相互RSS募集中です

韓国政府と自治体、コロナ対策に災害基金を費やしてしまって、水害に対応する予算なし……でも、イ・ミョンバクは水害を引き起こした犯人として糾弾される模様

水害が起きているのに韓国政府の金づるはコロナで枯渇(朝鮮日報)
 今夏の豪雨で全国的に大きな被害が発生し、与野党双方から第4次追加補正予算の編成を求める声が上がっている。

 蟾津江一帯の豪雨による被災地である全羅北道南原市、任実郡、淳昌郡を地元とする無所属の李容鎬(イ・ヨンホ)議員は9日、本紙の電話取材に対し、「国会予算特別委員として、第4次追加補正予算の編成を推進する。コロナ事態に豪雨被害まで重なり、農畜産民の被害があまりに大きい。追加補正予算の編成は避けられない」と述べた。国民の党の安哲秀(アン・チョルス)代表も最近、「災害追加補正予算を編成しよう」と発言した。未来統合党の金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長も「損害があまりにひどく、予算がなければ追加補正予算は避けられない」と指摘した。民主党の党代表候補として出馬した朴柱民(パク・チュミン)議員と最高委員に出馬した申東根(シン・ドングン)議員も「追加補正予算を推進しよう」という立場を表明した。

 民主党指導部はひとまず第4次追加補正予算は不要との立場だ。今年は新型コロナウイルス対策で3回の追加補正予算(総額59兆2000億ウォン=約5兆2700億円)を編成しており、さらに「水害追加補正予算」を編成することは負担が大きいためだ。民主党の党代表候補として出馬した李洛淵(イ・ナギョン)議員は同日、フェイスブックで「ひとまず予備費2兆ウォンと既に確定した予算で対処できるとみている」と語った。尹官石(ユン・グァンソク)政策委員会首席副議長も「予備費にはまだ余裕がある。追加補正予算の論議は時期尚早だ」と述べた。豪雨被災地を地元とする全羅道の民主党議員は「特別災難地域」への指定を要求している。特別災難地域への支援予算は国費で賄われる。しかし、水害復旧予算として使うための予備費の残額はコロナ対策で相当部分を支出済みの状況だ。現在残された約2兆ウォンの予備費では足りないとの指摘もある。政界関係者は「豪雨被害が続き、秋の台風まで考慮して第4次追加補正予算を編成する場合、国債発行が避けられない」と指摘した。

 水害の状況が悪化し、地方自治体は対応に追われている。コロナ事態を受け、緊急災難支援金を支給し、豪雨など自然災害に使える資金を使い果たしてしまったからだ。各自治体からは「追加補正予算が避けられない」との声が上がっている。

 京畿道は道民全員に10万ウォンを支給したコロナ災難基本所得の財源として、災難管理基金、災害救護基金を充てた。京畿道の場合、今年初めまで、災難管理基金に6160億ウォン、災害救護基金に2990億ウォンなど総額9200億ウォンの資金があったが、7月末現在で残高は2300億ウォン余りにまで減少している。今回の集中豪雨で公共施設の被害だけで330億ウォンを超える京畿道安城市が現在保有している災難管理基金は65億ウォンにすぎない。加平郡も推定被害額が90億ウォンに達するが、災難管理基金は8億ウォンしか残っていない。
(引用ここまで)


 あー、韓国政府、自治体にはもうミリほどの余裕もないのですよ。
 今年4月の時点でSNSに自治体職員から「頼むから今年はもう洪水も日照りも台風もこないでほしい。豚コレラや口蹄疫も無理」ってお手上げ宣言が出されていました。
 それぞれの自治体によるコロナ対策費用は災害基金から供出されていて、住民に現金を配ったりしてきたとのこと。
 そのせいで、もうほとんどの自治体がオケラ。

 ただ、現実問題として韓国政府はコロナ関連で第3次補正予算まで組んでいて、そうほいほいとは今回の水害に対策予算を組むわけにもいかない状況であるのも間違いない。
 なにせ「Kニューディール」とやらに6年で160兆ウォンを突っ込んで鳩のエサやり禁止要員AI向けデータラベラーを山ほど育成しなければならないのですから。

 それでも、イ・ミョンバク大統領によって行われた4大河川整備事業が今回の水害と関連していないか、調査するようにという指示が出ているそうですよ。

文大統領 4大河川整備事業と水害の関連性の調査を指示(聯合ニュース)

 イ・ミョンバクによるこれらの河川整備事業によって堰が設置されたのですが、それが水害の原因になったのか、あるいはこの堰があったからこのていどで済んだのか……ということが論争になっていまして。
 その実態の調査をムン・ジェインが指示したという話なのですが。

 ……そんなもん、どの機関にやらせても「イ・ミョンバクのせいだ」っつー話になりますよね。イ・ミョンバクといえば「積弊」の象徴そのもの。
 ムン・ジェインにとっては師匠筋のノ・ムヒョンを自死に追いやった極悪人ですから。
 その手によって行われた事業が「安全に寄与した」なんていう調査結果が出るわけがない。
 というわけで、今回の水害は「イ・ミョンバクの責任」となることが決定した、というわけです。

ムン・ジェイン「韓国経済は奇跡のような善戦」「これから本格的な反騰時期だ」→実際の現場を見てみると……

【朝鮮日報コラム】「奇跡のような善戦」の実像(朝鮮日報)
 韓国統計庁が先月末に発表した「6月の産業活動動向」では、小売業の販売額が前月比で2.4%増加した。前年同月比では6.3%の増加だ。コロナ禍で急減していたデパートの売り上げも回復の兆しを見せている。7月のデパート3社の売り上げは前年同期比でやや増加したか、わずかな減少にとどまった。すると、待ってましたとばかりに「奇跡のような善戦」(文在寅〈ムン・ジェイン〉大統領)、「実物経済の反騰シグナルもより明白になっている」(企画財政部次官)といった自画自賛の言葉が相次いだ。

 消費市場に活気がみなぎるのは喜ばしいことだ。しかし、数字に表れない現場の話がある。デパートの売り上げ上昇はどこから来ているのか。実際にデパートに行くと、それなりに賑わっている売り場は2か所。冬物衣料を5-7割引で販売する「逆シーズンイベント」コーナーとブランド品売り場だ。実際に海外ブランドの売り上げを除いて統計を計算し直すと、デパートの売り上げは依然として前年比でマイナスだった。さらにブランド品はほとんどが海外直輸入であるため、売り上げが増えたからといって国内の雇用が増えるわけではなく、協力会社の事情が好転するわけでもない。単なる「外華内貧」(外見は華やかだが内部は貧しい)にすぎないのだ。景気のバロメーターと呼ばれる男女衣類の販売は10%以上減少した。

 大統領が最近、首席秘書官会議で「内需は第2四半期(4-6月期)から回復し始め、第3四半期(7-9月)にはさらに上向きになるとみられる」と述べたが、私が普段よく立ち寄る町の精肉店の店主は全く異なることを言っている。この店主は不動産のニュースに敏感だった。財テクのために投資しようしているのではない。「伝貰(チョンセ=入居時にまとまった額の保証金を賃貸人に預ければ、契約期間中に月家賃を支払う必要がない賃貸システム)よりも月貰(ウォルセ=毎月家賃を払う賃貸方式)が増えれば、市民たちがあまり肉を食べなくなるのではないかと心配だ」というわけだ。「住居費が上昇すれば可処分所得が減少する」という経済理論ではなく、十年以上の商売経験からくる勘だ。 (中略)

免税店も一部の在庫ブランド品を除けば売り上げは低迷したままだ。免税店の職員たちは6か月近く、週4日勤務や無給休職の状態になっている。

 周囲を見てみると、依然として非常に多くの自営業者や中小企業が苦しんでいる。これらの人々や企業にとって、政府が打ち出す薄っぺらいバラ色の展望は虚しい偽りであり、怒りが爆発する内容だ。
(引用ここまで)


 これも昨日の「最低賃金ガー」の話に通じますかね。
 「奇跡のような善戦」とは先月27日にムン・ジェイン大統領が大統領府での会議で述べた言葉。

文在寅大統領「韓国経済、奇跡のような善戦…本格的に反騰するだろう」(中央日報)

 第2四半期の経済成長率が-3.3%で済んだことに対しての言葉、だそうですよ。
 確かに韓国の減少幅はOECD加盟国の中でもおそらく1、2位を争う小ささではないかと思われるのですが。
 経済のよりどころを貿易に頼っている韓国が第3四半期、どれだけ伸びることができるかは不明。まだまだ外国は立ち直りきっていないので輸出に頼ることができないのではないのか、と感じています。
 実際に7月の貿易統計(速報)でも前年同月比で輸出は7%減。
 実態を見てみるとそこまで楽観的になれる理由はないよなぁ……というのが朝鮮日報の記事。
 この発言を伝えたNAVERやdaumの記事でもコメントは辛辣なものが多かったですね。

文大統領、韓国経済を「奇跡のような善戦」と評価=ネットは「望みと現実は区別して」(レコードチャイナ)

 6月の雇用統計はいつものように悪く。
 失業率は4.3%。
 いわゆる青年層(韓国でのみ扱われている15-29歳の雇用関連数字。国際的な若年層雇用は15-24歳)失業率は10.7%。短時間雇用なども組み入れた実質的な失業率とされる拡張失業率3の数字は26.8%。
 これで「奇跡のような善戦」と言われても、国民は鼻白むだけ。

 しかも、この数字は公的資金をじゃばじゃば投入してのもの。
 一昨年の段階から「いまはまだ不況がきていないからこうやって公的資金投入して数字をかさ上げしてもなんとかなっているんだろうけど、本格的な不況になったら支えきれるのかね?」と何度か書いてきましたが。
 本格的な不況に対しては「Kニューディール」とやらでさらに公的資金を積み上げるという手法に出てきたわけです。
 「見た目の失業率を抑える」効果は確実にあるでしょうが、「6~7月から徐々に回復傾向を見せており、これから本格的に経済反騰させる適期」……なぁ。
 本格的な反騰……なにやら「所得主導成長は来年から本格的に効果を発揮する」と常に言い続けていたアレと相似してますね。
 そういえば「所得主導成長」の話、とんと聞かなくなったなぁ。まだ韓国で元気にやっているんですかね?
 ちなみに7月の雇用統計は明後日の朝に発表予定。



ムン・ジェイン「Kニューディールで190万人の雇用を創出!」→その仕事の中身を見てみると「鳩の餌やり禁止要員」「鳥の糞掃除係」「浄化槽掃除呼びかけ人」

鳥のふん掃除・閲覧室の番…これが新型コロナ「Kニューディール」の素顔だ(朝鮮日報)
 京畿道軍浦市では先月から「ハト餌やり禁止監視員」を募集している。街でハトに餌をやる人を制止するという仕事だ。9月から3カ月間、一日5時間ずつ働いて、毎月119万8000ウォン(約11万円)もらえる。同市関係者は「『ハトに餌をやる人がいる』という苦情があるので監視員を募集している。新型コロナウイルス関連の雇用を作るよう指示があったので、我々も知恵を絞って考え出したアイデアだ」と明らかにした。

 政府は今年4月、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の主宰で「新型コロナウイルス非常経済会議」を開き、「予算3兆ウォン(約2660億円)をかけて公共・若者の雇用先50万件を自ら創出する」と発表した。文大統領はこうした「新型コロナウイルス雇用」について「新たな雇用創出のため大規模事業を大胆に推進する必要がある。雇用を創出するのにとどまらず、『ポスト新型コロナウイルス』時代の革新成長を準備していく」とも言った。しかし、先月の第3次補正予算案通過後、各部処(省庁)や地方自治体が続々と募集告知を出している「新型コロナウイルス雇用」は大統領の約束とはかなりかけ離れているものが多かった。

 京畿道軍浦市の新型コロナウイルス雇用の中には「鳥のふんのないきれいな五禁洞作り」という仕事がある。ベンチに付いている鳥のふんを落とす作業だ。このほかにもオートバイの騒音が聞こえたらすぐにナンバープレートを撮影して情報提供するパパラッチのような「オートバイ騒音監視員」、散歩をする犬・猫のふん処理を監視する「ペットエチケット順守ヘルパー」、図書館で騒ぐ人々を制止する「閲覧室の番」もある。3カ月間のこうした雇用人員1045人を選ぶのに予算44億4000万ウォン(約4億円)を使う。

 釜山市蓮堤区庁は浄化槽を掃除するよう電話をかける若い人材を採用することにした。同区関係者は「1年に1回、浄化槽を掃除しなければならないが、しない家に1軒1軒電話して掃除するように促す業務だ」と説明した。蓮堤区庁はこのほかにも紙の横断幕の出力、自転車施設物破損点検、わき水周辺のゴミ拾いなど計878人を採用する。仁川市は一日3時間ずつ地下鉄駅やマンションなどで「住民税・固定資産税などをきちんと払ってください」と広報する「地方税納税広報要員」を募集する。京畿道安城市では17億ウォン(約1億5000万円)をかけて市内の敬老堂(老人いこいの家)479カ所にソーシャル・ディスタンス(社会的距離・感染防止のため人と人の間に距離を取ること)確保やマスクの着用を監督・指導する安全管理者を配置する。京畿道楊州市は野良猫捕獲担当者を募集する。 (中略)

 専門家らは「企業活動に役立つような根本的な問題を解決しようとせずに、短期で質の低い雇用を創出するのは予算の無駄にしかならない」と話す。若者たちが集まるインターネット上の大学コミュニティー掲示板でも「これが話に聞いていた新型コロナウイルスKニューディールか」「おいしいバイトに税金祭り」「本当の雇用を創出しろ」という反応が相次いでいる。
(引用ここまで)


 昨日のデービッド・アトキンソン氏のコラムを批判したエントリにも通じるお話。
 ムン・ジェインは新型コロナウイルスでダメージを受けた雇用市場をフォローするために、韓国版ニューディールを立ち上げると雄々しく宣言したのですよ。
 先月14日、演説の中で「Kニューディール」を立ち上げ、デジタル関連産業を育成するデジタルニューディールと、再生エネルギー中心のグリーンニューディールを両輪として、さまざまな雇用対策を行う。
 新たに190万人の雇用創出を目指し、投入されるのは160兆ウォンだ……と。
 あ、Kニューディールっていうのは楽韓Webで揶揄して言っているのではなくて、ムン・ジェインが本当にそう言っているんです。……いや、ホントに。

 で、そのKニューディールでさまざまな雇用を立ち上げろと地方自治体にも命じているのですよ。
 出てきたのが「鳩の餌やり禁止要員」「ベンチの鳥の糞掃除係」「ペットエチケット順守ヘルパー」「浄化槽掃除促進業務」「地方税納税広報要員」等々。
 浄化槽の掃除を呼びかける仕事は「若者向け」なんだそうですよ。若者向けとは?
 これらに比べたら前に出てきたAI用のデータにラベルを貼ってく作業はまだだいぶマシに見えますね。

 ……まあ、「労働者に穴を掘らせて埋めさせるだけでも経済対策になる。失業保険を払うよりマシ」とケインズも言っていることですし。
 正直な話、ありっちゃーありだとは思うのですよ。
 どんなものでもいいから雇用を持ってこい、金は政府が払う。景気浮揚策としてはあり。
 「鳩の餌やりを禁止する人」でも「ベンチ掃除要員」でもいい、ということなのでしょうが。
 高齢者のお小遣い稼ぎにはよいかもしれないけどなぁ。

 実質的に4人にひとりが失業者とされている、韓国の若者に必要なのは電気管理士や、AI向けデータラベラーとか浄化槽の掃除を呼びかける仕事ではないと思うのですよ。
 彼らはまだ今後数十年に渡って人生を続けるわけで。
 この1年とか2年、そうした食えたところでどうにもならない。
 「魚をあげるよりも、獲る方法を教えるべき」ってヤツですわ。
 ムン・ジェイン政権的には「Kニューディールで全国民が幸せになる」という設定なのでしょうけどね。

楽韓さん、本日の動向 - 練馬のケララバワンで酸味を楽しむ

【PR】Kindle Unlimitedが2ヶ月99円のキャンペーンスタート!
【PR】ハイレゾサブスクのAmazon Music HDが90日間無料体験実施中

 妙に好評だったのでKADOKAWAの完結済みコミックスセールをもうちょっとチェック。

 テルマエ・ロマエも対象でした。
テルマエ・ロマエI (ビームコミックス)
ヤマザキ マリ
KADOKAWA
2012-09-01


 まりあ†ほりっくもだいぶ前に終わってたな、そういえば。


 ラノベ原作のおまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!は打ち切りではなく、ショートバージョンという感じの終わり方……だったような。


 あとKindle夏のセールでラノベもかなり扱われてます。おおよそ50%オフ。たぶん、2500冊くらい。
 ストライク・ザ・ブラッド、西野、蜘蛛ですが、なにか?等々。



 Kindle Unlimited対象本の紹介はこれ。
 正直、コミック部分だけ読むと消化不良を起こしますが、導入部分と考えればよいのではないかと思われる。



 週末に練馬はケララバワンでウィークリースペシャルでした。

298A5220-70FD-4817-B106-FF41DFD5E4F8.jpeg

 ごはんは酸味の強いタマリンドライス。カレーはナスのカレー。丸いのはトマト・ウタパム。
 ナスのピクルスもついてて、酸っぱいディナーでした。疲労回復にちょうどいい感じだったなー。13日まで。

今日のKindle日替わりセールからのピックアップこちら。

韓国のWTO事務局長候補「それでも……それでも日本の支持を求める」と発言

韓国のWTO事務局長候補「日本、重要なWTO加盟国…引き続き支持を求めるだろう」(中央日報)
兪明希(ユ・ミョンヒ)韓国産業通商資源部通商交渉本部長は6日、世界貿易機関(WTO)事務局長選に関連して日本が非友好的な立場を見せたことについて「両国の過去の連携を踏まえて引き続き支持を求めるつもり」と明らかにした。

兪本部長はこの日、政府世宗(セジョン)庁舎で記者会見を開いて「日本はとても重要なWTO加盟国の中の一つで、WTOを率いて改革する適任者が私という点を強調していく」と述べた。

兪本部長は先月13~22日、スイス・ジュネーブでWTO加盟国120各国に直接交渉活動を展開する間、駐ジュネーブ日本大使とも接触してWTOに関する考えとビジョンを共有したと明らかにした。

同時に「多国間貿易体制が強固に働くのが貿易を通じて経済成長を成し遂げてきた日本にとっても役に立つこと」とし「日本もWTOの改革が可能な候補者なのかを大事に思うと対外的に明らかにしたことがある」と強調した。

WTOは翌月6日まで選挙運動期間を経て翌月7日から最大2カ月間加盟国間協議の手続きを進める。

協議の手続きは計3ラウンドで構成され、加盟国が各ラウンドごとに支持する候補を明らかにし、これを踏まえて候補の一部を除いていく方式で進められる。

第1ラウンドでは8人中3人を脱落させ、第2ラウンドでは5人中3人を落とすことになる。第3ラウンドでは候補2人の中で最終1人をコンセンサス(意見一致)方式を通じて事務局長に任命する
(引用ここまで)


 WTOの事務局長に立候補しているユ・ミョンヒ産業通商資源部通商交渉本部長が再度、日本政府に対して支持を求めてきています。
 記事の後半にありますが、WTO事務局長の選挙は投票ではなく協議で行われるのですね。
 このシステム、どこかで解説しないとダメだろうなぁ……と思っていたので中央日報が書いてくれたことは非常にありがたい。

 3ラウンドで行われて、立候補者を削っていくという方式で、最後の2人から事務局長を選ぶ際にはコンセンサスが一致した、という形で事務局長に任命する。
 つまり、大国がバックについているほうがより有利になるのです。
 投票であれば小国であろうと大国であろうと1票に過ぎませんが、協議方式であれば大国の声というのは見逃せないパラメータとなります。

 日本はよくも悪くもこうした国際的な場所において優等生。
 信頼度が高いのは間違いありません。
 敵対している国が少ない、というのが大きなアドバンテージといえるでしょうね。
 実際問題、敵対相手って中国、韓国、北朝鮮、ロシアくらいなものじゃないでしょうかね。中国相手では是々非々での対応もできていますし。
 中東、アフリカに対しても話ができる大国というのは少ないでしょう。
 イランで最高指導者と会談できる西側の国家首脳がどれだけいるのか、ということですね。

 日本政府はアフリカから出馬している女性候補のどちらかを推していく、と報道されています。
 それに対してユ・ミョンヒ本部長は日本に対して「能力で私を見てほしい」と懇願していました。
 そして、今回も「過去の連携をふまえて支持を求める」と発言。  「過去の連携」なにを指しているのかさっぱり不明なのですが、韓国も日本からの支持がほしいのです。

 日本のことを戦犯国だなんだと卑下していても、国際的な場において立場が強いのはどちらか理解しているというわけですよ。
 パン・ギムンの国連事務総長就任に対して、日本は最後の最後まで抵抗していたとジョン・ボルトンが今回のものではない回顧録に書いていましたが。
 今回も同様に韓国人の登用を可能なかぎり妨げていく方針で間違いないでしょう。