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2020年03月

韓国の総選挙で「日韓戦だ」「中韓戦だ」という与野党間のアピール合戦が示す、韓国という国の位置づけ

カテゴリ:韓国総選挙2020 コメント:(90)
韓国与党は日本バッシング、野党は北朝鮮・中国たたき(朝鮮日報)
 4月15日投開票の韓国総選挙に先立ち、与野党は「親日」「親中」「親北(朝鮮)」という題材でライバルたたきの競争を本格化されている。与党勢力は「今回の選挙は親日野党との戦いだ」と言い、野党は「中国や北朝鮮の顔色をうかがう政府・与党に審判を下そう」と攻勢をかけている。

 共に民主党選挙対策委員会戦略本部は最近、253の選挙区の候補に「第21代総選挙戦略候補マニュアル」を配布した。広報・遊説指針となるもので、「安倍政権を擁護し、日本には何の批判もできない未来統合党、我々国民は今回の選挙を韓日戦と呼ぶ」と指摘した。政府による日本人入国制限などを批判した未来統合党の親日基調を際立たせる戦略だ。総選挙の4大戦略の一つも「日本製品ボイコットなどを通じ、日本の輸出規制危機克服を先導した政府を強調」だ。反日感情を高めることが支持層の結集に有利だと判断したとされる。

 野党は与党の親日攻勢を「総選挙用の反日感情を助長するものだ」とし、「中国と北朝鮮の顔色をうかがう政府・与党」と攻撃している。統合党の黄教安(ファン・ギョアン)代表は天安爆沈事件から10周年となった26日、「韓国国民が武漢コロナ(ウイルス)とすさまじい戦争を繰り広げる渦中でも北朝鮮はミサイルを発射している」とし、「政府は今からでもやみくもに北朝鮮に希望を寄せることをやめ、原則に基づく堂々とした対北朝鮮政策を推進すべきだ」と主張した。北朝鮮による相次ぐミサイル発射について、政府・与党が特に反応を示していないことを「北朝鮮の顔色うかがい」と攻撃した形だ。統合党は新型コロナウイルスの事態についても、「政府が中国の顔色をうかがう余り、初動対応に失敗した」と主張した。

 与野党の支持層も同じ構図で対立している。熱狂的な文在寅(ムン・ジェイン)支持層はソーシャルメディアで「総選挙は韓日戦だ」「土着倭寇を撲滅しろ」などといった文言の宣伝を広めている。(編注:土着倭寇とは「土着した倭寇の子孫」という意味で、近年反日感情を抱かない人などを攻撃する際に用いられている新語)「国会議員国産化国民運動本部」と書かれた横断幕とポスターなど「韓日戦商品」まで登場した。親文在寅勢力は1日、ソウル全域に「投票で親日清算」と書かれた横断幕30枚以上を掲げたという。中央選挙管理委員会は「特定の政党や候補を類推することができない一般的価値に当たる」として掲示を認めた。これに対抗し、野党支持層も「総選挙は韓中戦だ」というポスターを発表した。
(引用ここまで)


 与党側は「今度の選挙は韓日戦だ」と言い出している。
 野党側は「韓中戦だ」と言い張る。
 まあ、新しい情報はこれといってないのですが。
 韓国の選挙戦がこういった形になっている、ということは記しておきたかったというのがありますね。

 日本で対外政策が選挙の争点になることってないですよね。
 少なくとも昨今の選挙でなった覚えはありません。
 過去の歴史を紐解いても日米安保条約くらいかなぁ。これも対外政策というよりは内政としての側面が大きい。
 韓国の場合、対北政策は内政面としての部分もありますが。

 総選挙において政党間の論争で対日外交、対中外交の姿勢が問われるという時点で、世界の中における韓国の位置づけというものが分かりますね。
 対外政策をどうするのか、という論点なしには総選挙が行えないわけですよ。
 「中国につくことを許すのか」、あるいは「日本の影響をそのままにしていいのか」という話が全面にくる。

「安倍政権を擁護し、日本には何の批判もできない未来統合党、我々国民は今回の選挙を韓日戦と呼ぶ」

 経済もコロナウイルス対策もなくて、こうした「韓日戦」が選挙指針に来ちゃう。
 それどころかサポーターによるポスターとして「投票で親日清算」とかが掲示されてしまう。
 韓国に主体はないという自白ですわ。
 これまで3年間のムン・ジェイン政権がどうだったのか、とかそういう争点はない。
 相手にどれだけ「やつらは積弊だ」「○○の手下だ」というレッテルを貼ることができるのかが大事。
 韓国でやっているのはそんな選挙戦である、ということですね。

韓国人、自粛自粛で我慢できずに外出 → 飲食店、ビリヤード場、遊園地が満員に……アトラクションは1時間待ち

社会的距離確保に疲れた韓国市民…再び混み合うビリヤード場・飲食店(朝鮮日報)
京畿道竜仁市にある韓国有数のテーマパーク「エバーランド」は1日午後、700台収容の駐車場が満車だった。平日にもかかわらず「サファリワールド」などの人気アトラクションは1時間待ちとなった。順番を待つ来場客の間隔を空けるため、地面には黄色い足跡のマークのステッカーが張られていたが、守る人はほとんどいなかった。人が少ないアトラクションでは1人分空けて着席したが、人気アトラクションの「ティーエクスプレス」(ジェットコースターの一種)は密接して座らなければならなかった。

 京畿道果川市のソウル大公園動物園にも2000人を超える観光客が詰めかけた。今月初めまでは平日の観光客が500人程度だったが、先週は1800人へと3倍以上に増えた。特に屋外の動物のおりの前では観光客の姿が絶えなかった。周辺では「マスクを着用し、距離を取って」という放送が流れていた。施設側は桜が満開となる今週末には4万人が訪れるとみている。

 政府と地方自治体のソーシャルディスタンス(社会的距離)を取る政策が2カ月に及び、それに疲れて我慢の限界を感じた市民らがうららかな春を迎え、先を争うように外出している。野外が混み合う中、新型コロナウイルスへの感染リスクが高い室内空間にまで客が押し寄せている。 (中略)

 外出した人たちは皆が「疲れる」と語った。8歳と6歳の子どもを連れ、エバーランドを訪れたソウル市瑞草区在住のCさんは「初等学校(小学校)1年の子どもが家にずっといるのは嫌だというので連れてきた。予想よりも人が多くて驚いた」と話した。竜仁市処仁区から中学1年生の女子生徒は「1カ月以上も学校に行けず、つまらないので小学校の同窓生6人と来て、6時間も遊んでいる」と説明した。

 政府と防疫専門家は忍耐と協力を訴えている。保健福祉部の金剛立(キム・ガンリプ)次官は1日、「5日まで予定されていた徹底したソーシャルディスタンス実践期間を延長する必要がある」と述べた。これに先立ち、丁世均(チョン・セギュン)首相は3月30日、「ソーシャルディスタンスが成果を上げるように皆が努力すべきだ」と発言している。
(引用ここまで)


 中国についで世界に2番目くらいの速さで「社会的距離確保」、ソーシャルディスタンスを行い続けてきた代表的な国は韓国と台湾といえます。
 台湾の新規感染者ははここのところ10人台が続いています。少ない日には一桁の日もあるという状況。かなり抑え込みに成功しているな、という印象。
 それに比べると韓国はまだまだ100人規模の新規感染が続いていて、集団感染も止まらない。
 大邱だけでなく、首都圏でも集団感染が起きているというのは既報。
 いくら大統領府が歪曲したグラフでごまかそうとも、実際の数字として新規感染者も死者も減っている印象はありません。
 ソウルのすぐ北にある議政府(地名です)の病院でも集団感染が起きています。

 そんな中、韓国では「もう無理だ」とばかりに外出する人が続出。
 新天地教会でのメガクラスターが生まれたのは2月半ばくらい。実際には1月末あたりからぽつぽつと感染者は散見されていました。
 つまりほぼ2ヶ月ほど、特にこの1ヶ月はきつめの自粛生活を強いられてきたわけです。
 万が一、感染しているのであれば自分の動線をアプリで隅から隅まで公開されてしまう。
 プライバシー? そんなもの「防疫」の美名の前にはなんの役にも立ちませんよ。

 でも、さすがに限界がきた、とのことで。
 「에라 모르겠다!」=「エラ モルゲッタ」=「もう知らない」ということで漢江は花見客で一杯。
 モルゲッタは例のモルゲッソヨのラフな言いかた。
 モルゲッタが「知らんがな」なら、モルゲッソヨは「知りません」ってところかな。
 まあ、屋外で花見くらいなら濃厚接触もないのでしょうが。
 ロッテランドも満員。
 エバーランドも満員。
 屋内アトラクションにも行列。
 屋外で黙って花を見ているのなら問題ないでしょうが、実際にはこんな感じで宴会がはじまってしまうのは間違いない。

 まあ、気分としては分からんでもないですけどね……。
 ヒトは蕩尽しないと生きていけない生物ではあるのだけど。
 こういうとき、オタクは強い生物だよなぁ。

ルノーサムスン、新車を発表するものの輸出仕様車はテストもせず……「労組のストライキで生産が滞ったら目も当てられない」

ルノーサムスン、「XM3」の輸出機会飛ばした... 「労組に涙」(MoneysS・朝鮮語)
ルノー三星自動車の準中型クロスオーバー車(CUV)「XM3」の輸出の可能性が徐々に薄くなっている。早めに輸出しているが、労組の非協力で「XM3輸出型モデル」は、テストさえしていない。輸出量配分権を握ったフランスのルノー・グループは、ルノーサムスン労組の動きを注視する中である。

2日、自動車業界によると、ルノーサムスンは先月31日付で日産ローグの生産を停止した。ルノーサムスンと日産のログ委託生産契約終了に伴うものである。ルノーサムスンは日産ログを、毎年7万台以上生産し、釜山工場を維持してきた。

2019年基準ルノーサムスン全体の生産量のうち、48%が北米輸出用日産ローグであった。当初ルノーサムスンは、ローグ製造が終了した直後の4月からXM3を欧州とロシアなどに輸出する予定だったが、現在の輸出計画さえ立てていなかった。
フランスのルノーグループがXM3輸出先制条件に掲げた「2019年の賃金交渉」を仕上げていなかったからだ。

ルノーサムスン労使は2月4日から今月1日までの交渉を行っているが平行線のままだ。最近ルノーサムスン労働組合がストライキに参加していない労働者が受けるべきボーナスをストライキ参加者に配ることを主張しており、企業側はもちろんのこと労働者の間でも議論が行われている。

ルノーサムスンの関係者は、「輸出モデルはまだ走行テストを開始する段階ではない」と伝えた。

ルノーサムスンにとってXM3の輸出は待望ものだ。国内販売不振で悪化した業績を改善させることができる方案だからだ。2019年ルノーサムスンは国内8万6859台、輸出は9万591台など17万7450台を販売した。前年と比較して22.0%減少した。国内販売3.9%減少し、輸出は34.0%急減した。

労組のストライキは、中長期的にルノーサムスンに害になる見込みである。先に日産は昨年10万台レベルのローグ生産量をルノーサムスンに委託する予定だったが、ルノーサムスン労組がストライキを継続したために供給支障を考慮して生産数を元来から40%縮小したりした。

ルノーサムスンの関係者は、「会社と労働組合のすべてが新車の清算成功と欧州への輸出物量の確保が重要であることをよく知っているので紛糾妥結に最善を尽くしている」とし「コロナ19事態も一日も早く鎮静されるように管理を徹底している」と述べた。
(引用ここまで)


 ルノーサムスンへの日産ローグの生産委託がこの3月で終了。
 米韓FTAで輸出関税が有利になっていたにも関わらず、北米の工場以外では日産の九州工場での生産を選択したわけですね。
 そもそもルノーサムスンでローグを生産させるというのもゴーンの方針だったので、ゴーンが消えてしまったいまとなっては継続する積極的理由というのも消失してしまったのでしょう。

 さて、そのルノーサムスンが現在なにを作っているかというと、XM3という新型SUV。
 ルノーサムスンの命運を握るこのXM3(ヨーロッパではアルカナのバリエーションとして発表)ですが、いまだに輸出モデルの走行テストすらしていない状況。
 韓国国内では3月に発表し、すでに販売がスタートしているとのことですが。
 最大の問題は労組とのこと。

 ローグの供給は前述のように日産の北米工場、九州工場、そしてルノーサムスンで行われてきました。
 ルノーサムスンでストライキがあったとしても北米と九州で生産を補えてきたわけですね。
 実際、記事にあるように日産からの昨年度の製造委託予定は10万台だったのですが「おまえらストライキしすぎで信用できんわ」とばかりに40%削減されて6万台にされてます
 一応、9月までだった契約は3月まで延長されたようですが。

 ですが、現状でXM3はルノーサムスンによる独自仕様。
 正直、現在のルノーにそこまでの地力があるとも思えないのですが、XM3バージョンのアルカナが一ヒットしてしまったらルノーサムスン労組が図に乗ることは目に見えています。
 「生産してほしければ昇給せよ、さもなくばストライキだ」といういつものアレをやられるのは目に見えてる。
 すでにルノーにとって全世界でもっとも生産コストが劣悪な工場。二交代制での生産も諦めている状態。  ルノー本体にとっては痛し痒しというか、捨てるに捨てられない鶏肋となっています。
 ゴーンの庇護がないいま、このコロナ禍の中で生き残ることができるんでしょうかね?