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カテゴリ:韓国関連書籍の記事一覧

韓国人「日本の蛮行を糾弾するために英語で本を書いたった」→さて、その本の売上は……?

[インタビュー]「侵略反省ない『日本の素顔』を知ってもらうため英語で書きました」(ハンギョレ)
 『不都合な歴史-アジアを覆う日本の暗い影(An Inconvenient History: Japan's Dark Shadow on Asia)』。韓国情報通信技術協会ソフトウェア試験認証研究所のパク・チョルスン所長(写真)が「チャールズ・パク」というペンネームで昨年8月に英語で出版した本だ。アマゾンのKindle(キンドル)には電子書籍と紙の本が両方とも出ている。「執筆に10年近くかかりました。アマゾンに紙の本の出版を申請したら、審査が行われた後、出そうと言われました」

 今月5日、京畿道城南市(ソンナムシ)のソヒョン駅近くの事務所で取材に応じたパクさんは、執筆の動機をこのように明かした。「日本の変化を引き出すには、国際社会が日本の本当の姿を正しく認識しなければならないという考えから、英語で書きました。エズラ・ヴォーゲル元ハーバード大学教授が書いた『ジャパン・アズ・ナンバーワン』のように、これまで外国で出た日本をテーマとする本を見ると、ほとんどが日本を美化しているんです」

 パクさんは行政国家公務員試験に合格し、1995年から21年にわたって情報通信政策を扱う公職者として働き、5年前に退職した。彼が率いる研究所は、ソフトウェア試験評価と認証を主に行っているが、最近は人工知能の評価も加わったそうだ。約230人の職員の70%が修士または博士号を持っている。

 同書は、近代日本の侵略によってアジア諸国が受けた被害と、日本が領土拡張に乗り出した背景、そして戦後に日本の戦争責任をきちんと問えなかったことなどを指摘し、日本と国際社会が共存共栄するための代案も提示している。また、天皇制や侍文化など、日本と日本人を正しく理解する上で役立つ歴史的背景も扱っている。「アジア諸国が日帝の侵略によって受けた被害を総合的にまとめました。英語でこんな本は見た記憶がありません。日本人の文化と心理も文化人類学的方法で分析しました」
(引用ここまで)


 門外漢が研究書のようなものを出す、歴史に対して口を出すというのは韓国にかぎらずよくあることですが。
 韓国ではそれが極端に多いのですよ。
 それが特に集中したのは日韓共催のワールドカップを翌年に控えた天皇誕生日前の記者会見で「私自身としては、桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると続日本紀に記されていることに、韓国とのゆかりを感じています」という発言があった際。
 当時、韓国では気が違ったかのようにメディアがこぞってこの発言を取り上げて「秘められた百済系天皇がついに真実を語った!」みたいな扱いになっていました。

 そこでは農学者やら政治外交の学者やらが「歴史に一家言ある」人物として出てきては、「天皇は韓国人の末裔なのだ」という妄言を繰り広げていたのですね。
 井沢元彦氏のようなのが「歴史学者」として大手を振って歩いている、といった感じ。
 韓国ではとてつもなくよくある話で、こうした連中が正統な歴史学者から「過去の韓国が大きかったなどという説を繰り広げるな!」として論争になったりもします。
 この本の作者のプロフィールはよく分かりませんが、IT系の公務員として働いてきた人物だそうです。
 で、「日本の蛮行を糾弾するために英語で本を書いた」そうですわ。
 どのくらい売れたのか、と見てみたら──
 本が出版されて4カ月が過ぎた。反応は? 「アマゾンで数百冊売れました。昨年11月から宣伝を始め、米国、英国、オーストラリア、シンガポールの主要メディアに本を送ったんですが、まだ報道されていません。これからユーチューブで本格的に宣伝しようと思っています。来月までにユーチューブに本の紹介動画を5~6本アップする計画です」
(引用ここまで)

 ズコーっ。
 DLSiteで売られている1万1000円の伊東ライフ全集DL版が5000冊以上出てるそうです。
 かたや英語の本で数百冊。

 まあ、販売数の多寡は本の内容に関係しませんが。
 それにしても「日本の蛮行を喧伝するための本なのだ」って大騒ぎしていてそれか。
 まあ、「韓国の宣伝」とやらもそれほど気にするようなものではないというのは実際のところ。
 特にアメリカの知識層における日本への理解はかなり進んでいます。
 日本が宣伝したから、ロビー活動云々というよりは、韓国が勝手にばんばんとオウンゴール入れてくれるおかげもあるのですけどね。

「韓国人に生まれなくてよかった」の武藤正敏元駐韓大使、「嫌韓本」の批判に反論→「ムン・ジェイン政権で韓国人は幸せになれるのか?」

武藤元駐韓大使、「嫌韓本」批判に反論(ニュースソクラ)
――韓国の多くのメディアに、バッシングといえるような記事が載りましたね。
 見出しはほとんどが「嫌韓本」というトーンでしたが、記事のなかでは冷静に内容を紹介してくれたところも多かったのです。中央日報の記事などがそうでした。そのなかでは、「文政権の登場が韓国民全体を不幸にする方向に進めたように思えてならない」というこの本で訴えたかった点も取り上げてくれています。
 主に保守系の方々からはタイトルは刺激的だが、内容は納得できるものだという声もいただいています。
 実は韓国から日本語の本なのに60部ほど注文がありました。韓国語に翻訳したいというお話も3件ありました。しかし断りました。

――どうしてですか
 冷静に読んでもらえないことが分かっているからです。内容は、嫌韓派ではなく、ごくごく一般的な日本人からの視点を意識してまとめています。しかし、文在寅政権が80%以上もの支持を得ている今、特に若い世代は読まずに嫌韓と反応しだします。韓国社会全体としても本を出せば「けしからん」という反応になることは明らかです。

 タイトルが少し刺激的に過ぎたとも正直感じてはいます。(タイトルで踏み込んだことで)私自身ダメージを受けましたが、それでも文政権のありようや、韓国社会の問題点は訴えておきたかった。 (中略)

――オリンピックの共催提案はどうですか。
 現実感のなさには驚かされます。都鍾煥・文化体育観光相は来年の平昌冬季五輪のスキー競技の一部を北朝鮮のスキー場で行う案を明らかにしました。兄を毒ガスで殺すような人物が治める国に、世界一流のアスリートと世界のメディアを入れ、各国の応援団も入れ、そこから全世界に生中継しようということです。
 IOC(国際オリンピック委員会)も北朝鮮も、受け入れられるはずがありません。それを提案するわけです。
 経済政策、財閥改革、南北統一政策、文在寅政権の政策にはいずれも現実感がありません。一人あたりGDPや有効求人倍率が日本より低いのに最低賃金を東京以上に上げるなど、経済を知っていればありえないことですけどね。

――韓国国内でそのような指摘はないのですか?
 文在寅がすべて正しく、朴槿恵がすべて間違っているという「感情」が今、韓国を動かしています。文さん自身も、外交をうまくやっていると確信しているように見えます。
(引用ここまで)

 ニュースソクラ本体のほうだと要会員登録なので、リンク先はYahoo!ニュース。
 あと数日で消えてしまうと思うので、全文を読みたい方はいまのうちにどうぞ。

 韓国の報道では大半が「元駐韓日本大使が嫌韓本を執筆」となっていますが、実際に中身を読んでみれば「本当に韓国人はこのままの韓国でいいのか」という話なのですよね。
 いわば、韓国の心配をしている「本当の友人」であるといえるでしょう。
 楽韓Webは「ムン・ジェイン政権やべえ、本気でこいつはやばいヤツですよ」ということを日本に喧伝していますが、もうこれは単に騒ぎ立てているだけ。
 「ねえねえ、こいつやっべえの。見て見て!」って感じです。
 そしてそれでよいと考えています。 人にはそれぞれ役目というものもありますしね。

 ですが、武藤元大使は「韓国人は本当にこの政権でよいと思っているのだろうか」という信念の下で書いている。
 相手のことを考えている本当の友人の立場、というヤツです。
 2月のコラムの時点でもそれは感じていました。
 でもまぁ、そういう人物を韓国の意のままにならないからといって「後頭部を殴られた!」と排除してしまうのですけどね。

韓国人に生まれなくてよかった
武藤正敏
悟空出版
2017/6/1

韓国人「元駐韓大使が嫌韓本で後頭部を殴ってきた!」 → 実際の中身を見てみると?

【時視各角】ある知韓派日本外交官の背信(中央日報)
1日、日本で『韓国人に生まれなくてよかった』という嫌韓書籍を出した武藤正敏元駐韓国大使。彼はかつて日本の代表的な知韓派外交官に挙げられた。武藤元大使が韓国人を一概に罵る本を出したと聞いて当惑したのもそのためだった。韓国内での言動を振り返ると、日本人全員が罵っても最後までこの国をかばう人物がまさに武藤氏だった。 (中略)

このような期待に応じるように武藤氏は完ぺきな韓国語を駆使し、韓国の人たちともうまく交流した。2011年の東日本大震災当時、韓国から寄付が殺到すると「これほど韓国人の情を感じたことがなかった」と述べて頭を下げた。大使を退任する際、「韓国と40年近く縁を結んできたことを幸せに思う。両国間のさらに深い相互理解のために力をつくしたい」と述べたのが武藤氏だった。

しかしこういう言葉が色あせるように武藤氏は韓国と韓国人に泥を塗った。この本を読んでみるとあきれる。5つの章で構成された本は嫌韓ムードで満たされている。第1章の「最悪の大統領 文在寅とは何者か」をはじめ、「執拗な『反日の嵐』が吹き荒れる」「国家も国民も孤立していく韓国」「こんな過酷な社会では生きていけない」と続いた後、「宥和がさらなる金正恩の暴挙を招く」という第5章で終わる。この本に出てくるように彼が文大統領に会ったのはわずか1回だ。それでも武藤氏は「最悪の大統領」と断定する。文大統領がどうなるかは韓国人もよく分からないというのに。 (中略)

もちろん外交官であっても過去の駐在国の特定懸案に対して建設的な批判はできる。しかし第2の故郷ともいえる国とその国民をひとまとめにして侮辱するのは外交官としてはあり得ないことだ。

今回の件で武藤氏は外務省内の同僚、特にコリアンスクールの後輩に良くないことをした。韓国人は韓国語を話す日本の外交官に会う場合はできるだけもてなそうとした。他の日本人より韓国の歴史と立場を深く理解するだろうと信じたからだ。しかし武藤氏の背信後、韓国語を流ちょうに話す日本の外交官に会えば、以前のように好意を持って接することができるだろうか。 (中略)

日本の知性に問いたい。誰よりも韓国をかばうべき元大使が背後から刃物で刺す行動をはばからなければ、どのように日本人を信じて事を進めることができるのかと。
(引用ここまで)

 ざっくりと当該の本を紀伊國屋で立ち読みしたのですが。買うのは週末配信予定のKindle版にするつもりなので。
 嫌韓本っていうのはちょっと違うかなぁ……と思った次第。
 じゃあ、「実は韓国に対する深い愛に溢れている」かというとそれは違うと断言できますけどね。

 元駐韓大使であるだけのことはあって、どれも基本的には事実に立脚しているのです。
 「ムン・ジェインが最悪の大統領」になるっていうのも、「日本人にとって」という視点ですし。
 その評価をするのに会ったことがあるかどうかは大きな意味を持たないと思うのですよ。
 大統領選挙中の公約や、これまでの志向性がどうであったかを見て、未来がどのようなものになるかを考えているのですから。
 会ったことがなければ未来を予想できないというのであれば、韓国人だって予想できない人間が大半ですよね。

 一番刺激的なのはタイトルですが、これだって要するに「私が韓国人だったらあれほどの受験地獄、就職地獄をくぐり抜けられる気がしない。日本でやってきたようなキャリアを韓国で同じようにできたとは思わない。韓国人に生まれなくてよかった」というものなのですから。
 これにしても褒めているとは言いがたいですけどね。

 「駐韓大使はもっとも韓国をかばうべき存在」という時点でもう勘違いしているし、「背後から刺す行動」をしてもいない。むしろ堂々と真正面から刺している(笑)。
 個人的にはこの「韓国をかばうべき存在」がツボに入りましたけどね。
 「駐韓大使」というものはすべからくウリにならなければいけない。すなわち、一度韓国に来たのであれば韓国に理解を示し、韓国を好きになるべきだという韓国人の認識が垣間見えていて非常に面白いです。

Kindle版は金曜日発売
韓国人に生まれなくてよかった
武藤正敏
悟空出版
2017/06/01

ニューズウィーク特集「韓国 理不尽な現実」レビュー

ニューズウィーク特集「韓国 理不尽な現実」レビュー

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 ここのところ、定期的に韓国ネタをぶっこんでくるようになってきたニューズウィーク。
 今週号は『韓国 理不尽な現実~歪む社会と「歴史問題」』ということでけっこうな規模の特集となっています。
 いつもだったら特集といっても4項目ていどのものなのですが、今回はなんと9項目の大特集。
 その項目紹介も兼ねつつ、簡単なレビューをしてみましょうかね。

・軍隊生活はいじめの温床
・メディア統制は韓国を沈ませる
・米軍慰安婦が求める謝罪
・歴史教科書から消され始めた「韓国のジャンヌ」
・自国で起きた大虐殺は封印
・韓国の新方針は「英語を学ぶな」
・武器輸出とデモ鎮圧
・韓国経済を脅かす輸出縮小危機
・驕れるサムスン久しからず?

 ま、総花的。
 でもまぁ、ざっくりといまの韓国の立場というものを確認するにはいい感じです。
 これまでニューズウィークは韓国経済について礼賛してきたのですが、あっさり手のひら返ししてきましたね。
 あのニューズウィークですら、というべきレベルで。

 この中で個人的に面白かったのは「韓国のジャンヌ・ダルク」こと柳寛順の話。

 柳寛順というのは3・1独立運動で逮捕されて、獄死した女子学生なのですが。
 なぜか韓国においては3・1独立運動でもっとも取り上げられている人物になっているのですよね。
 「3・1独立運動」のリーダーであった李光洙や崔南善の話は出てこない。なぜなら彼らは後に「チンイルパ」として日韓併合賛成派に転向したので。
 これに関してはそのうちちょっと書きましょう。

 で、つい最近まで教科書に柳寛順の話が書かれていたのです。もちろん、「抗日の英雄」として。
 でも、それはかつてのチンイルパたちが処罰を恐れて3・1独立運動の英雄として、戦前は無名だった柳寛順を担ぎ出したというのが実際だったと。
 で、その構造が見破られたので歴史教科書への掲載がなくなってきたというお話。

 で、大韓民国はこの3・1独立運動を継承しているという建国神話を憲法前文にも掲げているのです。
 その3・1独立運動の英雄であったはずの柳寛順を教科書から消されることで、政権が正統性を失う恐れがあると。
 そこから「パク・クネはさらに慰安婦問題を声高に責めることしかできなくなる」という木村幹教授の分析。

 これはなかなか面白い構造かなと思いましたよ。

 もうひとつ、保導連盟事件を扱った記事(自国で起きた大虐殺は封印)の写真で乳出しチョゴリを着ている女性がいたのですよ。
 記事の内容とはまったく関係ないのですが、乳出しチョゴリという伝統を比較的近代まで保っていたのだなぁということが分かってちょっとくすっとしました。
 経済関連の2本に関しては楽韓Webの読者であればあくびが出る内容。
 ま、読んでもいいとは思います。
 Kindleだったら370円ですしね。
 

世論調査:嫌韓本を読んでいる人たちは、そうでない人たちに比べて……

読書世論調査:「嫌韓・嫌中」本や記事 1割超「読んだ」(毎日新聞)

>  韓国や中国を批判する「嫌韓・嫌中」本やその記事を読んだことがある人は1割超いることが、毎日新聞の「第68回読書世論調査」で分かった。読んだこと がない人を含めると2人に1人は、売れていることで「日本と韓国・中国との関係を悪化させる」と考えており、冷静に受け止めているようだ。

  「嫌韓・嫌中」本・記事を読んだ人の45%が60代以上で、10代後半は3%、20代は8%だった。「嫌韓・嫌中」本・記事を読んだ人をさらに分析してみ ると、8割は普段から本や新聞を購読。読んでいない人に比べ、歴史や地理の本を好み、電子書籍の読書経験も多かった。週刊誌を読む人が多く、調査時期の1 カ月間に読んだ雑誌は、「週刊文春」25%、「週刊新潮」23%、「週刊現代」21%だった。1カ月の本の購入費が平均で3000円以上と答えた人の割合 は、読んでいない人の約3倍だった。
(引用ここまで)

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 文章よりも画像のグラフのほうが雄弁に物事を語っていますね。
 「嫌韓・嫌中」本(朝日が言うところの嫌中憎韓本)を読んだことのある層は、読んだことがない人に比べて……

・新聞を読む人間が1.24倍。
・書籍を読む人間が1.6倍。
・歴史・地理の本を読む人間が2.47倍。
・1.68倍、電子書籍を読んだことがある。
・1ヶ月の書籍購入費が3000円以上である人間が2.83倍。

 リテラシーは「嫌韓・嫌中本」を読んでいる層のほうが高いのが分かります。
 電子書籍という新しいメディアも柔軟に受け入れ、より新聞を読み、より書籍を読む。
 特に歴史・地理の本を読んでいる。

 毎日新聞は記事中でさらっと「冷静に受け止めているようだ」とか書いていますが、その論拠がどこにあるのか分かりませんね。
 毎日新聞から数字に対しての具体的な言及がないということは、「そういうこと」なのです。

 下衆の勘ぐりをするのであれば、このアンケートで「見ろ、嫌韓・韓中本を読んでいる奴らはろくに本も読まないんだ」みたいなことをやりたかったんだと思うのですよ。
 でも、そのあてが外れてしまったので、あくまでもさらっと流すくらいのものになってしまったのでしょう。

 これを見ても嫌韓、嫌中はネットにおける狭い領域で云々なんてものではなく、もはや一般人を多く含んで日本をあまねく覆っているムーブメントなのですよ。

「恥韓論も沈韓論も韓国ヘイト! 日本は深刻な病気にかかっている!」という主張……ホントに読んでる?

度が過ぎる嫌韓、深刻な病に侵される日本(朝鮮日報)
>  日本で出版社や書店などに勤務する20-30代の若者たちが今年3月に立ち上げた「ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会」は、「嫌韓・嫌中書籍の危険性」を訴える運動を展開している。この会は今月末に民族差別と憎悪をあおる書籍の問題点を指摘する『No Hate』を出版する予定だ。会の結成に中心的な役割を果たしたのは出版社で編集の仕事をしている岩下結氏(35)。本紙は3日に岩下氏から話を聞いた。

-会を結成したきっかけは。

 「昨年末ごろから書店などの陳列台に民族差別や憎悪をあおる書籍が無数に並ぶようになり、また地下鉄などの広告にも戦争前夜を思わせるような扇動の言葉があふれるようになった。このような現状を目の当たりにすると『何かが大きく間違っている』と考えざるを得ないし、また別の出版関係者たちも誰もが同じような問題意識を持っていた。若い出版関係者たちは問題を傍観できなかったのだ」

-嫌韓書籍が氾濫する理由は。

「嫌韓書籍は一定の読者を確保している。そのため不況に苦しむ出版社や書店は嫌韓書籍に突破口を見いだしている。その影響で出版社の間では先を争って出版物に刺激的な書名を掲げるようになった」

-それはどの程度か。

 「『愚韓論』『悪韓論』『卑韓論』『沈韓論』『恥韓論』といった書籍が相次いで出版されている。また最近はヘイトスピーチを叫ぶデモを行う団体の代表が書いた『大嫌韓時代』や、韓国に罰を与えよと主張する『誅(ちゅう)韓論』など、とんでもない本がベストセラーになった。アニメーションなど文化関連の書籍を主に出してきた出版社も、最近は嫌韓書籍の発行に加わるようにもなった」

-嫌韓書籍を出す出版社はどのような立場を取っているのか。

 「彼らは口をそろえて『韓国にもそのような本が出ている』と強弁する。また嫌韓的な内容を何度も掲載するある週刊誌の関係者たちは『問題については理解しているが、販売部数を維持するにはやむを得ない』とも話している。私は韓国の出版社や書店について調べたが、反日をあおる刺激的な書籍は目につかなかった。率直に言ってこれには自分も驚いた。日本は今深刻な病気にかかっている」

-嫌韓書籍を購入しているのはどのような人たちか。

 「書店などの従業員に聞いたところ、50-60代の男性が主な読者層のようだ。嫌韓の内容を立て続けに掲載している週刊誌の読者層もこの年代だ。これに対して30代は逆に嫌韓書籍を批判する本を購入している。社会におけるナショナリズムや右傾化の雰囲気は、若い世代よりも中年層に深く浸透しているようだ」

-今後の計画は。

 「7月に開催した『ヘイトスピーチ出版物の製造者責任を考えるセミナー』で議論された内容などを取りまとめ、今月末に『No Hate』という本を出版する。クラウドファンディング(インターネットを通じた投資)により資金を調達し、書店や出版社が立ち並ぶ東京の神保町に広告を設置する計画だ。11月には出版団体と共同で嫌韓・嫌中書籍に反対する推薦図書展を神保町の大型書店で開催する予定だ」
(引用ここまで)

 日本で拝外主義が起きていて、嫌韓書籍はその一端。
 韓国ではこのような反日書籍は目につかない……か。

 ステロタイプな前時代の主張だなぁ。
 主義主張というものは基本的に目を曇らせるものですが、ここまで行くと盲目としかいいようがないですね。
 つい先日も「安重根が蘇って安倍首相を暗殺する」なんて子供の夢みたいな小説が出たばかりですが。
 確かに日本ではこんなレベルの嫌韓本はまだないかもしれませんけども。
 というか、韓国の反日はあまりにも日常すぎて空気すぎるのかもしれませんね。

 まあ、それと韓国では書籍の流通数自体が少なくてアレっていう部分もありますかね。
 釜山駅の駅ビルというか駅そのものに書店があるのですが、3回ほどちら見したのですよ。そのすべてでうち以外の客がいなかったというレベル。さすがに国内最大レベルの本屋である教保文庫はそこそこにぎわっていましたけどね。

 自分たちの教条にそぐわないものはすべてヘイト認定していればいいのですから、気楽なもんです。
 いま、横田夫妻が証拠がない状態で北朝鮮の拉致を街頭で訴えたらヘイトスピーチ扱いですかね。ま、実際に旧社会党とか和田春樹名誉教授あたりからはそれと同じ扱いを受けていましたが。

 確かに嫌韓本もあるんでしょうが、現実は「韓国とはこういう国だ」という事実を知らしめているものがほとんどですよね。
 沈韓論や恥韓論まで「嫌韓」の範疇に納めているっていう時点でお里が知れるというものです。中身を読んでいないのでしょう。
 レッテル貼りをしていれば精神的に安心していられますから。

 古田教授が参加していた日韓歴史共同研究でも、古田教授は「数十冊の韓国の歴史教科書を読み込んで戦争に挑んだ」にも関わらず、韓国側の参加者は扶桑社版をはじめとして数冊しか読んでこなくて議論にならなかったなんて話もあります(このやりとりの詳細は「醜いが、目をそらすな、隣国・韓国! 」に掲載されています)。
 朱に交わればなんとやら。
 主義主張は持っていてもいいですが、こんな風に目も心も曇らせるような人間にはなりたくないですね。

韓国人による恥韓論
シンシアリー
扶桑社
2014-09-02

 

韓・中解説本が続々とベストセラーに! それを苦々しく見つめる勢力が

カテゴリ:韓国関連書籍 コメント:(52)
韓・中「解説本」続々刊行、ベストセラーも 反日感情の病理や国民性探る(産経新聞)
> 「国内の有名人ではごくまれに告知前の増刷はあるが、韓国の方でこうした事例は前代未聞」と扶桑社の担当者は驚きを隠さない。同社が5月2日に発売した『韓国人による恥韓論』は初版1万部を用意していたが、発売の告知前に予約が殺到。4月中旬の段階で1万部の増刷が決まり、発売後3週間で発行部数10万部を突破した。

 著者は韓国在住のシンシアリーさん。母から日本語を教えられ、韓国の反日事情を日本語で紹介するブログは連日10万人以上が閲覧する人気だ。同書は韓国人の反日感情の背景として、強烈な序列意識が存在し報われることが少ない社会で、不満のはけ口が日本に向かっている実情を紹介している。 (中略)

 韓国本が売れ始めた契機として、関係者が口をそろえるのが平成24年8月の李明博(イ・ミョンバク)大統領(当時)による竹島上陸と天皇陛下への謝罪要求だ。そして、昨年就任した朴槿恵(パク・クネ)大統領の「被害者と加害者の関係は千年変わらない」といった言動が、売れ行きに拍車をかけたという。

 韓国・中国本の刊行が相次ぐ背景について、扶桑社の担当者は「テレビや新聞が両国の実情を報じていないため、雑誌や書籍が補っている面が多分にある」と分析。一方、出版ニュース社の清田義昭代表は「端的にいって単なる商業主義でしかない」と指摘。そのうえで「同種の本の出版は今後も続くと思うが、近隣国とは良好な関係を保っていくべきであり、安直な出版はいかがなものか」と警鐘を鳴らしている。
(引用ここまで)

 朝日が流行らせたい『憎韓』はまるで流行しませんが、韓国解説本はベストセラー連発ってとこですか。
 引用文の最後の段落ですが、扶桑社の担当者と、「出版ニュース社」の代表の言葉が正反対で面白いですね。
 扶桑社からは「韓国というものを知りたいからこその出版ラッシュ」で、出版ニュースからは「近隣国とは良好な関係を保つべき」みたいな前時代のコメント。

 朝日新聞の「憎韓」っていう言葉もそうなのですが、どうしても日本人が韓国人・中国人を憎んでいるというような構造にしたいのでしょう。
 「経済で中国人に追い越され、韓国にはサムスン電子にやられた日本人が余裕を失って恨むようになった」とかいう簡単な分かりやすいシナリオを用意して、「日本人はこうなってしまった!」みたいな話にしたいのでしょうね。

 ただ、多くの日本人は激することなく、普通に本が売れているだけ。
 でも、 世論調査は韓国を嫌っている。静かだけども、一気呵成に。
 韓国ウォッチャーを唖然とさせたほどに。

 このギャップを一部のマスコミは理解できずに苦しんでいるのでしょうね。で、やっていることは自分の理解の及ぶ範囲でのレッテル貼り。

 実は現状の日韓関係っていうのは、視点を変えればかなり良好なのですけどね……という話を次のエントリで書いてみようかなと。

韓国人による恥韓論 (扶桑社新書)
シンシアリー
扶桑社
2014-05-01


臨時雇用比率、自殺率、教育費支出などで1位獲得、まさにディストピアコリア

数字で見るディストピア、韓国(ハンギョレ)

 韓国で「怒りの数字」という数字で語る韓国とでもいうべき本が出版されて、ハンギョレがその書評をしています。
 この書評に出てくるだけでも、これだけの1位を獲得しているそうですよ。
  • 老人自殺率 1位
  • 出産率 1位
  • 臨時雇用比率 1位
  • 労組組織率 1位
  • GDP比教育費民間支出 1位
  • 児童家族福祉支出 1位
  • 年平均労働時間 1位
  • 性別賃金格差 1位
  • 女性の低賃金労働者比率 1位

 DHC風に並べてみましたが、下から1位(最下位)もあるので、詳しくは書評を参照で。
 数字は怖いですねぇ。
 冷徹にその社会のありようを示してしまいます。
 「アリランは世界一美しい曲」とは違って、統計ですから文句のつけようがないですね。

 ハンギョレの書評で「不平等百科事典だ」とありますが、まさにそれ。
 敗者になると二度と立ち上がれないので、敗者にも勝者にもならないでいる輩が溢れている世界なのですよね。
 ならないでいるといいうか、なれないでいるというか。

 日本の出版社はこの本を翻訳するといいんじゃないでしょうかね。数韓論とかいって。
 韓国のことを語ると「あれも嫌韓、これも嫌韓」なので冷徹に数字だけ出すとよいかと思います。ま、どっちにしても嫌韓扱いはされるでしょうけども。

韓国が勝者のためだけの社会という側面を描いているならこの本。Kindle版はワンコインで買えますよ。