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カテゴリ:少子高齢化の記事一覧

韓国メディア「アジアの日中韓ともに人口減時代。韓国は日本の少子高齢化を追い、中国は金持ちになれないまま老いていく」

カテゴリ:少子高齢化 コメント:(57)
タグ: 少子高齢化
【コラム】韓国は日本の少産多死の後を追い、中国は金持ちになれないまま老いていく(中央日報)
トウ小平の改革・開放と軌跡を共にする一人っ子政策は今に大きな後遺症を残している。生産可能人口(15~64歳)が2015年10億2100万人(以下、国連人口展望2019改訂版)をピークに減少傾向に転じた。共産党は2016年から全面的に二人っ子政策を打ち出したが、2015~20年平均合計特殊出生率(女性1人が生涯で産む子どもの数)は1.69人で、2010~15年(1.64人)とほぼ変わらない。ここに62年から始まったベビーブーム世代退職者が来年から急増する。約9億人の16~59歳人口が2035年までに1億人減るという分析が出てきた。生産可能人口の減少と高齢化は中国にとって前例のない挑戦だ。「世界の工場」を支えていた労働力と社会保障が非常事態に陥った。金持ちになる前に老いる(未富先老)という80年代中国人口学者の警告が現実になるかもしれない。人口動態は米中覇権競争時代に隠された中国のアキレス腱だ。 (中略)

韓国の生産可能人口は2016年をピークに減少傾向だ。昨年3674万人から20年後には2836万人に減る。日本は95年以降減少を続けている。韓国の65歳以上の高齢個体群の増加速度は世界で最も速い。日本は65歳以上の高齢化率(28.4%)が最も高い。少子高齢化は日本の失われた20年と重なっていて、今後韓国の未来を固く締めつける可能性が高い。 (中略)

中国は少子高齢化の速度が上がる段階だ。全面的に二人っ子政策は効力を失いつつある。中国公安部が今年2月に発表した昨年戸籍登録基準出生児は1003万人余りで前年より14.9%減った。規模は絶対的だが2017年以来減少傾向だ。生活水準の向上に伴う晩婚、育児・教育費の上昇、不動産価格急騰のためという分析が出ている。韓国とも重なる部分が少なくない。中国人口は2027年にインド(14億6900万人)に追い抜かれ、2031年をピークに減少に転じる。 (中略)

中国は2030年代にGDP規模で米国を追い抜く(英国経済経営研究所は2028年としている)。だが、中国は人口減少と生産性鈍化で2050年代に米国に再び逆転される。中国天下は長く持って30年ということだ。韓国は2018年12位から2060年16位に、90年と同じ順位に戻る。日本は同じ期間、3位から5位に落ちる。2060年上位4カ国は米国・中国・インド・ドイツの順だ。人口は国の根本だ。国の枠組み、国力で焦点を広げるべき時だ。
(引用ここまで)


 日中韓の人口動態についてのコラム。
 ちょっと感じたことを散文的に書きましょうかね。

 2020年代後半には中国がアメリカを国力で追い抜く、としても2050年代には再度追い抜かれる。
 中国が焦燥感に駆られて全方位に戦狼外交を繰り広げているのには、この部分が大きいと感じられます。

 エマニュエル・トッドも著書の「問題は英国ではない、EUなのだ」で指摘したように、近年中に中国の少子高齢化は国をも潰す問題として浮かび上がってくるでしょう。
 特に農村部で激しい男あまりが生じ、女性狩りが生まれるようになるでしょうね。
 すでに北朝鮮から中国へと脱北した女性が奴隷のようにして売られています。
 先日は中国当局によって人身売買業者から引き離された脱北者が、ムン・ジェイン政権に無視された結果、人身売買業者に再度引き渡されるなんてこともありましたね。

 アメリカに追い抜かれるまでに国にとして盤石にしておきたい。
 そういった部分での焦りがあって戦狼外交を繰り広げているのはあるのでしょう。
 どう考えても逆効果にしかなっていないと思いますけどね。

 韓国は……教育事情と雇用率をなんとかしないことには。
 とりあえず合計特殊出生率が1.0を切り続けると国がどうなるのか、という実験をやり続けてくれるのだからありがたいというか。
 トッドのような人口学者にとっては絶好のサンプルなのでしょう。


韓国専門家「新型コロナの余波で来年の合計特殊出生率は0.6台になる」……前人未踏の国になるな

「韓国、コロナの余波で来年の出生率0.6人台に低下」(中央日報)
「昨年の0.84人にはコロナの影響が反映されていない。今年、来年に反映されるはずで、来年は0.6人台に落ちると予想される」。

深刻な展望だ。しかも少子化対策の責任者がそのように見ている。大統領直属低出産高齢社会委員会の徐炯洙(ソ・ヒョンス)副委員長は2日、中央日報のインタビューで「昨年の合計特殊出生率0.84人、出生児数27万2000人は、戦争や大災害を除いてどの国も経験したことがない極めて特別で深刻な状況」と診断した。徐副委員長に新型コロナの影響と対策について尋ねた。

--新型コロナの影響はいつ表れるのか。

「今年、来年に反映される。昨年4-12月の婚姻件数は13.8%(過去最大の減少)減少した。さらに保健当局が妊婦の新型コロナワクチン接種を制限した。当事者には『妊娠するな』というメッセージとして聞こえるかもしれない。婚姻を遅らせ、出産を遅らせる」

--どう予想しているのか。

「今年の出生児は25万人以下(24万人台)、来年は20万人台序盤(22万人台)に減少するとみている。出生率は今年は0.7人台、来年は0.6人台と予想する。2015年の1.24人から7年間で半分に減りそうだ」

--その状態が続くのだろうか。

「初婚の年齢がさらに遅れれば、難妊年齢(満35歳以上)の該当者が増え、第2子の出産が急激に減少する可能性がある。先に延ばしていた結婚・出産が2023年に反騰することを期待するが、容易なことではない。うまくいけば反騰し、30万人に近づくかもしれない」

--その間、200兆ウォン(約19兆円)を投入したが、なぜこうなるのか。

「大きな誤解がある。低出産予算を出産奨励予算と理解し、効果ないからなくして出産奨励に直接的な効果がある政策に回そうという。明確に言っておきたいが、低出産予算のうちに出産奨励だけを目標にするものはほとんどない。地方自治体は出産すれば奨励金を出すが、中央政府はそのようにしていない。シンガポールにはある」
(引用ここまで)


 まあ、確かに去年の韓国における合計特殊出生率0.84という数字は低いものではありますが、想定内ではあるのですよ。
 低位予想の範囲内でしかない。
 これまでの下落ペースがやや加速したかな、というていど。

 新型コロナウイルスの影響で合計特殊出産率が低下するのであれば、直接的な影響を受けてからの反射的なものとなるはずで。
 まず経済が萎縮するからこそ、結婚や出産を控えようとする動きが出るわけです。
 1月の雇用統計でも失業率は5.4%と予想の4.5%を大きく上回っていました。
 特に15-29才の若年層における拡張失業率は2020年全体で25.1%。
 まあ……結婚できないよなぁ。

 それにしても0.84という時点で前人未踏の数字です。
 であるにも関わらず今年は0.7、来年は0.6に向かうという予想は……なんだろ。「荒廃」という文字しか浮かんでこないな。
 新型コロナウイルスの流行は人々の行動規範を変えていく。あるいはそれぞれの国の特徴を顕現させようとしているのですが。
 韓国の場合はこうなる……ということか。
 これがムン・ジェイン大統領の言うところの「一度も経験したことがない国」ですね。

韓国で進む世界最速の少子化、専門家「このままではすぐにでも人口が5000万人を割りこむ」

カテゴリ:少子高齢化 コメント:(120)
韓経:韓国、225兆ウォン投じても惨事…「このままであれば13年後に最悪の状況が来る」(中央日報)
「予想はしたが、はるかに深刻だ」

24日韓国統計庁がまとめた「2020年出生・死亡統計」を見て専門家たちが出した評価だ。昨年出生率、出生数など指標が2019年統計庁が予想した数値よりも著しく低かったためだ。このような速度であれば総人口が4000万人台に減る時点も当初の予想(2044年)より10年程度早まる恐れがあるという。学齢人口の減少にともなう教師就職難の深化、労働力の高齢化による経済生産性の低下など「人口リスク」も大きくなるだろうという声が高まっている。 (中略)

国連によると、世界198カ国の中で出生率が1人にも及ばない国は韓国が唯一だ。韓国の出生率は197位であるプエルトリコ(1.2人)よりも低い。台湾も出生率が世界的に低い国だが、2018年1.06人から2019年1.2人に増えてて韓国よりは良好な方だ。 (中略)

専門家たちは人口がこのように早く減少すれば、消費の停滞、デフレーション、求人難など副作用が大きくなり、低成長が固定化するだろうと警告している。 (中略)

少子・高齢化は社会保険・国家財政にも大きい脅威になる。社会保険料と税金を払う生産年齢人口は減る一方で、福祉の恩恵を受ける高齢者だけが急増すれば財政赤字が増えるためだ。政府は国民年金財政の場合、2041年赤字に転じ、2056年積立金が枯渇すると予想しているが、赤字転換、積立金減少の時点がこれより早まるだろうという見通しが広がっている。
(引用ここまで)


 昨日、2020年分の人口統計が発表されまして。
 韓国の合計特殊出生率は0.84となりました。予想されていた数字よりもさらに低い数字が出てきましたね。
 上半期は0.88でしたから、下半期には0.80ていどになっていたということです。
 ここ10年の合計特殊出生率の推移を記すとこんな感じ。
 ついでに北朝鮮と日本も併記しておきました。

    韓国 北朝鮮 日本
2020年 0.84   -    -
2019年 0.92 1.90 1.36
2018年 0.98 1.90 1.42
2017年 1.05 1.91 1.43
2016年 1.17 1.92 1.44
2015年 1.24 1.92 1.45
2014年 1.20 1.93 1.42
2013年 1.19 1.93 1.43
2012年 1.30 1.93 1.41
2011年 1.24 1.93 1.39

 いかんせん、減り方が急激すぎる。
 特に2017年以降、戦争でも起きたのっていうくらいの減りかたをしています。
 実際にはなにが起きたかっていうと、ムン・ジェイン政権になったのですけどね。
 これだけ急激な変化が起きると国家としての財政設計が破綻します。引用部分の最後に年金制度について破綻する可能性に言及がありますが。
 実際には「破綻するんだったらやめよう」とする人も多くなることでしょう。

 恐ろしいことに2015年からのわずか5年間で0.40ポイント減ってるっていう。
 少子化が叫ばれる日本の一昨年の数字が1.36ですが、1.76だったのは1985年のことです。
 30年とか40年かけて減るくらいの数字を5年で達成。
 一言でいえば異常事態。世界のどの国も体験したことがない現象に立ち会っているといえます。
 1.0以下になったのってソ連崩壊での東欧でのごく一部の国や、中国返還時の香港くらいですよ。そんな数字以下が日常なのですから。

 0.8台ですら前人未踏の数字で、さらにここから0.7台への道も見えてきている。
 ある意味で先進国すらぶっちぎっている。
 恐ろしい国ですわ。
 ちなみに男女性比(誕生時の男女差)によってさらにこれからの韓国(と中国)の少子化がひどいことになっていくという話も上半期の0.88人の時に書いてますので、そちらも読んでみてくださいな。

 アジアの人口動態についての名著。韓国への言及は少ないものの、読んでおくべき。

韓国の少子高齢化の進行度、そして現時点での老人貧困率の両方がOECDで1位……こんな社会にはなりたくないなぁ

カテゴリ:少子高齢化 コメント:(83)
「高齢化が最も速い韓国…老人貧困率もOECD1位」(中央日報)
2011年から昨年まで韓国の65歳以上の高齢人口は年平均4.4%増加していることが分かった。最近10年間、老年層が毎年29万人増えたということだ。韓国の高齢化速度はOECD平均(2.6%)の1.7倍で、加盟国の中で最も速い。

現在、韓国の高齢人口比率は15.7%で、OECD37カ国のうち29位だ。だが、今の勢いでいけば20年後の2041年には33.4%となり、人口の3人に1人は高齢者になる。2048年には65歳以上の高齢者が人口全体の37.4%を占め、OECD国家のうち最も年老いた国になる見通しだ。

高齢人口の比率が急激に伸びている中で、他の国々と比較して韓国高齢者の経済的困難は相対的に大きいことが分かった。韓経研によると、2018年基準で韓国の老人貧困率(43.4%)はOECDのうち最も高かった。これはOECD平均(14.8%)の約3倍水準だ。

韓経研のチュ・グァンホ経済政策室長は「韓国の老人貧困率はG5国家である米国(23.1%)、日本(19.6%)、英国(14.9%)、ドイツ(10.2%)、フランス(4.1%)と比較して圧倒的に高い」とし「韓国は高齢者が非常に困窮していて、高齢化も世界的に類を見ないほどのスピードで進んでいる」と話した。
(引用ここまで)


 65才以上の人口(高齢化率)が──

・7%以上 高齢化社会
・14%以上 高齢社会
・21%以上 超高齢社会

 と、定義されています。
 日本の高齢化率は28%超で世界に類を見ない超高齢化社会となっている状況。
 1970年の「高齢化社会」から1994年の「高齢社会」に至るまで、日本は24年間かかって到達して、当時は「驚くほど早い」とされていたのですが。
 韓国はこのステップをわずか2000年からの18年で駆け抜けたのですね。

 ちなみに超高齢社会については日本は36年かかってますが、韓国は2026年に到達しそうとの予想。つまり、わずか26年で高齢化から超高齢者社会にまで駆け抜けそうという予想。
 ただ、少子化が想定以上のスピードで進んでいるので、超高齢社会到達の前倒しもあるかもしれません。

 これがどういうことを招くかというと、高齢化に向けた福祉政策がまったく完成しない中で超高齢社会になりそうだ……ということ。
 記事中にあるように、すでに韓国の老人貧困率は世界でもトップクラス。
 43.4%。

 この数字でもまだ以前に比べればマシになったって言ったら信じます?
 ちょっと前にOECDの昔の数字を見たら、2010年、2015年の数字は49%を超えてました。
 パク・クネ政権から導入された基礎年金(当時20万ウォン、現在30万ウォン)で多少は緩和された……ということなんでしょうね。  もうひとつちなみに2位はオーストラリア。あれほど資源があってもダメなのか。

 この状況からさらに高齢化率が上昇して、2065年には日本すら超えるとされています。
 ちなみに韓国で国民皆年金が達成できたのは1999年。わずか22年前。
 現在の40代半ば以降であればなんとか満額の国民年金を受け取れる……ということですが、逆にいえばそれ以上の年代では中途半端な額しか受け取れない。

 なんというか……暗澹たる気持ちになりますわ。
 内需を育てないで、輸出だけで国を建てようとするとこうなるのか……。
 韓国の50〜60代ってIMF管理課に置かれる前後あたりから現役だった人々。
 いまの「ひとりあたりのGDPが3万ドル」の韓国を形作ってきた人たちですが、これほどの扱いを受けることになるのだなぁ。

30%のポイント還元セール中。

今年から人口減少のはじまる韓国、合計特殊出生率は前人未踏の0.8台へ……

[コラム]合計特殊出生率0.8人、「人口の絶壁」現実のものに(ハンギョレ)
 政府は2006年から今年までに、計225兆ウォン(約21兆2000億円)の予算を出産奨励政策に充ててきた。しかし、合計特殊出生率は2018年に0.98と、初の1人以下となり、2019年には0.92人を記録した。今年はさらに下がって0.8人台となると予測される。世界で最も低い数値だ。統計庁が先月25日に発表した「人口動向」によると、今年1~9月の出生児数は21万1768人、同期間の死者は22万6009人だった。人口の自然増加はマイナス1万4241人で、このままでは今年は人口が初めて減少する「人口の絶壁」の初年として記録されるだろう。政府は今月15日、「生後24カ月以前の乳児に対する手当の支給」「多子女住居支援基準を2人に緩和」などの対策を追加した。効果は未知数だ。いくら産めと言われても、厳しい環境でどうやって子どもを産み育てるのかという叫びは大きくなるばかりだ。
(引用ここまで)


 韓国の人口減少が今年からはじまるということがほぼ確定。出生率は前人未踏の0.8台に突入。
 ここ10年の合計特殊出生率を並べるとこんな感じ。

2011 1.24
2012 1.30
2013 1.19 ← パク・クネ大統領就任
2014 1.20
2015 1.24
2016 1.17
2017 1.05 ← ムン・ジェイン大統領就任
2018 0.98
2019 0.92
2020 0.88(上半期)

 ちなみに21世紀に入ってからこっち、韓国の合計特殊出生率は日本より高くなったことがありません。
 とはいえ出生率が低くなるのは先進各国の共通した動きです。
 どうしても「人生を楽しむことができる」国では、出生率が低くなりがち。
 でも、その数字は多くの国でおおよそ1.3〜1.5くらいで留まるのですね。
 ヨーロッパの先進各国の2018年の数字はこんな感じ。

フランス 1.88
イギリス 1.68
ドイツ  1.57
イタリア 1.29
スペイン 1.26

 ざっくりしたまとめですが、ヨーロッパのラテン系で大きな国であるフランス、イタリア、スペインでフランスの出生率が高く(とはいえ近年は低下傾向)、イタリア・スペインの出生率の低さは経済問題に起因する部分も少なくないでしょう。
 フランスの出生率の高さについて、移民はさほど大きな影響を与えていないという調査結果が多いですね(→移民と出生率の高さの関係について/労働政策研究・研修機構)。ただ、移民のほうがわずかながら出生率が高いというのも間違いのない事実なので、世紀単位での長いスパンでは影響があると思われます。余談。

 じゃあ、韓国の今年上半期の0.88という数字はなんなのか、というとやはり経済問題。
 そしてなによりも将来に対する不安ですよね。
 中国返還時の香港では合計特殊出生率が1.0を切り、ソ連崩壊時の東欧でも1前後をふらふらしていました。
 合計特殊出生率から見る韓国は毎日がソ連崩壊。毎日が中国返還時の香港というわけです。

 そしてそれ以上に極端な男あまりが韓国では続きいているのです。
 1990年以降生まれが結婚適齢期になりつつありますが、この頃の男女性比が異常。115:100くらいで延々と推移していました。
 ひとりしか産まないのであれば、家を継ぐ男がいいという指向性だったのですね。
 ちなみにこれに輪をかけてひどいのが中国で125:100とかになってます。
 韓国は近年では自然とされる105:100くらいになっているのですが、当分は男あまりが継続します。

 どこを向いても人口の増える要因がないのです。
 日本をぶっちぎって高速化する少子化、そして高齢化。これがパルリパルリ精神ってやるですかね(違う)。
 さらにいうと北朝鮮もそれほど合計特殊出生率が高いわけでもなく(2018年で1.9)、かつ困窮から寿命が短いので統一後もさほど期待できない模様です。

トッド氏は中国の男女比の歪さが社会構造に危機をもたらすと警告してましたね。

韓国、5年間で出生数が38%減少、今年から人口の自然減がはじまる

カテゴリ:少子高齢化 コメント:(120)
タグ: 少子高齢化
韓国、今年8月までの新生児は20万人に満たず…10カ月連続で人口が自然減(ハンギョレ)
 今年に入って出生児の減少が速まり、8月までに生まれた子どもは20万人にも満たなかった。出生児より死者の方が多い人口の自然減は10カ月連続。

 統計庁が28日に発表した「8月の人口動向」によると、8月の出生児数は2万2472人で、前年同月に比べ7.8%減少した。1月から8月までに生まれた子どもは18万8202人で、昨年同期(20万8018人)より9.5%減少した。出生児の減少率は2018年の8.7%からは昨年7.4%へとやや縮小したものの、今年に入って再び拡大している。

 8月の死者数は2万5284人で、前年同月比で6.7%の増。出生児より死者の方が多い人口の自然減は、昨年11月から10カ月連続で続いている。
(引用ここまで)


 韓国の新生児数減少がちょっと尋常じゃないことになってまして。

2019年 30万1300人 7.9%減
2018年 32万6800人 8.7%減
2017年 35万7700人 12%減
2016年 40万6200人 7.4%減
2015年 43万8400人

 で、今年8月までは9.5%減少。このままの数字だと27万人生まれるかどうか。
 2015年からわずか5年間で約38%減少。
 2015年の12月からすべての月で前年同月比で出生数減少中。
 こんな早く出生数減ることある?

 日本の出生数減少はもうすでに親世代自体が少子化世代に突入したことから厳しい情勢なのですが。
 それでも年間の減少率は5%前後。


 韓国の若者はn放世代と呼ばれ、まずは恋愛・結婚・出産を諦める3放世代。
 それに加えて就職とマイホーム取得を諦める5放世代。
 さらに人間関係・夢を諦める7法世代を経て、なにもかもを諦めるn放世代となっています。
 格差があまりにも激しすぎて、希望を持てない層はどこにも行けない。
 ただただ、ノリャンジンの家賃30万ウォンのコシウォンで公務員を夢見続けるだけ。
 そりゃまあ……子供も生まれないよなぁ。

 今年からの人口減は確実視されています。
 かつては「どれほど早くても2040年代半ば」、2016年でも「最悪のペースでも2032年」とされていた人口の自然減が2020年に実現することになるとは。
 「国が滅ぶ様子」の入口を見学できるなんてことはそうないと思います。

韓国の第1四半期での合計特殊出生率が0.9となり、亡国が見えてきた件

出産多かった第1四半期も子供泣きぱったり... 出生率0.9人「歴代最低」(ソウル新聞・朝鮮語)
今年第1四半期出生児数が7万人台落ち、合計特殊出生率が四半期ベース過去最低の0.9人に墜落した。子供をたくさん産む第1四半期から合計出産率が0明代を記録したものである。少子加え高齢化による死亡者数の増加に韓国の人口は史上初めて5ヶ月連続で、自然減少した。

27日、統計庁が発表した「2020年3月の人口動向」によると、今年第1四半期の国内の出生児数は7万4050人で、1年前より11.0%減少した。第1四半期の出生児数が8万人の下に落ちたのは初めてだ。特に3月の出生児数は2万4378人で、前年同月比10.1%減少した。

女性1人が一生産むと予想される子供の数である合計特殊出生率は、第1四半期の0.9人で、昨年第1四半期(1.02人)より0.12人減少した。人口を維持するために必要な合計特殊出生率2.1人の半分にも満たない。昨年の年間合計特殊出生率は0.92人だったが、普通の年初に子供をたくさん産むための第1四半期には、他の四半期よりも出生児数が多い。合計特殊出生率が0明代の国は、経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち、韓国が唯一だ。

3月の死亡者数は2万5879人で、1年前より3.6%増加した。3月の出生児数から死亡者数を引いた人口自然増減はマイナス1501人(-0.3%)である。関連集計を開始した1983年以来、3月の時点ではじめてマイナスを記録した。人口は昨年11月から5ヶ月連続減少となった。以前は死亡者が出生児よりも多くなる現象は、多くの場合は12月だけのものだったが、完全に様相が変わったのだ。

大統領直属少子高齢社会委員会は昨年婚姻件数が23万9000件で、2018年より7.2%減少したことを出生率の低下の要因に挙げた。2001年以来最大の減少幅である。
(引用ここまで)


 韓国では第1四半期の出産数が多いとされています。
 早生まれは学習、体育等の発達で不利とされているのでこの統計がいつも不思議なのですが、実際の数字として多いのでしかたない。
 韓国の入学時期は3月なので、3月が特に多い……とかなのかなぁ。あるいは数え歳でもっとも損をしないのが1月生まれなのでそこを見据えているのか。
 12月31日に生まれた子供は翌日には2歳ですからね。

 ま、それはともかく。
 その「もっとも出生数が多い」はずの第1四半期で、合計特殊出生率が0.9を記録しました。
 前年は1.02、一昨年は1.08。2年で20%減。
 今年の合計特殊出生率は0.9を割ることが確定しました。これまでのパターンで第1四半期のマイナス10%が通年の数字になる感じなので、0,85すら守れない可能性が高い。
 合計特殊出生率が1を割るってこと自体が大きなニュースになるレベルですが、0.9を大きく割りこむか。
 ちなみに通年での数字は一昨年が0.98、去年が0.92。
 これがムン・ジェインの言うところの「一度も経験したことがない政府」……か。

 そしてすでに親になる世代自体が人口減になっているので、超少子化状態。
 おまけに現在の親世代は110:100で大幅な男あまりとなっていて、構造的に子供が増えない状況。
 さらにこの男あまりの構造は2020年代後半に120:100という凄まじい状況になって、さらに超々少子化を招くことになるでしょう。
 ちなみに一人っ子政策を延々と続けてきた中国でも同じような状況……というか輪をかけてひどい状況になっていて男あまり。北朝鮮から脱北者を嫁にするなんて事態になっています。地獄。
 韓国人によるカンボジアやベトナムでの嫁あさりもまったく同じ構造。

 新型コロナ騒動での経済情勢悪化でまた少子化にブーストがかかることでしょう。
 後世からの評価でムン・ジェインは「亡国のきっかけになった政権」と周辺国の歴史に書かれるかもしれませんね。


韓国で4ヶ月連続の人口減……年間を通じても人口減がはじまる模様

カテゴリ:少子高齢化 コメント:(56)
韓国、出生児歴代最少・死亡者歴代最大…人口が4カ月連続で減少(中央日報)
韓国統計庁が28日に発表した報告書「人口動向」報告書を見ると、今年2月の出生数は2万2854人だ。昨年同月と比較すると11.3%減少した。2月の出生数を基準として統計を作成し始めた1981年以降、最少となる。

逆に死亡者数は歴代最大を記録した。2月、2万5419人で前年同月比10.9%増加した。月間死亡者統計を取り始めた83年以降、最も多かった。死亡者数の急増、出生数の急減で人口が減少する現象が4カ月連続で続いている。

月間人口減少幅(死亡者数-出生数)は昨年11月1682人、12月5628人、今年1月1653人、2月2565人をそれぞれ記録した。

昨年11月に初めて死亡者数と出生数が逆転してから人口減少が現れ始めた。昨年12月には季節的な要因まで重なり、人口減少幅が他の月に比べて大きかった。年末の出産を敬遠して年初の出産を好む現象があるうえ、冬季になると高齢人口の死亡が増えるためだ。

人口減少の最も大きな理由は低い出生率だ。2018年2万7575人、2019年2万5772人だった2月の出生数は、今年に入って2万2000人台に落ちた。人口1000人あたりの出生数を意味する粗出生率も2月5.6人を記録して粗死亡率(6.2人)に至らなかった。

高齢人口比重が増えたことも人口減少に影響を及ぼした。人口1000人あたりの死亡者数を意味する粗死亡率は2月6.2人を記録した。昨年2月(5.8人)と比較して0.4人増加した。統計庁のキム・ジン人口動向課長は「今のような推移が続けば、今年の年間統計でも韓国の人口が初めて減少することになると予想される」と説明した。
(引用ここまで)


 4ヶ月連続で人口純減。
 いやぁ……思ってたよりもはるかに早いペースですね。
 死亡数について「過去最大」となった数字を新型コロナと結びつけようとする人もいるかもしれませんが、おそらく因果関係なし。とりあえず出てるのは2月までの数字ですから。
 日本の人口減少は東日本大震災で何年か前倒しされましたが、新型コロナウイルスはとりあえずそこまでの影響はないと思われます。
 少なくともいまのところは。

 で、肝心の数字ですが……いやあ、ひどい。
 ここまで減っていてまだ前年同月比で二桁減ることができるんだ……って感じです。
 1月の出生数は2万6818人で前年同月比マイナス11.6%。
 2月は2万5419人でマイナス10.9%。
 まだ2ヶ月ですがおおよそ11%前後の減少率。このままの減少率が続くとして(実際はさらにひどくなる可能性が高い)、 27万人をキープできたら御の字という数字となりそうです。
 去年は30万人をぎりぎりキープできましたが、もう絶望的。

 さらに日本もそうなのですが、韓国でも親の世代自体が少子化世代となりつつあり、減っているのですね。
 なので日本はそれなりに合計特殊出生率をキープできていても人口が減り続けている。
 合計特殊出生率が1を切った韓国(2018年は0.98、2019年は0.92)はもう目も当てられない状況。
 おまけに親世代となる30歳前後はまだまだ男尊女卑が強かった時代に生まれた世代。韓国では圧倒的に男あまりとなっているはずです。  いくらムン・ジェイン政権が失業率を糊塗したところで、本当の経済政策に対する支持率ともいえる出生率、そして自殺数は覆い隠しようがありませんね。
 一昨年、韓国は「それなりの人口規模で合計特殊出生率が特殊な原因抜きで1を切ったはじめての国」という称号を得ましたが、今年は「初めて0.9を割った国」として記録されることになるでしょう。