相互RSS募集中です

カテゴリ:ムン・ジェインの記事一覧

ムン・ジェインの「終戦宣言」要求に北朝鮮当局は「時期尚早」、キム・ヨジョンは「よい発想」と分かれる評価……北朝鮮が分裂?

北朝鮮「終戦宣言は時期尚早」 文大統領の提案に冷や水(聯合ニュース)
金与正氏 文大統領の終戦宣言提案に「良い発想」(聯合ニュース)
北朝鮮のリ・テソン外務次官は24日、朝鮮中央通信を通じて発表した談話で韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が先の国連総会演説で提案した朝鮮戦争の終戦宣言について、時期尚早との立場を示した。 

 リ氏は談話で終戦を遮る最大の障害物は米国の北朝鮮敵視政策だと指摘した上で、朝鮮半島情勢が一触即発の状態に近づく中、紙切れにすぎない終戦宣言が敵視政策の撤回へとつながるかどうかは分からないと不信感をあらわにした。
(引用ここまで)

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は24日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が国連総会演説で朝鮮戦争の終戦宣言を提案したことについて、「終戦宣言は悪くない」として、「長期間続いている朝鮮半島の不安定な停戦状態を物理的に終わらせ、相手に対する敵対視を撤回する意味での終戦宣言は興味深い提案であり良い発想」とする談話を出した。朝鮮中央通信が伝えた。
(引用ここまで)


 ムン・ジェイン大統領の国連演説における「終戦宣言要求」に対して、北朝鮮当局は「時期尚早」と切り捨てている。
 その一方でキム・ヨジョン党副部長は「興味深く、よい発想」としている。
 まるで当局とキム一族の間に亀裂が入ったようではないか、ともされています。

 どういうことなのか、というと。
 キム・ヨジョンの談話はあくまでも「個人的な見解」、北朝鮮当局から出たものは国家としての意思と考えられるのかなと。

 これまでキム・ヨジョンの言葉に対して、韓国政府は狗として忠実に従ってきました。
 その最たるものが、脱北者による北朝鮮へのビラ撒きに対して「法律でもなんでも作って対策しろ」という言葉に対して土下座するかのようにして「いますぐに法律を作ります!」ってやって、実際に作ってしまったこと
 イギリスアメリカをはじめとして西側諸国からは「なんなんだあいつら……」と胡散臭い目で見られることになりましたが。
 現状のムン・ジェイン政権が北朝鮮に対してどのように対応するか、ということをあれほど如実に現した例はこれまでないと思われます。


 というわけで今回の終戦宣言云々についても国家としては反対するしかない。
 むしろ「戦時中だから」という縛りがなくなり、開放政策につながりかねない。
 北朝鮮の体制護持=金王朝として存続させていくためには、開放政策だけはやってはいけないと金一族は理解していることでしょう。
 北朝鮮にはほとんど利がありませんからね。
 終戦宣言をどうこうするのであれば、もっと実利を持ってこいとしている。実のない終戦宣言など必要ない、というのが北朝鮮の公式の立場であるのです。

 その一方で、終戦宣言は米軍撤退につながる一手でもあるわけです。
 米軍撤退は北朝鮮が韓国に向けて言い続けてきた話ですから、どこかで褒めざるを得ない。
 ジョジョのチョコラータに向けて角砂糖を上げて「よぉし、よしよしよし」とするかのように、褒める部分も必要になる。
 そうでないと次の政権で終戦宣言が取り上げられなくなる可能性もある。
 そこでキム・ヨジョンが「個人の言葉」としてムン・ジェインを褒めてあげた、ということです。

 北朝鮮当局とキム・ヨジョンが相反した話をしている、として離反もあるのか等々話題になっていますが。
 そんなわけはないのですよ。北朝鮮=金王朝という公式はまだ揺るぎません。
 少なくとも当分は。

 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→


ムン・ジェイン大統領の息子は「世界的芸術家」か? 支援金を「大統領の息子」として受け取る芸術家か?

ムン・ジュンヨン、楊口郡でも7000万ウォン... その「コロナ支援金」受けた(中央日報・朝鮮語)
ムン・ジェイン大統領の息子ドア準用氏が昨年区郡(郡守チョ・インムク・共に民主党)がサポートしている美術館事業に本人の作品を展示し7000万ウォンを超える予算を配分受けた国民の力のクァク・サンド議員が20日、明らかにした。

ムンさんは、昨年5月に開館した区の子供美術館に「隠れ画像検索」という作品を展示した。楊口庁が公告した「美術体験村子供美術館室内展示製作設置事業」に10億ウォン規模数の契約を獲得した社団法人「障害者製品販売支援協会美しい人々 (代表利用国)」を使用して7089万ウォン余りの予算を割り当てられた作品である。クァク議員が区郡庁から受信したデータによるとムンさんの作品に割り当てられた予算は、▶人件費2723万ウォン余り▶直接経費288万ウォン余り▶材料費3593万ウォン余り▶直接労務費484万ウォン余りなどである。
(引用ここまで)


 ムン・ジェインの息子であるムン・ジュンヨンは現代芸術家をやっていまして。
 コロナ禍での芸術家支援政策を受けているのですね。
 で、これがいわゆる「特恵」にあたるのではないかと議論になったことがあります。

 前回は国からの6900万ウォンの支援対象になり、今回は7000万ウォンで作品が購入されたと。
 で、その際に大統領府の高官が「ムン・ジュンヨン氏は世界的に認められた芸術家だ」と言い出したことがあるのですよ。

韓国大統領府政務首席「ムン・ジュニョン氏(文大統領の息子)は世界的芸術家」(中央日報)
25日、MBC(文化放送)ラジオ『キム・ジョンべの視線集中』に出演した李首席は、ジュニョン氏が国家支援金を受けたことは「特恵ではない」とし「ジュニョン氏の実力はすでに検証されている。賞を受賞したことや業界に聞けば『優れた人』ということは認められている」と反論した。 (中略)

続いて特恵問題の指摘自体が「旧態」と主張して「大統領の息子が何かすれば『大統領の権力を利用した』という前提がある。大統領が介入したという証拠を一つでも提示すれば話になるが、何もないじゃないか」と指摘した。
(引用ここまで)

 まあ、「世界的な芸術家」は言いすぎじゃないかって気がしますけどね。
 そもそも、世界的な芸術家がコロナ禍とはいえども国家支援金を受けなければならない状況に追いこまれることはないでしょ。


 ちょうどそんなことを書いている記事もあったので紹介しておきましょうか。

「作家ムン・ジュンヨン」本当の実力は?... 美術の専門家に尋ねたところ(韓国経済新聞・朝鮮語)

 要するに「世界的芸術家って評価はアレだけども、そこまで卑下するほどの実績というわけでもない」「っていうか世界的芸術家が国家からの支援金受け取らないよwww 」って感じの評価だそうな。
 韓国では通用している、というところですかね。

 とはいえ、最初の記事にこんな部分もありまして──
「ムン・ジュンヨン氏は2019年5月井邑市立美術館に作品を展示しながら295万ウォンを受け取ったことをはじめ、韓国文化芸術委員会から6900万ウォン、ソウル文化財団から1400万ウォン、清酒美術館で1500万ウォン、パラダイス文化財団から3000万ウォンを受けた」とし「さらに楊口郡庁で7089万ウォンの予算を割り当てられた事実が追加されたに基づいて、過去2年半の間に2億184万ウォン相当の支援金や公共予算を(配分)されたことが分かった」
(引用ここまで)

 2年半で2億ウォンを受け取っている……まあ、「ムン・ジェイン大統領の息子」という部分が確実に効いてはいるのでしょうね。
 パク・クネ前大統領が訪れた公園には「パク・クネ大統領がお歩きになった場所」が展示されていたそうですから(弾劾後に撤去済み)。
 同じようにしてムン・ジェイン大統領にウリ認定してほしい人々がその息子を厚遇するというのは韓国でよく見る風景です。
 まあ、「大統領の息子」でなければそこまでの厚遇を受けていなかっただろう、というのも実際なんでしょうね。

 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

ムン・ジェインが国連演説で「南北とアメリカ、もしくは中国も加えて終戦宣言を出そう」と言うものの……国際社会は完全にスルーの方向性

文大統領が国連で演説 「南北米または南北米中による終戦宣言」を提案(聯合ニュース)
 文大統領は、朝鮮戦争の終戦宣言こそ朝鮮半島で和解と協力の新たな秩序をつくる重要な出発点になるとの考えを示した。昨年の国連総会で「終戦宣言こそが朝鮮半島における非核化と恒久的平和体制の道を開く扉になるだろう」と述べたのに続き、今年は終戦宣言の主体を朝鮮戦争当事国の南北米または南北米中に具体化した。

 また、文大統領は国際社会に向けても「朝鮮半島の終戦宣言のために力を集結してもらいたい」と呼び掛け、終戦宣言が実現したときに非核化の不可逆的な進展とともに完全な平和が始まると強調した。

 北朝鮮に対しては「地球共同体時代にふさわしい変化を準備すべきだ」とした上で、朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会を早期に推進し、北東アジア防疫・保健協力体などを通じた感染症や自然災害への対応を提案した。
(引用ここまで)


 ムン・ジェインが最後の国連演説を行いまして。
 そこでも「アメリカと南北朝鮮、もしくは米中・南北で終戦宣言をしよう」と言い出した、と。
 要するに朝鮮戦争の当事者が一堂に会して終戦宣言を出そう、ということですね。
 以前に「ダメだったらあとから取り下げてもいいから終戦宣言を出そう」とアメリカに対して言い出したことがありましたが。
 それよりはやや前に出てきたかな。

 でもまあ、そんなの無理ですけどね。
 「朝鮮半島の終戦宣言のために力を集結してもらいたい」とか国際社会に訴えた……っていう話ですが。
 相変わらずムン・ジェインは政治、外交が理解できていないなぁ……と思うのは、そうすることでなんの利益も他国に与えられていないのですよ。
 北朝鮮の非核化にすらほとんど言及していない。
 それどころか北朝鮮が核施設を再稼働させているのに、演説でそこにも言及しない。

 ムン・ジェイン大統領は就任当初から一貫して「終戦宣言を出せば米軍が韓国に駐留する理由がなくなる」という意識の下、終戦宣言を出させようとしているのです。
 ですが、その代わりとなるものをアメリカに与えられていない。
 というか、与えようとすら思っていませんからね。
 撤退して当たり前、くらいにまで思っている節があります。


 米軍を撤退させ、自主国防を確立する。
 もしくはそのきっかけとなる駐韓米軍を撤退させる。
 韓国左派の念願ではあるのですが。
 アメリカを納得させるほどの利益を与えられていないのが実際。

 すでに在韓米軍は韓国の防御という意味でなく、対中国戦略のために米軍基地を分散させるという意味において大きな意味を持ちつつあります。
 それは沖縄も同様なのですけどね。

    Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

韓国政府、国連のイベントに出席するBTSに「外交官パスポート」を発行、ムン・ジェイン大統領と共に出席する模様

BTSに外交官旅券発行……出入国時の所持品検査を除くなどの特典(ヘラルド経済・朝鮮語)
ボーイズグループ「防弾少年団(BTS)」が外交官パスポートを受けた。ムン・ジェイン大統領から「未来の世代と文化のための大統領の特別使節(未来文化特使)」に任命された。

ムン大統領は同日、大統領府でBTSに未来の文化特使任命状を授与した。ムン大統領は任命式の後に行われた懇談会で、「国連のSDG(持続可能な開発目標)のための特別イベントを開くために私が首脳たちを代表して、全世界の青年を代表してBTSが参加したらよいという要請をしてきた」とし「それ自体で大韓民国の国格が非常に高くなったと考えている」と述べた。ムン大統領は19〜23日の日程で米国を訪問し、国連総会などに出席する。BTSも同行する。

目を引くのは、この日のBTSが受け取った外交官パスポートだ。外交部によると外交官旅券は前・現職大統領、国会議長、最高裁長官、憲法裁判所長、首相、外相とその配偶者などに与える。また、特命全権大使、国際オリンピック委員会の委員とその家族、外交部所属公務員とその家族が受けることができる。

BTSは、この日の「特命全権大使」の資格で外交官パスポートを受け取ることになった。
(引用ここまで)


 BTSが「外交官パスポート」を入手したそうですよ。
 国連でSDGsについての特別イベントが開催されるので、それにムン・ジェイン大統領がBTSを引き連れていくと。
 で、それに際してBTSに外交官パスポートを発行した、とのニュース。
 いやぁ、いいように使っていますね。
 それにしても「外交官パスポート」かぁ……。

 ですが、BTS側もムン・ジェイン大統領に逆らえないのですよ。
 現在、兵役特例という餌を目の前にぶら下げられている状況なので。


 現在、政府レベルで兵役特例の基準を再検討している、とされています。

ソン・フンミンは免除され、BTSは免除されない「兵役特例」、見直されるか(ハンギョレ)
 芸術要員が純粋芸術にのみ適用されることにも問題があるという指摘が出ている。正しい未来党のハ・テギョン議員は、7月に国会国防委員会で「バイオリン、ピアノのようなクラシック音楽コンクールで1位を取れば兵役特例を与えるが、ビルボードチャート1位を取っても兵役特例を与えない」とし、防弾少年団(BTS)の軍免除の世論を取り上げたことがある。
(引用ここまで)

 政府の「ムン・ジェイン大統領と一緒に国連に行け」という「お願い」を断れるわけもないのです。
 っていうか、ポピュラー音楽で「国に貢献した」をどうやって規定するんだかな。
 「ビルボード1位で兵役特例」ってわけにもいかないと思うけどなぁ。

 一応、BTSのメンバーは「法令に従うだけ」「時期が来れば兵役にいく」とは言っていて、兵役に対して拒否感は見せていないのですが。
 まあ「キャリアが途絶える兵役になんて行きたくない」なんて本音を言えるわけもないけどね。

 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

ムン・ジェイン「北京冬季五輪で南北関係改善だ!」→IOC「北朝鮮のオリンピック参加資格停止します」……持ってないなぁ

IOC、東京五輪不参加の北朝鮮に資格停止…文大統領の平和構想に直撃弾(中央日報)
国際オリンピック委員会(IOC)が2022年まで北朝鮮のオリンピック委員会(NOC)の資格を停止させることにした。 (中略)

これまで外交界では文在寅政権が2022年2月の北京冬季五輪を契機に南北関係改善を試みるだろうという観測が支配的だった。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が友好国である中国の慶事を祝う名分で五輪に参加する場合、南北首脳会合も可能になるかもしれないためだ。次期総選挙が2022年3月に行われることを考慮すれば、文大統領の任期末にぴったりのタイミングに機会を設けることができた。

だがIOCの制裁により北朝鮮代表団が北京五輪に参加できなくなり、こうしたビジョンそのものを期待するのが難しくなった。「平昌(ピョンチャン)アゲイン」が事実上不可能になっただけでなく、韓半島平和プロセスの再稼働に重大な変数ができたことにもなる。
(引用ここまで)


 ムン・ジェイン大統領がいやいやながらも東京オリンピックに来ようとしたひとつの原因に、北京冬季オリンピックがあるともされていました。
 すなわち、東京オリンピックに行かなかったのに北京冬季オリンピックに行くのでは名分が立たない。
 それでなくとも中国寄りではないかとされている中、北京に行くだけでは自由主義陣営からも疑念を呼ぶのではないか……という部分があったのですね。

 南北対話のきっかけとなったのが平昌冬季オリンピックでの合同選手団の結成等々にあると信じているムン・ジェイン政権はスポーツ外交を無視できないのです。
 というわけで、ムン・ジェインの目的は南北関係の改善にしかないのですが。
 開催国に失礼な話ではあります。


 東京オリンピックについては北朝鮮がボイコットしたのでぽしゃり。
 北京冬季オリンピックについては北朝鮮がIOCから資格停止処分を受けてぽしゃる。
 ムン・ジェイン個人の「持っていなさ」「引きの弱さ」が如実に出てきましたね。

 とはいえ、北朝鮮の国家元首がオリンピックの開会式に参加したことなんかないのですよ。
 地続きで行けるはずの北京オリンピックですらない。当時、金正日は脳卒中起こしていた可能性があったのでどっちにしても行けなかったでしょうけども。
 北朝鮮NOCのボイコットや資格停止がなくても「オリンピックで南北関係改善」なんてできるわけがないのです。
 というか、それ以前の問題として北朝鮮は韓国を信じてなんかいませんからね。
 ハノイの米朝会談決裂でメンツを潰されたのは韓国の責任だって考えているはずですから。

 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

韓国政府「我が国で有望な治療薬が開発されています」→ムン・ジェイン、ワクチン入手をないがしろに……

【コラム】文政権、「世界最初コロナ清浄国家」幻想の尾を引く(中央日報)
いったいどこから事がねじれ始めたのだろうか。K防疫初期の成功の勢いを背に昨年4・15総選挙で圧勝した文在寅(ムン・ジェイン)政権は状況をあまりにも楽観視しすぎた。李洛淵(イ・ナギョン)共に民主党代表は昨年10月、仁川松島(インチョン・ソンド)の製薬会社「セルトリオン」工場研究所を訪れた。徐廷珍(ソ・ジョンジン)会長と会い、「セルトリオンをはじめとする国内企業が強力な治療剤を早期に大量生産すれば韓国は世界最初の新型コロナウイルス(新型肺炎)清浄国になれる」と話した。

徐会長は1カ月後、「来年春には韓国が世界で一番最初に『コロナ清浄国』になる」としながら「コロナ退治のためには先に治療剤が必要で、ワクチンがこの後に従わなければならない」と話した。 (中略)

K防疫に酔いしれていた政権首脳部は年末でさえ「治療剤」と声を高めていた。 (中略)

李洛淵・丁世均の2人の「逆走行」は文大統領が発信したメッセージに忠実に沿った結果だろう。大統領が昨年1月「企業家との対話」のために大企業・中堅企業代表を招待して青瓦台(チョンワデ、大統領府)内を散歩する時、徐会長はスターだった。大統領の右側に李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン副会長、左側に徐会長が立った。すぐ後ろには盧英敏(ノ・ヨンミン)当時大統領秘書室長が控えていた。 (中略)

問題は政府が徐会長の意欲的な計画だけでなく、さまざまな情報に基づいて適期に最善の判断を下すことに失敗したという事実だ。国内外の専門家が異口同音に「治療剤よりワクチンが先」と言ったが無視した。ワクチンの導入が遅れて韓国の完全接種率(34.6%)は経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国中最下位圏だ。それでも青瓦台は今年4月に新設された防疫企画官職に「ワクチンは急ぎではない」と言った奇牡丹(キ・モラン)国立がんセンター教授を抜てきした。納得し難い。
(引用ここまで)


 中央日報主筆のイ・ハギョン氏による「韓国はこうして道を誤った」という解説。
 確かに延々と「画期的な治療薬が韓国から出る」みたいな話をムン・ジェイン大統領は延々としていましたね。
 WHO総会や、国連演説(ビデオ出演)でも「ワクチンと治療薬が公平に配分されるべき」という話をしています。

文大統領「新型コロナワクチン、公平に普及を」  WHO総会で演説(聯合ニュース)
国連ハイレベル会合 文大統領がビデオ演説(KBS WORLD)

 あとG20でも同様に「ワクチンと治療薬」って言ってましたね。
 他の国の首脳は「ワクチンが〜」っていう話はしてきたのですが、治療薬とか話に出たことがほとんどない。
 少なくとも日米の首脳による演説で治療薬って出てきたことないと思いますわ。

 それに比べて、やたらに治療薬治療薬と言い続けてきたのがムン・ジェイン大統領。


 「セルトリオンが有望な治療薬を開発している」という文言を信じ切っていたせいでワクチンの確保が遅れた、という話になっているのですが。
 「レッキロナ」という治療薬はすでにできているのですが……うーん。
 欧州EMAやインドネシアでは使用許可が出ているようですか、アメリカのFDAからなんのリアクションもないのでお察しください。
 日本でもなんの話も出てないですね。

 あまりにも治療薬に期待をかけすぎていた結果、ワクチンの導入が遅れ、かつ「韓国に供給するかどうかは製薬企業の気分次第」みたいな契約しかできなかったわけです。
 「K防疫+治療薬」で世界初のコロナ清浄国を夢見ていた……か。
 ムン・ジェイン政権の情報収集能力を如実に現した事例だと思いますよ。

 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

ムン・ジェイン政権、続々と言論封殺法案を進める。メディアの首を絞め、「正しい歴史」以外は認めない方向へ……

韓国の「偽ニュース規制法」に国内外から批判 与党は来週成立目指す(聯合ニュース)
韓国与党「共に民主党」が、メディアの故意・重過失による虚偽報道に対して損害賠償を請求できる「言論仲裁法」改正案を19日の国会文化体育観光委員会で可決したことについて、国内外のメディア団体などが一斉に反発した。

 メディアに対する懲罰的な損害賠償が可能になるとされる同改正案を野党の反対を押し切って与党が可決したことについて、大韓言論人会、韓国記者協会、韓国新聞放送編集人協会など業界関連7団体は共同で批判声明を発表し、国会本会議での採決を見合わせて社会的合意を得るための手続きを取るよう要求。強行する場合は憲法裁判所に違憲訴訟を起こすなどと表明した。

 海外からも批判が出ている。国際新聞編集者協会(IPI)は17日にホームページで公開した声明で、「韓国は『フェイクニュース規制法』の新設を撤回しなければならない」とし、懲罰的損害賠償の導入は権力を監視する報道を威嚇すると指摘した。
(引用ここまで)


 韓国では1月に「5・18歴史歪曲処罰法」なる法律が施行されました。
 いわゆる「光州事件」「光州民主化運動」について否定・捏造・歪曲・誹謗するようなことがあれば7年以下の懲役、もしくは7000万ウォン以下の罰金とする、というものです。
 当時から「これで韓国からは言論の自由が失われた」と嘆かれていたものでした。
 光州事件は日本で使われている名称で、韓国では光州民主化運動と呼ばれることが多くなっています。
 金大中逮捕に抗議するデモが鎮圧された際、100人以上の犠牲者が出たという事件。
 当時、クーデターで政権を掌握していた全斗煥に対して、左派からもっとも攻撃されることが多い事件です。
 それが故に、現在のムン・ジェイン政権で聖域化が行われた、というわけですね。
 何人たりとも光州民主化運動を卑下してはならない、と決められたのです。
 「国内の親北派が主導した」というような話ですらできなくなったと。

 で、今度は「メディアはフェイクニュースを報じたら懲罰的損害賠償を支払え」とする 法案が提出され、この25日の本会議で成立する模様。
 いまひとつフェイクニュースの定義もあやふやで、どちらかというと「萎縮効果」を狙ってのもの。
 まあ、ひとつやってしまえばふたつも3つも同じこと。

韓国、慰安婦被害者名誉毀損処罰法を推進…慰安婦歴史歪曲のラムザイヤー教授が契機に(中央日報)
韓国女性家族部は慰安婦被害者の名誉毀損に積極的に対応し、正しい歴史認識の拡散のために法律改正を推進する。 (中略)

関係者は「民法とは違い、一種の特別法の性格を持ち、慰安婦『個人』に対する名誉毀損と関係なく慰安婦問題に対するわい曲した事実を流布して歴史をわい曲する場合、厳格に処罰するということ」としながら「歴史わい曲そのものを事前に防ぐため」と説明した。
(引用ここまで)

 今度は慰安婦問題でも韓国の規定する「正しい歴史認識」を逸脱した場合、処罰するとのことで。
 先日、「慰安婦問題に反論した」とされた大学教授が名誉毀損で起訴されていることに対して、日米韓の知識人らから批判が集まっているのですが → 米国の大学教授22人など日米韓64人の教授・知識人、声明発表・・「慰安婦問題への反論で起訴されるなんて、教育への侮辱だ」(シンシアリーのブログ)
 言論封殺はムン・ジェイン政権の基本的な指向なのです。
 最大の庇護対象は北朝鮮ですけどね。

 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

ムン・ジェイン、サムスン電子副会長の仮釈放を批判されて「国益のため」「半導体やワクチン確保に必要」と言ってしまう……ダメ元首だなぁ

ムン大統領、イ・ジェヨンの仮釈放に「国益のための選択を理解願う」(聯合ニュース・朝鮮語)
ムン・ジェイン大統領は13日、イ・ジェヨン三星電子副会長が光復節を迎えて仮釈放されたことと関連し「国益のために選択的に受け入れ、国民の皆様にもご理解いただきたい」と述べた。

イ副会長の仮釈放について与党の一部と進歩陣営の反発が続く状況で、ムン大統領が直接議論収拾に乗り出した形だ。

ムン大統領はこの日、「イ副会長の仮釈放に賛成と反対の意見があることをよく知っている」としながら、このような立場を明らかにしたパク・スヒョン青瓦台国民疎通首席がブリーフィングで伝えた。

ムン大統領は「反対する国民の意見も正しい言葉」としながらも「一方では厳重な危機的状況の中では、特に半導体やワクチンの分野での役割を期待して仮釈放を要求する国民も多い」と背景を説明した。
(引用ここまで)


 いや、もうね……。
 ホントにムン・ジェインって国家元首というか、それ以前に政治家に向いてない人物だなぁ。
 ここは「イ・ジェヨンは刑期の6割を終えた模範囚であったので、法規に従って仮釈放した」って言っておくべきところなんですよ。
 たとえ与党の国会議員とかが「国益のため」とか「ワクチン確保の役割を期待する」とか言っていたとしても。

 法治国家なのですから、こうした話はすべて「法規に則っている」で十分なのです。
 たとえどんな批判があったとしても無視するくらいが国家元首としてはちょうどいい。
 それを「国益のためだ」「半導体やワクチン確保のため」って言っちゃう。
 支持層からの糾弾で苦しみたくないんですよね。
 だからこうして本音を言って許しを求めてしまう。

 もうね、バカかと。
 じゃあ、国益のない模範囚は仮釈放できないのかよって話になっちゃうでしょ。
 徴用工裁判の判決に対する態度も同じことで。
 日韓基本条約を優先してしまうと、支持者から突き上げられることは間違いない。
 なにしろ徴用工の像を作ったのはムン・ジェイン政権下で治外法権を謳歌している民主労総ですからね。
 実際に徴用工像を撤去したことで当時のオ・ドンゴン市長(その後セクハラで辞職)は謝罪に追いこまれました。
 そんな風に謝罪に追いこまれたくないから「韓国風三権分立」とか言い出して手をつけない言い訳にする。

 法治には建前が必要なんですよ、いつだって。
 そして国家元首には「自分が決めた」という覚悟が必要になるのです。
 それを「国民が求めたから」「国益のためだから」って言い訳しちゃう。
 ホントに情けないダメ元首だわ。
 苦笑いしか出ませんね。

 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

韓国人に生まれなくてよかった
武藤正敏
悟空出版
2017-06-09