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カテゴリ:日韓関係の記事一覧

韓国大統領特別補佐官「ムン・ジェイン大統領は安倍首相に疲れ、諦めかけている」「日本は高圧的で一方的だ」……その現状認識さぁ……

カテゴリ:日韓関係 コメント:(47)
(Question)最悪の日韓関係、改善への道筋は? 文正仁氏(朝日新聞)
 ――対韓輸出規制の強化と日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA〈ジーソミア〉)破棄で最悪の日韓関係ですが、対話の機運すらありません。

 「日本も韓国も、相手をたたくと人気が出る構造になっている。相手に融和的な態度をとログイン前の続きると国内政治で難しい状況に陥る。だから強い姿勢に出る。指導者間の不信もある。歴史問題が解決されないと韓国との協力は難しいと主張を繰り返す安倍晋三首相に対し、文在寅(ムンジェイン)大統領は疲れを感じ、諦めかけているようだ」

 ――関係悪化の契機は昨年10月に韓国大法院(最高裁)が出した元徴用工への賠償判決です。1965年の日韓請求権協定は(1)外交協議(2)解決しない場合は日韓と第三国の仲裁委の設置(3)第三国のみの仲裁委設置、を定めますが、ここで双方はすれ違っています。

 「日本側は一方的に(1)ができなかったと見なして次の手続きに進んだ。韓国側はその後6月に対応案を出してから(1)の協議に応じる構えを示したが、日本側は案とともに拒んだ。韓国の人々の心情を考えて形式的にでも協議に応じるべきだった。日韓ではかつては相手の立場になって考える気持ちがあったが、今回の日本は高圧的で一方的だ」

 「朴槿恵(パククネ)・前政権時の大法院長(最高裁長官)は政権の意向を受け、徴用工訴訟の進行を遅らせた罪に問われている。文政権も司法と協議すれば違法だ。文政権は朴氏弾劾(だんがい)の民意から生まれた。こうした法的、政治的な敏感さを日本が少しでも理解し、特別法制定など解決に向けて協力すれば『共通の代替案』を見いだすことができると思う」
(引用ここまで)


 ムン・ジェイン政権の外交メンターであるムン・ジョンインへのインタビュー記事。
 韓国の外交方針はムン・ジョンインに聞けばいい、というのが基本です。当初は「あれは補佐官の個人的な発言だから」というようなことになっていますが、そのうちその外交方針が政府のそれになってます。
 というわけで、ムン・ジョンインの言うことはピックアップしておく必要があるのですね。

 いや、このインタビューすごいですよ。
 もうすべての因果が逆。
 安倍総理に対して「ムン・ジェイン大統領は疲れを感じ、諦めかけている」んですって。
 慰安婦合意で歴史問題を解決したはずなのに、それを事実上破棄して財団を解散させたのは誰だって話ですよね。

 で、それがそのまま「元徴用工への賠償判決」についてもつながっている。
 韓国側が6月に出したという案は、日本企業と韓国企業が出資して財団を作るといういわゆる「1+1」と呼ばれるもの。
 いくら韓国が「財団を作ろう」とか言っても、もはや信頼は不可能なのですよ。
 どうせ都合が悪くなったら財団を解散させて、またゼロから交渉しろとか言い出すに決まっている。少なくとも日本側がそう思ってもしかたがない状況となっている。

 さらにいえば韓国側が「提案をして、協議に応じる構えを示した」って言っていますが、これは「提案を受け入れるのであれば、協議する」というもの。
 請求権協定で定められている協議には条件なんてない。
 条件の伴った協議はできない、というのが日本の立場。

 大統領補佐官の現状把握がブロガーより下。
 でもまぁ、韓国大統領府そのものの対日意識というのが、このていどのものなのだろうなぁ……というのが分かりますね。

韓国の新金融委員長「日韓通貨スワップ協定が締結できればよい」と発言……いや、現実的じゃないでしょ

ウン・ソンス言及「韓日通貨スワップ」再開の可能性はあるのか?(ノーカットニュース・朝鮮語)
日本の輸出規制挑発で鋭く対立する中、ウン・ソンス金融委員長が最近、両国間通貨スワップ再開を希望する意思を明らかにした。当事国間の「信頼」が基盤であるだけに、韓日通貨スワップ成功の可能性は少ないと思われる。

11日、韓国銀行によれば韓国はカナダ・スイス・中国など7カ国と二国間通貨スワップ、チェンマイ・イニシアチブ・マルチ(CMIM)の多者間通貨スワップ契約をそれぞれ締結した状態だ。カナダとの契約は満期と限度がない。限度が設定された通貨スワップの総額規模はドル換算時1300億ドル水準だ。

4000億ドル水準の外貨準備高の3分の1、最大無制限規模で韓国ウォンを預けて対象国通貨を借りられるために金融危機勃発など有事の際に外貨流動性が保障される。また、主要国との通貨スワップ締結自体で国家の支払能力が向上し国家信用度が上がる。

カナダドルとスイスフランは米国ドルの通貨価値指標であるドルインデックス測定に使われる6大主要通貨に対応しいている。現在締結された通貨スワップ規模も決して小さくない成果だ。だとしても韓国での交易に必須となるアメリカドルや日本円に比べて現在の契約通貨の重要度は相対的に低く、かつて韓米・韓日通貨スワップが一時締結されたことがあったのは金融当局が惜しむべき部分だ。

特にウン・ソンス金融委員長は2011年、企画財政部国際金融政策局長を務めた際に、韓日通貨スワップ限度を700億ドルまで拡大・延長した主役だ。当時、韓中通貨スワップも560億ドルまで拡大して今に至る。

ウン委員長は国会人事聴聞会で「その当時推進した通貨スワップで中国とのものは存続しており、日本とも新しく締結することができればよいだろう」と語った。しかし、内外の情況を勘案すると韓日通貨スワップ再開の可能性は高くない。 (中略)

最近も「信頼できない」は、非外交的修辞を動員しながら輸出規制挑発を行った日本政府が快く締結に出るわけがないというのが大半の意見だ。円に比べてウォンの国際的価値が脆弱な点も、日本を再交渉に導く誘引されていないのが事実だ。

韓国政府にとっても国民感情的にも日本に頼む理由がない気流だ。日韓通貨スワップ期間、実際の円が国内に入ってきたこともなかった点も緊急性や実効性に疑問符を付ける部分ではある。

むしろ唯一、スワップ発動事例があるうえに実用性が大きいのは、韓米通貨スワップである。韓米通貨スワップは世界的な金融危機の時、2008〜2010年の300億ドル規模に締結されたものであり、これによって米国FRBはからドルの支援が行われ、当時、国内の金融不安が拡散された。
(引用ここまで)


 ウン・ソンスは先日の内閣改造で新たに入閣した金融委員長です。
 で、韓国では入閣の際に国会での人事聴聞会が行われます。チョ・グクの時にも聴聞会をやるやらない、家族を証人として呼ぶ呼ばないで散々揉めましたが、他の閣僚でも同じことを行うわけですね。
 その人事聴聞会において、ウン・ソンスから「日韓通貨スワップ協定を再締結できればいい」との発言があったとのことです。
 記事にもあるように、ウン・ソンスは2011年に行われた日韓通貨スワップ協定拡大時の韓国側実務担当者。

 夢よもう一度、といったところではないでしょうか。
 実際には翌年のイ・ミョンバクによる竹島上陸、および天皇謝罪要求発言によって、さすがに当時の民主党政権も耐えることができずに拡大した通貨スワップ協定を縮小方向に持っていくことになり、かつ自民党政権時にはCMIによる多国間協定以外は消滅したわけですが。

 その後にも、慰安婦合意締結によって一時は通貨スワップ協定の交渉再開となりましたが、釜山の日本総領事館横に合意違反の慰安婦像が設置されたことで交渉が中断してそのままになっています。
 これが2016年。

 で、それ以降も何回か「日韓通貨スワップ協定が必要だ」という声が韓国側から挙がっていますが、日本側からは完全に無視の状況が続いてますね。
 ざっくりと韓国側からあった「再開要求」の一覧も作ってあるので、そちらも参考にしてみてください。
 カン・ギョンファ外交部長官からの再開要求は本当に驚愕しましたけどね。  その他、韓国メディア元駐日韓国大使から出てましたが、現実的でない。

 記事でも米韓通貨スワップ協定のほうがまだ現実的、というように書かれていますが。
 どちらにしたって無理だとは思いますわ。
 でもま、米韓通貨スワップ協定が締結されると日本の鼻がぺしゃんこになるらしいので、がんばってみるとよいんじゃないでしょうかね。

韓国女性国会議員「チョ・グクの長官就任に抗議する!」と国会前で断髪式 → その断髪式に使われたのが日本製品でプチ炎上中

イ・オンジュ国会断髪式……「チョ・グク、資本主義批判しながら甘い蜜を吸う偽善者」(世界日報・朝鮮語)

 えー、すごくくだらない小ネタを。

 イ・オンジュという韓国の女性国会議員がいまして、3日ほど前にチョ・グクの法務部長官就任に抗議して国会前で断髪式を行ったのですね。
 下はその動画。自分のチャンネルを持っているようです。所属は自由韓国党。


 で、その断髪に使ったバリカンが──

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   _人人人人_
   >     <
  >  日立製  <
   >     <
    ̄Y^Y^Y^Y^ ̄

 そのせいでプチ炎上しているって話。
 くだらなくて好き。

 チョ・グクの記者懇談会の時に使われたのがジェットストリームのボールペン
 そのチョ・グクの長官就任に抗議するための断髪式で使われたのが日立のバリカン。
 日本製品が韓国でどう受け止められているか、というのがよく分かる話ではありますね。

日立 充交両用電動バリカン CL-8900UF 【日本製】 海外対応
日立(HITACHI)
2009/9/17

「韓国人観光客激減」は長い目で見れば日本の観光業のためになる、という話

カテゴリ:日韓関係 コメント:(120)
「韓国人観光客激減」は長い目で見れば、日本のためになる理由(ITmediaビジネス)
 この「多様性」というものが、観光戦略において最も大切であることは、「観光大国」を見れば明らかだ。世界中から観光客が訪れるフランスやスペイン、タイなども隣国からの観光客が多いが、どこかの一国が半分を占めるなんてことはなく、幅広い国から満遍(まんべん)なく訪れている。このような観光客の多様性が、観光資源やサービスの多様性につながっているのだ。 (中略)

「韓国人観光客が来ないともうおしまいだ!」なんて騒いでいるうちは、観光大国にはなれないということだ。 (中略)

韓国人観光客への依存度が強い九州では、観光ビジネスとは日韓関係であり、すなわち政治だ。だから、九州選出の国会議員は地元対策として、政府に「韓国と仲良くすべきだ」と訴えるし、韓国の政治家も「日本旅行をボイコットせよ」なんて外交カードにする。

 本来、観光というのは民間交流であって、政治などとは切り離されるべきものであることは言うまでもないが、こんな不毛なやりとりを日本はもう何年も続けている。そして、現在のような「韓国依存」が続く限り、この「日韓関係によって乱高下する不安定な観光業」も永遠に続いていくということなのだ。
(引用ここまで)


 ITmediaビジネスの観光地記事面白いので以前から読んでいたのですが、そこに今回の「日韓葛藤」による対馬への観光客激減についての話。
 去年の訪日観光客の25%が韓国人でした。
 日韓関係悪化、ボイコットジャパン運動によって韓国人観光客の絶対数は減少すること間違いありません。
 ただ、7月は全体で見れば訪日観光客数は増えていましたし、おそらく年間を通じても去年と同じていどの数字は達成できるのではないかと思われます。
 韓国からの観光客もゼロになっているわけではないですしね。

 ただ、今回の韓国人による日本ボイコットは災い転じて福と成す可能性がある、ということですね。
 記事の中で対馬の観光事業はあまりにも韓国人観光客に依存していたので、危機に陥っている。あまりにも韓国人観光客に特化していたので、多様性が失われていた。
 そこで他国の観光客も誘致すべきだ、という主旨です。
 楽韓Webでも語っていた「ひとつのバスケットに卵を詰めこむな」という話に近しいのですが。


 同じITmediaビジネスに掲載されている熱海が復活しつつあるという記事で「99%が日本人観光客で、インバウンドは熱海の観光に貢献していない。これはまだ伸びしろがあるとも考えられる」といった記述がありました。

衰退している熱海になぜ観光客が増えているのか(ITmediaビジネス)

 そして、最初に取り上げた記事でも「九州エリアは韓国以外のアジア圏、欧米豪からの観光客が少ない。逆にいえば『伸び代』があるということだ」という話につながっています。
 現状では日韓でなにかある度に大きな波が来てしまう。それを避けるためには訪問客の多様性を持つべきだ、と。
 日韓関係云々だけではなく、現状のウォン安基調が続いても観光客は少なくなっていったでしょうね。
 どちらにせよ、リスクヘッジを施すべきなのですよ。

 そもそも観光業自体がギャンブル的な側面があるのは否めない事実で。
 たとえば火山の噴火でもあろうものなら周辺地域はそれだけで死にかけてしまう。
 それに比べたら観光客を多様化させるほうがよほど楽なんじゃないですかね? さすがに火山の噴火は止められませんが、多様化させる方法はあると思いますよ。

 とはいえ、現状で対馬・九州の観光事業は急激に縮小しているのは間違いないところなので低利での貸し出し等、なんらかの公的支援とかあってもよいとは思いますが。

街道をゆく 13 壱岐・対馬の道
司馬遼太郎
朝日新聞出版
2008/11/30

ムン・ジェイン政権「ここまでアメリカが失望するということはGSOMIAは外交カードとして有効だということ! 11月まで圧力かけまくるぞ!」

対日強硬路線、文政権内で勢い…米の懸念逆手に(読売新聞)
 韓国ギャラップの世論調査によると、9月第1週の文氏の支持率は43%にとどまり、3週連続で不支持率を下回ったが、与党「共に民主党」の支持層に限ってみると、76%が文氏を支持している。文氏がチョ氏の法相任命を決めた理由として「原則と一貫性」を挙げたのも、支持基盤を意識した発言だ。

 日韓関係で当面の焦点は、文政権が8月22日に破棄を決めた日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA=ジーソミア)の行方だ。日米韓の連携を重視する米国は破棄の撤回を韓国側に求めているが、文政権はこうした米側の懸念を逆手に取り、協定が実際に失効する11月下旬までの間、GSOMIAを交渉カードとして最大限利用する構えだ。米国を通じて日本に圧力をかければ、日本政府による対韓輸出管理の厳格化を撤回させられるとの強硬路線が政権内で勢いを得ている。
(引用ここまで)


 「相手の嫌がることをとことんまでやれば、相手のほうが折れるに違いない」という戦略。
 複数のアメリカ、日本、韓国の識者が声を揃えて「GSOMIAを破棄すれば米韓関係は破滅だ」と警告したにも関わらず、破棄を宣言した背景が語られています。
 そうしてアメリカがGSOMIAを重視する姿勢を見せれば見せるほど、韓国はGSOMIAを外交カードとして使いまくるという悪循環に陥っているわけです。
 というよりは、韓国側はこれ以外に対日外交で有効なカードを持っていないのでGSOMIAを使う以外にないのですよ。
 なので、その価値を過大に見せようとするのであれば破棄を宣言するしかなかった。
 自動延長した時点で1年間は外交カードとして使えなくなるわけですからね。

 で、「ホワイト国リストへの復帰とGSOMIA破棄撤回を同時に行おう」とか言い出したと。
 破棄が決定される11月24日まで、この方針で日米に圧力をかけていくのですって。……日米からまともに相手をしてもらえずに終わるだけでしょうけども。
 最大の問題は「GSOMIAを対日外交カードとして、アメリカに圧力をかける」という戦略をとればとるほどアメリカ側、そして日本側からの信頼を失っていくことくらいなものですが、ムン・ジェインにはそんなことはどうでもいいのでしょう。
 もはやムン・ジェイン政権にとっては、支持層からどのように見られるかだけが重要になっていますからね。

 というような話を先日のチョ・グク法務部長官任命の際に書きましたが、まさにそのような数字が出てきました。
 ついで、任命についての世論調査でも似たような数字が出てきたのでそちらもご紹介。

韓国法務長官任命 「良くない」49.6%vs「良い」46.6%(中央日報)
「良くない」という意見は自由韓国党の支持層(良くない95.5% vs良い4.5%)で圧倒的に多かった。無党層(66.7%vs18.0%)と保守層(76.4%vs21.5%)でも大半が「良くない」と答え、中道層(55.1%vs41.7%)でも半分を上回った。 (中略)

「良い」という意見は共に民主党(良くない11.7%vs良い86.2%)と正義党(28.8%vs69.1%)支持層、進歩層(24.1%vs71.6%)で多かった。
(引用ここまで)

 任命についての全体の数字はほぼ拮抗。やや「好ましくない」とする数字が多いていど。
 ですが、支持政党が共に民主党の層だけを見れば11:86で支持されている。
 任命撤回したらこの数字がひっくり返る可能性があったわけですから、ここは国会の承認があろうとなかろうと、強行任命の一手です。
 さらにいえば国会での人事聴聞会があろうとなかろうと、ですね。
 95:5で任命がよくないと考えている保守派の声なんてどうだっていいのですよ。そんなものはあってもないが同然。

 あっと、別にこのことでムン・ジェインを糾弾しているというわけではないことに注意が必要です。
 以前のように80%超なんていう支持率が得られなくなった現在では、支持層がどう考えているかを考慮するのは合理的な判断である、ということです。
 日本ではあたかもムン・ジェインがチェ・グクの強行任命をしたことが合理的な判断ではないというような語られかたをしている部分があるのですが、ムン・ジェインにはムン・ジェインなりの理というものが存在しているのです。
 まあ、その路線は袋小路にしかつながっていないとは思いますけどね。

なんというか「そっちに進化したらダメなんだ」感がひどい。
わけあって絶滅しました。――世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑
今泉 忠明 / 丸山 貴史 / サトウマサノリ
ダイヤモンド社
2018/7/18

韓国メディア「河野外務大臣は韓国との外交をメチャクチャにしたから内閣改造で更迭だ!」 → 結果……

カテゴリ:日韓関係 コメント:(115)
安倍11日の内閣改造……「対韓外交葛藤」を起こした河野更迭か(ソウル経済・朝鮮語)
河野氏、防衛相に起用=世耕氏は参院幹事長へ(時事通信)
最も注目されるのは、韓国との外交葛藤の最前線に立っている河野太郎外相を交換するかどうかだ。河野外相は、第1野党の立憲民主党などから韓国へ「責め立てる式」の対応が不適切という理由で辞任圧迫を受けるなど、内閣での立場が狭くなっており、交替説が説得力を持つ所以だ。毎日新聞は来週に予定される内閣改造で茂木経済再生担当大臣が外相にスライドする案が議論されていると報道した。日米貿易交渉で成果を出したという評価を受ける茂木担当相を安倍首相が内閣の主要補職に起用するという観測が高まっているということだ
(引用ここまで)

 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日の内閣改造・党役員人事で、岩屋毅防衛相を交代させ、後任に河野太郎外相を起用する方針を固めた。日韓両国の対立が安全保障分野に波及する中、外相を2年間務めた河野氏を横滑りさせることで、改めて日米韓3カ国の連携強化を模索する。世耕弘成経済産業相は交代し、参院幹事長に就く見通しだ。

 河野氏は2017年8月に外相へ就任。抜群の英語力と行動力で世界各国を飛び回り、ポンペオ米国務長官らと信頼関係を構築。元徴用工問題などをめぐり、韓国に一貫して毅然(きぜん)と対応しており、首相は河野氏を閣外に出せば韓国に誤ったメッセージを送りかねないと判断したとみられる。
(引用ここまで)


 安倍内閣の内閣改造が囁かれはじめてから、河野外相が外されるのではないかという話が先週くらいから出てますね。それを受けて韓国で「河野は外相を更迭」という記事がいくつか上がっていたのですよ。
 それ以前に立憲民主党の枝野代表から「韓国の顔に泥を塗ったから河野を辞任させるしかない」なんていう発言が出て唖然としたのですが。
 これらのことから、ふたつの意味で河野外相を外すわけが行かなくなったのですね。
 ひとつは枝野代表の言うことを聞き入れた、というように見えてしまうこと。
 そんなつもりがなくとも、外からはそう見えてしまう。

 そして「更迭だ」と騒いでいる韓国に誤ったメッセージを送ってしまうこと。
 どちらにせよ、退く姿勢を見せることはできなくなってしまったのですよ。
 河野外相を外したければ、騒ぎ立てることなくスルーしておくことが肝要だったのですが、たとえ安倍政権の意向として外すつもりがあったとしてもそうはできなくしてしまった。
 韓国が「更迭だ!」と吹き上がり、枝野代表が「辞任させるしかない」とか言ったからこそ、スライドで国防大臣にせざるを得なかった。
 これはこれでいいスライドだと思いますけどね。各国の2+2協議にもそのまま参加できるわけですし。
 実は外相って多忙な割にはやれることが少ないポストでもありますしね。
 できるようであれば、河野氏の防衛相就任のニュースに対する韓国人の反応でも見てみますか。
 内閣改造では個人的には有能さの塊である山下貴司法務相は手放したくなかった気がしますが、石破派じゃなぁ……。

韓国国防部長官「隣国と対立を助長し、利益を追求する動きがある」と日本を挑発……ムン・ジェイン政権の危うさを体現してるな……

韓国国防相「隣国との対立助長し利益追求」 日本向け警告メッセージか(聯合ニュース)
 韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官は5日、ソウル市内のホテルで開かれた多国間安全保障会議「ソウル安保対話」であいさつし、「自国の利益を優先的に追求するための競争がいつになく強まっている」として、「最近、朝鮮半島周辺では隣国との安保対立を助長し、自国の利益を追求しようとする懸念される動きまで表れている」と指摘した。

 「懸念される動き」について具体的には言及しなかったが、韓国に対する経済・外交・安保攻勢を強めている日本に向けたメッセージとの見方が出ている。
(引用ここまで)


 なんていうかねぇ……。
 チョン・ギョンドゥ国防部長官は以前にも「日本の海自による低空飛行が続くのであれば挑発と見なして自衛権的措置を行使する」と言ったことがありまして。
 外交関係者をびびらせたということがあります。
 要するにこの言葉は「海自の哨戒機が韓国海軍の艦船に近づいたら撃墜する」ということですから。
 びびったのは撃墜発言にではなく「こいつら、適切な外交用語すら使えてねえ」ということについてです。
 しかも、この発言はオフレコではなく記者会見で行われた正式な発言だったこともあって「こいつら本気でどうしょうもない連中なのでは?」という話が出たほどです。

 こういう言葉の軽さはムン・ジェイン政権の特徴と言っていいものといえます。
 イ・ナギョン首相も日本の輸出管理強化について「不測の事態につながる」って言葉を使ったことがありました。
 ムン・ジェイン本人も「なにがあってもすべての責任は日本政府にあることを警告する」なんて言葉を使ってましたね。
 韓国で最古の原発が閉炉される際のセレモニーで嬉々として「福島では1368人が原発事故で死んだ」とか言える人物ですから、本当に言葉が軽い。事実関係なんてどうでもいい。
 要するにムン・ジェイン政権は誰も彼も政治家ではなく、扇動屋であり活動家なのですよ。
 あえていえばキム・ドンヨンは企画財政部の官僚上がりだったので比較的現実が見えていたほうでしたね。

 何度か書いていることですが、韓国海軍との偶発的衝突は絵空事ではなくなりました。
 今後何年かで起きたとしてもなんの不思議もありません。
 本当に海保、海自の保安官、隊員には気をつけてもらいたいところですわ……。

まともに考察されている本ですよ。
日韓戦争を自衛隊はどう戦うか
兵藤ニ十八
徳間書店
2019/4/10

韓国、WTO・RCEPに続いてAPECでも「二国間協議をしろ!」と日本に強要 → 議長国「韓国の発言は残念だ」

韓国の日本批判を注意 APECで議長国チリ(産経新聞)
 韓国外務省の発表などによると、チリ南部のプエルトバラスで8月30日に開かれたAPEC高級実務者会合で、韓国外務省のユン・ガンヒョン経済外交調整官が、日本政府が、輸出管理で優遇措置を与える「ホワイト国」から韓国を除外した措置に言及した。

 ユン氏は「日本が歴史的な問題に起因して発生した政治的葛藤を解決するために、貿易規制措置を一方的に断行した」と主張し、「深い遺憾」を表明。日本の措置は「グローバルサプライチェーン(供給網)を毀損(きそん)する」と訴えた。

 これに対し、経済産業省の柏原恭子特別通商交渉官は「貿易管理の運用変更であり、手続きを踏めば輸出でき、グローバルサプライチェーンに悪影響は及ぼさない」「地域統合や貿易投資の自由化を議論するAPECとは無関係の問題で、韓国側の発言は遺憾だ」と反論した。

 交渉筋によると、この後、議長を務めたチリ外務省の多国間経済関係局長が「韓国の発言は残念だ」と述べ、「APECの場に2国間の問題を持ち込むべきでない」と注意した。
(引用ここまで)

 ……ああ、懲りないな。  7月末にあったWTO一般理事会でも「日本は韓国と二国間協議すべきだ」「二国間協議に反対する代表はいるのか」とか言っていましたね。
 世耕経産省から「韓国代表は『沈黙は賛成と見なす』とか権限を持たないのに決を採りだして、議長から打ち切られてました」ってリークされてましたね。
 まったく同じように8月頭のRCEPでも韓国代表が「輸出管理厳格かを取り下げろ」と言い出して、議長国のインドネシアから注意を受けた」とのリークをこれまた世耕経産相がしていました。

 で、今度は8月末のAPEC。
 二国間の話は二国間でやれってあれだけ言われているのに弁えない。
 まあ、実に韓国らしいお話といえます。
 しかも、内容もすべて「グローバルサプライチェーンを毀損する」というもの。一応、国際貿易について話しているという建前にはなっているのがまたなんとも。
 こうして他人に迷惑をかけてでも自分の言い分を浸透させていこうというのは日本海呼称問題でもまったく同じ構造ですね。
 そして、これが韓国国内では「日本にしっかりともの申してやったわ!」というニュースになっている不思議。
 ただ、今回はしっかりと反論し、かつ「これはAPEC(WTO、RCEP)の場で話すことではない」と日本側から提唱できているようなのでよしとしますかね。