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中国の王毅外相「THAAD問題が解決されるまでは習近平主席は訪韓しない」 → 韓国政府「三不でTHAAD問題は解決したはずなのでは?」

王毅外相「THAAD解決しなければ習主席訪韓ない」…課題投げ掛ける(朝鮮日報)
 中国の王毅・外交担当国務委員兼外相が訪韓期間中に与党・共に民主党の李海チャン(イ・ヘチャン)代表に別個に会い、「敏感な問題をうまく処理すべきだ」と言ったことが6日、確認された。「敏感な問題」とは、慶尚北道星州に臨時配備された在韓米軍の終末高高度防衛ミサイル(THAAD)を意味する。今月4日と5日に約4年ぶりに訪韓した王毅外相は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官、李海チャン代表という韓国側の主要人物全員に「THAAD圧力」をかけて韓国を去ったことになる。

 文在寅大統領をはじめとする韓国側の主要人物たちは「習近平国家主席の早期訪韓」問題を集中的に取り上げたが、王毅外相は確答しなかったとのことだ。外交消息筋は「中国が習近平主席の訪韓とTHAAD解決を結びつけようとしている意図が見え隠れする」と話す。 (中略)

外交関係者の間では、「王毅外相は『文在寅政権が習近平主席訪韓というプレゼントをもらうには、THAAD撤退という先送りされてきた宿題をしなければならない』というメッセージを投げかけた」との見方が出ている。韓国政府では王毅外相のTHAAD言及は「原論的水準」と説明しているが、THAAD問題解決を強調する王毅外相の姿勢は、これまでよりもはるかに執拗(しつよう)になっているように見える。

 韓国政府は来年3-4月に習近平主席の訪韓を実現させようと外交力を結集させている。文在寅大統領が親書まで送って力を入れていた金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の韓ASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議出席が失敗に終わり、「キジの代わりに鶏(似たもので代用すること)」式に「習近平主席訪韓」へと目標を修正した面もある。与党関係者は「習近平主席が来年4月の総選挙を控えて訪韓し、限韓令(韓流禁止令)も解除されれば、政府・与党としては大きな好材料になる」と言った。

 外交消息筋は「(現在の)韓国の政権が発足して3年になろうとしているのに、中国の首脳が訪韓していない事例は1991年の韓中修交以降、見当たらない。韓国政府の焦りをよく知っている中国としてはできるだけ確答を遅らせ、THAAD問題解決への圧力をかけるだろう」とした。
(引用ここまで)


 中国の王毅外相が「THAADミサイルが配備されるかぎり、習近平首席の訪韓はない」との主旨の話をしたとのこと。
 韓国の認識では「三不の誓いを立てるでTHAAD問題は解決された」ことになっているのですが、そんなことはないとの釘を刺してきたということです。

 多くの日本人は「なぜ中国はそこまで韓国でのTHAADミサイル配備にこだわるのだ」という疑問を持つかも知れません。
 ふたつの理由があります。
 まず、ひとつはTHAADに用いられるXバンドレーダーが中国に向けられるのではないか、という危惧。
 もちろん、THAADによって中国の弾道ミサイルが無効化されるのではないかという危惧もあるでしょうね。
 中国により近い韓国にTHAADミサイルが配備されることで、中国が丸裸にされるのではないか……という部分があるのは確か。

   ですが、最大の問題はメンツです。
 そもそも中国側は「THAADミサイルが韓国に配備されるようなことがあれば中韓関係は一瞬で破壊される」と駐韓大使が警告していたのですね。
 事前にこうして警告していたのですから、そのように対抗するというだけの話。
 中国からしてみれば、THAADミサイル配備後の韓国への圧力は理のある行動なのです。

 一時期、ムン・ジェインの外交手腕によってTHAAD問題はすべてが解決された、というように大統領府は盛んにアナウンスしていたのですが。
 ま、実際にはそんなこともなく圧力をかけ続けられている。
 THAADが実際に撤去されるまで続くでしょう。

 ちょうど、GSOMIA破棄宣言に対するアメリカによる韓国への圧力と構造は同じですね。
 GSOMIAがアメリカにとって日米韓の安保協力の象徴であって、韓国がどんな言い訳をしても延長を強いたように。
 THAADミサイル配備は中国にとって中韓関係における象徴となっていて、なにがあったも解決(撤去)すべきであるという問題になっている。
 その象徴が存在する間、韓国に「偉大なる中国の国家主席」が向かうわけがないのです。
 中国にしてみたら韓国は「無理矢理にでも押せば通る」という国であると認識している、ということでしょうね。

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