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カテゴリ:パク・ウォンスンの記事一覧

元ムン・ジェイン政権ナンバー2「パク・ウォンスンはもっとも清廉な公職者だった」→「でもセクハラ狒々爺だよね?」

イム・ジョンソク「パク・ウォンスン、ひどい人だったのか...最も清廉な公職者」(ザ・ファクト・朝鮮語)
イム・ジョンソク元大統領秘書室長が23日、「パク・ウォンスンは本当にひどい人だったのか」と疑問を示してパク・ウォンスン前ソウル市長を清廉な公職者と評価した。イム前室長は、2014年とパク・ウォンスン前市長時代ソウル市政務副市長を務めた。最近パク前市長のセクハラ事件の被害者が2次加害中断を要求する状況で、朴前市長に対する肯定的評価という点で注目される。

イム前室長はこの日午前、Facebookに「清廉がまだ重要な公職者の倫理であるなら、朴元淳は私が知っているうちで最も清廉な公職者であった」とし「ホテルでご飯食べず、刃の立ったスーツなど一度着ず、業務推進費を半分以上残して出し惜しみした公職者であった」とした。

続いて「運転をしてみるとよくパク・ウォンスンに会う。特に増えてきた子供の保護区と速度制限区域を通るたびに、制限速度50キロに適応できず頻繁に鳴るクラクションを聞くたびにパク・ウォンスンの声を聞く。「速度を遅らせれば人が見える」』と書いた。
(引用ここまで)


 4月にソウル市長選挙を控えて、元ソウル副市長でもあり、ムン・ジェイン政権初期の大統領府秘書室長であったイム・ジョンソクがパク・ウォンスンを懐古する文章をFacebookに出したそうですわ。
 「いわれているようなひどい人物ではない。もっとも清廉な公職者だ」って。

 イム・ジョンソクが勤めていた「大統領府秘書室長」は政権におけるナンバー2ともされる地位。
 何人かいるムン・ジェインの側近の中でも最側近といって過言ではありません。
 そして、かつて学生運動を牛耳る立場にいた際に北朝鮮に学生を送り込み、金正日と学生を抱擁させるというシーンを作り上げることに成功しています。
 で、国家保安法違反で実刑判決を受けて収監されていた、というような経歴を持っています。
 また、パク・ウォンスンが2期目のソウル市長選挙に出る際には選挙陣営のトップでもあり、かつその貢献が認められて副市長でもありました。
 パク・ウォンスンよりも世代はひとつ下ですが、左派の大物のひとりであるというわけです。

 そんな人物が「パク・ウォンスンは清廉な公職者だった」と懐古する。
 「左派にとってのパク・ウォンスン」というのがどれほど偉大でかけがえのない人物であったか、というのが理解できるのではないでしょうか。
 左派が総じてパク・ウォンスンによるセクハラの被害者に対して「被害呼訴人」といった態度をとるのも理解できるんじゃないでしょうかね。

 個人的にはどんどんこうしてパク・ウォンスンの「功績」を掲げるべきじゃないかと思いますね。
 そうすることで「でも、セクハラ狒々爺だよね」と言えば、その打撃がなおのこと大きくなるので。
 用例:「彼はソウルを国際都市として一段階上の地位に引き上げた人物です」「でもセクハラ狒々爺だよね」

 慰安婦について『女性国際戦犯法廷』なる裁判ごっこを行った際に『検事』役として出席していたパク・ウォンスン。
 慰安婦について「彼女たちの守護者」であるかのように振る舞っていたユン・ミヒャン
 慰安婦の憩いの場とされていたナヌムの家
 さて、次はどんな化けの皮がはがれるのでしょうかね?

前ソウル市長パク・ウォンスンのセクハラ内容が暴露される……これは……

朴元淳前ソウル市長「君の家に行こうか」夜中に秘密メッセージ(朝鮮日報)
故・朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長が在任当時、被害者に加えたセクハラ行為の状況が国家人権委員会の「職権調査決定文」の全文に詳細に盛り込まれていることが18日までに分かった。これは被害者の一方的な主張ではなく、独立した国家機関である人権委がまとめたもので、朴前市長が被害者に送った写真、メッセージ、エモーティコン(感情を示すアイコン)などを実際に見たという参考人の陳述、デジタルフォレンジックで復旧した対話内容などを総合的に調べ、事実と認定した内容だ。人権委が今年1月、職権調査結果を発表した際には、「性に関する事件の決定文の全文は公開しない」という内部指針に従い、そうした内容を除外し、最近被害者側に全文を送付した。

 本紙が入手した59ページの職権調査決定文によると、朴前市長は2016年下半期から昨年2月まで持続的に深夜にセクハラに当たるメッセージを被害者Aさんに送っていた。朴前市長は機密性が高いメッセンジャー「テレグラム」を主に利用した。このメッセンジャーは1人が対話記録を削除すれば、相手方の携帯電話からもその内容を削除できるセキュリティーが特徴だ。被害者Aさんは朴前市長からセクハラに当たるような写真、メッセージを受け取るたびに、交際男性やソウル市の同僚らに「心配だ」という言葉と共にそれを見せ、その内容が参考人の陳述によって確認された。

人権委の調査によると、朴前市長は2019年の夏から秋にかけ、午後9時過ぎに被害者に「君の家に行こうか」「一人でいるのか」といったメッセージをテレグラムで送った。被害者の友人Bさんがそれを直接見たと人権委に陳述した。同年5月などにもテレグラムで「○○は新郎を早く見つけないと」「今部屋にいるの?」「いつもわたしのそばにいてわかっただろ?」「夢では思い通りに、ふふふ」「でもともかく早く嫁に行かなきゃ。私は父親のようだ」といったメッセージを送っていたことが分かった。

 18年4月には被害者Aさんがソウル市長7階の廊下で参考人Cさんに「第三者が見た場合、少々心配なことがある」と言いながら自分のスマートフォンを見せた。そこには朴前市長が夜に送った「何してる?」「いい香りだ、くんくん」といったメッセージとランニングシャツ姿の朴前市長の自撮り写真があったという。
(引用ここまで)


 前ソウル市長でセクハラが暴露されたと同時に自死を選んだパク・ウォンスンのセクハラの様子が公開されました。
 ……うわぁ。

 先日は被害者が「本人を映さない、声を録音しない」という条件付きで記者会見をしていましたね。
 この時期になって記者会見を行ったのはソウル市長選の与党側候補陣営に「被害呼訴人」という用語を使おうと言い出したなどパク・ウォンスンを徹底して擁護する3人の国会議員がいるから……と思ったのですが。

 実際にはパク・ウォンスンを擁護するための書籍が発売されたために対抗措置として記者会見を行ったのだそうです。
 なんでも、「悲劇の誕生」との書籍が出版されて、その中身がパク・ウォンスン擁護になっているとの話。

親与党系メディア記者が著書で「事件反転ある」…朴元淳セクハラ被害者、会見を決心か(朝鮮日報)

 左派メディアであるオーマイニュースの記者が執筆したそうで、「事態は反転する」だの「パク市長の恨みを晴らさなければならない」とか言っている人物だそうです。

 この本のおかげでパク・ウォンスンのセクハラ事件について、被害者が会見することになり、それによってニュースバリューが上昇したので朝鮮日報がこうして報告書を入手して暴露。
 パク・ウォンスンが被害者に向けていた感情が、恐ろしいくらいに気持ち悪いものであったことが天下に遍く広まってしまったっていう。
   完全に藪をつついた形になってますね。

 引用のためにコピペするだけで怖気立ちますわ。
 Twitterとかで地味に話題になったおじさん構文を軽く超える気持ち悪さ。
 ランニングシャツ姿も気持ち悪い。
 あー、自分もこんなのにならないように気をつけよう、という自戒を込めて書いておこう。キモキモキモ。

 ちなみにNAVERニュースの同記事には4800を超えるコメントがついてます。「破墓(墓暴き)しよう」「市葬をした税金を返せ」「人間であれば無条件でパク・ウォンスンをゴミ扱いしなければ」等々、イカしたコメントが多いですね。


二次被害受けまくりのパク・ウォンスン前ソウル市長のセクハラ被害者が会見……ソウル市長選挙に及ぼす影響は?

朴元淳被害者明日の記者会見、選挙控えた政界超緊張(朝鮮日報・朝鮮語)
(故)パク・ウォンスン前ソウル市長虐待事件の被害者が17日、事件発生以来はじめて記者会見を開いて心境を語る予定だ。パク前市長が死亡して251日ぶりのこととなる。4・7ソウル市長補欠選挙を3週間後に控えた状況であることから与野党は、記者会見が選挙形勢に及ぼす影響などに神経を尖らせている。

16日、「ソウル市長威力性暴行事件の共同行動」によると、被害者Aさんは17日午前10時、共同行動の記者会見に出席する。会見場所は当日の午前に公知される。Aさんは、会見で『セクハラ被害が実際にはパク前市長の死の後に被害訴えたものだ』など、自分に与えられた2次加害と関連立場を明らかにするという。また、共同行動は会見での被害者の撮影と録音は不可である方針を明らかにした。会見にはイ・スジョン京畿大学の犯罪心理学科教授、キム・ヘジョン韓国性暴行相談所長、Aさんの前の仕事仲間であるイ・テホ前ソウルメディア秘書官、被害者弁護団のソ・ヒェジン弁護士などが参加する予定だ。 (中略)

Aさんは、これまで公開席上に姿を現したことなくメールや弁護団を通じて立場を明らかにしてきた。 (中略)

ソウル市長補欠選挙を控えて与野党の候補間の支持率が二転三転する中、Aさんが会見で言及をするか、政界の関心集中している。
(引用ここまで)


 故パク・ウォンスンのセクハラ被害にあった人物が、明日に記者会見を行うとのことで政局にどのような影響があるかが注目されています。
 この被害者はとんでもない二次被害を受けていまして。
 実名は明かされるわ、パク・ウォンスンに出したとされるメールを暴露されるわ。
 挙げ句の果てには殺人罪で告発されるっていう始末。

 共に民主党のソウル市長候補であるパク・ヨンソンの陣営には「被害呼訴人」と呼称していた連中 ── 特にその呼びかたをしようと言い出しっぺのナム・インスン議員がいるとの話。
 市長候補を決めるまでの共に民主党の内部選挙では「パク・ウォンスン政治を継承する」とか言っていた候補までいたっていうね。

 ……そりゃまあ、会見のひとつもしたくなるってものでしょうよ。
 パク・ウォンスンのセクハラからこの選挙がはじまっているということを思い起こさせれば与党側の得票率に多少の変化は出るでしょうしね。

 ちなみに野党側も一本化は難しい状況となっているとのこと。

ソウル市長選挙を控え、激しくなる呉世勲・安哲秀両候補の神経戦…野党陣営一本化は遠のく?(Wow! Korea)

 LH土地投機疑惑の余波もあって一本化できれば勝てる、という状況なのですが。
 それが却って一本化を難しくしているという状況。
 候補登録の〆切は19日。さて、それまでに決まるかな?

セクハラで自死を選んだソウル市長の未亡人、「夫はそのような人ではない」とセクハラを認めない模様……さすがに無理だと思うけどなぁ

朴元淳前ソウル市長夫人「夫はそのような人ではない」…被害者側「事実の歪曲、2次加害招く」(朝鮮日報)
故・朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長の妻であるカン・ナンヒ夫人が書いた直筆の手紙がインターネット上で拡散されている。昨年7月、秘書に対するセクハラ(性的嫌がらせ)疑惑が浮上するや自殺した朴前市長について、「朴元淳は『そのような人』ではない。彼の道徳性を回復させなければならない」という内容だ。朴前市長の側近は「カン・ナンヒ夫人が書いた手紙は正しい」と言った。 (中略)

「朴元淳を記憶する人々」という団体の関係者は「カン・ナンヒ夫人が当方に送ったもの」と語った。同団体は朴前市長を追悼するため昨年末設立された団体だ。市民団体「参与連帯」「美しい店」「希望製作所」など朴前市長と共に仕事をしたことのある各界の人物たちが参加している。

 カン・ナンヒ夫人は直筆の手紙で「朴元淳は自らの命が尽きる瞬間まで私の同志」「私の夫・朴元淳はそのような人ではないことを、私はあまりにもよく知っている。朴元淳の生涯を信じ、最後まで信頼する」「朴元淳の精神の本質は道徳性」「私と私たち家族は朴元淳の道徳性を信じ、回復させなければならないと考えている」と書いている。 (中略)

 カン・ナンヒ夫人は手紙の最後に、人権委に提出した嘆願書を添付した。先月22日に作成されたこの嘆願書で、カン・ナンヒ夫人は「私の夫・朴元淳は人生のすべてを人権と公益のためにささげた人だ。女性の人権に礎を置いていた」と書いている。この文章をネット上でシェアした朴前市長の支持者たちは「目覚めている市民である我々は既によく知っている。市長の高潔な人格と品格を」「私も朴元淳の同志になる」などのコメントを寄せている。
(引用ここまで)


 「セクハラで告発された」という情報がもたらされた直後に失踪し、翌日に遺体で見つかった前ソウル市長のパク・ウォンスン。
 直接の起訴判断では「被疑者死亡で不起訴」となって、支持者団体からは「告発した自称被害者を殺人罪で告訴する」とかやってましたが。
 ソウル市職員が起訴された裁判ではパク・ウォンスンによるセクハラが事実認定などされてました。

 で、今度は夫人から「パク・ウォンスンは『そのような人物ではない』と知っている」とのメッセージがきたそうですわ。
 なんとかしてパク・ウォンスンがセクハラ犯であったという事実を打ち消したいのは、左派にとっては「屹立する英雄」として扱いたいからなのですが。
 さすがに無理だよなぁ。
 「死人に口なし」を地で行くやりかたですが、まあ信者であればなんでも信じるでしょうし、まともな人間は信じないってだけ。
 生きていれば影響力も残せたでしょうが「死んで不起訴になった」という時点でね……。

 それにしてもソウル特別市、釜山広域市、忠清南道知事とすべてセクハラで自死、辞任。
 3人共に左派の大物で特にパク・ウォンスン、アン・ヒジョンは次期大統領ともされていたのですが。
 韓国の権力者のありようというものを見せつけてくれましたね。

セクハラを告発され自死を選んだソウル市長のセクハラ行為が改めて認定される → 支持者ら「セクハラ認定したやつらも積弊勢力だ!」「死人に口なしじゃないか!」

朴元淳前ソウル市長の支持者たち「国家人権委員会も積弊」(朝鮮日報)
 国家人権委員会が25日、「朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長の言動はセクハラ(性的嫌がらせ)」という調査結果を出した後も、一部のネットユーザーたちはセクハラ被害者に対して2次加害を続けている。26日、「ツイッター」などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やネット上のコミュニティー・サイト、ニュースに対するコメント欄には、「死んだ人には口がない。一方の陳述ばかり聞いている」「死んだ人を再び殺す(ようなものだ)」などの抗議の書き込みが数百件掲載された。中には「人権委も積弊(前政権の弊害)だ」「人権委は、死んだ人は重要ではないのか」と、セクハラだと判断した人権委を批判しているケースもある。被害者と推定される女性が朴元淳前市長の肩をなでるような様子をとらえた写真を掲載して、「これはセクハラではないか」というような主張も飛び交った。

 朴元淳前市長を補佐していた人々も反発した。呉成圭(オ・ソンギュ)元ソウル市秘書室長は25日、「被調査者が防御権を行使することができない状況で、セクハラに該当すると判断した決定に遺憾を表明する」「捜査権のない人権委が実体的真実に迫るのは難しいという限界を見せたものと考える」と主張した。
(引用ここまで)


 ……ね?
 昨日、国家人権委員会がパク・ウォンスン前ソウル市長がセクハラで告発された件について発表を行い、「パク前市長の行いをセクハラと判断する」との発表を行ったのですよ。
 人権委員会には捜査権はありませんが、調査する権利はあります。
 パク・ウォンスンは告発されると同時に自死を選んだので聴取はできませんでしたが、被害者側からは十分に証拠を見せてもらうことができたとのこと。

 この決定、発表に対してパク・ウォンスンの支持層は大反発しています。
 「死人に口なしか」みたいなものが多いのですが、その死を選んだのがパク・ウォンスンっていう時点でね。
 「死人に口なし」となっているからこそ、そうして擁護できているという部分のほうがよほど大きいと思いますわ。
 先日、「被害者を殺人罪で告発する」とイキっていた団体の代表は「これでむしろセクハラがなかったことが証明された」とか言っているそうです。詳細はあとでチェックしてみましょう。
 それにしても白いランニング姿のパク・ウォンスンの画像を送りつけられた被害者はなんとも可哀想というか。なんでそんなもの送った。別の意味でも嫌がらせだわ。

 でもって、今度は正義党代表がセクハラで辞任。
 正義党は現有議席6の韓国国会における第3党。
 共に民主党よりもさらに踏み込んだ左派政党で、極左政党であった統合進歩党を母体とするものの、その主張はややマイルドなもの。ムン・ジェインの娘が入党したことでも知られています。
 共に民主党では支えきれない左派の受け皿となっている政党と言えますね。

韓国野党・正義党代表 セクハラ疑惑で辞任(聯合ニュース)

 で、それに対して共に民主党が「衝撃を超えて驚愕を禁じ得ない」「無寛容原則で対処しなければならない」とコメントしたのですね。


【社説】朴元淳をかばった民主党が正義党のセクハラに「衝撃と驚がく」だなんて(朝鮮日報)

 自分たちの政党に所属していたパク・ウォンスンがセクハラで告発された際には無言を貫き、被害者を「被害を主張している人物」とか呼んでいたのに。
 共に民主党は上記の国家人権委員会がセクハラ認定したことでようやく「被害者に謝罪する」というコメントを出したそうですよ。
 セクハラで告発されたパク・ウォンスンソウル市長だけでなく、オ・ドンゴン釜山市長、アン・ヒジョン忠清南道知事も揃ってセクハラで告発されてるのですけどね。
 セクハラ首長3兄弟。

 しかし、正義党もフェミニズムを標榜する政党なら、パク・ウォンスンは「フェミニズム弁護士」として知られていた人物。
 ムン・ジェインも「フェミニスト」として性暴力事件には介入したりしていたのですけどね。
 韓国の体質として「ネロナムブル」(私がすればロマンスで他人がやれば不倫として糾弾する)という言葉を作った人は偉大ですわ。


韓国左派団体「パク・ウォンスン市長はセクハラしていなかった。自称被害者を殺人罪で告発する!」、その宣言から見えてくる左派への大ダメージとは?

「故・朴元淳前ソウル市長のセクハラ被害者を殺人罪で告発します」(朝鮮日報)
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領支持の市民団体「積弊清算国民参与連帯」(積弊清算連帯)は23日、故・朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長をセクハラの疑いで告訴した被害者を虚偽告訴と未必の故意による殺人の疑いで告発する方針を明らかにした。同団体のシン・スンモク代表はフェイスブックを通じ、告発に向けた国民告発人団を募集すると表明した。

 シン代表は国民告発人団の募集告示で、「セクハラは実態もなかった。女性秘書と(被害者側の)金在蓮(キム・ジェリョン)弁護士による『MeTooを仮装した政治工作』によって、無念の死を遂げられた朴元淳市長の名誉回復のため、必ず真実を明らかにし、彼らを拘束、捜査の上、重い実刑の宣告を受けさせる」と述べた。その上で、「彼らの主張は虚偽告訴であり、政治工作であることを明らかにできる証拠は、女性秘書が朴市長にセクハラを及ぶような動画、朴市長を激賞しつつ『愛している』と個人的に作成した手紙3通、秘書室の引き継ぎ文書などにあふれている」と主張した。これに先立ち、同団体は朴前市長のセクハラ行為を認定した裁判所を職権乱用による権利行使妨害、死者名誉毀損などの疑いで警察に告発していた。
(引用ここまで)


 積弊清算国民参与連帯なる市民団体は親与党系の左派圧力団体。
 いつくらいからできていたかは分からないのですが、こんな感じで敵対する相手をばんばん告発している団体です。
 去年、キム・ジョンウン死亡説を出した野党の国会議員を「キム・ジョンウンへの名誉毀損」ということで告発していた、というニュースが把握できる最初のものかなぁ。

 それ以外にも──

・パク・ウォンスンセクハラ事件の被害者側弁護士を誣告(虚偽告訴)罪で告発。
・セクハラ被害者を死者に対する名誉毀損で告発。
・パク・ウォンスンが自死した公園で「このあたりで死んだんだってさ」みたいな動画を作ったYouTuberを告発。
・チョ・グクの娘はポルシェに乗っているとした人物を名誉毀損で告発。
・チョ・グクを「罪をどれだけ重ねるのか」と批判した元トンヤン大教授を告発。

 ──といった感じで、気に入らない相手を片っ端から告発しているといった人々。
 告発するだけなら誰でもできますからね。
 もちろん、検察・警察どちらにもほとんど相手にされていません。
 起訴に至ったことってないんじゃないかなぁ……。

 ただまあ、パク・ウォンスンセクハラ事件については本当に執拗に告発しています。
 今回は「セクハラの事実もなかったのに告発した『自称被害者』は殺人者だ」ということで、殺人罪に問うっていう。
 逆説的に彼らにとって、パク・ウォンスンがどれだけ大きな存在であったかということが分かりますね。
 左派にとっての屹立する英雄であり、そんな人物がセクハラを告発されたことで自死を選んだなんてことはあってはならない話なのです。

 というわけでその事実を消し去りたい、あるいは矮小化したいというのが彼らの願い。
 だからこそこうして弁護士・被害者・YouTuberと誰彼かまわずこの件に触れた人々を告発し、攻撃するに至っている、ということなのです。
 本当にダメージが大きかったんだなぁ、ということが分かりますね。

 ちなみにこの「殺人罪での告発」があったのは昨日でしたが、その夜に国家人権委員会はパク・ウォンスンのセクハラを事実認定しています。
 先日の裁判所による事実認定に続くものとなります。
「被害者『こんなことをしてはいけない』と叫びたかった」「パク・ウォンスンセクハラ」人権委も認める(ソウル新聞・朝鮮語)

 

前ソウル市長のセクハラに対する隠蔽工作、うまくいくかと思いきや別の裁判で事実認定を受けてしまう

【社説】検察・警察・与党がもみ消した「朴元淳セクハラ」を裁判所が認定、被害者にせめてもの慰めになれば(朝鮮日報)
 ソウル中央地裁は14日、故・朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長のセクハラ疑惑について、「被害者が朴前市長のセクハラによってかなりの精神的苦痛を受けたのは間違いない事実だ」と認定した。セクハラの判断根拠として、「朴前市長がいやらしい携帯メール、下着姿の写真を送ってきた。『匂いをかぎたい』『写真を送ってほしい』などというメッセージが来た」という被害者の陳述を引用した。朴前市長が「男を知らなければならない」と述べ、性関係に触れたとする被害者の証言にも言及した。裁判所の判断は被害者に性的暴行を加えたとして起訴された朴前市長秘書室の元職員の公判で示されたものだ。裁判所は「朴前市長のセクハラで精神的苦痛を受けた状況で、犯行被害を受け、精神的被害はとても大きかったはずだ」と指摘した。驚くべきことに政府機関が朴前市長によるセクハラの事実を認定したのは今回が初めてだ。今の大韓民国は明らかな事実すら覆い隠してもみ消すことができる国だ。

 朴前市長のセクハラは本来、被害者による告訴やセクハラほう助事件の裁判などで明らかにされるべきものだ。ところが、警察は先月、朴前市長のセクハラとその側近である『ソウル市長6階の人々』のセクハラほう助容疑を不起訴相当で書類送検した。全て嫌疑なしという判断だ。 (中略)

朴前市長の秘書らは警察の庇護(ひご)を受け、「(朴前市長の)性的暴力という主張も真実性を疑わざるを得ない」と開き直っている。朴前市長がセクハラなどしてもいないのに自殺したというのか。反省どころか被害者をむしろ責め立てている。警察、検察、加害者、与党が全て目をつぶってもみ消しても、裁判所は真実を語った。弁護人は「被害者に少しでも慰めになりそうだ」と話した。せめてわずかな慰めになってほしいと願っている。
(引用ここまで)


 自死したパク・ウォンスン前ソウル市長については、もう全面的に隠蔽工作がされている状況。
 警察は「被疑者死亡で不起訴」を決定し、検察も告発されたという情報を漏洩した人物のほとんどを見逃している。
 それを受けてパク・ウォンスン擁護派は「これでもセクハラがあったというのか」くらいの勢いとなっています。
 被害者が出したとされる、パク・ウォンスン市長への誕生日メールは暴露するわ、その中で被害者の実名を流出させるわでやりたい放題。

 その最大の理由はパク・ウォンスンが絶対不可侵なほどに屹立する左派の英雄だから、ですね。
 これまでの経歴は──
・ムン・ジェイン大統領と司法試験合格で同期の盟友。
・参与連帯という左派の政治組織の設立者。
・女性国際戦犯法廷なる裁判ごっこでも検事役として出席。
・韓国ではじめて企業のセクハラに対して立ち上がったフェミニスト弁護士等々。

 左派にとっては絶対の英雄なのです。
 それがよりによってセクハラを告発されて、その情報が漏洩して本人に届いたと同時に失踪自死
 フェミニスト弁護士が「一皮剥いたらセクハラじじい」だったという左派にとってはあってはならないことが起きているわけで。

 なにかもをなかったことにしたい、もしくは被害者(被害呼訴人)の妄想だったということにしたい。
 それらの目論見はうまくいきそうだったのですが、被害者が同様に告発していたソウル市職員の裁判で「ソウル市長のセクハラ」という事実認定がされてしまったというオチに。
 韓国型三権分立ですから、司法の決定には行政府も立法府も不可侵。
 なかなかいいオチになったのではないですかね。
 ちなみに有罪判決をソウル市秘書室職員は懲役3年6ヶ月の実刑判決を受けて、法廷で拘束されました。

セクハラ犯のはずが「左派の英雄」としてパク・ウォンスン前ソウル市長が祭りあげられる

【コラム】「セクハラ2次加害」をほう助するソウル市(朝鮮日報)
 韓国警察は12月29日、朴元淳(パク・ウォンスン)元ソウル市長のセクハラ疑惑事件の捜査を終えた。5カ月以上かかったが、新たな事実関係は明らかにできなかった。親与党系のコミュニティーでは「偽のミートゥー(me too)じゃないのか」と被害者を非難する書き込みが相次いでいる。呉成圭(オ・ソンギュ)元ソウル市秘書室長は「『4年の性暴力』という主張の真実性は疑わしい」とコメントした。これに先立ち12月23日には、被害者が秘書として勤務していた際に朴・元市長に送った手紙を、ミン・ギョングク元ソウル市人事企画秘書官が自身のフェイスブック上で公開した。文書がシェアされる過程で被害者の実名がさらされた。漫画家のパク・チェドンは「パパ、4年間セクハラされたというけれどこの手紙は何?」という内容の風刺漫画を京畿新聞に載せた。

 随所で「2次加害」だという批判が起きた。複数の女性団体が市庁前で記者会見を開き、市民団体「法治主義立て直し行動連帯」は人権委に陳情を行った。慶煕大学の学生らは「2次加害はなくさなければならない」という声明を出し、オンライン署名を集めた。選挙の際に朴・元市長の陣営で働いていた元関係者8人も「これは違う」として「2次加害に反対する立場文」を発表した。しかし肝心の、被害者が所属するソウル市は動かなかった。攻撃されている同僚を守ってやるどころか、これまで沈黙し続けている。 (中略)

 12月30日、韓国検察による捜査結果の発表で、事件の実体が次第に明らかになりつつある。検察によると、朴・元市長は極端な選択をする前、側近らに「被害者と4月の事件以前にショートメールをやりとりしたことがあるが、問題になる余地がある」という趣旨のことを話していたという。被害者の暴露に信頼性を付与するものだ。にもかかわらず、事件初期に被害者を「被害呼訴人(被害を受けたと訴えている人)」と呼んでいた市は、まだ口を閉ざしている。ソウル市が被害者を、「われわれの懐に戻ってくるべき同僚」ではなく、依然として「被害呼訴人」と見なしているのではないかという疑念が湧く理由はここにある。
(引用ここまで)


 パク・ウォンスン前ソウル市長のセクハラ事件について、警察は「被疑者死亡で不起訴」と公式に捜査を諦めています
 これによって「見たか、罪などなかったのだ」くらいに左派は小躍りしているそうです。

 しかし、韓国では警察以上の捜査能力を持っている検察によってその実態が暴かれつつあります。
 ちなみに大統領府が執拗に検察を弱体化させようとしているのは、この強力な捜査力があるからこそ。
 公捜処を作って上から抑え込み、下からは警察の捜査力を強化することで権力に及ぼす圧力を回避しようとしている部分があります。余談。

 で、検察によって「パク・ウォンスン市長がセクハラで告発され、捜査される」という情報が誰からもたらされたのかということも明白になりつつあります。

パク・ウォンスン市長のわいせつ容疑提訴をソウル市に伝えた議員、「長い沈黙」(ハンギョレ)
ソウル北部地検は、被害者がパク前市長を「MeToo事件」で告訴する予定だという事実がキム・ヨンスン常任代表→ナム・インスン議員→イム・スニョン・ソウル市ジェンダー特別補佐官を経て、パク前市長にまで伝わったと明らかにした。ナム議員は韓国女性団体連合の事務総長や常任代表などを務めたが、比例代表で政界に入った。イム特別補佐官はナム議員の補佐官を務めた。
(引用ここまで)

 告訴され、捜査が予定されているという情報を流出させ、パク・ウォンスンを自死に追いこんだ国会議員がいた、とのこと。
 で、さらにですね。
 このナム議員が被害者に対して例の「被害呼訴人」(被害を主張している人物)という名称を用いることを提唱し、共に民主党で受け入れられたとのこと。
 なんとしてでも「左派の英雄」であったパク・ウォンスンの名誉を守ろうとしていた、ということですね。

 ちなみにソウル市は「再発防止措置をとる」と言明したものの、ろくに動いていない。
 セクハラ現場になったのではないかとされる、市長の仮眠室を廃止したとのことですが。これも「証拠隠滅するつもりか」くらいに扱われているっていう。
 「セクハラがあった」と認めること自体に及び腰になっているのです。
 政治団体である参与連帯を設立し、左派のドンとして君臨してきたパク・ウォンスンは聖人と化しているということですね。
 少なくとも現政権であるうちは被害者にまともなケアも施されないのでしょうね。