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カテゴリ:韓国社会の記事一覧

韓国のエリートコースを歩んでいた警察大学生、警察官に「5年後にはオレにひざまずくことになる」とうそぶいて暴行

カテゴリ:韓国社会 コメント:(59)
「5年後には俺にひざまずくことになる」…警察官を殴った警察大生 /ソウル(朝鮮日報)
 韓国の警察大学の学生が酒に酔ってネットカフェで暴れ、出動した現職警察官の胸ぐらをつかんで殴り掛かった。「5年後には俺にひざまずかなきゃいけなくなる」などの暴言も吐いたといわれている。

 ソウル・永登浦警察署は23日、警察大3年生の21歳の学生を公務執行妨害・侮辱などの容疑で書類送検したと発表した。警察によると22日午後11時ごろ、永登浦区のネットカフェから「酔った客が倒れている」という通報があり、付近の地区隊(交番に相当)所属の警察官4人が現場へ出動した。酒に酔い、一人でネットカフェ内に倒れていたこの学生は、自分を起こそうとする警察官の胸ぐらをつかみ、下半身に向けて数回拳を振り回したと伝えられている。

 警察官らが身分証を要求すると、学生は他人の財布を渡したという。怪しいと感じた警察官が経緯を尋ねると、この学生は「5年後には俺にひざまずかないといけないだろう」と、暴言や罵声を口にしたという。警察大学の学生は、卒業したら警衛(警部補に相当)に任官され、これは地区隊パトロールチームの長に相当する階級だ。
(引用ここまで)


 韓国にある警察大学は毎年100人しか合格しない、倍率はざっくり50倍ほどの難関大学です。
 卒業したら即警部補相当になることができるエリートコース。日本の警察キャリアとは微妙に異なる存在のようですが。
 ともあれ韓国人にとって「なれるのであれば絶対になりたい職業第1位」である公務員に卒業即つながるという大学なのです。
 そこらへんでパトロールしているような警官はすべて階級が下になるわけですね。
 なので、酒を飲んで羽目を外したらこういう「本音」が出てきたということでしょう。
 「誰にものを言ってるんだ? 5年もすればおまえなんざ部下の部下だ」くらいな認識で。

 以前にも上級公務員が酒の席で「一般市民なんて犬か豚のように扱い、食わせるだけでいい」と発言したことがありましたね。
 結果、罷免されてかつ年金を50%削られてしまったとのこと。
 この警察大学の学生もどうなるのでしょうね。
 「誰もが羨む警察大学の学生」から笑い者になってしまったわけで。
 一応、警察大学からは「適切に処理をする」とアナウンスがあったそうです。
 どんな処理になったのか、できるのであれば後日談もチェックしてピックアップしたいと思ってます。

韓国で障害者の親になる、ということはこういうことだ……という話

カテゴリ:韓国社会 コメント:(113)
【グローバルアイ】東京特派員の目からみた星組ちーちゃん(中央日報)
先日、韓国で小児糖尿を患っている子どもがオリニチプ(日本の保育園に相当)に入ることを断念したというニュースを見た。看護師がいる270人規模のオリニチプだが、「インスリン注射は家でして、昼食も家で食べて来ること。遠足や現場学習にはできるだけ参加しないこと」という要求を受けたという。事実上「来るな」と言われているも同然だった。

子どもに何かあった場合、責任を追うことが負担になるというオリニチプ側の立場が理解できないわけではなかった。だが、基礎的な社会生活から障壁を感じた子どもと両親の気持ちを考えるとあまりにも残念だった。

記事につけられていた読者のコメントはさらに心を痛くした。「その子どもの世話で忙しく、他の子どもたちのことをちゃんと世話できなければどうするのか」「他人に被害を与えず、家に連れて帰れ」とは。「私の子供だけが重要」という利己心が潜んでいるようだった。
(引用ここまで)


 引用した部分の前後には東京で障害を持つ子供がどのように保育園に入ることができて、保育園でどのように過ごしているかという描写。
 で、引用部分はなんらかの形で障害を持っている子供が、韓国ではどのように扱われているか。
 まあ、韓国じゃこうなるだろうなというくらいの感想しかないですね。

 特殊学校の建設説明会で「被害者コスプレするな!」「建てるならおまえの家の前に建てろ」って拡声器で言い放つことができる国ですから。
 ちなみに母親はその前にあった討論会で土下座してます。
 平昌でのパラリンピックの放映時間はオリンピックの1/5だったなんてこともありましたね。
 塩田奴隷とされていた人たちもいましたっけ。
 路上の点字ブロックもぐちゃぐちゃ。
 新たに作られる施設にはバリアフリー対応自体は進んでいるのですが、韓国人の意識がそこまで進んでいない。
 こんな韓国の状況を「子育てには最高」みたいな扱いをしていた元朝日新聞の記者もいたりしました。

 ムン・ジェイン政権は福祉政策で現金をじゃぶじゃぶと配りまくっていますが、こういう本来の福祉にはなんの関心も示しませんね。
 まあ、社会弱者は票にならんしな。
 ちなみに韓国ではじめて知的障害児施設と学校を作ったのは元皇族の李方子氏でした。韓国人はなにもしなかった、ということですね。

韓国、いまだに呪術が政策に反映される模様……

カテゴリ:韓国社会 コメント:(119)
【萬物相】21世紀の「風水断脈説」(朝鮮日報)
日帝が民族の精気を抹殺しようと韓国各地の名山に「穴針」を打ち込んだという「風水侵略説」が、一時流行した。精気が集まる「つぼ」に鉄の杭を打ち込み、地脈を断とうとしたというのだ。風水侵略説は、ある日本の将軍が戦犯判決で処刑される直前に残した遺言から始まったという。「朝鮮の全域に鉄の杭を365本打ち込み、収奪した宝物を隠しておいた」という説だ。

 ある民間団体が1985年、民族の精気を復活させるとして北漢山の白雲台から1メートルほどの鉄の杭およそ20本を抜き、そのうちの一部を独立記念館に寄贈した。ところがこの鉄の杭は、「登山道の保守用」だという説明もある。1927年11月12日付のある新聞は「白雲台へ上る道に鉄の鎖を連ね、子どもでもちゃんと上がれるようになった」と記した。95年には韓国政府が鉄の杭の除去に乗り出し、韓国各地で鉄の杭が大挙して引き抜かれた。

 これらの鉄の杭は、「土地測量用」の可能性も高いという。鉄の杭が発見された地点を見ると、土地調査事業を行う際、三角測量のために表示木として打ち込んだ位置と大部分が一致するという。95年10月、時事雑誌に「測量のため山の頂上などに三角点を設置した」という当時の測量技師の証言が載った。

 今度は、ソウル市の報道資料に「風水断脈説」が登場した。ソウルの昌徳宮-苑南洞交差点を結ぶ栗谷路の拡張工事が9年を経て終了し、道路が開通した12月30日、ソウル市は資料を出して「栗谷路は、日帝が民族魂の抹殺政策に基づいて宗廟-昌慶宮を断絶させるため作った道路」だとした。道路一本が「民族魂」を抹殺したというのだ。前任の市長が推進していたこの工事を2013年に朴元淳(パク・ウォンスン)市長が大幅に変更した際も、ソウル市は「民族魂抹殺」を掲げた。この影響で、当初の計画より1.5メートル深いところに道路を引き、工法まで変えた。工事費は854億ウォン(現在のレートで約81億円。以下同じ)と倍くらいに膨れ上がり、完工の時期も15年から4年遅れた。21世紀に風水地理が市民の税金400億ウォン(約38億円)を飲み込んだ。

 文化財庁は昨年、ソウルの徳寿宮裏にある米国大使公邸とセン源殿(センは玉偏に睿)跡を結ぶ120メートルの「高宗の道」を整備した。高宗が1896年の俄館播遷の際に用いた道を復元するとして、誰が作ったのかも明らかでない1952年の地図を根拠に「高宗の道」を作った。工事が終わってから1年が過ぎたが、「ありもしなかった道」だという批判は依然として存在する。韓国政府は国民の税金を軽く考え、ソウル市は市民の税金に染みた汗を見ていない。
(引用ここまで)


 つい先日も「日帝は独立運動家の家を壊して、その脈を絶ったのだ」みたいな話に対して、その家の復元計画がムン・ジェイン政権下で行われている、というニュースがありました。
 記事にもあるように25年ほど前からスタートした金泳三政権下での「国家事業としての呪いの鉄杭撤去作業」もありました。
 日帝は龍脈を閉ざすために朝鮮半島各地に鉄杭を打ったのだ、と大真面目に政府が言い出して180本だかの鉄杭を撤去したのですよ。
 で、その直後に韓国が国として破産したっていうオチがつきましたけどね。

 いまだに国家、というか韓国人全体が芯の部分で呪術的なものを信奉しているのですよ。
 個人が縁起のよさを求めたりなんだりするのはまあ、全然ありでしょうが。
 それを政策に反映させるっていうの……韓国でいうところの「未開」ってヤツですね。

韓国の日本製品不買運動、オンラインショッピングでしょぼくれる……「ユニクロ」「無印」のアプリが不買のはじまる前のアクセス数に復帰

オンラインでの「日本製品不買運動」の終わり?……ユニクロアプリの使用急騰、かつてのレベルに回復(ソウル新聞・朝鮮語)
強制徴用損害賠償判決に不満を抱いて対韓国経済報復に乗り出した日本を批判するために昨年起きた熱い日本の不買運動が、オンラインを中心に実質的に姿を消したようだ。昨年不買運動によって急激に減ったユニクロなど日本ブランドの国内モバイルアプリユーザーは、年末入っほとんど不買運動前のレベルに回復したことが分かった。日本の生活用品ブランドである「無印良品」アプリユーザーも似たような様相を見せて回復傾向を示した。

5日、モバイルビッグデータプラットフォームメーカーアイジーのイウォクスの「モバイルインデックス」によると、Androidの基準ユニクロモバイルアプリの11月の月間ユーザー数(MAU・一ヶ月間、そのサービスを利用した重複していない利用者数)は68万8714人を記録した。これは昨年、日本製品不買運動風が天気前上半期の平均値(71万1924人)に迫るものである。

ユニクロアプリMAUは不買運動が本格的に火がついた7月から急減し始めた。9月には27万6287人まで減少したが、以降、10月に入って50万6002人を記録するなど、急反発を示した。5ヶ月が過ぎた12月には61万8684人を記録した。

昨年9月に2万9008人で最低を記録した無印良品アプリのMAUは10月4万48人、11月に4万4672人、12月4万5523人など反発し、上半期の平均値(5万4628人)の83 %まで回復した。

昨年一時熱く燃えた日本の不買運動は、オン・オフラインを問わず、消費行動に大きな影響を及ぼしたが、時間が経ってますます話題性が低下し、オンライン上での反日の雰囲気は以前と同じではないとの指摘が出ている。デジタルマーケティング業界の関係者は、「オンライン消費環境は周辺の目を意識せざるを得ない実際の売り場とは違う」とし「ユニクロの場合、主力商品である「ヒートテック」の割引など、年末攻撃的なマーケティングにも影響を与えてくれたこと」と診断した。
(引用ここまで)

 日本製品不買運動がはじまった当時、「これまでの不買運動は大した拡がりを見せなかった」という記事が書かれました。
 書いたのは毎日新聞のソウル支局長であった澤田克己氏。
 そのエントリで楽韓さんは「今回の不買運動はこれまでとは状況が異なる。SNSが普及した中で起きたのははじめてのことだから」という話をしています。
 さらに「隠れて買うだけになるでしょうけどね」とも書いています。
 不買運動は韓国政府による準官製デモだ、という話に対しても同じようなことを書いています。きっかけが準官製であろうとなかろうと、韓国人がそれに乗る意向を見せている以上は関係ないのだと。

 今回はSNSが相互監視ツールとして働いたわけです。
 ひどい時にはSNSで「こいつユニクロに行ってやがった」みたいな吊し上げも行われていたほどです。
 「隠れて買う」にはオンラインショッピングがよい、というわけですね。
 ユニクロと書かれた袋を抱えずに済みますし。

 日本人は「その場の空気」をなによりも優先する、といわれますが。
 その傾向は韓国人にもあります。むしろより優先しています。なぜなら、どのように世間の空気が向かっているかというのはまんま「ウリとナム」の領域だから。
 空気、雰囲気の向かっている方向を読み、ウリの中にいるというのは韓国人にとってもっとも重要な話ですからね。

 ウリの中にいることができつつ、日本を糾弾することで愛国心がある人間だと主張ができ、かつ相互監視ツールのSNSの恐ろしさからも逃れることができる。
 まあ、そりゃ日本製品を実店舗では買わなくなりますわな。
 リュ・ヒョンジンとキム・グァンヒョンが沖縄で自主トレを開始したというニュースに対して「我々は日本と戦っているのに!」という韓国人の反応がありましたが。
 あれは「なにを勝手な行動をしているのだ」という糾弾でもあるのですよ。自分たちは行きたくても、買いたくても変えない状況にあるのに、野球選手は勝手なことをしてもいいのかと。
 そんな空気から逃れられるのはオンラインだ、ということでもあるわけですね。

「タマネギ男」ことチョ・グクが在宅起訴……容疑は「息子の大学試験問題を代わりに解いた」等……哀れだ

カテゴリ:韓国社会 コメント:(49)
「釜山医療院長、チョ国前法相の娘に奨学金を支給し病院長ポストを請託」(朝鮮日報)
「息子の米大学試験、チョ国夫妻が代わりに解いてA評価」(朝鮮日報)
 韓国のチョ国(チョ・グク)前法務部長官が31日、収賄など12の罪で起訴された。検察はチョ前長官の娘が受け取った釜山大医学専門大学院の奨学金を賄賂と判断した。これによって、チョ前長官一家の不正事件に関する捜査は事実上終結した。8月の捜査開始から126日目での起訴となる。

 チョ前長官は盧煥中(ノ・ファンジュン)釜山医療院長から賄賂600万ウォン(約57万円)を受け取った容疑などで在宅起訴された。チョ前長官の娘は盧院長が設立した奨学会から2016年1学期以降6学期連続で総額1200万ウォンの奨学金を受け取ったが、うちチョ前長官が青瓦台の民情首席秘書官として在任中に受け取った奨学金600万ウォンを賄賂と判断した。盧院長は奨学会の基金が底をつくと、個人の資金でチョ前長官の娘に奨学金を支給していた。盧院長は昨年初めに梁山釜山大病院長のポストの続投が決まったのに続き、本院である釜山大病院長のポストを狙っていた。釜山大病院長は民情首席秘書官が人事検証を行う。それを念頭に盧院長はチョ前長官の娘に奨学金を支給した格好だ。

 検察は盧院長がチョ前長官とその娘に自身の釜山大病院長への任命を依頼していた形跡も把握している。チョ前長官は娘を通じ、「奨学金を受け取ったことは秘密にしてほしい」「他の学生が知れば問題になりかねない」と伝え聞いたにもかかわらず、娘の奨学金を受け取っていた。検察は盧院長についても贈賄の罪で起訴した。 (中略)

検察はチョ前長官の子女など共犯者も起訴する方針だ。

 青瓦台の尹道漢(ユン・ドハン)国民疎通首席秘書官は検察の捜査について、「大統領の人事権を揺さぶった捜査だったが、結果はあまりに物足りない。大山鳴動して鼠(ねずみ)一匹だった」と評した。
(引用ここまで)

 31日に韓国国会に提出されたチョ国(チョ・グク)前法務部長官の控訴状には、息子(23)が留学中の米ジョージ・ワシントン大学の試験問題を同・前長官が代わりに解いていたことが明らかになった。また、チョ国前長官夫妻が息子の国内大学院入試用に使おうと、息子のジョージ・ワシントン大学奨学金受領額を2倍に水増ししていたことも控訴状に書かれている。

 控訴状によると、チョ国前長官は2016年10月31日、米国にいる息子から「明日『民主主義に対するグローバル理解』科目(のオンライン)試験を受ける」という連絡を受けた。チョ国前長官とその妻のチョン・ギョンシム氏は翌日、息子がカメラで撮った客観式試験問題10問を携帯電話のテキストメッセージで受け取った。チョ国前長官夫妻は分担して試験問題を解き、解答を息子に送り返した。

 チョ国前長官はその1カ月後の同年12月にも同じように「替え玉受験」をした。チョ国前長官は「準備できた。試験問題を送りなさい。ただし、携帯電話は読みにくいので、電子メールでも送って」と伝えた。息子はこの科目の評価がAだった。検察は、チョ国前長官がこのような不正受験をすることで、同大学の業務を妨害したと判断したものだ。
(引用ここまで)

 なるほど。
 釜山大学医学部付属の院長が個人資産でチョ・グクの娘に「奨学金」を支給。その代わりに、釜山大学病院の本院の院長のポストを斡旋してくれと依頼。  ごくごく普通のウリとナムの図式ですね。
 韓国では普遍的に存在するものです。


 どの本に書かれていたかを覚えていないのですが……牧野愛博氏のだったかなー。
 ウリとナムにこんなエピソードがあります。
 韓国では一定以上の身分になった人間はアガリの証拠として議員、できるのであれば国会議員になりたがるのだそうですよ。
 で、国会議員になった際に知り合いから、さも当然であるかのように「じゃあ、うちの息子を財閥の○○に就職させてくれ」って依頼があったのですって。
 ですが、その国会議員の地元は件の財閥となんの関係もないところ。おまけにその財閥にツテもない。
 でもまあ、やるだけやってみようということで「国会議員の××だが、私の支持者からそちらの○○に就職したいという者がいるのだ」と電話してみたそうですよ。
 結果、先方からはなんの躊躇もなしに「はい、分かりました」で就職OK。
 国会議員になったということで、その人物は○○財閥にとってはウリになったのですよ。そのための枠が元からあるのでしょうね。

 チョ・グクと釜山大学の病院長とのやりとりは構造的にまったく同じ。
 このように叩けばホコリが出るものなのですよ。
 なぜって、それが韓国というもの、ウリとナムというものだからです。

 あと、息子がアメリカに留学する際の替え玉受験をしていたっていうのもすごいな……。
 まあ、韓国ではカンニングは日常茶飯事。
 特に多いのはTOEICですが、基本的にカンニングへの許容度が高い社会になってます。
 それ以外じゃ、合格する術がなかったのでしょうね。
 娘のほうは大学入学のためになんの実績もないのにインターンをしただけで論文の第1執筆者になったり、院進学のために母親が感謝状偽造

 娘、息子のどちらも勉強ができなかったのでしょうね。少なくとも期待していたほどには。
 韓国ではなんとしてでも大学に行かなければならない、という事情が透けてきて哀れになります。
 こうしなければチキン屋直行だ、ということなのでしょう。

ムン・ジェイン、「懇意にする人物を天下り」「特赦で釈放」などやりたい放題。これが「ろうそく革命」で選ばれた民主主義の象徴なんですって

公共機関パラシュート「積弊」ムン政権も同じだった(韓国日報・朝鮮語)
5174人を特別赦免・復権 盧元大統領側近や元民主労総委員長ら=韓国政府(聯合ニュース)
ムン大統領政権初期の2017年の末には、政界出身の機関長と監査役がそれぞれ8人、24人であった。2年もたたない期間に政界出身機関長が2倍以上増え、監査も33%以上増加した。

ムン・ジェイン大統領就任後、国内公共機関の機関長、監査役、社外取締役などの主要高官に政界出身者が大幅に増加したという調査結果が出た。特に政界出身公共機関長の70%以上が、いわゆる「カムコーダ(キャンプ及びコード及び、共に民主党出身)人事」であることが分かった。「手帳人事」、「密室人事」で論議をかもしたパク・クネ政権時代と比較してもなにも変わっていない批判が出ている。

27日、企業評価サイトCEOスコアによると、2017年末から今年9月までに国内339の公共機関の機関長及び監査役及び常任理事総1,031人の出身履歴を伝授調査した結果、政界出身が62人(6%)と集計された。監査役が32人で最も多く、機関長と常任理事がそれぞれ18人と12人で続いた。

政界出身機関長18人のうち13人(72.2%)は、ムン大統領の大統領選挙候補時代の選挙キャンプや共に民主党出身であるか、いわゆる「コード人事」であるとCEOスコアは分析した。(中略)

このような状況に政権が変わっても天下りが消えなかったとの批判が高まっている。CEOスコアによると、朴槿恵政府が発足した2013年初め以来、公企業と公共機関に就任した機関長を調査した結果、合計168人の新任機関長の政界出身が17人で10.1%を占めた。2013年以前の機関長を務めていた123人のうち、政界出身が4人(3.3%)であったことと比較すると3倍上昇した数値であった。ムン大統領は大統領候補時代から、このような以前の政府の人事を批判してきた。
(引用ここまで)

韓国政府は30日、一般刑事犯や良心的兵役拒否、選挙犯罪などで有罪判決を受けた5174人に対し、31日付で特別赦免、または減刑、復権措置を取ると発表した。盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の側近だった李光宰(イ・グァンジェ)元江原道知事や、労働組合の全国組織・全国民主労働組合総連盟(民主労総)のハン・サンギュン元委員長が含まれている。
(引用ここまで)

 ムン・ジェイン政権がそれまでの韓国における政権となにも変わらず、自分の周囲の人間に地位を回して、かつ特赦を連発しているというお話。

 ひとつめの記事にある「機関長」というのは公的企業などの社長のことです。公的機関の長、という意味ですね。
 前政権時代に任命された機関長らは、積弊清算の名の下に多くが解任されています。解任を要求したのは韓国における2大ナショナルセンター(労組のまとめ機関)である韓国労総と民主労総。
 で、こうして空いた席に自分たちが懇意にしている人物を割り当てる、と。
 北朝鮮の特権階級が得ている恩恵と同じことですね。閣僚ポストや大使のポストを自分の身内だけに割り当てる
 公共機関の役員等の椅子を割り当てる。
 「ウリとナム」で成り立つ韓国社会の映し鏡です。



 で、今度はさらに特赦で身内を特別扱い。
 今回、特赦の対象になるハン・サンギュンは「世界最悪の労組」として知られる民主労総の元委員長。
 かねてからムン・ジェインの鉄板支持層である労組からの釈放依頼が多かった人物です
 なにをやったかというと、この暴力デモを主導した人物です。



 この暴力デモの後にパンイチで逃げ回って寺院に逃げ込んで、寺の信徒から「こいつをつまみ出せ!」と要求されたような人物ですね。
 2017年の5月に懲役3年が確定していたはずですから、残りの刑期は半年ほど。
 まあ、釈放されてもおかしくはないですが。

 パク・クネも「特赦を乱発しない」「財界人を特別扱いしない」とか言いながら、SK財閥の会長を特赦で釈放していたりしましたからね。
 けっきょくのところは、誰が国家元首になろうと韓国の風習はそのまま残る、ということなのです。
 ウリとナムを打ち破れる人間はいない、ということですね。

韓国の過酷な超競争社会から脱落した若者はどうなるか……「チキン屋 or die」の社会はいつになったら変わる?

カテゴリ:韓国社会 コメント:(98)
《最悪の韓国経済》恋愛、結婚、出産、就職…若き「N放世代」は人生を諦める(文春オンライン)
「韓国経済、50年で最悪の状況」と英フィナンシャル・タイムズ(11月29日付)に論評された韓国経済に、今何が起こっているのか。韓国経済を国民生活の視点から切り取った『韓国 行き過ぎた資本主義』(講談社現代新書)の著者、フリージャーナリストの金敬哲氏に聞いた。 (中略)

若者の就職率の低下は深刻です。韓国の大卒(文系)の就職率は、56%。そのため就職活動は熾烈です。インターンシップでさえ倍率は異様なほど高騰しています。大手財閥系企業なら数百倍にもなります。

激しい競争の中で、いかに自分が優秀かを示さなければいけない。韓国の学生たちは、就職に必要なスキルや資格のことを「スペック」と呼びます。

韓国の大学生に就職に必要な「8大スペック」とよばれるものがあります。その内訳は、「出身大学」「成績」「海外語学研修」「TOEICの成績」「大手企業が開催する公募展」「資格」「インターン」「ボランティア活動」。

学生時代にこれだけ幅広いスキルを身につけるとなれば、時間が必要です。いまの大学生たちに話を聞くと、最近は「時間がもったいない」という理由で、友達づきあいも避ける学生もいる。友人や恋人と食事に1時間費やすより、10分でコンビニのご飯を食べて、残りの時間はスペックを磨くことに使うのです。 (中略)

韓国人男性の人生を指して、「起-承-転-チキン」という言葉があります。学歴が高卒であれ名門大学卒であれ、大手企業に入っても中小企業でも、最後には「チキン屋」になるという意味の言葉です。 (中略)

チキン屋は、退職をした人にとって始めやすい商売です。フランチャイズなら材料や調理マニュアルもある、インテリア業者まで紹介してくれて、5000万ウォン(約500万円)から開業ができるといいます。韓国の映画やドラマを見ていると、よくチキンを食べているシーンを見ると思います。登場人物の1人は必ずチキン屋をやっているといわれるほど(笑)。そのくらいポピュラーな商売です。

一方で、1年にオープンするチキン屋と、廃業するチキン屋が同じぐらい。国民食といっても限界はあるので、廃業も多い。厳しい出世競争から降りても、降りた先で激しい競争が続くのです。
(引用ここまで)


 最近の韓国関連書籍の中では楽韓的にヒットだった「韓国 行き過ぎた資本主義」の著者による現在の韓国の若者による競争の様子。そして、その競争に敗れ去ろうがなんだろうが、けっきょくはチキン屋になるのだというオチ。
 いつぞやの情報バラエティでも韓国人は最終的には「餓死かチキン屋か」なんてチャートが出てたことがありましたが。
 あれは韓国でのインターネットミームを翻訳したものです。

 落ちぶれてチキン屋を開店する、というのは韓国では人生におけるひとつのオチとして了承されているものなのですね。
 正月公開のエクストリーム・ジョブという映画が、解散寸前の麻薬取締捜査班が内偵のためにチキン屋をやるというものだったりします。コメディ映画。



 韓国で歴代興行収入1位という成績をひっさげて、韓国映画としては日本でもわりと多めの30という劇場数で公開されます。
 落ちぶれた捜査班がチキン屋をやる、というようなところが韓国の世相を反映している部分ですね。
 これと半地下の家族は見にいく予定。

 閑話休題。
 本来であればムン・ジェイン政権はこういった「チキン屋 or die」に代表されるような構造を打破することこそが求められていた役割なのですね。
 ちょっと前に「20代の泥スプーンがムン・ジェインに対して怨嗟の声を上げている」というニュースがありました。「ムン・ジェインが政権奪取すれば変わるはずだ」という希望を持っていたからこそ恨みの声を上げているわけです。
 そもそも最低賃金の上昇と不況でチキン屋そのものが減少してたりしますからね。

 そういった期待をせずにいればまだ救われた部分があったのでしょうが、期待していたからこそきついという状況でもあるわけです。
 とはいえムン・ジェインの経済政策の無能さは目を覆わんばかりではありますが、この構造を打破するのはまともな人物じゃ無理ですわ。
 5年1期じゃどれほどの能力があったとしても無理。
 プーチン式で首相と大統領を入れ替える……くらいの裏技を使って2人で2期10年を通してやれれば……と思ったことがあるのですが、まあ確実にどっちかが裏切るでしょうね。
 ま、このまま「チキン屋 or die」の社会を続けるしかない、ということです。

韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩 (講談社現代新書)
金敬哲
講談社
2019/11/13

ムン・ジェイン政権、廃紙回収の老人に支援金を渡して「失業率対策」……ディストピア感が半端ないんですが

段ボール拾いに月20万ウォン与えると聞いて……路上に出る老人2年間で5倍(朝鮮日報)
ソウル道峰区放鶴洞に住むパク・ヒャンジャ(仮名・78)氏は、今年の初めから夫(86)と一緒にカートを引いて廃紙(訳注:段ボール)を拾い集めている。政府から支援される高齢者の雇用事業のうち、廃紙回収事業があるとしってはじめた。道峰区では「カート年寄り事業団」と呼ぶ。廃紙は㎏当たり40ウォンだ。

パクさんは「月に8万ウォン(廃紙基準2000㎏)を拾えば国から20万ウォンをもらえる」とし「夫と一緒に月に40万ウォンずつもらえる」と話した。政府が税金をかけて高齢者の雇用を増やし、廃紙回収老人も大きく増えていることが分かった。これらは政府の雇用統計で「就業者」に含まれる。ソウルの場合、過去2017年に廃紙回収の仕事に参加する高齢者は281人だったが、今年は11月までで1526人に5倍以上に増えた。同じ期間に投入される政府予算も5億7800万ウォンから31億8100万ウォンで6倍増加した。ソウル市の関係者は、「廃紙回収業を営んでいる高齢者を雇用統計に入れて収入を補填するという次元で支援すること」と説明した。

政府は、全国の自治体を支援して高齢者の雇用を大幅に増やしている。過去2017年には5200億ウォンをかけて50万の雇用を作った、来年には1兆2000億ウォンをかけ、74万件の雇用を作り上げる予定だ。政府予算を受ける各自治体はの老人会やシニアクラブのような事業遂行機関を通じて雇用の参加者を募集する。この仕事の中に廃紙回収も含まれる。彼らは「威風堂々エコ事業団」(ソウル蘆原区)「幸せ手押し車」(ソウル江東区)「希望グリーン資源」(京畿道安山市)「カートの金の車」(光州)「シニアリサイクル」(全北全州市)「集め集め古物商」 (忠清北道忠州市)などの名前で活動する。
(引用ここまで)

 元ネタはシンシアリーさんところから。
 韓国では基礎年金という制度がありまして。
 ろくな年金制度が整備されていなかったことから、無年金で暮らしていけない老人が続出しているために65歳以上のすべての韓国国民に渡されるものとなっています。
 月額10万ウォンだったものを、パク・クネ政権は20万ウォンにしようとしたのですが財源が足りずに収入の下位70%の高齢者に対して20万ウォンに引き上げ。
 ムン・ジェイン政権はそれを25万ウォンに引き上げ、さらに今年からは下位20%については30万ウォンに引き上げ。
   ついで2021年には下位70%の受給者すべてが30万ウォンになるという予定です。


 ですが、韓国で25万ウォンだか30万ウォンもらったところでまともに暮らせるわけもなく。
 なんらかの形で収入が必要になるわけです。で、韓国名物ともいえるようなリアカーで段ボールを牽く高齢者が生まれた……というわけですね。
 で、収入はどのくらいかというのを2018年にソウル市が調査したところ、約半分が月額10万ウォン以下
 リアカーを引くので必然的に車道を歩くことになり、かなり危険。冬は日暮れが早いので暗いところを歩くことになりさらも危険ということで当時の記事では「ソウル市はなんらかの支援を行い、できることならやめさせたい」という方向性だったのですが。

 見た目だけであっても失業率を減らし、雇用数を伸ばしたいムン・ジェイン政権によって「段ボール回収業」そのものが支援されることで、5倍以上に増えた……とのこと。
 5倍に増えた人数が1526人。
 2018年の調査では2417人いたということなのですが。
 まあ、統計の切り取りかたにもよるのかな。こっちでは「20万ウォンの支援金をもらっている人数」かもしれません。

 政府の肝いりで「段ボールを月に2トン集めたら20万ウォン上げますよ」ということになって「貧困の象徴」である段ボール回収を行う老人が増えるっていうね。
 しかも、その事業の名称が「威風堂々エコ事業団」「幸せ手押し車」「希望グリーン資源」等っていう。
 この状況でも「経済には肯定的変化が見られる」「来年には本格的成果を出すべき」って言えるムン・ジェインはすごい人物ですわ。
 「市民、あなたがたは幸せです」「幸福は義務です」って飛行船のスピーカーから声が響いてくるまでもう一歩かな。で、その下で老人が車道の端っこで列をなしてリアカーを引いている。リアカー専用車線とか作るといいかもしれませんね。

セールなのかだいぶ安め。10年前でこうで、現在はこっちの本ってことか……。
“超”格差社会・韓国 (扶桑社新書)
九鬼 太郎
扶桑社
2009/8/28