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カテゴリ:韓国社会の記事一覧

与党で唯一チョ・グクを批判していた前議員、共に民主党から公認を外され、さらに党から懲戒まで受ける……これが韓国で「ナム」になる、ということです

チョ・グク氏批判の与党・琴泰燮氏、公認候補脱落に続き党の懲戒まで(朝鮮日報)
 与党「共に民主党」が、チョ・グク前法務部長官を批判し高位公職者犯罪捜査処(公捜処)設置法案に反対していた琴泰燮(クム・デソプ)前議員に対して最近、懲戒処分を下したことが1日までに分かった。

 共に民主党の倫理審判院(イム・チェギュン院長)は先月25日の会議で、琴泰燮氏に対し「警告」処分を下した。今年2月に「共に民主党」の一部の権利党員が党に琴泰燮氏の除名を求める請願を行ったが、今回の決定はこの請願を受けて下されたものだ。憎まれていた琴泰燮氏に対し、最後まで報復性の措置を下したとの指摘が出ている。

 権利党員らは当時、琴泰燮氏が昨年12月に公捜処法案の表決で棄権票を投じたことを問題視し、「琴泰燮氏を除名せよ」と主張した。権利党員らは「琴泰燮氏はこのようなあり得ない行為をしている」として「党論に従うのが国会議員の義務なのに、これを無残にも拒否した」と主張した。

 これに対し、共に民主党の倫理審判院は審判決定文で、琴泰燮氏を「懲戒嫌疑者」と規定し、「公捜処法案への賛成はわが党の党論だった」として「琴泰燮氏が所信を理由に表決を棄権したのは事実であるため、党の規則『第7号14条』に基づき『党論に背く行為』として懲戒する」と述べた。

 琴泰燮氏は文大統領の熱狂的支持者らの批判を受けると、4月15日の総選挙を前に自身の選挙区(ソウル江西甲)の党内公認候補者選びで脱落。与党関係者は「共に民主党が琴泰燮氏に懲戒処分を下したのは、(今回の)第21代国会議員当選者へ向けた警告とみられる」として「今後、議員177人は自分の信念に基づく発言ができなくなるのではないか」と述べた。

 共に民主党の関係者は「懲戒のレベルは別として、国会議員の本会議での表決に関連して懲戒を下すのは初めて目にする」と話した。また「琴泰燮氏は、選挙区で公認を受けられなかったことで、受けるべき非難はすでに全て受けたように思えるが、ここまでするのは完全に党を離れろということではないか」と述べた。
(引用ここまで)


 共に民主党内で唯一、チョ・グク事態に対して異議を唱えていた議員がいたのですが。
 そのクム・デソプ前議員に対して共に民主党が「警告」処分を科したとのこと。
 具体的になにをやったかというと、チョ・グクが法務部長官であったときに行った検察改革の一環である「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」設立に棄権票を投じた、というだけ。
 それ以前からチョ・グクを批判してきたので目をつけられていたという部分もあるのですが。
 党議拘束まで行かなくともそれに近しい縛りをかけていたのですかね。

 公捜処は大統領直属の特別な捜査機関であり、これが設立されたら韓国の自由主義はおしまいと言っても過言ではないもの。
 その設立はムン・ジェイン政権にとっては念願といってもいい政策でした。
 これによって現在の検察は政権に手が出せなくなり、さらに政権交代後にも大統領府、もしくは大統領府に所属していた人間に対してほとんど手が出せなくなるという代物。
 こういう懲罰もあり……なのかなぁ。

 ただ、公認を外された時点で国会議員としては死んだも同然。
 それ以上のアナウンス効果を狙ったのでしょうね。
 ムン・ジェインに逆らったらこうなるのだ、と。

 現在のところ、元挺対協理事のユン・ミヒャンに対して与党側からは表立った批判は一切ありません。オフレコを条件にして「政権にダメージが与えられなければいいのだが」くらいのコメントがせいぜい。
 与党の支持者はユン・ミヒャンを糾弾した元慰安婦を糾弾している始末。

李容洙さんへの人身攻撃が深刻…本質から外れた「2次加害」(中央日報)
「その年齢で貪欲に満ちた老人を偉人にして詐欺か」「おばあさんが認知症になった」「おばあさんの嫉妬は終わりがない」。 (中略)

「認知症だ」「ぼけている」などの非難から「本当に大邱(テグ)の人らしい」など地域侮辱発言までが出てきている。(中略)

民主党党員と推定されるこの人は李さんを「親日おばあさん」と罵倒し、「だから話にもならないことを厚かましくほざく」と嘲弄した。また「倭寇の後えい」「日本に送り出すべき」「日本人のくせに慰安婦問題の解決者を攻撃するとは」などのコメントで李さんを非難した。
(引用ここまで)

 クム・デソプ前議員、そして元慰安婦のイ・ヨンス。
 どちらも叩き潰すことに毫ほどの躊躇がない。
 ウリ(韓国語で「我々」の意。身内意識)の範囲内から脱したナム(他人の意)であれば、どのように扱ってもかまわないという韓国人のやりかたが見事に顕現しているといえるでしょうね。
 韓国社会というものはこういうものなのですよ。

韓国のタマネギ男ことチョ・グク関連裁判で見事なほどの「ウリとナム」が見られる → 証言者A「私はソウル大でロングヘアのチョ・グクの娘を見た」→ 検察「ショートヘアですね」 → 証言者B「出廷できません」 → 裁判所「じゃあ過料500万ウォンな」

チョ前法相夫人の教え子「自分名義で受け取った手当もチョ・グクの娘に送金」(朝鮮日報)
チョ・グク前法相宅の家宅捜索時に外圧電話受けた検事が突然辞表(朝鮮日報)
 入試不正などの罪で起訴されたチョン・ギョンシム東洋大教授(チョ・グク元法務部長官の妻)の裁判で、チョン被告の教え子が「教授の依頼でチョ・ミン氏(チョン被告の娘)の口座に研究員手当を送金した」と証言した。チョン氏の補助金虚偽受給容疑を裏付ける証言だ。

 チョン被告の釈放後、14日に初めて開かれた裁判には、東洋大の卒業生Y氏が証人として出廷し、「チョン教授からチョ・ミン氏の口座を知らされ、事前に入金されていた153万ウォン(約13万4000円)を全額送金するよう指示があった」と証言した。Y氏は「カネの性格については具体的な説明を聞いていない」と語った。検察はチョン被告が教え子のY氏、自分の娘チョ・ミン氏を東洋大の研究員として虚偽で登録し、2人の名義で320万ウォンの補助金を受け取ったとみている。Y氏が自分の名義で受け取った153万ウォンもチョン教授の指示でチョ・ミン氏に送金したと証言したことで、検察の捜査内容が裏付けられた格好だ。

 これに先立ち、チョン被告は検察に対し、「教え子(Y氏)が『自分は働いておらず、チョ・ミン氏が研究員の仕事をしたので返還したい』と言うので返還を受けたものだ」とし、「教え子が期待通りには働かなかった」と供述していた。しかし、Y氏は法廷証言で「そう言ったことはない。チョ・ミン氏が働いていることも知らなかった」と語った。

 同日の裁判には、ソウル大公益人権法センター職員だったK氏も証人として出廷した。K氏は2009年5月15日、人権法センター主催の「北東アジアの死刑制度」セミナーが終了後、打ち上げの席でチョ・ミン氏を見かけ、「チョ・ミン氏が『チョ・グク教授の娘だ』と自己紹介した」と証言した。これは「当時にはチョ・グク教授の娘であることは知らず、マスコミに報道されて初めて知った」というK氏の検察での陳述とは食い違った。検察がその点を指摘すると、「自分の記憶がねじ曲げられたのかもしれない。メディアでチョ・グク教授の娘、チョ・ミンというのを見続けたので」と発言を後退させた。K氏は判事から「さっきは(チョ・グク氏の娘だと)チョ・ミン氏から聞いたと言い、今度は後からメディアで聞いて知ったというのでは話にならないではないか」と叱責を受けた。

 K氏はセミナーにチョ・ミン氏が出席していたとし、当時のセミナーの写真でロングヘアの女子学生を指摘した。これに対し、検察は09年5月の韓永外国語高校の卒業アルバムからショートヘア姿のチョ・ミン氏の写真を示した。それでもK氏は「自分はロングヘアだったと記憶している」と話した。

 しかし、韓永外国語高校の同期で張永杓(チャン・ヨンピョ)檀国大教授の息子J氏は「(セミナーで)チョ・ミン氏を見かけていない」と述べ、チョ・グク氏の友人の息子P氏は「(動画の中の女子学生は)チョ・ミン氏と似ているが、チョ・ミン氏ではない」と証言している。裁判所は同日、当時公益人権法センター所長だった韓寅燮(ハン・インソプ)韓国刑事政策研究院長が不出席事由書を提出して出廷しなかったことについて、「納得できない」とし、過料500万ウォンの処分を下した。
(引用ここまで)

 昨年9月、チョ・グク前法務長官の自宅の家宅捜索を指揮していたソウル中央地検のイ・グァンソク副部長検事(46)が最近、辞表を提出したことが13日までに分かった。イ副部長が辞表を出したのはちょうど今月10日、チョ前法務長官の妻のチョン・ギョンシム東洋大教授が拘束期間満期で釈放された後だという。

 イ副部長は「チョ・グク捜査」に参加した当時は特殊2部(現・反腐敗捜査2部)の所属だったが、今年2月にチョン教授の入試不正疑惑、青瓦台(韓国大統領府)の蔚山市長

選挙介入事件などの公訴維持を担当する公判2部に異動した。イ副部長は家宅捜索の現場でチョ前長官からの「外圧電話」を受けた当事者でもある。チョ前長官が「妻の状態が良くないので穏やかに(家宅捜索を)やってほしい」と言ったため、イ副部長は困惑し「(家宅捜索の)手続きに従う」と何度も答えた。

 チーム長級のイ副部長は昨年10月、検察に出頭したチョン教授を自ら調査した。チョン教授が健康問題を理由に出頭要請に応じず、非常に苦労したという話もある。イ副部長は、チョン教授の裁判の過程で裁判所が「東洋大の表彰状偽装」の容疑が書かれた公訴状の内容変更申請を不許可とすると、裁判所に強く抗議した。
(引用ここまで)


 タマネギ男ことチョ・グクとその家族にに対する裁判が進みつつあるのですが。
 これがなかなか面白い。
 チョ・グクの娘は「ソウル大の公益人権法センターにインターンとして参加した」という証明書が偽造されたものだった、ということで違法性が問われています。

・公益人権センターの職員であったK氏は「チョ・グクの娘(ロングヘア)をソウル大で見た」と主張するものの、当時はショートヘアだったことが検察から明かされる。
・J氏は「ソウル大ではチョ・グクの娘は見かけなかった」と証言。
・P氏は「動画内で似ている人はいるが、その人物はチョ・グクの娘ではない」と証言。
・公益人権法センターの所長だったハン氏は「裁判に出席できない」としたものの、裁判所から過料500万ウォンの処分。

 いやぁ、「ウリとナム」っすなぁ。
 J氏は大学教授の息子で、父親がチョ・グクの娘の経歴捏造を助けていたと証言している人物。その見返りとして自分はチョ・グクから便宜を受けたと証言しています。
 彼とP氏にとっては、チョ・グクはウリではないと切られている。
 それに対して公益人権法センターの職員であるK氏はまだまだチョ・グクをウリだと認定しているので偽証をして助けようとしているけど失敗している。
 最後のハン氏は「出廷できない」としている。ウリではないけども、見捨ててはいないという微妙な立場。ウリの辺縁に立っている、というところでしょうか。

 面白いなあ。
 K氏、ハン氏はまだまだチョ・グクに目があると感じているのでしょうね。
 これだけきっちりと「ウリとナム」が見られることもそうはないです。

 もうひとつの証言の──

・卒業生Y氏は「自分に振り込まれた金をすべて娘に振り込め」と命令されたと証言。

 これもなかなか。
 いわゆるカプチル、甲の横暴ですね。
 チョ・グク事態は韓国社会の映し鏡ですわ。

 そうそう、ウリとナムで思い出しましたが。
 検察とムン・ジェイン政権のチョ・グク事態における争いは、以前からちょっと不思議だったのですよね。
 現在の検事総長にあたるユン・ソクヨル検察総長はムン・ジェインによって指名されたのですが、チョ・グク事態に対して一切の手心を加えていない。
 ソウル中央地検長からの大抜擢で、地裁の裁判長から抜擢された大法院長(最高裁判所長官)と並んでムン・ジェイン政権を守るために指名された……とまで言われていたほどなのですね。

 ユン・ソクヨルはイ・ミョンバク政権時代のいわゆるコメント部隊(野党側に対して辛辣なコメントをNAVERニュースのコメント欄等に書き込む)に対して、主導していた国情院の職員を逮捕して政権からの不評を買い、ヒラ検事に降格させられたことがあるという経歴の持ち主。
 その後、チェ・スンシル関連の特別検察官チーム長となって、徹底的に捜査を行ったという人物でもあります。
 このふたつの保守派への捜査姿勢が評価されてムン・ジェインによって検察総長に抜擢されているのですよ。
 この経緯を知っていたので、チョ・グク事態に対しても手心が加えられるのだろうなぁ……と思ったらさにあらず。

 こちらでも徹底的に捜査を行ったために、彼の手足となっていた次長検事4人すべてを異動させるなんていう報復人事に出たのでした。
 ムン・ジェイン本人も記者会見でユン・ソクヨルに対して「特定の事件にのみ熱心に捜査するなら国民から信頼を失う」とまで言及していたほど。
 ユン・ソクヨルは「私は法にだけ従う」として、捜査の手を緩めようとはしなかったのですね。
 こういう人物が韓国にもいるもんなんだなぁ……。
 まあ、ちょっと身が心配になりますが。ふたつ目の記事はチョ・グクの自宅を家宅捜索した検事が辞職したというニュース。

 一方では「ウリとナム」「カプチル」といった韓国社会の縮図を見せながら、一方で「私は法にだけ従う」とする検察総長が存在する。
 さて、どちらが最後までいけるのでしょうかね。

ユン・ソクヨルと政権の葛藤はこちらの書籍に詳しいです。
反日韓国という幻想 誤解だらけの日韓関係
澤田 克己
毎日新聞出版
2020-03-13

ソウルの集団感染源となった「ゲイクラブ」を訪問した人々、強制アウティングを恐れて隠れる……ソウル市は「クラブに入ったかどうかは問わないので検査にきて」と叫ぶものの……

「コロナアウティング」恐れて隠れる人たち…「第2の新天地事態を懸念」=韓国(中央日報)
「一部メディアの『性的マイノリティ嫌悪』報道、防疫を妨害している」(ハンギョレ)
ソウル・梨泰院(イテウォン)のクラブを訪れた後に新型コロナウイルスの陽性判定を受ける事例が増え「第2の新天地」事態が起きないかと懸念の声が出ている。該当クラブの主要顧客が性的少数者であるとされ、クラブを訪れた人たちが訪問と感染の事実を隠す可能性が大きいためだ。10日午後5時基準で梨泰院のクラブ関連の感染者は合計54人だ。

「性的少数者議論」が始まったのは6日に陽性判定を受けた竜仁市(ヨンインシ)の66番目の感染者(29)の行動が公開されてからだ。この男性は2日に梨泰院にある「キングクラブ」「トランク」「クイーン」「スルパン」など5カ所を訪問した。このうち一部のクラブが性的少数者専用クラブであることから議論が広がった。

疫学調査の結果、この男性と行動経路が重なった安養市(アンヤンシ)の23番感染者とソウルの648番感染者がソウル・江南(カンナム)にある「ブラック睡眠室」に寄った事実も明らかになり、ブラック睡眠室もともに注目を浴びた。この睡眠室は男性同性愛者が利用する空間とされる。

竜山区(ヨンサング)によると、先月30日から今月5日までに梨泰院の5カ所のクラブ(キングクラブ、トランク、クイーン、ソーホー、ヒム)を訪れたのは合計7222人だ。江南区は現在睡眠室訪問者を追跡している。

だが性的少数者は自ら性的アイデンティティを明らかにしたがらず、疫学調査の難航が予想される。性的少数者のAさん(31)は「陽性判定を受ければ強制的に『アウティング(性的アイデンティティが強制的に公開されること)』されるのと変わらない。親や友人に性的少数者であることを明らかにしていない立場では新型コロナウイルスによるアウティングが当惑するほかない」と話す。
(引用ここまで)

ソウル龍山区(ヨンサング)梨泰院(イテウォン)のクラブから始まった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の集団感染が首都圏を中心に広がっているさなか、一部のメディアが性的マイノリティを前面に出して本質と無関係な人権侵害報道を継続して、眉をひそめさせている。専門家や政府はこのような態度が「防疫を妨害する態度」だとして批判した。

 7日の国民日報は、COVID-19感染判定を受けた龍仁(ヨンイン)の住人が梨泰院のクラブを訪れたことがあるとの内容を報道して「ゲイクラブに感染者が立ち寄った」とのタイトルを付けた。居住地域や勤務先の職場情報まで明記したこの記事が出た後、同様に「ゲイクラブ」を掲げた記事が相次ぎ、ネット上には該当する感染者の性アイデンティティを推定する書き込みなどが増えた。

 国民日報はこれに留まらず、9日にはある感染者がソウル江南区(カンナムグ)に位置するある睡眠部屋(サウナなどを備えた簡易宿泊施設)を訪れたことを報道して「男性同性愛者が訪れる代表的なゲイサウナで、匿名の男性と性行為をする空間」「暗い部屋での性行為が主な目的のため、社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンシング)は事実上不可能」などの表現を用いた。

 感染者の訪問場所が「ゲイ」関連なのか否かは、防疫の本質とはかけ離れているだけに、これを前面に出した報道は性的マイノリティに全ての責任を集中させるようにして、むしろ防疫活動の妨げになるとの指摘が出ている。意向とは無関係な「アウティング」(当人の許可を得ずに、当人が隠している性的指向や性同一性などの秘密を暴露すること)による人権侵害とそれに続く嫌悪に対する憂慮により、検査に恐れをなすことがあり得るからだ。
(引用ここまで)


 例の龍仁66号感染者が「ゲイクラブ」を訪問しており、さらにそこからの感染者がハッテンバにいたことが判明している件で韓国社会が対応に苦慮している、というニュース。
 中央日報の引用部分外によるとソウル市が「クラブやサウナに訪れたか否かに関わらず、近くを訪れたことがある人が希望するならすべて検査する」と表明したそうです。
 そうすることで、「検査にきた人間=ゲイクラブやハッテンバに行った人間」というレッテルを貼られることなく、誰でも気軽に検査に来れるような体制を取っている……ということにするようですが。

 人間の本性としてそんな簡単な話じゃないよなぁ……。
 そもそもが「ハッテンバに行った感染者がいる」ということ自体が、強制アウティングそのものですし。
 すでにソウル648号感染者は「ブラック睡眠室」とやらに行った人物だ、と大々的に報じられている。
 ソウル648号感染者動線は公開されていないようですが、以前書いたように龍仁66号感染者の方は事細かに動線が公開済み。すでに勤務先がT-MAXソフトウェアであるというところまで大々的にバラされています。

「龍仁66号」会社T-MAX「従業員86%の検査完了……追加確定者はない」(東亞日報・朝鮮語)

 かつ、これまで多くの感染者が個人情報を晒されてきているわけで。
 恐怖に駆られて検査に来なくてもしかたがないよなぁ……とは思います。

 さて、その一方でハンギョレはそれらを報じたニュースが性的少数者を差別することになるのだ、という論陣。
 龍仁66号をはじめとした人々が訪れた場所を「ゲイクラブ」と書くようなメディアにこそ問題があり、そうしたメディアのせいで検査に来ることが憚られているのだ……と。
 まあ、言いたいことは分からんでもないけど。

 すなわち、ムン・ジェイン政権が行っている防疫はプライバシーの侵害などではなく真っ当なものである……という話なのでしょうけどね。
 政権擁護としては苦しいし、性的少数者に容赦がない韓国社会という要素を無視しているのもしんどいところ。
 おまけに本質が政権擁護なので、言葉がまるっきり響いてこない。

 ホント、アウティングにだけはつながらないようにケアして欲しいものですが……無理だろうなぁ。

大邱市、医療スタッフへの未払い報道について「フェイクニュースだ」と反論。「377人に支払えていなかったのは本当だけども、報道機関は記事を削除しろ」……ですって

大邱市医療スタッフ手当延ばし支給に「フェイクニュース」とまで(聯合ニュース)
大邱市が新型コロナウイルス感染症(コロナ19)患者の治療に志願した医療スタッフ手当を支給していないと指摘した報道を誤報とし「偽りを解明」すると釈明する姿を見せた。

大邱市は2日、コロナ19の一部の医療スタッフのための手当・旅費(宿泊費)の支払いが遅れたという聨合ニュース報道が出ると記者たちに「事実ではないことをお知らせする」との、テキストメッセージを送った。
続いて配布した釈明資料では、最初から「誤報」と規定して「医療スタッフ2391人に4月29日までに135億ウォンをすでに支給した」と主張した。

しかし、「一部の未払い手当のある377人、11億ウォン分は5月4日を過ぎる予定だ」と明らかにした。報道当時に一部の医療スタッフに手当を支給していないという事実を自ら認めている矛盾を現わした。
4日の医療スタッフの情報提供、および大邱市による釈明を統合すると、この日に支給すると明らかにした377人の手当は、先月末までに支払うべきものであった。

市は先月初め、民間派遣医療チームに一括配付した給与支給基準公文書でコロナ19に一ヶ月以上勤務した人に毎月二回に分け旅費、手当を支給すると案内した。
15日に前月16~31日に手当を支給して、30日にその月の1〜15日の手当を支給するとした。
コロナ19専門病院で3月13日から4月12日までに勤務した看護師Aさんなどは4月末までに手当を受けなければならなかったわけだが、これを5月にまで先送りした。
また、市は旅費の未払いの事実がないとA看護師など病院に勤務した7人の旅費310万ウォンを先月29日支給したと主張したが、これは25日までに支払うべき金額である。
公文書には、前月の末日までの旅費は10日に、15日までの旅費は25日に支給するものとなっている。
特に市が旅費を支給した日は、カード代金決済日を過ぎた後だった。
市は約束した日を4日過ぎてから支給したにも関わらず「全体の医療スタッフの旅費未払いの事実がない」と主張した。

Aさんは、手当・旅費支給が遅れ、生活に不便さを感じたと訴えた。
クレジットカードで決済した40日間のビジネスホテル宿泊費は代金決済ができず、結局未納処理された。
大邱市が手当を支給した日付も急造したものではないかという疑惑を受けている。 市は「Aさんなどの手当は4大保険料と所得税控除などの会計処理を終えて4日に支給した」と明らかにした。
しかし、Aさんは「先月27日、市から『5月初め以降に手当の支給が可能である』というメッセージを受けた」とし「大邱市に正確な日付を説明を要求したところ、『5月中旬以降』としていた」と述べた。
彼女は「病院勤務、2週間の自己隔離をすべて終えてから、2日までに手当を受けられなかったのが事実である」と述べた。
先に市の関係者は、「手当などを月1回精算することに内部的に定したが、このような内容を医療スタッフに伝えていなかった」と述べている。

大邱市は釈明資料で医療スタッフ377人の手当を支給していないことを自認しながらも、関連記事の削除を要求して誤報と圧迫して批判封鎖に没頭する姿を現わした。
これに対して次ヒョクグァン大邱市の広報担当者は「全体の医療スタッフの請求額のうち135億ウォンを支給して、11億ウォンが残ったが、まるで全額を支払わなかったように表現した」とし「先月29日支給した旅費を言及したのも適切ではない」と述べた。
ただし、報道は「Aさんと同じ時期、同じ病院で勤務した医療スタッフ30人は市の約束を信じて支給日を待っていたが、派遣勤務と自己隔離の両方を終えた今までに手当を受けていない」とAさんの訴えを伝える内容だった。
(引用ここまで)


 メガクラスターが発生した大邱で医療スタッフとして働いた人々に支払いがされていない、というニュースがありましたね。
 4月にもありましたし、つい先日にも「支払われずにカード引き落とし日を迎えてしまった」というニュースがありました。
 で、それにし対して大邱市から「医療スタッフへの支払いを行っていないというのはフェイクニュースだ」という釈明があったそうですよ。
 曰く「2391人には支払った」そうで。
 でも、自分から「377人には支払えていなかった」とも認めたとのこと。
 ……どっちだよと。
 おまけに報じた聯合ニュースに対しては「誤報を認めて記事を削除しろ」って要求している。

 こういった混乱時には手続きのミスっていうのはありがちなことで、そういえばかなりのところは許されるはず。
 クレジットカードの引き落としに間に合わなかった人たちに対しても、市が金融機関に交渉して信用等級を下げないようにするとかアフターケアができるでしょうしね。
 さすがに医療従事者で310万ウォンの支払いができないという人はそれほどいないと思いますが。

 それでもちょっと危険な話ではあります。
 というのも、次に同じような事態があった時に医療スタッフが「未払いがあったら困る」って考えて現地に向かわなくなってしまう。
 今回は2768人が大邱に向かい、かつ韓国軍が公保医、軍医を2000人単位で向かわせたことでなんとか収束を見ることができましたが。
 支払いがない、という恐れがあれば誰が行くんだって話ですよ。


 ちなみにこのニュースに対してのコメントは「ああ、これでもまだ大邱市長を支持するような奴らがいるのか」とか「さすが保守王国!」みたいなものばかり。
 どれだけ現政権下で保守の牙城となっている大邱・慶尚道が差別されているかというのが分かる事例でもあったりしますね。

韓国ネチズン「大量の感染者を出した大邱・慶尚道出身者は常に申し訳ないという気持ちを持って生きろ」等々、大邱への地域差別が激化

カテゴリ:韓国社会 コメント:(73)
「大邱人ならあまりに震える」コロナより恐ろしい地域嫌悪(中央日報)
「今大邱人がいるならあまりに怖い」「大邱・慶北脱出は知能順」「大邱市民は常に申し訳ないという心を持って生きなさい」

大邱・慶北地域と関連した新型コロナウイルス感染症(コロナ19)ニュース報道についたポータルサイトのコメントである。このようにコロナ19の発源地を大邱・慶北と指摘して感染症の大規模な拡散の責任を大邱・慶北市民に回す内容だ。

去る2月18日、大邱地域最初のコロナ19確定者であり、国内31番目の患者(61・女)が発生した直後から、ポータルサイトやインターネットコミュニティには、大邱・慶北市民を批判して嫌悪感を露出投稿が後を絶たない。最近の二日間、大邱で追加確定者が発生していないなどの拡散歳大きく和らげた状況でも、このような地域の嫌悪は停止気配がない。 (中略)

最近になって大邱・慶北の状況は急反転した。先月30日、今月1日と二日連続で新規感染者が一人も出なかった。それまでも継続して一桁増加を示している。1日0時基準大邱地域コロナ19累積確定者数は6852人。このうち6249人が完治判定を受けて91.2%が家に帰った。純確定者603人になる。

このようなコロナ19拡散が鈍化する雰囲気にも大邱・慶北に向けた非難は変わらない。先月24日、大邱出身の10代男性が釜山のクラブを行ってきた後、コロナ19確定判定を受けた後、批判世論が激しく起きたことが代表的である。ネチズンたちは「大邱人がまた感染症を広める行動をした」という趣旨の批判を吐き出した。一部では「コロナ19事態が終息していない状況で、クラブに行く軽率な判断をしたが、大邱の嫌悪がさらに大きな非難を呼んだ」という指摘が出ている。

大邱市民はオンラインを中心とした地域嫌悪が実生活で続くのか心配している。大企業就職を希望している就業準備生キム・ジュノ(29歳)氏は、「首都圏の企業に就職希望した際に、大邱出身という理由で差別を受けることがないかと気になるのは事実だ」と述べた。 (中略)

ホ・チャンドク嶺南大社会学科教授は、「インターネットに絶えず登場する大邱・慶北の嫌悪世論は悪意を持って地域間の対立を煽るための少数の声と見るのが正しい。理性的思考をする国民であれば、今回の事態で大邱・慶北地域住民たちがすごく苦労したと考えるだろう」とし「インターネットという公的空間で理性的責任のある意見を無視して、非難と嫌悪だけが繰り返されれば最終的に今あるオンライン上での自由さえも失うことになる」と指摘した。
(引用ここまで)


 韓国の地域差別というのは日本のそれなど及びもつかないもの、という話は何度かしています。
 主たるものは全羅道出身者差別。
 そして済州島出身者差別。
 どちらも歴史的に根付いたもので、覆しようがないものとなっています。
 全羅道出身者のことを「ガンギエイ」呼ばわりしているのを見たことがある人も多いと思いますが。アジアで一番の臭い食品として知られているホンオフェのことを揶揄しているのですね。

 その逆に大邱を含む慶尚道出身は優遇されてきたという経緯があります。
 それが今回のコロナ禍で一気に逆転した、ということでもありますね。
 慶尚道、大邱は「TK地域」と呼ばれる保守王国でもあります。朴正煕の出身地であるということが大きいですね。
 つまり、過去に朴正煕をはじめとする軍事政権下で弾圧されてきた現行政権からしてみたらTK地区は敵ですらあるのです。
 もちろん、大統領の口からはそこまでの言葉は出ませんが、支持者からは軽々に「大邱を損切りしよう」なんて言葉がひょいひょいと出てくるくらいには憎まれています。

 そこに新型コロナウイルスのメガクラスターが発生したことで、ネット上では鼻つまみものと化したわけです。
 これまでの優遇具合が完全に逆転した形になっている、ということですかね。
 特に就活している人間にとっては生死を分けるポイントにすらなりかねない、ということでこんな記事が出ていると。
 まあ、韓国社会のありようとしては至極当然ではあるかな、という気がします。

韓国与党「すべての世帯に支援金を支給することにしたぞ!」 → 「ただし公務員、高所得者は寄付をしろ。ただし、強制ではない。繰り返す、強制ではない」

カテゴリ:韓国社会 コメント:(75)
【社説】「自分が金持ちと思うならカネを返納せよ」、こんな政策もあるのか(朝鮮日報)
民主党、公務員100万人の寄付取り上げ、「強制性はない」(中央日報・朝鮮語)
 緊急災害支援金の「所得下位70%支給」と「全国民支給」を巡って韓国政府と与党がもめたかと思えば、今は「高所得層の自発的寄付」を前提として全国民に支給する方向に向かっている。4人家族基準で最大100万ウォン(約8万7000円)の支援金をいったん与えるので、金持ちは思うがままに返納せよという意味だ。その一方で与党・共に民主党の院内代表は「今後は全て野党の手に懸かっている」としてボールを野党に投げた。与党勢力の議席が過半数をはるかに上回っているのに「野党の手に懸かっている」とはどういうことか。野党が反対すれば「野党のせい」に、寄付金の額が少なければ「高所得層のせい」にするという話だ。

 緊急災害支援金は企画財政部(省に相当)が設計した原案通り「所得下位50%」の世帯に迅速に支援するとしていれば、何の問題もなかった政策だ。従来は全ての福祉サービスが下位50%を対象としていたため、これを基準とすれば直ちに対象者の選定と支給が可能だ。ところが総選挙に向けた買票のため対象を70%に拡大したことで混乱が始まった。対象から除外された人と70%付近の階層から不満の声が相次ぐと、共に民主党は「全国民に拡大」を公約として掲げ、これを選挙に活用した。選挙遊説では「わが党の候補を当選させてくれれば、全国民に支援金を払う」とも言っていた。しかし3兆ウォン(約2600億円)以上となる財源の調達が困難になると、今度は「高所得層は思うがままに寄付せよ」と言い始めた。

 「景気浮揚が目的のため国民の100%に支給するのが正しい」と言っていたのに、今になって「高所得層は自ら返納せよ」と言い出したのだ。返納すればこれが景気浮揚になるのか。また寄付する人がどれだけの数になるか予想も不可能だ。自分が高所得層かどうか分かる人がどれだけいるのか。国の財政執行をこのように不確実な形で行うケースは初めて目にした。
(引用ここまで)

緊急災害支援金の議論の解決策として共に民主党と政府が提示した「自発的寄付」は、複数の気がかりなことをかもし出している。国民100%に災害支援金を与えることに反対していた企画財政部は23日、●緊急災害支援金、全国民支給 ●追加財源所要は国債発行などを通じて調達 ●支援金寄付すると税額控除 ●寄付財源は雇用維持と失業者支援に活用などを正式に発表した。問題は、政府と与党の構想を現実的な政策として用いるのが難しいと言うことだ。

寄付の主体として、高所得者・社会指導層・公務員などが挙げられている。民主党は「強制ではない」とし「金集め運動」「国債補償運動」のような社会的キャンペーンを作成するという立場だ。ユン・グァンソク民主党政策委副議長は、「公務員だけでも100万人で、寄付文化が起こるだろうと見て自発的な参加が十分可能だろう」と述べた。しかし、寄付を求められる立場では、自発的というよりも、強制的という不満が出てくる。未来統合党は国民的葛藤に広がりかねないとの憂慮を示した。統合党のある議員は、「大統領が先頭に立って拍車をかけるようにして寄付しなければならないという雰囲気が造成される場合、高所得者を『いい高所得者』と『悪い高所得者』に分ける形になってしまう」と指摘した。 (中略)

寄付の規模を予測するのが難しいという点も問題だ。3兆ウォンと推定される追加財源の中で、政府・与党は、寄付運動を介して、1兆ウォンを節約することができていると主張する。それでも2兆ウォン以上の不足分は、国債発行に埋めなければならない。チェ・ウォンソクソウル市立大税務専門大学院長は「自発的寄付のような不透明な基準に基づき、財政運用を組むのは常識外の行為」とし「政府と政界の無責任な財政運営で財政の健全性が悪化することがある」と指摘した。

災害支援金の寄付は、世帯基準で行われるが、個人単位で適用される税額控除は、年末調整の誰かを受益者とするのかも不明である。統合党キム・ジェウォン議員がこの日の記載部に22個の開示要求をしたのも、このような不確実な要素がたくさん残っているからである。 (中略)

民主党の一部では、緊急災害支援金の額を減らすか、超高所得層の支払いを除外する方式も検討されている。民主党の予算決算委員は、「最大100万ウォンを80万ウォンに減らし、所得上位5%を除けば3兆ウォン台国債発行を最小限に抑えることができていないか」とし「野党との合意がないと、そうでもしなければならないだろう」と述べた。
(引用ここまで)


 当初、所得下位50%の世帯に最大で100万ウォンを支援金として出す、という政策だったのですね。
 それが総選挙の与党公約として70%になりまして。
 さらには70%前後の国民から「なんで我々は除外されるのだ」という文句が出て100%になったというオチ。
 政府としては50%というラインを守りたかったそうですが、ムン・ジェイン大統領が70%だと押し切ってしまい、さらに超巨大与党となった共に民主党の力に100%にしろと押し切られた、というのが実情のようです。

 で、韓国の総世帯数は約2000万世帯。
 最大100万ウォンというのは4人世帯なら100万ウォン、3人で80万ウォン、2人は60万ウォン、単身者世帯は40万ウォンになるとのこと。
 うむ、しょぼい。
 ただ、このしょぼい支援でも全国民をまかなうのはかなり厳しい話で総額で11兆ウォンが必要になる。
 70%時点で8兆ウォンが予定されていて、追加で記事にある3兆ウォンが必要になる。

 で、いくらかでも節約するために高額所得者、社会指導層、公務員には支援金を寄付させて15万ウォンの還付金を出すというような話にしようとしているとのこと。
 まーた上下層の分断を招くような話を政府自ら出しているっていう。
 公務員とか寄付したかどうかを延々とチェックされそうだなぁ……。
 寄付前提だったら最初から支給しなくてもいいだろうに。
 いろいろと話題になっている9級地方公務員とか初任給で100万ウォンくらいのものですよ。確実に昇給はしていきますけどね。

 日本でも同じような話を出している連中がいます。広島県知事とかあんなんリコール運動起こすべきだと思いますわ。
 こんなんぱっぱか受け取って、寄付するなり消費するなりすべきなのですよ。
 うちはちょっと足してiPad PROか新しいノートPCでも買おうかと思っています。どうせ年末あたりに赤十字に10万円どころじゃなく寄付する予定ですし。
 それぞれが必要だと思う使いかたをすればいいのです。

韓国人「日本や中国がソン・フンミンを批判している。奴らは嫉妬しているからだ」という記事に見る、韓国人による世界への視点とは?

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英国では「『SON』最高」と言っているのに、ひたすら嫉妬する中国と日本(朝鮮日報)
 「ソン・フンミン(27)=トッテナム=の今回の軍事訓練は感情コントロールの問題を解決する機会だ」

 中国メディア「Sina SPORTS」(新浪体育)の21日の記事の一部だ。このメディアはさらに、「ついに海兵隊に姿を現したソン・フンミンは3週間の短期訓練を受ける。今回の訓練で身体的・精神的に向上した姿を見せてほしい」とも書いた。

 これは、ソン・フンミンが今季のイングランド・プレミアリーグ(EPL)でレッドカードを特に多くもらっていることについて、Sina SPORTSが「軍事訓練」と結び付けたものだ。同メディアは「ソン・フンミンのサッカーの実力が最高というのは否定できない事実だ。最も価値のあるアジア人選手であり、ワールドクラスの選手だ。しかし、感情コントロールが困難だという問題点を抱えている。EPLで数回退場処分となっており、ソン・フンミンの感情コントロールの失敗はトッテナムの成績に大きな影響を及ぼしている」としている。

 その上で、「ソン・フンミン自身もこの問題を認識しているだろう。特に、一部の報復的な反則は本当に疑問だ。ついに海兵隊に姿を現したソン・フンミンは3週間の短期訓練を受ける。心と体が安定を取り戻し、今後さらなる発展を遂げることを願う」と付け加えた。

 日本のメディア「フットボールチャンネル」は13日、「19/20(2019-20シーズン)世界のトッププレーヤー能力値ランキング」を発表、ソン・フンミンを45位にした。このメディアは「『攻撃力』は申し分ないものの、試合の中でフラストレーションを溜め込み退場処分を受けることもしばしば。『守備力』や『フィジカル』以外にも『メンタル』面で数値が上がり切らず、今回は45位に留まった」と書いた。

 日本のネットユーザーの一部も、今回の3週間の軍事訓練入所に関してソン・フンミンを非難した。ネットユーザーたちはヤフー・ジャパンなどのコメント欄に「ラフプレーで試合中、相手にけがを負わせた行為は許せない」「EPLは格闘リーグではない。二度と戻ってこないでほしい」などと書き込んでいる。昨年11月4日、アンドレ・ゴメス(26)=エヴァートンFC=がソン・フンミンからバックタックルを受けて倒れ込み、重傷を負ったことを指摘するものだ。

 そのほかにも、「1年もたっていないのにレッドカードを3回もらうやつなのに、祖国のルールは守るんだね」「帰ってくるな。韓国で思う存分テコンドーでもしていろ」など、ソン・フンミンを侮辱するコメントが日本のインターネット・コミュニティーのあちこちで確認された。

 ソン・フンミンの活動の場である英国では、同選手を現役最高レベルの選手として認めている。英国メディア「フットボール・ロンドン」は20日、アーロン・レノン(33)=バーンリーFC=を差し置いて、ソン・フンミンをトッテナム史上最高の背番号7番に選んだ。レノンは2005-06シーズンから2014-15シーズンまでトッテナムでプレーしたが、トッテナムでは364試合に出場して30ゴールを記録した。しかし、同メディアは「ソン・フンミンはゴールとアシストの面でもっと優れている。トッテナムの背番号7番は彼のものだ」と伝えた。
(引用ここまで)


 この記事、非常に味わい深いですね。
 韓国人の基本的な思考パターンを如実に現している。すべてが顕現している、といっても過言ではないですよ。

 ソン・フンミン自体はどうでもいいというか。
 実際にメンタル弱いしなぁ。レッドカード出されて大泣きするとか。
 1年でレッドカード3枚出されるっていうのも異常。
 プレミアリーグは1シーズンで38試合。
 一発レッドカードは危険なプレーとしてだいたいの場合で2~3試合の出場停止。3枚出たら最大で9試合欠場+当該試合退場ですからね。
 ソン・フンミンの場合は、3枚のうち1枚は出場停止を免れ、もう1枚は前シーズンの最終節だったので今シーズンは2試合の退場+5試合の出場停止。
 飲酒運転を繰り返していた野球選手のカン・ジョンホよりはマシですが、ソン・フンミンもメンタルを鍛えなければならないというのは実際の話でしょう。
 基本的な評価は「ゴール前に貼りついた点取り屋」でよいと思うのですけどね。
 それでちゃんとゴールを挙げているのですから。
 すごいパスを供給してくれるチームメイトがいるクラブでは輝くけど、そうでない代表戦ではいまいちなのはその一言で説明がつきます。

 まあ、この記事は典型パターンですね。
 韓国人は批判されると「○○は嫉妬しているからだ」という物言いをよくするのです。
 日本政府による輸出管理強化も同様でした。「大きく成長を遂げた韓国経済を羨んでいるからこそこうした輸出規制に出たのだ」と。
 「パラサイト 半地下の家族」に対してなんらかの批判が加えられた時も「アカデミー賞に嫉妬しているのだ」ですし、BTSに対して批判があると「ビルボード1位になったK-POPに嫉妬している」という言い方をする。
 彼ら韓国人がどれだけこれまで世界に対して嫉妬してきたのか、他人の成功を見るときに「嫉妬」というフレームを抱え続けてきたのかがよく理解できると思います。
 パク・チソンに対して「クリロナの影働きをしてきた選手」とちらっと某所で書いたときは韓国人から「なにもサッカーのことが分かっていない」くらいの扱いを受けたこともありましたっけ。
 韓国人の中ではパク・チソンがクリエイティブな選手であることになっていて驚愕したものですが。

 韓国人、あるいは韓国人による言説に接するときにこの「嫉妬」という彼らの中にある基本フレームを理解できているかどうか、かなり大きな鍵になります。
 「批判はすべて嫉妬」という認識を彼らが持っている、上下関係に敏感であるということを知っているかどうかでその言説は理解できるようになると思います。
 いまだに外国人へのインタビューでも必ず「何歳ですか」と尋ねるのは、儒教的価値観における上下関係である「歳が上か下か」ということを気にしているからです。
 民族の傾向、というのは間違いなくあるのですよ。
 そうでなければ「民族」というくくり自体が無意味ですしね。

済州島知事激オコ「新型コロナを発症しながら観光した母娘に1億ウォンの損害賠償をする!」→韓国ネチズン「ああ、それもありかもね」と冷めた反応……その理由は上下格差?

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済州、新型コロナ発症しながら旅行強行の母娘に「1億ウォン損害賠償訴訟」(朝鮮日報)
済州特別自治道(以下、済州道)が新型コロナウイルス感染症の症状がありながら済州島を旅行した母娘を相手取り、1億ウォン(約900万円)の損害賠償請求訴訟を起こすことを明らかにし、インターネット上で関心を集めている。

 済州道は26日のプレスリリースで、「新型コロナウイルス感染症の症状があったのにもかかわらず、20日から24日までの4泊5日間、済州島内を旅行して米国に帰り、25日に陽性判定を受けた母と娘に損害賠償請求訴訟を起こす。その他の刑事的責任も問えるかどうか検討する」と明らかにした。

 元喜竜(ウォン・ヒリョン)済州道知事は25日、道庁記者室での記者会見で、「母娘は15日に米国から入国した後、14日間自己隔離するようにという韓国政府の勧告に従わず、5日後に済州島に旅行で来た。島に来た初日から症状があったのにもかかわらず、島内をあちこち行き来した。これを徹底的に調査して断固たる法的措置を取る」と述べた。
(引用ここまで)


 アメリカに留学していた韓国人が一時帰国して済州島を旅行。
 アメリカに戻った後に新型コロナウイルス感染が発覚。
 済州島に旅行している間、新型コロナウイルスの症状が出ていたにも関わらず、さまざまな場所に出かけていたことで済州道は動線を把握できずに消毒にも四苦八苦しているとのこと。
 で、知事が激怒して「損害賠償を請求する!」と述べたとの話。その額、1億ウォン。

 まず、この母娘ですが当初はハワイへの旅行を予定していたのですね。
 ところがハワイも閉鎖されて「訪問者は14日の隔離が行われる」という話が出ていたので回避。
 旅行先を済州島に変更した、とのこと。
 ここで「うん?」と引っかかる人は韓国ウォッチャーの資格あり。
 「留学生」かつ「ハワイ旅行が可能」、つまり韓国における上層の人間なのですね。
 アメリカから「このふたりが新型コロナウイルスに罹患していた」という連絡があったのは江南区に対して。
 このふたりは韓国での高級住宅街である江南の住民なのでした。

 「パラサイト 半地下の住人」でも描かれていたように、韓国では上層と下層の乖離がとてつもなく激しくなっています。
 江南に住める一握りの上層と多くの下層。下層に転落する可能性はあっても、上層にはとても上れない中流層……といった社会構造。
 そのせいか、この済州島からの一見めちゃくちゃに見える損害賠償請求に対しても「(高級住宅街の)江南住民だからなぁ」とコメントは冷め気味。
 どちらかというと「あいつら、いつもろくなことしやしない」「1億ウォンとか連中にしてみたらはした金で意味ない」みたいな話になっています。
 江南ではちょこちょこと感染者が増えているのですが、現在までのところどれも集団感染とは関係ないもの。
 最大の理由は「帰国してきた住民が感染していた」というもので、留学生だけでも11人。その他の入国者もあわせて17人が感染したとのこと。
 江南らしい感染理由ですね。

 新型コロナウイルスへの対応においても、上下葛藤が生じているといういつもの韓国の姿を見せているのですよ。
 なおのことパラサイト的世界になっている、ともいえるかな。

「韓国における格差」の教科書といってもいいかもしれない。
韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩 (講談社現代新書)
金敬哲
講談社
2019/11/13