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カテゴリ:日韓関係の記事一覧

挺対協理事「慰安婦合意の内容は私だけに話しなさい」と韓国外交部に要求 → 元慰安婦らには聞かせずに握りつぶす

「おばあちゃんたち会わずに私だけに話しなさい」……ユン・ミヒャン、当時外交部に要求(毎日経済・朝鮮語)
正義記憶連帯(正記連・当時、韓国挺身隊問題対策協議会)出身のユン・ミヒャン共に市民党当選者が2015年の韓日慰安婦の合意前に「チャンネルを一本化しましょう。被害者のおばあちゃんたちには、私たちが説明する」と外交部と祖母間の直接接触を阻んで本人のみ説明を聞いたという証言が出た。

またユン氏はこれによって日本側の補償金10億円拠出などの内容を元慰安婦らより先に把握していたが、外交部との約束とは履行せずにこれらの話を元慰安婦らに正しく伝えていなかった。そして合意が公表されると「被害者の意見を聴取していない拙速合意」と政府に責任を向けたものと把握される。

当時の交渉事情に明るい元外交当局者らが11日に証言したところによると、ユン氏は日韓間の協議を担当した当局者らに「おばあちゃんたちに直接接触は許容できないから意見伝達は、私たちを通してほしい」との方針を明らかにした。

当時の外交当局者らは、このようなユン氏の方針に基づいて挺対協とナヌムの家に所属する祖母14人は、直接会って合意内容を説明することができなかったと伝えた。ある関係者は、「接触を許さないことに対する正確な理由は聞くことができなかったし、ユン氏が祖母に適切協議内容を伝えたのかについても知ることができなかった」と語った。

一方、ユン氏はこれによって交渉の実務であったイ・サンドク当時外交部北東アジア局長の実質的なカウンターパートになり、最小11回以上の合意内容について説明を聞いたと伝えられる。△10億円拠出△首相の謝罪△日本政府の責任を明示などの合意の核心内容は、ユン氏に完全に説明したというのが、彼らの共通の証言だった。

ユン氏は、しかし、本人が協議チャンネルであることを打ち出しても合意が発表された後、挺対協で「被害者の同意を得ていない拙速な合意は源泉無効」と主張した。
(引用ここまで)


 外交部の複数人から「当時、挺対協のユン・ミヒャンに対して複数回の説明を行った」という証言が出てきました。
 まあ……「でしょうね」としか言いようがない。
 当時から韓国の最高権威者は元慰安婦であり、挺対協はその最高権威者の代理人として暗躍していたわけですから。
 慰安婦合意の交渉について聞かされていないわけがない。
 というか、当時から「我々は挺対協側に説明してきた」という外交部からの話はちらちらとメディアからも流れていましたが、「被害者に説明していないとはなにごとだ!」という世論に押し流されて終わりでしたね。

 ただ、努力目標として慰安婦像の撤去、および「不可逆」という言葉の挿入は交渉の最終局面になってから入れられたとの話でした。
 発表された当時は「日本が『不可逆』という言葉を使うことにこだわった」とされていましたが、後に『不可逆』との言葉は韓国側が提唱したのだという話も出てきています。
 まあ、どちらにしても本当の最終局面で入ったというのは間違いないところ。
 このあたりの話は伝わっていない可能性が高い。

 ですが、「謝罪」「財団設立」「10億円拠出」といった慰安婦合意の骨子となる部分はユン・ミヒャンに対して複数回行われていたとの話。それもこの記事では11回以上となっています。
 慰安婦合意というものを日本と結ぶという話を挺対協に向けて丁寧に説明してきたということが分かりますね。
 ただ、挺対協はそれを裏切って「我々はなにも聴かされていない」とやった、というわけです。
 で、韓国国内の世論が「被害者に同意を得ていないとは!!」みたいな形になって、韓国政府は釜山の日本総領事館横の道に慰安婦像が設置されても手が出せなくなったという経緯か。

 むしろ、いまの「韓国にはどんな約束をしたところで意味がない」という日本の認識に基づく日韓関係を形作ったのはユン・ミヒャンであると言えますかね。
 特に挺対協にとっては財団の設立が致命的だったのでしょう。和解・癒やし財団がされて、元慰安婦らのケアをされてしまうと自分たちの立場がなくなる。
 食い扶持がなくなるということで攻撃に転じたのでしょう。

 いまになってこの証言が強く出てきたのは「落ちた犬は叩け」という部分でしょうし、せっかく自分たちがまとめた合意を蔑ろにされたというルサンチマンからかな。

 ちなみにユン・ミヒャン側は「前日に報道陣に向けて公開されたことと同じ部分しか知らされていない」という言い訳をしています。

慰安婦団体前代表「合意前日、記者にばら撒いた内容で一方的に通知された」釈明はうそ(中央日報)
10億円など慰安婦合意の主な内容について尹氏が知った時点に関連し、合意当日(7尹氏)→合意前日(8日尹氏)→合意昨夜(10日チェ報道官)などに立場が変わっている。

これを受け、未来韓国党当選者のチョ・テヨン氏は10日、「当時青瓦台(チョンワデ、大統領府)のNSC(国家安全保障会議)第1次長だった本人は『慰安婦合意について尹美香(ユン・ミヒャン)代表に事前に説明した』という外交部の立場をはっきりと聞いた」として「(尹氏が知ったと言った時点に関連して)立場を変えていることに注目する」とした。当時事情に詳しい複数の消息筋も中央日報に当時外交部当局者が直接尹氏に会って事前に合意の内容を知らせたと伝えた。

特に、尹氏は8日、中央日報に「合意発表前日、外交部が記者にエンバーゴ(報道猶予)でばら撒いたものと同じ内容を一方的に通知され、意見聴取ではなかった」としたが、前提から間違った。

外交部は記者たちにあらかじめ知らせた内容がなかった。12月28日当日昼に外交部高官が報道機関幹部を集めて説明したのが全部。結果的に10億円などに関する内容は尹氏がメディア関係者よりも早く知ったということになる。
(引用ここまで)

 ですが、「前日に報道陣に知らせた」という事実はなく、当日になってから「これからこういう合意を行う」という説明があったのみ。
 実際、当日になってから「なにか大きな話が日韓間で出るらしい」という話でメディアがざわついていましたっけね。前日から内容説明があればもうちょっと落ち着いた雰囲気になるでしょうよ。
 まあ、この説明自体も嘘で複数回の非公式での説明があったというのが事実なのでしょう。
 自分たちにだけ……というか、挺対協にだけ、あるいはユン・ミヒャン本人にだけ都合がいいように展開させるために、これらの説明を元慰安婦の耳には入れずに握りつぶした、と。
 なかなか「政治家」としては有能なのかもしれませんねー。国会議員としてもうまくやれるかもしれませんよ?
 辞退に追いこまれなければ、ですが。

平気でうそをつく人たち:虚偽と邪悪の心理学
M・スコット・ペック
草思社
2016-03-03

朝日新聞編集委員「韓国政府が匿名で日本に支援するとかできればいいのに……」→韓国人「は? なに言ってんの?」

「韓国、匿名で支援しなさい」... 日メディアの不合理なSOS(ノーカットニュース・朝鮮語)
「韓国、匿名でマスクサポートしてくれることができないだろうか」日本のコラムが議論を引き起こす(韓国日報・朝鮮語)
「韓国はなぜ、匿名で日本を助けることができないのか」(国民日報・朝鮮語)

 日本で出されたコラムに対しての記事3本。
 コラムを書いたのは朝日新聞の牧野愛博編集委員。
 楽韓Webでも「この人は大統領府か外交部にかなり深いコネクションを持ってる」と評価している人物です。彼の記事が北朝鮮を怒らせたことで、なによりも北朝鮮の機嫌を大事にするムン・ジェイン政権が出入り禁止にしたこともあるほどですから、その実力のほどが分かるというものでしょう。
 件のコラムはこちら。

人道分野まで侵す日韓相互の悪感情(フォーブスジャパン)


 主旨は「日韓の政治的な諍いが人道支援すら難しいものにしている。いっそのこと、韓国は名乗らず支援し、日本政府もそれをしれっと受け取るくらいのことができればいいのに」というもの。
 これと同じようなことを楽韓Webでも書いていましたが
 本気で支援するのであれば「支援したぞ」なんていうアナウンスをしなくてもいい。感謝されるのであればあとからでもされるだろう、という話を書いています。
 「検討」のレベルで「支援するぞ」って大々的に出してしまうことで、むしろ雁字搦めになるのだから。
 こっそりと匿名でやれればあとになって「韓国、おまえだったのか……マスクを届けてくれたのは」なんてことにだってなり得ていた。まあ、もはやそんな目すらもありませんが。

 あと朝日新聞が報じていた「水面下で韓国政府から支援の打診があった」というのは本当のことだ、ということを書いていますが……そもそもの情報入手も牧野氏とかのラインでしょうからね。まあ、でも実際にあったのでしょう。
 自民党のコネクションを使って云々、というような話でしたから。

 で、その牧野氏の提唱に対する「韓国人の回答」がこの3本の記事といえるでしょう。
 それぞれに現時点で6155コメント、1425コメント、3061コメントがついています。
 ざっくりですが1000コメントを超えると大事件。
 5000コメントを超えると国家の一大事。
 1万コメントは数年に一度レベルの大事件、というようにイメージしてもらえればいいと思います。韓国国会でパク・クネ大統領の弾劾が決まった時ですら1万2000コメントでしたからね。

 すべてのコメントを追ったわけではありませんが、そのほとんどが「なぜ我々が匿名で日本に支援などしなければならないのか」というようなもの。記事にも専門家から「日本が支援を必要とするなら、韓国政府に要請しなければならない」というような話が出ています。
 まあ、匿名でやるなんてこと自体が無理でしょ。
 韓国はあくまでも「日本が跪いて支援を乞うた」という構図がほしいのであって、支援をしたいというわけではないのですから。
 彼らの中では存在している、いわゆる「コリアプレミアム」を発露するための一環であって、人道的云々は二の次三の次ですよ。

 そういった心理の証左とも言える記事は複数あります。
 「なんで日本からの支援要請がないんだ」っていらいらしながら外務省に問い合わせをしてきたメディアがありました。
 その前にはやはり韓国メディアから「支援要請はないが、内心では期待しているに違いない」なんて記事もありましたっけ。
 ところが日本の現状は要入院患者よりも退院する患者のほうが多くなっている状態で、どうにか一段落ついたというのが実際のところ。
 別に韓国からの支援は必要ないんだよなぁ……。チャーター便の相互運用くらいが関の山。

 あとは日本政府の立場として「いくら韓国と約束したところで、それが果たされるかどうかは分からない」という部分もあるでしょう。
 もうなんの約束もできないのですよ、韓国とは。慰安婦合意どころでなく、日韓基本条約すら破っても問題ないって立場なのですからね。

ごんぎつね
新美南吉 / メイヴ
絵本のピクティオ
2015/1/30

韓国メディア「安倍が『韓国に協力を求める』と言ったのに日本政府から援助要請がこない!」とご立腹の模様

日本「韓国と診断キット協力計画はない... 在外国民帰国協力は継続する」(ヘラルド経済・朝鮮語)
日本国内確定者の増加しているコロナ19と関連して、日本の安倍晋三首相が直接「韓国は隣国との重要な国」と協力の意思を明らかにしたが、肝心の日本政府内での具体的な協力要請計画はないことが分かった。日本政府は、「在外国民帰国について協力が続いている」と強調しながらも、診断キットなど国内防疫に関する協力については、「計画はない」という立場だ。

8日、日本外務省高官はヘラルド経済との通話で「韓国とは新型コロナウイルスで帰国できない在外国民の帰国に関する協力を続けている」と言いながらも、診断キットなどの分野については、「すでに他の国との診断キットの共同開発などの協力を続けており、すぐになんらかの協力が行われる予定はない」とした。

この当局者は「すでにロシアなどの診断キットの共同製造などの事業を進行中で、政府次元で韓国に診断キット輸出を要請するなどの具体的な協力計画はない」とし「韓国とは国際社会の次元でのコロナ19情報共有と各国公館での帰国協力などがすでに活発に行われていると思う」とした。 (中略)

国内感染者数が増え続けている日本政府は、周辺国とコロナ19協力事業を強化する中だが韓国は支援要請をしていない状況である。茂木敏充外務大臣は先月29日、韓国のコロナ19協力要請をする計画があることを尋ねる議会での質問に「韓国は隣国であり、様々な対応をする上での連携が重要であると考えている」ながらも「韓国政府と具体的な相互協議をしていない」と線を引いた。

韓国の外交当局も日本側の要請がない状況では、具体的な協力の議論を開始する必要はないという反応だ。外交部当局者は前日に「韓国政府は、日本として特にコロナ19対応の協力に消極的ではない」と強調しながらも、「日本が何を特定して対応ほしいなどの公式要請がない段階だが、私たちの立場では扉は開いている。相手が希望するなにかがあり、私たちが提供することができれば(防疫協力を)推進しない理由はない」と説明した。
(引用ここまで)


 先月29日の国会予算委員会の答弁を引き合いに、韓国メディアは「安倍がついに韓国に膝を屈した」と言わんばかりの報道をしていましたが。
 日本側は一向に動く気配がない。
 韓国の認識では「安倍が膝を屈した」のだから、すぐにでも援助要請がくると思っていたのか。
 援助を要請することが日本の敗北である、という認識なのでしょうね。
 楽韓Webでは実際の安倍総理の答弁をピックアップしていますが、なんのことはないただの一般論。
 「新型コロナウイルスについて韓国と協力をどのように考えているか」→「韓国とは協力すべきでしょうし、実際にチャーター便の相互融通等で行っている」というだけのものでした。

 実際には援助を要請するかどうかなんてことは一言も述べてないのですが。
 韓国メディアからは「これで日本は検査キットの援助を乞うてくるに違いない」みたいな報道が山ほど流れてきたのですよ。
 このヘラルド経済の記事はその極致とでもいうべきか。
 わざわざ外務省の役人に電話して「日本側は一向に援助を求めてきていないがどうなっているのか」みたいな会話をしているようです。
 で、「え、チャーター便とかで協力はしているけど、なにか?」って言われてぐぬぬ……ってなっているっていう。

 韓国的には本気で日本が新型コロナウイルスの影響でダメになってて、ついに韓国に敗北宣言をしたって認識なのでしょう。
 でも実際には七日平均曲線で見た新規感染者数は明白に減少に転じていますし、退院も増えつつある。要入院患者数はマイナスになっています。Twitterの医療クラスタの人々からも「今週に入って楽になりつつある」という言葉がちらほら見えるようになってきてますね。
 七日曲線についてはこちらの東洋経済のサイトにあるものをご覧ください→東洋経済オンライン 新型コロナウイルス 国内感染の状況

 日本にダメになって欲しくてしかたがなかったのでしょうが。実際の状況はさにあらず。
 検査キットだったら日本は充分に製造できる体制が整っているのですが、別にそこまで検査を増やす必要はないというだけの話。
 まあ、まだこれからが防疫の本当の正念場だとは思いますが。
 韓国の思うようになっていなくて残念でしたね(笑)。

「韓国方式を見習え」と観念論は飛び交うものの、なにをどうするのか具体的な話を聴いたことがない件について

カテゴリ:日韓関係 コメント:(186)
[コラム]アベの永続敗戦(ハンギョレ)
 新型コロナ危機でしばらく延ばされているが、韓日間には強制動員被害補償と輸出規制撤回という課題がある。2018年11月、日本の戦犯企業らが強制動員被害労働者に賠償しなければならないと韓国最高裁(大法院)が判決を下した以後、安倍政権は韓国が「国際法(韓日請求権協定)に違反」したと非難し、報復性の輸出規制を強行した。日本企業らが被害者に賠償することを阻んだ安倍政権は、被害者が差し押さえた日本企業の資産を現金化(売却)すれば韓国に一層深刻な報復をすると威嚇してきた。安倍政権は、過去の責任を回避するために“嫌韓”の旗を利用して支持層を結集し、新型コロナ危機でも韓国の防疫成果を意図的に無視した。

 今や韓国の4・15総選挙と安倍政権の新型コロナ対応失敗にともなう日本の世論の変化が新たな局面を作り出している。今回の総選挙の世論は、“親日”を断固として審判した。代表的親日政治家に挙げられたナ・ギョンウォン議員を落選させ、ヤン・スンテ最高裁の強制動員判決遅延に問題を提起したイ・スジン判事、慰安婦被害問題の解決を象徴するユン・ミヒャン正義記憶連帯理事長らを当選させた。安倍政権は、輸出規制を通じて文在寅(ムン・ジェイン)政府を屈服させようとし、韓国国内で日本と適当に妥協せよという声が親日報道機関と政治家、学者を中心に広がることを期待した。しかし、韓国の市民は総選挙を通じてこれを拒否し、原則に立った韓日外交を明確に注文した。

 日本では新型コロナへの対応失敗により安倍政権の支持率が急落し、医療・検査に不安を感じるという応答が68%に達している。安倍政権の“空気”を読んで、韓国を見下してきたマスコミももはや「韓国の対策は人工知能(AI)、日本の対策はアナログ」「韓国に頭を下げて『よろしくお願いします』と言わなければならないほどに対策を習わなければならない」と報道している。

 こうした変化の中で「米日同盟でG2時代を進めていこうとした安倍首相の戦略も修正せざるをえないし、朝鮮半島との関係調整がポストコロナ時代の日本外交の課題として浮上するだろう」とソウル大学のナム・ギジョン教授は展望する。韓国には「対日外交で消えた空間ができている」ということだ。

 米中に新冷戦の波が差し迫る今、韓日の協力と共助の必要性は高まっている。韓国政府は、日本に対し歴史・領土問題については断固として対応するものの、経済・社会・文化などの協力は強化する、これまでの“ツートラック原則”を生かして、新しい環境を見回して外交の突破口を用意しなければならない。地方自治体や民間を通した協力も模索してみる必要がある。“安倍以後”までを念頭に置いて、韓日の民間の理解と協力は拡大しなければならない。

 安倍政権は、輸出規制を撤回し、強制動員被害者が70年以上も待ち望んできたことに謝罪と賠償で過去の責任と向き合うことが、日本が永続敗戦から抜け出す出発点であることを認めなければならない。韓国の防疫成果を謙虚に認め手を差し出すことが出発の信号になるだろう。
(引用ここまで・太字引用者)


 韓国人の自尊心(実際には虚栄心)が高まりすぎてて、日本への要求が際限なくなってますね。
 自分たちが日本に対してなにをやってきたのか、思い返せば日本と韓国が協力できるのはチャーター便の相互運用が限界。
 少なくとも日本から韓国への信頼はゼロなのですから。

 「韓国の防疫成果を謙虚に認め手を差し出すこと」みたいなことを日本のマスコミも、韓国メディアも言うのですが。
 具体的になにをするの?
 「日韓が協力する」なんて一般論であればともかく、具体的になにをどうするの?
 「韓国の防疫モデル」からなにを持ってくるというのが、具体的な話を一度も聞いたことがない。

 ゲイバーに行った人の動線を明らかにして強制アウティングさせること?
 韓国の住民登録番号のようにして、マイナンバーカードにカルテ、電話番号、渡航履歴等々のデータを紐付けること?
 自己隔離違反したらGPS手錠をつけさせること
 人権無視、抑圧、監視を強化すること?
 「韓国を見習え」とか「韓国に頭を下げて教えを請え」とかじゃなくて、韓国のどの施策を見習えっていうんだか、具体的に言っているシーンがなにもない。

 PCR検査数については英インペリアルカレッジでも「症状のある感染者に対して行う」ということが肝要とのレポートが出ています。
 っていうか、韓国でもすでにやっていることは症状のある感染者に対してやっているだけで、大規模検査は大邱のメガクラスターに対してだけやってたこと。
 富士フイルムが自動検査の機械を開発した、ということでこれが導入されれば検査員が感染してしまう可能性が低くなるのはよい話ではありますが。

富士フイルム、PCR検査を自動化(日本経済新聞)

 なんだかんだいっても防疫について日本ってうまくやってるんですよ。どう見ても。
 イタリアのようにもアメリカのようにもイギリスのようにもなっていない。
 ドイツだって日本に比べたらだいぶひどい。
 人口あたりの死者数もまだ日本の数字が韓国よりも下。
 満点でなくても充分に合格点はもらえる成績。

 安倍政権への支持率が下がったとはいえ、前回調査からの下落は2ポイントから4ポイントほどで「急落」というほどでもなく、支持不支持は40%前後でほぼ均衡している状態。
 韓国と妥協する必要なんかどこにもない。
 そして、「韓国のなにを見習うのか」のモデルも提示されていない。
 米中の新冷戦が高まるのであれば、政治的・経済的により困窮するのは明らかに韓国。
 日韓の協力……チャーター便の相互運用で終わりでしょ。
 人道レベルで最低限の協力はしてそれで終了。それ以上のことは日韓間では無理。
 そうでないというのなら、具体的な方策を述べてみろって話ですわ。

元慰安婦が「慰安婦合意を挺対協はすべて知っていた」「もう水曜集会には出ない」と挺対協を糾弾開始……まあ韓国国内の事情ですけどね

「2015年に日本が約束した10億円、慰安婦支援団体の代表は事前に知っていた」(中央日報)
慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんが7日、2015年韓日慰安婦合意当時、日本が10億円を拠出することを、「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(以下、正義記憶連帯)」前理事長の尹美香(ユン・ミヒャン)氏(共に市民党比例代表当選者)だけが知っていたと主張したことは、外交的な波紋を広げかねない内容だ。文在寅(ムン・ジェイン)政府になって韓日関係悪化の出発点が慰安婦合意の検証だったためだ。

2015年交渉過程に明るい複数の消息筋によると、李容洙さんの発言が事実に符合する可能性は低くない。彼らは同年12月28日、韓日外交長官が交渉を妥結する前、韓国側交渉チーム所属の外交部当局者が直接尹氏(当時「挺身隊対策協(以下、挺対協)」代表)に会って合意内容を事前に説明したと伝えた。ただし、日本側は交渉終盤に駐韓日本大使館前にある少女像に関連した内容が盛り込まれなければ合意に応じないと最後まで強い姿勢を見せた。これについて韓国政府は「関連団体と協議して、適切に解決できるように努力する」という内容を入れた。

ほぼ最終段階で行われた譲歩なので、挺対協側に少女像関連の内容を伝えることはできなかった。だが、その以外の▼日本の内閣総理大臣が謝罪して▼被害者のために日本が予算で10億円を拠出する--などの内容はすでに尹氏に説明したという。

だが、尹氏率いる挺対協はその直後、「被害者の意見を吸い上げていない拙速合意」として源泉無効化を主張した。尹氏は当時「被害者への相談が全くなかった(合意は)解決だとみることはできない。被害者は知らないままで、加害者がこのようにするつもりだ言って解決されたとみることはできない」と主張した。

これについて2017年文在寅政府発足後、外交部は「被害者および関連団体の反発」を理由にタスクフォース(TF、作業部会)を設け、同年12月には慰安婦合意が被害者中心主義から外れており欠陥が重大だという結論を下した。TFは「外交部は交渉進行過程で被害者側に時々内容を説明した」としつつも「しかし『最終的かつ不可逆的』な解決確認、国際社会非難・批判自制など韓国側が取る措置に対しては具体的に知らせなかった」とした。

翌年1月、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は該当の合意で慰安婦問題が解決されなかったと宣言した。政府は日本が出した10億円で設立した「和解・癒やし財団」も解散した。その一方で再協議はしないといった。欠陥は出しておいて、名目は維持するということにした。

日本が韓国に対して「国と国との約束を守らない国」と攻撃し始めたのもこのころからだった。当時、河野太郎外相は「慰安婦合意は両国首脳間の確認を経て韓国政府が確約したこと」としながら「韓国が国際社会で確固たる位置を獲得しようと思っているなら約束を守れ」と反発した。

一方、尹氏は「共に市民党」公薦過程で市民社会推薦候補として比例代表7番を受けた。当時、慰安婦・強制徴用被害者を代表するといった。実際、強制徴用被害者支援活動をしてきた群小政党(行こう!平和人権党)が推薦した候補は終盤で排除された。行こう!平和人権党からは、尹氏だけが含まれた事実をめぐり「初めからわれわれが願っていたことではなく、(共に市民党の前身である「市民のために」が)要請し、本当に強制徴用(市民運動家を)待遇してくれるものと思って参加した。ところがこのように強制徴用政党を利用してボロ靴のように捨てるというのは想像できない」と反発した。

正義記憶連帯のハン・ギョンヒ事務局長は李容洙さんの記者会見を主導した側が、正義記憶連帯側に悪い感情を持って李容洙さんをそそのかしたと主張した。ハン氏は李容洙さんの今回の記者会見を主導した側が「補償を前面に出す立場なので、被害者の人権保障を最優先にしているわれわれと対立した」とした。
(引用ここまで)


 イ・ヨンスという元慰安婦が正義記憶連帯(旧挺対協)に対して反旗を振りかざしました。
 曰く、「利用された」「集会は(協力してくれている)学生たちの時間を無駄に費やしている」「(集会は)憎しみと傷だけを増やす」「もう水曜集会には参加しない」とのこと。

慰安婦被害者・李容洙さん「水曜集会、憎しみだけを教えた…韓日両国の若者が仲良くなってこそ問題解決」(中央日報)

 どんな人物かというと、2017年に公開された「アイ・キャン・スピーク」という慰安婦映画のモデルとなった人。
 同じく2017年、国賓として訪韓したトランプ大統領に抱きついた元慰安婦
 元慰安婦として活発に活動している、代表的な人物といえるでしょう。

 で、証言として「挺対協は慰安婦合意で10億円が支払われることを事前に知っていた」と述べたとのこと。
 これ、けっこうな波風が立ちかねない話です。
 記事にもあるように韓国国内で慰安婦合意を無効化しているのは「被害者に事前に知らされていなかった」「被害者が納得していない」という理由だったからです。
 ですが、本来であれば元慰安婦は知り得る立場にあったはずなのに、挺対協がそれを封じ込めたという構造になっているのですね。

 以前から楽韓Webで書いているように挺対協はその慰安婦関連のビジネスについて終焉を意識しています。元慰安婦は数年でいなくなることが確実です。
 そこでなんらかの形で「ビジネス」を継続させなければならない。
 団体の名称を正義記憶連帯と改称したのもビジネスとして「戦争犯罪全般」について糾弾することに変更せざるを得なくなったからである、と指摘しています。
 唐突になんの脈絡もなく「ベトナム戦争時の民間人虐殺を謝罪します」とか言い出したのが典型例。
 前代表のユン・ミヒャン国会議員になったことは、ビジネス活動の一環そのものです。

 ただし、この話で「波風が立つ」のは韓国国内でだけ。
 もう慰安婦合意について日本側がやることはすべて終了しているのですから。韓国がなにをいおうとやることは「合意に基づいて最終的かつ不可逆的に解決している」って言うことだけですから。
 でもまぁ……圧倒的な支持を得ているムン・ジェイン政権を揺るがすことにはならないでしょうね。

韓国人&韓国メディア「ついに安倍が韓国に支援を申し出たぞ!」「安倍が手を差し出すならとってやろう」と大騒ぎ → その国会答弁とやらを見てみると……

危機に追い込まれた日本の安倍が差し出した手、取ってあげた韓国(マネートゥデイ・朝鮮語)
日本が最終的にはコロナ19(新型コロナウイルス感染症)と関連した韓国との協力要請を表わした中で、韓国の防疫当局と外交部は協力するという立場を明らかにした。コロナ19の特性上、国際的な協力が我が国防疫のためにも重要であると判断からだ。

キム・ガンリプ中央災難安全対策本部1総括調整官はこの日午前11時、政府世宗庁舎で開かれた定例ブリーフィングで「中対本に直接要請を受けたところはありませんが確認した結果、外交当局は日本の協力希望の意思を認知していることを知ってている」とし「コロナ19は、いずれかの国の防疫措置に状況を終えることができる性格の病気ではないので、国際的な協力が非常に重要である」と述べた。

金1総括調整官は「特に近隣諸国の感染が安定状態に行かなければ、韓国の感染症のリスク状況も安定することができる」とし「防疫物品において互いにサポートが可能な部分があるのか、韓国の経験が日本でどのように活用されるできるかどうかについての交流と協力が行われることができる」と述べた。

外交部も同日コロナ19対応のために必要な部分は協力するという立場を明らかにした。外交部当局者は最近、日本の安倍晋三首相がコロナ19対応と関連韓国と協力することを希望するという立場を明らかにしたことについて「安倍首相の国会答弁の中で関連する発言について認知している」と述べた。

外交部当局者は「日本は私たちの隣国」とし「韓国政府は、コロナ19対応など必要な分野で日本と協力していきたい」と述べた。防疫物品サポートするかどうかについては、「日本政府の韓国政府次元の防疫物品サポートは、現在の打診したり、要請を受けたことがない」と述べた。続いて「私たちの国内事情に余裕がある場合は、要求局の状況などを勘案し、防疫物品の輸出と人道支援を検討する」と説明した。
(引用ここまで)


 何日か前のニュースなのですが。
 予算委員会の席上で安倍総理が「韓国は重要な隣国であり、新型コロナウイルス対策で協力したい」と述べた、というニュースが韓国側からだけ聞こえてきていまして。
 「29日の予算委員会で安倍総理は韓国に協力を求めた」ということなのですが……日本国内のマスコミからの報道がないのですよ。
 まるっきりゼロ。
 なにもない。
 というわけで色々と探してみたのですが、これ……ですかね。



 韓国関連の質問は立憲民主党の白議員からのものでニコニコ動画では1時間36分過ぎくらいから。
 再録してみましょうか。

白「もうひとつですね、隣の韓国との関係についてもお聞きしたいのですが。3月1日、この日は韓国の独立運動記念日なのですが、だいたいこの日は韓国の大統領から日本に対して厳しいことが言われる日なのですが、今年は打って変わってですね。『両国が協力してこの危機に打ち勝っていこう』というメッセージを出したんですね。これ、私驚いたのですけども。確かに最近例えばですね海外に残された日本人が帰国する際に韓国と協力している例もあるわけなんですね。総理、韓国との関係をどうお考えでしょうか」

安倍総理「韓国との関係におきましてでもですね、新型コロナウイルス感染症については武漢、中国で多くの感染者が出てですね、爆発的な感染拡大がありました。
その後にですね、韓国において大邱を中心に多くの感染者が出たのは事実でございます。その中で当然情報を共有していく、あるいはそれらの彼らの経験で得られた知見を共有していくことは極めて今後日本の対応にとっても有意義であると思っております。
今月14日にはですね、ASEAN諸国と日中韓が参加する新型コロナウイルス感染症に関するASEAN+3特別首脳テレビ会議に出席しました。国境を超えて拡散するウイルスに対峙するには国際協力、連携が不可欠であり、そこで申し上げたのですが自由・透明・迅速な形で各国が持つ情報や知見を共有すべきであると述べたところでありまして、ASEAN+3で連携して新たな危機に打ち勝ちたいと呼び掛けたところであります。
そして韓国とはですね、こうしたマルチの枠組みに加えまして、例えば互いに手配を行ったチャーター便をですね邦人帰国のために融通しあうなど現場レベルでの協力を行なってきたところです。引き続き、韓国ともこの新型コロナウイルス感染症への対応においても協力していきたい。まさにこれは国境を超えていくわけでありますから、国際社会でしっかり協力していくことが求められていると思います」

白議員「今、総理は感染症対策ということで重点にお話になりましたけども、やはり近隣諸国との関係というのは重要だと思います。そういう観点からはどうでしょうか?」

安倍総理「当然、韓国は我が国の隣国であり、重要な国でございます。そうした観点からもですね、先ほど申し上げました日中韓やASEAN+3、G20とかいうマルチの場での協力も含めて、バイでの関係もこうした状況であるからこそ朝鮮半島の状況もありますから協力していくことが求められているということではないかと思います」
(引用ここまで)

 ザ・一般論。
 「ASEAN+3、G20といったマルチの場で協力をしている」「チャーター便で相互融通していたり現場レベルで協力している」「知見を共有することは大事」……って話くらいですかね。
 これが韓国に上陸して「ついに安倍総理が韓国に協力を求めたのだ!」みたいな話になっているのですって。
 ピックアップしたマネートゥデイの記事についたコメントはこのエントリを書いている時点で9538個。この記事が延々とPVランキング1位に居座っていました。2日間くらいかな。
 コメント1万クラスっていうと、韓国では超極大ニュースの扱いです。
 パク・クネの弾劾が決まったときのコメント数が1万2000くらいでしたっけね。

 ですが、実際には日本からはなんの協力要請も行っていない。
 そりゃそうでしょうよ。答弁を見てもわかるように、言っているのはただの一般論で「国際社会との連携が大事」以上のことはなにも語られていないのですから。
 逆説的に韓国がいかに日本というものを常に意識しているかが分かってしまう、という話でした。
 ちょうど日韓ワールドカップについて天皇誕生日の記者会見で出た「桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると記されていることに、韓国とのゆかりを感じます」というゆかり発言について、日韓間の温度差がひどいことになっていたのですが。
 それとまったく同じ構造ですね。

韓国の新型コロナ検査キット製造企業「日本が我々の検査キットを欲しがっているが、優先順位は最下位だ」……欲しがったことなんてありましたっけ?

診断キット業界 「日本、輸出先として優先順位最下位」(MoneyS・朝鮮語)
国内診断キット業界が新型コロナウイルス感染症(コロナ19)診断キットの輸出対象国として日本の優先順位を最下位として扱う予定だ。ただでさえ物量が不足している状況で、最近、日本政府が韓国産の診断キットの精度を疑う立場を明らかにしたことに対する措置として解釈される。
1日、診断キット業界によると、日本の厚生労働省は先月28日、韓国産コロナ19の診断キットについて自国の分子診断(RT-PCR)キットと同等レベルの精度があるか確認しなければ使用できないと明らかにした。
世界の主要首脳が先を争って「韓国産の診断キットを購入したい」と要請するなど品薄状態さえ起きている中で、このような日本政府の態度はわざわざ中傷しようとする意図があるというのが、国内メーカーの指摘だ。
企業は、特に診断キット輸出契約締結前のサンプルを提供してテストに合格するというのが一般的な手順であり、輸出計画を検討する前に日本が性能評価を云々するのは不合理であるという反応である。

診断キットメーカーA社の関係者は「現在までに韓国産の診断キットの性能にどのような問題も提起されていなかったにも関わらず、意図的に言いがかりをつけていると判断している」とし「物量も足りない状況で、今のところ日本に輸出する計画はない」とした。
実際、国内の診断キット業界は、全世界で押し寄せる輸出契約の問い合わせを消化するのに忙しい。いくつかのベンダーの場合、診断キットの需要を満たすための生産職従業員も追加で採用するほどだ。
診断キットメーカーB社の関係者は、「米国の州など海外の関係者が直接本社に訪れるほどの診断キットの確保に積極的」とし「下半期まで輸出日程が満杯状態」と説明した。

たとえ日本との輸出契約を締結しても発表しないという立場もある。C社の関係者は「診断キットは、生命と直結した問題であるだけに人道主義の精神で助けなければならないという意見もある」とし「国民情緒などを考慮すると、日本の輸出のニュースを発表する企業イメージに悪影響が及ぶこともでき、輸出も非公開で行う」と明らかにした。

生産量を一度に増やすこともないというのが、国内メーカーの説明だ。主要原材料の供給に支障が生じることがありからだ。D社の関係者は、「生産量をやみくもに拡大しようとすればアガロースなど主要原材料だけでなく、プラスチック製のチューブなどの供給難が発生し得る」と憂慮した。アガロースは誘電体(DNA)の部分にコロナウイルスを検出するための診断試薬に不可欠で活用されている。
(引用ここまで)

 びっくりするくらいなにを言っているのか分からないっていう。
 韓国側は「日本は韓国製の検査キットが欲しくてたまらないのだ」という話をしているようですが。
 そもそも最初に「支援をやろう」とか言い出してきたのはチョン・セギュンですからね。しかも支援の理由が「国の格を上げたい」とかいう噴飯もの。
 日本政府から支援してくれなんて話は出たこともないのはすでに確認された事実自治体からですらマスクについて1件あっただけ。検査キット云々については「福岡の地域有力者」から依頼があったという話だけ。

 PCR法自体は枯れた技術なので、検査キット自体は製造にそんな手間やらなんやらがかかるものとも思えませんし、日本でも製造メーカーはけっこうあるはずなのですけどね。
 そのあたりの「国産検査キット」の話が島津製作所の短時間のものしか出てこないのですが、タカラバイオとか東洋紡でも汎用のものを作ってるはず。そんなに難しいものでもない。
 世界にはそういった検査キットを作っていない国も山ほどあるのでしょうが、日本の場合はそういうわけでもないですからね。むしろ問題は技師のキャパシティのほうだと思われます。

 性能試験云々も「もし輸入するのであれば」という前提。
 アメリカのFDAでもやってるものだ、という話は幾度かしてますね。
 正直、「キムチの汁から飲んでいる」(獲らぬ狸の皮算用)のは韓国側ですよね。延々と踊り続けているだけだっていう。
 日本側は朝日新聞が「韓国政府が支援を検討中」って報道しただけでなにもしてません。なんかこう、浮かれ切ってますわ。哀れなくらいに。

韓国メディアが「日本人は韓国からの支援を欲しがっているのに、安倍政権だけがそれを拒絶している」と願望を垂れ流し続ける理由とは?

韓国は与えると考えないのに……日本はなぜしきりに「キムチの汁」を飲むのか(ノーカットニュース・朝鮮語)
朝日新聞の報道によると、厚生労働省は「韓国がコロナ19診断キットをサポートする場合、日本で使用するには性能評価が必要である。日本の検査だけ精密度があるのか確認してこそ使うことができる」と評価した。

すでに世界中106カ国に輸出されている韓国コロナ19診断キットは、異なる四種類の診断キットは、米国FDA(食品医薬品局)の緊急使用の承認を受けるほど、その正確性を認められている。それでも日本政府はまだ支援決定も出ていない韓国の診断キットの性急な評価をしたのだ。

これについて韓国政府は、マスクサポート議論当時よりも明らかに日本の支援の意思がないことを明らかにした。

ユン・テホ重大本防疫総括班長は28日の定例ブリーフィングで関連の質問を受ける「日本の韓国政府の支援は、現在としてはまだ進めていない。韓国産の診断キットの精度には問題がない。追加の検証は、該当国が好きでやればいいこと」と受けた。 (中略)

それなら日本のマスコミと政府の不協和音と「キムチの汁を飲む」が繰り返される理由は何だろうか。

根拠なしにこのような報道がつながることはなく、政権与党である自民党まで含めて、政界内部の世論がすれ違うことができるという分析が出ている。

東アジアの国際政治の専門家である大邱カトリック大学のキム・ヨンチャン政治外交学科教授は、「自民党を除く野党議員らは韓国にとても友好的である。今、日本政府がコロナ19対策がうまくいかず、自民党の一部でも韓国に防疫関連サポートを受けなければならないという意見がある。市民社会の一部でも、このような要求があるだろう」と説明した。

問題は、安倍政権と意見を一緒にする政権閣僚が世論の推移に応じて、まだコロナ19の問題に硬直姿勢を見せているというものである。こうみると、いくつかの政界・市民団体の要求と不協和音が発生することになる。

キム教授は「安倍と性向が似た閣僚が政権を構成している。彼らは非常に偏向的な集団思考を持っており、特にコロナ19の問題については硬直している。オリンピックも延期され、その前からコロナ19を隠蔽してきたために世論統制がままならないとの判断が立つと(韓国の)支援要請をすることもできる。しかし、これまでのところそうでないから『堪える』という判断をしながら韓国の国民情緒に触れている」と診断した。

一部の自治体が韓国の検査モデルを選んだ事例のように、中央政府主導ではないが自治体が個別支援を要請する場合、これを肯定的に検討してみる余地は残っている。「在日韓国人」のマスクの需要を把握したように、政治的対立関係を越えて人道的民間交流に対応する必要があるというアドバイスです。

キム教授は「自治体の首長も自民党がしっかりしているので、仕方ない限界はある。事実、今の日本の状況から見て見た時、韓国に支援要請をしていないのは、いくら日本が右翼体制の政治社会といっても、市民が納得するのは難しい」と話した。

また「経済報復さえなければ、私たちの同胞が多く住む大阪などに韓国政府が先制的支援をしてくれることもあったのに、現在そのような名分がない。それでも先に韓国政府からの線を引くより、民間レベルの交流協力に助けを与える余地は残っていないかと思う」と付け加えた。
(引用ここまで)


 いまだに韓国メディアからは「日本人は韓国から支援をもらいたがっているのに、安倍政権がそれを拒んでいる」というニュースが延々と流れてきているのですが。
 曰く、日本は民間からは「防疫大国」である韓国からの支援を必要としている。
 だけどもメンツを捨てられない日本政府はそれを否定している、という構造にしたがっている。
 これ、実はいつものパターンでして。

 以前から「日本人は韓国と仲良くしたがっている。しかし、安倍政権がそれを阻んでいるのだ」という構造を描こうと必死だったのです。
 まあ、実際には対韓国への感情というのは悪化の一途を辿っていて、世論調査を見てもそれは分かるはずなのですが。その辺りは見て見ぬふりをしていました。
 「悪いのはあくまでも安倍政権」っていうのは日本製品不買運動でもやっていましたね。
 なぜか不買運動のデモ会場で「NO 安倍」というプラカードを掲げてましたっけ。あれも「悪いのは安倍政権であって、韓国人の心は日本人には寄り添っている」とかいう意味不明な理論を振りかざしていたものなのです。
 今回の「日本人は韓国からの支援を求めている」というのはそのアップグレードバージョンとでもいうべきもの。

 報道では「韓国政府から水面下で支援の打診」→「日本政府からはなんら反応なし」というのが実際の状況なのですが。
 ですが韓国内では「優れた韓国の検査キットが欲しくて仕方ないのだ」というような前提がある。
 「韓国の検査キットは優秀だから欲しがっている」「日本はコロナで苦しんでいるからマスクも欲しがっている」という話になり、さらに「本心では支援が欲しくてしょうがない」という話になる。
 最終的に「日本は盛んにキムチの汁から飲んでいる」(韓国は支援するつもりもないのに、日本は支援されるつもりでいる)、という話にすり替わっているのですよ。
 いや、すり替わらなくてはいけないのです。
 あくまでも「韓国から打診したのに反応がなかった」ということではなく「日本人は心の底から韓国の支援を欲しがっている」ということにしておかないと心の平静が保てないのです。
 その結果がこれだけの数の報道となっているのですね。しかも、中身一緒。それなのにどのニュースにもコメントが1000以上つくという気持ち悪い事態。

 まあ、一連の動きで実際に起きたのはさらに嫌韓が広まった、ということくらいですかね。
 台湾には感謝し、韓国には「なに言ってんだあいつら」っていう気分が蔓延する。
 まあ、自業自得。
 これからもその気持ち悪いムーブを続けてくださいな。