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2020年05月

与党で唯一チョ・グクを批判していた前議員、共に民主党から公認を外され、さらに党から懲戒まで受ける……これが韓国で「ナム」になる、ということです

チョ・グク氏批判の与党・琴泰燮氏、公認候補脱落に続き党の懲戒まで(朝鮮日報)
 与党「共に民主党」が、チョ・グク前法務部長官を批判し高位公職者犯罪捜査処(公捜処)設置法案に反対していた琴泰燮(クム・デソプ)前議員に対して最近、懲戒処分を下したことが1日までに分かった。

 共に民主党の倫理審判院(イム・チェギュン院長)は先月25日の会議で、琴泰燮氏に対し「警告」処分を下した。今年2月に「共に民主党」の一部の権利党員が党に琴泰燮氏の除名を求める請願を行ったが、今回の決定はこの請願を受けて下されたものだ。憎まれていた琴泰燮氏に対し、最後まで報復性の措置を下したとの指摘が出ている。

 権利党員らは当時、琴泰燮氏が昨年12月に公捜処法案の表決で棄権票を投じたことを問題視し、「琴泰燮氏を除名せよ」と主張した。権利党員らは「琴泰燮氏はこのようなあり得ない行為をしている」として「党論に従うのが国会議員の義務なのに、これを無残にも拒否した」と主張した。

 これに対し、共に民主党の倫理審判院は審判決定文で、琴泰燮氏を「懲戒嫌疑者」と規定し、「公捜処法案への賛成はわが党の党論だった」として「琴泰燮氏が所信を理由に表決を棄権したのは事実であるため、党の規則『第7号14条』に基づき『党論に背く行為』として懲戒する」と述べた。

 琴泰燮氏は文大統領の熱狂的支持者らの批判を受けると、4月15日の総選挙を前に自身の選挙区(ソウル江西甲)の党内公認候補者選びで脱落。与党関係者は「共に民主党が琴泰燮氏に懲戒処分を下したのは、(今回の)第21代国会議員当選者へ向けた警告とみられる」として「今後、議員177人は自分の信念に基づく発言ができなくなるのではないか」と述べた。

 共に民主党の関係者は「懲戒のレベルは別として、国会議員の本会議での表決に関連して懲戒を下すのは初めて目にする」と話した。また「琴泰燮氏は、選挙区で公認を受けられなかったことで、受けるべき非難はすでに全て受けたように思えるが、ここまでするのは完全に党を離れろということではないか」と述べた。
(引用ここまで)


 共に民主党内で唯一、チョ・グク事態に対して異議を唱えていた議員がいたのですが。
 そのクム・デソプ前議員に対して共に民主党が「警告」処分を科したとのこと。
 具体的になにをやったかというと、チョ・グクが法務部長官であったときに行った検察改革の一環である「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」設立に棄権票を投じた、というだけ。
 それ以前からチョ・グクを批判してきたので目をつけられていたという部分もあるのですが。
 党議拘束まで行かなくともそれに近しい縛りをかけていたのですかね。

 公捜処は大統領直属の特別な捜査機関であり、これが設立されたら韓国の自由主義はおしまいと言っても過言ではないもの。
 その設立はムン・ジェイン政権にとっては念願といってもいい政策でした。
 これによって現在の検察は政権に手が出せなくなり、さらに政権交代後にも大統領府、もしくは大統領府に所属していた人間に対してほとんど手が出せなくなるという代物。
 こういう懲罰もあり……なのかなぁ。

 ただ、公認を外された時点で国会議員としては死んだも同然。
 それ以上のアナウンス効果を狙ったのでしょうね。
 ムン・ジェインに逆らったらこうなるのだ、と。

 現在のところ、元挺対協理事のユン・ミヒャンに対して与党側からは表立った批判は一切ありません。オフレコを条件にして「政権にダメージが与えられなければいいのだが」くらいのコメントがせいぜい。
 与党の支持者はユン・ミヒャンを糾弾した元慰安婦を糾弾している始末。

李容洙さんへの人身攻撃が深刻…本質から外れた「2次加害」(中央日報)
「その年齢で貪欲に満ちた老人を偉人にして詐欺か」「おばあさんが認知症になった」「おばあさんの嫉妬は終わりがない」。 (中略)

「認知症だ」「ぼけている」などの非難から「本当に大邱(テグ)の人らしい」など地域侮辱発言までが出てきている。(中略)

民主党党員と推定されるこの人は李さんを「親日おばあさん」と罵倒し、「だから話にもならないことを厚かましくほざく」と嘲弄した。また「倭寇の後えい」「日本に送り出すべき」「日本人のくせに慰安婦問題の解決者を攻撃するとは」などのコメントで李さんを非難した。
(引用ここまで)

 クム・デソプ前議員、そして元慰安婦のイ・ヨンス。
 どちらも叩き潰すことに毫ほどの躊躇がない。
 ウリ(韓国語で「我々」の意。身内意識)の範囲内から脱したナム(他人の意)であれば、どのように扱ってもかまわないという韓国人のやりかたが見事に顕現しているといえるでしょうね。
 韓国社会というものはこういうものなのですよ。

韓国政府、日本の輸出規制継続の姿勢に対してWTOへの提訴手続き再開へ……それ、なんか意味ある?

輸出規制巡りWTO提訴手続き再開 「日本が解決意思見せず」=韓国政府(聯合ニュース)
 産業通商資源部の羅承植(ナ・スンシク)貿易投資室長は会見で「日本政府が問題解決への意思を見せておらず、懸案解決のための議論は進展していない」とし、「今の状況はWTOでの紛争解決手続きを停止する条件だった『正常な対話の進行』とは見なし難いと判断した」と理由を説明した。

 韓国政府は昨年、日本によるフッ化水素など半導体・ディスプレー材料3品目の対韓輸出規制強化は不当としてWTOに提訴し、両国は2国間協議を行ったが平行線に終わった。ところが同年11月22日、韓国が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の終了通告の効力を停止させ、同時にWTOへの提訴手続きも停止した。手続き再開の決定に基づき、韓国政府はWTOに裁判の一審に相当する紛争処理小委員会(パネル)の設置を要請し、今後の手続きを進める計画だ。
(引用ここまで)


 日本の輸出管理体制強化について、韓国政府がWTOへの提訴手続きを再開の決定。
 まあ、既定路線で面白味もなにもない。
 というか、先月に「日本は月末までに回答せよ」という会見を行った当初からこの路線だったのだろうな、というていどの茶番。
 昨日も書いたように、提訴からWTOの決定にまでは数年かかるのが普通なのでムン・ジェイン政権には得点にも失点にもならない措置です。
 ……意味がないように感じるのですけどね。
 ただ、微妙に気持ち悪いのはその目的が見えないところ。
 「韓国政府はなにも考えていないからだ」なんて話で終わらせることができれば楽なんでしょうけども。

 そもそもなのですが、韓国政府による「日本政府による輸出規制」に対しての方針がいまひとつ理解できていません。
 実務的にはいわゆる3点セット、すなわち「担当者が少なすぎる」「両国の対話が3年以上途絶えている」「キャッチオール体制の法的整備に不備がある」という日本からの要求をすべて受け入れて整えています。
 それもGSOMIA破棄撤回からわずか1ヶ月で。
 法整備については今月半ばからの施行ですが、それでも基本方針は去年のうちにまとまっていました。
 できるなら言われる前にとっととやってればよかったのに。
 ただ、それらの整備と同時に「日本に与えられたのは40日だ」みたいな意味不明な言説も出ていたのですよね。主として国会議員から。
 また、カン・ギョンファ外交部長官も「韓国は望む時にGSOMIAを破棄できる権利を保留している」と度々言及していました。
 まあ、この辺りは「日本政府の要求に従っているだけではない」というポーズも含まれていたのではないかとは思うのですが。

 それにしても動きに意味がない。
 一時期、韓国側に3月を期日にしようとしていた動きもありましたが、この時も「時期に意味がない」という話をしてました。
 3月に韓国国会の総選挙はありましたが、基本的に外交は票につながらないというのが常識。
 実際、選挙での争点には一切なっていませんでした。
 今回の5月一杯で日本政府は返答せよというのも、タイミング的に不明。
 WTOへの提訴再開も圧力としてはほとんどゼロに等しいもの。
 なんかこう……気持ち悪いなぁ……という感触です。

韓国の慰安婦支援団体にまつわる疑惑……多数の疑惑の中、本当に見ておくべき部分はここ

「安城避難所の造園代金が1億2000万ウォン? 実際に行ってみると数百万ウォンていどの木ばかり」(中央日報・朝鮮語)
1日、国会で初出勤したユン・ミヒャン共に民主党議員の定義記憶連帯(正義連)活動と関連した解明が釈然としないという主張が後を絶たない。特に京畿道安城の慰安婦の避難所建設工事内訳書が公開されユン議員の解明をめぐる疑惑はさらに増幅される状況である。先月29日チェ・ミンフイ共に民主党前議員は、自分のフェイスブックを通じて「サンジュンリ土木、建築工事内訳書(簡略)」というタイトルで、避難所工事内訳を公開した。この内訳には造園工事費として松・桜・ソテツ・ツツジ・その他という名目で1億2000万ウォンが計上されていた。

この日、金融圏での不動産プロジェクトファイナンス(PF)業務を行っていた市民団体の代表A氏は、中央日報との通話で「直接安城避難所を見てみたところ、松を植えた造園事業に特に目が行った」とし「1億2000万ウォンとされている釈明とは距離が遠い」と主張した。

Aさんは「単価を上げようと木を所狭しと植えた状況が見られた」とし「1000万ウォンていどになる松を一、二本は植えてようやく1億ウォンを超える単価が出るはずなのに、数百万ウォンに過ぎない木だけ植えられている」と述べた。彼は「幹が地面を基に複数回折れた松は価値が高い。しかし、安城避難所では、一度だけ折れた松しか見られない」と述べた。

松農場を運営するた造園業者は「1億ウォンを超える松は亀の甲羅のように丸くして皮の間の屈曲を深めなければならない」とし「青瓦台前庭にあるような松であれば1億ウォンを超える」と語った。彼はメディアに出てきた安城避難所の写真を確認した後、「松は一本あたりの数百万ウォンていどと推定される」とし「ただ送料を追加しなければ正確な評価は可能ではない」と語った。

ソウル市内の私立大学の不動産学科教授は「安城のように人影が少ない住宅に非常に多くの木が植えられただけでも、疑惑の塊」と「建設業者や造園業者などが、中間に残るお金を持って行った可能性もある」と主張した。
(引用ここまで)


 ここらでユン・ミヒャン、正義連(挺対協)にまつわる疑惑を整理してみようかな、と。
 今回の記事は造園代金として1億2000万ウォンがかかったということですが、専門家が見て「いや、それはない」と指摘されているとのこと。
 在庫にあったものを適当に植えているのではないか、とされていますね。
 これは単に造園業者が挺対協にぶら下がってぼったくったっていうだけの話だとは思いますが。
 この安城に立てられた憩いの場については、特に筋が悪い。

・当初はソウルに建設予定として企業に10億ウォンを寄付してもらった。
・寄付後に建設地を当初予定地から2時間以上かかる田舎に変更。
・ソウル近郊の田舎にある不動産を7億5000万ウォンで購入。
・売却時は4億2000万ウォンで売却。
・管理人はユン・ミヒャンの父親で月120万ウォンの管理費が支払われていた。
・元慰安婦のために建てたというが、彼女らが滞在したことはない。
・普段はペンションのようにして使われていた。

 どう見てもおかしい。
 中央日報は安城で同じランクの不動産が2億ウォン前後で売買されている、という記事も書いています。

慰安婦支援団体「挺対協」、安城の慰安婦の憩いの場を3億ウォン以上高く買っていた(中央日報)

 他の疑惑 ── 国庫からの支援金が計上されていない、元慰安婦にお金はまるで行っていない(支出額は葬儀費だけ。しかもその葬儀すら葬儀会社の厚意で無料だった)等々 ── もだいぶアレですが。
 この憩いの場の購入と、ユン・ミヒャンが個人口座で寄付金を募集していた+自宅不動産5件をすべて現金で購入していたという2件は群を抜いて悪質さが垣間見えます。
 正義連は公益法人認定されていますが、それが一発取消になってもおかしくない事例。

 ですが、正義連自体が与党や大統領府の関係者まみれであるということが知られています。

【独自】正義記憶連帯事務総長は現職青瓦台秘書官の妻(朝鮮日報) Web魚拓 1 / 2
 「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)の中心幹部、ハン・ギョンヒ事務総長が青瓦台の鄭求チョル(チョン・グチョル)広報企画秘書官の妻であることが27日までに分かった。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時の青瓦台でも国内世論秘書官を務めた鄭秘書官は楊正哲(ヤン・ジョンチョル)元民主研究院長ら与党幹部とも親しい関係にある。鄭秘書官は青瓦台の国民疎通首席秘書官への昇進説もあったが、最近健康上の理由で辞意を表明したという。それを巡り、「正義連問題が青瓦台に飛び火することを防ぐための措置ではないか」との指摘が聞かれる。 (中略)

 実際に政財界のあちこちには正義連の前身である韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)の出身者が多数いる。1990年代初めから始まった挺対協の活動を足掛かりとして、2000年代以降に本格的に政界に進出した。代表的な人物としては、盧武鉉政権で最初の女性部長官を務めた池銀熙(チ・ウンヒ)氏がいる。池氏は挺対協企画委員長を経て、1998年に挺対協の共同代表に就任。2006年から7年間、徳成女子大総長を務めた後、16年から17年にかけ、「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶財団」の理事長も務めた。挺対協と正義記憶財団は18年7月に統合し、現在の正義連が発足した。

 韓国国際協力団(KOICA)の李美卿(イ・ミギョン)理事長は1990年代初めから挺対協で活動し、広報委員長などを務めた後、96年に統合民主党から国会議員に初当選し、5選を果たした。文在寅政権の青瓦台で初代の均衡人事秘書官を2年間務めたシン・ミスク氏も挺対協実行理事出身だ。
(引用ここまで)

 与党である共に民主党が今回の挺対協疑惑を追及しないのは、このあたりの「ウリ意識」(ウリ=我々の意。仲間意識)が影響しているのではないかなと感じられます。
 大統領府が「我関せず」を決めこんでいるのも、このあたりが原因でしょう。

 挺対協についてはあまりにも多くの疑惑が語られていて、どこが本流なのか分からなくなってきています。2週間ほど前に楽韓Webで一端まとめていますが、そこからもどれだけ疑惑が出たのかもはやよく分からない。
 ですが、本流は以下の3点──

・安城の憩いの場、高額購入疑惑
・ユン・ミヒャンの個人口座への募金
・ユン・ミヒャンとその家族の不動産現金購入

 この3点が本流であって、あとは枝葉末節です。
 挺対協が寄付金や支援金を元慰安婦のために使っていないなんていうのは、典型的な枝葉末節でしかない。
 元々彼らは「人権団体」であり、元慰安婦をケアするための団体ではないからですね。
 娘の留学費用なんかもそうですね。このあたりは「会計疑惑」としてひとまとめに見ておいたほうがいい部分。  あとは慰安婦合意に際して事前に韓国外交部からの説明を受けていたのか否か、という問題ですね。個人的にはここを徹底追求して欲しいのですが、まあ与党・大統領府関係者が正義連にいる状況では無理かなぁとも感じます。
 検察の捜査は資金の流れを中心に行われているとの話。

 韓国映画のザ・キングのような展開にならなければよいのですが。
 ザ・キングでは地方の検察官である主人公が、先輩から依頼されて事件を握りつぶすことで本部と強いコネクションを持っていって出世する……というようなストーリーでした。

ザ・キング
2018-09-05


楽韓さん、本日の動向 - ハイレゾウォークマンがちょい進化

 光の速度で5ヶ月間が終わった感。
 歳を取るごとにどんどんと加速していくのでしょうけども。
 手持ちのハイレゾウォークマン A100がストリーミングのハイレゾ再生に対応したのでAmazon Music HDかmora qualitasに加入しようかどうか考え中。
 ただ、Amazon Music Unlimited+アップコンバートのDSEE HXでけっこう満足してる部分はあるんだよなぁ。
 あ、3ヶ月間無料のキャンペーン中なのでよろしければ登録してみてください。

 Kindleのビジネス書キャンペーンはもう既読の弾がない感じ。自分が持っている本を見る、なんて検索方法はないものか……。
 ジャレド・ダイヤモンドの銃・病原菌・鉄が安いのはビジネス書キャンペーンとは関係ない模様。

銃・病原菌・鉄 上巻
ジャレド ダイアモンド
草思社
2013-07-12


 世界でもっとも売られた数と読まれた数が異なる本ではないかと思われる。まあ、そういう私も興味ある部分の抜き読みしかしてませんが。

 おっと、米個別株で売りたかったスクエアが売れてた。まだ半分保有してますが。詳しくは週末に。

 今日のKindle日替わりセールからのピックアップこちら。