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カテゴリ:天災の記事一覧

台風14号、日米韓の進路予想はほぼ一致……ただし……

カテゴリ:天災 コメント:(62)
台風チャンスー、16日夜から17日の間、済州島・南海岸通過(マエイル新聞・朝鮮語)

 毎度おなじみの台風進路予想図の比較です。
 台風14号、チャンスーは東シナ海で停滞しつつ、押し戻されてから東に向かうという進路をとりそうです。
 それではそれぞれの予想進路を見てみましょう。


 まず、日本の気象庁。
typhoon2114_jp.png

 予想の中心線は対馬あたり。
 その後、日本海を進んで日本に上陸する頃には温帯低気圧になるという予想。

 続いて米軍のJTWCによる予想進路図。
typhoon2114_us.png

 釜山を直撃後、日本海を進んでやはり上陸前に温帯低気圧になるといった予想。
 これだと釜山はまたかなりひどい被害になるんじゃないかなぁ……。

 最後に韓国気象庁。
typhoon2114_kr.png  対馬と朝鮮半島の間くらいを通り、かつ日本に上陸してから抜ける頃に温帯低気圧になるとの予想。なんとかして台風のままで日本に上陸してほしいという気持ちを感じます(笑)。


 ま、おおまかな進路予想は同じですね。
 今回の台風14号は動き的に分かりやすいのでそれほどの差異が出ないというところですか。
 停滞してたものが高気圧にブロックされて、偏西風に乗る……というルートなので。
 あとはもうだいぶ接近してきているので進路予想を間違えようがないというか。
 発生後の各国の進路予想が一番面白くはあるのでしょう。

 どのルートでも済州島直撃は避けられないというか、総降雨量500ミリとか言っているので最大の被害は済州島かな……。

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韓国気象庁「台風10号は韓国に上陸しない」……その予想の報じかた、危険じゃない?

カテゴリ:天災 コメント:(130)
韓国気象庁「台風10号、東に経路変更…韓半島を貫通しない」(中央日報)
「超強力級」として国民を緊張させている台風10号の予想経路が当初より東側に移っている。このため韓国に上陸せず、東海岸側を通過しながら影響を与えると予想される。

韓国気象庁によると、台風10号は5日午前9時を基準に沖縄の南東側510キロ付近の海上を非常に強い勢力に発達しながら北北西に進んでいる。中心気圧は920ヘクトパスカル、最大風速は「非常に強い」水準の秒速53メートルで、強風半径450キロ、暴風半径180キロ。

当初、韓半島(朝鮮半島)に上陸すると予想されていた台風10号は、7日に東海岸をかすめて北進するとみられる。気象庁はこうした経路が現在の時点で可能性が最も高いと説明した。前日、台風10号は7日に韓半島を貫通する可能性が高いと予想されたが、経路が東側に移動しながら予想進路が大きく変わった。
(引用ここまで)


 韓国気象庁の予想では上陸することなく日本海側沿岸を北上する。
 日本の気象庁予想では釜山あたりに上陸してそのまま北上する。

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 台風の目が海面上にあるほうが、水蒸気を受け止めることができる。つまり、減衰速度が遅くなるのですね。
 上陸してしまったほうが、エネルギー供給が終わって一気に減衰することが多い。
 なので、こういう記事のタイトルだと「上陸しないんだ」と思われて防災対策が甘くなる。危険な感じがするなぁ。

 というか、上陸するかしないかなんてこの台風の対応策についてそれほど関係ない。気象庁の予想だと秒速25メートル以上の暴風域(赤い範囲内)は韓国のほとんどを覆うとされています。
 韓国気象庁の予想だと暴風域(濃い紫の範囲)が異様に小さいのもきになるところ。
 東経130度の時点で種子島くらいにしか暴風域がかかっていない。
 日本の予想円(というかもう実測のレベル)では暴風域の半径はざっくり倍くらい。

 明日9時の日本の予想では暴風域は南東側に330km、北西側に165km。おおよそ500kmの円となっています。
 韓国の予想では260km。
 東京・大阪間と東京・浜松間くらい違っています。むー。
 台風の予測は進路だけの話ではないのですよ。
 どのていどの被害があるかを予測するほうこそが大事だと思いますが……ね。

台風9号の朝鮮半島上陸が目前! → 韓国気象庁、サーバーダウン……

 台風が来る際には韓国気象庁のサイトをチェックするのを日課としているのですが。
 今晩にも上陸するという状況の中、サーバが落ちがちになってます。

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 何度かリロードすると見られることもあるのですが。
 ……いや、あり得なくない?
 ソシャゲの初日か。詫び石いくつもらえんの、これ。

 省庁の中でも一番落ちちゃいけないサーバが、一番落ちちゃいけない時間帯に落ちてるっていう。
 韓国での気象情報はweather.go.krで、英語・日本語で検索にかかるkma.go.krには行かないっていう話もあるかもしれませんが。
 じゃあ、外国人はどうすりゃいいのよ。


 あ、それと台風10号の予想ですが日本・JTWCの予想では九州への上陸があるかどうかという感じになりつつあります。まあ警戒は怠らないほうがいいに決まってますけども。
 現状、韓国気象庁の進路予想では九州縦断コースとなっています。

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 で、その後には朝鮮半島には上陸せずに日本海に抜けるっぽいですね。
 お約束なコースだなぁ……。

韓国気象庁「台風9号は韓国に上陸する台風では歴代最大級だけどすぐに日本海に抜ける!」→日本&アメリカ「韓国縦断コースですが……」

カテゴリ:天災 コメント:(140)
9号台風「メイサーク」、南海岸上陸して嶺南貫通……400mmの大雨・秒速50mの強風(YTN・朝鮮語)
北上している9号台風「メイサーク」は、南海岸に上陸して嶺南地方を貫通するようです。
済州島と東地域に最高400 mm豪雨と風速秒速50mの強風が吹いて大きな被害が懸念されます。 (中略)

今年の秋最初の台風でありながら、さっそく上陸するであろう「メイサーク」。
観測史上最悪の台風のひとつである2003年の「マエミー」より強力な威力を持ち、懸念が高まっています。
(引用ここまで)


 2003年の台風14号、マエミーを上回る勢力で朝鮮半島に上陸するのではないかとの予報が出ている台風9号、メイサークですが。
 どうもやっぱり韓国気象庁の出している予報が偏っているっぽいのですね。
 いつもの韓国気象庁、日本の気象庁、米軍のJTWCの進路予想画像をそれぞれ見てもらいましょう。
 それぞれ、今日の日付が変わったあたりでの予想針路です。

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 韓国では記事にあるように嶺南(慶尚道の別名)に上陸してすぐに日本海に抜けるという予想進路。っていうか、前回の予想から「韓国を過ぎてから北上する」というご都合予想になっているだけ。
 日本の気象庁は上陸地点は慶尚道ではなく、もはや西寄りの全羅道側になってますね、これ。そこから朝鮮半島を縦断するコースで、場合によったらソウル直撃もあり得るのではないかというくらいに西寄りに進むという進路予想になりました。
 JTWCの予想は上陸地点はほぼ日本の予想と同じ。そこからやや東に向かうのではないかの進路予想。こちらは韓国を斜めに横切る感じですかね。

 実はよーく見ると、韓国気象庁の予想進路図も「70%の確率での進路」はちょっと西寄りになっているのですが、あくまでも針路の中心は釜山をかするだけ。
 ……だいぶ韓国にとって都合のいい予想針路ですが。

 これ、問題あるよなぁ。
 「韓国にとって最大規模の台風上陸」であるのなら、いまからそれなりに防災用品を買っておいたりする余裕がほしいはずですが。
 もうなんもかもを無視して「釜山をかするだけ」という予想に固執。
 8号のバービーが風以外は大した被害を出さなかったことから、今回も大したことがないみたいな受け止めかたをされかねない。
 この記事のコメントにも「まーた歴代最大級だってよ」みたいなものがあって危険な感じ。
 まあ、日本もそんなことは言ってられないヤツが来そうな雰囲気ですが……。

韓国気象庁「台風9号はそこまで発達せずに釜山をちょっとかすめるだけ……」→日本&米軍「朝鮮半島にがっつり上陸して勢力もだいぶ強いぞ」

カテゴリ:天災 コメント:(104)
「自動車もひっくり返す」ほどの台風メイサーク、左旋回して来月3日に釜山を打つか(中央日報・朝鮮語)
第9号台風「メイサーク」が当初の予想とは異なり、釜山近くに上陸して慶尚道都市を貫通するように見える。

気象庁によると、メイサークは30日午前3時の基準マニラ東北東約900㎞付近の海上で時速3㎞の遅い速度で東進している。

先に出た予報で台風は韓国と日本の間の海峡を通過すると予想されたが、今回は釜山の近くに上陸するものと分析されて、細心の注意が要求される。今年の台風の中で初めて内陸に上陸することになる。

気象庁はメイサークがこの日午後3時沖縄南約610㎞付近の海上を経て、来月2日午前3時、西帰浦南約440㎞付近の海上に達しつつ、その翌日の3日午前3時、釜山北西約20㎞付近陸上を過ぎるだろうと展望した。
(引用ここまで)


 メイサークこと台風8号について韓国気象庁は玄界灘を抜けて日本海に向かう、上陸するとしても釜山の端……というような予報図を出していたのですが。
 というか、いまでも中心範囲は釜山あたりにしか来ない、という予報になっているのですが。
 気象庁、米軍のJTWCは朝鮮半島にがっつり上陸するという予報になっています。
 台風が通過してすぐに次の台風が来る場合、道ができる感じで似たような経路を辿ることがあるのですが。
 今回はまさにそれ、といったところですね。

 30日22時現在の予報図がそれぞれこう。
 韓国気象庁、日本の気象庁、米軍JTWC(Joint Typhoon Warning Center)による予報図。
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 まあ、進路も韓国気象庁のそれだけやや異形なのですが。
 それ以外にも最大風速や中心気圧予想もおかしかったのですね。

 今日の朝くらいまでは沖縄近海に到達しても945hPaって予想でしたし、最大風速も45メートルという予想でした(現在は935hPa、49メートル)。
 日本の気象庁の予想によると沖縄近海に達した際には935hPa、最大風速50メートル。
 JTWCの予想では沖縄近海での時速120ノット≒風速60メートルという予想。

 日本の気象庁の予想では、朝鮮半島上陸寸前の2日21時で940hPa、風速45メートル。
 韓国の気象庁による予想では、2日12時の時点で950hPa、風速43メートルに減衰するという。

 台風自体の速度もかなり異なってますね。
 日本の予想では2日21時で長崎のやや手前。
 韓国では2日12時でほぼ同じ位置。9時間ほど到達時間が早い。
 早く通り過ぎることで水蒸気をそれほど吸収しない、つまりそこまで成長しないという予想のようですが。
 なんかこう、いつものことなのですが韓国の予想は「願望」が入っているんだよなぁ……。



韓国に向かう「非常に強い」台風8号……減衰する可能性はほとんどなし

カテゴリ:天災 コメント:(192)
人が飛ばされるほど…時速200キロの台風8号、26日に韓半島へ(中央日報)
北上中の台風8号(バービー=Bavi)が26日から韓半島(朝鮮半島)に時速200キロを超える強風をもたらすと予想される。昨年、全国的に強風による被害をもたらした台風13号(2019年9月6-8日)よりも強いという。バービーはベトナムが命名国であり、ベトナム北部地方に位置する山脈の名称。

気象庁によると、台風8号は26日から済州(チェジュ)と西海岸地域を中心に時速200キロ以上の非常に強い風雨をもたらすと予想される。この日午後3時基準で台湾・台北の東北東側約330キロ付近の海上を時速11キロの速度で東北東に進んでいる。中心気圧は985ヘクトパスカル、強風域の半径は約250キロで、台風の中心の最大風速は時速97キロ(秒速27メートル)。気象庁は23日、「台風8号は台風の目が見えるほど発達し、中国上海付近の涼しい空気に押されて北東に進んでいる」とし「台風は夜中に北東に進み、明日は北に移動する」と明らかにした。 (中略)

現在「中」水準の台風の強度は「非常に強い」まで発達すると見通しだ。台風8号は済州西側の海上を通過する26日午後には中心最大風速が秒速45メートルに達すると予想される。台風8号は昨年の台風13号と移動経路と規模の面で似ている。西海を北上した台風13号で全国各地に強風による被害が発生した。ソウルでは最も強い風(秒速28.4メートル)を記録した。2002年に大きな被害をもたらした台風15号の場合、韓半島上陸当時の中心気圧が970ヘクトパスカル、最大風速は秒速39.7メートルだった。

台風の強度は中心付近の最大風速(10分平均)によって5段階に分類される。「非常に強い」は秒速44-54メートル(時速158-194キロ)で、人や石を飛ばすほどの強風が吹くということだ。「強い」は秒速33-44メートル、「中」は25-33メートル。「強い」は列車が脱線するほど、「中」は屋根が飛ばされるほどの強風が予想される。
(引用ここまで)


 今回の台風8号(バービー)については米軍のJTWC、日本の気象庁・ウェザーニュース、韓国の気象庁のすべてがほぼ同じ予想進路を出しています。
 すなわち朝鮮半島西岸を北上するだろう、というもの。
 まだ進路のブレはかなりあるので韓国への上陸の可能性もなくはないのですが、まあ西岸の東経125度線あたりを北上。朝鮮半島西岸を暴風圏内に巻き込みながら、かつ黄海上を進むので減衰することなく、上陸するとしても黄海南道あたりという感じですかね。

 JAXAひまわりモニタを見ると、東シナ海の海面水温は30度を優に越え、黄海の海面水温は26〜27度といったところ。
 減衰する理由がひとつもないですね。

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 瞬間最大風速は時速100ノット前後が予想され、降雨量も多めなのではないかとの予想。
 さらに今回の台風は珍しく黄海上を進むので、より風速が強くなる台風の東側に朝鮮半島が位置することになります。

 韓国は天災に対してインフラがかなり脆弱です。以前から語っている「安全係数が低い」というやつですね。かつ人々も慣れていません。
 台風が来るのに地下のカラオケボックスに行ってしまって水没で死者が出る、なんてことを何度も繰り返してます。
 台風ひとつについて日本の倍の被害が出る、なんて統計もありました。
 2003年の台風14号の被害とか本当にひどくて目を覆わんばかりでしたわ。
 その際にノ・ムヒョンはソウルで呑気にミュージカル見てたのですけどね。

 ま、防疫ができるんだから防災もできる。たぶん。根拠はないけど。
 がんばって、ムン・ジェイン!


韓国で続く長雨→韓国人「韓国気象庁は誤報ばかり。海外サイトだけ参考にするわ」

カテゴリ:天災 コメント:(80)
「誤報庁信じられない」……韓国の天気をノルウェーの気象庁で見る(イーデイリー・朝鮮語)
全国的に二ヶ月近く梅雨が続いている中、低精度で誤報庁論議に包まれた韓国気象庁の天気予報ではなく、国民が海外気象庁を探しはじめた。これ時間ごと変化天候に私たち気象庁の情報が正確ではない理由だ。

先に気象庁が今年5月に発表した「今年の夏の気象見通し」で、7月末から8月中旬には、暑さがピークに達するだろう」と予測した。

しかし、今年の夏の梅雨が8月中旬まで続き、歴代級猛暑を予測したものとは違って、記録的な梅雨が続いている。

このように、気象庁の予測誤差が繰り返されると、国内の天気予報を、ノルウェーやフィンランド、アメリカ、イギリスなどの海外サイトで探してみる「気象亡命族」が増えている。 (中略)

実際の気象亡命族の間で精度が高いと評価される海外サイトは、ノルウェーとフィンランドの気象庁、アメリカ「アキュウェザー」、イギリス「BBCウェザー」などを使用していることが分かった。気象庁に対する不信は、数年間繰り返されているが、今年は特に不満の声が高い。(中略)気象庁は予報の精度を高めるために780億ウォンの予算が投入された韓国型予報数値モデル(KIM)を、4月に導入しはじめた。2011年から2019年までに開発された韓国だけの天気予測モデルが必要だという指摘に基づいて作られたプログラムである。問題は、KIM導入後も降水予報精度がむしろ減少したということだ。これに対して気象庁は毎年、気候変動が激しくなり、技術の進歩の速度が変数の増加の速度を追い掛けないと明らかにした。

気象庁の関係者は、「世界を10㎞単位に分けて6分周期で変化を計算するスーパーコンピュータを利用したが、10㎞より小さく分割は難しく変数が存在するしかない」とし「今年四季を経験した後、独自に開発した数値予報モデルにデータと変数が積もりながら予報精度は高まるだろう」と予想した。
(引用ここまで)

 韓国の天気ネタをいくつか。
 まず、ネチズンが韓国の天気予報を見ることなく、海外製のアプリや予報データで韓国の天気を見るようになってきたとの話。
 実際に韓国気象庁はPM2.5の予想でも外しまくってて、韓国人はむしろ日本の予想をチェックする人が増えているという話もありましたが。
 その延長でしょうね。
 当然、そういった海外のサイトでは韓国の情報というのは断片的になるわけですが、断片的なものであってもまだそちらのほうがマシ……ということなのでしょう。
 韓国気象庁の降雨の有無における的中率は67%、独自方式を導入してからむしろ減少したという話でした。
 ちなみに日本の気象庁では去年の的中率は86%。一方で1985年時点でも83%ていどはあったとのこと。
 まあ、このくらい当たってくれれば傘を持つかどうかを天気予報で決められますかね。
 韓国の場合は下駄を投げるよりはマシ……くらいか。


大雨による太陽光パネル被害、韓国山林庁「12件だけ」エネルギー公団「16件」(朝鮮日報)
 50日以上にわたる過去最長の梅雨が続く中、太陽光発電施設に対する関係当局による被害事例の集計に食い違いが出ていることが11日までにわかった。 (中略)

両機関が集計した個別の事例を対照したところ、山林庁の資料にはエネルギー公団が把握している8件の被害が抜け落ちており、エネルギー公団の集計では山林庁が把握した4件が抜けていた。両機関による太陽光被害事例を合計すれば、集中豪雨後の1カ月だけで少なくとも20件の「太陽光被害」が発生したことになる。
(引用ここまで)

 韓国の長雨で山地に設置されたソーラーパネル近辺で山崩れが続発しているとのこと。
 楽韓Webの読者であれば知っていると思いますが、ムン・ジェインは再生可能エネルギー信者です。
 就任当初から「2030年までに再生可能エネルギーを1%から20%にする。LNG火力は18.8%から37%に倍増させる」というエネルギー政策を打ち出してまして。
 その分、脱石炭火力、脱原発を行うという話でした。
 ちなみに2015年時点では石炭火力は40%弱だったのですが、ムン・ジェインが就任した2017年にはさらに伸びて45%ほどになっていました。
 その後、いくつかの老朽化した石炭火力発電所を止めたので、割合は下がっているとは思いますが。最新のデータはなかなか出てこないので不明。

 「再生可能エネルギー」とありますが、その大半は太陽光発電。
 亡くなったパク・ウォンスンソウル市長は「ソウルのすべてのビルに太陽光パネルを設置すれば原発は必要なくなる」とか言ってましたね。
 まあ、それは実現することはありませんでしたが、韓国ではえらい勢いで山が切り開かれてメガソーラーをいくつも作っています。その大半が中国製の太陽光パネルだと言うことで問題になっていたりもします(余談)。
 で、今回の長雨で20件もの太陽光パネル被害が出ているとの話。
 日本でも同様の太陽光パネルによる環境破壊は起きていますが。鬼怒川の氾濫は太陽光パネルの設置が原因ではないかともされていますね。

 ですが、再生可能エネルギーを増やすことはムン・ジェイン政権の至上命題のひとつ。
 誰も否定できない話なのです。
 というわけで、前首相のイ・ナギョンは「太陽光パネルの問題ではない」という話をしてます。

イ・ナギョン「地滑りが『太陽光』のせい?全体の1%にもならないのでしょう 」(世界日報・朝鮮語)

 洪水はイ・ミョンバクの行った4大河川整備事業のせいだし、地滑りは太陽光パネルの問題ではない。
 もうそう決まっているのですね。
 なぜって、ムン・ジェイン大統領の唱えた政策が失敗するわけがないからですよ。
 所得主導成長政策だって来年からは大きく羽ばたくに決まっているのです。基準年は不明ですが。

恋は渾沌の隷也
DIVEIIentertainment
2013-04-24

韓国政府と自治体、コロナ対策に災害基金を費やしてしまって、水害に対応する予算なし……でも、イ・ミョンバクは水害を引き起こした犯人として糾弾される模様

水害が起きているのに韓国政府の金づるはコロナで枯渇(朝鮮日報)
 今夏の豪雨で全国的に大きな被害が発生し、与野党双方から第4次追加補正予算の編成を求める声が上がっている。

 蟾津江一帯の豪雨による被災地である全羅北道南原市、任実郡、淳昌郡を地元とする無所属の李容鎬(イ・ヨンホ)議員は9日、本紙の電話取材に対し、「国会予算特別委員として、第4次追加補正予算の編成を推進する。コロナ事態に豪雨被害まで重なり、農畜産民の被害があまりに大きい。追加補正予算の編成は避けられない」と述べた。国民の党の安哲秀(アン・チョルス)代表も最近、「災害追加補正予算を編成しよう」と発言した。未来統合党の金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長も「損害があまりにひどく、予算がなければ追加補正予算は避けられない」と指摘した。民主党の党代表候補として出馬した朴柱民(パク・チュミン)議員と最高委員に出馬した申東根(シン・ドングン)議員も「追加補正予算を推進しよう」という立場を表明した。

 民主党指導部はひとまず第4次追加補正予算は不要との立場だ。今年は新型コロナウイルス対策で3回の追加補正予算(総額59兆2000億ウォン=約5兆2700億円)を編成しており、さらに「水害追加補正予算」を編成することは負担が大きいためだ。民主党の党代表候補として出馬した李洛淵(イ・ナギョン)議員は同日、フェイスブックで「ひとまず予備費2兆ウォンと既に確定した予算で対処できるとみている」と語った。尹官石(ユン・グァンソク)政策委員会首席副議長も「予備費にはまだ余裕がある。追加補正予算の論議は時期尚早だ」と述べた。豪雨被災地を地元とする全羅道の民主党議員は「特別災難地域」への指定を要求している。特別災難地域への支援予算は国費で賄われる。しかし、水害復旧予算として使うための予備費の残額はコロナ対策で相当部分を支出済みの状況だ。現在残された約2兆ウォンの予備費では足りないとの指摘もある。政界関係者は「豪雨被害が続き、秋の台風まで考慮して第4次追加補正予算を編成する場合、国債発行が避けられない」と指摘した。

 水害の状況が悪化し、地方自治体は対応に追われている。コロナ事態を受け、緊急災難支援金を支給し、豪雨など自然災害に使える資金を使い果たしてしまったからだ。各自治体からは「追加補正予算が避けられない」との声が上がっている。

 京畿道は道民全員に10万ウォンを支給したコロナ災難基本所得の財源として、災難管理基金、災害救護基金を充てた。京畿道の場合、今年初めまで、災難管理基金に6160億ウォン、災害救護基金に2990億ウォンなど総額9200億ウォンの資金があったが、7月末現在で残高は2300億ウォン余りにまで減少している。今回の集中豪雨で公共施設の被害だけで330億ウォンを超える京畿道安城市が現在保有している災難管理基金は65億ウォンにすぎない。加平郡も推定被害額が90億ウォンに達するが、災難管理基金は8億ウォンしか残っていない。
(引用ここまで)


 あー、韓国政府、自治体にはもうミリほどの余裕もないのですよ。
 今年4月の時点でSNSに自治体職員から「頼むから今年はもう洪水も日照りも台風もこないでほしい。豚コレラや口蹄疫も無理」ってお手上げ宣言が出されていました。
 それぞれの自治体によるコロナ対策費用は災害基金から供出されていて、住民に現金を配ったりしてきたとのこと。
 そのせいで、もうほとんどの自治体がオケラ。

 ただ、現実問題として韓国政府はコロナ関連で第3次補正予算まで組んでいて、そうほいほいとは今回の水害に対策予算を組むわけにもいかない状況であるのも間違いない。
 なにせ「Kニューディール」とやらに6年で160兆ウォンを突っ込んで鳩のエサやり禁止要員AI向けデータラベラーを山ほど育成しなければならないのですから。

 それでも、イ・ミョンバク大統領によって行われた4大河川整備事業が今回の水害と関連していないか、調査するようにという指示が出ているそうですよ。

文大統領 4大河川整備事業と水害の関連性の調査を指示(聯合ニュース)

 イ・ミョンバクによるこれらの河川整備事業によって堰が設置されたのですが、それが水害の原因になったのか、あるいはこの堰があったからこのていどで済んだのか……ということが論争になっていまして。
 その実態の調査をムン・ジェインが指示したという話なのですが。

 ……そんなもん、どの機関にやらせても「イ・ミョンバクのせいだ」っつー話になりますよね。イ・ミョンバクといえば「積弊」の象徴そのもの。
 ムン・ジェインにとっては師匠筋のノ・ムヒョンを自死に追いやった極悪人ですから。
 その手によって行われた事業が「安全に寄与した」なんていう調査結果が出るわけがない。
 というわけで、今回の水害は「イ・ミョンバクの責任」となることが決定した、というわけです。