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2003/03/19 (水)

TFT-LCD市場で韓国がトップに?(朝鮮日報) [15:45]
 と、朝鮮日報の見出しと記事だけを読むとあたかも韓国がTFT液晶のすべての市場で確固たるトップのように思わされてしまいます。まぁ、いつものことなんですが。
 だいたいにして韓国41%、台湾35%、日本27%じゃ、総計して100%超えています。
 実際には、こう。TFT液晶の中の、『大型パネル』の『出荷枚数』による世界シェアにおいて、韓国がトップになったという話です。しかも、割合は韓国/台湾/日本で37/36/27%。こちらが1次資料(英文)。ちなみに去年は台湾がトップでした。
 以前も小型液晶で同様の統計がありましたが、枚数ではサムスン電子が1位で、出荷金額ではセイコーエプソンが1位になっているという記事もありましたっけ。
 さらに日本企業は大型液晶パネルからは順次撤退しています。その際に、多くの台湾企業に対して技術援助を行って、液晶パネル製作のノウハウを伝えています。理由は、単純な液晶パネルを製造してももはや利潤が薄いから。日本企業が50%以上のシェアを握っていた2000年には13-15インチの液晶パネルは400-600ドルほどでしたが、いまやどれも150ドル以下。もっと落ちているかな? 日本ではほとんど採算が合いません。
 しかし、しっかりしたパネルの供給は必要なので台湾企業にノウハウを伝えたというわけです。その結果、台湾企業が驚異的な急成長を遂げました。どこかの国と違って、ちゃんと国内向けの製品でも特許料も支払ってくれますし。
 日本企業の多くは携帯用の小型高細微液晶なんかにシフトしています。唯一、シャープは大型パネルでもがんばっているようですが。
 とまぁ、韓国の記事に統計の数字が出たら、まずその数字を疑え。特にパーセンテージは足してみろ。そして、統計の大本(一次資料)を探せ。確実にどこかで話を捻じ曲げている! というようなわたしの持論にぴったりとくる記事の提供でした。
 いつもご馳走様です>朝鮮日報さん