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2020年10月

中国に圧力を加えられてもオーストラリアがへこたれず、韓国は初手からへこたれた理由とは?

【寄稿】中国を相手に極めて対照的な韓国と豪州(朝鮮日報)
過去7年間、米中が対立してきた10の争点を分析すると、韓国は6件で中国を支持した。保守政権でもリベラル政権でも同様だ。朴槿恵(パク・クンヘ)前大統領は15年、米国の反対を押し切り、中国の戦勝記念日の行事に出席した。文在寅(ムン・ジェイン)政権は19年、米国が中国けん制のために「自由で開かれた」インド太平洋戦略を打ち出した際、中国の顔色をうかがい、支持意向を明らかにしなかった。

 勿論韓国がそうだとしても、米国が報復することはない。同盟だといっても、いつも米国を支持するわけではない。意見が異なることはあり得る。しかし、韓国とオーストラリアはあまりに異なる。過去7年間、「二者択一」の瞬間にオーストラリアは米国を8回支持した。オーストラリアは米国のインド太平洋戦略を全面的に支持し、中国の南シナ海の軍事基地化に反対した。オーストラリアは米国よりも先に中国の華為(ファーウェイ)を5Gのネットワーク構築から排除した。韓国がLGユープラスによる華為の技術、部品採用について、民間レベルの問題だして判断を回避したのと好対照だ。

香港の民主化デモに対しても、オーストラリアは中国を非難し、米国、英国、カナダなどと同様の態度を見せた。しかし、韓国はあまりに言葉をためらい、韓国が民主主義を支持するような発言をしただけで、中国のケイ海明駐韓大使(ケイ=刑のりっとうをおおざとに)が直ちに反応した。オーストラリアや韓国は米国に盲目的に従わなければならないわけではない。オーストラリアは米中が摩擦を起こしている10の争点のうち8件で米国を支持したことについて、オーストラリア人は主権国家として国益を考慮して下した決定だと言う。韓国も同じはずだ。10の争点のうち6件で中国を支持したことも韓国に最善だと計算したからだろう。

しかし、韓国が大陸の隣人の側に確実に傾いていることは国民感情とかけ離れて見える。戦略国際問題研究所(CSIS)が先週、韓国国内の専門家と一般人を対象に調べた「未来の米中政策設計」によると、米国より中国との協力を優先すべきだとの回答は4%にすぎなかった。「中立を守るべきだ」という回答も17%にとどまった。10月初めに発表された米世論調査機関、ピュー研究所の調査によると、「習近平国家主席が世界問題に対しうまくやっているか」との質問に韓国人の83%が「そう思わない」と答えた。前年より9ポイント増えたが、これはオーストラリアや米国の人々よりも否定的な反応だった。中国に好感を抱いているかある程度好感を抱いているという人の割合は24%だった。CSISの調査では、文在寅政権は国民との見方の差があまりに大きかった。韓国国内の経済・国家安全保障専門家のうち76%が華為を5Gネットワークから切り離すべきだと答え、新型コロナウイルスについては、中国政府が適正に対処できなかったと答えた人が韓国では79%に達し、オーストラリア(73%)を上回った。オーストラリアの政策は国民感情や社会の共通認識を十分に代弁している。しかし、韓国は異なる。文在寅政権と国民感情の隔たりがあまりに大きい。
(引用ここまで)


 要するに勇気と覚悟がどれだけあるか、ということなのですよ。
 自由主義陣営としてどれほど、自由を守るかという意識があるかどうか。
 オーストラリアは石炭の輸入を停止されても、大麦に関税がかけられても、食肉輸入を停止されても、韓国のようにひざまづいて習近平の靴を舐めるような真似はしない。
 オーストラリアがやられていることは、韓国がTHAAD配備を決定した時よりよほどひどい。

 というか、中国は延々と韓国に対して「THAADミサイルを韓国に配備するのなら、中韓関係は一瞬で瓦解する」って予告していたのですよ。
 それでも韓国はTHAADミサイルを配備することに決定して、当然のように中国からは制裁を課されたわけです。配備決定したその数時間後には「必要な措置を取る」って言われてたほどでしたね。

 もうそうなったらヘタレて「中国様には逆らいません」と国会で外交部長官が宣言するに至ってしまった。
 主権を投げ捨て、靴を舐めることに決定したわけですよ。

 オーストラリアがなぜ韓国のようにヘタレないかといえば、国民の大多数が中国に対して嫌悪感を抱くように至ったから。
 先日紹介したピューリサーチによる「中国に対して非好意的」な意見でオーストラリアをみると81%。
 「非好意的」80%を超えているのは日本とスウェーデンとオーストラリアの3カ国だけ。
 つまり、民主主義国家は国民の気分を裏切るわけにはいかないのですよ。


 ちなみにこの調査では韓国人による「中国に対する非好意的」の数字は75%。
 民主主義国家は国民の気分を裏切るわけ……あれ?
 まあ……民主主義国家ではない、ということかなぁ。


「日本は敵性国家」等の反日発言で知られる韓国の次期大統領候補、今度は「日本とWin-Winな関係性を探りたい」と発言 - 東京新聞とのインタビューで

「日韓はウィンウィンの道を」 韓国次期大統領の有力候補・李在明知事に聞く(東京新聞)
 ―日韓関係をどうみるか。
 「私が日本に対して敵対的だとの見方があるが、それは違う。韓日は密接な関係にあり、互いに無視できない。共存共栄の道を探るべきだ。慎み深く、隣人に配慮する日本人の姿は美しい。しかし、日本の一部政治家は軍国主義、膨張主義的な思考を持っている。政治外交と経済社会の問題は区別しなければならない」

 ―最大の懸案として元徴用工問題がある。
 「人がつくった問題だから、解決の道はあるはずだ。お互いの勇気と決断があれば解決できる。ただ、韓国には三権分立の原則がある。(日本企業に賠償を命じた)最高裁判決に政治が介入できないことは理解してほしい」

 「昨年、日本は韓国を輸出管理強化で圧迫した。一部苦痛を与える効果はあったが、日本企業も損をした。京畿道に進出したい日本企業があれば、政治的理由で妨げずに受け入れてきた。韓国の雇用や経済も活性化されるからだ。ウィンウィン(相互利益)の道を探り、関係改善につなげるべきだ」
(引用ここまで)


 「日本は敵性国家」と発言したことで日本でもそこそこの知名度のあるイ・ジェミョン京幾道知事が「日韓関係はWin-Winの道を探るべきだ」とか言い出しています。
 東京新聞もなぁ、こんな相手に言いたいことだけ言わせるインタビューになんの価値があるんだか。
 「日本は敵性国家」という発言をしたことは確かなのだから、それを追求しろよ。
 「日本に敵対的だとの見方があるがそれは違う」って言われた時点で違和感を持て。
 これまでとは異なった発言をしているのに、唯々諾々と気持ちよく発言させてどうするんだか。
 韓国式三権分立についても同様で「司法と立法と行政が監視しあうことで、相互不干渉なのは近代法の精神から考えてもおかしい」くらいのことは言えよ。
 韓国の広報紙か。くっだらないなぁ……。

 何度か伝えているようにイ・ジェミョン京畿道知事は次期大統領候補として取りざたされているひとり。
 現状でやや穏健派のイ・ナギョンとほぼ同じ支持率を得ている次期大統領のトップ候補です。
 直近の世論調査でもトップタイ。


次期韓国大統領選候補の支持率 尹検事総長が急上昇し3強構図に(聯合ニュース)

 ただ、大きな変数としてユン・ソンニョル検事総長が出てきたことが違いとしてあげられるようになったかな(これまでユン・ソクヨル、ユン・ソギョル等々表記が揺らいでましたがユン・ソンニョルで統一します)。
 さて、これまでもユン・ソンニョル検察総長は次期大統領候補として10%前後の支持率を得てきてはいたのですが、国政監査で「退任後も国民に奉仕する」と述べたことが政治家転身宣言ではないかと捉えらえたようです。
 支持率は17.2%。
 ただ、イ・ジェミョンとイ・ナギョンのふたりとも21.5%の支持率で、党内選挙を経たら共に民主党からの40%近い支持率になるのは目に見えています。
 「三強構図」とはいえ、保守の国民の力にはまだ厳しいというのも実際。
 「反日候補」であるイ・ジェミョンが一歩リードしているように感じますが、さて。

韓国で活動する中国人タレントが「朝鮮戦争で戦った中国人兵士たちに敬意を」「抗美援朝!」と言い出し、韓国メディアが「歴史を直視しろ!」と激オコ

【コラム】 「抗美援朝を忘れない」と書き込んだ中国出身アイドル、韓国で活動したいのならもっと歴史を学ぶべき(朝鮮日報)
もう17年も前のことだ。韓国文学評論協会の主催により慶煕大学で開かれた国際シンポジウム「世界文学の視角から見た韓国戦争とその文学的決算」にパネリストとして登場したA教授が、怒りを抑えた声で語った。

 「『抗美援朝戦争』という用語をそのまま使用するのは、中国政府の視角を無批判に受け入れることではありませんか?」。直前に発表を行った延辺大学のB教授は、中国の「抗美援朝文学」が「米帝国主義者と戦って勝利を挙げた人民の業績」を示してくれると語っていた。B教授は「抗美援朝戦争を深く掘り下げることによって英雄たちの業績を歌い上げ、民族精神を高めなければならない」と声を強めた。

この主張に対し「過度の飛躍であって、戦争の一方の側を全く考慮しない偏向性を有している」と批判したA教授は、討論の時間が終わるや、心配そうな表情で記者に語った。「ソウル都心の学術会議の場で、あんな話をするなんて! こんなふうにいくと、いずれもっと大きな事件が起きるでしょう…」

 中国人が日常用語のように何気なく使っている「抗美援朝」とは、韓国人としては腹の中が煮えくり返る言葉だ。中国人が「侵略者米国に対抗して(北)朝鮮を助けてやった戦争」と呼んでいるその戦争は、ほかならぬ6・25だ。 (中略)

この戦争における中国側の代表的な勝利として美化されているのが、いわゆる「上甘嶺の戦い」だ。「十数億中国人民の愛国心の源泉が上甘嶺」という言葉もあり、昨年、米国の制裁で窮地に追い込まれた華為技術(ファーウェイ)の会長が「上甘嶺の戦いのように米国に立ち向かいたい」と吐き捨てたこともあった。

上甘嶺の戦いは既に当時から、中国において「大勝利」と過剰包装されていた。大陸の各所から送られた数多くの手紙や慰問品が、中国軍の坑道要塞(ようさい)に殺到した。「困難を克服し、祖国と人民の勝利に奉献する意思」という「上甘嶺精神」が猛威を振るった。それから70年が過ぎた現在も、依然として抗美援朝・上甘嶺を唱えているのだ。
(引用ここまで)


 BTSが朝鮮戦争70周年ということもあって「 今年は朝鮮戦争70周年です。私たちは両国が共に経験した苦難の歴史と、多くの男性と女性の犠牲を記憶しなければならない」と発言したことに対して、中国のネチズン・メディア、さらには政府高官までが不快感を示した……というニュースは既報。
 結果としてBTSをCMキャラクターとして使っていた韓国企業の現地法人は広告を引っ込めざるを得ませんでした。
 楽韓Webでは「中国による『韓国のくせに生意気だ』という気分、大国感覚がそれを行わせている」という話をしています。

 そして、今度は韓国で活動している中国人芸能人が一斉に「抗美援朝」という言葉を使い始めている。
 朝鮮戦争でアメリカに対抗して北朝鮮を援護したことを誇りに思う、といった趣旨の話をしています。
 おそらくは習近平国家主席による演説が影響していると思われるのですが。
 韓国政府は10年前にあったほぼ同内容の演説に対しては、当時抗議していたのですが。
 今回は完全に沈黙を保ったままです。
 この韓国政府の弱腰が中国人芸能人に火をつけた、といえるでしょうね。
 あるいは党からそういった指令が出たか。

 そして朝鮮日報が「抗美援北なんて言葉を使うな、歴史を学べ!」「中国が大勝したと言っている戦いは韓国が勝ったものばかりだ」とか言い出しているっていう。
 青山里の戦闘を建国神話にしているお前らがいうなよって話ではあるのですが。

 ただ……中国側の発言、行動がやたらに浮き足立っているのが気にかかります。
 以前であれば気にすることのなかったような発言につっかかってくる。
 意気軒昂どころじゃない。
 なにをそこまでイキり散らしてんだか、というレベル。
 考えてみるとオーストラリアを反中国に追い込んだのも自らの発言でした。
 オーストラリア側はただ「武漢に独立した調査が必要だ」と言っただけで経済制裁を加え、「資源だけの貧乏国」とかこき下ろす。
 インドに対しても同様で、6月のヒマラヤでの軍事衝突は中国から仕掛けたものだとされています。
 武力衝突後に部隊増派こそしなくなったものの、中国は近くの航空基地に虎の子のJ20を駐留させ、インドも近くに導入したばかりのラファールを置くなどいまだに火種として燻っているのは間違いない。

 周囲にケンカを売りまくって、中国人の言動も過激化する一方。
 今回の朝鮮戦争関連の話の環に台湾が入っていなくて胸を撫で下ろしているところです。
 こう言った細かい言い合いからエスカレーションがあって戦争に至るなんてのは有史以来どこにだって転がっているような話。
 むしろそのために挑発してるのかなぁ……と思われる部分があるほど。
 習近平による独裁が進んでからは、本当に言葉が軽くなった感じがしますわ。