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2020年07月

韓国政府「物々交換なら北朝鮮とやりとりしても制裁対象じゃない! アメリカも共感している」→30分後→「アメリカとは協議すらしてなかった」……なんなのこいつら……

北の酒と南のコメを交換、韓国統一相の提案に米専門家「制裁違反の恐れ」(朝鮮日報)
南北物々交換論争に…統一部「米国も共感」→「協議していない」(朝鮮日報)
 韓国統一部(省に相当、以下同じ)の李仁栄(イ・インヨン)長官が推進の意向を明らかにした物々交換方式の南北交易事業について、「北朝鮮に対する制裁に抵触する恐れがある」との指摘が持ち上がっている。

 李長官は就任前から「北朝鮮の金剛山と白頭山の水、大同江酒を韓国の米や医薬品と交換する」との方策を提示し、これについて「制裁違反にならない」と主張してきた。しかし複数の専門家は「これらの事業が韓米作業部会における議論を省略して推進されるなど、事前に十分な点検なしに行われれば、それによって韓国が『制裁違反国』になる恐れがある」と指摘する。 (中略)

 韓国政府は「ドルなどの外貨を使用せず、現物の交換であれば国連安保理の対北制裁決議を避けられる」と主張しているが、それでも交易相手が制裁対象であれば問題になるということだ。

 スタントン弁護士は、統一部が現時点で最終承認を残している北朝鮮の酒と韓国の砂糖を交換する事業についても「危険」と指摘する。 (中略)

外交部当局者は先日、記者団の取材に、李仁栄長官が進める大同江の酒と韓国の米を交換する方策について「(対北制裁に)抵触しないよう、しっかりとチェックしなければならない」と強調したが、このようなコメントは異例と受け取られている。
(引用ここまで)

 韓国統一部(省に相当)が10日、北朝鮮の酒と韓国の砂糖の物々交換をめぐって「韓米間の協議」があったかどうかについて、発言内容を30分で覆した。統一部の報道官は同日の定例記者会見で「物々交換に関して韓米間の調整が必要か」との質問に対し「米国側が趣旨に共感するとの意思を伝えてきた」として「われわれは、小さな交易の開始と共に、米国側に何度も説明した」と述べた。 (中略)

 しかし、定例記者会見からわずか30分で、統一部は「米国側が趣旨に共感するとの意思を伝えてきた」という部分を「小さな交易は現在、検討段階にある事案で、韓米間で協議したことはない」と修正すると公示した。南北間の物々交換について、米国も趣旨に共感し協議が終わったという意味の答弁から「韓米間の協議自体が行われていない」という趣旨に変更したわけだ。 (中略)

 韓国の「南北経総統一農事共同組合」は先ごろ、北朝鮮の開城高麗人参貿易会社と「開城高麗人参酒」など北朝鮮の特産品35品目、1億5000万ウォン(約1340万円)相当を韓国に搬入し、代わりに韓国の砂糖167トンを北朝鮮に贈る契約を締結したことが分かった。これは、李仁栄(イ・インヨン)統一部長官が国会の人事聴聞会前から主張していた「北朝鮮の大同江酒を韓国の米などと交換する『南北物々交換』」構想を実践するものだ。

 統一部がこの物々交換契約について「手続き的要件など諸条件に問題がなければ、前向きに検討する」との立場を発表したことから、「5・24措置」以降初となる南北間の公式物々交換が実現するのではないかとの観測が出回った。特に今回の物々交換は、国連の対北朝鮮制裁を迂回(うかい)する初の南北間の取引になるのか注目された。これに先立ち統一部は「砂糖と酒は制裁品目ではないため、韓米作業部会(ワーキンググループ)の議論の対象ではないと聞いている」と述べ、南北間の物々交換に米国との調整は必要ないとの立場を説明した。

 ところが、韓国の民間団体の取引相手となる北朝鮮の開城高麗人参貿易会社が、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の秘密資金を管理する39号室の所属ではないかとの疑惑が提起され、対北朝鮮制裁に違反するとの懸念が浮上した。高官クラスの脱北者A氏は「北朝鮮の貿易会社は全て、党・政・軍の機関に所属しているため、純粋な民間領域と考えるのは困難だ」と述べた。このため、政府が南北間の物々交換を実現するために「韓米作業部会」と話し合う可能性も浮上している。
(引用ここまで)


 北朝鮮の酒と、韓国のコメ・砂糖を交換しようという事業を韓国側が進めている、というニュースがありまして。
 新たな統一部長官であるイ・インヨン氏は就任前から「米韓ワーキンググループを無視できるところは無視する」と述べていた人物。
 国会での人事聴聞会でもさかんに「北朝鮮とのやりとりを増やしていく」と述べていていましたね。

 そもそも金大中政権時代の南北会談のために北朝鮮に5億ドルの裏金を送っていた主犯です。
 こういった話を活発にやるだろうな、とは事前から予測されてはいたのですよ。
 なんとかしてアメリカの監視を免れる方向性で北朝鮮を援助できないか、という計画を練っていたのでしょう。

 北朝鮮の酒と、韓国の砂糖を交換する事業は「民間企業同士の物々交換」とされていました。
 で、韓国政府はこの事業について「民間同士の物々交換であって、統制品ではない」とのことで、南北共同事業を監視する米韓ワーキンググループの議論の対象ではない、としていたのですが。
 北朝鮮の企業が政府の管理下にないわけがない。
 民間企業と言えども、北朝鮮政府とやりとりをすれば当然、制裁対象になります。
 おまけに統一部からは「砂糖と酒の交換について、アメリカとは意思疎通ができている」と述べた……と思ったら30分で「いや、そんな疎通はなかった」と協議すらしていないと言い出した……と。
 自分たちがなにをやっているのかを把握すらできていないっていうね。

 で、もうひとつは「北朝鮮の酒と、韓国のコメ、医療品を交換する」というもの。
 これは統一部長官に就任する前から「こういった物々交換であれば制裁違反にはならないし、ワーキンググループを通す必要もない」という認識を述べていたものです。
 韓国政府の意図としては「外貨を介していないので問題ない」……という認識だったのですが、アメリカ側から「いや、そのりくつはおかしい」との指摘。

 国連制裁決議、実際に読んでみるとかなり雁字搦めで交易を封じられています。
 あれだけやられたら、そりゃ危険を冒してでも瀬取りやるわなぁ……と感じるほど。
 韓国が制裁逃れでやりそうなことなんか事前によく分かっている、ということでもありますかね。
 それでもムン・ジェイン政権は南北事業をやろうとして暴走を繰り返していたので、それを監視するために米韓ワーキンググループが作られたのですが。
 このワーキンググループって、ちょっと視点を変えると「韓国に制裁が課されないよう、守るために作られた」ものであることが分かるはずです。
 にも関わらず、韓国大統領府は「ワーキンググループを作ったのは失敗だった」と邪魔者扱い
 韓国政府が好き勝手にやってたらセカンダリーサンクションで立ち上がれなくなるくらいまで制裁されると思いますけどね。

 ついで韓国の外交部からも「制裁に該当しないかチェックすべき」と声が上がっているとのこと。
 ムン・ジェインが徹底的に官僚を嫌うのはこういう部分なんでしょうね。
 であれば、「物々交換だ!」「制裁対象じゃないんだ!」って叫びながらやってみるとよいんじゃないかなぁ。
 制裁対象かどうかを決めるのは韓国ではない、ということを理解できるようになると思いますわ。

韓国政府と自治体、コロナ対策に災害基金を費やしてしまって、水害に対応する予算なし……でも、イ・ミョンバクは水害を引き起こした犯人として糾弾される模様

水害が起きているのに韓国政府の金づるはコロナで枯渇(朝鮮日報)
 今夏の豪雨で全国的に大きな被害が発生し、与野党双方から第4次追加補正予算の編成を求める声が上がっている。

 蟾津江一帯の豪雨による被災地である全羅北道南原市、任実郡、淳昌郡を地元とする無所属の李容鎬(イ・ヨンホ)議員は9日、本紙の電話取材に対し、「国会予算特別委員として、第4次追加補正予算の編成を推進する。コロナ事態に豪雨被害まで重なり、農畜産民の被害があまりに大きい。追加補正予算の編成は避けられない」と述べた。国民の党の安哲秀(アン・チョルス)代表も最近、「災害追加補正予算を編成しよう」と発言した。未来統合党の金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長も「損害があまりにひどく、予算がなければ追加補正予算は避けられない」と指摘した。民主党の党代表候補として出馬した朴柱民(パク・チュミン)議員と最高委員に出馬した申東根(シン・ドングン)議員も「追加補正予算を推進しよう」という立場を表明した。

 民主党指導部はひとまず第4次追加補正予算は不要との立場だ。今年は新型コロナウイルス対策で3回の追加補正予算(総額59兆2000億ウォン=約5兆2700億円)を編成しており、さらに「水害追加補正予算」を編成することは負担が大きいためだ。民主党の党代表候補として出馬した李洛淵(イ・ナギョン)議員は同日、フェイスブックで「ひとまず予備費2兆ウォンと既に確定した予算で対処できるとみている」と語った。尹官石(ユン・グァンソク)政策委員会首席副議長も「予備費にはまだ余裕がある。追加補正予算の論議は時期尚早だ」と述べた。豪雨被災地を地元とする全羅道の民主党議員は「特別災難地域」への指定を要求している。特別災難地域への支援予算は国費で賄われる。しかし、水害復旧予算として使うための予備費の残額はコロナ対策で相当部分を支出済みの状況だ。現在残された約2兆ウォンの予備費では足りないとの指摘もある。政界関係者は「豪雨被害が続き、秋の台風まで考慮して第4次追加補正予算を編成する場合、国債発行が避けられない」と指摘した。

 水害の状況が悪化し、地方自治体は対応に追われている。コロナ事態を受け、緊急災難支援金を支給し、豪雨など自然災害に使える資金を使い果たしてしまったからだ。各自治体からは「追加補正予算が避けられない」との声が上がっている。

 京畿道は道民全員に10万ウォンを支給したコロナ災難基本所得の財源として、災難管理基金、災害救護基金を充てた。京畿道の場合、今年初めまで、災難管理基金に6160億ウォン、災害救護基金に2990億ウォンなど総額9200億ウォンの資金があったが、7月末現在で残高は2300億ウォン余りにまで減少している。今回の集中豪雨で公共施設の被害だけで330億ウォンを超える京畿道安城市が現在保有している災難管理基金は65億ウォンにすぎない。加平郡も推定被害額が90億ウォンに達するが、災難管理基金は8億ウォンしか残っていない。
(引用ここまで)


 あー、韓国政府、自治体にはもうミリほどの余裕もないのですよ。
 今年4月の時点でSNSに自治体職員から「頼むから今年はもう洪水も日照りも台風もこないでほしい。豚コレラや口蹄疫も無理」ってお手上げ宣言が出されていました。
 それぞれの自治体によるコロナ対策費用は災害基金から供出されていて、住民に現金を配ったりしてきたとのこと。
 そのせいで、もうほとんどの自治体がオケラ。

 ただ、現実問題として韓国政府はコロナ関連で第3次補正予算まで組んでいて、そうほいほいとは今回の水害に対策予算を組むわけにもいかない状況であるのも間違いない。
 なにせ「Kニューディール」とやらに6年で160兆ウォンを突っ込んで鳩のエサやり禁止要員AI向けデータラベラーを山ほど育成しなければならないのですから。

 それでも、イ・ミョンバク大統領によって行われた4大河川整備事業が今回の水害と関連していないか、調査するようにという指示が出ているそうですよ。

文大統領 4大河川整備事業と水害の関連性の調査を指示(聯合ニュース)

 イ・ミョンバクによるこれらの河川整備事業によって堰が設置されたのですが、それが水害の原因になったのか、あるいはこの堰があったからこのていどで済んだのか……ということが論争になっていまして。
 その実態の調査をムン・ジェインが指示したという話なのですが。

 ……そんなもん、どの機関にやらせても「イ・ミョンバクのせいだ」っつー話になりますよね。イ・ミョンバクといえば「積弊」の象徴そのもの。
 ムン・ジェインにとっては師匠筋のノ・ムヒョンを自死に追いやった極悪人ですから。
 その手によって行われた事業が「安全に寄与した」なんていう調査結果が出るわけがない。
 というわけで、今回の水害は「イ・ミョンバクの責任」となることが決定した、というわけです。

ムン・ジェイン「韓国経済は奇跡のような善戦」「これから本格的な反騰時期だ」→実際の現場を見てみると……

【朝鮮日報コラム】「奇跡のような善戦」の実像(朝鮮日報)
 韓国統計庁が先月末に発表した「6月の産業活動動向」では、小売業の販売額が前月比で2.4%増加した。前年同月比では6.3%の増加だ。コロナ禍で急減していたデパートの売り上げも回復の兆しを見せている。7月のデパート3社の売り上げは前年同期比でやや増加したか、わずかな減少にとどまった。すると、待ってましたとばかりに「奇跡のような善戦」(文在寅〈ムン・ジェイン〉大統領)、「実物経済の反騰シグナルもより明白になっている」(企画財政部次官)といった自画自賛の言葉が相次いだ。

 消費市場に活気がみなぎるのは喜ばしいことだ。しかし、数字に表れない現場の話がある。デパートの売り上げ上昇はどこから来ているのか。実際にデパートに行くと、それなりに賑わっている売り場は2か所。冬物衣料を5-7割引で販売する「逆シーズンイベント」コーナーとブランド品売り場だ。実際に海外ブランドの売り上げを除いて統計を計算し直すと、デパートの売り上げは依然として前年比でマイナスだった。さらにブランド品はほとんどが海外直輸入であるため、売り上げが増えたからといって国内の雇用が増えるわけではなく、協力会社の事情が好転するわけでもない。単なる「外華内貧」(外見は華やかだが内部は貧しい)にすぎないのだ。景気のバロメーターと呼ばれる男女衣類の販売は10%以上減少した。

 大統領が最近、首席秘書官会議で「内需は第2四半期(4-6月期)から回復し始め、第3四半期(7-9月)にはさらに上向きになるとみられる」と述べたが、私が普段よく立ち寄る町の精肉店の店主は全く異なることを言っている。この店主は不動産のニュースに敏感だった。財テクのために投資しようしているのではない。「伝貰(チョンセ=入居時にまとまった額の保証金を賃貸人に預ければ、契約期間中に月家賃を支払う必要がない賃貸システム)よりも月貰(ウォルセ=毎月家賃を払う賃貸方式)が増えれば、市民たちがあまり肉を食べなくなるのではないかと心配だ」というわけだ。「住居費が上昇すれば可処分所得が減少する」という経済理論ではなく、十年以上の商売経験からくる勘だ。 (中略)

免税店も一部の在庫ブランド品を除けば売り上げは低迷したままだ。免税店の職員たちは6か月近く、週4日勤務や無給休職の状態になっている。

 周囲を見てみると、依然として非常に多くの自営業者や中小企業が苦しんでいる。これらの人々や企業にとって、政府が打ち出す薄っぺらいバラ色の展望は虚しい偽りであり、怒りが爆発する内容だ。
(引用ここまで)


 これも昨日の「最低賃金ガー」の話に通じますかね。
 「奇跡のような善戦」とは先月27日にムン・ジェイン大統領が大統領府での会議で述べた言葉。

文在寅大統領「韓国経済、奇跡のような善戦…本格的に反騰するだろう」(中央日報)

 第2四半期の経済成長率が-3.3%で済んだことに対しての言葉、だそうですよ。
 確かに韓国の減少幅はOECD加盟国の中でもおそらく1、2位を争う小ささではないかと思われるのですが。
 経済のよりどころを貿易に頼っている韓国が第3四半期、どれだけ伸びることができるかは不明。まだまだ外国は立ち直りきっていないので輸出に頼ることができないのではないのか、と感じています。
 実際に7月の貿易統計(速報)でも前年同月比で輸出は7%減。
 実態を見てみるとそこまで楽観的になれる理由はないよなぁ……というのが朝鮮日報の記事。
 この発言を伝えたNAVERやdaumの記事でもコメントは辛辣なものが多かったですね。

文大統領、韓国経済を「奇跡のような善戦」と評価=ネットは「望みと現実は区別して」(レコードチャイナ)

 6月の雇用統計はいつものように悪く。
 失業率は4.3%。
 いわゆる青年層(韓国でのみ扱われている15-29歳の雇用関連数字。国際的な若年層雇用は15-24歳)失業率は10.7%。短時間雇用なども組み入れた実質的な失業率とされる拡張失業率3の数字は26.8%。
 これで「奇跡のような善戦」と言われても、国民は鼻白むだけ。

 しかも、この数字は公的資金をじゃばじゃば投入してのもの。
 一昨年の段階から「いまはまだ不況がきていないからこうやって公的資金投入して数字をかさ上げしてもなんとかなっているんだろうけど、本格的な不況になったら支えきれるのかね?」と何度か書いてきましたが。
 本格的な不況に対しては「Kニューディール」とやらでさらに公的資金を積み上げるという手法に出てきたわけです。
 「見た目の失業率を抑える」効果は確実にあるでしょうが、「6~7月から徐々に回復傾向を見せており、これから本格的に経済反騰させる適期」……なぁ。
 本格的な反騰……なにやら「所得主導成長は来年から本格的に効果を発揮する」と常に言い続けていたアレと相似してますね。
 そういえば「所得主導成長」の話、とんと聞かなくなったなぁ。まだ韓国で元気にやっているんですかね?
 ちなみに7月の雇用統計は明後日の朝に発表予定。



ムン・ジェイン「Kニューディールで190万人の雇用を創出!」→その仕事の中身を見てみると「鳩の餌やり禁止要員」「鳥の糞掃除係」「浄化槽掃除呼びかけ人」

鳥のふん掃除・閲覧室の番…これが新型コロナ「Kニューディール」の素顔だ(朝鮮日報)
 京畿道軍浦市では先月から「ハト餌やり禁止監視員」を募集している。街でハトに餌をやる人を制止するという仕事だ。9月から3カ月間、一日5時間ずつ働いて、毎月119万8000ウォン(約11万円)もらえる。同市関係者は「『ハトに餌をやる人がいる』という苦情があるので監視員を募集している。新型コロナウイルス関連の雇用を作るよう指示があったので、我々も知恵を絞って考え出したアイデアだ」と明らかにした。

 政府は今年4月、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の主宰で「新型コロナウイルス非常経済会議」を開き、「予算3兆ウォン(約2660億円)をかけて公共・若者の雇用先50万件を自ら創出する」と発表した。文大統領はこうした「新型コロナウイルス雇用」について「新たな雇用創出のため大規模事業を大胆に推進する必要がある。雇用を創出するのにとどまらず、『ポスト新型コロナウイルス』時代の革新成長を準備していく」とも言った。しかし、先月の第3次補正予算案通過後、各部処(省庁)や地方自治体が続々と募集告知を出している「新型コロナウイルス雇用」は大統領の約束とはかなりかけ離れているものが多かった。

 京畿道軍浦市の新型コロナウイルス雇用の中には「鳥のふんのないきれいな五禁洞作り」という仕事がある。ベンチに付いている鳥のふんを落とす作業だ。このほかにもオートバイの騒音が聞こえたらすぐにナンバープレートを撮影して情報提供するパパラッチのような「オートバイ騒音監視員」、散歩をする犬・猫のふん処理を監視する「ペットエチケット順守ヘルパー」、図書館で騒ぐ人々を制止する「閲覧室の番」もある。3カ月間のこうした雇用人員1045人を選ぶのに予算44億4000万ウォン(約4億円)を使う。

 釜山市蓮堤区庁は浄化槽を掃除するよう電話をかける若い人材を採用することにした。同区関係者は「1年に1回、浄化槽を掃除しなければならないが、しない家に1軒1軒電話して掃除するように促す業務だ」と説明した。蓮堤区庁はこのほかにも紙の横断幕の出力、自転車施設物破損点検、わき水周辺のゴミ拾いなど計878人を採用する。仁川市は一日3時間ずつ地下鉄駅やマンションなどで「住民税・固定資産税などをきちんと払ってください」と広報する「地方税納税広報要員」を募集する。京畿道安城市では17億ウォン(約1億5000万円)をかけて市内の敬老堂(老人いこいの家)479カ所にソーシャル・ディスタンス(社会的距離・感染防止のため人と人の間に距離を取ること)確保やマスクの着用を監督・指導する安全管理者を配置する。京畿道楊州市は野良猫捕獲担当者を募集する。 (中略)

 専門家らは「企業活動に役立つような根本的な問題を解決しようとせずに、短期で質の低い雇用を創出するのは予算の無駄にしかならない」と話す。若者たちが集まるインターネット上の大学コミュニティー掲示板でも「これが話に聞いていた新型コロナウイルスKニューディールか」「おいしいバイトに税金祭り」「本当の雇用を創出しろ」という反応が相次いでいる。
(引用ここまで)


 昨日のデービッド・アトキンソン氏のコラムを批判したエントリにも通じるお話。
 ムン・ジェインは新型コロナウイルスでダメージを受けた雇用市場をフォローするために、韓国版ニューディールを立ち上げると雄々しく宣言したのですよ。
 先月14日、演説の中で「Kニューディール」を立ち上げ、デジタル関連産業を育成するデジタルニューディールと、再生エネルギー中心のグリーンニューディールを両輪として、さまざまな雇用対策を行う。
 新たに190万人の雇用創出を目指し、投入されるのは160兆ウォンだ……と。
 あ、Kニューディールっていうのは楽韓Webで揶揄して言っているのではなくて、ムン・ジェインが本当にそう言っているんです。……いや、ホントに。

 で、そのKニューディールでさまざまな雇用を立ち上げろと地方自治体にも命じているのですよ。
 出てきたのが「鳩の餌やり禁止要員」「ベンチの鳥の糞掃除係」「ペットエチケット順守ヘルパー」「浄化槽掃除促進業務」「地方税納税広報要員」等々。
 浄化槽の掃除を呼びかける仕事は「若者向け」なんだそうですよ。若者向けとは?
 これらに比べたら前に出てきたAI用のデータにラベルを貼ってく作業はまだだいぶマシに見えますね。

 ……まあ、「労働者に穴を掘らせて埋めさせるだけでも経済対策になる。失業保険を払うよりマシ」とケインズも言っていることですし。
 正直な話、ありっちゃーありだとは思うのですよ。
 どんなものでもいいから雇用を持ってこい、金は政府が払う。景気浮揚策としてはあり。
 「鳩の餌やりを禁止する人」でも「ベンチ掃除要員」でもいい、ということなのでしょうが。
 高齢者のお小遣い稼ぎにはよいかもしれないけどなぁ。

 実質的に4人にひとりが失業者とされている、韓国の若者に必要なのは電気管理士や、AI向けデータラベラーとか浄化槽の掃除を呼びかける仕事ではないと思うのですよ。
 彼らはまだ今後数十年に渡って人生を続けるわけで。
 この1年とか2年、そうした食えたところでどうにもならない。
 「魚をあげるよりも、獲る方法を教えるべき」ってヤツですわ。
 ムン・ジェイン政権的には「Kニューディールで全国民が幸せになる」という設定なのでしょうけどね。

楽韓さん、本日の動向 - 練馬のケララバワンで酸味を楽しむ

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 妙に好評だったのでKADOKAWAの完結済みコミックスセールをもうちょっとチェック。

 テルマエ・ロマエも対象でした。
テルマエ・ロマエI (ビームコミックス)
ヤマザキ マリ
KADOKAWA
2012-09-01


 まりあ†ほりっくもだいぶ前に終わってたな、そういえば。


 ラノベ原作のおまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!は打ち切りではなく、ショートバージョンという感じの終わり方……だったような。


 あとKindle夏のセールでラノベもかなり扱われてます。おおよそ50%オフ。たぶん、2500冊くらい。
 ストライク・ザ・ブラッド、西野、蜘蛛ですが、なにか?等々。



 Kindle Unlimited対象本の紹介はこれ。
 正直、コミック部分だけ読むと消化不良を起こしますが、導入部分と考えればよいのではないかと思われる。



 週末に練馬はケララバワンでウィークリースペシャルでした。

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 ごはんは酸味の強いタマリンドライス。カレーはナスのカレー。丸いのはトマト・ウタパム。
 ナスのピクルスもついてて、酸っぱいディナーでした。疲労回復にちょうどいい感じだったなー。13日まで。

今日のKindle日替わりセールからのピックアップこちら。