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カテゴリ:日韓関係の記事一覧

韓国首相「GSOMIAとホワイトリストの両方を元に戻せばいいのでは」……いや、だからそれは等価じゃないって何度言えば分かるの、キミたちは……

韓国側が「GSOMIA」と「輸出優遇」セットで戻す提案(テレビ朝日)
 韓国を訪問していた日韓議連の河村幹事長が現地で韓国首相らと会談した際、GSOMIA(軍事情報包括保護協定)の破棄と日本側による輸出管理の優遇除外措置をセットで元に戻すことを提案されたことを明らかにしました。

 日韓議連・河村幹事長:「GSOMIAとホワイトリスト、セットで一緒に元へ戻すということはどうだろうかと」

 河村氏は2日、韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相と約2時間会談し、韓国側の提案に対して「スタートは元徴用工問題だから、これはこれで検討しなければならない」と応じました。これに対し、韓国側は「内々の協議をスタートさせている」と明かし、李首相はGSOMIAの期限が切れる11月までに解決策を見いだしたい考えを伝えたということです。
(引用ここまで)


 日本はホワイトリストから韓国を削除をした。
 韓国はGSOMIAを破棄した。
 じゃあ、双方がそれぞれを戻せば元通りじゃね。天才か!

 ……いやね。
 ホワイトリストからの削除と、GSOMIA破棄は等価じゃないんだよ。
 そもそも、これを認めたら日韓でなにか問題が出たら、その度にGSOMIA破棄して「問題解決」になるだろうが。日本が受け入れられるわけがない。
 韓国がホワイトリストへの復帰は輸出した物資がどうなったか、3年分のリストを提出するのが最初のハードル。
 で、それが適正だったら、ようやく復帰の準備が整うってところ。

 で、アメリカが怒ったのは通商問題と安保問題をリンクしたからってことを、いまだに理解していない。
 しかも、これを言ったのがイ・ナギョン首相。
 ムン・ジェインは東南アジア諸国に外遊中なので、実質的に大統領代行。
 暗澹としますわ。

 まあ……言ってみるだけ言ってみた、ってことなんでしょうが。
 あとこのセットで「スタートは元徴用工問題だから」って言っちゃう河村もダメ。
 あくまでもホワイトリストからの削除は韓国側の物資の取り扱いの問題。
 ただ、それはそれとして日韓間最大の問題は徴用工である、という話にしないと筋が通らない。

 なんでこんなていどのこと言わなくちゃいけないんだかな……。
 徴用工問題については常にボールは韓国側にあるのですよ。「1+1提案」なんて意味がありませんしね。

韓国「日韓の未来は10月の即位の礼、11月のGSOMIA終了期日にかかっている……それまでになんとかしなければ!」……いや、もう遅いってば

カテゴリ:日韓関係 コメント:(163)
10月の天皇即位・11月のGSOMIA終了…韓日対立局面の岐路に(ハンギョレ)
 一応の転換の契機になる時期としては、10月22日の天皇即位祝賀式典と11月23日の韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了が挙げられる。この時までに接点を見出せなければ、韓国最高裁(大法廷)判決後何も賠償を受け取れないまま待ち続けてきた強制動員被害者たちは、来年1~2月に差し押さえた日本企業の資産の“現金化”に乗り出すことになり、日本がこれに反発してさらに強力な報復処置に乗り出すものと予想される。

 キム・スクヒョン国家安保戦略研究院・対外戦略研究室長は「韓国がGSOMIAの終了を決定した後、日本は韓国が『安保上信頼できない国』であり、韓米日協力から離脱しているという主張をさらに強化するなど、対立状態が続くだろう」とし、「10月の天皇即位祝賀式典まで2カ月ほど、大統領府と日本の首相官邸との間の積極的な水面下の対話を通じて突破口を探す必要がある」と話した。韓国に対する経済報復措置を主導してきた日本の首相官邸と大統領府の対話で接点を探し、10月の天皇即位式を機に文在寅(ムン・ジェイン)大統領や李洛淵(イ・ナギョン)首相が日本を訪問し、関係回復のモメンタムを作らなければならないという提案だ。 (中略)

 大統領府が明らかにしたように、韓国政府は8月15日に特使を派遣するなど、日本側に引き続き対話を求めてきたが、日本は拒否している。このような状況で、韓日の水面下の外交とともに米国の役割が主要な変化要因だという指摘が出ている。米国がGSOMIA終了の措置に対する「懸念」を表明し続けることは、米国の北東アジア戦略の主要部分である韓米日軍事協力をそれだけ重視しているという反証でもある。米国が同盟関係の重要性を認識し、韓日関係の“修理”に乗り出すべきという声も米国内で出ている。

 韓日の対話が再開されれば、強制徴用解決策についての協議が中心になるものと見られる。日本は韓国政府が強制動員の問題をすべて引き受けて解決し、日本企業の資産の現金化を防ぐ方法を提案するなら対話ができるという立場が強硬だ。韓国は6月19日に提案した、韓日企業が拠出する基金を通じた解決策(1+1解決策)を基に日本と協議を通じて差を縮めながら、様々な要素を含めた新たな解決策として発展させていくことができるという立場だ。
(引用ここまで)


 10月22日の即位の礼正殿の儀に韓国の首脳級が出席し、首脳会談ができるのではないかという期待は以前からありました。
 でも、同様の期待はG20でもあったのですよね。
 G20に関しては日本からの期待もありました。韓国側が徴用工判決に対してなんらかの提案を持ってくるのではないか、ということで。
 ですが、そんな予兆はゼロ。
 手土産ゼロなら首脳会談などする必要がないということで、ムン・ジェインは握手の8秒以外、華麗にスルーされました。
 もともとイ・ナギョンが「今年はG20と即位の礼で少なくとも2回は首脳会談の機会があるはず」とか言っていたのですが。
 10月にそんな機会は本当にあるんでしょうかね?

 菅官房長官が言うように、そして河野外務大臣が言うように。
 日韓間の最大の懸案は日本企業に対して謂われのない損害を与えようとしている徴用工裁判の結果なのです。
 この判決についてなんらかの手土産を持ってこないことには、日本は対応のしようがない。
 しかも、その手土産は「1+1で財団を作るの提案」とかじゃどうしようもない。
 あと、ムン・ジェインが宣言していましたが「合意」でも意味がない。
 自ら「一度の反省や、一度の合意で解決したりはしない」って言っちゃいましたからね。いかなる合意も日韓間では結べなくなってしまったのですよ。
 それ以前に日韓間では「財団を作ってケア」もできなくなっていましたけどね。
 なんで自分の立っている断崖絶壁を自分で削っていくのかさっぱり意味不明。

 ごく最近、国立外交院長に就任した人物が「徴用工裁判をICJに持ちこむのはどうか」という話をしています。

韓国国立外交院長「徴用賠償問題、ICJ提訴が必要」(朝鮮日報)
 新任の金峻亨(キム・ジュンヒョン)国立外交院長(次官級)=写真=が27日、日帝強制徴用被害者賠償問題を国際司法裁判所(ICJ)に提訴する案を考え抜いてみるべきだと表明した。外交部(省に相当)所属機関の長がこれまでの韓国政府の方針とは異なる「ICJ提訴」という意見を持ち出したのだ。青瓦台(韓国大統領府)と外交部は「政府の基調が変わったわけではない」と一線を画した。

 金院長は27日、与党「共に民主党」の姜炳遠(カン・ビョンウォン)議員が主催する討論会向けの論文で「先制的なICJ提訴を深く考え抜いてみる必要がある」として「強制徴用はもちろん、慰安婦問題などと併せて国際世論戦を大々的に繰り広げなければならない」と表明した。続いて「日本は加害者で韓国は被害者だという点から、日本よりはるかに正当性は大きい」として「民間では過度の反日まではいかずとも心を一つにして克日し、政府は交渉を要求することで役割を分担すべき」と主張した。
(引用ここまで)

 8月15日のムン・ジェインの演説が日本に向けた対話シグナルであったとは毫ほども感じられませんでしたが、この話についてはちょっとだけ態度変更かなとも感じられます。
 大統領府も外交部も「政府の基調が変わったわけではない」としていますが、現状が続くよりはICJ提訴につきあってもらうほうがなんぼかマシ。

 というか、もうここまで来てしまった以上は韓国はICJに提訴して何年分かの時間的余裕を得る以外に手はないと思うのですけどね。
 で、事態が沈静化したころに韓国がICJで敗訴して「悔しいが国際秩序を守るためにはしかたがない」とかコメントして、政府が元徴用工とやらに支払いすればいいのですよ。
 それ以外の手段は日韓のどちらかが過分なダメージを負います。
 日本のICJ提訴でそれを受けるか、韓国側が自ら提訴していくしか解決手段はないですよ。ホント。

 あと11月のGSOMIAの終了期日云々については、それまでになんとかして日本が韓国をグループAに復帰させることができればGSOMIAに復帰できるという話なのでしょうが。
 3年分の行方不明になった物資の詳細を韓国が提出しなければ無理。
 それ以前に、外交カードとしてGSOMIAを破棄表明してしまった以上、もはや日米韓安保協力という器は壊れてしまったのですよ。
 いくら韓国が「GSOMIAに復帰します」って言ったところで、もう割れた器は元の器には戻らないのですよ。
 電気管理士が点けたり消したりしている電気のスイッチじゃあるまいし。
 復帰するにしてもしないにしても何年かあとになってから、韓国は「あそこでGSOMIA破棄なんて言わなければもうちょっとマシな未来が待っていただろうにね」って言われることになるのです。
 これについてはもう未来は確定済み。早いか遅いかだけの違いですよ。
 

外国人記者「韓国が『日本は歴史問題への理解が足りない』と言ってますが?」 → 河野外相「韓国が歴史を書き換えようとしても不可能であると知るべきだ」と超煽り発言

「歴史は書き換えられない」河野氏 元徴用工で韓国批判 協定順守要求(毎日新聞)
日外相「韓国が歴史書き換えることは不可能」暴言(ソウル新聞・朝鮮語)
 河野太郎外相は27日の記者会見で、1965年の日韓請求権協定に関し、「韓国が歴史を書き換えたいと考えているならば、そんなことはできないと知る必要がある」と韓国側を批判した。外国人記者からの「韓国政府が『日本は歴史問題への理解が足りない』と指摘していることにどう答えるか」との質問に答えた。質疑は英語で行われた。

 韓国国内では、1910年の日韓併合を中心とした戦前・戦中の日韓関係を巡り、日本国内の「歴史修正主義」が強まっているとの見方がある。当時の日韓関係を清算するための65年の協定についても、「軍事政権下で結ばれた」との不満が強い。その協定を取り上げて「歴史は書き換えられない」とした河野氏の発言は、韓国側の反発を招く可能性が高い。
(引用ここまで)

日本の河野太郎外相が27日の記者会見で、韓国に対して歴史を書き換えることができないと述べたと毎日新聞インターネット版で報道されている。

植民地侵奪の歴史がありながらも強制徴用損害賠償判決を無視するという批判を受ける日本政府の閣僚が韓国に向かって暴言をしたものである。

河野外相はこの日の記者会見で、外国人記者から「韓国政府の『日本は歴史問題に理解不足である』との指摘についてどう思うか」という質問を受け、「韓国が歴史を書き換えたいと思うのであれば、そんなことは不可能だということを知る必要がある」とし「韓日間の最も重要な問題は、65年の協定に関するもの」と述べた。

河野外相の発言は、強制徴用賠償問題が1965年の韓日請求権協定を通じて解決済みという日本政府の認識から出たものである。安倍政権以降、日本では植民地支配と戦争責任など、過去の過ちを認めず、むしろ過去の歴史を歪曲しようとする歴史修正主義の動きが強まっている。
(引用ここまで)


 河野外相の記者会見ですが、外務相のYouTubeチャンネルに上がっているので見てみましょう。


 13分30秒くらいから。
 外国人記者が「韓国側から『日本の歴史認識がなっていないからGSOMIA等の問題が起こるのだ』という批難がありますが、どう答えますか?」という質問。
 で、それに対して「日韓において最大の問題は1965年の(請求権)協定に関するものですが、彼らが歴史を書き換えようとするのであれば、それは実現できないことを知るべきである」と斬って捨ててます。
 現在の日本政府による韓国政府への対応すべてがここにあると思われますね。

 韓国側はいまだに前世紀の遺物である「お気持ち対応」を求めている。
 「日本は植民地支配に謝罪しろ」云々というヤツですね。そこからすべてがスタートして、韓国の言うことすべてに日本は従わなければならない。
 韓国の国家的自尊心を損なうような半導体材料輸出管理強化や、ホワイト国リストからの除外などはとんでもない所業で、歴史を知るのであればこんなことをできるはずがないのだ……というような認識。

 ですが、日本政府としては日韓基本条約の遵守を求めるしかない。
 日本と韓国の関係というのは1965年の条約発効以降からしか生じていないわけですからね。
 河野大臣が遅まきながらも「日韓基本条約を遵守しないのであれば戦後秩序への挑戦である」とも言いはじめている以上、このラインだけは絶対死守すべきものとなっているのです。
 韓国が日韓基本条約、請求権協定を守らないというのであれば、それは歴史修正主義の物言いであり、実現しないしさせない。
 いまの韓国の話を受け入れるということは、日本の植民地支配が違法であったという徴用工裁判の判決への追認であり、2000万人規模で賠償を認めるということにつながりますからね。
 韓国側がなにを言おうと譲るわけがない。ポンペオ国務長官に確認をとったのと同じことですし。
 質問側の仕込みを疑うほどのいいタイミングでのいい質問ですわ。結果的に、ですけどね。

 韓国側ではかなり大きく扱われてて、このエントリを書く直前までコメントは900ていどだったものがいまリロードしてみたら1200個を超えてましたわ。
 韓国人にとっては逆鱗にも近い話であるということなんでしょうけども。
 まあ、こっちだって譲るわけにもいかんですしね。まあ、こういう話ができるようになったのだなぁ……とは感じますわ。まさに隔世の感。

仕込み記者会見といえばワートリ10巻を思い出します。
ワールドトリガー 10 (ジャンプコミックスDIGITAL)
葦原大介
集英社
2015/3/4

韓国首相「GSOMIA破棄したけど、日本が輸出規制を撤回すれば考え直してやらんこともない」と発言……点けたり消したりとかできないから、それ……

カテゴリ:日韓関係 コメント:(207)
日本の不当な措置 撤回なら軍事協定終了決定見直し=韓国首相(聯合ニュース)
韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は26日、国会予算決算特別委員会で、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の終了を決めたことについて、「終了決定が効力を発揮するのは11月23日」とした上で、「(対韓輸出規制など)日本の不当な措置が元に戻れば、わが政府もGSOMIAを再検討する方式が望ましい」との認識を示した。
(引用ここまで)


 ……おまえはなにを言っているんだ(画像略)。
 再検討とかないから。
 破棄されたものはされっぱなし。
 ちょうどひとつ前のエントリで「簡単に締結したり破棄したりができるような代物だと考えていた節がある」と書きましたが、その傍証が出てきてしまいましたわ。
 しかも首相という序列ナンバー2の口から。

 韓国の言うところの「GSOMIA破棄」が異様に軽いものだったのですが、その理由が分かってもらえたのではないでしょうか。
 っていうか、日本もこんな交換条件受け入れるわけがない。
 これから先、韓国が気に入らない話があったら、全部「じゃあ、GSOMIA破棄な」で通ることになってしまうのですよ。
 そんなもの通すわけがない。
 だからこそ、アメリカも韓国の決定に対してだけ「失望した」と言い続けているのです。

 いくら韓国側にまともな外交カードがないっていったって、GSOMIA破棄は筋が悪すぎる。
 それも事前にアメリカから「破棄するな」と重ねて言われていて、かつ専門家からも「これやったら米軍撤退の目まである」って言われていたのにやっちゃった。
 壊しちゃった容れ物は、もう元には戻らないのですよ 

韓国政府「GSOMIAがなくなっても南北の軍事的緊張は低いのでなにも問題ない」「8月15日のムン・ジェイン大統領の言葉にも日本は動きを見せなかった。だから破棄した」……おまえはなにを言っているんだ

カテゴリ:日韓関係 コメント:(342)
[一問一答]大統領府「GSOMIA破棄、原則通り決定」(アジア経済・朝鮮語)
-GSOMIA終了によって、安保状況には懸念がまったくないと考えているのか。

▲破棄というよりも終了だ。我々は延長をしないということだ。GSOMIA21条3項に従ったものだ。いわゆる行動要領で私たちは、協定に合わせたものであり、外交ラインを通じて日本側に私たちの決定事項を正式通知する。終了であって破棄ではない。破棄は、まるで私たちが何か間違いでも犯したかのようだ。終了であるということを明確にしておきたい。

安保において「まったく」と表現したが、安保上の不確実性の面で「まったく」という用語は、適切ではない。しかし、現政権になってからというもの国防予算の増加、韓米間の協力と周辺国との協力は、あらゆる以前の政権よりも立派だと思う。さらに現在、南北間の軍事合意書による軍事的緊張は非常低くなっている状況である。北米間の対話局面を模索する状況であり、状況の進展に合わせて評価するなら安保状況に我々はあると考えている。

-祝辞に対して日本の反応がないとしたが、日本の反応がなかったというのは光復節祝辞のことか。

▲大韓民国大統領が8月15日非常に意味のある慶祝辞をしており、非常に意味のあるシグナルを送ったと思う。しかし、公開的な日本の要人の発言と外交部を通じta日本側の反応は実質的になにもなかったといえる。

-昨日、今日を起点として判断したのか。

▲昨日、今日に判断したものではない。昨年からこの問題を解決するために取った複数の外交措置と米国との関係にもかかわらず、日本の反応は変化がないということだ。そして大統領演説を含めて、これだけ見てそう(判断)したものではない。
(引用ここまで)


 GSOMIA破棄に対してキム・ユグン国家安保室第1次長が会見を行いました。
 でもって、GSOMIA破棄の理由は「8月15日に大統領談話で秋波を送ったにも関わらず、日本の態度が変わらなかった」ことを挙げています。
 ……おまえはなにを言っているんだ。

 8月15日の演説って「対話と協力の道へ向かうなら喜んで手を結ぶ」って言ったあれ?
 あれで日本にどうしろと。
 読売新聞も社説で「具体性がない」と言っていたように、そんなことを言われてもどうにも動きようがない代物。
 あれで「日本が動かなかったからGSOMIA破棄」とか言われても。

 で、さらに「GSOMIAが終了されても、南北の軍事的緊張は低くなっているので問題ない」って話なのですが。
 ……おまえはなにを(略)
 北朝鮮は件の光復節演説の翌日に韓国全土を射程に収めるミサイルを発射してきただろうに。
 それともなにかい、あれは「2045年に南北統一を遂げる」っていうムン・ジェインの言葉に対する祝砲だとでもいうのかね。

 本当に現実認識ができてない政権なんだな……。
 昼のワイドショーで武藤正敏氏から「韓国の人は感情が高ぶったときになにをするか分からないので破棄する可能性はあると思います」との発言があったとのこと。
 またまた大正解でしたね。

速報:韓国政府、日韓GSOMIAの破棄を宣言……え、なに考えてんの?

日本との軍事情報協定を破棄 韓国が決定=「優遇国」除外のため(聯合ニュース)
韓国青瓦台(大統領府)は22日、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を更新しないことを決めたと発表した。協定の更新期限は今月24日で、どちらかが破棄を通告しない限り1年間自動延長されることになっていた。

青瓦台の金有根(キム・ユグン)国家安保室第1次長はこの日の会見で、「GSOMIAを終了することを決めた。協定の根拠に基づき、延長通知期限内に外交ルートを通じ、日本政府にこれを通知する」と述べた。

 その理由として「日本政府が2日に明確な根拠を示さず、韓日間の信頼喪失で安全保障上の問題が発生したとの理由から『ホワイト国(優遇対象国)』から韓国を除外し、両国間の安全保障協力の環境に重大な変化をもたらしたとみなした」と説明。こうした状況で安全保障上の敏感な軍事情報交流を目的に締結した協定を維持することは韓国の国益に合致しないと判断したと述べた。
(引用ここまで)


 韓国大統領府で国家安全保障会議が今日の15時から開催されていまして。
 順調にいけば17時過ぎにはGSOMIA延長の発表があるかなーと待ち構えていたのですが。
 いつまで経っても発表されないので「会議が紛糾してるのかなぁ」くらいに思っていたのですよ。
 でもまあ、どう考えても常識的には延長を選ぶしかない。というか、100回会議をやったってここは延長以外の手はないのです。
 「まあ、発表が明日になるとかはあっても不思議じゃないか」と思ってちょっと目を離したらこれ。

 ……いやぁ。
 なんと言えばいいか。
 バカなの?
 誰も得をしない。あえて言えば韓国の極左くらいしか喜ばない。
 北朝鮮がGSOMIA破棄するように言っていたのでそれに従ったのか。
 いくら考えても理由が分からないレベルの所業です。

 まあ、日本政府としては「ね、韓国政府のやることはまともじゃないでしょ?」と周囲に言うことができる傍証を手に入れることができたので、そういう面では得をしたとも……いえるかなぁ。
 ただ、日本は中期的に「朝鮮半島を相手にする」ことを覚悟させられる事態になったとはきっぱり言えます。
 ……斜め上だよ、韓国は。

文在寅という災厄
武藤正敏
悟空出版
2019/07/26

河野外相、韓国の報道陣に「そのカメラはキヤノン? こっちはニコン」と笑いながら煽りを入れた模様

カメラのブランドで自尊心に触れた河野外相……不買運動を狙い撃ち?(チャンネルA・朝鮮語)
先に到着して、日本の取材陣との対話を交わした河野太郎外相が突然、日韓両国の取材陣が持っているカメラのブランドを確認してきた。

河野太郎/日本外相「キヤノン? このカメラはニコン? キヤノンが二人ですね」

韓国で吹き荒れている日本製品不買運動を念頭に置いて、日本産のカメラの優位性を強調したものと解釈されます。
(引用ここまで)

 河野外相が昨日の日韓外相会談前に、記者に対して「そのカメラはキヤノン? ニコン?」と確認したとのこと。


 25秒くらいから。
 見てもらえれば分かるように河野外相はカメラのブランドの確認しかしていないのですよ。日韓外相会談の会場前に着いた時の雑談ていどのものですかね。

 「それはなに? キヤノン。それはニコン。キヤノンがふたりだね」

 って言っているだけ。
 まあ、もちろん韓国の報道陣に対して煽るつもりもあったでしょうけども。
 でも、これが韓国では単体のニュースになってしまう。

 韓国人は「不買運動をしているのに日本製品使ってるの? 滑稽だねぇ」と言われていると受け取らざるを得ない。
 そして自分たちのやっていることの矛盾を突かれたからこそ、こうして反応せざるを得ないのですよ。

 「NO JAPANじゃない、NO安倍だ!」って叫んでいるのにやっているのは日本製品不買運動。
 不買運動でユニクロや日本旅行をボイコットしているけど、苦しんでいるのは韓国人社員。
 で、日本製品不買運動をやっているのに、報道陣はカメラはキヤノンやニコンを使い、楽器はヤマハ。
 公営放送のニュースキャスターは「このボールペンは国産品です」って言うけども、それを写しているのは日本製の業務用カメラ。

 サムスンのデジカメプロモーションのように日本製のカメラを捨てさせればいいのにね?
 もっとも、サムスン電子もデジカメ事業から2015年で撤退しているので日本製品を使うしかないのですけど。
 プロモーションに参加した人は大喜びでサムスン製のカメラ本体とレンズを受け取っていましたが、もうそのレンズは使えません。捨てたキヤノンやニコンのレンズは本体を入れ替えれば使えたのにな(笑)。

【追記】
 河野外相本人は「そもそも韓国語できないから」とTwitterで言っています。

 韓国語できなくても「キヤノン」「ニコン」が韓国人に通用しないわけじゃないよなぁ。
 そりゃま、「ええ、軽く煽ってやりました」とは言わないでしょ。

ドキュメンタリーとして最高に面白かった。前半はXEROX対キヤノンの知財紛争。後半は特許戦術。
キヤノン特許部隊 (光文社新書)
丸島 儀一
光文社
2002/2/20

韓国大統領府、GSOMIAの延長の可否について今日にも発表へ。どうやら「延長」するものの形骸化させる模様

康京和-河野両氏「GSOMIA談判」、立場の違い再確認…河野氏「話し合い進めていく」(中央日報) 青瓦台きょうGSOMIA延長決定へ(朝鮮日報)
韓日間の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)延長是非の決定を3日後に控え、両国の外交トップが会ったが、日本の輸出規制措置および強制徴用問題に関連し、立場の違いを再確認した。韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は21日午後、中国北京近郊の古北水鎮で河野太郎外相と会談し「日本が韓国をホワイト国(安保友好国)から除外した措置を直ちに撤回するよう強力に促す」と明らかにした。今回の会談は韓日中外相会議を契機に実現し、午後2時(現地時間)から35分間行われた。

康長官は「問題解決のために両国の輸出規制当局間の対話が早期に行われる必要がある」とし「日本外交当局が可能な努力を傾けてほしい」とも強調した。会談中、GSOMIAに関連した議論もあったと外交部当局者は伝えた。河野外相が先に提起し、康長官は「検討中」という原則的な立場で対応したという。
(引用ここまで)

 青瓦台は22日に鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安全保障室長の主宰で国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の延長を決定することが分かった。政府関係者が21日、「NSCでGSOMIAを自動延長する方向で結論を下す可能性が高い」と語った。別の関係者も「GSOMIAを維持する必要性がある」と述べた。ただし、青瓦台は今回、GSOMIAの延長は決定するが、両国間での情報交流は当分の間制限する「条件付き延長」で日本に圧力を加える可能性もあることが分かった。
(引用ここまで)


 GSOMIAについて韓国側は散々、外交カードとして使ってきましたが最終的には延長で決定とのこと。
 昨日の日韓外相会談でも河野外相からGSOMIAについて話題に出したとのことですが、カン・ギョンファ外交部長官からは「検討中」で終了。
 「延長」と言っても先日にあったように、実質的な情報のやりとりは行わないというものにする意向もあるようです。
 「それが日本への圧力になる」とのことですが……なるかなぁ?
 日韓のGSOMIAが韓国にだけ圧倒的な恩恵があるとも思えませんが、さりとて日本に対しての圧力になるほどの利益が日本にあるとも思えません。
 まあ、50:50ではなく、60:40で韓国に有利くらいのものじゃないでしょうかね。

 韓国にとって利益になるはずのGSOMIAについて、なんでここまで破棄云々にこだわるかというと、パク・クネ政権時代に結ばれた協定であるということが最大要因だったりします。
 それでなくても韓国の政権交代は易姓革命としての側面が大きく、前政権の所業を否定することが役割のひとつとなっています。
 さらにムン・ジェイン政権が生まれた理由そのものが、パク・クネ政権のやってきたことをすべて否定することでもありますね。韓国国民がそれを求めている、ということでもあります。
 その結果、「積弊清算」として前政権で働いていた官僚は50人以上収監、パク・クネも収監。慰安婦合意の破棄もその一環として行われています。
 GSOMIAの扱いも同様である、と考えると分かりやすいのではないでしょうか。

 もっと現実的にいえば日本の通商圧力に対して使える外交カードがなにもないから、やけくそになっているという面もあるでしょうけどね。
 ま、最後の最後に自制が働いて延長、ということになるようです。
 とりあえずは形骸化しておいたとしても、いざというときに使えるようにしておくというのはありではないでしょうかね。