朝日新聞は17日、「落選が確実になった韓国の候補が『敗北宣言』を出せず、支援してきた韓国政府が困っている」と報道した。朝日新聞は「米国は(ナイジェリアの候補に)反対し、韓国の兪明希(ユミョンヒ)・通商交渉本部長への支持を表明した。『ナイジェリアに多額の投資をする中国の影響力がWTO内で強まることを嫌った』と分析した。
現在世界貿易機関事務局長選挙で米トランプ政権がナイジェリアの候補を拒否し次期事務局長選出が延期されている。予定通りなら9日に開かれた一般理事会会議で最終事務局長候補が推挙されなければならなかった。だがWTO事務局によると次期事務局長を選出するための会議は今後公示があるまで延期となる。
朝日新聞は「WTOのトップを選出できない状況が長期化すれば、批判の矛先は米国だけでなく、韓国にも向けられかねない」と主張した。だが兪明希本部長は17日にラジオ番組に出演し、「辞退は1段階、2段階から次の段階に進出する候補を決める時にするもので、3段階では最終候補を対象にコンセンサス(意見一致)を作っていく過程」としながら辞退する意思がないことを明らかにした。
(引用ここまで)
朝日新聞が「韓国はもう辞退したい状況なのにアメリカからの支持があるために降りられない板挟みになっている」と報道。
はっきり言えばユ・ミョンヒ候補は消去法でオコンジョイウェアラ候補の対立候補となったものの、それだけの人物。
韓国は「K貿易で世界のトップに立ち、尊敬を一身に受けている」はずのムン・ジェイン大統領が前面に出て支持を各国首脳に請うて、かつそれをいちいちプレスリリースで発表するなんてことまでしてきた。
WTO事務局長選でそんな選挙活動をしてきた国、これまで皆無だっていうほどに国を挙げて運動を繰り広げてきたのですよ。
ですが、決戦投票(各国の意思表明)ではオコンジョイウェアラ候補は100票を越える得票。ほぼ2/3の得票で圧勝です。
すでにユ候補は完敗しているのですよ。
本来であれば事態表明して終わらせるべき局面。
それなのにトランプ政権の対中国政策もあってアメリカから支持されてしまっている。
そんな状況でトランプ大統領は大統領選で敗退。
ですが来年まではトランプ大統領の任期があり、WTO事務局長選でもその意向は変わらない。
実質的にはKOされているのに、トランプ政権の意向で10カウントを引き延ばされて立たされている。
「死人に操られている傀儡」というなんとも悲しい事態になっています。
韓国は「WTO事務局長に韓国人がなれば我々の国格が上がる」とかいう方針で選挙運動を繰り広げてきたために撤退のしどころを完璧に間違った、ということです。
まあ、最後の最後まで選挙戦を戦い抜くのもよいんではないですかね。
名著。
"WTO事務局長選、韓国人候補が完敗で敗北宣言をしたいのにアメリカに支持されて板挟み状態……これはみっともない"へのコメントを書く