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カテゴリ:大統領選挙2022の記事一覧

韓国与党国会議員「野党の大統領候補の妻による通話ファイルが公開される! どんな内容になるか……震えて眠れ!」→大山鳴動して鼠一匹……いや、それ以下か

韓国野党「李在明の暴言も放送しろ」…「本放送死守」叫んできた与党は立場表明せず(朝鮮日報)
尹錫悦大統領選候補夫人の録音公開…与党は沈黙、野党「問題になるものない」(中央日報)
国民の力の李俊錫(イ・ジュンソク)代表は「候補の配偶者が政治や社会の懸案について、観点を表明することは全く問題になることではない」と述べた。李亮寿(イ・ヤンス)首席広報は「MBCは政治的中立性を毀損しており、とても不適切だ」と批判。陳重権(チン・ジュングォン)東洋大教授は「MBCが公正なメディアであれば、李在明候補と配偶者キム・ヘギョン氏の録音ファイルも同様に流すべきだ」と指摘した。国民の党の尹錫悦候補は「自分は言及しないのがよい」と述べるにとどまった。

 与党関係者はMBCの「本放送死守」を叫び、番組の広報で先頭に立っていたが、放送後には特に立場を表明していない。民主党選対に勤務するコピーライター、チョン・チョル氏はフェイスブックで、「視聴率50%、日曜日にそれを一度目指そう」と発言し、「本放送死守」というハッシュタグを付けた。民主党の李在明候補は「意見はない」と話した。
(引用ここまで)

韓国MBC(文化放送)の時事教養番組『探査企画ストレート』が16日、与党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領候補の夫人キム・ゴンヒ氏の「7時間通話」内容について報道した。キム氏が進歩志向のインターネットメディア「ソウルの声」で仕事をしていたイ・ミョンス氏と昨年7月6日から6カ月の間に合計7時間45分ほど通話した内容の一部が公開された。 (中略)

放送後、国民の力からは概して「大きく問題になるような部分はない」という反応が出てきた。李俊錫(イ・ジュンソク)代表はフェイスブックで「候補の配偶者が政治や社会懸案に対して本人の観点を表わすのは問題になり得ない」とし「候補の家族がキャンプを構成するために積極的に要人を迎え入れることも全く問題になることではない」と記した。金起ヒョン(キム・ギヒョン)院内代表は電話で「イ・ミョンス氏は明白な取材倫理違反であり、不法な証拠であることを知りながら放送で流したMBCも共犯」と批判した。李亮寿(イ・ヤンス)首席報道官は論評で「政治的中立性を傷つけた不適切な放送」としながら「李在明(イ・ジェミョン)民主党候補の親族蔑視発言も同じ水準で放送されるべき」と攻勢をかけた。

与党「共に民主党」は言葉を控えた。権赫基(クォン・ヒョクギ)選挙管理委員会副本部長は放送前に「きょうのMBC『ストレート』放送以降、公報団はコメントを出さない」と公示した。民主党関係者は「ウワサの祭りに食べるものはなかった。有権者投票者の心に大きく影響を与えることはないものとみられる」と話した。
(引用ここまで)


 野党の大統領候補、ユン・ソンニョル(ソクヨル)候補のお騒がせ妻であるキム・ゴンヒ氏と知り合いになり、通話を続けていたYouTuberがその録音ファイルを報道番組で公開する、としていたのですよ。
 特に与党である共に民主党はもうとてつもない期待をしていまして。
 記事中にあるように、TwitterやFacebookで「本放送死守」というハッシュタグをつけて拡散していました。
 「視聴率50%を目指すぞ」みたいなことも言ってましたね。
 それだけとんでもない爆弾発言があり、ユン陣営に壊滅的なダメージが与えられるであろうと期待されていたのです。

 んで、蓋を開けてみたら。
 大山鳴動して鼠一匹どころの騒ぎですらなかったっていうオチに。
 まあ、知り合ったばかりの相手に世間話以上のものをするかっていったらそんなわけもなく。
 どう見てもただの世間話でしかないっていう。
 「夫を大統領候補に育てたのはムン・ジェイン政権だ」とかいう発言があったていどで。
 あとはMeToo運動を腐すような発言もあったようですが。
 まあ、これも世間話のレベル。


 ユン候補を貶めるような発言はなかったし、むしろ「義理の姉への暴言ファイル」をYouTubeから消しまくっているイ・ジェミョン陣営に対するやぶ蛇にしかなっていなかったっていう。
 さっそく野党側からは「こちらも公開されたのだから、イ・ジェミョンの暴言ファイルも地上波で放送しろ」って言われている始末。

 YouTuberがジャーナリストの真似をしてもこうにしかならない、というオチですね。
 以前にちらっと書いた与党側の太鼓持ちYouTuberである「開かれた共感TV」から助言を受けた、とのこと。

取材者はどうやって尹錫悦候補の妻キム・ゴンヒ氏に接近したのか(朝鮮日報)

 何年もかけて友人関係を築いて、アンダーカバーになっていたというのであればともかくなぁ。
 去年の7月にはじめて電話をかけて、そこから通話をすべて録音していた……っていうていど。
 そりゃ深い話なんて聞けるわけない。
 逆に大騒ぎしてきた与党側が傷を負うという事態はなかなか面白い。
 立憲民主党も大得意なブーメラン状況になってますね。

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イ・ジェミョン「日本の汚染水放出を阻止し、水産物の輸入を大元から止める!」……なお、具体案はない模様

日本の原発汚染水放出に「強力対応」 韓国大統領選与党候補が公約(聯合ニュース)
韓国の与党「共に民主党」の大統領選候補、李在明(イ・ジェミョン)前京畿道知事は16日、自身のフェイスブックで東京電力福島第1原子力発電所の処理済み汚染水の海洋放出問題に強力に対応すると明言した。

 李氏は日本がさまざまな憂慮と反対にもかかわらず、汚染水の放出計画を強行しているとして、「情報公開と検証がない放出計画は歴史、領土問題に続き、韓日両国の未来志向的な関係構築にも大きな障害となる」と指摘。「水産物の安全と国民の生命を守る」とし、「一方的な放出に対する強力な外交的対応とともに、経済的な被害と水産物の安全に積極的に備える」との公約を掲げた。 

 また、「放射能調査を強化し、安全管理制度である『許容物質目録管理制度』を導入し、日本の放射能汚染水産物の輸入を徹底的に防ぐ」との公約も表明した。

 保守系最大野党「国民の力」の大統領選候補である尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長がメディアとのインタビューで、原発自体が崩壊したわけではなく、放射能流出はなかったと発言したことを取り上げ、「弱腰の外交で福島原発の放射能汚染水の危険から目をそらすことは国民の生命と安全に目をつぶることと同じ」と非難した。
(引用ここまで)


 ユン・ソンニョル(ソクヨル)候補が所属政党の党代表と和解し、支持率が一気に回復しました。
 現在のところ、イ・ジェミョン候補を再逆転したか、接戦になっているかといったところ。
 アン・チョルスに流れていた保守派の支持率を引き戻した感触です。

韓国大統領選支持率 尹氏が再びトップに・安氏は後退(聯合ニュース)

 ユン 41.4%
 イ  36.2%
 アン 9.6%

 この14〜15日にかけての調査とのことで最新の数字。

 イ・ジェミョンにしてみるとユン・ソンニョルの言うことに対してすべて逆張りを仕掛けていかなければならないわけです。
 「福島汚染水に強力対応」とかいう話をするのはそれだけの話なのですが。


 ちなみに、実際の発言を見てみると「日本の汚染された水産物を大元から輸入停止にする」という発言もしています。

イ・ジェミョン「福島汚染水署国民守らなければ…汚染水産物源泉封鎖」(ニュース1・朝鮮語)

 科学的にどうであれ、「汚染水放出」を阻止するし、日本からの水産物輸入もしないと宣言したということですね。
 CPTPP加入は諦めた、ということか。

 「外交的に強力に対応する」とか言っていますが、具体的になにをするのかはゼロ。
 いつものように言葉だけ先行している、ヘリウムよりも軽いアレですね。
 っていうかなにか韓国が主体としてなにかできるのかっていったら、できるわけがないんですよね。

 あれだけ反日行動を繰り返してきて、国際海洋法裁判所に提訴しろとまで言っていたムン・ジェインですら具体的な方策はなにひとつできていない。
 というか、「提訴してもたぶん負ける」って提言がされてしまってしおしおになっているとのこと。

 ま、今回も同様に具体的手段に言及できなかったことで、実効性はお察しください。
 イ・ジェミョンが大統領になったらこんなことが繰り返されるのでしょうね。

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韓国の大統領候補「脱毛治療に保険を適用するぞ」……韓国で必要とされる「頭髪政治学」とは?

韓国の〝頭髪政治学〟(産経新聞)
韓国大統領選で与党候補の李在明(イ・ジェミョン)氏が公約として〝脱毛政策〟を発表し話題だ。若い男性の関心事である脱毛治療に健康保険を適用するというのだが、票集めをねらったアイデア公約の乱発に余念がない。筆者は野党系の知り合いに、お宅は女性の最大関心を狙って〝ダイエット手当〟を公約したらといっている。 (中略)

韓国では〝頭髪政治学〟がある。権力を取るためにはパワーつまり若さがないといけない、若さを強調するためには頭の毛が黒々としていなければならないのだ。

たとえば金泳三(キム・ヨンサム)元大統領(在任1993~98年)など若いころは実にカッコいいロマンスグレーだったが、大統領になったときは黒々としていた。今回、李在明氏もこれまでは茶髪系だったのが、大統領選を前に急に黒髪になった。ライバルの野党候補、尹錫悦(ユン・ソンヨル)氏の頭髪も以前よりいっそう黒くなった。一方、もう一人の野党候補、安哲秀(アン・チョルス)氏は頭髪ではなく眉毛が黒くくっきりし若返った。
(引用ここまで)


 イ・ジェミョン候補が公約のひとつとして「脱毛治療を保険適用にする」との話をぶちあげまして。

李在明大統領候補、「脱毛症治療に健康保険適用…無条件に反対するのはダブルスタンダードに近い」(Wow! Korea)

 カツラ、脱毛治療について保険を適用する。他人の視線を気にしなくても済むようにするぞ、という政策だそうで。
 「苦しむ人に手を差し伸べるのは当然のこと」ですって。
 イ・ジェミョンの支持率は20代、30代の男性から薄い(おっと!)ために、そこをカバーするための公約ですね。

 で、それについて今回の記事で産経新聞の黒田氏が解説。
 髪の毛の黒さが若さの象徴であり、政治家も「若さがある」ということを示すためにふさふさとした毛量と黒髪が必要になると。
 それが政治家に必要なものかどうかはともかく、少なくとも候補者の側はそう考えているということか。
 なるほどなぁ。
 黒田さんの話は社会的なものや文化的なものについては、まだまだ傾聴に値するわ……。


 楽韓Webではパク・クネ政権で外交部長官(外相に相当)を最後まで勤め上げた(なんならムン・ジェイン政権の初期も長官職だった)ユン・ビョンセについて「ヅラ」「長官になったらいきなり毛が生えた」等々いじりまくってきましたが。
 そうせざるを得ない理由がユン元長官にもあるにはあった、ということですか。
 ……まあ、あそこまで分かりやすいといじらざるを得ないですけども。
 バイオハザードとかでクリーチャーの弱点が大きく表示されてるのと同じですしね。

 同じくらいに分かりやすいのは韓国に帰化したホサカ・ユウジ教授でしょうかね。
 彼も日本にいた頃は寂しげな頭髪だったのですが、韓国に渡ったらいきなりふさふさとした毛が頭の上に乗せられたのです。
 「日韓の歴史も自分の頭髪もごまかすのかよ」って思いましたけどね。

 閑話休題。
 この「脱毛治療に保険適用」について「就職に響くのだ」みたいな声も上がっています。
 毛がないと就職にも影響が出るのですね。韓国でいうところの「スペック」には容姿も含まれている(ので男も美容整形する)というのはよく知られていることですが。

「就職もできないんです」…「薄毛は社会的疾病、健康保険を適用すべき」=韓国報道(Wow! Korea)

 まあ……がんばってくださいな。

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イ・ジェミョン「軍隊にも行ってないような連中が『滅共』とか『北朝鮮を先制攻撃しよう』などと主張している」……いや、おまえも兵役に行ってないだろうが

イ・ジェミョン「軍隊に行かなかった人間が滅共・北進統一主張」(聯合ニュース・朝鮮語)
共に民主党イ・ジェミョン大統領選挙候補は15日、「もともと軍隊が行っていなかった人間が滅共、北進統一を主張する。先制攻撃のようなことを(主張)する」と話した。

イ候補はこの日の夕方、江原仁済郡のあるカフェで軍全域の人々と進行した「名心トークコンサート」でこのように言及した。

軍役未経験者の国民の力ユン・ソクヨル候補が最近eマートでアンチョビと豆を購入、「滅共論議」を借りたのに続き、対北朝鮮「先制打撃論」を取り上げたことを直撃したものと見られる。

ただし、イ候補自身もやはり軍役未経験者であることを意識したように、その発言の終わりに「私がちょっとそんな感じなのに」と付け加えた。

イ候補は男性の軍服務について「国家のために特別な犠牲を払うことで公正に扱ってほしい。男として生まれたのが罪でもないのに」とし「どんな形でも特別な犠牲に対して相応する補償をしてくれるのが正しい」と強調した。

最近、自分の志向性について「女性偏向的」という一角の攻撃を意識した発言と解釈された。
(引用ここまで)


 イ・ジェミョン候補が「ユン・ソンニョル(ソクヨル)は軍にも行っていないのに滅共思想に偏っている」と批判コメントが出てまして。
 ……いや、軍に行ってないのはおまえも同じだろうっていう。
 ユン候補は左右の目の視力が大きく違うことで。
 イ候補は中卒後に働いていた工場で左腕を怪我したことで。
 それぞれ兵役免除となっています。

 滅共云々というのはデパートやスーパーなどを経営している財閥である新世界グループの副会長が「滅共」(共産主義者滅亡)と自分のSNSに書いたことから、保守派の議員らがそれに追随したという拡がりを見せ、ユン候補までそれに乗ったなんてことがあったためです。

韓国大企業副会長の「滅共」投稿めぐる議論、政界に広がる…野党有力者ら「投稿リレー」(中央日報)

 ユン候補は新世界グループが経営するスーパーであるイーマートで買い物をして、滅共について支持するという意思を見せたというわけです。
 それに続いてミサイル発射を受けて北朝鮮先制攻撃を主張しています。

 で、わざわざイ・ジェミョンが軍人の前でそれに反論するかのようにしてこんなセリフを軍人の前で言ったのはなぜか。


 イ・ジェミョンはフェミニスト側に立つ、とされていることが多いのですね。
 ムン・ジェイン大統領自体が「フェミニスト大統領」であるとされています。現在、ムン・ジェインの支持率は20〜30代の女性からのそこそこ高くなっているのですが。
 それはムン・ジェインがフェミニストであるから、とされています。
 で、ムン・ジェインの政策を継承するであろうイ・ジェミョンも同様であると考えられているのですね。

 それに対してユン候補は「女性家族部廃止」を公約に挙げました。
 女性家族部(省庁に相当)は正義連(旧挺対協)等に乗っ取られて、支援金を受け取る側が審査をするというねじれ現象を起こしているようなところで。
 男性側から「無駄に予算だけを費やしてなにもしないゴミ省庁」みたいな扱いを受けています。

 イ・ジェミョンはそれに対抗するようにして「軍に行った男は誇らしい存在だ(自分では行ってないけど)」とか言い出しはじめた、というわけです。
 男女間の分断をそれぞれに利用しようとしているのですね。
 現状、若い男性のほうが多いので女性を味方につけるよりは男性を味方につけるほうが票数的には有利かな……という感じでもありますか。

 ムン・ジェインは「次の大統領は統合の大統領になってほしい」なんてコメントを出しているほどなのですが。
 まあ、自分でできなかったことを他人にやらせようとするなって話でもあります。

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韓国与党、「テジャンドン開発疑惑はすべてイ・ジェミョンの指示」と報道したメディアを「こちらの反論を載せなかった、訴えてやる!」と提訴予告。30社以上を一斉提訴か

韓国与党「大庄洞は李在明の指示」と報じたメディアを一斉提訴へ…野党「メディアにさるぐつわ」と反発(朝鮮日報)
韓国与党・共に民主党選挙対策委員会はいわゆる「大庄洞開発優遇疑惑」の裁判で火天大有の大株主キム・マンベ氏の弁護人が「李在明(イ・ジェミョン)城南市長(現・共に民主党大統領候補)が指示した方針に従った」と主張したことを記事火したメディア各社を言論仲裁委員会、中央選挙管理委員会に提訴する方針であることが11日までに分かった。李候補側の反論を同じ見出しの大きさ、同じ記事量で扱わなかったという理由を掲げたが、メディアによる疑惑報道を抑え込む「さるぐつわ」をはめようとしているのではないかとの批判を呼んでいる。

民主党選対の権赫基(クォン・ヒョクキ)広報は同日、キム氏の法廷証言を報じたメディアを提訴する方針を明らかにした上で、「(記事では)『李在明の指示』といったキーワードが見出しに取られたが、我々が提起した反論は同じ比重で反映されなかった。これは選挙に大きな影響を与える記事編集方向だと判断した」と述べた。

 11日午後までに民主党選対が独自に「提訴対象」に含めたメディアは20-30社に達するもようだ。メディア各社がキム氏の法廷証言に基づき配信した記事50件余りに全て問題があるというのが民主党の主張だ。権広報は「訂正報道を通じ、自分たちの反論が十分に受け入れられたと見なされれば、(そのメディアは)提訴対象から除外することもあり得る」と語った。
(引用ここまで)


 いやぁ……すごい国だわ、韓国。
 テジャンドン開発疑惑というものがありまして。
 詳細はこちらのエントリをチェックしておいてください。

 火天大有という企業を「特別扱い」し、城南市が行っていたテジャンドンという土地の宅地開発においてわずか7%の出資であったにも関わらず、配当金として4000億ウォンをかっさらっていたというものです。
 ちなみに城南市は50%以上の出資で1830億ウォンの配当金のみでした。
 当時の城南市の首長はイ・ジェミョン。
 テジャンドンの宅地開発自体は配当金が大きく出るほどに成功していたこともあって、当時「テジャンドンはすべて私の指揮下にあった」と自慢していたほどでした。

   で、その火天大有の大株主であるキム・マンベなる人物が背任容疑で裁判にかけられて「我々はイ・ジェミョンの言うように動いただけなので背任には当たらない」と証言したのですよ。

キム・マンベ側「テジャンドン事業イ・ジェミョン方針に従ったもの…背任にはあたらない」(聯合ニュース・朝鮮語)

 当然のように各社はこれを大きく報道したのですが。
 それに憤懣やるかたないのが共に民主党。「大統領選挙妨害だ」として、言論仲裁委、および中央選挙管理委員会に訴えると言い出しました。
 言論仲裁委はメディアに被害を受けた際の届け出先(権力の強化されたBPO的なもの)。
 中央選挙管理委員会は公職選挙法違反があったかどうかの審議を行うところ。
 要するに提訴する、ということですね。


 曰く「我々は彼の証言について否定したのにそれが報じられなかったのは公職選挙法違反だ」とのこと。
 なにをどのように報道するかをメディア任せにするのではなく、我々の意向に従えと。
 いやぁ……このデジャンドン開発疑惑はイ・ジェミョンの支持率を一気に落としこみ、共に民主党内で行われた大統領予備選の最終戦でイ・ナギョンにダブルスコアで敗北するという原因そのもの(それまでの予備選での得票で最終的には候補認定)。

 こうした対応をすればするほど、一般の人々はこう思うのですよ。
 「ああ、ここは触れられたくない部分なのだな」と。

 あ、そうそう。
 テジャンドン開発疑惑についてはすでに2人が自死を選んでいます。
 これ以外にもイ・ジェミョンには実兄を市長権限で精神病院に入院させたことを、市長選の際に「そんなことはしていない」と話したことで公職選挙法違反に問われていたのですが。
 その裁判の弁護士費用を肩替わりしてもらったのではないかという疑惑があります。
 その疑惑について告発し、録音ファイルを提出した人物が遺体で見つかったそうですよ。

李在明候補の「弁護士費用肩代わり疑惑」音声記録提供者、遺体で発見(朝鮮日報)

 イ・ジェミョン関連死3人目となったわけです。
 ん? ああ、そうじゃないのです。
 なにも「テジャンドン開発疑惑関係者の自死や、弁護士費用肩代わり疑惑の告発者の自死(?)がイ・ジェミョン自身に関連している」とか「口封じだろうな」なんて言うつもりはないのですよ。
 いや、本当に。
 でも、これらの報道を見た時に選挙権を持つ国民はどう感じるのかな……とは思いますよ。

 ちなみに今日発表の世論調査では野党の国民の力の代表と和解したユン・ソンニョル(ソクヨル)候補が支持率で再逆転を遂げています。

韓国大統領選候補の支持率 尹氏38%・李氏35%・安氏11%(聯合ニュース)

 大統領選挙まであと2ヶ月を切りました。投開票は3月9日。
 まだまだ紆余曲折あるっぽいなぁ……。

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イ・ジェミョン「韓国の銀行は貧しい人々に高金利で金を貸す……これは正義ではない」……おい、こいつやべえぞ?

「半分のファクト」で大学生と話し合ったイ・ジェミョン(韓国経済新聞・朝鮮語)
イ・ジェミョン共に民主党大統領選挙候補が去る7日ソウル大金融経済セミナー招待講演会で自身の経済政策基調と公約を明らかにしました。この候補は講演で「経済は科学ではない政治」とし「貧しい人が利子をたくさん出し、金持ちは望むだけ低利に(お金を)長期間借りられることは正義ではない」と主張しました。

イ候補は国内銀行に対しても辛辣な批判を注ぎ出しました。この候補は「他の国の銀行はコロナ時期に利益率が減ったが、韓国の銀行は確かに増えた」とし「結局政府政策の誤り」と言いました。銀行がコロナ危機克服過程で貢献しないというのがイ候補の視点です。

イ候補の主張を検証してみましょう。金融監督院が去る3月発表した「2021年上半期国内銀行営業実績」を見ると、上半期国内銀行の当期純利益は10兆8000億ウォンで、昨年同じ期間より4兆ウォン増えました。イ候補の言葉のように、今年銀行の実績は昨年より良くなりました。 (中略)

コロナが真っ最中だった昨年、国内銀行の営業実績はどうでしたか? 国内銀行の純利益は前年比1兆6000億ウォン減少しました。銀行はコロナ危機克服という政府施策に合わせて小商工である融資満期延長などに参加した。国内銀行だけ有毒貪欲だという形のイ候補による主張は、半分のファクトに基づくものだという指摘が出てくる理由です。

イ候補は「貧しい相手には貸さないで、貸しても少ししか貸さずに利子をものすごく高くする」とし「正義ではない」と主張しました。しかし、最近になって信用度の高い高信用者に対する金融の逆差別がむしろ問題となっています。政府が高信用者の融資増加を抑制し、中・低信用者に対する重金利貸付は奨励しているからです。これにより、銀行から融資を受けると高信用者の金利は上がり、中・低信用者金利は逆に下がる歪み現象が現れています。返済能力のある人を優待せずに、ローンから差別するのが果たして正義なのでしょうか?

イ候補の主張のように、銀行が信用や金利などにかかわらず、慈善事業のようにお金を貸してくれるとしたらどうなるでしょうか? 低信用者がお金をよく返済してほしいのですが、返済できないと銀行の不良債権は大きくなるでしょう。銀行に老後資金を預けた人々に低信用者の善意を信じて、このようなリスクを一緒に負担しようと要求できるのでしょうか。銀行にお金を預けた人々だけでなく、国家経済まで揺れることがあります。
(引用ここまで)


 や、やっべえ……。
 おい、やばいヤツが大統領候補になってるぞ。
 え、なにがやばいのかって?

・「貧者に低金利で金を貸さない銀行は正義ではない」
・「銀行の利益率が高くなることはとんでもない」

 ……イ・ジェミョンが大統領になったら金融業はもう諦めるしかないな。
 かつてバングラディシュのグラミン銀行は小規模融資のマイクロクレジットでノーベル平和賞を受賞しましたが、その金利は20%(ただし単利)。
 いまの韓国の貸出金利の上限と同じなのですね(ただし、韓国のそれは複利)。
 信用の低い相手に貸し出すのであればリスクコントロールのために一定以上の金利を課すのはやむないことなのですが。
 それをイ・ジェミョンは否定しているわけです。

 これまで楽韓Webではムン・ジェイン政権は経済のことをひとつも理解していないと何度も何度も書いてきました。
 最低賃金を急激に上昇させることで、国民が広く豊かになるという主旨の所得主導成長政策。
 そして、融資を規制するなど不動産の供給側を絞るといった根本的な間違いを犯したことで、1.5倍以上に不動産価格を膨れ上がらせた不動産政策など。
 どちらも中学生の社会科すらやってこなかったのではないかっていうレベルのひどさ。

 しかも、所得主導成長政策の音頭を取っていたチャン・ハソン元大統領府政策室長は高級住宅街である江南に大邸宅を持ち、資産100億ウォンを超える資産家。
 それでいながら「韓国人すべてが江南に不動産を持つ必要はない」とか言ってしまうレベルの人間だったのですね。
 そりゃそうかもしれんが、経済政策を主導していた高官が江南に住んでいるのにそれを言ったらダメだろうって。
 結果、更迭されて所得主導成長政策は有耶無耶になったのでした。
 ちなみにチャン・ハソンは更迭されたとはいえども、後に駐中国大使に抜擢されるなど重用は続いています。


 だけども、イ・ジェミョンはもうそんなムン・ジェイン政権のレベルすら超越してます。
 「低信用の相手に高利を貪るのは正義ではない」ですって。
 金融機関に「正義ではない」とか言い出してますからね。
 自分が貧乏な生まれだったので銀行に対するルサンチマンを炸裂させているだけですよ、これ。
 最悪、金融機関への焼き打ちでもしかねない話をしてるのです。

 日本の企業が韓国に第2金融圏や貸金業に進出していたのですが。
 少なくない企業が韓国から撤退をはじめています。
 Jトラストは事業そのものから手を引こうとしています。手持ちの貯蓄銀行の売却には失敗したようですが。ちなみにオリックスも貯蓄銀行を売却しようとして頓挫してましたね。
 かつての韓国市場は上限金利が青天井だったり、66%だったりしたのですが前述のように現在は20%。
   つまり、おいしい市場ではなくなったのですね。

 そこにイ・ジェミョンが登場したらどうなるのか……。
 いやもうね。
 こんなのが大統領候補かぁ……すごい国だわ。

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韓国大統領選、支持率下落の野党候補の選対委幹部が一斉に辞意表明……ここに来て候補者すげ替えも?

韓国大統領選 最大野党の選対委が一斉に辞任表明(聯合ニュース)
韓国の最大野党「国民の力」の大統領候補、尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長の選挙戦を支える同党の選挙対策委員会は3日、「総括選対委員長、常任選対委員長、共同選対委員長、総括本部長をはじめ、新時代準備委員長まで全員が尹候補に対し、辞意を表明した」と発表した。

 ただ尹氏が辞意を受け入れたかどうかについては、確認されていない。 

 尹氏陣営を巡っては、尹氏の支持率下落が続き党内で危機感が高まり、金鍾仁(キム・ジョンイン)総括選対委員長がこの日午前、選対委の全面刷新を示唆していた。
(引用ここまで)


 韓国大統領選挙に動きが出てきました。
 野党である国民の力の選対委員会の「総括選対委員長、常任選対委員長、共同選対委員長、総括本部長、新時代準備委員長」といった幹部クラスが一斉に辞意を表明したとのこと。
 ユン・ソンニョル(ソクヨル)候補は完全に行き詰まっていまして。
 支持率は誤差範囲を超えて負けがコミつつあります。

韓国大統領候補の支持率、李39.4%-尹29.9%…若者が李候補支持へ [中央日報世論調査](中央日報)

 ちなみにこの調査では中道とされているアン・チョルス候補が10.1%と二桁を超える数字を獲得しています。
 ユン陣営に見切りをつけた保守派からの支持が集まったのではないかと見られています。

 そうした状況を脱するための全面刷新であるとされてはいるのですが。
 すでに党代表であるイ・ジュンソク氏は選対常任委員長を辞任しています。
 党として見放しつつあるというのが実際かな、という感触。


 そもそもユン・ソンニョル候補自身が保守派というわけでもなければ、政治家というわけでもない。
 単にムン・ジェイン政権と対抗していた検察総長であった人物でしかないのです。
 保守本流を守ってきたという自認のある国民の力の政治家らにとっては、外様でしかない。
 これまではイ・ジェミョンに対して互角以上に戦えてきた、という実績があったのでなんとかまとめてきたものの。
 数字が落ちればこうなるのは見えてました。

 さらに「1日1回、失言をしないではいられない」というほどの失言具合。
 別に暴言があるとかそういう話ではないですが。
 どこか間の抜けた話をしてしまう。
 「全斗煥はクーデターと光州事件を別にすればしっかりやったという人たちは多い」とか言っちゃう。

 いや、確かにそういう側面はあるんですよ。全斗煥はなんだかんだで韓国の高度成長を国家元首として永年指揮してきた人物であるのは間違いなくて。
 毀誉褒貶あるにしても評価できる部分は少なくない。
 でも、光州事件ひとつでその評価はプラマイゼロどころかマイナスになっている。
 そんな人物にわざわざ言及しちゃうところがダメ。政治的感覚というかセンスが絶望的にない。

 アン・チョルスへの一本化は充分にあり得ますね。
 というか、中道層を引っ張ってくるにはもうそれしかないと思われます。
 まあ、アン・チョルスも左派ではあるのですが。ムン・ジェイン路線ではないだろうし。
 国民の党としては忸怩たる思いでしょうが、共に民主党に続けさせるよりは……という判断が働くのではないでしょうかね。

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韓国前法相「野党候補の妻は風俗店にいた疑惑を釈明しろ!」→野党「この噂出したヤツ全員告発するわ」→前法相「誰も彼女を風俗店にいたなんて言ったことがない」

チュ・ミエ「誰もキム・ゴンヒをナイトライフの従事者だと言ったことはない」(京郷新聞・朝鮮語)
イ・ジェミョン共に民主党大統領選挙対策委員会名誉選対委員長であるチュ・ミエ前法務部長官が31日、ユン・ソクヨル国民の力大統領候補の配偶者キム・ゴンヒ氏に対して、「誰も遊興店の従事者だと言ったことがない」と主張した。

チュ前長官はこの日、YTNラジオ「ファン・ボゼンの出発新しい朝」に出演し、キム氏をめぐっていわゆる「ジュリー疑惑」を提起した自分を国民の力が去る9日、虚偽の事実公表の疑いで検察に告発したことと関連して「それが事件になるだろうか」と反問してこう言った。

チュ前長官は「ユン・ソクヨル候補本人が過度に「なぜ自分の妻を遊興店従事者と言ったのか」というが、そんな言葉を誰にもしたことがない」と主張した。

秋前長官は「(キムさんが)飲酒をしたり、ナイトライフに行ったというこんなことを誰も公開的に話したことがない」と改めて強調した。 (中略)

推戦長官は「中道層が公正と常識というユン候補者の虚言を盲信して追いかけて、奥さんの学・経歴偽造や処家の不正犯罪疑惑に対しては公訴時効が満了して一部は嫌疑なし、起訴しないと結論されるのを見ながら、公正と常識の二重性を見ることはできなかったのか」とし「支持率が落ちるという差し迫った状況になるまで、普段の姿勢のままに隠していたことが明白になったのではないか」と話した。
(引用ここまで)


 ……うっわ。
 チュ・ミエ前法務部長官(法相に相当)が「キム・ゴンヒがジュリーという源氏名で遊興酒店(女性持ち帰りシステムのある下卑キャバクラ)で働いていたことを証言する人物が出てきた」と嬉々として自分のFacebookに書きこみをしていたことがありまして。

 野党である国民の力はチュ・ミエをはじめとした「キム・ゴンヒ氏をジュリーであるとした人々を告発する」としたのですね。
 与党の太鼓持ちYouTuberである「開かれた共感TV」、およびそのYouTubeチャンネルに出演したアン・ヘウクなる人物を警察に告発し、それを記事にしたオーマーニュース、およびその記事を拡散したチュ・ミエも告発すると。

 で、先月30日になって警察がチュ・ミエ前長官に対しても捜査を開始したというニュースが出てきました。

「ジュリー目撃者が現れた」… 警察、チュミエなど告発事件捜査(ニューシス・朝鮮語)
 で、その翌日。
 つまり、捜査される段階になって「誰もキム・ゴンヒ氏が遊興酒店の従業員だなんて言ったことはない」と言いはじめたと。 


 肝心なのは実際にチュ・ミエが「キム・ゴンヒは遊興酒店の従業員だ」とする話を拡散していたか否かですね。

秋美愛元法相、尹錫悦大統領選候補の夫人をターゲットに「カーテンの後ろに隠れるな」=韓国(Wow! Korea)

 がっちり拡散して「カーテンの後ろに隠れるな」まで言ってましたわ。
 カーテンの後ろに隠れてんのは誰だって話ですね。

 ちなみにこの「開かれた共感TV」とかいうYouTubeチャンネルに出てきた「証言者」ってもう90歳だかになる老人で、それが25年くらい前のことを覚えていると主張しているのだそうですよ。
 まあ、慰安婦でも証言が真実なのだそうですから。その路線で主張してみたらいいんじゃないでしょうかね。

 いやぁ……しかしダサいな。
 ダサさの極み。
 人はどこまでダサくなれるのかっていうチャレンジで前人未踏のの高さまで到達できたって感じです。そびえ立つダサさ。

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