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カテゴリ:日韓関係の記事一覧

韓国メディア重鎮「日本側から出た関係復元の動きを見逃すな! 日本企業は賠償しようとしているのに安倍が拒絶しているだけだ」……日本語が読める人物ですらこんな浅い理解しかできないんだよなぁ……

【コラム】日本の関係復元動きに韓国も肯定的対応を(中央日報)
2021年9月に任期が終わる安倍は焦っている。2年余りの期間に平和憲法9条を削除する改憲は不可能だ。2004年に結成されて日本全域に7500余りの支部を置く「九条の会」は2007年に安倍を退陣に追い込んだ。翌年、民主党中心の連立内閣は東日本大震災に適切に対応できず崩壊した。安倍は2012年に新しい夢を抱いて政権に返り咲き、安保法制(戦争法)を成立させた。それが護憲派市民を刺激し、2015年「市民連合」の結成につながった。彼らは「私たちが主権者」と叫び「安倍政権打倒」運動を拡散させている。

市民連合と野党は9条改正反対、安保法制の撤回、保育・教育・雇用政策の大幅な拡充、8時間労働で生きていくことができる経済・社会保障政策の推進、女性雇用差別と賃金格差廃止など進歩政策に合意している。市民連合には労働運動も合流した。国内のこのような事情は安倍に国民の関心を外へ向けさせる動機になった。

安倍は韓半島(朝鮮半島)に着眼した。金正恩(キム・ジョンウン)といつでも会うというラブコールを送った。ニューヨークを含めた世界の様々な場所で官房長官の菅義偉を含めた高官が北朝鮮と水面下接触をしたか、今後する予定だ。金正恩が文大統領を米朝仲裁者と認めず、米国の北朝鮮強硬論者も文大統領が金正恩の利益だけを代弁すると認識している今、トランプにとって話をよく聞く安倍は文大統領よりも米朝仲裁者として適任者と見ているかもしれない。

安倍が文大統領の米朝仲裁者役を横取りするという意味だ。そうなれば、安倍は文政府に北朝鮮カードをちらつかせることができる。金正恩は安倍を通じて米朝膠着状態を解消し、同時に最高300億ドル(約3兆3100億円)の植民地支配賠償を受けることができる日朝修交まで見通すことができる。韓国は日朝関係の進展と国交正常化を肯定的に受け入れて日本を活用しなければならない。反対する理由がない。日本も韓国に劣らず北朝鮮の核・ミサイルの脅威を受けている。安倍は米国の同意なく北朝鮮制裁に大きな穴をあける無理はしないだろう。 (中略)

徴用被害者賠償問題も韓日関係を悪化させる敏感なイシューとして巨大化した。日本は今月20日、仲裁委員会を開こうと提案してきた。(中略)そのように見ると、日本の仲裁委提案は国際司法裁判所提訴のための名分づくりに見える。

韓国の立場は「慎重検討」だ。しかし慎重ばかりの時ではない。仲裁委員会では問題が解決しない。国際司法委員会には行かないというのが本来の原則だ。徴用被害者問題は慰安婦被害者問題とは違い、謝罪は必要なく裁判所の判決通り賠償だけすれば終わるお金の問題だ。

遡及推理をすれば徴用者などに奴隷労働をさせた日本企業が賠償するといった。それを安倍政府が韓日葛藤を維持するために阻止したのが問題の発端だ。しかし、今の韓半島情勢、金正恩の愚かな韓国孤立作戦、ワシントン官民に広まった文政府不信などを考慮すると、今の韓日関係を最悪の状態にしている懸案の解決を急がなければならない。

ある韓日関係権威者は、韓国政府と問題の日本企業、彼らと取り引きする韓国企業の3者が基金を作って徴用被害者に賠償する方案を提示した。彼の推算によると、賠償を受ける資格がある生存被害者は1000人余りだ。3者が1000億ウォンを拠出すれば、訴訟費用を除く賠償額をまかなうことができる。

ポスコはすでに60億ウォン(約5億5600万円)を出した状態だ。問題の日本企業は賠償の用意はあるが、日本政府の態度が強硬で政府のうしろに隠れて機会が来るのを待っている。韓国政府は日本政府が3者拠出方式を受け入れるよう説得さえすればいい。残念なのは、韓国に公式・非公式的に日本を説得する人的資産が枯渇したという点だ。哨戒機照射や徴用被害者賠償問題が解決するだけでも韓日関係復元の扉が開き、韓国が日本の北朝鮮接触を支持・支援しながら北朝鮮共助の動力を得ることができる。

6月に大阪で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で韓日首脳会談が実現できないなら災難的事態だ。そうすれば韓国は北東アジアのひとりぼっちとなり、韓日関係復元は文大統領と安倍首相の任期中は実現するのは難しいだろう。
(引用ここまで)

 いやもう、全体的にメチャクチャでどこをどう削って引用すればいいのか迷うほど。
 このコラムを書いたのはキム・ヨンヒなる中央日報名誉論説委員。ほぼ名前だけは知っている、という感じかな。だいぶ昔に中央日報の主筆を務めていた人物……だったはず。
 パク・クネ政権の時には「安倍総理と首脳会談をすべきだ」というコラムを「相手が悪魔だろうとダンスを踊れ」というように書いてプチ炎上したことがありますね。当時から「慰安婦への謝罪を拒否する安倍総理は道徳的に問題がある」とか書いていましたっけ。

【コラム】悪魔とダンスを…韓国、実用主義外交を展開すべき(中央日報)

 ちらと検索してみたら、日本勤務経験はないにも関わらず、独学で日本語を学んでかなりしゃべれるとのこと。
 つまり、日本側の報道を読むことができる人物であるということなのですが、それでもこのていどの理解か……。

 安倍政権が追いこまれているから、国民の意識を韓国に向けるために刃を向けているのだとか片腹痛いのですよね。
 韓国側の理解は総じてこのレベル。初手から間違っているので結論はさらにあさっての方向に向かっている。
 安倍総理は就任から6年半が経過しているにも関わらず、政権支持率は40~50%の間で動いている。これだけの長期政権でありながら、この数字なら充分でしょ。
 就任から2年のムン・ジェインと同レベルですよ。
 憲法改正は難しいかも知れないけど、政権運営には何の問題もない。

 韓国側としては「日本の嫌韓は安倍によって主導されている」という話にしておきたいのでしょうが。
 浅い理解だよなぁ……。同様にムン・ジェインが支持率浮揚のために反日をしているというのも浅い話ですけどね。
 で、昨日の「知日派議員」のインタビューでも同様の話がでていましたが「日本側の多くは韓国と宥和したがっている」というのが韓国側の前提なのですよ。
 今日の記事でいえば「日本企業が賠償に応じようとしている」っていうのがそれ。
 昨日のカン・チャンイル議員が語っていた「額賀、河村議員はイ・ナクヨン総理と食事会の席で『日本企業が賠償すれば我々も責務を果たす』というイ総理の言葉に期待している」というのもそれ。
 「日本側の一部は関係改善を目指している」という前提。
 「だけども、それらの動きを安倍政権が拒絶しているのだ」っていうのが韓国側の描いている大まかな絵。

 ……現状の日本で韓国側に有利な条件を持ってくるようなヤツがいたら「国賊だ!」ってレベルで責められます。落選運動すらされかねない。
 あの二階幹事長すら「いま会って発言を恣意的に切り取られたらかなわない」っつーて韓国側議員との接触を拒絶するのが現状なのですよ。
 本当に日本側の怒りが韓国側に伝わっていないのでしょうね。
 いまだに財団方式に日本側が応じると信じているのですから。
 まあ、こういったトンチンカンで間抜けな論評をしているうちはまだ幸せ回路が発動しているのでしょうから、余裕があるということでもあるのでしょう。
 これから先はそんな話をしていられなくなる状況になりますよ。

おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典
今泉忠明
高橋書店
2016/5/21

いま、この時期に日本政府が韓国に「仲裁委員の選定をしろ」と言い出し、それが韓国のメンツをすり潰している理由とは?

政府、韓国対応に業煮やす=進展不透明、首脳会談見送りか-徴用工訴訟(時事通信)
 日本企業に賠償を命じた韓国人元徴用工訴訟をめぐり、日本政府は20日、日韓請求権協定に基づく仲裁委員会の設置要請に踏み切った。1月に2国間協議を求めてから4カ月間、韓国側から何の動きもなく業を煮やした格好だ。政府は国際司法裁判所(ICJ)への提訴をちらつかせて韓国を揺さぶるが、仲裁に応じるかは不透明だ。 (中略)

 日本政府内には、「日本が歴史問題を国内政治に利用している」などと発言し、指導力を発揮しない文在寅大統領に対する不満が高まっている。政府高官は6月の20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせた日韓首脳会談について「必要ない」と断言。資産の現金化が進んだ場合、関税引き上げなどの対抗措置も不可避で、関係改善の糸口は見えていない。
(引用ここまで)

 今回の仲裁委員選定でなによりも驚いたのが、この時期に要請を行ったということです。
 遅かれ早かれ、順序を追って請求権協定に定められている手段を行使するであろうとは予想していました。
 ただ、なんだかんだ言っても大阪でのG20開催までは答えを強力に迫るようなことはないだろうな予測していたのですよ。
 仲裁委員選定を正式に要請すると、要請された側は30日で一定の結論を出さなくてはならなくなるわけです。
 まあ、G20前に期限が来て韓国側が大阪に来にくくなるような手段は取らないだろう……と考えていたのですよ。
 G20、日米首脳会談が終わった時点で「じゃあ、仲裁委員を」というような段取りを想定していました。

 ところがG20前、それも寸前に仲裁委員選定の〆切を設定するように要請を行ってきたのです。
 正直、かなり意外でした。
 韓国のメンツを潰しに来たわけですから。
 これで予想されているように韓国側が仲裁委員の選定をサボタージュすれば、日本側にはさらに「日韓首脳会談に応じないでいい」という理由が上積みされるわけです。
 いやぁ……本気で日本側は韓国のやっていることに不快感を感じている、ということです。
 日韓首脳会談についても日本側からは「必要ない」との声のオンパレード。
 いまきたところで手土産ゼロになるのは目に見えてますからね。
 それもあって、あえてメンツを潰しにきたということか。
 いや、本当に想定外。
 日本政府側の嫌韓具合を見誤ってましたわ。これほどだったとは。

韓国人教授「キミたちが日本に旅行に行くと、そのお金で日本が武器を作って韓国に攻めこんでくるぞ」……いや、もう併合だけはご勘弁……

梨大教授「みなさんも慰安婦にならないとも限らない」発言で議論(中央日報)
世界日報が22日に報じたところによると、梨大工学館内の掲示板には建築学科教授のパワハラを告発する壁新聞が掲出された。壁新聞作成者は「梨花女子大学建築学専攻学生TF一同」(建築TF)だ。

壁新聞によると、同学科のある教授は授業中に学生らに「君たちは日本にたくさん行くだろう?」と尋ねながら不適切な発言をした。この教授は「みなさんが日本に行って金を使えばそれで彼らが金を貯めて武器を作って韓国に攻め込み、みなさんが挺身隊や慰安婦にならないとも限らない」と話した。
(引用ここまで・太字引用者)

 この記事のどこに焦点を当てるかによって、それぞれのスタンスが分かりそうな記事ですね。
 シンシアリーさんのところでは「慰安婦が最高権威者となった韓国」というポイントでピックアップしています。

慰安婦を「戯画化」しただけで・・(シンシアリーのブログ)

 うちでは太字部分をピックアップします。
 えーっと、大半の日本人にとっては信じがたい話でしょうけども。
 韓国人の多くは「日本が平和憲法をなきものとすれば韓国に領土的野心をむき出しにする」と考えているのですよ。
 この教授の言うところの「(日本が)韓国に攻めこむ」という考えかた、韓国人の大半が心のどこかに持っているものなのです。
 安倍総理のとっている方向性が「朝鮮半島に向けて牙を剥くためだ」と考えているのですね。
 まあ……日本にも一回、日韓併合やっちゃっているという前科がありますから、そういう考えかたも一笑に付すことはできないのですが。

 20世紀初頭前後の日韓併合当時の歴史を見れば見るほど「ああ、本当はこんなところに手を出したくはなかったんだな」という気分が見てとれるのです。もっと正直に言うと「植民地を得る」ということに対して、のぼせあがっていた連中もいましたけども。
 日本政府の当初の方針としては、なんとか監督権を得るだけで朝鮮半島に独立した政府を作り、ロシアからの緩衝地帯として利用したいという方向性だったのですが。
 それをまあ、ハーグ密使事件だのなんだのやり続けて、自分たちを窮地に追い詰めていくんだもんなぁ……。
 やむなく外交権を召し上げ、内政も無理ということで併合に至ってしまったという部分が大きいのも事実。

 だけども、韓国人は「日本は『夢よもう一度』とばかりに韓半島を狙っているのだ」というように思い違いをしているのですね。
 もうね、ホントに勘弁してほしいのですが。
 このあたり、「韓国人の自己評価が異様に高い」という話にもつながる気がしますね。

韓国メディア「ついに『知日派議員』が徴用工問題解決に乗り出した!……そいつ、日本への嫌がらせのためだけに北方領土に向かったことあるんだけど……

文大統領の一言でオールストップした韓日関係、与党が出口探る(中央日報)
「徴用問題はまだ裁判(大法院判決以降の後続裁判)中の事案ではないですか。終わったものではないのに、どうしますか」

与党消息筋によると、今年1月、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は青瓦台(チョンワデ、大統領府)参謀会議でこのように質問した。鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長など参謀の口は凍りついた。それから4カ月が流れた5月2日。青瓦台で開かれた「大統領と社会元老の昼食」に参加した李鍾贊(イ・ジョンチャン)元国家情報院長は「日本との緊張を解消するのが国益に役立つ」と話したが、文大統領から同じ言葉を聞いた。「慰安婦と強制徴用問題が引っかかっていますがどうしますか」。

与党消息筋が伝えるところによるとこうだ。「徴用問題は昨年11月まで総理室が管轄して青瓦台国家安保室へ移った。当時、総理室は日本企業が賠償に応じるのを前提にそれなりの妥協案を持っていた。ところが1月中旬、文大統領が『裁判中の事案』と一言言ってしまうと、李洛淵(イ・ナギョン)首相や鄭義溶国家安保室長はどちらも何も言えない状況になった。だから実務者も手を引いてしまった。その後は4カ月以上にわたってオールストップ状況が続いている。このままいくと6月28~29日に日本で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で文大統領と安倍晋三首相が会談しにくくなる。そうなれば韓日関係は災難だ」 (中略)

--政府与党の重鎮が政府に「解決法」を投じた理由は。

「韓日関係が本当に深刻だ。来月、大阪で韓日首脳会談が失敗に終わればわれわれは本当に『仲間はずれ』になる。経済的にも互いに大きな被害を受ける。日本も焦っている。駐韓日本大使や日本議員が私に『韓国がジェスチャーを見せれば日本企業の被害者賠償を妨害しない』という。それでも政府が少しも動かない。時間がない。6月初めまでには徴用問題が解決してこそ首脳会談が可能になる」

--その間も徴用問題解決に介入したか。

「昨年12月に訪韓した日韓議員連盟の額賀福志郎会長と河村建夫幹事長を李洛淵首相が招いて、私を含めて4人が総理公館で食事をした。李首相が『日本企業が企業として賠償すれば、われわれもそれなりに役割を果たす』との意向をほのめかした。日本はここに期待をかけたようだ。このような中、私が1月初めに日本を訪れることになった。すると鄭義溶室長が駆けつけてきて『ご尽力をありがたく思う。気をつけて行ってきなさい』と話した。徴用問題が鄭室長に回ってきた後だった。『青瓦台が問題を解決しようとの用意があるのだな』とピンときた。鄭室長の下の実務陣が、今後徴用被害裁判を請求する可能性がある人の数(800人台)を調査したこともあるという。ところが、突然、青瓦台秘書室長が任鍾皙(イム・ジョンソク)から盧英敏(ノ・ヨンミン)に変わったうえ、文大統領が1月に入って『徴用問題は裁判中の事案』という原則的な話をしてしまったため雰囲気が一変した。日本から帰ってきてみると、青瓦台からは何のメッセージもなく雰囲気が冷たかった。鄭室長に聞くと『私も死にそうです』とだけ連発していた」 (中略)

--徴用問題に対するあなたの解決法は。

「文大統領の3原則がある。徴用はまず裁判中の事案なので、司法府判断を尊重するということだ。2つ目は歴史と政治は分離するツートラック原則で、3つ目は被害者中心に進めようということだ。正しい。ところでここで終わらせてはいけない。この基調の下で国益のために韓日関係の改善を図らなければならない。そのために、日本企業は被害者に確実に賠償し、われわれは現実的に裁判を起こす能力のない被害者を国民保護次元で財団を作って慰労しようというのだ。政府の推算では徴用被害者が800人余りに達するか、彼らのうち相当数が日本企業に対して裁判を起こしにくい。印紙代だけで1000万ウォン(約93万円)だ。確実な証拠がなければ勝訴の保障もない。このような人々は韓国政府が財団を作って助けようということだ」

--日本企業が責任を負うことではないのか。

「当然だ。しかし、その前提の下でわれわれもやるべきことがある。1965年韓日協定を見ると、初めのボタンから掛け間違えている。植民支配が不法強占であることを認めなかったし、日帝から被害を受けた国民の個人的請求権を保障できなかった。ここには当時の韓国政府の責任もある。ちょうど当時、日本からの5億ドルを基に政府が作った公企業16社が民営化されて国が稼いだ金が18兆ウォンに達する。本来は被害者に返すお金ではないか。この中の極めて少ない額だけで財団を作っても被害者を助けることは充分だ」
(引用ここまで)

 危険ですね。
 そもそも、このカン・チャンイル議員が「知日派」というのも怪しいところ。
 韓日議連に長くいるから日本のことを知っているというわけでもないのは、ムン・ヒサンがかつて議連の会長だったことからも理解できると思います。
 だいたいにして、こいつは日本への嫌がらせのためだけに北方領土に渡ったような人物なのです。
 そんな人間の言っていることを信用できるか、ということですわ。

 ついでにいえば慰安婦合意についても「安倍政権とパク・クネ政権との間で交わされた約束だ」として、合意無効を訴えている人物。
 であれば、この人物が主張している財団を作ることがどれだけ危険か分かると思います。
 次期政権になれば「あれはムン・ジェイン政権のやったことであって関係ない」と言い出すということですから。
 ちなみに所属は共に民主党。

 さて、もはや日韓間には信用なんてものはただのひとつも存在していない。
 慰安婦合意を踏みにじり自衛隊機に火器管制レーダーを照射し、天皇謝罪要求発言を「私の持論だ」とか言って堂々と述べる。ついでに「10年前に天皇に会った」とか嘘をつく
 はっきりいって韓国側に触ることすら危険で、二階幹事長すら韓国側議員との接触を猫またぎしている。
 日本側は韓国の提案に乗れないと判断するでしょうね。
 日韓間での交渉はできない。なぜなら韓国側は約束を破るから。
 今回、仲裁委員会を開くことを提唱したのも、なんらかの形で第三者のいる場での決着を求めているからに他ならないと考えています。

 ここに至っては解決方法は3つしかない。
 韓国側がすべての責を負って勝手に財団を作る(=日韓基本条約、請求権協定の遵守)か、国際司法裁判所での判決・仲裁委員会の決定等の第3者を含めた判断を待つか。
 もしくはこのまま現金化を許容することに対しての対抗措置を発動して泥沼化するか。
 慰安婦合意を蹴ったことで、日韓間での解決は不可能になったのですよ。

 楽韓Webでは当初から慰安婦合意を評価していました。
 それは合意によって慰安婦関連について韓国側の行動範囲に大きな枷ができる、そして合意を破ることになれば「このように韓国は約束を守らない国だ」というアピールができるという未来が見えていたからでした。アメリカを巻きこんだのも好印象。
 どちらにしても日本側にとってはおいしいなと感じていたのですが、さすがにこれほど早くにかつこれほど強力に作用するとは想定してませんでしたね。

韓国議員団がいつの間にか来日していた → 石原伸晃議員「おいでになった目的は何ですか?」と冷遇、二階幹事長に至っては面会すら拒絶

韓国議員団が自民議員らと面会…関係改善に焦る韓国側(産経新聞)
 来日中の韓国国会議員団(朴炳錫(パクビョンソク)団長)11人が21日、自民党議員らと面会した。冷え込んでいる日韓関係の「関係改善」をうたっての来日だが、いわゆる徴用工訴訟をはじめ日本側が求めている問題について前向きな回答を示さなかった。 (中略)

「おいでになった目的は何ですか?」。自民党本部で開かれた党外交調査会(衛藤征士郎会長)との会談で、出席した石原伸晃会長代行は議員団に向かって突き放すように質問した。

 徴用工問題について、自民側は韓国政府への働き掛けを求めた。朴氏は「日韓請求権協定を尊重する。国と国との約束だ」としながらも「韓国大法院(最高裁)の判決も尊重しなければならない」と答えた。自民側にとっては事実上のゼロ回答だった。 (中略)

 韓国側は早期の関係改善に焦っている。今回の議員団来日のほか、19日に韓国で開かれた日韓議員連盟と韓国の韓日議連の合同幹事会の日程を早めたり、慰安婦問題をめぐり譲位前の上皇さまに謝罪を求める発言を繰り返した韓国の文喜相(ムンヒサン)国会議長の特使を13日に訪日させることを検討したりした。特使派遣は、日本国内の激しい反発が予想されたため実現しなかった。 (中略)

 議員団から面会を要請されたある自民党議員は「今はタイミングではない」と断った。二階氏周辺も「面会して韓国側に都合が良いところだけ切り取られて発信されても困る」と語った。
(引用ここまで)

 韓国側が議員団を日本に派遣してきて、議員外交を行っているとのこと。
 いや、すまん。うちですら全然気にしていなかったわ。
 このニュースを見て「ああ、そういえばそんな話を今月頭くらいにしてたね」とようやく思い出したくらい。
 なんでも19日から3泊4日の予定できてて、今回の議員構成はほとんどが共に民主党所属の議員。他には正しい未来党の院内代表、正義党、無所属がそれぞれひとりずつだとのこと。
 「朝鮮半島平和繁栄フォーラム」という超党派の議員連盟のようなものがあって、その所属議員だそうです。
 で、そのフォーラムの委員長がパク・ビョンソクなる議員。
 うーん、何度か韓国の記事で名前を見たことがある……かな?

 しかし、石原議員の「で、何の用で日本に来たの?」とでも言いたげな対応はよいですね。
 そして、面会要請された匿名の自民党議員は拒絶し、さらに二階幹事長も拒絶。
 あの二階幹事長すら面会を断ったというのはなかなかにすごい事態になりつつある。
 以前に楽韓Webでは「二階議員は『単純な親韓』ではなく『利権』を貪りたい人物であって、それを邪魔するのであれば韓国人であろうとも排除する」というようなことを書きましたが。
 まったくもってその通りの動きをしてくれました。
 ま、最後の「面会して都合のいいところだけ切り取られて発信されても困る」というのも本音でしょうけどね。

 すでに韓国人議員に会ってなにかを発信する、発信されてしまうということが地雷原そのものなのですよ。
 議員稼業というものは言ってみればまんま人気稼業ですから。
 「あいつ、韓国側の議員と親しくしていたんだぜ」なんて風聞が飛んでしまったら取り返しのつかないことになる、という認識にあるということなのでしょうね。

 あとムン・ヒサンからの特使はやはり取りやめになっていたということが判明。
 ま、日本側の反応を見て「あ、これはダメだ」ってことになったのでしょう。そんな中、日本に来た議員団にはある意味で敬意を払わずにはいられませんわ。
 こんな無駄な時間をよくもまあ過ごせるものだなって。

自民・谷川議員「佐賀県の新幹線への対応はまるで韓国の冷たい仕打ちのようだ。人間の情を持って佐賀と話し合いたい」……言いたいことは分からんでもないけど……最大の侮辱だよ、それ

「佐賀、北朝鮮のよう」自民・谷川議員が長崎新幹線めぐり発言(毎日新聞)
 自民党の谷川弥一衆院議員(77)=長崎3区=が18日、長崎県諫早市で建設中の九州新幹線長崎ルートを視察した際のあいさつで「難しい問題は佐賀の説得。佐賀の知事には『台湾のような付き合いをしてほしい。韓国か北朝鮮を相手にしているような気分だ』と言った」と発言した。谷川氏は「不適切だった」として撤回したが、佐賀県の反発は必至で、新幹線の財源負担をめぐる両県の対立がさらに激化しそうだ。
(引用ここまで)

 佐賀県側の新幹線への対応があまりにも頑なで曲がらないために、谷川議員もついついこんな感じで言ってしまったのでしょう。
 現状、政治家が韓国、北朝鮮に対して抱いている感情がどういうものかが分かって面白いですね。
 佐賀県に対しては不適切な発言ではあるとは思いますが、本音というものがうかがい知れます。

 ただ、この問題については佐賀県知事の言っていることに分があってなんとも言いがたいのですけどね。
 ちょうど谷川議員のあいさつがリンク先には動画であって「佐賀県には福岡だけではなく、その先の大阪やリニア経由で東京があることも理解して欲しい」って言っている部分もあるので、こちらも言い分としては理解できなくもないのですが。

 でもって、さらに面白い部分がこの記事にはありまして。
谷川氏は19日、毎日新聞の取材に「知事には韓国と言ったが、北朝鮮とは言っていない。18日のあいさつで北朝鮮と言ったのは言葉が走ってしまった」と述べた。
(引用ここまで)

新幹線整備巡る対応 「韓国か北朝鮮のよう」 谷川議員、佐賀知事に発言(共同通信)
 発言内容について「韓国のような冷たい仕打ちではなく、人間の情を持って話をしてほしいと言った」と趣旨を説明した。
(引用ここまで・太字引用者)

 韓国についてこういう相手である、というような共通認識が政治家間で共有されていなければこういう発言は出てきませんわなぁ……。
 交渉相手についての最大侮辱ではありますが。
 まあ、言いたいことは分からないでもない。
 日本にとっての「韓国」というものがどういう存在なのか、浮き彫りにしてくれた発言と言えるでしょうね。

20%オフのセール中。
新幹線をつくった男 島秀雄物語
高橋団吉
小学館
2000/5/1

徴用工裁判:日本政府が韓国に「仲裁委」開催を要請。ここからどのような経緯を経るのか、解説しましょう

韓国に「仲裁委」開催を要請 政府、元徴用工問題で (日経新聞)
政府は20日、韓国最高裁が日本企業に賠償を命じた元徴用工訴訟をめぐり、第三国の委員を含む仲裁委員会の開催を韓国政府に要請した。韓国が政府間協議に応じていないため、日韓請求権協定に基づいて仲裁委で決着を目指すことにした。

外務省が発表した。仲裁委を求める理由として「日本政府として協定に基づく協議によって本件を解決することができなかったものと判断した」としている。政府は1月、韓国の裁判所が日本製鉄(旧新日鉄住金)の資産差し押さえを認めたことを受け、日韓請求権協定に基づいて協議を求めた。韓国側は「綿密に検討している」と回答しただけだった。 (中略)

1965年の日韓請求権協定は協定にかかわる紛争について2国間協議で解決するとしている。協議で解決できない場合には仲裁委員会を設置する。仲裁委は日韓と第三国の委員、あるいは日韓以外の3カ国が選ぶ3人の委員で構成する。
(引用ここまで)

 徴用工裁判の判決が出る前に書いた、「今後どうなるのか」という過程をそのまま通過していますね。
 このエントリでは「協議を韓国側から持ち出す」というように想定していますが、さすがにここまでリアクションゼロとは思っていなかったのですよね。
 で、仲裁委員会ですが、先のエントリで書いたように決まりません。絶対に決まりません。
 第三国をどこにするか。
 そして指名する委員を誰にするのか。
 日本側の委員は誰なのか。韓国側の委員は誰なのか。
 それぞれに紛糾してなにも決まらずにお流れになるでしょう。

 手順としてはまず30日以内に日韓が1名ずつの仲裁委員を決める。
 次にさらに30日以内に仲裁委員同士が第3の仲裁委員を決定する。
 その3人によって構成される委員会が問題を解決し、締結国(日韓)はその解決策に服する義務がある……と。
 すでに韓国大使を通じて通達が行われたので、今日から30日以内が第一の期限となります。

外務次官が駐日韓国大使に仲裁委協議要請(産経新聞)

   正直、G20よりも前にやってくるとは思わなかったなぁ。ムン・ジェインに圧力をかけるという意味もあるのでしょうね。

 仲裁委員が決められなかった場合、この場合であれば韓国側が委員を出さなかった場合には第三国に3人の委員を選定するよう依頼する、となっています。
 これまで仲裁委員会どころか、協議にすら行ったことがありませんでしたので前代未聞。
 ま、どちらにせよ韓国は委員を出してくるとも思えませんし、たとえ仲裁委員会を構成できてなんらかの決定があってもそれに従わないでしょう。

 となるとようやく国際司法裁判所への付託となるわけですが。
 これも韓国側には応じる義務がないのでスルーされるでしょう。
 ここでようやく対抗措置発動となるのです。
 いや長かった。
 そんな手順が必要になるのかって?
 必要だからやっているのですよ。

 韓国側は確実に「これは人権問題であって基本条約云々の問題からは外れている」という話をしてくる。間違いなくしてくる。
 それに対して一足飛びに「じゃあ対抗措置」なんて日本側がやっても国際的に理解が得られない。ここで対抗措置を発動して、ICJに持っていかれたら心証がどうなるか分からない。
 単純な条約の解釈だけでなく、政治部分に大きく踏み込んでくるであろうことはWTOの上級審を見ても分かるでしょう。
 あれをもう一度やられるわけにはいかないのですよ。
   手順を一歩一歩踏むしかないのです。
 まあ、ICJへの付託も無視することになると思うので、国連の認めている対抗措置として日本国内にある韓国政府の財産を差し押さえることになるでしょうけどね。

 まあとりあえずは30日後を楽しみにするとしましょう。

朝日新聞「日本のブルーボトルコーヒーが観光に来た韓国人に大好評でソウルにも店舗ができた。日韓関係は悪化しても、日本人と韓国人のリアルライフは異なるのでは?」……観光旅行ごときで関係性がよくなるわけがないだろ

カテゴリ:日韓関係 コメント:(118)
ブルーボトルコーヒーに見るリアルライフの日韓関係(朝日新聞GLOBE+)
日韓関係は、歴史認識問題などで関係が悪化している。そんななかでも、日本に足を運ぶ韓国の人たちの流れは続いている。2018年に訪日した韓国人は750万人と過去最高になった。

韓国の人たちは今、日々の暮らしのなかで、日本の文化を何のてらいもなく受け入れている。


かつて韓国では、日本の大衆文化にかかわる本や映画などが禁じられていた。1990年代の後半、ようやく一部が開放され始めたころ、地下鉄の中で日本の小説を読んでいた私を、横に座っていた30代の会社員がこう非難したのを覚えている。「あなたは、どこの国の人なのか? 公共の場で日本語の本を読むとは何事か!」

それから20年以上がたった。韓国の大型書店には、外国小説のコーナーがある。そこのベストセラーのランキングの上位は、いつも日本の小説が占めている。
(引用ここまで・太字引用者)

 アメリカ以外では日本にしか店舗がないブルーボトルコーヒーに、韓国人が殺到しているというお話。
 SNSには日本旅行の話題のひとつとして取り上げられていると。
 で、あまりの反響具合にソウルにも1号店ができた、ということです。
 んで、いつものセリフが来るのですよ→太字部分

 何度でも書きますが、観光に行くことでその国への理解が深まったりすることなんてそうそうないから。
 「民間外交としての観光」とかよく書かれていますが、韓国人の日本旅行、あるいは日本人の韓国への旅行は2泊3日中心で飛行機代ホテル代込み1万9800円ていど。
 ただの観光でなにが得られるのかって話ですよ。記事中にも「Google Mapと自動翻訳があればどんな店でも見つけられます」ってありますが、そのていどの旅行です。
 それ自体が悪い話ってわけじゃないですが、観光客がいくら増えたところで日韓関係には関係がありませんね。
 「日本人と韓国人、あわせて年間1000万人が日韓間を行き来している。ここに希望がある」なんて話は、まるで「株取引をはじめたら経済のことがよく分かるようになった」くらいの浅薄さしかないですね。
 ここ3年で大阪、名古屋、広島、神戸、ソウル(釜山)、ロサンゼルスと旅行に出かけていますが、現地のことがよく分かったなんてこたありません。
 だって観光ですから。大学のフィールドワークじゃないもの。

 あと引用部分後半の「かつて韓国では日本の大衆文化は禁じられていたが、いまでは海外小説のベストセラーは日本のものだ」なんてありますが。
 ま、こちらも観光と同じ構造です。目黒川桜祭りでハットクとやらが売れていたところで日韓関係にはミリほども寄与しないのと同じ。
 そもそも大衆文化を禁じていた、ということ自体がおかしなことで。
 韓国はその反省からすべきじゃないの?

 ちなみにブルーボトルコーヒーですが、韓国人は「プレミアム」が大好きですから大流行すると思いますよ。
 ただ、個人的には清澄白河のブルーボトルコーヒーはあまり楽しめなかったなー。カップが冷たかったのにがっかりした覚えがあります。

ブルーボトルコーヒーのフィロソフィー - The Blue Bottle Craft of Coffee - (ワニプラス)
ジェームス フリーマン / ケイトリン フリーマン
ワニブックス
2017/11/1