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カテゴリ:伝染病の記事一覧

韓国人公務員「新型コロナにかかりました」→自治体「はい、懲戒で課長職解除ね」……え、このやりかたまずくない?

カテゴリ:伝染病 コメント:(71)
コロナに罹患……淳昌郡保健医療院課長「職位解除」(朝鮮日報・朝鮮語)
全羅北道淳昌郡は17日、人事委員会を開き、淳昌保健医療院A課長(5級)を「職務遂行能力不足」の理由で職位解除した。A課長は淳昌郡で最初にコロナ確定判定を受け、彼の家族3人相次いで確定された。淳昌郡の関係者は、「行政の空白はもちろん防疫第一線の責任公務員としての使命を果たさなかった責任がある」とし「コロナ清浄地帯という自負心が大きかったが、防疫を担当する医療院幹部が確定されると、軍民が公職社会を不信になった」と述べた。 (中略)

A課長が間違ったものもある。彼は確定判定を受け前の去る8日からコロナウイルス感染の症状が現れたことが分かった。しかし、すぐに検査を受けずに出勤して働いていた。去る9日に光州の長女の家にも行った。A課長と長女は翌日の10仕事それぞれ淳昌と光州で検査を受け、長女が先に確定判定を受けた。保健当局の関係者は、「地域ごとにコロナ検査の結果が出てくる時間が異なりますので、現在A課長と長女のどちらが先に感染したのか不明な状況である」とし「もう少し調査を進めてみなければ、誰が最初に感染したのか知ることができるだろう」とした。

A課長が確定判定を受け、淳昌郡は公務員と家族など1024人のコロナ検査を行った。コロナ清浄地域であった淳昌郡に6日間感染者が5人殺到すると、地域社会がざわざわした。淳昌郡の関係者は「30年以上看護職公務員として勤務しながら重篤時局に適時検査を受けなかった」とし「A課長は南原医療院に入院しており、職位解除に課長席のみ退いた」とした。しかし、一部では「コロナウイルスにかかったという理由だけで問責人事をすれば、今後の公務員は症状があっても隠したままで検査さえ受けない副作用が表示されないか」という指摘も出ている。
(引用ここまで)


 うわぁ……。
 以前、「公務員が新型コロナウイルスに罹患したら問責だ」という方針を韓国政府が執っているというエントリを書きましたが。
 本当にやっているんですね。
 で、その際にもこうした対応をしていると公務員は症状が出たとしても検査を受けなくなるだろう、との危惧が出ていました。

 地方の5級公務員=課長の地位を失うのであれば、黙っていようと思うでしょうよ、そりゃ。ただの風邪ならそれでよし。新型コロナウイルスだったとしても集団感染になってしまえば有耶無耶になるでしょう。
 ダメな組織の見本だわ。
 「社会的抑圧を与える」ことを主眼としているK防疫ならではのやりかたではありますけどね。

 韓国の新規感染者数は今日発表の数字で3日連続1000人超えの1062人。
 でも第3段階への引き上げにはまだ慎重姿勢。

防疫対策 最高レベルの引き上げに慎重「副作用も」=韓国(聯合ニュース)

 医療体制の限界にはまだ至っていない、との判断だそうですわ。
 ドイツも11月時点でのロックダウンに躊躇して現在の感染拡大を招きましたが、春にやったロックダウンは経済に対する副作用が大きすぎたというのが実感なんでしょうね。
 なんとか経済が廻せるのであれば、そうしておきたいというのがどこの施政者にも共通の感覚っぽいなぁ。

 まずこの一冊からと何度も書いているけど、その価値のある本です。

韓国政府、ワクチン導入に及び腰だったのは誰も責任を取りたくなかったから……「K防疫でいけるでしょ」と軽視していた模様

カテゴリ:伝染病 コメント:(97)
「米国のようにしていたら疾病管理庁長は監獄に入れられていた」…韓国がワクチン戦争で負けた理由(中央日報)
英国・米国・カナダなど海外の先進国が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)のワクチン接種を次々と開始する中で、韓国はワクチンのない冬を送ることになった。

国会保健福祉委員会所属の姜起潤(カン・ギユン)議員(国民の党)が入手した保健福祉部の「海外国別ワクチン確保動向内部文書」によると、米国は最大24億回分、カナダは最大1億9000万回分、英国は最大3億8000万回分、EU(欧州連合)は最大11億回分、日本は5億3000万回分を確保していることが分かった。韓国はアストラゼネカワクチン2000万回分の契約が完了した状態だ。そのうえ国内ワクチンの導入時期は早くて来年2~3月と見込まれ、「ワクチン・デバイド(格差)」を懸念する声が高まっている。新型コロナ防疫先進国として注目されてきた韓国がワクチン導入競争ではなぜこのように出遅れることになったのか追跡してみた。

防疫当局によると、韓国政府が本格的なワクチン事前購入の協議に入ったのは今年7月だ。これより前の5月に検討に出たが、なかなか前に進まなかった。大韓ワクチン学会のマ・サンヒョク副会長〔昌原(チャンウォン)ファティマ病院小児科教授〕は「5月にワクチンに関して国内でタスクフォース(TF、作業部会)を作って運営した。ところが当時は患者の発生が多く、消極的に対応した側面があり、予算からも除外された」と説明した。

アストラゼネカ(7月)・ノババックス(8月)と契約意向書(letter of intent)をそれぞれ作成したほか、モデルナ(8月)・ファイザー(9月)・ヤンセン(10月)などと順に協議を始めた。米国・カナダなどが人口の数を超えるワクチン物量を確保している状況だったが、韓国政府は事前購入に躊躇(ちゅうちょ)した。結局、他国のワクチン接種が始まった現在の韓国が購入契約書の締結に成功したのはアストラゼネカワクチン(1000万回分)1カ所だけだ。政府はファイザーとヤンセンと今月内に、モデルナとは1月を目標に契約締結を推進している。アストラゼネカワクチンは2~3月に導入予定だが残りのワクチンはいつ供給されるのか約束がない。

ワクチン導入議論に関与したある関係者は、韓国が他国の後塵を拝した理由について、事後責任を恐れた政府官僚の保身主義が大きいと説明した。この関係者は「価格と臨床成否などのさまざまな不確実性があるため、政府が丁寧に(交渉を進行)したようだ」としつつも「われわれはリスクを最小化する方法を重要視してきた。米国はリスクを負ってモデルナに1兆2000億ウォン(約1135億円)の研究開発(R&D)資金を投資し、3億回分を事前購入した」と話した。あわせて「もし韓国が同様のことをしたら鄭銀敬疾病管理庁長が監獄行くことになったのではないだろうか。そうできるほどお金がある国でもなく、米国・英国のようにすることは容易ではない」と当時の状況を説明した。ワクチンを事前購入してミスを犯した場合、交渉を率いた誰かが責任を負わなければならない状況なので、政府が積極的に動くことができなかったということだ。

先月26日、国会保健福祉委員会全体会議で朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉部長官は「本当に行政的な立場からみると、ワクチンを過度に備蓄した場合、それを数カ月以内に廃棄しなければならない問題が生じかねないが、それに伴う事後的な責任問題も実際はある」とし、責任問題に対して直接言及した。
(引用ここまで)


 韓国政府がワクチン確保に出遅れた理由が「交渉を率先して率いて失敗した場合、その誰かが責任を負わされる状況になるから」だという主張が出てきました。
 なんとなく構造が見えてきたかな、というところ。
 先日、シンシアリーさんがこんなつぶやきをしていまして。


 ワクチンの接種というものが「集団免疫獲得」ということにあるのではなく、防疫を失敗した連中がすがる最後の切り札だ……みたいな話になっているなというのは感じていたのですが。
 韓国にはK防疫があるから大丈夫で、ワクチンに殺到している欧米、日本は防疫に失敗したから製薬会社の言いなりになっているのだ、という言い分をしています。
 例の「なんだったら北朝鮮にワクチンを分けてもいい」というような気楽な発言はそのあたりからもきていると思います。もちろん、南北協議の発端にしたいというのが本音ではあるのでしょうが。

 「ファイザー、モデルナは韓国政府に対して早期に契約を結ぶように求めてきた」という発言を保健福祉部長官(大臣に相当)がしていましたっけ。
 つまり、K防疫で新型コロナを抑えこんでいる韓国政府は製薬会社に対して優位な立場にいるのだ……と主唱していたわけですよ。
 この発言が11月17日。ちょうど1ヶ月前。
 で、現在は「ファイザー、モデルナと早急に契約を結ぶよう交渉している。年内にも契約は可能だ」とか言うようになった、と。

 「ワクチンなんかいらない」というような与党議員の発言を含めて、まったくもって滑稽ですね。
 ワクチンは重症化を防ぎ、新型コロナウイルスを恐れずに暮らすためのもの。つまり、人と社会、そして経済の動きを以前と同じレベルに引き上げるための方策だということを理解できていないっていう。
 K防疫の広報動画製作やら対外広報のために1200億ウォンも費やしておいて、病床確保もしていなかった。
 ワクチン導入の契約もまともにできていなかったというオチ。
 「K防疫は世界で標準……そんなふうに考えていた時期が俺にもありました」って年明けあたりには言ってそうですね。

韓国で新型コロナの感染拡大が止まらない……防疫規制の最終段階へ秒読みか

カテゴリ:伝染病 コメント:(33)
韓国の新規コロナ感染者 過去最多1078人に=今後も拡大の可能性(聯合ニュース)
 韓国の中央防疫対策本部は16日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1078人増え、累計4万5442人になったと発表した。市中感染が1054人、海外からの入国者の感染が24人だった。 (中略)

 最近は学校や職場、小規模な集まりなど日常生活の場での感染拡大に加え、宗教施設や療養施設、療養型病院などでもクラスター(感染者集団)が続出しており、感染者の規模は当分さらに拡大するとみられる。政府は短期間のうちに新規感染者数が1日1200人台まで増える可能性もあるとみて、防疫対策「社会的距離の確保」を最高レベルの第3段階に引き上げることも含め、さまざまな対策を検討している。
(引用ここまで)

 
 ちょっと覚え書き的に韓国の社会的距離確保の段階を書いておきます。次のエントリのためでもあります(予定)。

 現在、韓国は社会的距離確保の2.5段階目にあります。
 かつては1、2、3だけだったものを1、1.5、2、2.5、3と細分化し、かつ全国一律であったものを道レベルの地方自治体による適応を可能としています。
 で、最後の3段階の判断基準は全国的に800〜1000人以上の新規感染者数が一週間以上継続した場合、とされています。
 現状の2.5段階でも50人以上の集会は禁止され、飲食店やスポーツ施設の営業は時短などの規制、集団感染リスクの高いとされているカラオケは一律営業禁止。
 これが第3段階になると10人以上の集まりはすべて禁止。病院、飲食店以外の施設営業もほぼ禁止。学校も休みとなります。

 2.5段階目に引き上げたのは12月6日。ですが、それ以降も新規感染者数は右肩上がりで今日は1078人とまた過去最高を記録。
 ただ、月曜判明分の新規感染者は718人でした。「800人以上の新規感染者が一週間以上続く」という第3段階へのカウントはリセットされて、昨日から数え直し。
 ……これだと土日に検査数が減ることを考えるといつまで経っても第3段階に到達しないような気がしないでもないですね。
 実際、チョン・セギュン首相は「第3段階は最後の砦だ」という認識であることを述べて「慎重に検討すべきだ」と話しています。経済への影響を考慮している、ということでしょう。

防疫対策の最高レベル引き上げは「最後のとりで」=韓国首相(聯合ニュース)

 今日の日本全国での新規感染者数は2955人。
 韓国の数字(1078人)に人口比である2.5をかけると2695人。ま、欧米の数字から見れば誤差の範囲内。
 日によっては韓国の数字が上回ることもある状況。
 あれほどバカにしていた日本と同レベルになったのはどんな気持ち? ねえ、いまどんな気持ち?
 ま、それはともかく。

 韓国が月曜の数字を用いて「一週間連続ではない」とするのか、あるいは平均値を取って「1日平均で800人を超えた」とするのか。
 防疫を優先するのか、経済を優先するのかが見えてくると思います。
 ちょっと見ものですね。
 「我々こそが世界、我々こそが標準」とか「K防疫で韓国という国名はプレミアものになった」とか言っていたのですから。

 

韓国政府「アストラゼネカのワクチンにFDA承認が出なくとも、我々が独自に接種決定が行える」……そりゃまあそうだけど生産してもらえるの?

米FDAの承認なしにワクチン導入はならない?... 当局「私たちの決定従う」(聯合ニュース・朝鮮語)
アストラゼネカが開発中の新型コロナウイルス感染症(コロナ19)ワクチンを韓国に持ち込むことは、国内の手続きに従うものであり、米国食品医薬品局(FDA)の承認するかどうかなど無関係だという立場を政府が発表した。

クォン・ジュンウク中央防疫対策本部第2副本部長は15日、オンライン定例ブリーフィングでアストラゼネカのコロナ19ワクチンの導入に関連した質問に「米国FDAの承認するかどうかにかかわらず、韓国の手順に従って行われる」と述べた。

クォン2副本部長は「米国FDAは米国の機関であり、我が国は我々の食品医薬品安全処の決定過程を経ることになる」と説明した。

アストラゼネカのワクチンに対する米国FDAの承認が遅れ、韓国でも来年の第1四半期中にこのワクチンをかけてくるのが難しくなるのではという懸念が一部で出てきた、政府は影響を受けないという点を明確に明らかにしたものである。

食薬処の関係者も「品目許可申請が入ってくると、安全性、有効性等を十分に検討し、独立して、承認するかどうかを決定する予定だ」と明らかにした。

これに先立ち、政府はワクチン共同購入・配分のための国際的なプロジェクトであるCOVAXを介して1千万人分、そしてグローバル製薬会社と個別交渉を通じて3千400万人分の計4400万人分のワクチンを確保し、来年第1四半期から順次導入するという計画を出した。
(引用ここまで)


 現在、韓国が入手しているのは1000万人分のアストラゼネカ社のワクチンのみ。
 それ以外のファイザーやモデルナとの契約はできておらず、契約ができたとしても行列の最後尾に並ばなくちゃならない。
 そんな中、アストラゼネカのワクチンに対して、FDAの承認が出ないのではないかとされています。
 結果、韓国が目標としている来年第一四半期からの接種はできないのではないかとの話も出ています。

 で、アストラゼネカのワクチンについて、アメリカのFDAからの承認が出なくとも韓国独自で臨床試験を行って接種するとの話を韓国政府がしはじめました。
 韓国独自で……なぁ。
 問題はFDAからの承認が出ない状況下でアストラゼネカが量産するかどうかだと思いますけどね?
 アストラゼネカについてはSKバイオが韓国国内で委託生産していることもあって、優先的に割当してもらえるのではないか……という話もあるのですが。
 韓国の1000万人分だけ生産とかやってもらえるのかなぁ。
 やってもらえたらいいですね。
 あとファイザーとモデルナのmRNAワクチン用のマイナス70度を維持できるコールドチェーンとか用意できてるのかどうか。
 そのあたりもちょっと検索したのですが、少なくとも受け入れ準備ができているというニュースは目にしていません。

韓国、ついにコロナ禍に対して軍医・医大生まで投入……医大生なんてただの素人じゃん……

韓国、“第3波”で「医療崩壊」の懸念 軍医や医大生なども投入へ(AMEBA TIMES)
 韓国では、新規感染者が2日連続で過去最多を更新し、きょう初めて1000人を超えた。今後さらに増加する見込みで、病床や医療スタッフの不足による「医療崩壊」が懸念されている。韓国政府は今後3週間で重症者用の専門病院など1万床以上を確保するほか、軍医や医大生なども投入して人手不足に備える構え。
(引用ここまで)


 10000床の追加ベッドと、軍医・医大生の投入ですって。
 ようやく3月よりも脅威が拡がっている、という認識になったようですね。
 公保医、軍医の導入は大邱での大規模感染でもありました。
 ですが、医大生なぁ……。
 医大生って言いますが、要するに素人。
 研修医でもなければ、医者ですらない。試験に受かっていませんからね。
 それでも投入しないと間に合わない、というアナウンスでもあるということです。
 春前に医療崩壊を迎えていたイタリアでもやってましたね。事態はなにも好転しませんでしたが。
 それよりもソーシャルディスタンスを第3段階にしたほうがよい気がしますけどね。

 で、またムン・ジェインが逆神となっていたという話もついでに書いておきましょう。

【社説】文大統領は「トンネルの出口見える」と言ったのにトンネルに入った韓国(朝鮮日報)
 特に大統領のメッセージが現実とかけ離れているケースが多い。大統領は9日、「政府が確保したワクチン4400万回分は国民の集団免疫に十分な量だ。来年2-3月には接種を開始できる」とした上で、「長いトンネルの出口が見える」という言葉を3回繰り返した。しかし、韓国は臨床試験も終わっていないワクチンの調達契約を結んだだけで、来年下期でもワクチン接種が可能だという確信はない。大統領は「ワクチンの出口」発言の3日後の12日、「本当に防疫非常事態だ」とし、「死力を尽くしているが、申し訳ない気持ちを禁じ得ない」と真逆の発言を行った。
(引用ここまで)

 ムン・ジェインのコロナ禍での舌禍は3回目ですね。
 2月に「もう間もなく根絶できる」と言ったら翌日くらいから新天地教会で大型集団感染が発生。
 5月には例の「我々こそが世界、我々こそが標準」という演説と同日くらいに梨泰院でのゲイクラブで集団感染が発生

 で、今回は「出口が見える」って言ったら感染者拡大。
 もうね。
 ちなみに今回の談話は「ワクチン契約ができたので出口が見えるようになった」っていう話なのですが。
 タイミングが神がかってますわ。
 持ってる人というのはこういうものなのでしょうね。
 ハノイでの米朝会談が2月末で、翌日に韓国で最大の祝日ともいえる3・1節を控えていたのに決裂した、なんていうところも実に「持っているなぁ」といった感じでした。
 そりゃホワイトハウスにファンクラブもできますよ。

何度も書きますが、今回のコロナ禍で一冊だけ必読書を選べと言われたらこれを上げると思います。

韓国で感染拡大する新型コロナに対応して「コンテナ病床」が登場、「重症から回復した患者を収容する」……マジで?

病床の代替に浮上するコンテナ...「重症患者は絶対に行くべきでない」(中央日報・朝鮮語)
新型コロナウイルス感染症(コロナ19)確定者病床にコンテナを活用することができだろうか。

14日、中央事故収拾本部によると、コロナ19の重症患者が入院することができる集中治療病床が首都圏に8ヶ所しか残っていなかった。ソウルに5ヶ所、仁川3ヶ所である。全国的にも48ヶ所でしかない。症状の出ていない自宅で待機しているコロナ19確定者13日時点で580人だ。

ソウル市は、シンチョン路中浪区ソウル医療院空き地にコンテナ式移動ベッド48台を設置している。ソウル医療院江南分院に60個、西北病院円42個のコンテナ病床も追加で作成する予定だ。 (中略)

コンテナ病床は重症患者ではなく、軽症・無症状の患者が書く。パク・ユミ ソウル市健康局長は、「コンテナ病床は感染症専門病院入院患者のうち、治療を終えて回復期に入った患者が隔離解除まで利用する」と説明した。コロナ19確診者のうち、治療を受けて症状が良くなった患者が主に使用するという意味だ。全国23の生活治療センターを代替する役割をする。
(引用ここまで)


 韓国における今日の新型コロナウイルス新規感染者数は880人。
 ここ何日かの950人、1030人、718人、880人という数字を見ると壍減しているようにも見えるのですが火曜日はまだ週末の少なさの影響が残っていることが多いので、単純な数だけを見ることは難しいのが実際。
 7日間の平均曲線はまだまだ右肩上がりの状況です。

 で、そんな中で「軽症者・無症状用に1万床の隔離病棟を設立する」と泥縄的に宣言して建設をはじめているのですが。
 そのひとつがコンテナ病床。
 ソウル市だけで150ほどのコンテナ病床を臨時に作るそうですよ。
 いくつか調べてみたのですが、こんな感じ。

201215a01.jpg
(引用元・上記記事から画面キャプチャ)

 エアコンの室外機があるので暖房はあるようですが……12月のソウルの平均気温は最高・最低で5度、マイナス3度とかですよ。
 青森とか函館あたりとさほど変わらない。
 以前の1月にあった高尺スカイドームでのMetallica&BABYMETALの公演でもそれぞれのTシャツ姿で底冷えする地下駐車場に並ばされて、かつ一度外に出るという拷問のような状況がありましたが。

 画像でも雪が積もっているのが分かります。
 で、ここに「重症から回復した患者」を入れるんですって。
 ……本気?

 韓国では仮設の住まいといえばやたらにコンテナが用いられるのですが。
 外国人労働者が詰めこまれていた、なんてこともありましたね。
 重症から回復した患者をコンテナになぁ……。
 まあ、韓国らしい話ではあるか。

8割おじさんこと西浦教授の著書……面白いと言ったら不謹慎かなー。でも面白い。

ムン・ジェイン政権、K防疫の広報に1200億ウォンを費やすものの、病床確保の約束は果たさず……

カテゴリ:伝染病 コメント:(122)
崩壊した「K防疫」…今や国民一人一人が防疫の司令塔だ(朝鮮日報)
 今年1月20日に韓国で初の新型コロナウイルス感染者が発生してから327日目にして一日の新規感染者数が1000人を超えた。一日の新規感染者数は今月12日に1030人を記録した。累計感染者数は4万2766人に達した。韓国人1212人に1人が陽性判定を受けたことになる。

 「冬の大流行に備えなければならない」という指摘と警告を聞き流し、「『K防疫』で世界的な防疫模範国になった」と自慢していた政府の防疫対策の失敗が招いたものだ。政府はK防疫の広報だけで1200億ウォン(約114億円)使った。しかし、今年2-3月の大邱・慶尚北道大流行時に1万床の新型コロナ病床を確保すると言ったのに、守られなかった。イ・ワンジュン大韓病院協会新型コロナ非常対応本部実務団長は「感染症は一般診療より4-5倍の医療従事者が必要だが、政府はもたもたしていた。診断検査の拡大が必要だったが、政府の対処は緩かった」と語った。
(引用ここまで・太字引用者)


 太字部分、強烈ですね。
 1200億ウォンをK防疫の広報に費やして、病床確保を疎かにしていたっていう。
 いまになって「1万床増やす」ってまた言っているようですが、どうなることやら。
 新型コロナウイルスは医療従事者に与える負担が高いことで知られています。
 防護服を着なければなりませんし、たとえ防護服を着ていたところで患者がマスク着用を拒絶すれば感染リスクが跳ね上がる。
 夏に千葉県船橋でマスク拒否の患者を看護していた看護師ふたりが感染していたという半ば事件がありましたね。

マスク拒否の感染患者と会話、マスク・防護服着用の看護師感染(読売新聞)

 施設、医療従事者への資本投下はいくらあってもいいくらい。
 永寿総合病院のクラウドファンディングに楽韓Webも参加しましたが、5000万円ほどが集まって看護師・職員の方々の給与補填に役立ったそうです。
 1人たかだか5万円だけどな……。

 1200億ウォンあったらなにができたかと考えたらちょっと気が遠くなるような話ですね。
 「K防疫が世界で評価されている」というのは韓国人の自尊心(実際には虚栄心)に大変に役立ったそうですよ。
 「韓国は世界に大して胸を張ることができる先進国になった」「その証がK防疫」というくらいに。
 韓国政府としても大々的に宣伝して、新たな輸出項目にしようという気分だったのでしょう。
 大統領自ら「K防疫で我々が世界、我々が標準となった」だの「韓国は安全な地として投資対象になる」だの演説で話すくらいでしたから。

 ですが、実際にはフランスからは「人権侵害だ」と指摘され、同様にアメリカからも「あのような社会的抑圧を伴う政策は韓国ではできてもアメリカでは無理」と言われる。
 ドイツ他、ヨーロッパ各国も外交部へ「K防疫を学びたい」と連絡があったそうですが「プライバシー侵害への懸念が強すぎる」として適用は無理だと判断されています。

 先進国では無理だろうけども、途上国、それも独裁に近い国だったらなんとかなるかもしれませんね。
 住民登録番号のシステムとK防疫を「社会抑圧バリューセット」として輸出できるかも知れません。まあ、そういうのだと韓国人の自尊心は満足しないのでしょうけども。
 それにしても1200億ウォンなぁ……。

韓国、新型コロナで初の新規感染1000人突破……3月はただの「幸運」だった模様

カテゴリ:伝染病 コメント:(86)
韓国の新型コロナ新規患者初の1000人台「過去最多」…本当の大流行が始まった(中央日報)
新型コロナウイルス新規感染者が13日午前0時基準で1030人発生した。1日単位で集計する新規患者が1000人を超えたのは初めてだ。

疾病管理庁中央防疫対策本部が13日に明らかにしたところによると、この日午前0時基準新規患者は1030人増え、これまでの累積患者は4万2766人になった。新規患者のうち国内発生が1002人で97.3%を占めた。本格的な第3波に入ったと分析される。地域別に見ると、ソウルが396人、京畿道(キョンギド)が328人、仁川(インチョン)が62人と首都圏だけで786人出てきた。
(引用ここまで)


 昨日の最後のエントリで「700人台確定」とか書きましたが、それをはるかに上回って過去最多の1050人の新規感染者数となりました。
 K防疫だのなんだの言っていたけど、経済を回す方向に入るとあるていどの感染拡大はしかたがない、というのは実際なんだなという実例ですかね。
 あと季節要因。

 要するに3月にあるていどの成果を見せることができたのはふたつの要因からだった、という結論に落ち着きそうです。
 まず、極めて地域、かつ集団がかぎられていたという条件下での大規模集団感染だったということ。
 患者の多くが新天地教会信徒であり、名簿も揃っていてかつ地域も大邱・慶尚北道という一部でのみ多くの感染があったから。

 そして住民登録番号という国民総背番号制を執っていたために、追跡が容易であったから。
 それに加えて社会的抑圧を伴う政策を執ることができたことが大きく働いたわけです。
 いわゆる「クラスター追跡」が容易であったということがいえますね。
 条件が揃っていて幸運でしかなかった、ということがいえると思います。
 それを「K防疫は世界標準」とか思い違いをしてしまった。

 ですが、11月以降の感染では地域も集団もばらばら。集団感染を追い切れていない。
 まだ社会的抑圧は効いていたので、感染拡大は日本に比べて数週間は抑えることができていましたが。
 寒さが本格的になって感染拡大を抑えきれなくなった……という感じですかね。
 日本とほぼ同じ拡大曲線を描いてますから。むしろ日本よりやや早いくらい。

 日本と同じていどで世界から見た時に「防疫優等生」ではあっても、「我々が世界、我々が標準」、「K防疫を輸出しよう」なんてことにはならなかったというオチだったと。
 むしろ「K防疫で守れる」と過信してしまったがために製薬企業との交渉が遅れて、ワクチン入手に致命的な遅れを見せている。
 塞翁が馬というヤツか。