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カテゴリ:伝染病の記事一覧

今年も韓国のDMZ周辺で「マラリア蚊」が発生 → ムン・ジェインはDMZの観光地化を目論んでいて……

カテゴリ:伝染病 コメント:(83)
韓国、マラリア発生率OECD1位…休戦ライン境界地域に注意(中央日報)
「マラリア幼虫」首都圏に出現……金浦・坡州・一山に非常事態(MBC・朝鮮語)
マラリアにかかりやすい休戦ライン境界地域に住んだり訪問する際は蚊に刺されないように注意しなければならない。24日、韓国疾病管理本部は第12回「世界マラリアの日」(25日)に合わせて予防の心得を公開した。 (中略)

韓国は経済協力開発機構(OECD)国家でマラリア発生率1位だ。人口10万人当たりの発生率が韓国は1人だ。メキシコが0.6人でその他の国家は0人台だ。韓国のマラリア患者は2015年に628人まで増え、2017年は436人に減った。昨年は501人で再び増加した。

国内危険地域は休戦ライン境界地域で仁川(インチョン)と京畿(キョンギ)・江原(カンウォン)北部だ。疾病管理本部によると韓国の土着型マラリアはいずれも三日熱マラリアだ。患者の89%は休戦ライン境界地域で発生する。蚊が活発に活動する5~10月に集中的に発生する。昨年の患者501人は京畿北部地域で330人(66%)が発生した。仁川78人(16%)、江原北部40人(8%)だ。
(引用ここまで)

 韓国ではマラリアが土着していまして。
 OECDでは1位の罹患率を誇ります。
 あのメキシコよりも上なのですから、そのすさまじさが理解できるのではないでしょうか。
 ただ、10年ほど前は数万人規模で患者が出ていたのですが、ここのところは数百人という規模に抑えこまれています。
 それでも防疫体制がまるで整っていない北朝鮮からマラリア原虫をともなったハマダラ蚊が飛来するらしく。
 休戦ライン、いわゆるDMZ付近で多く罹患しています。

 さて、この休戦ラインですがムン・ジェインが「南北融和の象徴としてDMZを観光地にすべきだ!」と盛んにアピールしています。
 実際、韓国人が多く訪れるようになっています。
 外国人観光客への目玉にしたいという意向もあるとのことですね。
 26日にもムン・ジェインは江原道で「南北非武装地帯(DMZ)を歴史、生態系、文化を併せ持つ「平和観光の中心地」につくりあげる」という話をしていたばかりです。

文大統領「金剛山観光の早期再開へ努力」(聯合ニュース)

 韓国においてマラリアの季節、すなわち蚊の飛び交う季節である去年の夏の時点ではまだDMZにそれほど多くの観光客はきていなかったようですが……。
 今年はより多くの客がDMZ周辺を訪れることになるのでしょう。
 その結果、どうなるのか……今年の統計を待ってみるとしてみましょうか。

抗マラリア薬にも言及あり。
世界史を変えた薬 (講談社現代新書)
佐藤健太郎
講談社
2015/10/20

韓国済州島のソメイヨシノ(王桜)にテング巣病が蔓延か

カテゴリ:伝染病 コメント:(85)
病害虫に感染したソメイヨシノに緊急防除実施(ハヌラ日報・朝鮮語)
市は16日午前、朝天邑ソンギョ路にあるソメイヨシノ並木でほうき病気にかかった枝を削除して切り取った部位には、薬剤処理をするなど、緊急防除作業を実施した。しかし、ほうき病に感染したソメイヨシノが相当数にのぼることが分かって防除作業完了まで多少時間がかかると予想された。

ソンギョ路では2006年植栽されたソメイヨシノ442本のうち半分程度でほうき病に感染したことが明らかになり、防除が急がれる状況である。カビ菌が病原体であるほうき病は適時防除せずに放置すると、まず枝が枯れはじめ、長期的には木が枯死するなどの被害を与えることになる。
(引用ここまで)

 韓国には日本からソメイヨシノが相当数送られていて、花見の名所になっているのですね。
 いくつか有名な花見スポットがありまして。
 もっとも有名なのが鎮海区軍港。
 ソウルを流れる漢江の中州である汝矣島。
 そして済州島全体。

 戦後には花見は日本の風習だ、けしからんということで桜の木を切るような運動もあったのですが、「ソメイヨシノ韓国起源説」にのぼせ上がった韓国人はもうソメイヨシノを植えに植えていまして。
 そこら中ソメイヨシノだらけなのですよ。済州島とかもう笑っちゃうほどにソメイヨシノが植えられていました。
 上記すべてが観光スポットとして人気だとのこと。

 ただ、ソメイヨシノは病害に弱く。
 記事にあるように特にテング巣病(ほうき病)にかかりやすいとされているのですね。
 とにかく植えるだけ植えてきただけで、桜に関するノウハウのない韓国ですから一気に拡がったりしなければよいのですが。
 日本ではこの特性が嫌われつつあり、供給側ではソメイヨシノからジンダイアケボノやコマツオトメといった品種に代替わりを勧めています。

植え替えが進む「ソメイヨシノ」の後つぎ品種とは?(ウェザーニュース)

 その一方で青森の弘前城には樹齢140年近くとなる日本でも最古とされるソメイヨシノがあります。

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 青森はリンゴが名産品ですが、同じバラ科の植物である桜の手入れにもリンゴで得たノウハウが通用しているのではないかとされていますね。
 弘前城には樹齢100年を超えるソメイヨシノがかなりあるとのことで、やはり樹のことを知った上で手入れができているかどうかは大きな違いになるのだな、と。
 その他にも小石川植物園のソメイヨシノも相当に古いものだとされていますね。
 桜というものが文化に根ざしているかどうかっていうのは違うのだなぁ……と感じました。
 いま日本の桜にとって最大の脅威はクビアカツヤカミキリですけどね。

参考エントリ:韓国の「ソメイヨシノの自生地」を訪れてみた

韓国にMERSが再上陸、3年ぶり2度目。今回はお笑い隔離病棟となりそうにもない模様

カテゴリ:伝染病 コメント:(63)
タグ: MERS 伝染病
MERS:韓国で3年ぶりに感染者、政府以上に迅速な対応見せた民間機関(朝鮮日報)
 クウェートに22日にわたり滞在してから帰国した61歳の男性が中東呼吸器症候群(MERS)に感染していた事実が8日までに確認された。 (中略)

 保健当局によると、患者は7日午後に仁川空港を通じて帰国した直後から体調が悪かったため、すぐにタクシーで自らサムスン・ソウル病院に向かったが、その際、病院には電話で中東に長期滞在していた事実を伝えた。病院側は患者が到着すると直ちに救急治療室とは別の施設で診察を行い、MERS感染の可能性をにらんで隔離用の陰圧室(気圧を下げてウイルスなどを外部に出にくくした病室)に移した。

 病院は同日夜9時34分「MERS感染の疑いあり」と国に報告し、夜11時43分には陰圧装置のある特殊な救急車でソウル大学病院に移送した。
(引用ここまで)
 MERSが韓国に再上陸。3年ぶり2度目。

 当時、楽韓Webで「こんなのすぐに収束するし、日本にもこない」って書いたら一部から「そんなわけあるか」って書かれましたね。「致死率40%だぞ!」とか。
 SARSのアウトブレイクは中国特有の情報遮蔽があったからこその感染蔓延で、韓国のMERSとは規模が違いすぎるというのはすぐに分かることなのですが。
 軍病院や警察病院に陰圧病室がないとか、罹患患者が「病気をばらまいてやる!」と暴れたとか、中央日報は「韓国がMERSで苦しんでいるのだから安部は訪韓すべきだ」と言い出すといったようなお笑い要素はありましたが、そんなに心配する話でなかったのは間違いないのですよ。

 今回に関していえば、それなりにまともな対応ができているようでなにより。
 さすがに前回の対応がひどすぎたというべきか。あんなんでメディカルコリアとか言っているんだからお笑いですが。
 ざっくりといくつかの記事を見たかぎりでは前回のような蔓延はないと思われます。

ゆーげん画集 アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者
ゆーげん
講談社
2017/9/29

韓国でまたまた口蹄疫発生……その原因は「コスト削減」だった

カテゴリ:伝染病 コメント:(62)
京畿道の養豚農場 口蹄疫が発生(KBS WORLD RADIO)
首都圏の養豚農家で口蹄疫に感染した豚が確認されました。
口蹄疫の発生が確認されたのは、京畿道(キョンギド)金浦(キムポ)市の養豚農場で、26日に感染が疑われる豚がいるとの届出があり、精密検査を行った結果、A型口蹄疫に感染していることが確認されたということです。
韓国で豚の口蹄疫が発生したのは去年2月以来およそ13か月ぶりで、豚のA型口蹄疫は初めてです。
(引用ここまで)

 またもや韓国で口蹄疫発生。
 もう鳥インフルエンザと口蹄疫は完全に定着したって感じですね。
 まあ、唯一救いがあるとするなら外国人が多く行き来する平昌オリンピックの時期を避けて発症してくれたということくらいなものですか。

 2011年の大流行時には300万頭以上の牛・豚等が埋却処分になったのは記憶にまだ新しいところ。
 以前から接種しているワクチンが韓国で流行するタイプとは異なったもので「水ワクチン」と呼ばれるほどに効果が少ないという話があったのですが。
 今回はそもそもワクチンを打っていなかったというオチ。
 これまで韓国では豚にA型の口蹄疫が発生したことはなかったので、O+A型のワクチンは牛にだけ接種し、豚にはO型の単価ワクチンを接種していたとのこと。
 理由は「複合ワクチンは高価で、数の多い豚に打つには農家に負担が多いから」ですって。

 今回は豚にA型が発症してしまって、大慌て。
 そもそもO+A型のワクチンの備蓄が少なく、海外にまで「A型のワクチンはありませんか」って呼びかけている状況なのだそうです。
 なんかこう……使い捨ての注射器を使い回してC型肝炎を蔓延させているのは伊達じゃないな……って感じです。

予防接種は「効く」のか?~ワクチン嫌いを考える~ (光文社新書)
岩田 健太郎
光文社
2010/12/20

韓国でまたまた鶏インフルエンザ……大量死があっても見て見ぬふり

カテゴリ:伝染病 コメント:(70)
鳥インフル:韓国政府、5日から生きた鶏の流通を全面禁止(朝鮮日報)
【社説】鶏が大量死しても届け出ない農家には厳罰を(朝鮮日報)
 農林畜産食品部は今回の感染経路について、群山のある烏骨鶏(うこっけい)飼育農場が最初の感染源になっていたと推測している。この農場は先月末に烏骨鶏およそ4000羽を今回感染が確認された済州道など4カ所に出荷していた。具体的には済州市涯月邑の2カ所の烏骨鶏農場はこの群山の農場からおよそ500羽ずつ購入しており、うち1カ所から別の農場に売却されたうちの5羽が飼育中に死んだことから、この農場が済州市庁に届けた。この鶏を売却した涯月邑の農場でも300羽が死んでいたが、管轄自治体への届けを怠っていたとみられる。問題の烏骨鶏を最初に出荷した群山の農場に国が確認したところ、ここでも鶏が突然死んだため獣医に見せたが、鳥インフルエンザではなく別の病気と言われたため届けはしなかったという。
(引用ここまで)
飼育農家や流通業者の意識の低さに改めて驚かざるを得ない。

 鳥インフルエンザは初期から徹底して対応に当たらなければ感染は一気に全国へと拡大する。とりわけ大規模農場などに感染が広まれば、その被害はまさに取り返しがつかない。感染が確認された場合、外部からの立ち入り禁止、徹底した消毒、外国人労働者の教育など、農家としてできる限りの対策に取り組むことが結局は最善の対策だ。ところがいくら注意してもどこかが届けを怠れば、これらの対策も全てが無駄になる。そのため届けを怠った農家などに対しては今後処罰を一層厳しくし、関係する農家全体の警戒心を高める必要があるだろう。それが結果として全ての関係者にとって利益になるからだ。
(引用ここまで)

 まあ、鶏インフルエンザが蔓延する冬も終わっていて6月になろうという状況で油断していたというのはあるのでしょうけども。
 韓国の場合、養鶏農家の感度が低すぎるというのは実際ですね。
 特に烏骨鶏みたいな単価の高い鶏でなにしてんだって感じです。

 農水省の韓国鶏インフルエンザ情報によると4月10日からこっちまで新規感染はなかった模様。
 ただし、この冬の流行で殺処分数は3787万羽。
 去年末の最悪では5000万羽の殺処分もという予想よりはかなり下の数字で収まったようですが、それでも大被害。
 フライドチキンやら卵が大幅値上げになったのは記憶に新しいところですが。

 日本の養鶏農家では、事情を知らなかったら異様に思えるほどに殺菌洗浄について努力してますよね。
 まあ、比較的大きな工場のような場所が多いので、一回鶏インフルエンザを出したら数千万円クラスの被害になるから当然といえば当然ですが。
 周囲の養鶏農家にも被害が行くのですよね。

 韓国の場合、そんなことをなんら考慮していないというか。
 ウリとナムしかなくて、公が存在しない国は怖いわ……。

【電子特典付き】鶏むね、鶏もも、俺に任せろ! 「賛否両論」店主・笠原将弘シリーズ (レタスクラブMOOK)
笠原将弘
KADOKAWA / 角川マガジンズ
2016/11/2

韓国で口蹄疫発生→大量の殺処分→「3年経てば埋却地で農業もOK」→実際にちょっと掘り起こしてみたら……

カテゴリ:伝染病 コメント:(100)
浸出水出るのに、「殺処分土地」の再利用の問題ないのか?(MBC・朝鮮語)
[ニュースデスク]◀アンカー▶
AIと口蹄疫に過去3ヶ月間3万匹以上の動物が殺処分されて地面に埋葬された。
このように、家畜の死体を埋没した土地は、現行法上、一定期間が経過すると再び使用することになりますが、問題が少なくないです。
オヒョンソク記者が取材しました。

◀レポート▶
京畿道の農村野原。
6年前、口蹄疫にかかった豚の数百匹が埋葬されています。
シャベルで土砂をいじくり回しただけで、豚の死体が塊で出てきます。
「後ろ足でしょう? ここに肉がそのままじゃないですか。表に革が残っってて……」

13 Kmほど離れた別の埋葬地。
900匹以上の豚の死体が埋まっている口蹄疫埋葬地です。
ご覧のように、畑の真ん中に6年間も放置されています。

【アンギョンジュン/土壌生態学博士] 「遺体消滅せずに上部だけ平らに作って農地や既存にあった用途に畜舎のような建物が建っている事例もあります」

このように家畜の死体を埋めた埋没地は通常3年が経過すると、管理対象から除外されます。
作物を育てる場合もあります。

[支庁公務員]
「そこにトウモロコシを植え、唐辛子を植え、ごまを植えても(遺体が)ほとんど腐敗していないのですよ。見るから...」

もっと大きな問題は、家畜の死体から出てくる浸出水。
実際の家畜埋没地模、浸出水がどのように流れて出てくるかを測定してみました。
4年前の豚12頭が埋め込まれた5mの深さの土砂。
毎週100 mL以上の浸出水が出てきます。
埋葬地の管理対象期間である3年たっても有害物質が継続して検出できるとのことです。

[ユ・スンホ博士/韓国原子力研究院] 「家畜糞尿から出るアンモニア性窒素の濃度よりもはるかに高い特性がありますが。チアノーゼを誘発する汚染物質になります」

このような浸出水の汚染を避けるために殺処分埋没方式の代わりに浄化槽や微生物分解方式を拡大する必要があるというのが専門家たちの指摘です。
政府はまた、2年前から遺体がないことを確認してから再利用するように通知したが、正確な確認作業は行われていません。
MBCニュースオヒョンソクです。
(引用ここまで)

 リンク先は動画ニュースですが、映像は微グロなので注意。

 今回の鳥インフルエンザ渦は慶尚北道以外の自治体のすべて(一部の特別市を除く)で発生し、現在までで3566万羽が殺処分になったそうです。
 ちなみに3月になってもまだ家禽への発生は続いているとのこと。ただ、かなり沈静化はしているようですね。
 口蹄疫については2月に発生してからこっち、続報は確認されていません。
 今回はスプレッダーになってしまう豚への感染がなかったので、大規模感染は防げたようですね。
 どちらも農林水産省のサイトで情報が確認できます。

口蹄疫に関する情報
鳥インフルエンザに関する情報

 口蹄疫は6年前に大流行して、豚を生き埋めにするような自体が起こっていました。
 生き埋めにしないまでもまともな処理をせずにただ埋めただけという埋却処分も多かったようです。

香川ではうどん出汁、愛媛ではポンジュース、韓国で蛇口をひねると出るものは?

 この騒ぎは6年前のもの。大規模感染で300万頭以上の牛豚が埋却処分となりました。
 埋却地に500羽の鷲が集まるなんてホラー映画のような騒ぎもありましたっけ。
 その埋却地は規定の年月が過ぎたら他の用途に使ってもいい。農地にしてもいいということなのですが、実際にはまだ腐らずにそのままの遺体が残っている状況だ、というのが今回の記事。

 3年前も小規模な発生がありましたね。その際には6年前の失敗を繰り返すまいと対策を練っていたのです。
 遺体を貯蔵槽に入れて腐らせようという計画だったのですが、案の定失敗しました
 今回は鳥インフルエンザなので、3500万羽とはいえ体積的にはそれほどでもないのでしょうが……。

 埋却地であっても3年経過したら農業をやってもいい……か。
 そうそう、いま日韓FTAの交渉は座礁している状況ですが、韓国側としては農産物の輸出を目論んでいるそうですよ。

[まとめ買い] 伝染(うつ)るんです。
吉田戦車

またまた韓国で口蹄疫が蔓延……ワクチン以前の防疫問題はここにあった!

【社説】口蹄疫抗体生成率5%…深刻なモラルハザード=韓国(中央日報)
【社説】鳥インフル・口蹄疫が年中行事のように起こる韓国(朝鮮日報)
口蹄疫の流行16年で8回 ワクチン頼みで消毒手薄に=韓国(聯合ニュース)
農林畜産食品部は昨年末基準で牛は97.8%、豚は75.7%の高い抗体形成率を維持し、口蹄疫は発生しないと自信を表した。牛・豚350万頭を殺処分した「2010年口蹄疫事態」以降に義務化したワクチン接種のおかげということだ。しかし今回の口蹄疫発生農家の抗体生成率は報恩が19%、井邑は5%にすぎないことが分かった。これでは防疫とは言えないレベルだ。当局がでたらめな統計を信じる間、現場ではこうした「水ワクチン」が広まった。

農林畜産食品部は一部の農家がワクチン接種を避けた「モラルハザード」が原因だと指摘する。費用も少なくないうえ、接種すれば牛乳の生産量、牛の体重が減り、牛が流産するという噂もあり、接種をしない農家が少なくないということだ。当局の指摘が事実なら、目の前の利益のために科学的「防疫道具」に背を向けた農家の責任を無視することはできない。

しかし農家の責任にする前に防疫当局もワクチン効果を十分に得られる正しい接種法教育と確認に対する責任がある。ワクチンは冷蔵保管が必須だが、接種は室温(摂氏18度)状態でしてこそ正常な効果を得ることができる。しかし寒い現場で接種して効果が顕著に落ちたというのが専門家らの指摘だ。結局、防疫を怠ったり避けた一部の農家も問題であり、これを管理できない防疫当局の責任も軽くはない。
(引用ここまで)
 鳥インフルエンザに続いて口蹄疫まで年中行事のように発生し、被害がますます深刻になっているのを見ると、韓国の防疫体制には何か大きな穴があいているとしか思えない。韓国各地の畜産農家には、口蹄疫ワクチンの接種が義務付けられている。農林畜産食品部(農食品部。省に相当)は、昨年10月から今年5月までを「口蹄疫特別防疫対策期間」と定め、昨年末の時点でウシは97.5%、ブタは75.7%のワクチン抗体形成率を維持しているとしていた。口蹄疫が全国に広がることはないだろうと自信を見せていた。

 しかし、韓国政府の発表をそのまま信じるのは困難だ。取りあえず、今回口蹄疫が発生した忠清北道報恩の乳牛農場だけを取り上げてみても、昨年10月にワクチンを接種した記録はあるが、抗体の形成率は19%にすぎなかった。一部の畜産農家は、ワクチンを買っても接種は後回しにするという。乳牛や肥育牛は、ワクチンを接種すると、一定期間あまり飼料を食べなくなる。そのぶん、牛乳や肉の生産が落ち込むため、畜産農家はワクチン接種を後回しにするのだ。鳥インフルエンザのときも、一部の農家や関係者の無責任な行動が、事態を取り返しのつかないものにした。
(引用ここまで)
 口蹄疫が毎年のように繰り返し発生していることから、畜産防疫当局の無責任なお役所仕事がその原因だとの批判も出ている。国際獣疫事務局(OIE)の基準通りとはいうものの、全体の飼育頭数に関係なく1農家当たり牛1頭だけを標本検査し、抗体の形成率を算出するというおざなりなやり方が惨事を広げたとの指摘だ。(中略)

ワクチンに頼るあまり、畜舎の消毒などがおろそかになっていたとの批判もある。防疫当局のある関係者は「伝染病予防の主軸は徹底した畜舎周辺の消毒と部外者の出入り統制、出入り車両の徹底的な消毒」だとし、ワクチン導入後は最も基本的なこれらが手薄になっていたかもしれないと認めた。
(引用ここまで)
 相変わらずの異形防疫ですね。
 農林畜産食品部は牛での抗体形成率を97.8%、豚では75.7%としているのですが、これがなんの数字だったのかさっぱり分からない。
 接種率なのか、接種したことが確認できた家畜の中での抗体形成率なのか、それとも畜産家にワクチンを渡した率なのか。

 記事をいろいろ読むとどうやら「ひとつの農場につき1頭だけの検査をしていて、それで抗体形成率が95%を越えている」というように発表していたようです。
 で、畜産場によっては異なるけども、30%を越えることはないというのが実際の抗体形成率。
 その理由として──

・そもそも打ってない(育成不良になる等の理由から)。
・打ち方を間違っている。
・ワクチンに効き目がない(水ワクチン問題)。

 ……といったものがあるようです。
 農場によっては「提出する1頭だけワクチンを打っておこう」というようなところもあったでしょうね。
 それで「達成率約98%、マンセー」とやっていたわけです。
 大躍進政策時の中国とあまり変わらないなぁ。社会主義国家的というべきか。

 農業は半分以上……8割がた化学なので、マニュアルの存在が大事なのです。
 江戸時代から金肥の投入時期なんかで農業読本が流行るくらいだったので、農家も読み書きができたという話もあります。
 銀の匙にも農業高校の生徒が一定の部門にやたらに詳しいなんて描写がありましたね。
 その一方で韓国では「文盲と機能性文盲を併せると25%超」と高率になっているのは地方や農家が原因になっているという分析があります。

 ま、そもそも韓国人はマニュアルなんて必要としない柔軟さを誇る民族らしいですから。
 「ワクチンを(一部の)牛に打ったからもう完璧!」みたいにして、柔軟に口蹄疫やら鳥インフルエンザに立ち向かっていただければいいんじゃないでしょうか。
 まずは消毒が最初の一歩なんですけどね。
 全国民に「トイレから出たら手洗いをしましょう」という消毒に関する啓蒙運動をすることのほうが先かなぁ。

 いや、ホントに手を洗わないのです。
 以前の勤務先のオフィスビルで、隣のテナントが某韓国企業だったのです。全員がエリートクラスと思われるかなりの大手企業だったのですが、そこの韓国人従業員が驚くくらいにトイレで手を洗わない。ついでに個室でたばこを吸う(年長者の目の前ではたばこが吸えないからと思われる)。
 あれを見ていたので、鳥インフルエンザも口蹄疫も蔓延して当然だろうなぁ……としか思えないのですよね。

熟成・希少部位・塊焼き 日本の宝・和牛の真髄を食らい尽くす (講談社+α新書)
千葉祐士
講談社
2015/10/20

韓国でまた今年も口蹄疫発生 → ワクチンがまったく効いていない模様

カテゴリ:伝染病 コメント:(64)
タグ: 伝染病 口蹄疫
口蹄疫:ずさんな予防策、巨額投じたワクチンは効果なし?(朝鮮日報)
 口蹄疫(こうていえき)の感染拡大を防ぐため、韓国政府は2010年から毎年およそ500億ウォン(約49億円)の予算を投じて牛・豚にワクチンを接種しているにもかかわらず、韓国では口蹄疫が年中行事のように毎年起きている。今年も忠清北道・報恩の農場と全羅北道・井邑の農場で相次いで口蹄疫発生が確認され、ワクチン接種を通じた政府の予防策には効果がないとの指摘が出ている。

 韓国農林畜産食品部(省に相当)は7日、前日に口蹄疫の確定判定が出た全羅北道・井邑の農場で飼育されている牛20頭を検査した結果、口蹄疫の抗体が形成されていたのはわずか1頭だったと明らかにした。抗体形成率が5%にすぎないということだ。同じく口蹄疫の確定判定が出た忠清北道・報恩の農場と隣接する農家2か所で乳牛20頭を検査した結果も、抗体が確認されたのは6頭(抗体形成率30%)だけだった。農林畜産食品部は牛の抗体形成率について95.6%と発表しているが、これは机上の数値にすぎず、実際にははるかに低いことが確認されたわけだ。

 さらに政府は牛に抗体が形成されたかどうかを確認する検査を、全国の牛310万頭のうち10%の標本に対してしか実施していなかったことが分かった。残りの90%はワクチンを接種したかどうかの確認すらしていなかったことになる。これまで口蹄疫発生の頻度が高かった豚については、全ての農家で毎年検査を実施しているが、牛については管理が極めてずさんだったところに口蹄疫の直撃を受けた。2010年以降、政府は殺処分に対する補償金、防疫費用など、口蹄疫の後処理に対してのみ2兆8100億ウォン(約2700億円)の財政を投入してきたが、実効性のある対策を立てられずにいる。政府は8日から全国の全ての農家で飼育されている牛に対し、一斉にワクチンを接種する予定だが、抗体形成まで1週間を要するため、口蹄疫拡大を防げるかどうかは今後1週間がヤマ場となる見通しだ。
(引用ここまで)

 韓国で毎年恒例の口蹄疫が発生しまして。
 今回はどうやらすぱっと「すべての偶蹄類の30時間移動禁止」を決めたそうです。さすがに鳥インフルエンザの蔓延で懲りた模様。
 しかし、忠清北道、全羅北道の2カ所で同時発生というのがいやな感じ。

 で、ワクチンがまったく効いていないという記事が出てきまして。
 なにをいまさら……って感じですね。
 おととしの時点で「韓国で蔓延するタイプの口蹄疫とワクチンの型があっておらず、効き目のないいわば『水ワクチン』を打っている」という報道が出ていました。
 で、なんでそんなワクチンを延々と使っているのかというと、韓国で役人が天下りして作られた会社が独占供給しているワクチン以外のものを使うと違約金を取られる契約になっているからなのです。
 この契約は2018年まで有効なのだそうです。

 つまり、少なくとも来年までは口蹄疫が起き放題と考えて間違いない。
 近隣国にとっては本当に迷惑な話なのですが……。

デンセンマンの電線音頭
デンセンマン、伊東四朗 & 小松政夫
Sorid Records
2015/12/16