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2021年08月

韓国政府、国連のイベントに出席するBTSに「外交官パスポート」を発行、ムン・ジェイン大統領と共に出席する模様

BTSに外交官旅券発行……出入国時の所持品検査を除くなどの特典(ヘラルド経済・朝鮮語)
ボーイズグループ「防弾少年団(BTS)」が外交官パスポートを受けた。ムン・ジェイン大統領から「未来の世代と文化のための大統領の特別使節(未来文化特使)」に任命された。

ムン大統領は同日、大統領府でBTSに未来の文化特使任命状を授与した。ムン大統領は任命式の後に行われた懇談会で、「国連のSDG(持続可能な開発目標)のための特別イベントを開くために私が首脳たちを代表して、全世界の青年を代表してBTSが参加したらよいという要請をしてきた」とし「それ自体で大韓民国の国格が非常に高くなったと考えている」と述べた。ムン大統領は19〜23日の日程で米国を訪問し、国連総会などに出席する。BTSも同行する。

目を引くのは、この日のBTSが受け取った外交官パスポートだ。外交部によると外交官旅券は前・現職大統領、国会議長、最高裁長官、憲法裁判所長、首相、外相とその配偶者などに与える。また、特命全権大使、国際オリンピック委員会の委員とその家族、外交部所属公務員とその家族が受けることができる。

BTSは、この日の「特命全権大使」の資格で外交官パスポートを受け取ることになった。
(引用ここまで)


 BTSが「外交官パスポート」を入手したそうですよ。
 国連でSDGsについての特別イベントが開催されるので、それにムン・ジェイン大統領がBTSを引き連れていくと。
 で、それに際してBTSに外交官パスポートを発行した、とのニュース。
 いやぁ、いいように使っていますね。
 それにしても「外交官パスポート」かぁ……。

 ですが、BTS側もムン・ジェイン大統領に逆らえないのですよ。
 現在、兵役特例という餌を目の前にぶら下げられている状況なので。


 現在、政府レベルで兵役特例の基準を再検討している、とされています。

ソン・フンミンは免除され、BTSは免除されない「兵役特例」、見直されるか(ハンギョレ)
 芸術要員が純粋芸術にのみ適用されることにも問題があるという指摘が出ている。正しい未来党のハ・テギョン議員は、7月に国会国防委員会で「バイオリン、ピアノのようなクラシック音楽コンクールで1位を取れば兵役特例を与えるが、ビルボードチャート1位を取っても兵役特例を与えない」とし、防弾少年団(BTS)の軍免除の世論を取り上げたことがある。
(引用ここまで)

 政府の「ムン・ジェイン大統領と一緒に国連に行け」という「お願い」を断れるわけもないのです。
 っていうか、ポピュラー音楽で「国に貢献した」をどうやって規定するんだかな。
 「ビルボード1位で兵役特例」ってわけにもいかないと思うけどなぁ。

 一応、BTSのメンバーは「法令に従うだけ」「時期が来れば兵役にいく」とは言っていて、兵役に対して拒否感は見せていないのですが。
 まあ「キャリアが途絶える兵役になんて行きたくない」なんて本音を言えるわけもないけどね。

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韓国の大統領候補への疑惑に介入した大統領府直属の捜査機関、普段は政権擁護の左派紙にまで心配されてしまう

超重量級の事件に初めて着手した公捜処、ユン前総長の疑惑に「猛スピード」の理由は(ハンギョレ)
公捜処関係者は「メディアは、捜査情報政策官は検察総長の右腕だと言っていたではないか。ユン前総長も(記者会見に)出てきて、私を捜査しろと言った」と述べた。また、「国民的な疑惑の提起がなされたからには、実体の究明が必要だ。罪があるかないかは、その次のことだ。捜査機関が立ちあがり、事実関係を明らかにするということが、メディアの要求ではないのか」と語ったりもした。「現状では明確な根拠はないが、ひとまず捜査から進め、罪を捜してみる」というニュアンスが読みとれる発言であるため、ユン前総長側と国民の力の激しい反発が予想される。

 今回の捜査は公捜処の第13号事件だ。1月の公捜処発足後、発足の目的に合わない“小さな”事件だけを扱ってきた公捜処が、ライバル機関である検察を追い越し、先に跳びこんだ“超重量級”の事件だ。大統領選を控え、検察総長出身の第1野党の有力大統領候補、現職検事、国会議員などが幅広く関与しており、政治的な揮発性が高いうえ、すでにほとんどの物証は毀損または削除された可能性が高く、捜査の成果を断言するのは難しい状況だ。

 公捜処は「時間が過ぎるほど証拠を失う恐れが強く、他の事件より優先して捜査する必要があると判断した」と説明した。法曹界の内外では、そのような場合であればあるほど、捜査の方向と強度、緩急を調節し捜査を進めていかなければならないという指摘が出ている。特に、捜査対象者がこのような形の捜査に最も精通している専門家だという点を考えればなおさらだ。ソウル地域のある部長検事は「現状では、公捜処の捜査の力量に疑問が残る。もし、公捜処で(性急に捜査に入り)これという成果を出せなかった場合、その後の状況も考慮しなければならない」と述べた。
(引用ここまで)


 左派紙ハンギョレによる、ユン・ソンニョル(ソクヨル)前検察総長への捜査を開始した公捜処(高位公職者犯罪捜査処)の動きの解説。
 いくつか面白いポイントがあるのですが。
 全体的に「公捜処はなにをそんなに焦っているのだろう」というトーンなのが非常に面白い。

 何度も書いていますが、ハンギョレは韓国きっての左派紙。
 政権に近しい立場にあり、去年の年末あたりにチュ・ミエ前法務部長官(大臣に相当)がユン氏と抗争を繰り広げていた際には、かなりの無理筋で政権のやりようを擁護していました。
 後に裁判所に「こんな処分は無効」とされたユン総長(当時)への2ヶ月の停職処分すら擁護していたほどです。

[社説]韓国検察総長の「懲戒議決書」には「停職は重すぎる」という主張の根拠はない(ハンギョレ)

 しかも、社説でですからね。
 ハンギョレという新聞社が全力でムン・ジェイン政権の検察攻撃を是認していたといっても過言ではない。


 今回もハンギョレは「公捜処はやるのだったらしっかりやれ」くらいの社説を出してはいるのですが。

[社説]「告発教唆」疑惑の捜査に着手した公捜処、命運かけて真相究明を(ハンギョレ)

 ハンギョレですら公捜処の疑惑への介入が微妙なところだという認識なのは間違いないかなぁ。
 さらにはユン・ソンニョル側が反転攻勢するきっかけになる可能性があることを認識している……というところですかね。
 まあ、だいぶ面白いことにはなりそうなのでチェックしておいたほうがいい話だとは思います。

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北朝鮮の巡航ミサイル発射を韓国軍は把握できなかったのか、それとも把握はしても発表をしなかったのか……

北が撃ったミサイルが1500キロ飛んでいる間、韓国軍は気付かなかった(朝鮮日報)
【社説】北朝鮮のミサイル発射を全く把握できなかった韓国(中央日報)
北朝鮮が、韓国はもちろん在日米軍基地のTHAAD(高高度防衛ミサイル)レーダーを破壊できる長距離巡航ミサイルを2日にわたり少なくとも2度発射したにもかかわらず、韓国軍当局は関連の兆候をきちんと探知できなかったことが判明した。 (中略)

韓国政府の関係者は「巡航ミサイルの飛行高度が極めて低いため、発射後に捕捉されても消失するケースがしばしばある」と語った。韓米情報当局のレーダーは韓半島の地上から発射された、高度500メートル以上まで上昇する発射体を捕捉できるが、それより低い高度で飛行する巡航ミサイルは見逃してしまうこともあり得るのだ。 (中略)

 結局のところ、現政権最後の北朝鮮との対話の可能性を開いておきつつ、韓半島の安全保障情勢を管理しようという意図からミサイル関連の事実を先んじて公開しなかったのではないか、という指摘が出ている。
(引用ここまで)

北朝鮮が先週末ミサイルを発射したが、軍と情報当局は全く把握できなかった。北朝鮮国営朝鮮中央通信の昨日の発表を見て真相把握に入った。発表内容によると、北朝鮮の国防科学院は新しく開発した新型長距離巡航ミサイルを11日と12日に試験発射した。このミサイルは北朝鮮地域と海上で「8の字」を描きながら126分間に1500キロ飛行した後、標的に命中したと、通信は主張した。ところが韓国情報当局は北朝鮮がミサイルを発射した場所さえも把握できず右往左往しているという。

巡航ミサイルは弾道ミサイルのように高い高度に上がらず、数十~数百メートルの低高度を航空機のように飛行する。このため巡航ミサイルはレーダーで探知するのが難しいという特性がある。こうした北朝鮮巡航ミサイルの発射の兆候、発射後の飛行も把握できなかったというのだから、対北朝鮮情報網に深刻な穴が生じたと言わざるを得ない。しかも射程距離が1500キロのこのミサイルは韓半島全域はもちろん、在日米軍基地まで打撃できる。北朝鮮がこのミサイルに戦術核を搭載すればさらに深刻になる。北朝鮮が巡航ミサイルを我々のレーダー網を避けて低高度で発射すれば、韓米軍は防御自体が難しい。一種のゲームチェンジャーとして活用されることが懸念される。

北朝鮮は巡航ミサイル発射が国連決議案違反でないという点を利用し、高度な心理戦に出てきた。
(引用ここまで)


 北朝鮮が新たに開発したとされる巡航ミサイルが2回発射され、北朝鮮国内を1500キロを飛行してターゲットに命中した……と北朝鮮当局が発表。
 それに対して韓国は蜂の巣をつついたような騒ぎになっています。
 曰く「まったく発射兆候もつかめなかったのか」「高度が低いとはいえ、経路を把握できなかったのか」等々。
 まあ、やろうと思えば青瓦台や在韓米軍の飛行場への爆撃が可能になったということですから当然といえば当然。

 ただ、記事中の「核を搭載すれば」とありますが、サイズ的に見てもトマホークと同クラスですから弾頭は500キロに満たないていど。
 北朝鮮の核技術でそこまでの小型化ができているとは思いにくいですね。

 
 で、確かに巡航ミサイルはレーダー網から漏れる可能性が高く、発見できなくてもしかたがないものではあるのですが。
 アメリカは静止軌道上の早期警戒衛星があるので、発射自体は分かっていたはずなのです。
 もし、韓国政府への通達がなかったのであれば大きな問題です。

 ただ、さすがに通達がなかったとは思えないんだよなぁ……。
 考えられるのは「アメリカからの通達をあえて韓国国内に広めなかった」ということ。
 その理由はもちろん、南北対話に支障をきたさないため。
 ま、南北対話なんてハノイでの米朝会談破綻からなにもできてはいないのですが。

 ムン・ジェイン大統領の任期は残り9ヶ月。大統領選がある3月までは半年ちょい。
 その間、どんな可能性でも落とさずに拾いたいということで「北朝鮮が巡航ミサイルを発射した」とはアナウンスしなかったのでしょう。
 ……安保にとんでもない影響が出ているってことなんだけどな。

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