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KTが韓国政府に黙って香港企業に売却した静止衛星、取り戻せなかった上に賠償金支払いが決定……

KT、「安値売却論議」ムクゲ衛星3号の所有権訴訟終了敗訴(聯合ニュース・朝鮮語)
KTが「安値売却」論議が提起されたムクゲ衛星(KOREASAT)3号の所有権を争う国際訴訟で終え敗訴した。
これにより、KTはムグンファ衛星3号の所有権を取り戻すことができなくなった。
12日KTの監査報告書によると、KT SATは昨年12月にムグンファ衛星3号の所有権と関連して、米国の第2最高裁判所に上告許可を申請したが、先月棄却決定が下されて事件は最終的に終結した。
(引用ここまで)


 あー、懐かしいですねムクゲ3号。
 楽韓Webでは扱っていなかったのですが、韓国のNTTに相当する企業であるKTが使用していた通信放送衛星です。
 後継衛星が打ち上げられ、さらに設計寿命が終了したことから2011年に香港企業のABS社に売却されたのです。売却金額はムクゲ2号とあわせて45億ウォン。
 ちなみに開発費は2機で4500億ウォンだったとのこと。
 まだまだ稼働状態にあり、本来であれば後継衛星になにかあった際のバックアップとして使用する予定だったのですけどね。

 おまけに韓国政府になんら許諾を得ずに45億ウォンという安値での売却を行ったということで関係者は起訴されています。
 その後、韓国政府はKTに対してムクゲ3号の買い戻しを命令したものの、ABSはそれを拒否。
 正確にいえば買い取り価格に衛星を使用することで得られるはずだった利益を上乗せした額を要求したという当然のものだったのですが。
 逆にABSから売買契約違反で賠償金要求の訴訟を起こされ、2018年には国際商業会議所仲裁裁判所でKTが敗訴しています。賠償金額は約100万ドル。この際にABSに所有権があることを認定されています。
 ……まあ、ABS側にしてみればKTが韓国国内の法律に違反しているかどうかなんて知ったこっちゃないですからね。
 この判決の時はまだ衛星の寿命は来ていなかったように記憶しています。

 で、今回その判決を取り消すように求めていた連邦裁判所への訴訟が棄却されて終了。
 かつ東経116度の静止衛星軌道の使用権も売却契約に含んでいるので、寿命が来ても韓国政府はこの衛星軌道に新しい静止衛星を投入することができないそうです。
 詰んでるなぁ……。

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