ユン・ソンニョル大統領に対する弾劾訴追案が7日、国会本会議で議決定足数不足で表決が取り消された。
同日午後、本会議に上程された尹大統領弾劾案には、在籍議員300人のうち195人だけが表決に参加した。
しかし、議決定足数不足で投票が成立せず、開票は行われなかった。 このため、弾劾案は自動的に廃棄された。
(引用ここまで)
ユン・ソンニョル大統領の弾劾決議案、18時頃から延々と投票時間を取っていたのですが、21時20分に投票〆切。
国民の力からはアン・チョルス議員が最初から座っており、その後にふたりが投票に訪れました。残りの105人が国会本会議場を退席。
弾劾決議案は200票に満たなかったために廃案。
まあ、予定通りというべきか。
国会周辺はこんな感じでろうそくデモの準備万端でした。
いまのところ、混乱はないっぽい……かな?
国民の力としては、党利党略としての自分たちの主張を通したわけですが。
今はいいよ、今は。
とりあえず大統領の辞任や弾劾は保留。
で、その先に何があるんだって話なんですよね。
もうね、なんもないですから。虚無。
自分たちの政治家としての未来を切り売りしているようなもんですわ。
これから週末は毎日ろうそくデモで確定です。平日ですら小規模でやってるかもしれない。
で、野党の共に民主党は10日までの通常国会が終わったら、すぐさまにでも臨時国会を召集しては別の(文面を微妙に変えた)弾劾決議案を採決することでしょう。
臨時国会は30日を超えることができない。逆にいえば毎月でも採決可能。
かつ、臨時国会召集は在籍議員の1/4以上の要求で開催しなければならないので、無限に弾劾手続きができるわけです。
わんこ弾劾。
楽韓Webでは「弾劾案が否決されたら韓国社会は混沌に陥る」って予測していましたが……もうね。
憲法違反の戒厳令を出しても弾劾されないって事態もわけがわからんよな。
国民の力的にはあれは合法ってことなんかな。
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