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カテゴリ:伝染病の記事一覧

ワクチンというゲームチェンジャーが登場し、化けの皮がはげたK防疫

カテゴリ:伝染病 コメント:(82)
【時視各角】「K防疫ショー」の経済的費用=韓国(中央日報)
文在寅(ムン・ジェイン)政権のK防疫ショーは総体的失敗と明らかになった。その素顔はワクチンというゲームチェンジャーが登場して姿を現した。現政権は世界にK防疫の優秀性を印象付けた。だがその優秀性の実体が産業化時代に構築した健康保険システム、巨大な行政力、医療陣の献身、国民の協力と忍耐が合わさった結果ということを知らない人はいない。最初から韓国の国民が持っていた資産であり能力だった。これが実体なのに現政権はあたかも妙策をうまく立てて防疫に成功したかのように内外に自慢した。その結果私たちが払う経済的費用は雪だるま式に増えている。

だが現政権は依然として「国民のみなさん、今後2週間が山場」としながら「会合を自粛し外出時にはマスクを使用せよ」と話す。また「コロナマナー違反業者は不寛容の原則で厳罰に処する」と脅している。 (中略)

このとんでもないK防疫ショーの最大の被害者はだれか。今回も社会的弱者層だった。最低賃金の急激な引き上げと反市場的不動産政策とパターンが全く同じだ。最低賃金が急上昇し規制爆弾で住宅価格が急騰したため弱者層から崖っぷちに立たされる。中産層も懲罰的保有税爆弾で苦痛だが、それでもまだ少し持ち堪える力がある。ところが賃貸借法案を押しつけ庶民と無住宅者を没落させた現政界の実力者は法案通過直前に賃貸料を引き上げた。それでも現政界の実力者は国民のため、庶民のためにそうしたというダブルスタンダードな主張を曲げない。 (中略)

これだけしても国民は気の毒な境遇になった。経済規模10位圏の国がワクチン接種実績111位の国に転落してだ。この追い詰められた状況はすぐには抜け出しにくい。ワクチン生産国が余分を輸出しないワクチンの武器化が現実になってだ。現政権のきらびやかなK防疫ショーが引き起こしたみじめな現実だ。こうした状況で防疫段階2週間の追加延長がオオカミ少年の叫びのように繰り返されている。 (中略)

韓国はいまのようなワクチン劣等生にとどまれば来年3月9日の大統領選挙時まで「2週間追加延長」が続く可能性もある。マスクを着用して投票する国民の姿がタイムマシンの中の過去のように全世界に打電される最悪の状況はどうにか避けたい。

現政権はいまも導入日程と年齢別接種日程を慌ただしく出しているが、ワクチンの武器化のため実現するかは依然として未知数だ。ある者は日本は韓国より速度がさらに遅いという。だが日本は防疫ショーをしたことはない。確認に確認を重ねる日本の内部システムに足を引っ張られている。ワクチンがなくて接種が遅いのではない。韓国はK防疫という「希望拷問」から引っ込めなければならない。
(引用ここまで)


 「K防疫で先進国に躍り出た韓国」「世界が羨望のまなざしで見る韓国」というものを一瞬だけ味わうことができたのも確かではあります。
 K防疫に対して先進国だけでなく、世界から問い合わせがきたのは事実なようですから。
 で、「うちではこんなことをやっています」と韓国政府が資料を提出すると、どの国も「こんなに社会的抑圧をかけなければいけないのであれば、我が国では実現は不可能だ」というオチになったわけですが。
 というかフランスでもK防疫に対する評価は当初から「こんな抑圧は無理」と「抑圧をかけてでも防疫を優先すべきだ」というものでしたから。

 去年の5月頃には「韓国という言葉が入ったものはすべてプレミア扱いになった」とかやってました。
 そのあたりの化けの皮がはげたのを懸命に縫い止めようとして、対外広報費1200億ウォンを費やしたわけですね。
 そんなもんに狂喜乱舞して国会で180議席も与党に与えてしまったわけですよ。

 伝染病については最終的にはどのようにして社会的免疫を得るか、というだけの話なので。
 いかにしてワクチンを入手するか、という話に帰結するのは当然なんだよなぁ……。
 「K防疫……そんなものもありましたっけ」くらいの扱いになって然るべきものだった、というオチなのでした。

韓国政府、韓国国内で委託製造しているワクチンを輸出制限検討へ……いや、無理でしょ

政府、AZワクチン輸出制限「検討可能」旋回... 専門家「非現実的」(ハンギョレ・朝鮮語)
コロナ19ワクチン需給不安で、米国と欧州連合(EU)、インドなどが「自国優先主義」を掲げワクチン輸出を制限している中で、私たちの政府もケイ(SK)バイオサイエンスで委託生産しているアストラゼネカワクチンの「輸出制限」を検討することができると述べた。最近まで輸出制限を「検討していない」と線を引いていた、基調を変えたわけだ。 (中略)

チョン・ユジン コロナ19予防接種対応推進団(推進団)ワクチンの導入チーム長は6日の定例ブリーフィングで「国内生産のワクチンの輸出制限措置も可能なのか」との質問に「早期にワクチンが適切に導入されるようにするために可能なすべての選択肢を検討してている」と述べた。チョンチーム長は「選択肢を検討する過程で、仮定の話に基づいてなにかを申し上げるのは難しい」と言いながらも「可能な部分を最大限に検討している」と付け加えた。これは、今まで推進団が見せてきた基調とは異なるものである。(中略)

専門家はこの案が非現実的なうえ、道義的に問題があると指摘した。韓国は世界保健機関(WHO)の加盟国であり、貿易依存度(国内総生産で輸出入が占める割合)が60%後半に高く、国際秩序を壊すことはできないというものだ。キム・ウジュ高麗大病院教授(感染内科)は「国内の生産拠点であるSKバイオサイエンスは、特許権を持つのではなく委託生産をしているだけ」とし「委託生産契約を結んだアストラゼネカとの約束を破って国内生産量をすべて国内で使用するとすれば、今後どのような製薬企業も韓国に委託生産を任せたり、技術移転をしようとしていない」と述べた。ソン・マンギ国際ワクチン研究所事務次長は「国際社会の視点では韓国はインドやヨーロッパのように確定者発生の規模が大きくないので、(輸出制限措置が)認められる余地はあまりない」と述べた。

さらにSKバイオサイエンスは一方的な輸出制限をした場合、原材料の供給が中断されて追加生産が困難になるとして困惑を隠さなかった。SKバイオサイエンス側は「アストラゼネカが工場の生産量を見て発注し、10以上に及ぶ原材料を送ってくる。その後に我々は生産する」と説明した。
(引用ここまで)


 現状、イスラエルを除くとほぼワクチンを生産する製薬企業のある国にしかワクチンは流通していない状況。
 具体的にいうとアメリカとイギリス。
 チリも接種率こそ高いものの、中国のシノバック製ワクチンは有効性が低く社会的免疫を獲得するのはちょっと遠そう。
 アルゼンチンもロシア製ワクチンを接種していますが、2月までに2回接種したはずの大統領が罹患したなんてニュースがありましたね。

 EUとイギリスの間でもアストラゼネカ製のワクチンの取り合いをやっていますし、アメリカもファイザー、モデルナのワクチンを囲いこんでいる。
 イスラエルは立ち位置が特殊なので参考になりません。
 アメリカへ圧力をかけられる唯一の国といっても過言じゃないしなぁ。

 まあ、世界的に患者の多い国から接種するというのは理に適ってはいますから、欧米中心になり、かつ相対的に患者数が少ない日本や韓国には最低限のワクチンしかこないというのも分からないではない。

 とはいえOECD加盟国中、ワクチン接種数で日本と韓国は最下位とブービー。
 ようやく100万回に達したというところ。社会的免疫獲得ははるか彼方。
 というわけで韓国政府が「アストラゼネカのワクチンの輸出規制も考慮している」という主旨の発言をしたのですが。

 以前から「SKバイオサイエンスはアストラゼネカのワクチンを韓国国内の工場で生産しているので、韓国に融通してもらえるはず」という期待があるという話をしてました。
 実際にはそんなことができるわけもなく。
 記事にあるように1度やったら原材料を干されて終了でしょう。韓国政府が主導してやったのであれば、輸出入に際してとんでもない条件をつけられることになる。
 まあ……日本に対してやっていることを世界を相手にもやろうということですかね。
 この場合は主としてイギリスに。

 「例外」を作らないほうがいい、という話をちょっと前にLHの職員による土地投機に対して遡及法を作ろうとしている時に語りましたが。
 日本に対して理不尽を通そうとしているように、諸外国にも対応しようとしてしまう。
 日本にすら通用していないのに、ブリカス先生に通用するわけないのにね。

欧州30カ国「韓国の『外国人労働者はすべて新型コロナの検査をしろ』という命令は人権侵害だ」と抗議→ソウル以外の自治体は強行

韓国の地方自治体、全外国人へのコロナ検査義務化を継続(ロイター)
韓国の複数の地方自治体が、全外国人への新型コロナウイルス検査義務化を継続する方針を示した。この措置を巡っては、英国などから外国人差別だとする厳しい批判の声が上がっている。

政府の新型コロナ対策本部は先週、地方自治体に対し、外国人差別的な方針を改め、義務化を止めるよう要請していたが、これに応じたのはソウル市のみだった。

国内第4位の人口250万人を擁し、新型コロナ感染の震源地ともなった大邱広域市は同日、外国人労働者に対し再度の検査実施を通知。外国人労働者2553人を対象にした1回目の検査では、陽性判定はゼロだった。

南西部の全羅南道も、3月中に約1万4000人の外国人労働者の検査を行う計画を変えていないが、検査対象にはより多くの韓国人も含める方針に改めた。これまでに2万4700人の外国人労働者が検査を受け、陽性反応があったのは1人だった。
(引用ここまで)


 先日、韓国でソウル市を皮切りに「外国人労働者はすべてPCR検査を行う。拒否すれば雇用しなくてもいい」といった地方自治体による行政命令が発せられまして。
 ほぼすべての特別市・広域市・道が同じような行政命令を出しました。

 外国人労働者からも、各国の大使館からも反対の声が上がりまして。
 EU27カ国、およびノルウェー、スイス、イギリスの大使館から「深い憂慮」が伝えられました。
 外国大使館が出せる最大級の抗議声明が「深い憂慮」となります。

 で、それを受けて韓国政府の中央災難対策本部から「撤回してほしい」という要請が出て、ソウル市は「義務ではなく勧告」としました。

【社説】浅薄な人権意識を見せた外国人コロナ検査騒動=韓国(中央日報)
外国人に対する新型コロナウイルス感染症検査を義務化したソウル市が、非難世論が広がると勧告事項に立場を変えた。これに先立ちソウル市は17日、外国人労働者の新型コロナ検査を義務化する行政命令を31日まで施行すると発表した。翌日、サイモン・スミス駐韓英国大使は「不公正だ」として韓国政府に抗議した。カナダなど他国の大使も共感を表したという。在韓米国商工会議所(AMCHAM)もソウル市と韓国貿易投資振興公社(KOTRA)に抗議の書簡を伝えた。

8日から似た措置を取ってきた京畿道(キョンギド)は、陰性判定を受けた外国人労働者に限り雇用できるという案まで検討していたが、波紋が広がるとこれを撤回した。慶北(キョンブク)・全南(チョンナム)・江原(カンウォン)など他の自治体も似た措置を施行中だ。

世界経済10位圏の自由民主主義国家で起きたこととは考えにくい。仮に欧州と米国・日本などで韓国人にこうした命令が下されたとすれば、どうだろうか。単に外国人という理由で国民と差別するのは明白な人権侵害だ。
(引用ここまで)

 ソウル市以外の自治体もこれに追随するのかなぁ……と思いきや。
 ほぼすべての自治体が検査を強行。
 ソウルはまだ国際都市としての顔があるのですが、それ以外の場所はとてもじゃないけどそうも言っていられない。
 あるいは「外国人労働者」に対しての意識が遅れている、ということでしょうね。
 マイナス20度でも氷の張るビニールハウスに住まわせてそれっきりというような扱いと同じです。

 しかし、なんなんでしょうね、この検査への異常なこだわりは。
 去年の今頃は「PCR検査を増やせ」「PCR検査だけが防疫の手段」みたいなことを言っていた連中がいましたが。
 ニューヨークもフロリダもドイツもイギリスもけっこうな量のPCR検査をしていましたよね。
 でも、実際にはアレ。
 ニューヨークなんて「検査無料」をうたって検査所に集団を集めた以降に感染大爆発でしたから。
 あとクオモは大統領になるべき人物……でしたっけ?

 おっと、閑話休題。
 K防疫の正体見たりって感じですね。人権無視、社会的抑圧を加えることしかできない。
 かつ韓国人の「外国人労働者」に対する気分というものも知ることができるという一粒で二度おいしいニュースでした。

韓国の新型コロナウイルス、明白に拡大基調に乗る……とはいえ日韓共に防疫の優等生である事実は変わらない

カテゴリ:伝染病 コメント:(45)
韓国の新規コロナ感染者 6日連続400人台=検査数減少も高止まり(聯合ニュース)
韓国の中央防疫対策本部は22日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から415人増え、累計9万9075人になったと発表した。市中感染が396人、海外からの入国者の感染が19人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(456人)に比べ41人減ったが、6日連続で400人台となった。
(引用ここまで)


 日本の新規感染者数は822人。
 韓国の数字にいつもの2.5(日韓のおおよその人口比)を掛けると1037。
 相変わらず日韓で似たり寄ったりの数字。
 ただ、韓国の数字でよろしくないのは日曜日の検査での判明数であるにも関わらず、減少していないってこと。
 金曜、土曜の数字は452人、456人。
 先週の日曜日は382人。
 土日の数字は平日に比べて明白に減っていたのに、それが見られなくなっている。
 ただ、諸外国の数字はまだまだひどいもので。ここ1週間の1日あたりの平均新規感染者数はこんな感じ。三桁以下の端数は丸めてます(ソース:ロイター COVID-19 Tracker

 フランス 30000人
 アメリカ 56000人
 イギリス 5000人
 イタリア 21000人
 ドイツ 13000人

 日本にしろ韓国にしろ、丸めた端数のレベルなのですね。
 フロリダ州から「東京よりもうちでオリンピックやったほうがいいんじゃないの」とか言ってましたが、そのフロリダの1日あたりの新規感染者数(7日平均)は4300人。
 フロリダ州は2150万人の人口で、ですからね。片腹痛いわ。
 ワクチン接種が進んでいるイスラエルでは劇的に実効再生産数が減少しているそうですが……。

 アメリカフランスから「我が国ではあれほどに自由を統制することはできない」と言われたK防疫ですが、あれだけの社会的抑圧をもっても一定以下には抑えこめない。
 というか、人口比で日本と同じていどのものにしかできていない。
 大流行を防げても、ベースとなる感染は人の動きがあるかぎりは防げない……ということなのでしょうね。

 とにかく読んでいない人はこれを読め、と強力におすすめする教科書。

韓国・済州島に向かうアストラゼネカのワクチンが全量回収、「適正温度を外れた」ため

済州行きの初回ワクチン「全量回収」騒動…「移送中に適正温度を外れた」=韓国(中央日報)
韓国で1回目の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)ワクチンを済州(チェジュ)に移送している途中、適正温度範囲を超えたため全量回収する騒動が起きた。

25日、疾病管理庁などによると、前日午後、済州道民に接種するワクチン3900回分が京畿道利川(キョンギ・イチョン)の物流センターから冷凍車を通じて出庫されたが、移送中に適正温度範囲を超えたため全量回収して別のものと取り替えて送った。

慶尚北道安東(キョンサンブクド・アンドン)のSKバイオサイエンス工場から24日出荷されたアストラゼネカ(AZ)社のワクチンは利川物流センターで小分けにされて全国の保健所と療養病院に移送中だ。

当初、済州行きワクチンは24日午後11時に木浦(モクポ)旅客船ターミナルに到着して25日午前1時ごろカーフェリーを利用して済州に到着する計画だった。だが、摂氏2~8度の常温で移されなければならないAZワクチンが利川郊外周辺を出るころ、車両内の輸送容器の温度が一時摂氏1.5度まで落ちて問題になった。
(引用ここまで)


 マイナス70〜80度での運搬が必要となるファイザーのmRNAワクチンや、マイナス20度での運搬が必要となるモデルナのmRNAワクチンと異なり、従来の技法で製造されているアストラゼネカのワクチンは2〜8度ていどの低温での運搬が可能というところが利点とされています。
 ファイザーのものもマイナス20度で2週間は大丈夫、ということになりそうですが。
 コールドチェーンが構築できない途上国ではアストラゼネカのワクチンが普及するのではないか、ともされていますね。

 で、韓国でまず導入されたアストラゼネカのワクチンは、韓国国内でSKバイオに製造委託されているもの。
 つまり、曝露のタイミングが最小となる国内輸送だけしかしていないのにこうなった……ということです。
 記事中にあるように「2〜8度での運搬」となっているところが、1.5度になったというだけなので問題はないはずですが。
 まあ、念には念を入れて……ということかな。

 ただ、韓国では以前にも常温曝露したインフルエンザワクチンが回収されたはずが、2000人以上に接種されていた(しかも無料接種のはずが一部は有料で)なんてことがありました。
 現状は細心の注意を払って「0.5度外れた」という報告も出ているのでしょうが、緩んだ時にどうなるか……ですね。
 韓国の現実は往々にして想像の斜め上を行くのです。

韓国でコロナ禍最前線で働いていた医療スタッフの賃金未払いがまた発覚……総額185億ウォンって大邱の経験をミリほども活かせてないね

コロナ最前線の医療スタッフの賃金185億未払い政府「予算不足」(中央日報・朝鮮語)
政府が新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の対応のために一線に派遣された医師に予算不足で理由の賃金支給を先送りしてきたことが23日、確認された。医療スタッフは、持続して未払い賃金の支払いを求めており、先月までの賃金未払い額の合計は185億ウォンに達すると集計された。

チョ・ミョンヒ国民の力議員室は、中央事故収拾本部(中収本)から提出された資料を引用して、1月までにコロナ19対応のために派遣された医療従事者は、1431人(医師255人、看護師760人、看護助手165人、サポート担当者251人)で、賃金未払い額が総185億2400万ウォンと発表した。

これらに適用される日当は▶医師35万ウォン▶看護師20万ウォン▶看護助手10万ウォン▶軍医・公報の12ウォン▶軍看護師7万ウォン水準だ。民間派遣人材には、別途危険手当、専門職手当などが追加支給される。

政府は、予算不足で賃金未払い事態が明らかになったと説明した。
(引用ここまで)


 去年に起きた大規模集団感染の震源地である大邱でも同じことがありましたね。
 医療ボランティアから「手当てが入っていない」という叫びが上がり、その手当てを要求したら「金がほしくて大邱に来たのか」と暴言を吐かれ。
 5月に入ってもまだ手当ても交通費も払えてもらっていない人がいたっていう。

 で、今回もそれとまったく同じことを政府単位でやっている。
 今回も理由は予算不足ですって。
 おそらくは「12月をまたいだので」とか「12月時点で予算が枯渇して」とかいう漢字なんでしょうね。
 先日のエントリで「雇用が前年同月比でマイナス100万人になった」っていうのも、1月の統計。原因は12月で政府・自治体の予算が終了して、山火事監視人電気管理士といった官製雇用が終了してしまったから。

 なんつーか……。
 防疫の面でもこうした事務手続きの面でも、大邱での経験をまるで活かすことができていませんね。
 MERSでのパニックを活かして今回の防疫の素地を作ったパク・クネ政権のほうがまだなんぼか有能だったのでは。
 ま、それも含めてK防疫。
 「韓国では締め日をまたいで働くな」ということですかね。

韓国野党「ワクチンに国民が不安を持っている。大統領がまず接種してはどうか」→与党「大統領が実験対象ではない」→野党「じゃあ、接種対象の国民は実験対象だってことか?」

与党「大統領が接種第1号? 実験対象だというのか?」野党「じゃあ国民は何なんだ」(朝鮮日報)
 野党・国民の力の劉承ミン(ユ・スンミン)前議員は19日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」に「アストラゼネカ第1号接種は大統領からなさってください」と書き込んだ。 (中略)

 すると、与党・共に民主党の鄭清来(チョン・チョンレ)議員は21日、「大統領がワクチン接種をまず受けろというのは、『小学生のガキ』でも言わないたわごと」「国家元首に対する嘲笑(ちょうしょう)であり、冒涜だ」と言った。鄭清来議員はこの日、フェイスブックに「大統領が先に接種を受ければ、国民を押しのけた特別待遇だと主張し、事故でも起きたら小気味いいと思うのだろうか」「国家元首は実験対象なのか。国家元首は健康とスケジュールが国家機密であり、セキュリティー事項だ」と言った。

野党は再び反論した。国民の力のキム・ヨンテ京畿道光明乙選挙区党協委員長は同日、「鄭清来議員は国民が率先垂範して接種を受け、安全が確認されたら大統領が接種を受けるべきだというのか」「本人の論理通りなら、国民は何の実験対象なのか」と言った。
(引用ここまで)


 先日も「大統領が批判されたら、与党側は『国家元首に対する礼儀を守ってほしい』と言い出した。能力の話がなぜか威厳の問題にすり替わったのだ」という指摘を朝鮮日報がしてました。
 今回も同様ですね。

 「アストラゼネカ製のワクチンに対して国民が不安を覚えている。大統領が率先して接種してはどうか」という話に対して、与党側が「国家元首に対する冒涜だ」「大統領は実験対象なのか」って言い出したっていうね。
 んでもって、野党は「それなら接種対象になっている国民が実験対象だってことか」って返されたっていう。
 うまい返しだな。

 まあ、全般的にアストラゼネカ製のワクチンに対しての信頼度が低いというのは間違いないところ。
 ファイザーのワクチンはイスラエルでかなりの効果を発揮しているとのデータが出てきましたが、アストラゼネカのワクチンについてはなんというかこう……FDAからも「なにやってんだ、おまえら」くらいの扱いを受けている。
 韓国にとってはアストラゼネカのワクチンが韓国内にあるSKバイオの工場で製造されることから「優先割当してもらえるのでは」というような期待もあったのですけどね。

 んで、最終的には大統領府から「国民が不安だというなら大統領が接種する可能性も否定しない」って言い出してました。

文大統領が最初にワクチン接種? 「国民が不安なら」=韓国大統領府(聯合ニュース)

 ムン・ジェイン大統領が接種したところで、根本的な不安感はどうなるものでもないと思いますけどね。
 ファイザーのmRNAワクチンの性能が高すぎるんだよな、いまのところ。

 ワクチン種類等もこちらに載ってます。まずこの1冊。

ムン・ジェインが「素晴らしい成果」と激賞したメーカーの注射器、韓国政府は1本も契約せず

ムン大統領絶賛した特殊注射器、政府は購入契約しなかった理由(中央日報・朝鮮語)
ムン・ジェイン大統領が直接訪問して「共存協力のベストプラクティス」で絶賛された特殊な注射器メーカーと関連防疫当局が「購入契約を結ばなかった」と明らかにした。それぞれの会社の注射器の大量生産システムが一歩遅れて整備なっている。ただしメーカーが政府に12万個ほどの注射器寄付の意思を明らかにし、初期接種が注射器が使われる見通しだ。

コロナ19予防接種対応推進団資源管理班長は20日のブリーフィングで、「プンリムファーマテックが提供する「最小残留型(LSD)注射器」の購入契約は締結されなかった」と明らかにした。 (中略)

国内接種には使われない。すでに政府が必要な注射器を購入する契約を終えたからだ。

両班長は「私たちが今年コロナ19ワクチンの予防接種のために使用する注射器は、大きく二つある。LDS注射器と一般的な注射器である。過去26日にLDS最小残留型注射器には約4000万個を契約して供給が開始されている。一般注射器も1月初め調達庁を通じて入札進行した」とし「LDS注射器4000万個、一般的な注射器4000万個購入する予定だ」と説明した。

「プンリムファーマテック注射器は全量が輸出されるのか」という質問に両班長は「まず全量輸出されるかどうかについては、私たちが具体的に確認したものではなくコメントできない」とし「ただプンリムファーマテックは今私たちと契約を締結していないが、韓国の防疫や予防接種に有用になりたいような意志がとても強いことを知っている。これと関連し、約12万回程度の注射器を寄付するという意思を明らかにしてきて、おそらく(国内)初期接種に使用することができると予想している」
(引用ここまで)


 ちょっと面白い。
 ムン・ジェイン大統領が直接視察に訪れて「中小企業の素晴らしい成果」とか褒め称えていたプンリムファーマテックのLDS注射器ですが、韓国政府は契約していないって話。
 もうすでに他のメーカーと契約済みなんだそうですわ。

 で、プンリムファーマテックのLDS注射器は政府に寄付される12万本を除いてほぼ全量が輸出に回されると。
 まあ、ムン・ジェイン政権的には1200億ウォンを費やして宣伝しているK防疫の宣伝材料になるんでいいんじゃないですかね?
 ワクチンであればともかく、注射器に注目するような人がそれほどいるとも思えませんが。

 ちなみに1アンプル(バイアル?)から6回の接種分が取れるようになる、っていうのは本来は5回分であったものを6回分として使えるというだけで。
 日本は1億4400万回分を契約していますが、これは5回分でのカウント。
 LDS注射器を使うと2880万回分、1440万人分のボーナスが得られるという話。
 大きいっちゃー大きいけど5回分が規定の使いかたである以上、さほどの問題でもないんだよなぁ。
 あと個人的には6回分取れるっていう最後の1ドーズ分には当たりたくないなぁ。

 とにかく新型コロナとワクチンを語るにはこれを読んでから。