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韓国メディア「亀甲船の伝統を持つ韓国が空母を持たないなんてことはあってはならない」……予算削減されちゃったけどね……

カテゴリ:軍事 コメント:(107)
亀船の国に空母がないだと?(毎日経済・朝鮮語)
遼寧艦、山東艦に続く中国の3番目の空母が早ければ来年2月進水するという。'003型'という名前で知られる空母は、既存のスキージャンプ台発振方式ではなく、デッキから艦載機を空に撃つようにカタパルト方式にアップグレードされた。建国100周年の2049年までに核推進空母など10余隻空母を保有するという目標を立てた。 (中略)

日本は2万7000トン級出雲艦と加賀艦2隻を空母に改造中だ。去る10月出雲艦でF-35Bステルス戦闘機の離着陸訓練を実施し、航空自衛隊は艦艇に搭載するF-35B戦闘機42機を2024年まで導入する。 (中略)

北東アジアの海で海軍力増強競争で空母は選択ではなく必須問題となっている。それで私たちも軽空母事業を公式化したのだ。三面が海に囲まれた朝鮮半島で空母戦闘団は多目的軍事基地であり、「目の前の斧」のように周辺国に海洋守護に対する強力な意志を知らせる手段となる。周辺国が空母を前面に出して私たちを脅かすと、これに対抗できる戦力がまさに空母だ。 (中略)

海軍は2033年までに2兆ウォンを投入し、3万トン級韓国型軽空母を建造する計画を立てた。国会で政府が編成した空母設計予算72億ウォンを承認すれば来年から本格的な設計に着手する。F-35Bステルス機のような垂直離着陸機を艦載機に載せて通って紛争海域で挑発を抑制し、北朝鮮の戦略的標的を打撃する任務を引き受けることになる。この軽空母はイージス駆逐艦、新型軍需支援艦、中型潜水艦などで空母打撃群を構成することになる。 (中略)

海軍は軽空母の乾燥費を10余年間、約2兆ウォンを予想している。軽空母純運営維持費は年間500億ウォン水準で、2021年の海軍予算の0.6%水準だ。国防予算で十分に余裕がある水準だ。軽空母に対する批判は、国防予算をめぐって各軍間の組織利己主義に拡大してはならない。
(引用ここまで)


 毎日経済新聞は韓国にあっては比較的に保守傾向が強めのメディアなのですが。
 それでも「軽空母を建造して空母打撃群を構成する」というのはどこか韓国人の自尊心をくすぐるものなのでしょうね。
 ムン・ジェイン政権が推進してきた「自主国防」の核である軽空母について、どこかわくわく感を隠せないこんなコラムを書いてしまうっていう。
 「亀甲船の伝統ある韓国に空母がないなんてことはあってはならない」といった感じかな。

 この記事が出た後に、海軍から出されていた72億ウォンの予算要求は5億ウォンに削られるのですが。
 ユン・ソンニョル(ソクヨル)政権になったら、ゼロベースからやり直しで計画取り消しすらあり得ますね。

 後半にあるように維持費がかさむもの。
 1隻の維持費は500億ウォンだから大丈夫、としていますが。
 本来、感染は1隻だけで運用するものでもない。少なくとも2隻、できれば運用、訓練、メンテでローテーションできるように同型艦で3隻ほしい。
 イ・ジェミョンであれば左派の夢である「自主国防」成就のためにも、推進されることは間違いないと思われますが。


 それでも海軍は2030年代のはやいうちに空母を取得するという看板を下ろしていないので、やるつもりなのでしょうね。
 できればネタ継続のためにも軽空母計画は継続してほしいものですが。

 日本はすでに22年度の予算要求で24年からF-35Bの取得を開始し、同時期にいずも、かがの軽空母化を終えて運用試験を開始する予定となっています。
 それだけでなく島嶼防衛にもF-35Bを投入するでしょう。

 一方で韓国は「20機のF-35Bを買う」とはしているものの、取得がいつからなのか。
 本当に買う気があるのかも不明。
 あと、空母(とF-35B)をどこでどう運用するのかも不明。
 なんのための空母取得なのか、という話が海軍から出ていないのです。
 韓国が朝鮮半島周辺事態に対応するのなら、陸上からF-35Aを飛ばすだけでなんの問題もないはずですから。島嶼防衛をするわけでもなし。
 「日本と中国が持っているから」というのも大きな理由でしょうけどね。

 いや、本当に頼みますよ。
 なんだったらKF-21ネイビーの開発もしてくれていいから。
 がんばれ、韓国海軍!

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韓国で軽空母の設計予算が今年も大幅削減……次政権に可否そのものが持ちこまれる模様

カテゴリ:軍事 コメント:(92)
韓国、軽空母など兵器導入予算大幅削減…「次期政権にボール渡す」(中央日報)
軽空母導入事業など韓国軍の大型兵器導入事業予算が国会の審査過程で大幅に削減された。国会国防委員会予算審査小委員会は16日に来年度国防予算審査結果を提出し、軽空母基本設計予算を72億ウォンから5億ウォンに大きく減らした。

軍関係者によると、この程度の予算では基本設計着手は不可能だ。軍関係者は「国会の最終予算決定が残ったが、事実上軽空母導入に対しては次期政権にボールを渡した格好」と話した。

昨年も防衛事業庁は今年度予算案に軽空母基本設計着手金名目で101億ウォンを策定したが、討論会などの開催に向けた予算1億ウォンだけ残し全額削減した。

軽空母は文在寅(ムン・ジェイン)政権が重点的に推進した兵器導入事業だった。それでもこの日の国防委全体会議では野党議員だけでなく与党議員も軽空母予算削減に同意した。野党「国民の力」のシン・ウォンシク議員は、「(軽空母は)まだ必要性の有無に対する共感が形成されていない。必要だとしても費用分析がまったくできていない」と話した。
(引用ここまで)


 韓国海軍と政府が軽空母計画の予算を大幅削減。
 去年も同じように軍が101億ウォンを要求していたものを、1億ウォンにまで削減したこともありました。
 基本設計に突入する予定だったのですが、国会から否定された形になりました。
 要するに「もうちょっと空母そのものが必要であるとのアピールをしなさい」という状況だったと。
 1億ウォンでお茶とお茶請けの代金は出してあげるから会議をしてそのあたりを詰めなさいってことですね。

 で、今年は空母建造を推してきたムン・ジェイン政権が終了することもあって、やはり72億ウォンから5億ウォンへの大幅削減と。
 ……視点を変えてみよう。
 今年の1億ウォンから5倍増というのはどうだろう。
 ゆず茶くらいしか出せなかったものがチョコパイまで出せるようになったと考えればいいのではないでしょうかね。

 まあ、野党である国民の党への政権交代があり得る状況になりつつあるので、次政権に投げておこうというのが実際のところかな。
 韓国では左派政権になると国防費が増大する方向になります。
 パク・クネ政権では4%台だったものが、ムン・ジェイン政権では7%となっています。過去のノ・ムヒョン政権でも同様に高い伸びを見せていましたね。
 いわゆる「自主国防」を標榜するためです。駐韓米軍を追い出し、韓国独自の力だけで国防を担うとする夢……というか目標があるのですね。


 「自主国防」実現のための3点セットが空母、原潜、核兵器の所有。
 ムン・ジェイン政権ではとりあえず空母は基礎設計に近づき、原潜も視野に入れています。KF-21(KF-X)の計画も大元は金大中政権で推進されたものでした。
 韓国の国防費についてはおそらく2〜3年後には日本の防衛費を超えてくるでしょう。

 ムン・ジェインも「韓国はGDP比で2.4%もの国防費を計上している。1%前後でしかない日本の肩替わりをしている」と述べていましたね。
 日本もGDP比で2%くらいにしろってことかな(笑)。

 あ、そうそう。
 KF-21の共同開発費用のうち、30%を現物支給にするとしていたインドネシアですがやはりパーム油で支払うそうですよ。

インドネシア、「パーム油」で韓国型戦闘機KF-21の残金支払い?(ハンギョレ)
インドネシアは2015年にKF-21の全体事業費8兆8000億ウォン(約8500億円)のうち20%(約1兆7000億ウォン)を分担することにし、KF-21の共同開発事業者として参加したが、「経済状況が厳しい」として2017年下半期から分担金の支払いを止めた。現在、8000億ウォン(約770億円)台の分担金が未納の状態だ。 (中略)

 防事庁関係者は「現物は軍需品や一般商品、地下資源などが考えられる。現物の具体的な種類と数量など細部事項は、今後協議する予定」だと説明した。同関係者は「インドネシアが天然資源の提供を提案する場合も、韓国の輸入業者が損害を被る交渉はしない」と述べ、「例えばインドネシアで多く生産されるパーム油を分担金の代わりに受け取る場合、これを国内に持ち込まず、海外から直接売る方法なども考えられる」と述べた。
(引用ここまで)

 韓国国内には持ちこまないのか……。16億円相当のパーム油が持ちこまれて、消費期限までに使い切れずに大変なことになったりする未来はないのですね。
 韓国で東南アジアでよく食べられているえびせんべいとかが流行するかと思ったのですが、そういうわけにもいかないのかな。
 あれ、平たいものをパーム油で揚げるのですよ。タイ料理とかインドネシア料理のつけあわせでよく出てくるヤツですが。
 ……そうか、残念。まあ、消費期限切れても石鹸にしちゃえばいいという話もある。

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韓国、K2戦車の技術をトルコ輸出に成功 → 研究者に割り当てられる成果給ボーナスで泥沼の法廷闘争へ

カテゴリ:軍事 コメント:(47)
タグ: K-2 軍事 戦車 ADD
K2戦車のせいで企業が死ぬ思いなのに… ADD研究員400人700億成果給「身内の争い」(文化日報・朝鮮語)
21日、国会国防委員会と共に民主党キム・ジンピョ議員によると、K2黒豹戦車の開発に参加したADD研究者約400人がADDを相手に、2008年成立したトルコへの戦車技術輸出による技術料補償の支払い請求訴訟を進めている。最初は研究者が各自訴状を出したが、現在は3件の訴訟で事件が併合されたことが分かった。

K2戦車はADDが探索開発を経て、2008年のシステム開発が完了した国内開発戦車だ。ADDは2015年にトルコにK2戦車の技術を輸出する対価としてシステム開発企業である現代ロテムを経て1417億ウォン(当時ウォン基準)を受けることにしたし、このうち50%である約700億ウォンが関連規定に基づいて戦車開発に参加した研究者の400人に支給されるボーナスとして割り当てた。しかし、多くの研究者が戦車の開発に貢献した程度の差があると配分方式に不満を提起し、内部的に解決しようとする試みが失敗すると、最終的に法的争いにつながったのだ。これにより、成果給は6年目になるいまも支払われていないと伝えられた。

しかし、技術料を支払った現代ロテムは防衛事業庁が戦車の心臓であるパワーパック(エンジン+トランスミッション)国内開発を決定したため、変速機などの開発の遅れにより、天文学的金額の莫大な被害を受け、一部の部品メーカーは倒産の危機に追い込まれたことと比較するとADDの成果給配分をめぐる集団請求訴訟の雰囲気と微妙な対照をなしている。
(引用ここまで)


 K-2戦車がトルコへの技術輸出が行われた際、ADD(国防科学研究所)の研究者にボーナスが支払われることになっていたとのことですが。
 その分配を巡って研究者同士で諍いが起きて訴訟沙汰になり、いまだにボーナス支給が行われていない、とのニュース。

 そもそもがK-2自体が成功した戦車かというと微妙なところで。
 本来であればM48A3、A5をすべて置き換えるべく700輛の生産が予定されていたのですが。
 初期生産は200輛に削減。
 その後のパワーパック開発に際したゴタゴタというか、ぐだぐだ感は何度かお伝えしていますね。
 詳細はこちらのエントリをごらんください。


 現状は総計で260輛が生産される予定で、内訳はこんな感じ。

・バッチ1 ドイツ製パワーパックを搭載した100輛
・バッチ2 斗山製エンジン+ドイツRENK社製変速機を搭載した106輛
・バッチ3 変速機を国産に変えようと思ったけども失敗 54輛

 バッチ3に関してはまだ生産中かな。M48A3はほぼ置き換えできそう、との話ですがM48A5はまだ400輛が現役とのこと。
 第4次生産も視野に入っているようですが、それでも当初予定からはかなり削減されてますね。

 ちなみに記事タイトルの「企業は死にそうなのに」というのは、国産パワーパックの開発失敗によって遅延損害金が1000億ウォン規模に膨れ上がったためです。
 開発主幹の現代ロテムが支払うそうですが、これもどうなることやら。

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韓国メディア「米豪と潜水艦問題で決裂したフランスから原潜技術を入手、最悪でもフランスをテコにして高濃縮ウランを入手できるのでは?」とAUKUS問題に謎の上から目線

カテゴリ:軍事 コメント:(83)
「77兆蒸発」に怒ったフランス、アメリカの超強気... 韓国の機会になるか(韓国経済新聞・朝鮮語)
フィリップ・ルポル駐韓フランス大使は先月17日、異例の記者懇談会を開き、「フランスとの今回の契約を破棄することにより、オーストラリアは独自の自主的な国防力を開発する機会を失い、アメリカへの依存が大きくなるしかない状況になった」と主張し、韓国と原潜技術を含む国防協力をしたいとの意向をのぞかせます。もちろん韓米原子力協定だけでなく、すべての核燃料が、米国主導の核供給国グループ(NSG)によって制御されるという点で、韓国が独自にフランスから原潜技術を導入することは事実上不可能に近いです。ただし、このような動きは、米国を動かすことテコになることはあるという分析です。 (中略)

オーストラリアは現在、米国の3大対中牽制路線であるオコス、クワッド(米国、オーストラリア、日本、インドの安全保障協議体)、ファイブアイズ(米国、英国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ諜報同盟)の両方に属している国です。韓国と同じていどに大衆経済依存度は大きいが、中国と強く対立しています。米中の間で「戦略的あいまいさ」を展開している韓国とはかなり異なる姿勢といえます。

米国政府当局者は、先月16日に韓国もオーストラリアのように近い将来、米国の原潜技術を移転される可能性があるのかについて、自由アジア放送(RFA)の質問で「今回のオーストラリアの場合は、例外的なもので今後そうなる根拠はない」と線を引いた。ブルース・ベネットランド研究所研究員も「米国は数十億ドルを投じて原子力潜水艦を開発してきたが、この技術が敵国に渡るようなことがあれば、米原子力潜水艦全体が危険に陥ることになる」とし「米国は、機密情報のセキュリティ文化が徹底整備された、本当に近い同盟国のみ潜水艦技術と機密情報を共有する」と言いました。
(引用ここまで)


 韓国のチャンボゴ3級のバッチ2が建造開始されたこと。さらにSLBM発射技術を取得したこと。
 チャンボゴ3級のバッチ3では動力を原子力にしたいと希望していること。
 そしてオーストラリアによるフランスのアタック級キャンセルと原潜取得、およびAUKUSの結成などを解説した韓国のニュース。

 以前にちらっとAUKUSについて言及した際に「韓国がフランスに対して原潜の燃料等での協力を求めたりしたら面白い」と書いたのですが。
 さっそくフランスからはそうした働きかけが暗喩的にあったとのこと。

 韓国にとって原潜製造の最大のハードルは高濃度核燃料の入手である、というのは何度も書かれていることで。
 現在は米韓原子力協力協定で、韓国に供給されるのは最大で20%までの核燃料と制限されています。


 今回、オーストラリアに供給されるのは最大で90%ともされる高濃縮ウランを燃料とする大型原潜。建造前に必要であればリースもされるのではないか、とされています。
 この高濃縮ウランを韓国も入手するためのテコとしてフランスを使えるのではないか、という謎の上から目線での解説がされています。
 まあ、韓国の立場ならそう考えますわな。

 その一方で韓国もオーストラリアのようにアメリカの原潜技術を入手することもできるのではないか、ともしているのですが。
 「韓国はオーストラリアのような信頼を得てないので無理」とばっさり切っています。
 「セキュリティがしっかりしており、かつ本当に近い同盟国」ですので日本も無理だな、これは。
 法制面でのセキュリティ面さえなんとかできれば……という感じではありますが。

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地下300メートルのコンクリートもぶち抜く韓国の超兵器・玄武4、公開された映像は「フェイク」だった……なんのために?

いかほどの極秘事項であれば…韓国軍公開「玄武-4」映像は別のミサイルだった(朝鮮日報)
韓国軍当局が今月15日、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)などと共に初めて公開した高威力弾道ミサイル、いわゆる「玄武-4」ミサイルの映像は、実は玄武-4ではなく別のミサイル映像であることが明らかになった。セキュリティを維持するため玄武-4ではなく玄武-2弾頭強化型ミサイル(弾頭重量2トン)の映像を公開したというのだ。実際の玄武-4は文在寅(ムン・ジェイン)大統領も「世界最高水準の弾頭重量を持つミサイル」と言及しただけあり、重量4-5トン以上の弾頭を載せる「怪物ミサイル」だ。

 政府筋は26日、「15日に公開された高威力ミサイルの映像は玄武-4ではなく、重さ2トンの弾頭を載せた玄武-2改良型ミサイルだと聞いている」と語った。同日、文大統領と軍首脳部が参観する中、忠清南道泰安郡の安興試験場で実際の玄武-4ミサイルを発射し、海上の仮想の目標物に命中させることに成功したが、メディアには以前非公開で実施した玄武-2改良型ミサイル発射と標的命中の映像を公開したというのだ。

 軍当局が「ニセ玄武-4」の映像を公開したのは、玄武-4ミサイルの形状が北朝鮮はもちろん、周辺国にも知られてはならない極秘事項であるからだという。15日に公開された映像の高威力ミサイルは、ゴルフのホールインワンのように標的の真ん中に正確に着弾した後、地下の奥深くまで入って爆発しており、強力な地下貫通破壊力を見せた。

 ミサイルを開発した国防科学研究所(ADD)は「玄武-4」という名称は使わず、「弾頭重量を画期的に増やした高威力弾道ミサイルの開発にも成功した」「今回開発されたミサイルはコンクリートの建物や地下トンネルの攻撃も可能で、主な標的を正確かつ強力に攻撃し、無力化することができる」としている。

 実際の玄武-4ミサイルは同日公開されたミサイルよりもはるかに大きい弾頭と威力を持っていると言われる。消息筋は「実際の玄武-4は射程距離300キロメートルの場合、4-5トン以上の弾頭を載せることができる」と語った。一部には、15日に公開されたミサイルの3倍以上の威力を持っているという話もある。

 玄武-4は非常に重い弾頭を載せているだけに、形も「頭」(弾頭)が大きい「頭でっかち型」だという。普通、こうした形は構造的に正常な飛行が難しく、精度が大幅に下がる恐れがある。しかし、15日の試験発射での「玄武-4」ミサイルは350キロメートル飛行して3メートル前後の精度で済州島近くの西南海に着弾した。当時は台風が韓国に接近して強風が吹いていた状態だったが、予想を上回る精度を見せたことに参観者たちは驚いたとのことだ。
(引用ここまで)


 韓国の玄武-4というミサイルが「発射試験を成功した」として映像が公開されたのですね。
 その映像がこちら。
 あ、それとこの記事を開くと、有無を言わさずに記事下方にあるこれと同じ映像がスタートして大音響が響き渡るので注意。
 なお、同じトラップが3ページ目にも仕込まれています。



 でも朝鮮日報曰く、この映像はわざと流された偽映像で玄武-4のものではない。
 玄武-2の改良型だ、としているとのこと。

 ……わざわざそんなフェイク映像流したりする?
 そもそも韓国側の発表している数字がおかしい。

韓国型バンカーバスター玄武4、地下300mの北朝鮮要塞も破壊(中央日報)

 「高度500〜1000キロメートルまで上昇してマッハ10で下降する」
 「威力は戦術核水準のTNT1キロトンていど」
 「コンクリートでできた北朝鮮の地下300メートルにある施設も破壊できる」

 上昇後(推進剤使用後)にマッハ10で下降できるって、空気抵抗は?
 TNT1キロトンの威力って通常弾頭で?
 地下300メートルのコンクリートをぶち抜けるって、米軍が開発中の14トンクラスのMOPでも通常コンクリートなら60mが限界なのに?


 あと今回は4-5トンの弾頭を搭載する、とありますが以前の話では「弾頭は2トン。搭載している火薬の量は少ないが、弾体の全体を重金属で満たしている」という話だったような……。

 軍事ライターのJSFさんも書いていますが、どうもこの玄武4周りの話には異様なものが多いのです。

韓国型バンカーバスター弾道ミサイル「玄武4」の荒唐無稽な噂の数字(Yahoo! ニュース個人)
韓国軍・玄武4弾道ミサイルの荒唐無稽な噂の数字(その2)(Yahoo! ニュース個人)

 プロパガンダであるにしてもその目的がいまひとつ分からない。
 「我が軍は超兵器を持ってるのだぞー」と言いたいだけなのかもしれませんが。
 で、そのとどめとして「偽映像でしたー」ですからね。
 本当にその兵器、存在しているのって感じだなぁ。イラクが最後の最後まで「大量破壊兵器の存在を否定しない」ってやっていたのは、隣国イランに舐められないように、という意図が働いていたとのことですが。
 それで最後は亡国の憂き目に遭ってるんだからなぁ……。

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韓国メディア「東アジアの新冷戦での軍拡競争に参加すべきではない」……いや、防衛費増やしまくってるだろ、韓国

カテゴリ:軍事 コメント:(73)
[社説]東アジア「新冷戦」の軍拡競争に冷徹に対応すべき(ハンギョレ)
 9月15日は東アジア情勢の重要な分水嶺として記録される可能性が高い。この日、北朝鮮は列車から短距離弾道ミサイルを発射し、韓国は世界で7番目に潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験に成功した。同日、米国、英国、オーストラリアの首脳は中国牽制を念頭に置いた3カ国安全保障の枠組み「オーカス(AUKUS)」の結成を発表した。米中の新冷戦と北朝鮮の核・ミサイル問題などを背景に、東アジアで軍拡競争が本格化する兆しが現れている。 (中略)

韓国も国防予算を大幅に増やし、先端兵器開発に拍車をかけている。2022~2026年の国防中期計画には、ステルス戦闘機(F35)の導入完了や6000トン級の次期駆逐艦(KDDX)の開発、3万トン級の軽空母確保など大規模な軍備増強計画が盛り込まれ、国防費は2024年に60兆ウォン(約5兆6千億円)台、2026年には70兆ウォン(約6兆5千億円)台に増加する見通しだ。

 米中対立が加速化し、北朝鮮の核開発と日本の再武装が実現する状況で、韓国も「戦時作戦統制権の移管」と共に、軍備を増強するのは避けられない面がある。「自主国防」と「軍備増強」は切っても切れない関係にある。しかし、アジア太平洋諸国が軍拡競争に乗り出せば、韓国の究極的な目標である東アジアの平和と安定を実現するのは難しくなる可能性が高い。 (中略)

バイデン大統領が15日に英国やオーストラリアと「オーカス」創設を発表し、これまで英国以外には共有しなかった原子力潜水艦の推進技術をオーストラリアに支援することにしたのは、こうした象徴的なシグナルといえる。今後、日本をはじめとする米同盟国の軍備強化はさらに急激に進むだろう。韓国は、このような国際情勢の変化を冷静に見つめ、韓国に必要なことを実践していかなければならない。戦力強化が無分別な国防費の拡大につながったり、南北関係の悪化の悪循環に巻き込まれることのないよう、冷徹に戦略を立てなければならない。
(引用ここまで)


 ……いや。
 なんでまるで「韓国は東アジア軍拡競争の埒外にいる」みたいな前提で社説書いてんだよ。
 しかも「自主国防」を至上命題とする左派紙が。
 韓国政府の22年の防衛費は5.3兆円。23年にも日本の防衛費を追い抜くともされている状況ですよ。

韓国国防予算が日本に並ぶ 22年5.3兆円、23年にも逆転(日経新聞)

 対GDP費では2%以上。
 NATO加盟国と同等かそれ以上のレベルで軍備増強してますわ。
 日本はF-35Aを1年に4機とか6機のペースで取得していますが、韓国では1年に10機とかのペース。2019年は13機だったのを覚えています。
 FMSでアメリカ生産している分を導入しているので早いという面もありますけどね(日本は国内組み立て)。
 コロナ禍で災害支援金をばらまくために防衛予算に手を入れたこともあって導入ペースを遅らせていますが、当初予定では2022年までに40機の1次導入を終えていたはずでした。


 絶対額で見たら東アジアで防衛費を増やしている国ランキングで2位は韓国でしょ。
 これまで対北朝鮮で陸軍偏重だったものを海軍、空軍を増強しつつあり、かつ陸軍もそのままという状況なので国防予算が増えざるをえないという面もあるですけどね。

 ちなみに記事にもあるAUKUSの発足でフランスが激オコ状態になってます。
 駐米、駐豪フランス大使を召喚。
 アメリカがまったくフランスとの事前情報交換を行っていなかったことが原因のようですが。
 アフガン撤退に続いてアメリカの巨大な外交失点。
 まあ、フランスのアタック級建造はミリほども進んでいなかった上に、予算は増え続けて現地生産割合も減り続けていたので個人的には同情もできません。

   これでやけくそになったフランスが韓国に原潜技術供与なんてことになったらちょっと面白いですけどね。
 韓国はソ連崩壊のどさくさでソ連の原潜技術を入手するなど、そのあたりは鼻が利くのでやりかねないよなぁ。

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韓国メディア「日本の航空戦力が進歩すると韓国の優位性が揺らいでしまう」……日本を仮想敵国と言っているも同然なんですが

カテゴリ:軍事 コメント:(102)
「日本が動く」と揺らぐ韓国空軍の戦略的優位性(世界日報・朝鮮語)
日本も空対空武装確保に積極的に乗り出している。多機能位相配列(AESA)レーダーを使って、命中率と対戦回転力を高めた自国産AAM-4Bを開発したが、機体システム統合の問題で、F-35には装着が容易ではない。

これにより日本が導入するF-35AとF-35Bには、AMRAAMやミーティアミサイルが搭載される可能性が提起される。

米空軍が使うF-35Aには、AMRAAM装着が可能である。日本が推進しているF-15Jの性能改良事業でもAAM-4Bよりもさらに交戦距離が長いAMRAAMを搭載する案が議論される。ミーティアは英国海軍がF-35Bに搭載しており、日本が英国の協力のもと導入を決定する可能性も提起される。

AAM-4Bより交戦距離が長いAMRAAMとミーティアが日本航空自衛隊に本格的に導入なら、韓国空軍との空対空戦闘力格差はさらに狭まる見通しだ。 (中略)

問題は、日本が長距離空対地能力確保の動きを加速し、韓国の戦略的優位性を揺さぶっているという点である。 (中略)

日本が外国産兵器の導入と国内開発を並行して長距離打撃能力を育てているが、韓国はF-15Kとタウルスミサイルの組み合わせ以外に特別な変化がない。

KF-21に国産長距離空対地ミサイルを装着する案は、実効性をめぐり議論が後を絶たない。 (中略)

日本はF-35AとF-15Jに長距離空対地能力を備えるなど、スタンドオフ兵器の確保に総力を傾けている。一方、韓国はKF-21に武装を備える作業も既存の計画を維持しており、新たな選択肢も注目されていない。日本を含めて中国、ロシアなどが長距離打撃能力強化に没頭した状況で、発想の転換を通じた戦略的な優位性確保の努力が切実な理由だ。
(引用ここまで)


 韓国の航空戦力に比べて、日本の航空戦力のほうが対空、対地ともに長い射程距離を持ちそうだ……という記事。
 例の「KF-21(KF-X)には対地攻撃能力がない」という話も出てますね。
 さらに韓国製の対地ミサイル開発が遅れそうだ、とのニュースも出てきましたが。
 まあ、KF-21がいくら4.5世代機で手堅い作りとはいえども開発製造に遅延がないとかほぼあり得ない話なのでそんなに焦ってもしょうがないとは思いますが。

 と、いうかですね。
 この記事中に「中国」という文字が出てくるのが最後の段落の1回だけってどういうことなんですかね。
 どう考えても現実的な脅威は日本よりも中国だと思うのですけども。

 韓国は明らかに日本を意識して武装を整えている節があります。「仮想敵国は日本」ってヤツですね。
 まあ、実際問題として韓国が次期主力戦闘機としてF-35Aを導入したのも「日本がF-35Aを導入しているのに、部分的なステルス能力しかないF-15SEじゃ対抗できない」という意見が通ってしまったからなので。
 韓国政府の課していた入札にきっちり対応したボーイングこそがいい面の皮だよな……。
 ま、そんなわけでこの記事が如実に語っているように中国より、そして北朝鮮よりも「敵」として認定されているのは日本なのですけどね。


 なにしろタイトルからして「日本が動くと韓国空軍の戦略優位性が揺らぐ」ですから。
 まあ、日本側からも韓国を仮想敵国としてチェックはしているでしょうけども。
 さすがにここまであからさまではないでしょうが。

 あと記事中に出てくるミーティア……というか、改良型ミーティア(JNAAM)は日英の共同開発品なので、韓国のF-35は搭載できるんでしょうか。欲しい欲しいと言っているようですが。
 日本側が許さないような気がするなぁ。
 商売としては売りたいところでしょうけどね。

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北朝鮮の巡航ミサイル発射を韓国軍は把握できなかったのか、それとも把握はしても発表をしなかったのか……

北が撃ったミサイルが1500キロ飛んでいる間、韓国軍は気付かなかった(朝鮮日報)
【社説】北朝鮮のミサイル発射を全く把握できなかった韓国(中央日報)
北朝鮮が、韓国はもちろん在日米軍基地のTHAAD(高高度防衛ミサイル)レーダーを破壊できる長距離巡航ミサイルを2日にわたり少なくとも2度発射したにもかかわらず、韓国軍当局は関連の兆候をきちんと探知できなかったことが判明した。 (中略)

韓国政府の関係者は「巡航ミサイルの飛行高度が極めて低いため、発射後に捕捉されても消失するケースがしばしばある」と語った。韓米情報当局のレーダーは韓半島の地上から発射された、高度500メートル以上まで上昇する発射体を捕捉できるが、それより低い高度で飛行する巡航ミサイルは見逃してしまうこともあり得るのだ。 (中略)

 結局のところ、現政権最後の北朝鮮との対話の可能性を開いておきつつ、韓半島の安全保障情勢を管理しようという意図からミサイル関連の事実を先んじて公開しなかったのではないか、という指摘が出ている。
(引用ここまで)

北朝鮮が先週末ミサイルを発射したが、軍と情報当局は全く把握できなかった。北朝鮮国営朝鮮中央通信の昨日の発表を見て真相把握に入った。発表内容によると、北朝鮮の国防科学院は新しく開発した新型長距離巡航ミサイルを11日と12日に試験発射した。このミサイルは北朝鮮地域と海上で「8の字」を描きながら126分間に1500キロ飛行した後、標的に命中したと、通信は主張した。ところが韓国情報当局は北朝鮮がミサイルを発射した場所さえも把握できず右往左往しているという。

巡航ミサイルは弾道ミサイルのように高い高度に上がらず、数十~数百メートルの低高度を航空機のように飛行する。このため巡航ミサイルはレーダーで探知するのが難しいという特性がある。こうした北朝鮮巡航ミサイルの発射の兆候、発射後の飛行も把握できなかったというのだから、対北朝鮮情報網に深刻な穴が生じたと言わざるを得ない。しかも射程距離が1500キロのこのミサイルは韓半島全域はもちろん、在日米軍基地まで打撃できる。北朝鮮がこのミサイルに戦術核を搭載すればさらに深刻になる。北朝鮮が巡航ミサイルを我々のレーダー網を避けて低高度で発射すれば、韓米軍は防御自体が難しい。一種のゲームチェンジャーとして活用されることが懸念される。

北朝鮮は巡航ミサイル発射が国連決議案違反でないという点を利用し、高度な心理戦に出てきた。
(引用ここまで)


 北朝鮮が新たに開発したとされる巡航ミサイルが2回発射され、北朝鮮国内を1500キロを飛行してターゲットに命中した……と北朝鮮当局が発表。
 それに対して韓国は蜂の巣をつついたような騒ぎになっています。
 曰く「まったく発射兆候もつかめなかったのか」「高度が低いとはいえ、経路を把握できなかったのか」等々。
 まあ、やろうと思えば青瓦台や在韓米軍の飛行場への爆撃が可能になったということですから当然といえば当然。

 ただ、記事中の「核を搭載すれば」とありますが、サイズ的に見てもトマホークと同クラスですから弾頭は500キロに満たないていど。
 北朝鮮の核技術でそこまでの小型化ができているとは思いにくいですね。

 
 で、確かに巡航ミサイルはレーダー網から漏れる可能性が高く、発見できなくてもしかたがないものではあるのですが。
 アメリカは静止軌道上の早期警戒衛星があるので、発射自体は分かっていたはずなのです。
 もし、韓国政府への通達がなかったのであれば大きな問題です。

 ただ、さすがに通達がなかったとは思えないんだよなぁ……。
 考えられるのは「アメリカからの通達をあえて韓国国内に広めなかった」ということ。
 その理由はもちろん、南北対話に支障をきたさないため。
 ま、南北対話なんてハノイでの米朝会談破綻からなにもできてはいないのですが。

 ムン・ジェイン大統領の任期は残り9ヶ月。大統領選がある3月までは半年ちょい。
 その間、どんな可能性でも落とさずに拾いたいということで「北朝鮮が巡航ミサイルを発射した」とはアナウンスしなかったのでしょう。
 ……安保にとんでもない影響が出ているってことなんだけどな。

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