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カテゴリ:韓国人vs.外国人の記事一覧

韓国政府、ビラまきを続ける脱北者団体の法人設立許可を取消 → 国外人権団体に叩かれ炎上 → 外国メディアを招き地元民に「ビラ撒きは迷惑だ」と語らせる……北朝鮮とやっていることが同じなのですが……

水害の最中に外信記者を呼んで「ペットボトルツアー」(朝鮮日報)
 韓国各地で洪水の被害が続出している中、韓国統一部(省に相当)がソウル駐在の外信記者およそ40人を連れて「ペットボトル海上散布現場」を訪問する「接境地域ツアー」を行った。また現場では、ペットボトル散布に反対してきた住民とだけ渉外して「地域住民インタビュー」を進めたことも判明した。

 統一部が北朝鮮向けのビラ・ペットボトル散布団体の法人設立許可を取り消し、脱北・人権団体に対して異例の事務検査を実施したことを巡っては、国際社会から「北朝鮮人権活動を委縮させる」という懸念が提起されている。こうしたことを意識した統一部が「官製世論戦」に乗り出した、という声が上がった。

 外信記者らは同日午前、統一部が提供したバス3台に分乗し、仁川市江華郡の席毛島へと向かった。一部脱北団体がコメを詰めたペットボトルを散布した地点を見て回り、現地住民3人にインタビューするためだった。北朝鮮取材の経験を持つある外信記者は「北朝鮮当局が体制宣伝のため動線とインタビューをあらかじめ組んでおき、外信プレスツアーを進めていたのが思い出された」と語った。

 この日のツアーに出席した日本の通信社の記者は「島の住民をインタビューしたが、一様に『ペットボトル放流は漁業に被害を及ぼし、散布してはいけない』と話していた」と伝えた。米国の新聞社の記者は「(統一部は)出席した住民らが自発的にインタビューに応じたというが、約束でもしたかのように環境汚染や、緊張をあおるという話を取り上げていた」と語った。また、別の外信記者は「ソウルで何年も勤務しているが、外信記者を対象とする統一部のツアーは初めて」と語った。さらに別の外信記者は、匿名で「本人からの要請はなかったというが、誰が見ても、あらかじめ渉外した住民だった」と語った。

 この日、外信記者らを引率した統一部人道協力局の関係者は、昼食懇談会の場でペットボトル散布中止の必要性を何度も強調したという。人道協力局は最近、2つの脱北団体に対する法人設立許可を取り消し、統一部登録団体に対する事務検査および登録条件点検を実施した部局だ。「転換期正義ワーキンググループ」のイ・ヨンファン代表は「統一部が『北朝鮮人権運動を弾圧した』という国際社会の批判を和らげるため、洪水で全国が苦しんでいるさ中に外信記者だけをぐっとつかんで異例のツアーイベントを用意した」とし、「文在寅政権は、外信も手駒とみなして飼いならしたいということ」と主張した。
(引用ここまで)


 北朝鮮に向けてコメを入れたペットボトル散布、韓国のニュース等を書いたビラを風船で撒くといった作業をしていた脱北者団体がありましたね。
 北朝鮮のキム・ヨジョン党第1副部長が激怒して「ビラ撒きをやめさせろ、法でも作れ」「放置するなら最悪の事態になる」というコメントを出したら、直後に韓国政府が「禁止させます! 法律も作ります!」と直立不動で返答したことは記憶に新しいのではないかと。
 で、ビラ撒きをしていた団体に対しては「今度やったら逮捕。法人設立許可取消な」と宣言。
 京畿道知事も「京畿道でやったら即逮捕だ!」と鼻息荒く宣言してました。
 どうもビラの中身に「脱北者が国会議員になった」と書かれていたことが北朝鮮の体制を揺るがすことにつながるのではないか、という感じではあるのですが。
 まあ、北朝鮮側にもいろいろと事情はあるのでしょう。

 で、ビラをまいていた脱北者団体は法人設立許可を取り消されたのですね。
 そしたらもう国際的な人権団体から叩かれるのなんの。
 「表現の自由が南側にもないとは知らなかった」とかもうぼっこぼこ。
 それでも韓国政府の統一部は法人設立許可の取消を強行しました。なにしろムン・ジェイン政権は北朝鮮の狗ですから。
 脱北者団体から出ている取消処分の取消を求める行政訴訟に基づいて、裁判所は執行停止を認めてはいます。

 で、韓国政府はその取消が正統なものであるということを外国メディアに知らせるために、地元民に「ナンボク カンケイ ガ アッカスル」「ギョギョウ ニ シショウ ヲ キタス」と証言させたのだそうですよ。
 ……北朝鮮に招待されたマスコミが見るショールームで「首領様と同じ国に暮らせて幸せです」って言わせているのと一緒じゃん。
 ムン・ジェイン政権のやりそうなことだ、とはいえますかね。
 こんなの誰かが立案しても他の人間が止めるよなぁ……まともな組織なら。
 このやりかたが外国メディアからどう見られるか、ということを理解する人間がひとりくらいはいるでしょ。
 もはやこんなことすら止められない、北朝鮮についてなにひとつ異議を唱えることができない国になったのだなぁ。

韓国メディア「次のG7にゲスト参加できるというだけで拡大G7入りは無理かも……」→韓国人「事実(韓国のG7入り)を歪曲するな!」「ゴミ記者が!」

「ゲストとしては歓迎するが……」 冷静なG7、我々の対応は?(SBS・朝鮮語)
<アンカー>
ドイツが主要7カ国が共にG7サミットでは、韓国が参加することを歓迎するとしながらも、G11のメンバーとしてはより議論をすべきだと一線を画した。日本は今日(11日)も、私たちの参加を反対したんです。

冷静な反応に韓国がどのように対応すべきか、キム・ヘヨン記者が分析した。

<記者>
韓独戦略対話直後の共同会見でドイツマース外相は、韓国のG7サミット招待と参加を非常に歓迎すると言いながらもG7拡大の問題は、徹底的な議論が必要だとしている。
ゲストとしては歓迎だがG7の拡大、すなわち国際政治の枠組みの変化には線を引いたものです。

カン・ギョンファ外相「今回の会議を越えて(G7)メンバーシップを拡大する問題は、また別の問題です。加盟国間の多くの議論と協議する必要があります(と共感しました)」

6月末、日本の反対に青瓦台の関係者が見られた「破廉恥レベルが全世界最上位圏」といった激昂した反応は、決して役に立たないと指摘しました。

イ・サンファン韓国政治学会会長(韓国外大教授)「静かな外交を通じて、お互いに「ギブ・アンド・テイク(送受信)」なしに、日本の突然の態度の変化を誘発することはできません」
(引用ここまで)


 韓国のカン・ギョンファ外交部長官と、ドイツのハイコ・マース外相による独韓外相会談が行われました。
 どうもカン・ギョンファは韓国のG7参加について賛成してほしいというだけのために1泊3日の強行軍で訪独したようで。
 で、マース外相は「今秋にG7が行われるのなら韓国の参加を歓迎する」と述べました。
 で、それを受けて韓国メディアは一斉に「韓国がG7参加!!」みたいな記事を出したのですね。典型例はこちらのKBS WORDの記事かな。

ドイツ外相 韓国のG7拡大サミットへの参加を歓迎(KBS WORLD RADIO)
外交部によりますと、マース外相は10日に開かれた記者会見で、「ことし秋にG7サミットが開催される場合、韓国の参加を歓迎する」とし、「韓国は国際的に重要な国であり、ドイツとも価値を緊密に共有するしている国であるため、韓国の参加を嬉しく思う」と述べたということです。
そのうえで、「どの国がG7拡大サミットに参加すべきか考慮する必要があるが、G8だったロシアは受け入れない」と述べ、ロシアの参加に反対する意向を示しました。
(引用ここまで・太字引用者)

 この記事にかぎらず、昨日の朝は「韓国のG7入城への扉をドイツが開いた」というニュースばかりだったのですよ。
 一般メディアにかぎらず、ニュースを配信する通信社である聯合ニュースも同様に「ドイツが韓国のG7入りを歓迎すると表明」というニュースを出していました。
 もうすでに韓国中に「次のG7は正式メンバーとして参加する」という認識が広まっています。

 ただ、これは韓国外交部による速報をソースとした記事だったのですね。
 韓国外交部といえば……ほら、アレですから。
 で、ドイツ側からも正式な声明についてのリリースが出てきまして。
 韓国でも昼くらいからぽつぽつと「どうも……独韓外相会談のリリースを見るとドイツは『次のG7にゲスト参加するなら歓迎する』としか言っていないような」「っていうかむしろ断られているのでは」というようなニュースが出るようになり。
 夜になってカン・ギョンファが1泊3日の強行軍から帰国して「正式参加は参加国と協議後に……」と言葉を濁したことで、さすがにもう「G7入城!」みたいな記事はなくなりました。

 で、夜になってからタイトルも含めてきつめに出てきたのが、ピックアップしたSBSの記事。
 それ以外にもいくつか「ゲスト参加はできるが、拡大G7はまた別の課題」というようなニュースも出てきてはいるのですが。
 「ゲストとしては歓迎する」という部分を大きくピックアップしたのはSBSの記事が最初かな。
 で、この記事に対してdaumで2000オーバーのコメントが集まって、その多くが「事実(韓国のG7正式参加)を歪曲するな!」みたいなものばかり。
 「キレギ(朝鮮語でゴミ記者≒マスゴミの同義語)が!」とかそんな感じで糾弾されています。
 あ、元ネタはシンシアリーさんところからいただいてます → SBS「ドイツは韓国のG7参加を認めていない」→コメント欄「事実を捻じ曲げるSBS」「SBS株主は土着倭寇」(シンシアリーのブログ)

 もう最初の速報で韓国人の中では「G7入城」が確定していると思われます。
 速報でそこまで大々的に報じられ、かつ否定する報道を拒絶するのか。
 やはり、「日本と同じクラスの大国として認められたい」という韓国人の心の底に漂う願望がそうさせるのだろうな……と感じます。
 「日本が否定した韓国のG7入りを、正義の国であるドイツが歓迎した」という構図がその願望にピースとしてかっちりはまったのでしょうね。

韓国メディア「ドイツは韓国のG7入りに賛成したのに日本はまだ足を引っ張るつもりだ!」……いや、その……ドイツが賛成した事実はないよね?

ドイツは賛成したが... まだ足を引っ張る日本「韓国G7反対」(韓国経済新聞・朝鮮語)
ドイツが韓国の主要7カ国(G7)の首脳会談の参加を歓迎するという立場を明らかにした中で、日本政府は、再度否定的な立場を表明した。

NHKは、日本政府の菅義偉官房長官が今年のG7首脳会議の開催時期と方法と関連して「議長国である米国の判断を尊重する」と言いながらも「日本はG7の枠組みを維持するのが極めて重要だと考えている」と述べたと11日報道した。

日本政府は「アジア唯一のG7加盟国」とは、自国の地位が損なわれることがあるという理由で韓国とインド・オーストラリアなどの参加対象国を増やすことに難色を示しているものと解釈される。菅長官は「米国と(G7会議形式について)引き続いて多様な経路で緊密に協議する」と付け加えた。

一方、ドイツは、ロシアのG7参加には線を引いたものの、韓国合流には賛成という立場を明らかにした。
(引用ここまで)


 今朝の独韓外相会談後の記者会見について、韓国メディアの9割が「ドイツが韓国の拡大G7入りに賛成した」という文脈でニュースを伝えているのですよ。
 どうやったらあの話を「拡大G7入りに賛成した」という形に整形できるのか、さっぱり理解不能なのですが。  でもまあ、実際に9割かそれを超えるメディアで「ドイツが韓国のG7入りに賛成した」ということになってしまっています。

 で、「ドイツも賛成したのに日本の菅官房長官はまたもや『既存の枠組みを維持することが重要』と韓国を排除する方針を述べた」というストーリーを描いています。
 実際の菅官房長官による午前の記者会見はこちら。4分過ぎくらいから。



 この会見に対して「日本はずうずうしくもドイツの言うことを聞かずに、韓国の拡大G7参加に反対している」といった形で報道しているところがほとんどですね。

 なんつーかねー。
 外交プロトコルに詳しい記者がいないのか、それともそういった記者がいたとしても「韓国のG7入りにドイツが賛成した」という話に反論するとチンイルパ扱いされてしまうのか。
 一応、いくつかの韓国メディアからは「アメリカG7へのオブザーバとしての招待は賛成しているが、拡大G7については言葉を濁している」という言及がないわけでもありません。

韓国のG7行、ぼやける……トランプ敗北した場合はパワー不足(韓国日報・朝鮮語)
韓国の主要7カ国(G7)の首脳会議正式加入のための環境がますます難しくなっている。日本とドイツなどの既存加盟国が韓国の正式登録に懐疑的な態度を固守する上に韓国を招待していたドナルド・トランプ米国大統領が11月に米国の大統領選挙後G7を開くという立場まで明らかにした。

ハイコ・マース、ドイツ外相は10日(現地時間)G7拡大の問題と関連して「来るG7に韓国が参加することを非常に歓迎する。韓国は国際的に重要な国」と明らかにした。ドイツのベルリンを訪問中のカン・ギョンファ外相と第2次韓独外相戦略対話後、マース外相が共同記者会見で今回のG7サミット韓国参加を承認するという公式立場を明確にしたものである。

ただし、この発言は、韓国のG7正式に登録歓迎の立場で解釈できない。カン長官は会見で「韓国が米国から(G7)に招待されたことを(ドイツは)歓迎し、積極的承認する」とし、「G7拡大問題はマース長官の言葉通り、国際社会の枠組みの中で議論を経て進展を成し遂げなければならない状況と見ている」と説明した。ドイツも、今回のG7サミットに韓国が参加することは歓迎するが、正式な参加 ── すなわちG7拡大問題においては、既存加盟国間の議論を経なければならないとして微温反応を見せたわけだ。
(引用ここまで)

 ちゃんとこうして「韓国のG7正式参加については既存参加国との議論を経なければならない」と書いているところもなくはないのですが。
 ほとんどがこの発言を書いたとしても、そこになんの解説も加えないというような伝えかたをしています。
 で、韓国人のコメントもそれを受けて「日本め、見たか。これが韓国の外交力だ!」みたいに激しているものがほとんど。

 ちなみにカン・ギョンファ外交部長官ですが、この独韓外相会談のために1泊3日の強行軍だったそうですよ。
 本当にG7参加に賛同してくれっていうだけのために行ったっぽいですね。
 で、韓国に帰ってきたらアメリカから「G7だけど大統領選後にするわ」って言われててびっくりっていうオチまでついたと。
 おいしいなぁ。

韓国外相「韓国の拡大G7参加に賛成してほしい」→ドイツ外相「次のG7に参加するなら歓迎しますよ(枠組みは変更しません)」

G7拡大に反対した独外相「韓国、今年G7会議の参加は歓迎」(中央日報)
ドイツのハイコ・マース外相が主要7カ国(G7)拡大問題をめぐり「今回のG7首脳会談に韓国が参加することをとても歓迎する」として「韓国は国際的に重要な国」と10日(現地時間)、明らかにした。

この日、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官がドイツ・ベルリンを訪問してマース外相と「第2回韓独外相戦略対話」を行ってから記者会見を行った。

マース外相の発言は一見韓国のG7首脳会議への出席を歓迎するような言及だったが、G7の正式メンバーへの合流を意味するのかは定かでなかった。

ただし、康長官は同じ質問に「韓国が米国側から(G7に)招待されたことを歓迎し、積極的に賛成する」としつつも「これを越えてG7拡大問題はマース外相がおっしゃった通り、国際社会の枠組みの中で議論を経て進展を遂げるべき状況だと考えている」と答えた。

外交部がその後配布した報道資料にもマース外相は「今秋、G7首脳会議が開催される場合、韓国が参加することを歓迎する」と発言したと記されていた。外交部や康長官の説明によると、ドイツが韓国を含むG7の永久的な拡大を賛成したとみることは難しかった。マース外相がロシアのG7会議への参加に対しては「クリーム半島の併合とウクライナ東部紛争を先に解決しなければならない」として明らかに反対の意向を明らかにしたのも「G7体制拡大を望まない」というドイツのかつての立場と軌を一にした。

康長官は「(G7)議長国によって議題が決まるが、韓国が十分に寄与できる力があると考える」ともした。
(引用ここまで)


 唐突に訪独が発表され、コロナ禍の中で外相会談を行ったカン・ギョンファ外交部長官とハイコ・マースドイツ外相。
 その最大の理由は「韓国のG7入りを支持してほしい」というものだったようです。
 ですが、プレスリリースに「今秋、G7が開催される場合には韓国が参加することを歓迎する」と書かれるだけだった。
 つまり、永続的な参加は歓迎されていないのです。
 いわゆる「角を丸くした言葉」、外交的修辞に過ぎない。
 要するに「韓国が来られても困る」ということですわ。

 というか無理筋が過ぎる。
 そもそもマース外相は先月26日に「ロシアのG7復帰は無理」という話と一緒に「G7とG20は合理的に組織された体制」という話もしているのですよ。
 この発言、要するに日本の「G7の枠組みそのものを維持することが極めて重要」という立場と差異はありませんからね。

 この発言の2週間後に韓国から外交部長官が来て「じゃあ、韓国の拡大G7参加は歓迎しましょう」なんてことにはならないでしょ。
 この独韓外相会談を主導したのはどちらなのかはわかりませんが、なんとなくムン・ジェインがやろうとしたのではないか……と感じますね。
 以前から「ムン・ジェインは直接会ってしまえばどうとでもできると思いこんでいるのではないか」と韓国メディアから指摘されるほどに首脳会談好きですからね。
 みじめな結果に終わった欧州訪問での「北朝鮮への制裁解除を」というお願いも、アドリブだったことが知られています。
 でも実際にはなんの実績も挙げられてはいないのですが。

 おそらくはカン・ギョンファ外交部長官の訪独もその一環なんじゃないかなぁ……と感じます。
   ですが、案の定断られたというオチ。
 ムン・ジェインがやりそうなことではあるな、と。
 外相が「G7の枠組みを変化させない」と新聞とのインタビューで語ったのであれば、それがドイツの外交政策なのですから。
 そんな風にころころ変わるわけがないのです。
 これで「じゃあ拡大G7に賛成」とか言い出したら「え、こないだの発言はなんだったの?」って糾弾されかねません。
 どうもこう、外交というものを理解していない感じなんだよな……。

カン・ギョンファ韓国外相、渡独して「拡大G7」への説得を試みる模様……いやぁ、無駄でしょ

カン・ギョンファ、ドイツ訪問「G7説得」のために出る……6ヶ月ぶりに外遊(マネートゥデイ・朝鮮語)
カン・ギョンファ外交部長官が10日、ドイツのベルリンでハイコ・マース外相と第2次韓-独外相戦略対話を持つ。

キム・インチョル外交部スポークスマンは6日のブリーフィングを通じてこのように明らかにした。カン長官の海外出張は2月の英国以来、約6ヶ月ぶりだ。コロナ19により制約があった対面外交が再開されることになる。

ドイツがG7(主要7カ国)首脳会議の拡大に反対してきた国であるという点で、姜長官の今回のドイツ訪問が意味を持つ。ドイツは既存のG7に韓国など4~5カ国を加えG11もしくはG12首脳会議を開こうというドナルド・トランプ米国大統領の構想に反旗を翻している。

今回、カン長官と会うマ-ス長官は先月、「G7とG20は合理的に組織された形だ」とし「今はG11やG12を必要としない」と明らかにしたことがある。ドイツは「拡張版G7」にロシアが参加することを気にしたという。

カン長官はマース長官との会合で韓国を含むG7体制の拡大にドイツによる支持表明を要請することが有力である。
(引用ここまで)


 カン・ギョンファ外交部長官が10日から渡独して、「G7の拡大に反対する」と述べたマース外相と会談。その場で拡大G7への理解を求める……とのこと。
 まだがんばるつもりなんだ。ワシントンでのG7まであと一ヶ月あるかどうかってところなのに。
 というか、欧州側に拡大G7……というか、ロシアの参加を呑ませることは無理だって分かるべきだけどな。
 欧州にとっては中国の脅威よりもよっぽどロシアのほうが機兼ですよ。もちろん、アメリカの対中制裁には乗らないわけじゃないですが。
 それでもG7へのロシア参加はない。よって拡大G7もない。
 アメリカに記念に招待されて満足しておきなさいな。

 ロシアのクリミア侵攻で世界の様相というものはまた変化してしまったのですよ。
 「力による現状変更」を望む勢力がまだまだいる、ということを再認識したというべきか。
 ロシアの隣国でもあるカナダは「F-35は高すぎるからひっこめる」という公約を掲げたトルドーが政権をとったものの、クリミア侵攻をきっかけに「やっぱ強力な戦闘機が必要だわ」という判断で、次期戦闘機の選択をやり直しているところ。
 欧州が中国の脅威に気がついたのは、クリミア侵攻を経て「あれ、もしかして中国ってロシアと同類なのでは」って気がついた部分が少なくありません。
 そのロシアを中国包囲網に引っ張り込もうというのがトランプ大統領のやりたいことなのだけども、劇薬すぎるということでヨーロッパ各国とカナダが反対しているという状況。

 韓国、インド、オーストラリアについてはあくまでトランプ大統領の提言でもおまけ。
 韓国の立場では「ロシアを除いて拡大すればいい」ということになるのでしょうが、ヨーロッパからしてみたら「パッケージの変更」そのものが危険をはらんでいるようにしか見えないわけですよ。
 日本と同様に「枠組みの維持」のほうに利益がある、と感じている以上はG7の拡大はあり得ないと判断すべきですけどね。
 ドイツからしてみたら国を分割された原因のひとつがロシア。そのロシアが領土拡張政策を持ち出した以上、譲るわけがないんだよな。
 あとドイツ1国を説得したところで他のG7参加国と日本の態度は変わらないわけですし。

韓国政府「ニュージーランドはセクハラ疑惑についてメディアへのリークをするな! 正規の外交ルートで話し合え!」……韓国の対日外交を見られていた……という可能性もあるか

ニュージーランド、韓国政府の抗議に答えず…外交部は内心憤然(中央日報)
外交部がニュージーランド勤務当時、現地の職員をセクハラしたという疑惑が持たれている外交官A氏に対する再調査に関連し、「規定を確認する必要がある」と4日、明らかにした。A氏が帰国して釈明を聞いた後再調査、または追加懲戒の有無を含んで後続措置を取るという立場だ。

これに先立ち、外交部は3日「A氏に即時帰国を指示した」として「色々な物議をかもしたことに対する人事措置」と明らかにした。外交部は該当外交官を自国に送還してほしいというニュージーランド政府の要請に対しては公式に犯罪人引き渡しや刑事司法連携を要請すれば協力すると明らかにした。

A氏の帰国日程について、外交部は「昨日発令が出てできる限り早く入国しなければならない」と話した。A氏が帰国直後、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)で2週間の自宅隔離が必要な点などを考えると、外交部内の再調査の手続きは今月中旬以降可能になるものと予想される。

今回の事案を連日扱っているニュージーランドのメディアは4日、外交部の「A氏即時帰国指示」に注目が集まった。該当事案を初めて報じた現地放送会社「ニュース・ハブ」は4日(現地時間)、「正義に一歩近づいた(facing justice)」として「まもなくニュージーランドに犯罪人が引き渡される可能性がある」と報じた。 (中略)

こうした中で外交部内ではこのようなニュージーランド政府とメディアの最近の動きに心地悪い気流も感知されている。まず政府レベルで取れる公式的な手続きはきちんと取っていない中でマスコミを利用していることに気をもんでいる。

前日、外交部高官は「問題を正しく解決するためには両国間に公式の司法協力手続きにより処理するのが望ましいという立場」とし「ニュージーランド側がそのような公式的な司法手続きに関する要請をまだしていない」と話した。さらに「そのようなことをせずメディアを通じて問題を提起しているのは望ましくない」と付け加えた。
(引用ここまで)


 ニュージーランドが駐ニュージーランド韓国大使代理であったキム・ホンコン氏の犯したセクハラ(ニュージーランド地元メディアはsexual assault=性的暴行と報道)について、ニュージーランド側が外交ルートや国際司法手続きを経ずにメディアを通じて糾弾していることに不快感を露わにしている……という話。
 引用外では「韓国はセクハラをしたフィリピンの外交官に対して正規の国際司法手続きに則って身柄を求めている」とありますが。
 ニュージーランド側の外交ルートでの呼びかけに応じなかったのは韓国でしょうに。
 いわゆる外交特権を振りかざして黙殺を繰り返してきた。
 今年2月にキム・ホンコンに対する逮捕状が発行されてからもなしのつぶて。

 もうまともな外交ルートでの交渉を受け入れるつもりがないという態度があからさまであった。
 これ、ニュージーランドが日本と韓国の外交状況を見ている可能性すらありえますよ。
 韓国は日韓基本条約すら守ろうとしていない。
 日韓請求権協定に書かれている外交協議の呼びかけも受け入れず、さらに仲裁委員の任命もしなかった。
 日本に対する態度を参考にするのであれば、もうこれ以上はなにも韓国政府からは出てこないと判断しても不思議でないですからね。
 メディアでキム元大使代理のやったことを晒し、電話首脳会談で「対応しろ」とムン・ジェインにせまり、報道官は「韓国に失望した」と言明し、外務大臣は「本当に無罪だというならニュージーランドにきて弁明してみせろ」と煽る。

 日本とのやりとりを見ていれば、メディアから大きな話題にする以外に手はないって考えても不思議じゃないよなぁ。
 あくまでも推測に過ぎませんし、ニュージーランドが独自に「韓国との正面からの外交は意味がない」と考えていても不思議はありませんが。
 でもまあ、日本とのやりとりを少しでも知っていれば、こういった手段に出るしかないと思われてもしかたがないでしょうね。

ドイツのアジア博物館、韓国の扱いを日本・中国の1/10にしてしまう……さらに「え、ずっと中国の属国でしたよね?」と韓国の逆鱗に触れてしまう

「韓国は日中属国」... ドイツ代表博物館の不合理な歪み(国民日報・朝鮮語)
ベルリンの有名な博物館が完成する展示スペースを計画して韓国館の面積を中国、日本の10分の1サイズで取ったことが分かった。これらの決定のもとには「朝鮮が16~19世紀清の属国であり、1905年からは日本の植民地であり、古代の文化が不十分である」との歪曲された認識が位置しており、議論が荒い見通しだ。

28日の文化芸術界によると、ドイツのフンボルトフォーラム(Humboldt Forum)は、今年末から展示館を部分的に開く予定だ。フンボルトフォーラムは再建されているプロイセンの宮殿に入ってからは複合文化・芸術空間だ博物館の機能も備えている。帝国主義を象徴する空間である、ここでは、過去の植民地主義の激しい反省を込めて、アフリカ、アメリカ、アジアなどの非ヨーロッパ圏諸国の遺物を披露する。

問題は、韓国館に予定されている面積が中国、日本の10分の1サイズである60メートル四方に過ぎず、これも中国館と日本館の間に小さく配置されたという点である。特に中国館内側の一部分に落ち着く位置は韓国が中国の辺境文化にすぎないとの誤解を植え付けることができるという懸念さえ出ている。さらに、現在までに確保した中国、日本の展示品は、数千点にのぼるが、韓国の遺物は、予算の問題で160点に過ぎないという。

相対的に不足している韓国の遺物数の小さな面積を割り当てられたいずれかの理由に数えられるが、当初から韓国の古代文化を眺める博物館側の歪曲された認識が議論をもたらしたという指摘が出ている。実際、現地の韓国人芸術界関係者は「オンラインワークショップを見学した結果、韓国館の展示担当キュレーターが『韓国は16世紀から1945年まで、中国と日本の属国であるか、植民地だったので古代の遺物がない』という結論を下した。現代インスタレーションを展示する予定だ」とあきれていた。中国、日本とは異なり、韓国の古代遺物が不十分で展示するだけの価値がないということだ。

より大きな問題は、これらの計画が博物館側一人だけの決定ではないという点である。聯合ニュースによると、韓国館設置の議論は、2012年に開始され、2年後にフンボルトフォーラム主管団体であるプロイセン文化遺産財団・ベルリン国立博物館国立中央博物館と了解覚書(MOU)を結んで本格化した。韓国館の規模等については2014~2016年の間に輪郭がとれたことが分かった。

さらに、中央省庁と文化財機関の関係者が最近1~2年の間にフンボルトフォーラムを訪れたことを考慮すると、博物館側の歪曲された認識や展示に関連する問題を知らないはずないというのが文化芸術界の指摘だ。
(引用ここまで)


 ドイツはベルリンのベルリン王宮がリニューアルされて、フンボルトフォーラムなる博物館の集合施設になるそうです。
 で、ここにアジア美術館があるそうなのですが。

HumboldtForum.jpg
(画像引用元:上記ニュース記事より画面キャプチャ)

 水色が韓国館。
 赤が日本館でオレンジが中国館だそうですわ。
 まあ……妥当なラインじゃないでしょうかね?

 特にヨーロッパやアメリカで収集されている文物に関していうなら中国が大海、日本は大河、韓国はため池ていどのものでしょう。
 フランスでシノワゼ、タタミゼといった文化のブームを巻き起こした両国にかなうわけがない。というか、「南アジア」とかざっくりとしたカテゴライズじゃなくて「韓国館」を与えられているだけ満足すべきじゃないのかと思いますけどね。

 楽韓さんがニューヨークに行った時にメトロポリタン美術館の韓国館レポートをしているのですが、その際に撮影してきたアジア館の展示スペースを上の例に倣って枠を描いてみるとこんな感じになります。

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 ちなみにメトロポリタン美術館の場合は、サムスンが出資してこのスペースを確保してます。
 それでいてこのスペースの差、なのです。
 展示物の数、カウントできるくらいの大きさ。
 本来であればもっと小さいスペースなのでしょうね。

 それ以外にも「16世紀から中国の属国で、20世紀以降から半ばまでは日本の植民地であった」との話に憤慨しているようですが……。事実だからなぁ。
 そもそも存在が確実視されている古代の衛氏朝鮮すら中国人王朝。
 それ以降もていどの差こそあれ、中国……というか中原を征してきた国々の強い影響下にあったことは否めない。
 高麗の後半とか元(モンゴル)の分国みたいなもんでしたからね。

 いくら韓国が「偉大なる半万年の歴史」だの「素晴らしい文物を残してきた」だの言いつのっても、欧米からの認識はこんなものだというのがよく分かるニュースではないでしょうか。


韓国政府、ニュージーランドできついセクハラをした外交官をようやく召還……それでも外交部は「外交ルートを使わずにマスコミを介するとは」と不満の声……外交ルートだけだったら無視してたくせになぁ

「セクハラ外交官」呼び戻した外交部、ニュージーランドからの圧力には「不愉快」(韓国日報・朝鮮語)
外交部はニュージーランド勤務当時、現地職員をセクハラしたという疑惑を受けている外交官を現在勤務地であるフィリピンから呼び戻す。事実上の問責性措置だ。アーダーン ニュージーランド首相がムン・ジェイン大統領に、問題の解決を要求してから6日ぶりだ。

セクハラであるかどうか、被害者と外交官の陳述が分かれているが、ニュージーランドの強い圧力に外交部が後退した形だ。これについて外交部は「ニュージーランド側が事件を過度に大きく扱っている」という不満を公に表わした。両国の外交葛藤がより鋭くなる可能性が大きい。 (中略)

外交部はA氏人事措置をマスコミに公開しながら、ニュージーランド政府の態度に強い不満を示した。外交部当局者は「問題を正しく解決するには、両国間の公式の司法協力の手順に従って処理しなければならない。ところが、ニュージーランドが司法共助や犯罪人引渡し等の要求は正式にせずにマスコミを通じて問題を提起し続けているのは望ましくない」とと述べた。ニュージーランドのメディアプレーをする側面があるというのが、外交部の視覚という話だ。

外交部は、ニュージーランドに抗議の意味も伝達した。キム・ジョンハン外交部アジア太平洋局長は3日、ソウルの外交部庁舎でフィリップ・ターナー駐韓ニュージーランド大使を呼んで「ニュージーランド要求すれば、引渡しの手順に従って協力することができる。メディアを通じた問題提起だけしないで、正式の手続きを踏まなければならない」と要求した。アーダーン首相が先月28日、ムン・ジェイン大統領との電話通話で、今回の問題に言及したのは「外交慣例上異例」という評価も付け加えた。外交言語で浄化したものの、「ニュージーランドの政府の態度がラインを超えた」という警告メッセージを発信したものである。 (中略)

元外交官は「事件の初期、外交部による軽い処罰と内密にしようとする雰囲気が問題を大きくしたにも関わらず、初期対応の失敗の反省はないようだ」と批判した。
(引用ここまで)


 ニュージーランドの要請を無視し、外交特権を使って韓国に帰国させ、たった1ヶ月の謹慎を経て現在、フィリピンの韓国総領事館で働いているキム・ホンコン氏を帰国させるとのこと。
 で、ニュージーランドのやってきたことについて外交部が不満を述べているのだそうですよ。
 マスコミや首脳会談を通じての圧迫はおかしいって。
 外交ルートを通じて正式な手続きを踏まなければならない……ですって。

 外交ルートで連絡しても「外交特権がある」っつーて無視してきたのは誰なんでしょうかね。
 結果、ムン・ジェイン大統領とアーダーン首相による電話首脳会談でこの話題を出さざるを得なかった
 ついで政府報道官から「韓国政府には失望した」と公の場で述べられて。
 副首相兼外相から「無実だと言い張るならニュージーランドにきて弁明してみろ」っていうきつめの煽りゼリフを食らったわけです。
 韓国ではあくまでも「A氏」という匿名扱いですが、ニュージーランドではすでに名前はおろか、顔写真も動画も公開されていて、完全に犯人扱い。
 そこまでして、ようやく韓国の外交部が動いたわけで。

 水面下で物事を動かそうとしてたなら外交特権を使ってなにもしないままだったという認識がニュージーランドにあったからこそなのでしょう。
 韓国外交部は「非常識だ」とか「メディアに公開するとはなにごとだ」みたいなことを述べているようですが。
 日本にかぎらず、どの国と交渉する時も同じように非常識な対応をしてくるというサンプルになったのではないでしょうかね。