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カテゴリ:ムン・ジェインの記事一覧

ムン・ジェイン「全羅南道住民と李舜臣将軍はわずか12隻の船で国を守った」と発言、対日本の構成を意識したものか? → 実際の歴史を見てみると自滅発言のような……

対日総力対応の文大統領、李舜臣に言及して「12隻で国を守った」(中央日報)
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が12日、忠武公(チュンムゴン)李舜臣(イ・スンシン)将軍に言及した。

文大統領はこの日、10回目の全国経済ツアーの日程として全羅南道務安(チョルラナムド・ムアン)にある全南道庁を訪問し、「全南は歴史の水の流れを正してきた」とし「忠武公李舜臣将軍の護国精神が立ち上がった場所」と述べた。「三・一独立運動の主役」とも述べた。

文大統領は続いて「全南住民が李舜臣将軍と共にわずか12隻の船で国を守った」と強調した。壬辰倭乱(文禄・慶長の役)当時、12隻の船で倭軍に対抗して勝利したエピソードを紹介した部分は当初配布された原稿にはなかった内容だった。 (中略)

日本の措置に対し、青瓦台が事実上逆攻勢をかける状況で、文大統領が壬辰倭乱の英雄である李舜臣将軍に言及した。

文大統領は実際、長くない演説文で李舜臣将軍に3回も言及した。文大統領は李舜臣将軍の「護国精神」を先に提示した後、「李舜臣将軍の遺跡を含む西南海岸観光・リゾートベルト造成事業と南海岸観光活性化事業を支援する」として再度李舜臣将軍に言及した。
(引用ここまで)

 イ・スンシンが12隻の船で国を守ったっていうのは鳴梁海戦のことなのでしょうが。
 まあ、ちょっと歴史に詳しい人であればイ・スンシンはその日の退却して、翌日には日本水軍が鳴梁海峡を突破し、全羅道南部に拠点を構築されていることを知っているでしょうけども。
 韓国の薄らとぼけた史観では大勝利を遂げたことになっているのです。
 まあ、局地戦といえども寡兵で半日ほど日本の水軍を押しとどめたことは評価できるかもしれませんが、けっきょく敗退を重ねているわけで。
 それまでもウリナラ史観で戦果を歪曲していたのですが、映画の鳴梁でそれがさらに拡大されているというところですかね。
 いまだに歴代興行成績1位なのですよ。クソ映画ですけども、韓国人の自尊心(実際には虚栄心)が刺激されたようでして。

 で、イ・スンシンも停戦協定を無視した露梁海戦に出てきて戦死しているというオチ。
 あ、以前に日本語訳された韓国の歴史教科書を読んだことがあるのですが、イ・スンシンの戦死にはミリほども言及していないのですよ。
 なにしろ韓国最大の英雄であり、無敵将軍ですからね。日本水軍に射殺されたなんていう事実は認められないのでしょう。

 こういった史実を鑑みると、ムン・ジェインの「12隻の船で~」という発言がちょっと面白いですね。

韓国人YouTuber「G20でムン・ジェインは空気だった」→ 韓国大統領府「フェイクニュースだ!」→実際に日程を調べてみると……ああ……これは

[ファクトチェック]文大統領、G20で7つのイベントのうち4つまで不参加だった(朝鮮日報)
ムン・ジェイン大統領が先月28~29日、日本の大阪で開かれたG20首脳会議で開・閉会式を含めて主要首脳がほとんど参加したセッションなど7つのうち4つまで不参加だったことが7日、確認された。ムン大統領は、セッションの6つのうち「デジタル経済」と「女性」など2つの特別セッションを含めて4つに参加しなかった。この席にはドナルド・トランプ米国大統領と習近平中国国家主席、ロシアのプーチン大統領らが出席していたことが分かった。このため、「ムン大統領がG20首脳会議で消えた」とのYouTubeの動画まで登場した。

大統領府は「フェイクニュース」と反論し、「大統領が公式セッションにいなかった時間はすべて二国間会談を行っていた」と釈明した。しかし、韓国の会談の時間とセッション時間は、いくつかは重複していたものの、セッションに不参加するほどではなかった。ムン大統領が「不在の時間帯」に何をしたのか、大統領府は明らかにしなかった。

●6月28日
ムン大統領は先月27日午後、習近平主席と韓・中首脳会談を行い、続いて在日同胞懇談会を行った。G20公式日程は28日から始まった。ムン大統領はこの日午前、各国首脳と歓迎式に参加し、記念写真を撮影した。歓迎式の後、昼12時から15分間「デジタル経済」をテーマに、通常の特別セッションが開かれた。米国・中国・ロシア、イギリス、フランスなどのほとんどのG20首脳が出席したが、韓国はホン・ナムギ経済副首相が出席した。ムン大統領は12時10分からモディファイ・インド首相と26分の間会談を行った。このインド首脳会談のために特別セッションに参加できず、セッション1に遅刻したというのが青瓦台の説明である。しかし、他の首脳がほとんど参加していた特別な、一般的なセッションの時間に、なぜ両者会談の日程を入れたのかについては、別途解明しなかった。

大統領は、セッション1が終了した午後2時23分からインドネシア、午後2時48分からフランスとの首脳会談を行った。午後3時から始まったセッション2はホン・ナムギ副首相が代わりに参加した。大統領府は、「最初から経済副首相が出席することに調整していた」とした。しかし、韓、フランス首脳会談が終わった午後3時11分は、セッション2に参加することができている時間である。セッション2は、午後3時頃にはじまり、午後4時30分ごろに終わった。ムン大統領は、その後の文化イベントや公式晩餐に参加した。

●6月29日
29日、初の日程は午前9時40分、女性の特別セッションであった。このセッションは元々は女性をテーマにした「サイドイベント」だったが、イベントの直前に「通常の特別なイベント」に変わった。米国・英国・ドイツ・フランス・カナダ、インド・サウジアラビアなどほとんどの加盟国首脳が出席したがムン大統領は出席せずに、午前10時のセッション3に参加して発言した。

ムン大統領はセッション3とセッション4の間の午前11時40分から25分間、韓・カナダ首脳会談をしたが、午後12時15分から2時までに行われたセッション4と閉会式には参加しなかった。トランプ大統領、習近平国家主席、プーチン大統領がそれぞれ別れの握手をする場にもホン副首相が代わりにした。その時刻、ムン大統領は宿泊施設に移動した後、午後2時36分関西国際空港に到着した。大統領府は「当日の午後のトランプ大統領訪韓などを考慮したもの」と述べた。

「G20首脳会議にムン大統領はいなかった」という趣旨のYouTubeの動画がでたことに対して青瓦台は「公式セッションになかった時間に大統領はすべて会談をしていた」と釈明した。しかし、確認の結果として二者会談と多者会議セッションのいくつかは、重複しますが参加できないほどではなかった。青瓦台が「義務参加ではない」としていたデジタル経済と女性のセッションは、もともと「付帯行事(サイドイベント)」として企画されたが、「通常の特別なイベント」に格上げされていたことが確認された。多くの放送・インターネット媒体は、このような事実を確認せずに、大統領府解明を中心に報道した。大統領府が「フェイクニュース」としたYouTubeの動画は、特別セッションを単なるセッションとして、セッションを「フォーラム」とする、あるいは日付を混同しているなど、いくつかのエラーがあった。
(引用ここまで)


 G20大阪でのムン・ジェインの日程を調べたYouTuberが「G20でムン・ジェインが空気だった」という動画を上げたところ、数十万の閲覧数を記録し、さらに大統領府報道官が直々に出てきてフェイスブック上で「フェイクニュースだ」と語ったとのこと。

青瓦台報道官「G20で文大統領がいなかったという動画はフェイク」(中央日報)
最近インターネットで拡散している文在寅(ムン・ジェイン)大統領が主要20カ国(G20)首脳会議の主要日程から抜けていたという動画と関連し、青瓦台(チョンワデ、大統領府)「フェイク情報」と線を引いた。

青瓦台の高ミン廷(コ・ミンジョン)報道官は6日、自身のフェイスブックに「G20で大統領が見られないという動画は一緒に行ってきた私としては本当にあきれた映像」として関連議論に言及した。

高報道官は「2泊3日の間、早朝から明け方まで強行軍したG20だった。さらにロシアとの首脳会談は午前1時30分に終わり、帰ってすぐにトランプ米大統領との夕食会をこなし、次の日に歴史的な板門店(パンムンジョム)会合まで進めた」と明らかにした。
(引用ここまで)

 で、それを見た朝鮮日報が「じゃあ、実際どうだったんだろうね」ということでスケジュールをチェックしてみたところ、「空気だった」は言いすぎにしてもスケジュールはすっかすかだったとのこと。
 多少の遅刻で出られるセッションも複数あったにも関わらず、同行したホン・ムナギ経済副首相兼企画財政部長官が出席することもままあった。
 まあ……空気とまでは言われなくとも、空気に近い存在だったと言われてもしかたがないかな、というところですかね。
 報道官の「ロシアとの首脳会談は午前1時30分に終わった」ってありますが、それはいつものプーチンの遅刻癖に付きあわされただけ。
 別に忙しかったわけじゃないだろうに。 

 テレ東が自社のYouTubeチャンネルで「ムン・ジェイン、G20になにしにきたの」っていう動画を作っていましたね。
 それによると初日の午前にはなんの動きもなかったとのこと。盛んに首脳会談をしてきた……なぁ。

 好意的に見ればG20期間中もG20後の米韓首脳会談、および米朝首脳の板門店での会合に全力を尽くしていた……ということもできるでしょうが。
 しかも、その話題も日本による半導体材料輸出規制ですっかりニュースバリューが枯れてしまい、ちょっと前には「首脳会談ではなく対面しただけ」と格下げされてしまう始末。

板門店での米朝首脳対面 米政府「首脳会談ではない」(聯合ニュース)

 板門店での会合には自分も出席するつもりだったけども、アメリカから止められていたなんて話もリークされてましたっけ。
 まあ……なんというか「持っていない」人物ではありますよね。

ムン・ジェイン「米朝首脳会談に向けて水面下交渉があった」「板門店会談で米朝の敵対関係は終息」 → 嘘でした

米高官、文大統領の「米朝会談水面下交渉」発言を否定(朝鮮日報)
 米国務省のスティーブン・ビーガン北朝鮮政策特別代表が、「ムン(韓国の文在寅〈ムン・ジェイン〉大統領のこと)が一体なぜあんなことを言い出したのか分からない」と、最近の文大統領のインタビュー内容に不満をあらわにしたことが4日までに分かった。

 外交消息筋によると、ビーガン代表は先月30日のドナルド・トランプ大統領訪韓に随行した後、米国に戻る航空機の中で、「オフレコ」の形で「米朝第3次首脳会談のための水面下の交渉は全くなかった」としてこのように発言した。これに先立ち文大統領は先月26日、「(米朝)両国間の第3次首脳会談に関する対話が続いている。ハノイ会談で互いの立場について理解が進んだ状態での水面下の対話」と発言していたが、米国側の当局者がこれを否定したのだ。

 またトランプ政権の別の高官も、今月2日に文在寅大統領が「(米朝板門店対面は)事実上の敵対関係終息」と発言したことに関連して、本紙の取材に対し「米国の考えは違う。敵対関係終息に向けた道の始まりにすぎない」と語った。 (中略)

 一方、安倍晋三首相は今月3日夜、テレビ朝日のニュースに出演し、「文在寅大統領と主要20カ国・地域(G20)首脳会議で会ったとしたら、朝・日関係の新たな局面が展開したのではないか」と質問されたのに対し「全くそんなことはないだろう」と答え、さらに「遺憾ながら、今の北朝鮮に最も影響力がある人物は中国の習近平国家主席、米国のトランプ大統領だと思う」と付け加えた。
(引用ここまで)


 ムン・ジェインが先月26日に「第3次米朝首脳会談について水面下で対話が進んでいる」という話をしたことについて、ビーガン北朝鮮政策特別代表が「なぜあんなことを言い出したのか理解できない」と発言。
 このムン・ジェインの発言については北朝鮮側からも「我々はアメリカと交渉する必要があれば直接行う。仲介者面するな」とムン・ジェインを罵倒する声明が発せられています。
 さらに別のアメリカ側関係者が「板門店での面談は事実上の敵対関係終息」とのムン・ジェインの発言についても「スタートに過ぎない」と否定。

 なんとかして自分の立場を「米朝間の仲介者」、あるいは「朝鮮半島事態の運転手」にしておきたいムン・ジェインとしては、こうして嘘をついてでも「両方の国から情報を得られる立場である」ということにしておきたいのでしょうね。
 ムン・ジェインに残されたのは南北関係を劇的に変化させたという外交手腕でしかない。
 実際、板門店で米朝首脳会談があったことで、長らく50%以下になっていたムン・ジェインの支持率は7ヶ月ぶりの高い数字を記録しています。

文大統領の支持率52.4%…7カ月ぶりに最高値(中央日報)

 所得主導成長を経済で失敗しており、それを取り返すことができないことが決まっている以上は、北朝鮮関連で国民の支持をつなぎとめるしかないのですよ。
 ムン・ジェインは自分の姿を大きく見せるために、こうした嘘をつきつづけるのでしょうね。
 就任からたった2年でここまでレイムダックになれるのだなぁ……。

 最後の安倍総理による「いまの北朝鮮にもっとも影響力があるのは米中」っていうのは実際なのでしょうね。
 どうしても韓国の外交手腕が必要であれば、韓国に対して半導体材料輸出規制なんてやっている場合じゃないし。

スパイものとして読んでも面白いんだけど、ノンフィクションなんだよなぁ……。
北朝鮮 核の資金源―「国連捜査」秘録―
古川勝久
新潮社
2017/12/22

G20で忙しかったはずのムン・ジェイン、首脳会談はあまりできなかったっぽい……テレ東の無慈悲な報道より

カテゴリ:ムン・ジェイン コメント:(82)
G20 文大統領 大阪で何してる?(テレ東NEWS YOUTUBEチャンネル)
 各国首脳が続々と会談に臨む中、韓国のムン・ジェイン大統領は比較的ゆったりとした日程で大阪に滞在しています。

 昨日午後、大阪入りしたムン大統領の最初の日程は、先週北朝鮮を訪れたばかりの中国の習近平国家主席との首脳会談でした。(中略)初日の主な外交日程はこの会談のみ。 (中略)

 そして今日、朝から各国首脳は精力的に会談に臨み、安倍総理はトランプ大統領と3ヶ月連続となる日米首脳会談を開催。

 一方そのとき、ムン大統領は──

「現在、午前8時半を過ぎたところです。ムン大統領はこちらのホテルに滞在しているのですが、いまのところ韓国側に大きな動きは見られません。いまもホテルに留まっていると思われます」

 午前中にムン大統領が出席する首脳会談はありませんでした。
(引用ここまで)



 「午前中にムン大統領が出席する首脳会談はありませんでした」
 どことなくTHE YELLOW MONKEYのJAMという歌の歌詞っぽい。
 「首脳会談はありませんでした」「ありませんでした」「ありませんでした」
 ……なんという無慈悲な報道。
 もうやめて、ムン・ジェインのHPはもうゼロよ!

 大統領府の話では「安倍総理は時間がないというが、我々だって時間がない」ということで日韓首脳会談は行われませんでしたし、「首脳会談」はなくてもなんかのスケジュールで埋まっていたのでしょうよ。きっとそう。
 各国の首脳が集うG20に来ておいて首脳会談せずになにをするのかは不明ですが。

 ま、米朝首脳を板門店で面談させたことで、また支持率はうなぎ登りでしょうし、G20でなにがあったかなんて上書きされてしまうことでしょう。
 なにしろムン・ジェインは「外交王」様ですからね。

韓国メディア「G20を控えてムン・ジェイン外交は完全に崩壊した!」……昨日や今日、崩壊しはじめたわけでもなかろうに

G20目前なのに、韓国外交行方不明事態(朝鮮日報・朝鮮語)
習近平中国国家主席の訪朝について大統領府と外交部は18日「非核化対話に役立つだろう」「良い兆候」と歓迎した。しかし、内部的には苦しい気配がありありと見えた。習近平電撃訪朝(20~21日)はドナルド・トランプ大統領の訪韓(29日頃)に先立って「ワンポイント南北首脳会談」の開催を推進していた政府の計画が事実上霧散したからだ。より大きな問題は、米中間の貿易・技術葛藤に身動きの幅が狭くなった状況で、伝統的友好国との関係までギクシャク当てているというものである。外交部では「韓国の外交失踪事件」という言葉が出てくる。習近平訪朝に「トランプ訪韓前の南北首脳会談」開催名分も消えた評価だ。外交消息筋は「南北首脳会談を推進したのは、韓米会談に先立ってキム・ジョンウンの考えを直接聞いて、米国に生々しく伝えるためであった」とし「しかし、私たちがしようとしの役割を中国が持っていってしまった」とした。南北首脳会談はもちろん、政府が念を入れて推進した習近平G20前後訪韓しても、すべて失敗に終わったと思われる。

韓国政府は、習近平訪朝を発表直前に通知を受けたことが分かった。先にムン・ジェイン大統領は12日に訪問先のノルウェー・オスロで韓米首脳会談前の南北首脳会談の可能性について「(キム・ジョンウン委員長と)いつでも会えるよう準備ができている」とした。習近平訪朝計画を知っていれば、このような言葉はありえないという指摘だ。習近平訪朝とトランプ大統領の訪韓の間に南北首脳会談を開くことは物理的に不可能に近いからである。

問題は、南北関係を最優先にする政府の外交基本方針において対米・対日外交に非常灯がともったという点だ。外交部当局者はこの日、G20で韓日首脳会談の長官会談の開催するかどうかについては、「何も決定されたところがない。まだ10日の時間がある」とした。G20会議を目前にして、主催国(日本)との会談の日程も決められなかったことは極めて異例だ。

中国と連日衝突中の米国は「反華戦線」参加要求などためらっ代韓国に対する不満を隠せないでいる。 (中略)

韓・米・日3国協調が故障した状況で、北・中・露は密着している。「韓・米・日 VS. 北・中・露」という伝統的対立の構図で韓国が抜けた「日米 VS. 北・中・露」の構図が鮮明になったのだ。韓国を置いて「サンドイッチ論」「外交失踪論」が出てくる背景だ。
(引用ここまで)

 G20も直前なのに対日、対米、対中とムン・ジェイン外交が崩壊しつつある、という記事。
 うーん、ちょっと違うかな。
 別にG20があるからどうこうというわけではなく。
 実はムン・ジェイン外交なんて就任してからこっち、まともに動いていたことなんてなにもないですよ。
 南北関係だけはうまくいっていたとかいう評価もありますが、北の傀儡と化していただけなのですからそりゃ見た目だけははうまくいっているように見えるでしょう。
 北朝鮮を訪問した特使5人全員がキム・ジョンウンの言葉を熱心にメモしていたように、上下関係は完全に確定していたのです。

 対日本の外交は初手から破綻していましたし。
 対アメリカは疑心暗鬼だったアメリカを頑なにさせただけ。もはや扱いは2分間大統領
 対中国は言わずもがな。一人飯連発でカウンターパートが王毅になっているような扱い
 そういえばこのときの2017年年末における訪朝で「習近平国家主席を平昌オリンピック開会式に招待した」と韓国側プレスリリースでは書かれていましたが、開会式にきたのはチャイナセブンの序列最下位である韓正でしたっけ……。
 この時の訪中をムン・ジェイン支持者は熱狂的に受け止めて例の「外交王」「外交天才」という称号が生まれたのでしたっけ。

 昨日や今日になって外交関係が破綻していたわけでもない。
 就任してから延々と破綻し続けていたというだけの話なのですよ。
 もちろん、周辺国とだけ破綻しているわけではなく、ヨーロッパ諸国との会談でもその破綻ぶりは顕著でしたね。最終的には「ムン・ジェインって少しおかしい人なのでは?」という評価を某国首脳からいただいてましたっけ。
 日本で開催されるG20では、ある意味で「ムン・ジェインの外交崩壊」がピークとなるでしょうけども。本番はまだまだこれからでG20以降こそが本領発揮の時と言えるでしょうね。
 G20大阪近辺でのあたふたぶりは、ラピュタでいうところのシータ救出あたり。ひとつのクライマックスではあっても、まだまだムン・ジェイン外交という物語は続くのです。残念ながら。

天空の城ラピュタ [Blu-ray]
スタジオジブリ
2010/12/22

韓国外交部、ムン・ジェイン外遊の際の必需品は「スチームアイロン」?

「しわくちゃの太極旗論議」スチームアイロンまで登場(東亞日報・朝鮮語)
「イベントの少なくとも1時間前に太極旗の状態を確認」し、「しわがひどいときアイロンをせよ」「太極旗がたくさん毀損されているが、代替がないときは、思い切って削除しろ」……4月4日、スペイン次官級会談会場にしわくちゃの太極旗を設置して議論を起こした50日後に作成された外交部のマニュアルです。14日午後(現地時間)、スウェーデンストックホルムアットシックスホテルでムン・ジェイン大統領が参加する「韓-スウェーデンビジネスサミット」が開かれました。

イベント開始1時間前から外交部職員が会場に設置された太極旗を隅々までスチームアイロンで伸ばしていました。アイロンをかけた後、一歩離れて太極旗にしわがないことをそれぞれの職員が確認する細心さまで見えました。

太極旗を設置する際には常識的に気をつけることができれば、このようなことがなかっただろうが、最終的にスチームアイロンが外交部の必需品になりました。
(引用ここまで)

 4月に韓国の国旗である太極旗を、持ち運んできた際にできたしわくちゃのまま設置したということで担当課長が解任されました。
 ちなみに免職されたわけではなく、無役になったということです。

韓国外交部「しわだらけの太極旗」担当課長の職務を解任(中央日報)

 当時、「バルト三国をバルカン三国と書く」など「外交部は素人か」と糾弾されるような事件が連続していましたね。
 最後の大花火がこのスペイン次官級会談でのしわくちゃ太極旗事件。

 それに対して外交部がマニュアルを作って、「スチームアイロンを持ち歩くか、最悪の場合は国旗の設置を諦めろ」としているとのこと。
 うん、まあ。
 セウォル号沈没事故後に「これからの韓国人はマニュアルを遵守します!」って叫んだ甲斐があったというものですかね。
 ムン・ジェインによって粛正されて、まともな職員は閑職に回されて素人同然になった外交部とのことでしたが。
 ……まあ、がんばってみてくださいな。

これは使えるアイテムだ。
パナソニック スチームアイロン ダークブルー NI-FS540-DA
パナソニック(Panasonic)
2018/3/6

ムン・ジェイン、北朝鮮との戦闘での殉職遺族を招待して「軍を蔑ろにしている」という評判を払拭しようと試みる → そこにあったパンフレットには……

カテゴリ:ムン・ジェイン コメント:(74)
韓国大統領府、戦死者遺族を招待した昼食会で金正恩氏の写真を配布(朝鮮日報)
 韓国大統領府は4日、国家有功者やその遺族を招いて文在寅(ムン・ジェイン)大統領主催の昼食会を開催したが、この席で配布された冊子に、文大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と手をつないだ写真が収録されていたことが6日までに分かった。

 延坪島砲撃事件で戦死した故ソ・ジョンウさんの母親で、昼食会に出席したキム・オボクさん(59)は本紙の電話取材に「冊子に金正恩氏の写真が掲載されているのを見て、(北朝鮮に)息子が殺害されたつらい思いが湧き出て冊子を閉じてしまった」と話してくれた。キムさんは昼食会では鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長とたまたま同じテーブルになったので、鄭室長に「外交関係の悪化を甘受してまで日本には慰安婦問題などの謝罪を要求するのに、なぜ北朝鮮には何も言えないのか」と尋ねたという。

 キムさんは「(鄭室長に)北朝鮮は一言の謝罪もせず、韓国政府も謝罪を求められないので、わが子の犠牲はなかったようにも感じる」と訴えた上で「胸のわだかまりを少しでも解消できるよう、堂々と謝罪を受けてほしい」とも求めたという。この問い掛けに鄭室長は「南北の平和が進行しているので、いつかそのような日が来るでしょう」と応じたそうだ。遺族らによると、この冊子には文大統領夫妻が金正恩氏夫妻と白頭山で撮影した写真や、マスゲーム「光り輝く祖国」の観覧中に撮影された写真などが掲載されていたという。
(引用ここまで)

 ムン・ジェインに対して「軍を一切顧みていない。北朝鮮に忖度しているからだ」という非難が集まっていたことを受けて、顕忠日(6月6日)に毎年行われている「韓国殉国烈士追悼式」のイベントでその対策に出ました。
 先日、駆逐艦が入港する際に係留索が切れるという事故で兵士1人がなくなった際にも通夜にムン・ジェインはおろか、総理すら来なかったということで非難されていましたね。
 亡くなった兵士の両親を招待し、共に焼香を行ったそうですよ。
 なんとかして「ムン・ジェインは北朝鮮に忖度し続けている」という印象を薄らげていきたいという方針なのでしょう。

 さらにはなんとアメリカとの同盟に言及して、周囲からの米韓同盟不安論払拭を試みたそうですよ。
 とは言ってもも「戦前の臨時政府と国際連盟との同盟が起源だ」みたいなトンデモ論なのですけどね。

 ですが、本性というものはどうしても現れてしまうのでしょうかね。
 イベントに際して配布された冊子に「ムン・ジェインとキム・ジョンウンが手に手を取り合っている写真」が掲載されてたそうですわ。
 「ムン・ジェイン 白頭山」でGoogle画像検索するとトップに出てくるこの写真ですね。

pekutosan.jpg

 わざわざこんなキム・ジョンウンと手を組んで満面の笑みを浮かべている写真を使わなくてもよさそうなもんですけどね。
 まあ、「民族の聖地」とされている白頭山に北朝鮮の国家元首と共に登ったという「快挙」を褒め称えてほしくてしょうがないんでしょうね。
 就任からの2年間でこれくらいしか業績がありませんし。
 北朝鮮との戦闘で家族を失った遺族が、この写真を見てどう感じるとかどうでもいいということですね。

 しかし、よりにもよって顕忠日のパンフレットにこの写真な……。
 鈍感力もここに極まれり、ってところですかね。

鈍感力 (集英社文庫)
集英社
2010/3/24

ムン・ジェインがAI産業への投資をやめ、軍を冷遇する理由……この「理由」こそが韓国の基本政策となっている模様

韓国AI研究の見すぼらしい現実(朝鮮日報)
【社説】北に配慮し殉職兵士を弔問しない文大統領(朝鮮日報)
 4月26日午前、京畿道城南市板橋テクノバレーにある人工知能研究院(AIRI)を訪れると、サッカーコート半分に相当する3,300平方メートルの広さがあるオフィスは閑散としていた。たまにコンピューター作業を行う研究院1-2人が目につくだけで、数十台のコンピューターには電源が入っておらず、モニターはほこりを被っていた。

 空き倉庫のように見えるが、ここは韓国初の人工知能(AI)研究機関だ。3年前にグーグルのAI「AlphaGo」に囲碁のイ・セドル九段が敗北したことにショックを受けた韓国政府の主導で設立された。「世界のAI競争で遅れれば、国家の未来はない」という差し迫った感覚があった。サムスン電子、ネイバー、SKテレコムなど7社が30億ウォン(約2億8600万円)ずつ出資した。当初計画では200人の研究人材を集め、世界最高レベルのAI研究を展開することだった。

 しかし、設立から1年で政権が交代すると、支援はストップした。現在残っている人材は20人前後にすぎない。発足時には外国人を含め10人以上いた博士クラスの研究員は4人に減った。進行中のプロジェクトは「対話型アバター」だけだ。世界最高とはかけ離れたレベルというのが専門家の評価だ。AIRI関係者は「AIに政治色があるわけでもないのに、我々がなぜ積弊扱いを受け、支援が断たれたのか分からない」と話した。
(引用ここまで)
 ソマリア沖で6カ月にわたる任務を終えて帰還した韓国海軍駆逐艦「チェ・ヨン」の歓迎式典中に船体を固定するロープが切れ、乗組員のチェ・ジョングン兵長が死亡する事故が発生した。除隊をわずか1カ月後に控えたチェ兵長(下士官に特進)は現場の担当者として、最後まで船上でロープを扱う任務に当たっていた。歓迎に訪れた両親の前で起こった惨事に国民は心を痛めた。このような時に世界各国の軍統帥権者は遺族を直接訪ね、国のため犠牲になった軍人や兵士の冥福を祈るのが普通だ。ところが何よりも安全保障を優先すべき大韓民国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は今回も花を贈るだけだった。国務総理も通夜に姿を現さなかった。

 任務の遂行中に犠牲となった韓国軍兵士に対する文政権の無関心な態度は今回が初めてではない。まず韓国大統領府は今回、告別式の直前まで使者を送らなかった。文大統領は昨年に続き今年も、西海(黄海)における北朝鮮の軍事挑発で犠牲になった兵士たちを追悼する「西海守護の日」記念式典に出席しなかった。(中略)韓国軍兵士の犠牲に関して文大統領はほとんど関心を示さない。これは間違いなく北朝鮮に配慮してのことだろう。 (中略)

 北朝鮮の顔色うかがいに関して韓国国防部(省に相当)はさらに上を行く。北朝鮮による韓国哨戒艦「天安」爆沈や延坪島砲撃など、西海での軍事挑発について国防部は「不幸な衝突」「一部で理解できる部分がある」などとコメントした。
(引用ここまで)

 ムン・ジェインの政策方針がふたつ。
 ひとつはパク・クネ、イ・ミョンバクが出した政策はなんであろうと「積弊清算」の美名の下に否定する。
 AI産業は「IT強国」と自分たちを位置づけている韓国にこそ必要な投資だと思いますが、提唱したのがパク・クネ政権だったのですべて否定。
 イ・セドルが負けたことで韓国全土が異常なほどに衝撃を受けたのですよ。「AIをやらなければ」「スーパーコンピュータを導入しなければ」という話になり、政府予算もかなり計上されたのですけどね。
 「韓国広報専門家」を自称しているソ・ギョンドクが冷や飯を食らわされているのも、自ら設立した財団にイ・ミョンバク政権の天下り先として役員を受け入れているからでしょう。
 彼がいまやっていることって「日本海」と言ったトランプ大統領のTwitterに「あそこは東海だ!」っていうリプライをつけてるという誰にでもできる簡単な作業でしかないっていうね。
 イ・ミョンバクが4大河川事業で設置した堰も開放するのではなく、堰自体を撤去しようとしています。なんの科学的な裏付けなしに。
 とまあ、こんな感じで保守政権の9年ちょっとでやられてきたこと、すべてが否定されているわけです。

 とくれば慰安婦合意なんて遵守するわけがないですね。
 もちろん、「パク・クネ政権によって判決言渡しが止められていた」というだけで、徴用工裁判を推進するのには充分な理由になるのです。

 そしてもうひとつは北朝鮮が嫌がるであろうことは一切しない。
 北朝鮮と戦って殉職した兵士の追悼式には出席しない
 韓国用F-35Aがアメリカでロールアウトしても恒例の式典には空軍大将を送らない。
 F-35Aが韓国にきてもまともな式典を行わない。
 脱北者との面会はゼロ
 外相のカン・ギョンファは「北朝鮮の人権問題は優先事項ではない」と宣言する。

 これこそが本当の「忖度」ってもんですよ。

 これらのふたつの政策方針がベースにあることを考慮してムン・ジェインの行動を考えると、それほど論理的には矛盾していないのですよね。
 たとえAI産業への投資が滞っていても「ああ、あれはパク・クネ政権下で推進された政策だからな」となるわけです。
 ムン・ジェインにとっては韓国の未来なんてどうでもいいのですよ。
 キム・ジョンウンにとって北朝鮮にいる国民がどうでもいいのと同じことですね。