんだけどなぁ……。

韓国の「療養病院」で新型コロナウイルスの集団感染発生……これが絶望的な理由とは……

相次ぐ療養病院感染に大邱また「赤信号」... 「感染管理死角」(ニューシス・朝鮮語)
76人のコロナ19確定患者が発生したハンサラン療養病院に続いてテシル療養病院でも57人確定され小康状態を見せていた大邱地域内に追加集団感染の懸念が現実化している。

特に20~30代の女性の割合が高かった新天地大邱教会関連感染者とは異なり、療養病院は、高齢者に基礎疾患までの高危険群の患者が大部分ゆえに防疫当局の緊張感も高くならざるをえない。

さらに、療養病院100社のうち94のは院内感染を予防するための感染管理室がなく、これを管理する医師や看護師は、すべて1人以下なので追加の拡散も懸念される。
(引用ここまで)


 「療養病院」というのは韓国にある終末期医療のための病院。
 一応「病院」の名こそついているものの、医療施設としてのグレードは高いものではない模様です。
 末期癌をはじめとした回復が望めない患者がケアをしてもらう、というような施設ですね。
 なので、医師・看護師も常駐はしているもののそれほどの数はいないというようなところ。

 一般的な病院のようなケアがしにくい一方で、高リスク患者となりえる高齢者が多いので危険度が高いわけです。
 ハンサラン療養病院で74人の集団感染が確認され、続いてテシル療養病院で57人。その他複数の療養病院でも小規模な感染が確認されています。
 閉鎖空間でかつ濃厚接触がある場所なのに、院内感染を予防するような部署がない。
 相当にしんどいでしょうね。
 それでなくても新型コロナウイルスが陽性でないと肺炎の治療すらしてもらえないほどに医療崩壊が続いている大邱でこれはなぁ……。

 これらの集団感染によって、韓国の新規感染者数は147人。
 死者は100人を突破。
 ここのところ新規感染者が100人以下という日が何日か続いていたのですが。
 こうしてクラスターが続々と生まれている以上、そうそうは終息しない……というか、一般的な病気として定着するまでどうにもならないのでしょうね。

韓国で与野党間の政争の具とされてきたニュースへのコメント制が一気に透明化 → やはり「まるで仕事のように」コメントをするユーザーが多数存在していた……

33本の記事を1分おきに巡回して「大統領様」を賞賛するコメント(朝鮮日報)
 19日午前11時5分。ネイバーで「文在寅(ムン・ジェイン)大統領尊敬」というニックネームを使っているネットユーザーが、ある政治記事にコメントを書き込んだ。「文在寅大統領様、尊敬します。ずっと応援するつもりです」という内容だった。このネットユーザーは、この時刻から1-3分おきに主な記事へコメントを付け始めた。ランチタイムごろに25分間中断し、再びコメントを付けると12時58分ごろ止まった。このユーザーが書き込んだコメントの数は33本だった。記事を一つ一つ読んでコメントを付けるには、時間が短い。コメントは例外なく「文在寅大統領様、うまっくやっていらっしゃいます」、「李明博(イ・ミョンバク)・朴槿恵(パク・クンヘ)のせいだ」というスタイルの一行書き込みだ。KOSPI暴落の記事には「文大統領様が株をやれと言ったか?」と書き込んだ。

 ネイバーは19日、ニュース記事にコメントを付けた作成者のニックネームと、過去に書いた全てのコメントを公開した。これにより、コメントで世論に影響を及ぼそうとする一部ネットユーザーの動きが露わになっている。 (中略)

 代表的な親文在寅コミュニティーに挙げられる「CLIEN」と、極右コミュニティー「イルベ」(日刊ベスト)は、今回の過去コメント履歴公開を歓迎する雰囲気だ。歓迎の理由も同じ。「テッケムン(頭が割れても文在寅支持、の略語)のコメント操作、全て引っ掛かった」(イルベ)だとか、「アルバイト虫、眠らずオウムのように鳴く」(CLIEN)のように、相手方の組織的世論操作が今回全て露わになるだろう-と主張している。

 イルベでは、コメント数、共感数が多い親文ネットユーザーの過去コメント履歴が続々とアップされている。これまでのコメント数は21本なのに共感数は20万を超える、ある親文ネットユーザーも攻撃されている。イルベでは「計算してみるとコメント1本あたり平均共感数が3万もあって、常識的には不可能。ツイッターで盛るアカウント」と主張している。特定のネットユーザーがコメントを付けたら支持者が集まって共感数を増やしてやる形式で操作したもの、というわけだ。CLIENでも、政府批判コメントは全て「カネをもらってコメントを書くアルバイト」だというスタイルの記事が登場している。

 こうした状況の中で、「onlylima」というニックネームのネットユーザーが注目されている。3年6カ月間に計9484本のコメントを付けたが、共感数は680万もあったからだ。一般ネットユーザーの場合、共感数は多くて数千-数万という程度。インターネット上では、並みの政治家よりも世論形成に大きな影響力を発揮しているのだ。
(引用ここまで)


 楽韓Webでもよくニュースを引用している韓国で1位のポータルサイトであるNAVERのニュース部門。
 そのNAVERニュースで、最近になってコメントをつけたユーザーが過去に行ったコメントが公開されるようになりました。
 冒頭のように1分ごとに33本のニュースを見ては、1行コメントをしまくってムン・ジェイン大統領を擁護し続けるというようなユーザーの存在が明らかになっています。

 イ・ミョンバク政権が国情院に3500人ものコメント部隊を雇わせて、NAVERニュースに政権擁護や2012年の大統領選での支持を訴えるというような事業をやっていたことがムン・ジェイン政権になってから暴かれました。
 「韓国広報専門家」のソ・ギョンドク教授がコメント部隊の一員だったのではないかという疑惑を受けていたことは記憶に新しいところ。
 どちらにせよ、ソ・ギョンドクは自ら設立した財団にイ・ミョンバク政権から天下りを受け入れていたことで公的には干されているも同然ですけどね。

 その一方でムン・ジェイン政権でもムン・ジェインの最側近であるキム・ギョンス慶尚南道知事が、ドルイドキングなる人物にNAVERニュースで工作を行わせていたことで1審で懲役2年の実刑判決を受けています(ちなみにこの実刑判決を出した裁判官は機密漏洩に問われて起訴されています)。
 ドルイドキング本人には世論操作と贈賄で懲役3年の実刑が確定していることから、キム・ギョンス知事にもこのまま実刑が確定して、知事職を失うのではないかと見られています。

 斯様に韓国ではニュースへのコメントが政治圧力として利用できるという認識を、右派左派ともに持っているわけですね。
 そもそもドルイドキング事件が発覚したのも、与党である共に民主党側から「最近、NAVERニュースについているコメントがおかしい」というクレームがついたことで捜査が入ったからでした。
 まあ、実際には与党側実力者がドルイドキング側に報酬を与えていなかったことの報復をされていたということが明らかになるやぶ蛇だったわけですが。
 与野党どちらも脛に傷を持っている。
 であれば、コメントの透明性を増しておいたほうがNAVERとしては火の粉を被らずに済むという判断なのでしょう。
 政争の具にされるよりは透明性を高めておいて、誰がどんなコメントをしたのかわかりやすくしておいたほうがマシ……という判断か。賢明ですね。