―日韓関係をどうみるか。
「私が日本に対して敵対的だとの見方があるが、それは違う。韓日は密接な関係にあり、互いに無視できない。共存共栄の道を探るべきだ。慎み深く、隣人に配慮する日本人の姿は美しい。しかし、日本の一部政治家は軍国主義、膨張主義的な思考を持っている。政治外交と経済社会の問題は区別しなければならない」
―最大の懸案として元徴用工問題がある。
「人がつくった問題だから、解決の道はあるはずだ。お互いの勇気と決断があれば解決できる。ただ、韓国には三権分立の原則がある。(日本企業に賠償を命じた)最高裁判決に政治が介入できないことは理解してほしい」
「昨年、日本は韓国を輸出管理強化で圧迫した。一部苦痛を与える効果はあったが、日本企業も損をした。京畿道に進出したい日本企業があれば、政治的理由で妨げずに受け入れてきた。韓国の雇用や経済も活性化されるからだ。ウィンウィン(相互利益)の道を探り、関係改善につなげるべきだ」
(引用ここまで)
「日本は敵性国家」と発言したことで日本でもそこそこの知名度のあるイ・ジェミョン京幾道知事が「日韓関係はWin-Winの道を探るべきだ」とか言い出しています。
東京新聞もなぁ、こんな相手に言いたいことだけ言わせるインタビューになんの価値があるんだか。
「日本は敵性国家」という発言をしたことは確かなのだから、それを追求しろよ。
「日本に敵対的だとの見方があるがそれは違う」って言われた時点で違和感を持て。
これまでとは異なった発言をしているのに、唯々諾々と気持ちよく発言させてどうするんだか。
韓国式三権分立についても同様で「司法と立法と行政が監視しあうことで、相互不干渉なのは近代法の精神から考えてもおかしい」くらいのことは言えよ。
韓国の広報紙か。くっだらないなぁ……。
何度か伝えているようにイ・ジェミョン京畿道知事は次期大統領候補として取りざたされているひとり。
現状でやや穏健派のイ・ナギョンとほぼ同じ支持率を得ている次期大統領のトップ候補です。
直近の世論調査でもトップタイ。
次期韓国大統領選候補の支持率 尹検事総長が急上昇し3強構図に(聯合ニュース)
ただ、大きな変数としてユン・ソンニョル検事総長が出てきたことが違いとしてあげられるようになったかな(これまでユン・ソクヨル、ユン・ソギョル等々表記が揺らいでましたがユン・ソンニョルで統一します)。
さて、これまでもユン・ソンニョル検察総長は次期大統領候補として10%前後の支持率を得てきてはいたのですが、国政監査で「退任後も国民に奉仕する」と述べたことが政治家転身宣言ではないかと捉えらえたようです。
支持率は17.2%。
ただ、イ・ジェミョンとイ・ナギョンのふたりとも21.5%の支持率で、党内選挙を経たら共に民主党からの40%近い支持率になるのは目に見えています。
「三強構図」とはいえ、保守の国民の力にはまだ厳しいというのも実際。
「反日候補」であるイ・ジェミョンが一歩リードしているように感じますが、さて。