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2020年09月

韓国政府、福島からの処理水放出について日本に文句を言えていなかった……

カテゴリ:日韓関係 コメント:(64)
日本の「福島汚染水」放出問題 対応に苦慮する韓国政府(聯合ニュース)
 日本政府が東京電力福島第1原発にたまる処理済み汚染水の海洋放出を近く決定するとされる中、韓国政府は対応に苦慮している。韓国の環境団体などからは放出をやめさせるべきとの主張も挙がるが、現実的に日本を制止するのは困難なためだ。

 日本メディアによると、日本政府は27日に「廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議」を開き、福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含んだ処理済み汚染水について、薄めて太平洋に放出する方針を決定する予定だ。海洋放出が決定されれば、放出設備の設計や安全性の審査、設備工事などを経て2022年10月ごろから本格的な放出が始まると予想される。

 これに対し、韓国外交部は先ごろ「国民の健康と安全の保護を最優先に、日本側の汚染水処分に関する活動を鋭意注視し、国際社会との協力に基づき措置を講じていく」との立場を示した。だが、国際社会と協力するとはいうものの、太平洋の一部の島国を除くと韓国ほど積極的に放出に懸念を表明している国は見当たらない。

 中国は自国の東海岸に密集する原発から大量の汚染水を排出しており、福島第1原発の汚染水の海洋放出に強く反対する立場にないとされる。

 汚染水を浄化して海に流すことは、韓国をはじめとする世界の原発運営国が行ってきた措置であり、日本に反対する名分は弱い。こうしたことから、韓国政府は海洋放出そのものを阻止するのではなく、国際社会が受け入れ可能な透明かつ安全な手続きにのっとって汚染水を処理するよう日本に迫る形で対応するようだ。
(引用ここまで)


 一応、韓国にもこういう考えはありますよ、ということでピックアップ。
 実際問題、韓国政府はこれといって強い態度には出ていません。
 去年の年末に中国であった日中韓首脳会談の中で、安倍総理(当時)が「福島から排出されたトリチウムは月城原発の130分の1。福島をいじめるのもいい加減にしてほしい」とムン・ジェイン大統領を前にして言い切ったという報道がありました。
 徴用工裁判についても含めて、安倍総理は相当に強硬な態度に出たという話でしたね。

 それもあってか、実は韓国政府の態度としては外交部が「政府レベルで鋭意注視する」としか言っていません。

韓国政府「福島汚染水、政府全体レベルで対応…鋭意注視」(中央日報)

 ただ、韓国の国会議員は言いたい放題。
 議員外交で圧力をかけようとしている、というところですかね。
 ですが、去年に「オリンピック競技城周辺は放射性物質で汚染されている」という嘘の地図を作った議員もいたように、なんの意味もないですけどね。
 議員活動として反日運動をやっている、ということを見せるためにやっている連中が多いということに注意したいところ。

 ま、韓国だろうとなんだろうとクレーマーを気にすることなく、IAEAの基準に沿って行動すればいいというだけの話ではあります。

ポンペオ国務長官、ムン・ジェイン大統領の「まず終戦宣言からはじめよう」を拒絶

韓経:「先に終戦宣言不可」釘をさした米国…文大統領の提案を事実上拒否(中央日報)
米国のマイク・ポンペオ国務長官が北朝鮮非核化以前の終戦宣言はないと釘をさした。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の「先に終戦宣言」提案に対する否定的な認識を再度表明したものだ。

ポンペオ長官は21日(現地時間)、国務省庁舎で開かれた記者会見で、文大統領が提案した終戦宣言が北朝鮮の非核化なしで可能なのかという質問に「北朝鮮住民のより明るい未来、北朝鮮と韓国の間の状態を変える文書を明確に含む北朝鮮非核化に関連した一連の問題に対する米国のやり方には全く変化がない」と述べた。米国のやり式というのは、2018年の1回目米朝シンガポール首脳会談での4大合意事項「同時的・並行的進展」原則をいう。終戦宣言だけでなく南北協力問題を非核化議論と別に進めることはできないという内容だ。

ポンペオ長官はまた「われわれは(非核化の最後に)世界平和と安定、そして北朝鮮住民のための重要で良い結果があると引き続き信じている」とし「(交渉)テーブルに戻って究極的に韓国大統領が話したことに続く、そのような議論を真剣に始められることを希望する」と強調した。終戦宣言は非核化交渉再開カードとして使うことができるのでなく、非核化交渉の結果であるという点を再確認したといえる。

文大統領は先月の国連総会演説で「韓半島(朝鮮半島)で戦争は完全に、永久的に終息するべきで、開始は韓半島終戦宣言だと信じている」とし「終戦宣言こそ韓半島で非核化とともに恒久的平和体制の道を開く扉になる」と述べた。その後、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の徐薫(ソ・フン)国家安保室長や崔鍾建(チェ・ジョンゴン)外交部第1次官ら外交・安保高位要人が相次いで訪米して米国側に終戦宣言に関連した方案を説明してきた。
(引用ここまで)


 朝の「韓国パッシング」のニュースでもちょっと取り上げたことですが、ポンペオ国務長官はムン・ジェイン大統領が主張する「終戦宣言を出そう」という呼びかけに対して、「非核化が先だ」という認識を譲らないことを表明しています。
 アメリカの政策としてCVID、完全かつ検証可能、不可逆な非核化を譲ることはない、という宣言ですね。

 先週、アメリカを訪問したソ・フン国家安保室長は「非核化と終戦宣言は切り離せない」と語っています。

訪米中の徐薫国家安保室長「終戦宣言と非核化は切り離せない」(東亜日報)

 ムン・ジェイン大統領としては終戦宣言を南北対話のきっかけとなる「入口」として用いたいのですが、アメリカはそんな手口には乗らないと固く決めている。
 というか、2018年9月の時点でムン・ジェイン大統領はFOXニュースとのインタビューで「アメリカも一度終戦宣言してしまえばいい。間違ってたと感じたら撤回すればいいのだから」という話をしていまして。
 その時からアメリカでは「こいつは一体なにを言っているんだ」みたいな扱いを受けていました。
 その直後にもBBCとのインタビューで「終戦宣言は大事だ」「寧辺の核施設を破棄したのだから、北朝鮮の非核化の意思は揺るがない」と垂れ流してましたね。

 で、それから2年が経過しているわけですが、北朝鮮の揺るがない非核化の意思ってのはどこに行ったんでしょうかね?
 ホント、米朝交渉がハノイで決裂してくれてよかったですわ。

韓国「THAADミサイルへの三不は国家間合意ではないから破ってもいい」→中国「ほぅ?」

韓国「THAAD3不合意ではない」 中国「THAAD問題、合意に達成」直ちに反論(中央日報)
北朝鮮のミサイル脅威に対応するために在韓米軍に配備した高高度ミサイル防御体系(THAAD)に関連して韓国と中国の葛藤が再点火する兆しが見えている。

南官杓(ナム・グァンピョ)駐日大使が21日、国政監査で、いわゆる「3不協議」が「約束でも合意でもない」と明らかにすると中国が22日これに反論しながらだ。「3不協議」とは、在韓米軍が慶北星州(キョンブク・ソンジュ)にTHAAD砲台を配備して葛藤が生じると、2017年10月31日両国がTHAADの追加配備に反対、韓国の美国ミサイル防御体系(MD)編入に反対、韓日米軍事同盟に反対するという内容で両側が折り合いをつけた協議だ。

南大使は「3不協議」当時、青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室第2次長を務めた。事実上、この協議を主導した核心関係者が最近THAADが配備された星州基地の本工事について当時韓中間協議の拘束力がないという趣旨で言及したわけだ。

これを受け、中国外交部の趙立堅報道官は22日、南大使の発言に関連した論評の要求に「すでに中韓間(3不)合意が達成された」と主張した。趙立堅報道官は「中韓両国は2017年10月段階的にTHAAD問題を処理するという合意を達成した」としながら「両国は当時両国関係を再び改善と発展の正常軌道に戻すことにした」と述べた。

また「両国の合意過程は非常にはっきりとしており、両国の共同利益に合致した。中国の関連立場は一貫して明確だ」として「中国は米国が韓国にTHAADを配備することと中国の戦略的安保利益を傷つけることに反対する」と説明した。南大使と立場の違いがあらわれる部分だ。ただ、趙立堅大使は「われわれは韓国が中韓両国の共同認識により適切にこの問題を処理することを願う。中国は韓国とともに努力して中韓関係を引き続き発展させていくだろう」としながら戦争拡大を警戒した。

しかし、趙立堅報道官の「適切に処理」という表現が韓国の「協議の順守」という意味に読まれるうえに、駐韓米軍のTHAAD砲台が駐留中にある星州基地の工事がこの日に始まって両国外交当局間立場の違いに広まる可能性が大きいという懸念の声が上がっている。
(引用ここまで)


 ナム・グァンピョ駐日韓国大使が国政監査の場で「三不は国家間の合意ではない」と発言しまして。
 そもそもTHAADミサイルは北朝鮮による2016年1月の核実験、2月のICBM発射に対応して、同年7月に配備が決定されたものです。
 それまでもTHAADミサイルをはじめとしたミサイル防衛システムを韓国国内に置くことは米韓間で協議されていたことなのですが、中国が徹底して反対を表明していました。
 2017年の3月には電撃的にランチャー2発のみでの暫定配備が行われました。

 配備に対して中国は「制裁を表明しない形」での制裁を行なってきたのですね。
 韓国への観光旅行の禁止、ロッテマートへの弾圧、ドラマの放送禁止や韓国人芸能人へのビザ発給拒否といった韓流への規制。
 そういったいわゆる禁韓令に音を上げた韓国政府が10月に三不を国会で発表しています。

 三不の中身は──

・THAADミサイルの追加配備は決して行わない。
・アメリカのミサイル防衛に加わることはない。
・日米韓3カ国の軍事同盟を結ぶことはない。

 ……というもの。ほとんど主権の放棄で当時のマクマスター大統領補佐官も「韓国がそのようにして主権を放棄するとは思わない」とコメントしていたほど。
 李氏朝鮮が清に忠誠を誓っていたことを思い起こさせる内容でした。


 で、今回はその合意について大統領府国家安保室第2次長として主導していたナム・グァンピョ大使が「あれは合意ではない」と言い出した、と。
 合意、約束といった類のものではないので、それに韓国の主権が拘束されることはない、という趣意の話をしたのですね。

 ま、そんな話が中国に通用するわけもなく。
 中国は「香港難民を受け入れる」と談話を出したカナダに噛みつき。
 「新型コロナウイルスについて中国に国際調査団を入れるべきだ」と話したオーストラリアに噛みつき。
 上院議長が台湾を訪れたチェコに噛みつき。
 それを嗜めたフランスに噛みつく。
 戦狼外交が通用しなくてイラつきまくっている。
 多くの国はそんな中国になんらかの対抗手段を持とうとしていて、日本の提唱したインド太平洋戦略にそれらの国々がコミットしつつある。

 そんな状況下でも韓国はインド太平洋戦略を無視し、クアッドを批判するという立場。
 そのくせ、自ら捧げたはずの三不の誓いの軛から逃れようとしているっていう。
 韓国はなにをどうしたいのかさっぱりですわ。
 自己評価のように「外交王」として扇の要となり、アジアや世界にその手腕で君臨したいのでしょうが、誰もそんな評価はしちゃいませんわな。
 ホワイトハウスに存在しているというムン・ジェインファンクラブにでも頼ってみてはどうですかね?

ポンペオ国務長官、アジア歴訪するも韓国訪問はなし……韓国メディア「これが終戦宣言要求の代償だ!」と大騒ぎ

韓国パッシング? 米国務長官、来週のアジア歴訪から韓国外す(中央日報)
米国のマイク・ポンペオ国務長官の招待を受けて康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が訪米する予定だと韓国外交部が22日、明らかにした。

外交部は康長官が21日と22日の2日間、ポンペオ長官と2回電話会談を行い、「康長官が近く米国を訪問してポンペオ長官と会談し、韓半島(朝鮮半島)や地域、グローバル問題に対する戦略的疎通を続けていくことにした」と明らかにした。また「兪明希(ユ・ミョンヒ)産業通商資源部通商交渉本部長が出馬した世界貿易機関(WTO))次期事務局長選に関連しても緊密に協議した」と説明した。

ポンペオ長官は当初、今月初めに日本に続いて7~8日に韓国を訪問する予定だったが白紙化した。これについて外交部は「米国が内部の避けられない事情でポンペオ長官が韓国に来ることができないと説明した」とし、ドナルド・トランプ大統領の新型コロナウイルス(新型肺炎)感染が背景であることを示唆した。当時、外交部は「延期」と表現していた。「早い期間内に再びポンペオ長官の訪韓が推進されることを期待する」としながらだ。米国務省も「数週後の10月中にアジア歴訪日程を再び組むために努力する」とし、年内訪韓について可能性を残していた。だが、この日の発表のように、康長官が訪米するというのは、ポンペオ長官の訪韓は「延期」ではなく事実上の「取り止め」になったという意味でみなくてはならない。また、今回もポンペオ長官が25~30日にインド、スリランカ、モルディブ、インドネシアなどアジアを訪れることにしながらも韓国は含めなかった。 (中略)

これについて国内的に「コリアパッシング」の懸念が大きくなると、政府がこれを縫合するために緊密な韓米関係を強調しようとする狙いではないのかという解釈もある。

偶然にも外交部の発表は、ポンペオ長官が終戦宣言に対して韓国とやや異なる意見を明らかにした直後に出てきた。ポンペオ長官は21日(現地時間)、国務省の記者会見で「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が国連総会で言及した終戦宣言が北朝鮮の核放棄なしで可能なのか」という質問に「従来の米国の立場に変化はない」と明らかにした。「われわれは(北朝鮮との交渉)テーブルに戻って究極的に韓国大統領が話したこと(終戦宣言)に導くことができる問題について真剣なやり方で始めることを希望する」としながらだ。

これに先立ち文大統領は「終戦宣言こそ韓半島で非核化と恒久的平和体制の道を開く扉になる」と述べた。これは終戦宣言を非核化プロセスの「入口」として別途取り出し、膠着局面にある交渉に動力を得ようとする趣旨と解釈された。だが、ポンペオ長官の発言は終戦宣言はむしろ「出口」側に近いという意味としてみることができる。
(引用ここまで)


 今月頭にポンペオ国務長官が日本・韓国・モンゴルのアジア歴訪を取りやめ、訪日してクアッド ── 日米豪印の4カ国外相会談のみを選択した際も「10月にもアジア歴訪をもう一度行い、その際には韓国を訪問したい」という話はしていたのですね。
 あの時もちらっと「韓国パッシングなのでは」という話は出ていたのですが、なにしろトランプ大統領が新型コロナウイルスに罹患したという大ニュースがありましたので。その対応として見逃されていた部分はありました。

 とはいえ、それよりも前に「クアッドはよくないアイディアだ」とカン・ギョンファ外相がこき下ろしていたということもあって、「韓国よりもクアッドを選んだのだ」「どちらが大事であるかを行動で如実に語った」というような話も多く出てはいましたね。

 そして宣言通り、ポンペオ国務長官はアジア歴訪を決定したのですが。
 韓国はそのスケジュールに入っていなかったというオチ。
 朝鮮日報も同じようにポンペオ国務長官の訪韓がなくなったことを報じていますが、こちらでは米軍のTHAADミサイル暫定基地の劣悪な状況を結びつけています。

ポンペオ長官、韓国を除いて東南アジア4カ国訪問(朝鮮日報・朝鮮語)

 いまだにデモ隊によって道路が封鎖されているのですね。
 今回はデモ隊を強制排除して建設機器搬入に成功したとのことですが、陸路で搬入したのがはじめてだそうですよ。

 THAADミサイルは「韓国を防衛するもの」でもあるのにこうして反対運動が続いているのも奇妙極まりないことですね。
 まあ、こういったことが積もり積もって、韓国をスルーする方向へとアメリカを向かわせているというのは実際のところでしょう。
 終戦宣言要求、駐留費用負担拒否、THAADミサイル基地への弾圧、クアッドへの参加拒否、ファーウェイの排除拒否と折り重なった結果、ですよね。
 ハンギョレによると日本も同じことをしている、らしいのですが?
 その結果はだいぶ異なっているように見えますね。