相互RSS募集中です

2020年02月

韓国軍「新型コロナウイルスの検査は費用も時間もかかって大変だ……そうだ、4人分の検体を混ぜちゃえば1/4の速度と値段で検査できるじゃん!」

韓国国防部、速成コロナ検査法で物議(朝鮮日報)
 韓国国防部(省に相当)が、最近入隊を再開した大邱・慶尚北道地域の訓練兵のコロナ感染症検査を速やかに終えたいとして、4人分の検体を混ぜて一度に検査するよう陸軍訓練所などに命令を下していたことが23日までに分かった。韓国軍関係者は「少し前に国防部から、将兵のコロナ感染の有無を迅速に判定したいとして、将兵4人の検体を混ぜて検査するよう指針が下った」として「こうした方法で既に先週から検査を実施してきており、訓練所などにも本格的に導入した」と語った。

 国防部がこうした指針を下したのは、少ない予算で迅速に新兵を検査したいという理由からだ。陸軍訓練所には最近、大邱と慶尚北道清道・慶山地域の将兵がおよそ200-500人ずつ入所した。これらの新兵を1人ずつ全員検査しようとするとかなり時間がかかるので、検体を4人単位で混ぜて一度にコロナ検査を行った後、問題が生じたらこの4人の将兵を再度検査したい、というのだ。こうした方法で時間を4分の1に短縮することができる、と韓国軍は説明した。韓国軍関係者は「互いに検体を混ぜず1人ずつ検査すべきなのに、数人の検体を混ぜて検査するという発想がどうして出てきたのか分からない」と語った。少数の一線部隊から、この方針に反対する意見が出たが、国防部は4人分を混ぜる検査を強行したという。

 高麗大学九老病院感染内科の金宇柱(キム・ウジュ)教授は「4人全員陽性なら確定診断を選ぶのに難はないが、一部だけ陽性だとウイルスが希釈され、陽性判定が出ないこともあり得る」と指摘した。しかし、大韓診断検査医学会のイ・ヒョクミン感染管理理事は「短期間に複数人を検査してこの中の誰かが感染しているかどうか確認する場合は、複数人のサンプルを一度に混ぜて検査する『プーリング(pooling)技法』を使うこともあり得る」として「例えば、4人が同じ部屋に隔離されている場合、この中に感染している人がいるかどうかを確認する方法」と語った。
(引用ここまで)


 最後にあるPoolingという技法ですが、確かに存在します。
 新型コロナウイルスではテクニオン・イスラエル工科大学でテストの効率を上げるために32人、64人という単位で感染検査を行っているという報告がありました。

Pooling Method for Accelerated Testing of COVID-19(テクニオン・英語)

 ここでは詳細なメソッドは明らかにされていませんが「既存の手法」と「既存の機材」をかけあわせることで効率的な検査を行える、とされています。
 かなり慎重に行われている感触が文章からは伺えます。
 まあ、テクニオンでやっているんだったら間違いないよな(偏見)。
 ただ、これは「検査時間を短縮するためのテクニック」「感染曲線をオーバーシュートに持っていかないため」のものとされています。
 あくまでも医療崩壊を防ぐためのテクニックとして、ですね。

 その一方で朝鮮日報の記事で行われているものは「4人分の検体を混ぜちゃえば1/4のスピードで検査できるじゃん!」ていどの扱いに見えます。
 まあ、少なくとも「少ない予算で迅速に検査したい」という目的でやるべき話ではないような。
 最後のコメントにあるように、同じ部屋にいる人間の中に感染者がいるかどうかを見るためにやるというのなら意味がありますが。
 この場合であれば新規入隊した隊員はそのあとにばらばらに動くのでしょうから、メリットがないような。
 まあ、あの韓国軍のやることですから、最後はいいようになるんじゃないでしょうかね。
 面白い意味で。

韓国を揺るがす違法動画サイト「n番部屋事件」の騒動から見えてくる、日韓関係が絶望であるという理由

5分でわかる、韓国社会を震撼させた大規模ネット性犯罪「n番部屋」事件の詳細(ハーバービジネスオンライン)

 韓国を新型コロナウイルスと同じくらい、下手をしたらそれ以上に一気に揺るがしている「n番部屋」事件というものがありまして。
 胸クソ悪い事件なので詳細はリンク先にてどうぞ。
 引用がないのもそのためです。

 正直、この類いの事件は紹介を躊躇しますね。
 以前にも世界最大の児ポサイトを作っていた管理人が22歳の韓国人だったという事件があったのですが、けっきょく扱わずに終わりました。
 今回の「n番部屋」事件も同様に終わるかなーと思ったのですが、ちょっと面白い部分がありました。
 その結果、韓国では殺人等の重大犯罪以外では逮捕者の氏名を公表しないが、社会的影響の大きさにSBSが犯人の顔画像公開に踏み切った。博士の正体は25歳のチョウ・ジュビン、仁川の専門大学で学び、性格はおとなしかったが人間関係のトラブルが絶えなかったという。
(引用ここまで)


 通常であれば韓国では逮捕者の氏名や顔写真は公開しません。
 日本に対しても靖国神社を爆破しようとしたチョン・チャンハンの身元を公開したことに対して、韓国外交部から抗議を受けています。

韓国外交部「日本政府は靖国爆破容疑者の顔を公表するな! 韓国では公表しない!」 → 菅官房長「知らんがな」

 で、さらに今回の事件の主犯とされる「博士」なる人物をフォトラインに乗せろと言いだしています。
 つまり、晒し者にしろという話になっているのですね。
 ですが、前法務部長官のチョ・グクが行った検察改革によって、容疑者を検察前に立たせて報道陣が質問しまくるというフォトライン制度は廃止されています。
 その最大の恩恵を受けたのはチョ・グク本人とその家族なのですけどね。

 国民請願掲示板にも「博士をフォトラインに立たせろ!」というスレッドが立っています。
 一気に過去1位となる230万の署名が集まっているほど。
 で、さらにチョ・グク本人がSNSに「博士の顔公開は可能だ」とか書きこみしてて物議を醸しています。

「n番の部屋加害者フォトライン」国民請願……チョ・グク「顔公開可能」(中央日報・朝鮮語)

 どれだけ韓国社会を揺るがしているか、このあたりの騒動だけでも分かりますかね。

 自分たちの都合や感情で法律をねじ曲げることに一切の躊躇がないんだよなぁ……。
 この騒動を見ても徴用工裁判で日韓がまともな結論を出せない理由というのが見えてくるのではないでしょうか。

韓国保守系メディア「アメリカは米韓通貨スワップ協定を結んでくれた。危機の時に頼れるところはどこなのか、理解しただろう」と同盟の価値を語る……あと日韓通貨スワップ協定も期待している模様

【社説】危機の時に頼れるところはどこか、改めて実感させられた韓米通貨スワップ(朝鮮日報) Web魚拓
中国だけ入国制限、通貨スワップ…コロナがかぶせてくれた米国の「同盟の傘」=韓国(中央日報)
米国との通貨スワップが直ちに韓国の金融市場を安定させる効果をもたらしたのをみると、米国がわれわれにとっていかに重要な国であるか、安全保障・経済戦線が危機に直面した時、われわれに救命の太いロープを投げてくれる国がどこかを改めて実感した。

 韓国政府は伝統的な友邦国である米国や日本と距離を置き、中国に密着する外交政策をとり続けてきた。中国も重要な隣国だ。今後も密接な友誼を築いていかねばならない。しかし暴力的なTHAAD(終末高高度防衛ミサイル)報復やコロナ事態で明らかになったように、中国は自国の利益と地政学的な覇権のためなら隣国の事情など全く意に介さない国だ。 (中略)

 その反面、米国は韓日軍事情報保護協定(GSOMIA)破棄問題、対北朝鮮制裁での不協和音、防衛費分担金問題など対立要因が多かったのに韓国人の入国禁止を自制し、通貨スワップによって古くからの友邦を支援する選択を行った。これまでトランプ政権が同盟をビジネス関係として取扱う行動を取り、大きな失望を感じることもあったが、今回の韓米通貨スワップは韓米同盟が単なる「軍事同盟」にとどまらず、自由民主主義と市場経済を守る「価値同盟」であることを悟らせてくれた。
(引用ここまで)

今回の措置だけでなく米国のグローバル経済危機対応マニュアルにともなう側面もあるが2008年にどうにか確保した韓米金融当局間共助のおかげという評価が出ている。当時結んだ韓米通貨スワップは金融危機で韓国の経済危機克服に大きく役立ち、「韓国の外国為替市場の最大の安全弁はやはり韓米同盟」という話まで出てきた。韓国はカナダや中国などとも通貨スワップを締結しているが、ドル流動性確保は市場にとってさらに強力なシグナルになるほかない。

ワシントンに精通した外交消息筋は21日、これと関連して、「2008年もいまも韓米同盟関係が素地になったのは事実。通貨スワップを締結した9カ国を見るといずれも米国の友邦であり同盟である国」と話した。2008年の通貨スワップ締結国がそのまま維持されたという評価だ。 (中略)

だが新型肺炎の感染拡大局面で米国が全般的に韓国の手を上げる措置をしたことも「同盟効果」と分析される。代表的なのが入国制限問題だった。

米国は新型肺炎流行初期の1月31日に中国発の入国者に対し全面入国禁止を発表する超強硬措置を取った。その後韓国で感染者数が急増したが、米国は韓国発の入国制限は最大限慎重にアプローチした。イタリアの感染拡大で今月11日に欧州発の入国者を遮断することにした時も同様だった。 (中略)

最近も韓国はすでに通貨スワップ再開を要請したが、日本は無対応で一貫しているという話が外交街に出回っている。外交部高位当局者はこれと関連して21日、「必要性に対する意見は多いものと理解しており政府も認知している。どんな契機で再開するかは企画財政部と協議して検討する」と話した。
(引用ここまで)


 米韓通貨スワップ協定が(FRBの危機対策マニュアル通りに)結ばれたことで、朝鮮日報、中央日報といった保守紙からは「ほれ見ろ、本当の危機の際にこそどのような対応をしてもらえるかで友好国、同盟国の価値が分かるというものだ」という主旨の社説が出ています。
 ハンギョレ、京郷新聞といった左派紙からは通貨スワップ協定が結ばれてウォンドルレートが一服したという事実のみが記事として語られているていど。
 これら左派紙は親中国というよりは反米なので、こういった態度は分からないでもない。
 朝日新聞や毎日新聞も同様で「反米」であればなんでもいいという方向性なので、その結果として親中国に見えているという部分がありますね。余談。

 でもまあ、韓国政府が中国とアメリカの両国に対していいとこ取りをする基本方針は変わらないでしょうね。
 ここまでの危機に至ってもムン・ジェインは「中国の危機は韓国の危機」とか寝言を言って中国人の入国を最後の最後まで制限しなかった。
 中国にいい顔を見せておきたい、というのは韓国の本音なのです。
 常に韓国は地政学的な意味で中国の影響を無視できない。その部分は理解しないでもないですが。

 アメリカとの同盟を維持しつつ、経済的に巨大なパートナーである中国にもすり寄りたいなんて態度は両方から許されない。
 そんな中立は双方から敵と見なされるだけの話。
 中国はアメリカによる韓国へのTHAADミサイルの配備について圧力を加え続けている。
 三不の誓いを捧げてもまだ許されていない。
 アメリカは駐留費の値上げを「要請」している。その額、実に5倍。
 今月末までにまとまらなければ、基地で働く韓国人従業員はレイオフされるとのこと。
 ちなみに朝日新聞が「日本にも5倍の負担要求が来ている」とかいう記事を出していましたが、こっそりと「誤報でした」という訂正記事を出しています。

 今回は世界的なドル不足になりかねないということからほとんど機械的に通貨スワップ協定が結ばれましたが、次もこうなるとはかぎらない。
 米中のどちらにつくのかはっきりしろ、と言われ続けるのでしょうね。

 中央日報の記事には日韓通貨スワップ協定への言及がありますが、これは韓国経済新聞や東亞日報の社説にも同様の記述があります。

「韓米通貨スワップ」で一息ついたが、外国為替不足に備えて安全弁をさらに作るべきだ(東亞日報)

 朝中東と呼ばれる朝鮮日報、中央日報、東亞日報に加えて韓国経済新聞が韓国の代表的な保守紙。
 まだこれら保守紙は日本への期待とでも言うべきものを心の中に抱えている、ということなのでしょうね。
 かつての日本であればそういった期待に応える議員も多くいたのでしょうが。
 まあ、無理ですわな。
 他を当たってくださいな。