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2020年08月

韓国で常温にさらされたインフルエンザワクチン、すでに数百人に接種済みだった……さらにひどいオチも

常温露出疑いワクチン324人接種……「無料のワクチンを有料で接種」(YTN・朝鮮語)
全北全州の大型病院です。
常温露出が疑われるインフルエンザワクチンを接種した人は、この病院だけで60人にのぼります。
政府が21日夜から接種を禁止しましたが、この病院では接種が禁止された無料のワクチンを成人に有料で接種したのです。

このワクチンは、13〜18歳の若者と62歳以上のお年寄りのためだけに、政府が供給したものです。
接種が禁止されたワクチンを使用した病院は、全州のみで13カ所。
ワクチンを接種された人は、179人にのぼります。
全州市は、政府のワクチンを抜き取って有料で使用した病院5ヶ所の契約を解約し、接種禁止事実を知らずに22日にもワクチンを接種した8ヶ所については、注意措置としました。
(引用ここまで)


 前回の「インフルエンザワクチンを常温に晒した」ということで接種開始10時間前に接種の中止が通告された、というエントリの後に「なにか続報はあるかな」と検索したらさらにひどいネタがありましたわ。
 本来なら21日から接種を開始するはずだったのですが、それよりも前に開封してしまって接種をはじめてしまっていた病院が8カ所。
 さらにこの無料ワクチンを抜き取って有料で接種した病院が5カ所。

 ……もうね。
 いまだに韓国では注射器の再利用でC型肝炎の集団感染が起きていたりします。
 2016年頃に数件起きてからこっち、集団感染そのものは内容ですがいまだに使い回しはあって直近の3年間で114件が摘発されているとのこと。

パラメディック「注射針の事故・再使用がない」安心静脈カテーテル開発(SBS・朝鮮語)

 摘発が3年で114件ですから、実情はそれ以上の件数で行われているのは間違いないところ。
 日本で注射器・針の使い回しとか、とんと聞いたことないわ。こんな爪に火をともすような真似をして儲かるんでしょうかね。
 他にも大瓶の薬剤から小分けに注射している最中にコンタミして新生児が死亡した……なんて事件もありました。
 正直、理解できないことが起きすぎですわ。

 ちなみにC型肝炎を集団感染させた医師に対しては、先日実刑判決が出ています。
 さすがにな。

注射器の再利用で患者数十人をC型肝炎にした医師たち「実刑」(韓国経済・朝鮮語)

 おっと、話がずれてしまった。
 抜き取って有料接種した連中も「無料接種対象病院」から外されただけ。
 なんというか……「K防疫」の正体見たり、といったところです。

ポンペオ国務長官が訪韓後に、訪日。そして日本で日米豪印の4カ国で外相会談が行われる……さらに中国の王毅外相がその後に訪韓・訪日……この並びはちょっと興味深い

米中外交トップが相次いで訪日…「外交初心者」菅首相に初の課題(朝鮮日報)
ポンペオ氏に続き王毅氏も来月訪韓を推進(朝鮮日報)
 覇権を争っている米中両国の外交トップが来月、相次いで東京を訪れ、日本の菅義偉新首相に会う。これまで日米同盟を強調してきた菅首相にとって、外交手腕をはかる初の場になるとの見通しが出ている。

 また、「中国の王毅外相が来月訪日し、菅首相に会う予定だ」とNHKが27日、報道した。王毅外相の訪日は、菅首相が25日に習近平中国国家主席と電話会談をした後に決定された。両国指導者はこの会談で、意思疎通が重要だという点で認識を共にし、緊密に協力することで合意した。王毅外相は茂木敏充日本外相と会談した後、菅首相に会うという。

 これに先立ち、米国のマイク・ポンペオ国務長官も来月初めごろ、日本を訪れる。ポンペオ長官は東京で開催される米国・日本・オーストラリア・インドの「4カ国外相会談」に出席するため訪日する。この4カ国外相会談は、インド・太平洋戦略を共有する主要国間の会議だ。今回の会議では「反中連帯」を通じた協力案を具体的に協議する予定だ。ポンペオ国務長官は4カ国外相会談直後、菅首相に会って、日米同盟強化の方針について念を押す予定だ。

 これに対して、王毅外相は菅新内閣が反中連帯の先頭に立たないよう要求するものと言われている。日本が香港の人権問題を提起したことと関連して遺憾の意を表明するものと観測される。王毅外相はまた、新型コロナウイルス問題に延期されている習国家主席の国賓としての訪日問題も取り上げる予定だ。
(引用ここまで)

 中国の王毅・外交担当国務委員兼外相が来月韓国を訪問する方向で調整中であることが27日までに分かった。

 外交筋によると、韓国と中国の外交当局は、王外相が10月に韓国を訪問する方向で協議を行っているという。王外相の来韓が実現すれば、昨年12月以来10カ月ぶりとなる。中国の外交を総括する楊潔チ・中国共産党外交担当政治局員による先月の来韓に続き、わずか2カ月で王外相が来韓する見通しとなっていることについて、外交関係者の間では「異例」との評価が相次いでいる。

 米国のポンペオ国務長官の来韓が秋夕(中秋節)連休(9月30-10月4日)直後と伝えられる中、王外相も近く韓国にやって来る方向で動いていることについては、「中国は米中対立の中で『韓国抱き込み』に乗り出したのでは」との分析も出ている。
(引用ここまで)


 この訪韓、訪日の流れというのがちょっと面白い。
 韓国にとっては──

・8月 楊潔チ共産党政治局員
・10月 ポンペオ国務長官
・10月 王毅外相

 という並びで中国、アメリカ、中国と対話することになる。

 これに対して日本は韓国で米韓外相会談をしてきたポンペオ国務長官を迎え入れて、インド太平洋戦略の主役である4カ国の外相で対応することになる。
 つまり、クアッドプラスの加入に向けて対話しようとするポンペオ長官とカン・ギョンファ外交部長官との決裂(予定)の後にクアッドの4カ国の外相会談を迎えるわけです。
 日米豪印による4カ国外相会談があり、おそらくオーストラリアのマラバールでの4カ国軍事演習についても言及があるはずです。

 で、その後に王毅外相が日本にくる。
 韓国への訪問が訪日の前後のどちらかになるかはまだわかりませんが、まあそこはあまり重要ではない。
 中国が「効いていない」「机上の空論だ」と言い張るインド太平洋戦略が十分に中国の封じ込め戦略として作用していることを見せつける形になる。
 それぞれ4カ国にはそれぞれの対中事情があるものの、おおまかに「中国に迷惑をかけられている」という部分において共同戦線を形成できることは間違いない。

 記事では「王毅外相は日本に対して中国封じ込めの先頭に立つな」という話をしにくるのだろう、としていますが。
 どうあがいてもこれからの10年、中国は孤立化せざるを得ない方向性になっています。
 それだけ周辺国に無差別に喧嘩を売りまくっていたのですから当然ですけどね。

 現状、ひとつのドミノがあらぬ方向に倒れただけで第3次世界大戦を迎えかねない状況になっています。
 アルメニアとアゼルバイジャンの戦争再開を見ても分かるように、コロナ禍で世界は浮き足立って不安定さを増しています。
 まだ日本にとってはだいぶ早い。
 安保方面での国際協調についてようやく地ならしが終わって、ここから建物を建設しようというところ。この展開はありがたくない。
 なんとか10年、少なくとも5年は先に伸ばしたいなぁ……というのが本音です。

とはいえその5年でも中国の海軍力は増強されるでしょうが。協調ができるようになるほうが優先です。
安保に興味があるのなら必読書としてもいいと思う。
中国海軍VS.海上自衛隊
武居智久
ビジネス社
2020-09-19

なんとあのヒュンダイ自動車が「今年は賃上げしなくていいです」と賃金据え置きを提唱! 通貨危機、金融危機以来の珍事

現代自動車が賃金据え置き…1998年の通貨危機、2009年の金融危機から11年ぶり=韓国(中央日報)
現代(ヒョンデ)自動車労使が2020年の賃金を据え置いた。現代自動車が賃金を据え置いたのは1998年の通貨危機、2009年の金融危機に続き3回目だ。11年ぶりの賃金据え置きで、2年連続の無争議妥結だ。

現代自動車労働組合は26日、全組合員4万9598人を対象に今年の賃金交渉暫定合意案について投票を実施した結果、89.6%の4万4460人が投票し、52.8%の2万3479票で可決したと明らかにした。反対は46.6%の2万732票だった。

暫定合意案には基本給据え置きと成果給150%、コロナ危機克服激励金120万ウォン、自社株10株、地域経済活性化に向けた伝統市場商品券20万ウォンの支給などを含んでいる。

新型コロナウイルス危機と世界的な電気自動車転換という状況の中でなされた今年の賃金団体交渉労組は交渉前から賃金引き上げよりは雇用安定にウエイトを置いていた。
(引用ここまで)


 なんと、あのヒュンダイ自動車労組が賃金据え置きを労働組合の意思として決定。
 52.8%という薄氷の可決ではありますが。
 ヒュンダイ自動車労組による賃金据え置きは1998年の通貨危機、2009年の金融危機以来の3回目。
 あのヒュンダイ労組が、自ら賃金据え置きを決定。
 しかもストライキもなしに。
 こうしてテキストを打っていても「マジで?」ってなるくらいの違和感がありますね。

 逆説的にですが、コロナ禍でヒュンダイ自動車がどれほど追い込まれているかということが理解できます。
 ヒュンダイ自動車は2012年に過去最高益を叩き出して以降、営業利益変遷はこんな感じ。

2012年 8兆4406奥ウォン
2013年 8兆3160億ウォン
2014年 7兆5500億ウォン
2015年 6兆5100億ウォン
2016年 5兆1940億ウォン
2017年 4兆5750億ウォン
2018年 2兆2240億ウォン
2019年 3兆6850億ウォン

 去年、ようやく反騰して今年は日本市場に再挑戦なんて話も出ていたのですが。
 Hyundai Japanとして日本語Twitterも設置されているようですね。
 先週の連休中にBTSと組んで水素自動車のNEXOのキャンペーンをやっていたのをさっき知りました。



 今回の再参入でヒュンダイから「ヒョンデ」に名称を変更するのだそうですよ。
 前回の悪いイメージを払拭したい、ということでしょうかね。

 ここまで利益が下落したのはふたつの理由がありまして。
 ひとつは中国市場でのシェアが大きく落ち込んだこと。いわゆる「民族系」と呼ばれる中国の自動車会社によってもっとも大きくシェアを喰われたのがヒュンダイ自動車であるともされています。
 「ヒュンダイ買うくらいなら民族系買うわ」ってなっているとのこと。
 THAAD騒ぎもあるのでしょうが、根本的に見向きされなくなっている感があります。

 2014年、ヒュンダイ自動車の中国市場での年間シェアは9%でした。
 この頃は「来年はシェア2桁!」とかいう景気のいい話も聞けていたのですが、そこからは下落の一途。
 今年7月の月間シェアは2.3%。
 中国の自動車市場はコロナ禍に対して比較的早めの復活を遂げつつあるのですが、そんな中でも前年同月比で1.2%ポイント下落。
 サムスン電子のスマホのシェアが0%台になったのに比べればまだマシですかね。

 もうひとつは日本の自動車企業が円高是正で息を吹き返したこと。
 この辺りの構造は以前にも語ったことがあるので省略。

 ようやく去年は営業利益が反騰したものの、コロナ禍で最重要となる国内市場は極端に冷えている。
 さすがに労組としても寄生している企業そのものが倒れてしまっては困る……という以前に現況で賃上げ要求した際のイメージの悪さを気にしているということでしょうかね。
 あのヒュンダイ自動車労組が体面とか気にするんだなぁ。