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2021年02月

韓国政府「大統領は対話を呼びかけた」「外交的意思疎通は日本の役目だ」……なに言ってんだ

カテゴリ:日韓関係 コメント:(99)
タグ: 日韓関係
「いつでも日本と向き合う準備ある」発言の翌日「意思疎通は日本の役目」(朝鮮日報)
韓国外交部(省に相当)の崔泳杉(チェ・ヨンサム)報道官は定例記者会見で、「過去事の問題に関して政府次元で議論中の解決策はあるのか」との質問に対し「現段階で付け加える内容はない」と述べた。

 崔報道官はさらに「強調したいのは、解決策を議論するためには対話をしなければならないということ」だとして「わが政府が(考えている)対話を通じた問題解決の重要性と韓日関係の発展に向けた誠意を、大統領が重ねて伝えたのだ」と説明した。その上で「よって今後、韓日間の正常な外交的意思疎通は日本の役目だという点をもう一度強調したい」と述べた。

 わが政府は最近、日本に和解のメッセージを繰り返し投げ掛けているが、成果の代わりに両国の非正常的な状況ばかりが浮き彫りになっている。新たに着任した姜昌一(カン・チャンイル)駐日大使は日本の茂木敏充外相といまだに面会できておらず、鄭義溶(チョン・ウィヨン)新外交部長官も依然として茂木外相との電話会談を実施できずにいる。
(引用ここまで)


 「日韓間の正常な外交的意思疎通は日本の役目だという点をもう一度強調したい」
 ……ですって。
 もうね。
 これまでも何回か「ムン・ジェイン大統領が手を差し伸べたのに無視するとは!」とか言ってきたのですね。
 去年の三・一節でも「ともに危機を克服しよう」って話をしたのに、日本側は完全にスルーしました。
 その後、韓国政府はWTOへの提訴手続きを再開したのですが。
 その理由が「大統領演説を無視した。メンツが立たない」ということで提訴再開したそうですわ。

 ……知らんがな。
 日本側は徴用工裁判について、日韓請求権協定に基づいて外交交渉を求め、かつそれに反応がなかったので仲裁委設立の呼びかけまでしている。
 韓国に国際法違反の状態を脱するきっかけは何度も与えてきた。
 そうした日本側の働きかけを無視をしてきたのが韓国であって、ボールは韓国側に2年以上あり続けているのですよ。

 あんなしょうもないテンプレでしかない言葉で日本政府が感動して動き出すとでも?
 加藤官房長官も言っていたように、具体的な動きをすべきは韓国で日本じゃない。
 もう元慰安婦がいうようにICJへ付託するでもなんでもしろよ、いいから……。

韓国は「我々は日本の安保的防波堤の役目をしている」「だからその代償を支払うべきだ」と言い続ける……もはや立ち位置が以前とは異なるのですよ

【時視各角】「韓国防波堤論」は日本に通用しない(中央日報)
最近、韓日間の外交で見られる悲喜劇は最悪の両国関係を赤裸々に表している。東京・ソウルに先日それぞれ赴任した姜昌一(カン・チャンイル)、相星孝一両新大使ともに相手国の首脳どころか外交トップにも会っていない。慣例上、あり得ないことだ。菅政権が慰安婦・強制徴用問題に対する不満から姜大使の外相・首相面談を先送りすると、韓国も同じ態度を見せた結果だ。 (中略)

さらに韓国の安全保障上の重要性を見る日本の目が変わった。過去の日本は韓国を北朝鮮の脅威を防ぐ「防波堤」と考えていた。1980年代に盧信永(ノ・シンヨン)元首相が出した「防波堤論」は、中曽根政権が借款40億ドルを出す力になった。2年前の韓日軍事情報包括保護協定廃棄問題で韓日関係が歪むと、文大統領が防波堤論を取り出したりもした。

しかし最近はこの論理が色あせている。昨年末、日本ではリチャード・ローレス元米国防副次官の主張が話題になった。ローレス氏は韓半島(朝鮮半島)の未来について3つのシナリオを提示した。(1)核保有国として振る舞う北朝鮮に韓国が政治的に従属する(2)韓国が韓米同盟から離れて独自の核武装を追求する(3)南北が緩い連邦制の形態に進む--という見方だ。いずれにしても日本は韓半島から核の脅威を受けることになり、中距離核戦争力(INF)が必要というのが彼の結論だった。要するに、韓国という防波堤がなくなるため、独自の抑止能力を備えるべきということだ。

このように最近の日本では韓国を防波堤と見る雰囲気は消えている。その代わり米国・オーストラリア・インドとの4カ国協議体クアッド(QUAD)で脅威に対応しようという声が高まっている。こうした情勢を把握できず米国への圧力という古い手法を使っても通用するはずがない。
(引用ここまで)


 ムン・ジェイン大統領による「韓国防波堤論」は一昨年の11月、GSOMIA破棄宣言を撤回する寸前になってから出たものでした。
 「韓国はGDPの2.5%もの国防費を費やしているのに、日本のそれは1%にもならない。韓国が日本の安保に貢献しているということ」とか言い出したものでして。
 「韓国が北朝鮮、中国の防波堤となっているのだから、日本はありがたく思え」というものでした。

 いまにして思うと、あの時点でかなり韓国は追い詰められていたのでしょうね。
 異常なくらいに唐突な発言でしたから。
 ほとんど断末魔に近いものがあったのではないかと思われます。
 そんな中で出てきた発言だからこそ、本音に近いものがあるのではないかとも思われるのですけどね。

 記事中にもあるようにこの文脈で全斗煥政権は日本から1兆円規模の援助をぶんどっていったという経緯があります。80年代のこと。
 この経緯については元駐韓日本大使の小倉和夫氏による「秘録・日韓1兆円資金」に詳しいので興味があればどうぞ。

秘録・日韓1兆円資金
小倉和夫
講談社
2013-04-05


 このように韓国にはいまだに「韓国が防波堤として日本の重荷を肩替わりしている」という考えかたがあるのです。根本的な視点として、ですね。
 ただ、現在の韓国の立ち位置というのは80年代と大きく異なっています。
 最大の違いは「我、防波堤ぞ」と言っている韓国が、中国におもねっており、北朝鮮には秋風を送りまくっていてまともな国家としては成り立っていないこと。
 米韓合同軍事演習すら拒絶していて、「北朝鮮には確固たる非核化の意思がある」って繰り返している。
 IAEAからは「北朝鮮は核施設を稼働している」という報告が今日、出たばかりなのですけどね。

北朝鮮 核施設の稼働継続=IAEA(聯合ニュース)

 こんな北朝鮮に対して、韓国がムン・ジェイン政権がやっていることは無駄な延命行為でしかない。
 日米から見れば足を引っ張っている存在と化しているのですよ。
 そんなこんなしている間に、日本はインド太平洋戦略の中枢を担うようになり、クアッドの提唱者として重用されるようになっている。
 もはや「韓国抜きでの戦略」を考える時期になっているのです。

 地政学的に満点に近い日米韓の三角同盟での対応というのも、アメリカとしては捨てがたいのでしょうけどね。
 アメリカもクアッドに傾斜しつつある。
 韓国がそこに「クアッドプラス」として加わるかどうか、純粋に韓国の意向を尊重する=来ないのなら別にそれでもいい、という態度になりつつある。
 GSOMIA破棄宣言について彼我の戦力差を見誤った上での戦いだったという話を先日しましたが。
 アメリカがいつまでも韓国を重く見てくれるかどうか。
 太平洋戦争終結から76年、朝鮮戦争休戦から68年。
 国家の大戦略が変更されるには充分な時間です。

裁判所「慰安婦合意当時の挺対協と外交部の面会記録を公開せよ」→外交部「控訴!」……よっぽど公開したくない内容がある、ということか

慰安婦団体元代表の面会記録公開命令 韓国外交部が控訴へ(聯合ニュース)
旧日本軍の慰安婦問題を巡り、2015年に日本政府と合意に至る過程で慰安婦被害者支援団体「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」の常任代表だった与党「共に民主党」国会議員の尹美香(ユン・ミヒャン)氏との面会記録を公開するよう命じた一審判決について、韓国外交部は今週中に控訴する方針を決めたことが2日、分かった。複数の外交消息筋が明らかにした。

(中略)

 公開を命じた情報は「挺対協代表の面会結果(日本軍慰安婦問題)」「尹美香挺対協代表面会結果」などの4件の文書で、「尹美香代表面会資料」との文書は公開対象に含まれなかった。
(引用ここまで)


 保守系の弁護士団体が「挺対協と外交部が面会していた際の記録を公開せよ」と行政訴訟を行っていたのですね。
 いわゆる慰安婦合意に際して、ユン・ミヒャンが事前に内容を知っていたのかどうか。
 そして知っていた上で元慰安婦らに内容をあえて知らせていなかったのかどうか。
 すでに当時の外交部高官、それも複数人から「ユン・ミヒャンと幾度となく面会して説明した」「慰安婦らとの面会を拒まれ、ユン・ミヒャンが『チャンネルを1本化しよう』と言ってきた」との証言が出ています。

 ただし、ユン・ミヒャン本人は「合意内容を知ったのは前日」「いや、当日」等々、くるくると言葉を変えており、かつその話がほとんど嘘なのですが。
 とにかく知らなかったという体でいる状況。

 それらの文章について外交部(外務省に相当)は「公開すれば外交的に問題が出る」として公開を拒絶しました。
 で、行政訴訟で公開を命じる判決が出たのですが、外交部は控訴する方針だと。

 記録の中身を知っているのは外交部だけ。
 よほど現政権にとってまずい情報が書かれているのだろうなぁ……ということが分かります。
 さほど問題のない内容であればさっさと公開して訴訟に応じる負担を軽減させることができるのですからね。
 控訴審も負けた場合、上告もするのだろうなぁ。なんとしてでも時間を稼ぎたいのでしょう。

韓国メディア「日本はムン・ジェイン大統領の日韓関係改善を求める演説を酷評した」……そりゃまあ、酷評されるわな

日メディア、ムン大統領の3・1節記念演説に「新しい提案なく、打開の展望は見えていない」と酷評(ソウル新聞・朝鮮語)
日本のメディアが1日ムン・ジェイン大統領の3・1節記念辞について、日本政府との関係改善意欲を示しているが新しい提案もなく、具体的な要求や行動メッセージもなく打開の展望が見えないと酷評した。 (中略)

共同通信はこの日の主な記念辞を速報で報道しムン大統領が「歴史問題と分離して、日本との協力を推進するという意味を強調したが、日本政府に向けた具体的なニーズや新しい提案はなかった」と分析した。 (中略)

日本最大の日刊紙である読売新聞はこの日付夕刊でムン大統領が「過去の問題を解決しながら、未来志向的な発展に力を注がなければならない」と韓日関係改善に意欲を見せたが、日韓間の懸案である徴用訴訟や慰安婦被害者問題に対しては具体的に言及しなかったと報じた。
(引用ここまで)


 昨日のムン・ジェイン大統領の「日本政府との対話の準備はできている」と、関係改善を訴えた演説に対して「日本のメディアが酷評している」との記事。
 うーん、酷評……ね。

 たとえば「酷評」しているうちのひとつ、共同通信が伝えるところのムン・ジェイン大統領の演説への評価はこんな感じ。

韓国、歴史問題で「対話の準備」(共同通信)
 歴史問題と切り離して日本との協力を進めたい意向を強調したが、日本政府への具体的な要求や新たな提案はなかった。
(引用ここまで)

 具体的な提案や要求はなかった、と共同通信にすら言われてしまう始末。
 日経新聞も同様に「具体的な解決策には触れなかった」と判断しています。

歴史問題「被害者中心の立場で解決」 韓国大統領が演説(日経新聞)

 もうすでに上っ面の言葉だけでどうこうできるようなフェーズはとうの昔に過ぎている。
 加藤官房長官も以前から変わらず「韓国側の具体的提案を待つ」とだけ意見を表明。韓国側の状況はなにも変わってないという認識で一致していますね。



 2分45秒くらいから。

 どれも酷評というよりは、単に評論しているだけ。
 評論の中身が酷評じゃないかと言われれば……まあ、それはそうですが。
 酷評されるべき中身でしかなかった、というだけの話。
 俎上に載せられる具体的な提案を持ってこいって言われているんだから、そうしろっていう。

 あの演説で「我々は関係改善を呼びかけた」とか言われてもちゃんちゃらおかしいとしか言えませんわな。
 1月18日の新年記者会見からこっち、1ヶ月半もなにをしてたんだって。
 そりゃ酷評もされるでしょ。

楽韓さん、本日の動向 - 白泉社の50%ポイント還元キャンペーンは明日まで?

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 白泉社の50%ポイント還元キャンペーン、4日までのはずなのですがなぜか個別ページの表記だと3日で終わるようなことが書いてある。
 まあ、3日までのうちに買っておいたほうがよいですかね。

 今日はヤングアニマルからは上野さんは不器用を紹介。
 天才発明家である上野さんが数々の発明品で科学部の後輩田中の気を引こうとするのですが……というようなドラえもんフォーマット。
 買って一緒に「そういうとこだぞ、田中!」って叫びましょうよ(笑)。



 花とゆめからは笑う大天使(ミカエル)を。
 聖ミカエル女学院を舞台にした川原節の冴え渡る優しくて寂しい世界。もぎゅもぎゅ。

笑う大天使 1 (白泉社文庫)
川原泉
白泉社
2013-08-01


 これ以外の多くの川原泉作品もキャンペーン対象となっています。
 なにか寂寥感が漂うのですよね、この人の作品は。ことさら背景が白いというわけでもないのに。

 ここはグリーンウッド。
 名門男子校の寮で繰り広げられる青春劇。ホントに大好きな作品のひとつ。
 これも花とゆめの黄金期の作品です。



 「2025年に米中戦争があった」という前提での回顧記事みたいなものがあって、これがちょっと面白かったので明日にでも紹介しましょう。

 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。