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日本にも「大国の邪魔をするな」と言いはじめた中国……なお、韓国には「THAADを撤去しろ」と言い続けている模様

中国・王毅外相、日本の茂木氏に「米中の大国対決に干渉するな」(朝鮮日報)
中国の王毅外相(兼国務委員)が、日本の茂木敏充外相に対し「大国の対決に干渉するな」と威嚇した。米中間の摩擦が高まる中、日本が米国と密着する様子を見せたため、警戒に乗り出したものとみられる。

 中国外務省が6日に明らかにしたところによると、王毅外相は5日に行われた茂木外相との電話会談で「複雑な国際情緒に対し、中国と日本は長い間隣国であり、世界第2、3位の経済大国として時代の流れと国際情勢に順応しなければならず、地域と世界の平和及び発展のために共に積極的な役割を果たさなければならない」として上記のように述べた。まず中国が日本を上回る第2の経済大国になったという点に言及し、機先を制したというわけだ。 (中略)

 王毅外相はさらに「(中国と日本)両国関係がいわゆる『大国の対決』に巻き込まれないよう確実にしなければなない」として「中国側は日本が独立自主的な国として客観的、理性的に中国の発展を見詰めるべきであり、偏見を持った国に引きずられないよう望む」と強調した。

 王毅外相はまた、日本と領有権紛争を繰り広げている尖閣諸島(中国名:釣魚島)と南シナ海での影響力拡大などの問題についても既存の立場を再確認した。王毅外相は「日本が新疆ウイグル自治区や香港など中国の内政に介入することに反対する」として、日本に国際法の遵守を求めるとともに、中国を尊重するよう要求した。
(引用ここまで)


 中国の意識ではもはや自分たちだけが大国で、アメリカが中国に追随しているだけというところにまで来ています。
 日本など意識の外にある、という話をしているのですが。
 いままで日本に対してこうした話をしてきたことは、さほどありませんでした。
 実際の会談ではどうかは分かりませんが、中国外交部がリリースでこうした言い様をしたことは……あまり記憶にありません。

 例えばフィリピンに対して「小国は大国の言うことを聞け」と言い渡したことはありました。
 つい最近もフィリピンのEEZに入ったままだった中国船に対して抗議したところ、軽くあしらわれたなんてことがありました。



 韓国についてはTHAAD問題の三不の誓いを強要している時点で言わずもがな。
 オーストラリアに対しても嫌がらせをし、「資源だけの国」くらいのことを言い続けてきた。
 その結果として停電が続出しているようですけどね。
 EUのミシェル大統領には「中国は人権の教師を必要としていない」と習近平国家主席が言い放ったなんてこともありましたっけ。
 全方位への戦狼外交でどこにも味方がない。
 ロシアやパキスタンはそこまで積極的な味方にはならないでしょうし。

 中国はこれまで日本に対してはそこまでの大言壮語をしてこなかったのですが。
 それをこうして言うようになってきた、ということはもう余裕のなさの表れであると感じます。
 逆説的にクアッドが効いていることが分かりますね。
 あとアメリカによる半導体輸出規制がめっちゃ効いている。

 ただなぁ。「だったらTSMCごと台湾もらうわ」くらいに、中国による台湾侵攻のきっかけになりかねないな……とも感じる部分もあります。
 ファーウェイとの取引禁止の時点で「おっと、これはやばい」と感じました。
 半導体輸出規制が中国を前に出す効果があって「2025年までに台湾侵攻もあり得る」という話をかつてしたのです。

 あ、ところで中韓外相会談では相変わらず王毅外交部長から「THAADを撤去せよ」と厳命されたそうですわ。

中国外交部長、韓国外交部長官にTHAAD再抗議…報道資料からはなぜ抜けたのか(中央日報)

 いつものことなのではありますが。
 アメリカの中距離ミサイル配備でも同様にもめることでしょう。日本も同様ですけどね。

脱北した北朝鮮女性、ムン・ジェインに無視されて中国の人身売買業者に渡される

人身売買された北朝鮮の女性、中国当局が再び加害者に渡す(ソウル経済・朝鮮語)
昨年、中国公安に逮捕された脱北民5人のうち女性2人を人身売買犯に渡したとスーザン・ショルティ北朝鮮自由連合代表が主張した。
米国の自由アジア放送(RFA)は3日、ショルティ代表の発言を引用して、中国の警察が拘禁施設が混雑という理由から脱北民女性2人を、中国国籍の人身売買犯に渡したと報じた。
この二人の女性は、人身売買の被害者だったが、再び加害者の手に渡ったということだ。

残りの3人は拘禁中であり、クリスチャンであるために北朝鮮に送還された場合処刑される可能性があることが分かった。
脱北民5人は昨年9月に13日、韓国に向かう途中に中国で逮捕され、青島警察署に拘留された。国連人権最高代表事務所(OHCHR)によると、4人は女性であり、未成年者と妊婦も含まれている。
(引用ここまで)


 ムン・ジェインのことを度々面白おかしく伝えてきていますが、脱北関連のニュースについてはちょっと怒りが含まれる文面になってしまいますね。
 自分たちは人権派であるというような顔をしておいて、脱北者については存在しないかのように振る舞っているのです。
 今回は中国が「拘禁施設が手一杯」という理由で、脱北者を人身売買業者に渡したという話。
 北朝鮮自由連合代表はムン・ジェイン政権は見て見ぬ振りを続けていると非難している。
 ムン・ジェイン大統領は就任からこちら、脱北者と面会したことはなし韓国人の拉致被害者家族にすら会ったことがない。
 テ・ヨンホ氏のような脱北者の活動も抑圧している。脱北者が設立した団体がやっていた北朝鮮へのビラ撒きを禁じたのもその一環といえるでしょうね。
 ベトナムでも脱北者に対して韓国大使館は見て見ぬ振りを続けて、けっきょくアメリカが介入して彼らを助けるなんて事態になっている。

 北朝鮮、というか金王朝の逆鱗に触れることがないよう、細心の注意を払っているという言いかたもできると思いますが。
 それが実際の人権意識を浮かび上がらせている。
 是々非々といえば聞こえはいいですが、北朝鮮の人民も韓国の憲法では「自国民」と規定しているのです(朝鮮半島の合法的政府は韓国のみ、としている)。
 脱北者に向かっている牙が他の層に向かわない保証はどこにもないわけで。
 アウンサンスーチーがロヒンギャにやっていることと同じですわ。

 ちなみにこうした女性の脱北者は男あまりが激しい中国農村部で買われていって、嫁……というよりは子供を産む機械+労働力として酷使されます。

 

ソウル市、市長選挙前日に「2032年のオリンピック南北共同開催提案書」をIOCに提出。なお、北朝鮮からの許可なしでの独断……かつ、IOCはブリスベンを優先交渉地に決定済み

IOCは豪ブリスベンを選定したが…ソウル-平壌五輪提案書を出したソウル市(中央日報)
ソウル市が1日、2032ソウル-平壌(ピョンヤン)オリンピック(五輪)共同開催招致提案書を国際オリンピック委員会(IOC)未来招致委員会に提出したと明らかにした。

これは2018年9月19日に南北首脳が発表した「2032夏季オリンピック南北共同開催招致協力に関する共同宣言」に基づくもので、ソウル市は昨年1月からIOCと協議してきた。

しかしIOCは2月25日、オーストラリアのブリスベンを2032年五輪優先交渉地に選定した。韓国政府とソウル市は直ちに遺憾を表明し、IOC側と協議を進め、今回のソウル-平壌五輪招致提案書を提出した。ソウル市は「トーマス・バッハIOC委員長と未来招致委員会は、優先交渉地の指定は最終決定ではないので他の競争都市に持続協議をずっと進めてほしいと要請したことがある」と説明した。

ソウル市は2032ソウル-平壌五輪のビジョンを「Beyond the Line, Toward the Future(=境界と限界を越えて、未来に向かって進む)」に決め、5大分野別のコンセプトを紹介した。▼費用削減と環境破壊を最小化▼ソウル-平壌共同開催でみんなが共にする五輪▼南北、東西が和合し、平和を実現する五輪▼先端技術とK-カルチャーを通じて世界が享有する五輪▼連帯と包容、選手の人権が尊重される五輪--だ。
(引用ここまで)


 人間というものは過去の成功体験を忘れがたい、ということがよく分かりますね。
 ムン・ジェイン政権が2018年の3月に北朝鮮に向けて特使派遣を行い、そこから4月、5月、9月と3回に渡る南北首脳会談、6月のシンガポールでの米朝首脳会談へと向かうことができたのは平昌冬季オリンピックでのスポーツ外交がきっかけでした。
 少なくともムン・ジェインはそのように把握しているのでしょう。
 なので東京オリンピックでの南北接触を求めたり、南北合同チームについて会談しようと北朝鮮に向かって手ぶらで帰国したりしているわけです。
 北朝鮮だってバカじゃないんだから、ハノイでの大恥がどこに起因しているかくらいは把握しているでしょ。
 であれば、ムン・ジェイン政権の誘いには乗るわけがない。
 おまけに北朝鮮は東京オリンピックに不参加だというニュースも入ってくる始末。

 で、以前から提唱していた2032年の夏季オリンピック開催地にソウルと平壌で共同立候補を進めていたのだけども、IOCはオーストラリアのブリスベンを優先交渉地として認定。
 ソウル市は遺憾の意を表明して、IOCに提案書を提出した……とのことですが。
 これ、北朝鮮からの許可はないそうです。

韓国ソウル、2032年夏季五輪の南北共同開催案を提出(ロイター)
ソウル市当局者は、共同開催案は北朝鮮側を共有しているのかという質問に対し、提案は関係当局の協議の結果であり、統一省が北朝鮮との協議を目指すと述べた。
(引用ここまで)

 これをきっかけに実務者協議に持ちこみたいという意向が透けて見えていますね。
 なぜこのタイミングであったかというと、明日のソウル市長選挙(補選)で野党側のオ・セフン候補が勝ってしまうとおそらくは計画そのものを破棄されてしまうのから。
 提案書をIOCに提出したという既成事実を作るためのものですね。

 とはいえ、オ・セフン候補が勝てばこんな計画は吹き飛ぶでしょうし、来年に予定されている統一地方選挙でも前回の地滑り的な勝利は難しい。
 もちろん、本丸の大統領選挙も同様です。

楽韓さん、本日の動向 - カサゴをカレーでいただく

 Kindle Unlimitedがユーザーによっては3ヶ月199円だったり、2ヶ月99円だったり。
 チェックしてみてもよい値段だとは思います。雑誌がフルで読めるのはありがたい。

 ダンジョン飯ジゼル・アラン碧い瞳のホルスふしぎの国のバードと紹介してきたHARTA COMIXの半額セール。
 今日はヴラド・ドラクラを紹介しておこう。いわずとしれたドラキュラ伝説のヴラド3世の伝記。戦記として面白いのですよ。4巻中3巻まで半額。
 こうして見るとHARTAは歴史系のマンガ多い気がするな。

ヴラド・ドラクラ 1巻 (HARTA COMIX)
大窪 晶与
KADOKAWA
2018-02-15


 あと庵野監督の生態を描く監督不行届が39%オフ。

監督不行届 (FEEL COMICS)
安野モヨコ
祥伝社
2013-01-18


 4巻の出た望郷太郎の1巻が無料配布中。



 ポストアポカリプスもの。まあ、面白いので読んでみてくださいな。

 銀座に行ったついでにバンゲラズキッチンでカサゴのプリムンチ。もっちりしたニールドーサで食べる。
 フォークしかなかったんだけど「箸を所望する!」と叫びたくなる小骨感。おいしいけどね。

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 あとココナツアイス。10%割引クーポンをもらっていたのと、Paypayの中央区20%ポイントバックで割とお得に食べられました。
 Paypayの20%ポイントバックは今月中まで。

 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。

ソウル市長選挙で共に民主党が「事前投票で勝ったぞ!」と怪気炎(真偽不明) → 選管「公職選挙法違反の疑いで調査します」

民主党「事前投票大きく勝って... 2030、与党の道徳に関心 」(国民日報・朝鮮語)
共に民主党チェ・インホ中央選挙対策委員会首席報道官は5日、「事前投票率が高ければ、民主党候補にいつも有利だった。今回の補欠選挙事前投票もソウルと釜山の両方大きく勝った」と楽観した。

チェ首席報道官はこの日、YTNのラジオ番組「ファン・ボソンの出発 新しい朝」でのインタビューで「選挙が本格化しオ・セフン、パク・ヒョンジュン、国民の力の市場候補に対する失望感がかなり大きくなった。中道性向の民主党支持者がパク・ヨンソン、キム・ヨンチュン民主党候補に回帰している」と明らかにした。

チェ首席報道官は「政権与党が間違ってはいる」と言いながらも「党より候補を見て投票するという有権者が多く増えており、我々の候補が日増しに宣伝しているというのが明確に現場で感じられた。このように行けば、最終的に1%前後の戦いとなるだろう」と予想した。

彼は2030世代の投票者の心については「定義に敏感な若い有権者が嘘疑惑に包まれたオ・セフン・パク・ヒョンジュン候補に大きく失望したものとみなす」とし「政府・与党にも失望が嘘な候補に大きな失望を持っていると思うので、ガラスに展開されるだろう。2030若い有権者が民主党候補の道徳性と能力に特別な関心を持つこと」と予測した。
(引用ここまで)


 共に民主党の選挙対策委員会が「事前投票で我々が大きく勝った」と言い出しまして。
 これ以外にも世論調査会社の代表が「投票所でオブザーバーとして見ていたが、共に民主党が勝った」と共に民主党のソウル市長候補のYouTubeチャンネルに出演して話していたりもします。
 「もう事前投票で勝ったのだから、当日も我々に入れないと敗者になるぞ」という印象を持たせるためでしょう。
 もうなりふり構っていられないってところですかね。

 で、この選挙対策委員会の話に対して、選挙管理委員会から「公職選挙法違反の疑いで調査するとアナウンスしたとのこと。

「事前投票に勝った」の文字回しパク・ヨンソン陣営、選管「調査着手」(韓国経済新聞・朝鮮語)

 選管曰く「この『勝利した』という話が世論調査の結果なら、世論調査の公表禁止期間であることに違反している。世論調査を行っていないのなら『虚偽事実公表』に値するかどうかを調査する」とのこと。
 ……バカなのかな?
 まあ、「勝った勝った」と騒いでいるうちに本当に勝てることもあるのでしょうが。

 さすがに今回は無理だろうなぁ。
 韓国人にとって「不動産を入手して成り上がる」というのは人生の上がりの象徴なのです。
 それをムン・ジェイン政権は妨げるようなことばかりしてきたわけです。
 政権奪取以来、不動産価格は右肩上がり。
 すでに不動産を持っている人間にとっては利益になっても、そうでない多数の人間にとっては「不動産入手」という夢が遠のくばかり。
 おまけに検察と抗争を繰り広げ、韓国土地住宅公社の職員はインサイダー的に土地投機をしてきた。
 そりゃま、政権に向けての不満もたまりますわ。

ヤバい選挙(新潮新書)
宮澤暁
新潮社
2020-06-19