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2020年10月

ムン・ジェインの最側近だった知事、ニュースサイトへのコメント操作事件で二審も実刑

文大統領腹心の知事に二審も実刑判決 ネット世論操作事件(聯合ニュース)
韓国のソウル高裁は6日、与党「共に民主党」の元党員らがインターネット上で行った不正な世論操作に深く関与したとして業務妨害罪などに問われた金慶洙(キム・ギョンス)慶尚南道知事の控訴審判決で、業務妨害罪に対し一審と同じく懲役2年の判決を言い渡した。一審が懲役刑の執行猶予を言い渡した公職選挙法違反については無罪とした。金被告は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の腹心。

 金被告は一審判決後に身柄を拘束されたが、その後に保釈されて裁判を受けていた。この日、控訴審で実刑判決を受けたものの、裁判所が保釈を取り消さないことを決めたため法廷で身柄は拘束されなかった。 (中略)

 文大統領が当選した17年の大統領選後、同元党員と18年6月の統一地方選まで世論操作を続けることを取り決め、その見返りとして元党員側に駐仙台総領事のポストを提案した公職選挙法違反にも問われた。一審は金被告の起訴事実を全て有罪と認めていた。
(引用ここまで)


 いわゆるドルイドキング事件(ドリューキング事件とも)はNAVERやDaumといった韓国のポータルサイトに掲載されたニュースに対して、与党が有利になるようなコメントを書き込むという世論操作を行なっていた事件。

 主犯のひとりはドルイドキングことキム・ドンウォン。
 上記ニュースサイトにコメントを書き込み、さらにそこにマクロプログラムで「いいね」がつくようにするという工作を行なっていました。
 なにやら怪しげな「経済共振化集団」なるサークルの長で、「日本は沈没する」という予言を信奉しており、そのために「日本から逃れる人々にコネを持つ」必要があったとして、サークルの有力会員を大阪総領事にするように依頼した、とされています。
 世論操作と贈賄で3年6ヶ月の実刑判決が大法院で確定しています。  情報量多すぎんか、これ。

 で、ドルイドキングにニュースサイトでのコメント操作を依頼していた、もうひとりの主犯が今回のキム・ギョンス。
 キム・ギョンスはムン・ジェイン大統領の側近で、大統領選挙中は陣営で獅子奮迅の活躍をしたとされています。
 その甲斐あって、前回の地方統一選挙で慶尚南道知事候補として党公認され、当選。次かその次の大統領選にも出るのではないかとされていた人物です。
 キム・ギョンスは件の会員を大阪総領事に推薦まではしたものの、政府から「資格なし」とされたので仙台総領事ならなんとかなるとして利益供与を行なったことが公職選挙法に引っ掛かるとされました。
 コメント操作についてはニュースサイトの業務妨害に問われていました。

 地裁では公職選挙法、業務妨害ともに有罪。
 2018年1月に出た地裁判決は公職選挙法違反では懲役10ヶ月、執行猶予2年。
 業務妨害では懲役2年の実刑。その場で拘束され収監。3ヶ月後に保釈されました。

 今回は公職選挙法では無罪。
 ただし、業務妨害ではそのまま懲役2年の実刑判決。
 保釈決定が生きているということで拘束はなし。

 共に民主党は高裁判決に対して一斉に反発しています。

キム・ギョンス1・2審すべて有罪……民主党「裁判所に強い遺憾」(韓国経済新聞・朝鮮語)
イ・ナギョン「キム・ギョンス判決残念...最高裁で正すべき」(聯合ニュース・朝鮮語)
イ・ジェミョン「キム・ギョンス有罪残念だ...最高裁でよく収拾されるべき(聯合ニュース・朝鮮語)

 「政治が司法に介入できない」とはなんだったのか。
 三権分立だけども、コメントするだけならいいってことですかね。政治家の言葉なんて圧力以外の何者でもないと思いますけどね。

ムン・ジェイン「北朝鮮を含めた防疫・保健機構を東北アジアで構築しよう」……出た出た、北朝鮮ストーカー

文大統領 北朝鮮や日本など参加の「防疫協力体制」を再度提案(聯合ニュース)
 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は6日、東アジアの平和と繁栄について話し合う「済州フォーラム」の開会式でビデオ演説し、「平和は韓国の長年の宿願」として、「朝鮮半島で戦争を完全に終わらせ、非核化と恒久的な平和を成し遂げるための努力を決して止めない」との姿勢を示した。また、9月の国連総会の一般討論演説で表明した南北と中国、日本、モンゴルが参加する「北東アジア防疫・保健協力体」の設置を改めて提案し、積極的な参加を要請。「協力体が生命と安全を守り、朝鮮半島と北東アジア、ひいては世界の平和に向けた道を切り開くことを確信する」と述べた。

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は6日、東アジアの平和と繁栄について話し合う「済州フォーラム」の開会式でビデオ演説し、「平和は韓国の長年の宿願」として、「朝鮮半島で戦争を完全に終わらせ、非核化と恒久的な平和を成し遂げるための努力を決して止めない」との姿勢を示した。また、9月の国連総会の一般討論演説で表明した南北と中国、日本、モンゴルが参加する「北東アジア防疫・保健協力体」の設置を改めて提案し、積極的な参加を要請。「協力体が生命と安全を守り、朝鮮半島と北東アジア、ひいては世界の平和に向けた道を切り開くことを確信する」と述べた。

 ただ、朝鮮半島の非核化と平和体制の「入り口」として示してきた朝鮮戦争の終戦宣言については言及しなかった。
(引用ここまで)


 ムン・ジェインはこれまでにも何度か「北東アジア諸国で防疫・保健の共同体を作ろう」みたいな提言をしてきているのですよ。
 曰く「南北朝鮮と中国、日本、モンゴルが参加する防疫体制を作ることが地域国民の生命と安全を守ることになる」とかいうお題目を掲げて。
 まあ、実際にはそれを機会にして北朝鮮との対話の端緒を切り開きたいというだけのお為ごかしなのですけどね。

 これまでも「東京オリンピック・パラリンピックの南北共同参加を」とか「金剛山観光のホテルが老朽化しているというのなら、それについて話し合おう」とか、とにかく対面協議に持ち込みたいのが見え見えの話をしてきたのですよ。
 特にスポーツ外交については平昌冬季オリンピックでの成功体験があるせいか、本当にしつこく言い寄ってきていましたね。
 まあ、北朝鮮もその辺りは分かっているのか、東京オリンピックでの共同チームについても、パラリンピックの共同チームについてもにべなくお断り。
 北朝鮮ホームでのワールカップ予選では韓国代表の直接入国を拒否し、韓国開催のE-1(サッカー東アジア選手権)についても参加辞退
   でもへこたれずに、コロナ禍にあっても「防疫のことで話し合いしませんか」とやっている。
 ……ストーカーじみてますね。

 ムン・ジェインについて「北朝鮮のこと以外、なにも考えていない」と2012年の時点で看破した武藤正敏氏は慧眼であったというしかないわ。

文在寅の謀略
武藤正敏
悟空出版
2020-03-27

バイデン当選を受けて韓国はWTO事務局長選から撤退を選ぶのか ── 公式では「総合的に検討中」とするものの……

韓国政府「兪明希氏、WTO事務局長候補に辞退? 決定されたことはない」(中央日報)
WTO事務局長選 「進退について検討中」=韓国政府(聯合ニュース)
韓国政府が兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長をめぐる世界貿易機関(WTO)事務局長候補辞退説を一蹴した。兪氏は最終選好度調査で競争候補であるナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ元財務相に大きく後れをとり、その後辞退説が浮上した。

外交部は5日「WTO事務局長選出に関して、候補者である兪明希氏個人の去就やわが政府の立場に対しては総合的に検討中」としながらも「いかなる方向にも決定されたことがない」と公式立場を出した。

また「政府はWTOの規定と手続きを尊重する加盟国として事務局長候補者に対する最終コンセンサス(全員合意)が導き出される過程でも建設的な姿勢で参加していく」とし「このため、米国をはじめとする加盟国とも引き続き協議していく予定」とした。
(引用ここまで)


 実は聯合ニュースも中央日報も報じているソースはおそらく同じもの。
 外交部からのリリース。たぶん、カカオトークのグループチャットあたりで出されているヤツ。

 「WTO事務局長選挙については総合的に検討中」

 というリリースで中央日報は「撤退説を一蹴」と報じ、聯合ニュースは「進退について検討中」と報じる。
 ま、そのくらい微妙な局面であるのは間違いないですかね。

 現在の情勢で韓国のユ・ミョンヒ候補を強力にプッシュしているのはアメリカだけ。
 そのアメリカでは政権交代が確実な情勢。
 ユ・ミョンヒへの支持を取り下げるまでいかなくても、これまでのように強力に推してくるかは不明。というか、推してこないでしょう。
 今回のアメリカの政権交代は韓国のように激しくはなくとも、易姓革命的な側面を持つものとなるでしょう。
 トランプ大統領がオバマケアを切り捨て、TPP・パリ協定から離脱したように。

 その過程の中でユ・ミョンヒへの支持も切り捨てられるでしょう。
 実際に切り捨てられる前に韓国側が撤退を選ぶかどうか、といったところかな。