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カテゴリ:日韓関係の記事一覧

韓国メディア「ムン・ジェインの書簡は「日王」ではなく「天皇」と表記した。これは日韓関係改善を模索しているのでは」……いいから……そういうの

カテゴリ:日韓関係 コメント:(122)
文大統領が書簡で「日王」ではなく「天皇」表記、韓日関係改善を模索か(朝鮮日報)
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が30日、退位する日本の明仁天皇(原文は日王)に書簡を送り、韓日関係に寄与したことに謝意を表明した。韓国外交部(省に相当)が明らかにした。外交部はこの日の会見で、天皇を表す言葉として韓国で通常使われる「日王」ではなく「天皇」という呼称を用いた上、書簡でも文大統領が「天皇」と記したと説明した。文大統領が德仁皇太子の天皇即位を機に、歴史問題をはじめ国防・経済など全方面で悪化している韓日関係の改善を模索しているのではないかとの観測も出ている。 (中略)

 明仁天皇が日本で国民的な尊敬を集めており、在位中に戦争犯罪への反省を数度にわたり表明したという点を考慮したとしても、文大統領が「天皇」という呼称を書簡の中で用いたことは、外交的「儀典」にとどまらず、韓日関係改善を模索しようという意志を表したものと受け取れる。 (中略)

 韓国大統領府(青瓦台)は、積極的な「日本へのラブコール」ではないとの立場だ。青瓦台の関係者は「新たな天皇への交代に合わせた外交的行為」だとして「他に政治的意図はない」と説明した。天皇に書簡を送ったことを青瓦台ではなく外交部が公表したのも、青瓦台が日本との関係改善に積極的ではないためだとみられる。元外交部次官は「青瓦台が書簡について発表する方がずっと自然なのに、外交部に発表させたのは、日本とはまだ距離を置きたいという意向の表れ」と指摘した。
(引用ここまで)

 なんだろ……すごいどうでもいい感。
 そもそも、マスコミが「日王」という名称を使っていることをおかしいともなんとも思っていない時点で不快なのですよね。
 一段下に見ている呼称を普通に戻したことが「改善を模索」としている状態がおかしい。
 「天皇」という呼称を使うことが普通なのであって、それをわざわざ外交部が「天皇という呼称を使いました」とか発表している時点でおかしい。
 まあ、それほどに韓国においては「日王」という書きかたが普通になっているということなのでしょうけどね。

 ちなみに韓国が「日王」という表記を使い始めたのは1989年前後からであることが分かっています。
 それ以前は天皇表記だったのですね。
 で、そのうちにずーっと日王表記をしているつもりになって、「日帝時代に『発旺山』という表記になったのは日王を讃えるためである」とかいうバカなことを言い出す連中まで出てきたと。

 まあ……こんなもので日韓関係がどうにかなるんだったら、とうの昔に関係改善できてますわ。
 日韓関係は根本的な、もっと根深いところでの離間だからこそ問題になっているのであって。
 日王表記をやめたところでどうにかなるような話じゃないんだよな、すでに。

韓国メディア「明仁天皇は韓国に特別な感情を抱いていた! 絶対にそう!!」……ちゃんと足跡を辿ればそんな話にはならないのが分かるだろうに……

太平洋戦争の被害国めぐり「謝罪」した明仁天皇、訪韓は宿題のまま(朝鮮日報)
【社説】令和時代の幕開け、韓国は韓日関係リセットの転機に(中央日報)
 昨年8月、東京都内の日本武道館で行われた全国戦没者追悼式。安倍晋三首相は「明日を生きる世代のために、国の未来を切り拓いていく」と強調した。周辺国が受けた被害に対する謝罪はなかった。だが、続いて登場した明仁(平成)天皇は違った。「過去を顧み、深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願う」と述べた。安倍首相は2012年に再び政権をとってから6年にわたり戦争責任に言及していないが、明仁天皇は4年連続で「深い反省」に言及した。

 1989年に55歳で即位した明仁天皇は、安倍内閣をはじめとする政界が「強大国・日本」の旗印の下に右傾化する中、周辺国に配慮する役割を果たしてきた。 (中略)

 明仁天皇は在任中、韓国との距離を縮めようと努力したとも評価されている。サッカーの韓日ワールドカップ共催決定で両国関係がピークだった2001年12月。明仁天皇は68歳の誕生日の記者会見で、「桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると、続日本紀に記されていることに、韓国とのゆかりを感じている」と驚きの発言をした。

 この発言は、韓国を訪問したいという意味だと解釈された。事実、当時は1998年の金大中(キム・デジュン)大統領と小渕恵三首相による韓日共同宣言後で、天皇訪韓を水面下で進めている時期だった。明仁天皇は2017年には高句麗とゆかりのある埼玉県の高麗(こま)神社を参拝した。

 明仁天皇はその後も引き続き韓国との関係に力を入れてきた。サイパン訪問時には韓国人慰霊塔に献花し、JR新大久保駅の線路に落ちた日本人を助けようとして命を落とした韓国人留学生・李秀賢(イ・スヒョン)さんを追悼する映画の試写会にも姿を見せた。明仁天皇はおそらく、自身の最後の任務として訪韓を念頭に置いていたかもしれないという見方が東京では絶えない。
(引用ここまで)

 平成が終わり、令和がはじまることで韓国から「日本になんらかの変化が訪れるのではないか」というようなコラム、社説が散見されます。
 そんな中で「明仁天皇は韓国に特別な気持ちを抱いていた」なんていう話も韓国では出ています。
 違うんだよなぁ……。
 陛下は日本の臣民であったところや激戦地であったところは遍く向かいたいと思われていた節があるのです。
 パラオのペリュリュー島訪問、サイパン訪問もその一環でしょう。
 そういった陛下の足跡をちゃんと見ていれば「韓国を特別なもの」としているかどうか、すぐ分かると思うのですが。
 まあ、韓国関連の発言等があったときしか見てないから分からないか……。

 事情が許せば韓国にも台湾にも訪問したかったと思いますよ。
 どちらも政治的な問題でできませんでしたけどね。
 台湾については与那国島を訪問された際に、日本の最西端の地を訪れてはるかな西をご覧になっていたという話がそれを証明していると思います。
 韓国については記事にもあるワールドカップ関連でゆかりを感じるという発言がありましたが、それに対して韓国が異常なくらいに興奮したなんてこともありましたっけね。
 あれは見ていて気味が悪かったのをよく覚えています。

 2012年のイ・ミョンバクの天皇謝罪要求発言の際に宮内庁関係者から「これで訪韓は100年遠のいた」という発言がありましたが、その通りでしょうね。
 ムン・ヒサンの度重なる謝罪要求発言で決定的になりましたわ。
 完全に天皇というものを政治利用する気満々の発言ですからね。
 そういった発言をしてしまった以上、日本政府はどんなことがあろうとも陛下を韓国に向かわせることができなくなったのですよ。
 以前にイ・ナギョン首相がブラジルで徳仁親王殿下に「ソウルでも東京でもお会いしたい」と下心満々で近づいてきた時にも書いたことですが。
 それが日本のためでもあるし、陛下のためでもある。そして、なにより韓国のためでもあるのですよ。

 ちなみにこのブラジルでのイ・ナギョン首相と皇太子殿下の会話は去年開催された水フォーラムの場でのもの。
 皇太子殿下は東日本大震災後を除いて水フォーラムに欠かさず参加されいたのですが、2015年の水フォーラムは欠席されています
 韓国で開催されたことと無関係であるとはとても思えませんね。
 まあ、あんなオチがあった場所に行かずに済んだのは僥倖というべきでしょうけども。

韓国人「釜山の労働者像をどこに置くか議論で決めよう」→わかる 会議の参加人数は100人だ → ……ええ?

労働者像の設置場所決める円卓会議開かれず 韓国・釜山(聯合ニュース)
韓国・釜山市の日本総領事館前に市民団体が強制徴用労働者を象徴する「労働者像」の設置を目指している問題で、像の設置場所を決める市民ら100人による円卓会議の推進代表団は29日、前日に予定されていた会議が取り消しになったと明らかにした。

 市議会で開かれる予定だった会議では像の設置場所を決める計画だったが、推進代表団内で100人のメンバー構成を巡り意見が分かれ、会議自体が開かれなかったようだ。 (中略)

 推進代表団は市議会のホームページなどに市民が寄せた労働者像の設置場所の候補地についての議論を経て、最終的な設置場所を決める方針だ。候補地としては日本総領事館近くの公園や国立日帝強制動員歴史館、釜山市民公園、釜山駅広場などが挙がっている。
(引用ここまで)

 釜山市が「強制徴用者労働者像」を撤去して、市民団体が釜山市役所に乱入して抗議、その後に撤去について釜山市長が土下座する勢いで謝罪したという経緯のあと、「市や区、団体を含めて設置する場所について決めよう」という話になっていたのですね。
 会議は28日に開催される予定だったのですが、開催自体が取りやめになりました。
 その原因が「会議に参加する100人の選定時点でもめて決まらなかったから」だそうで……。

 ……議論に100人参加とかバカじゃねえの。
 ……おっと、本音が。
 そんなの、まとまるまとまらない以前に参加する人数の割合をどうするかで紛糾するに決まってるだろうに。
 逆にそういった紛糾を狙っているなら有能。そういう外交手段はあり。
 紛糾させて設置場所の棚上げを狙うというのであれば、それを提案した人間はちょっと注目に値するかも知れない。

 ま、詳細が分からないのでただの内紛だとは思うのですけどね。
 なにしろ3人いれば派閥ができるといわれている韓国人社会ですから、100人いたらどうなることやら。
 それも共通の目標があるとかいうわけでもなく、自分たちの目指す場所にどれだけ引っ張れるかを議論するわけですから。
 ……無理だわ。
 最終的には韓国の国会と同じ紛争が生まれるだけ。
 まあ、会議が開かれなかったことこそが僥倖だと思うべきじゃないですかね。

 記事によると明日の1日まで協議を続けるとのことですが……まあ、決まらないだろうなぁ。

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2012/11/26

韓国、G20での日韓首脳会談を申し入れるものの、日本側は拒否……「事態打開」などさせない模様

カテゴリ:日韓関係 コメント:(133)
韓国が6月の首脳会談を打診 譲歩なしと日本側は否定的(共同通信)
「韓国政府、大阪G20での韓日首脳会談を提案」(中央日報)
 韓国政府が、6月に大阪で開く20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせ、安倍晋三首相と文在寅大統領による首脳会談の開催を日本政府に打診していたことが分かった。韓国側は今月、「関係改善のきっかけになる」と会談の意義を指摘。日本側は回答を留保したものの、元徴用工訴訟問題などを巡り韓国側に歩み寄りが見られないとして否定的だ。日本政府関係者が26日、明らかにした。
(引用ここまで)
こうした報道に対し、韓国外交部の関係者は「あらゆることを念頭に置いて行動している。首脳が会うのは外交的によいことだ」としながらも「(韓日)首脳会談を話すには(時期が)あまりにも早すぎる」と述べた。

共同通信は、金容吉局長が状況打開のため秋葉剛男外務事務次官の訪韓も提案したのに対し日本側が事実上拒否した、と報じた。
(引用ここまで)

 韓国側から日韓首脳会談の申し入れがあったものの、日本側は拒絶する方向。
 今月半ばの時点ですでに日本側からは「日韓首脳会談は見送りを検討」という記事が出ていました。
 ま、実際のところはこうしてリーク記事が出る時点であるていど決定されているのでしょうけどね。
 たとえば釜山の日本総領事館に慰安婦像が置かれた際の対抗措置についても実施は年明けでしたが、それ以前から話は出ていました。
 あるていどの方針は決まっていて、リークすることで世の中の反応を見定めていたという部分もあるのかな。

 韓国側では6月のG20、10月の即位礼で2回の訪日機会があり、首脳会談もできるはずという目論見だったようですね。
 以前からムン・ジェインは首脳会談によるトップダウンを信奉しているという話がありましたから、日韓関係でもそれを狙っている部分があったのでしょうが。
 まあ、そんな韓国側の意向につきあってあげる必要はないわけで。
 徴用工裁判についてまともな回答を持ってこないのであれば「首脳会談を行った」という実績を積ませることすら拒否したい、というところまできているということか……。

 もうひとつ、中央日報の記事には「事態打開のために秋葉外務事務次官の訪韓を希望したが、それも拒否」とありますが、これもなかなかすごい話。それが書いてある記事が見つからなかったのですけどね。
 確かに半ばの記事で「訪韓を希望している」という記事はピックアップしています。
 これが本当だとすると、日本側は「日韓関係が悪化している現状の事態を打開」するつもりなんてないってことですよ。
 ただただ「回答を持ってこい」というだけなのですね。

言論NPO「助けて、日韓対話をやろうとしたのに寄付金が集まらないの!」

カテゴリ:日韓関係 コメント:(183)
「日韓未来対話」開催微妙に=関係悪化で寄付集まらず(時事通信)
 日本の民間団体「言論NPO」関係者は26日、東京都内で6月に予定している有識者らによる討論会「第7回日韓未来対話」について、悪化する日韓関係の影響で企業などから寄付金が集まらず、開催が危ぶまれる状況になっていることを明らかにした。その上で、緊急の寄付を呼び掛けた。
(引用ここまで)

 言論NPOは独自に日韓で世論調査などを行っている民間団体ですね。
 で、「日韓未来対話」という一種のディベートのようなものを開催してきたのですが、今回はそのための寄付が集まらないと。
 いまの日韓関係を象徴しているような出来事ですね。
 もはや「韓国を知ろう」というフェーズを超えてしまって、直接に関わり合いを持つことを避けるようになっている。
 「日韓間で対話を行う」というイベントに嫌悪……というと言いすぎかもしれませんが、忌避感を持っているのは間違いないでしょう。

 ゴールデンウィークでの海外旅行先は韓国がトップになっている、とかで喜んでいる報道がありましたが。
 正直、観光なんかで行ったところで現地の人との触れあいなんかはほぼゼロ。
 こういった討論なんかのほうがよほど濃い交流ができると思いますが……日本人はそれを望んでいないんだな、もはや。
 ちなみに言論NPOのウェブサイトには寄付のお願いがあるのですが、リンクしませーん。
 「開催まで2カ月を切りましたが、今日現在、寄付金がほとんど集まらず、対話の開催自体が危ぶまれています」だそうです。
 まあ……日本人の本音、でしょうね。

徴用工裁判:三菱重工を訴えた代理人「資産の差し押さえを停止してもいい」……とは言うものの手詰まりでなにもできないのが本音

カテゴリ:日韓関係 コメント:(115)
元徴用工側「日韓協議再開なら…差し押さえ停止」(読売新聞)
 韓国大法院(最高裁)が三菱重工業に元徴用工らへの賠償を命じた訴訟で、原告代理人の弁護士は22日、東京都内で記者会見し、「日韓両政府が(日韓請求権協定に基づく)協議開始を宣言すれば、資産差し押さえの強制執行を停止する」と話した。
(引用ここまで)

 おや、三菱重工の特許、商標を差し押さえた原告代理人が「日韓が協議をはじめるのであれば、差し押さえはしない」とか言い出しました。
 記事に詳細は書かれていないのですが、どうやら去年の11月に大法院判決が確定した分の原告団のようですね。
 ちなみに三菱重工は韓国から撤退している状況で、差し押さえるべき財産が特許とか商標くらいしかなかったとのこと。
 特許の現金化ってどうするんでしょうかねぇ……。そんな曰く付きの特許とか欲しがるところがあるんでしょうか。そもそもの話として。
 日本製鉄(旧新日鐵住金)を訴えた代理人も「状況を慎重に見極める」だのなんだの言い続けて、威勢のよかった大法院判決後とは打って変わってうだうだとしています。

 そりゃあ誰も「日韓関係崩壊スイッチ」を先んじて押したくはないってことです。
 日本政府は「日本企業に実際の損害が出たら行動に出る」と何度も警告していますし、対抗措置に出てくることは間違いない。
 原告側はそうなる前になんとか日本製鉄や三菱重工から直接、賠償を得たかったのでしょうけどね。
 ちょっとびっくりするくらいにびくともしませんでした。日本製鉄は原告側弁護人が何度アポなしでこようとも、文字通りの門前払い
 ここまで頑なに日本企業側が抵抗するとは思っていなかったのでしょうね。
 新日鐵や三菱重工も政府側と打ち合わせをしっかりとしているのでしょう。

 それ以前に韓国政府がいわゆる2+1方式(韓国政府、韓国企業+日本企業)で財団方式を取るのではないかとも思っていたのですが、ムン・ジェインはどうやら完全拒絶しているとの話。
 この辺も原告側にしてみたら誤算だったのでしょうね。
 でもほら、ムン・ジェインも言っているじゃないですか。いっぺんやってみたらいいって。で、間違っていることが分かったらまたやり直せばいいらしいですから。
 ちらっと現金化してみるのがよいんじゃないですか?
 そもそも韓国政府は協議に応じようともしていませんしね。
 

外交青書「韓国のやりかたがひどいので『日韓関係は未来志向』って記述、削除しますね~」

カテゴリ:日韓関係 コメント:(118)
【コラム】文在寅政権発の韓日関係破綻の恐怖(中央日報)
日韓の「未来志向」削除 平成31年版外交青書、北朝鮮への表現抑制(産経新聞)
文在寅(ムン・ジェイン)政権が慰安婦合意を無力化し、強制徴用者に対する日本企業の賠償責任を認める最高裁の判決が出てから、韓日関係は悪化の一途だ。日本は「日韓協定に基づく国家間の約束を破った」と主張している。加害者である日本が被害者になるというあきれる状況を韓国が自ら招いた。通貨危機当時のように日本が韓国に致命傷を負わせる可能性を懸念する人が多い。日本はすでに慰安婦少女像設置を問題にして韓日通貨スワップ交渉を中断している状態だ。

申ガク秀(シン・ガクス)元駐日大使は両国経済を「世界バリューチェーンと部品サプライチェーンで相互依存的な関係」と説明する。許昌秀(ホ・チャンス)全国経済人連合会(全経連)会長は「韓日関係が良い時、韓国の経済は良かった」と言う。最近は何かおかしい。朴チョル熙(パク・チョルヒ)ソウル大教授は「韓国に来る投資が中国や台湾に向かう事例が生じている」と話した。 (中略)

この政府はなぜ両国関係の破綻を放置するのだろうか。国内政治を狙った過剰民族主義、反日情緒が問題だ。いくら憎くて気に入らなくても、日本とうまく付き合ってこそ安倍首相を通じてトランプ大統領の米国に韓国を認めさせることができる。経済と安全保障のリスクも解消し、対北朝鮮政策での役割も確保される。今の状況は非常に危険だ。韓日関係に詳しい李洛淵(イ・ナギョン)首相でも動き出す必要がある。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の賢い決断を期待する。

李夏慶(イ・ハギョン)/主筆
(引用ここまで)
 日韓関係は厳しい現状を反映させた記述となった。

 徴用工訴訟で日本企業に賠償を命じた韓国最高裁の判決のほか、韓国国会議員の竹島(島根県隠岐の島町)への上陸、韓国海軍艦艇による海上自衛隊哨戒機への火器管制レーダー照射事件などを列挙して「韓国側による否定的な動き」が相次いだと指摘。29、30年版で盛り込んだ「相互の信頼の下、未来志向の新時代へと発展させていく」との記述は削除した。

 韓国・文在寅(ムン・ジェイン)政権が蒸し返した慰安婦問題をめぐっては2ページを割いて特集。平成27年末の日韓合意で「最終的かつ不可逆的な解決」を確認したことなど、日本の立場を詳述した。
(引用ここまで)

 中央日報の主筆、つまり記者のトップが「日韓関係、このままではいけない」というようなコラムを掲載。
 朝中東と呼ばれる保守派三紙の中では比較的中道に近く、近年では「ムン・ジェイン政権に魂を売った」くらいに言われていた中央日報ですらこういった警鐘を鳴らさざるを得なくなっている。
 まあ、実際のところは中央日報はここ何ヶ月かでだいぶ軌道修正してきた感じがしますけどね。

 この方向性が続いていくのであれば日韓関係は崩壊しかない、というように直感しているのでしょう。特に日韓関係を長く見てきた長老ともいえるレベルの人々には。
 その直感は正しいですよ。
 ムン・ジェイン政権が続くのであれば任期内に決定的ななにかが起きるでしょうね。
 以前であれば外交交渉的なことと限定できたのですが、現状では軍事関係でも危うくなりつつあります。
 昨日の国防部による「日本に通達している、していない」という騒ぎはその危惧をぐっと増加させてきています。
 さすがノ・ムヒョンの後継者だということですかね。

 さて、その一方で外務省が毎年発行している外交青書。韓国関連で大きな記述の変更がありました。
 「非常に厳しい状況に直面した」「韓国側による否定的な動き」といった記述がされています。
 もちろん、かつて記述されていた「基本的価値観を共有する重要な隣国」「戦略的利益を共有するもっとも重要な隣国」といった文言は復活せず。
 さらに「未来志向の新時代へと発展させていく」といったポジティブな記述も削除。
 現状の日韓関係が厳しいものであることを認識させるものになっています。

 これ、ムン・ジェイン政権が連呼している「経済と政治は別」「日韓関係は未来志向で」という話に対する日本政府の答えですね。
 現状では「未来志向の日韓関係」なんてあり得ないんだという宣言です。
 ……ホント、事態の展開っていうものはいつだって早いものなのだなぁ……ということを実感しますわ。「基本的価値観を共有する重要な隣国」なんて甘ったるい記述があったのはたった5年前ですよ。

日韓戦争を自衛隊はどう戦うか
兵頭二十八
徳間書店
2019/4/10

韓国国防部「我が軍の日本に対する『5.5km以内に接近に接近したら警告』という措置を日本に通達した事実はない」→「やっぱり通達してました」……これが危険な兆候である理由とは

カテゴリ:日韓関係 コメント:(137)
接近する自衛隊機への対応指針 「日本に通知したことない」=韓国当局(聯合ニュース)
自衛隊機の接近飛行 「軍事的措置と基調を日本に説明」=韓国当局(聯合ニュース)
韓国国防部と韓国軍合同参謀本部は22日、韓国政府が日本側に対し、日本の自衛隊機が韓国艦艇から3カイリ(約5.5キロ)以内に接近した場合は火器管制レーダーの照射を警告すると通知したとする読売新聞の同日付の報道を否定した。 

 韓国国防部のノ・ジェチョン副報道官はこの日の定例会見で、「わが軍が通知したというのは事実無根」と述べた。韓国軍合同参謀本部の関係者も「確認したところ、関連内容を通知したことはない」と答えた。
(引用ここまで)
韓国国防部が日本政府に対し、自衛隊機が韓国艦艇に接近した場合に取る軍事的措置と基調について説明していたことが明らかになった。

 同部は22日、韓国政府が日本側に対し、自衛隊機が韓国艦艇から3カイリ(約5.5キロ)以内に接近した場合は火器管制レーダーの照射を警告すると通知したとする読売新聞の同日付の報道について、「韓日間の海上での偶発的衝突防止のため、韓国軍の軍事的措置と基調について日本側に説明した」とする立場を発表した。

 ただし「作戦の詳細な内容などの対応マニュアルを日本側に公開したことはない」とし、具体的な内容は安全上明らかにできないとした。
(引用ここまで)

 大元は今朝の読売新聞に掲載されていた記事ですね。
 いわく「日本の哨戒機が3海里内に接近した場合、火器管制レーダーの照射を警告する」「この内容を日本側に通達している」というもの。
 2月には産経新聞が「無線での警告が常態化している」という記事を出していましたが、その補強になる記事といえるでしょう。
 これ自体が危険な措置といえます。
 3海里、約5.5km以内に近づいたら火器管制レーダー照射とか尋常じゃないですからね。
 警告ではなくレーダー照射が常態化していたら、いつ本当にミサイルが飛んでくるような事態なのかが分からなくなる。火器管制レーダー照射というのは、それだけ「大きな警告」でもあるのです。

 さらにこの措置はなんら国際法に立脚しているとは思えません。
 そもそも哨戒行動に適用される国際法なんてあるのかって話ですが、それでも日本側は「高度150メートル、距離500メートル」という民間の規定(軍用機には適用されない)すら守った哨戒行動をしている。
 それを妨害することはできないはずなのですけどね。

 ただ、そんなことよりも大きな問題をこの読売新聞の報道が見せてくれたのですよ。
 読売新聞がこの「~という内容を日本側に通知してきた」との記事を掲載したのが今日の朝刊。
 で、1本目の記事では韓国国防部から「日本側に通知したという事実はない」と2度に渡って否定していることが書かれています。午前中の国防部による定例記者会見でのこと。
 2本目の記事によると、午後になって前言を翻して「実は日本側に通知していた」と言い出してきたわけです。

 国防部、すなわち軍が自分たちがなにをやっており、どこに通達しているかを把握していない。
 これ、危険な兆候です。それもかなり。
 内部で統制が取れておらず、てんで勝手に動いている可能性があります。
 ここのところ、外交部がその素人具合を露わにしていますが、同じように国防部が骨抜きにされている可能性があります。
 こういう連中を相手にする場合、暴発的な衝突の確率が上がりかねないのですよ。
 退くべきところで退ける相手であれば問題ないのですが、それすら能力不足でできない可能性があるのです。
 ホントに勘弁してほしい……。