韓国企画財政部によると、東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(韓中日)のマクロ経済調査機関のAMROは21日、韓国の国内総生産(GDP)が今年1.6%成長すると予想した。直前の見通しである昨年12月の1.9%より0.3ポイント引き下げた数値だ。
19日には国際格付け会社のフィッチ・レーティングスが今年の韓国の成長見通しを1.3%に下げた。昨年12月に2.0%と提示した数字を先月1.7%に下方修正してから1カ月でさらに1.3%まで引き下げた。17日には経済協力開発機構(OECD)が今年の韓国の成長見通しを既存の2.1%から1.5%に大幅に下げた。
(引用ここまで)
韓国の成長見通しががんがん下がっている、とのニュース。
それもそのはず、追加予算を論議すべき国会は政争に明け暮れている。
大統領代行の代行であるチェ・サンモク企画財政部長官(財務相に相当)の弾劾決議案を提出して、記念すべき30回目の弾劾。
それなのに憲法裁判所は大統領代行として弾劾されていたハン・ドクスの弾劾棄却を決定。
代行体制は元に戻ってしまったわけです。
ちなみにイ・ジェミョンはこの結果にぶーぶー言っています。
イ・ジェミョン「ハン・ドクス、憲法上の義務を悪意的に違反…」「弾劾棄却、納得できるのか」(ニューシス・朝鮮語)
他の記事では「こんな棄却は国民が許さない!」って言ってて草生えるんよな。
主語が大きすぎる。
それでも国会ではチェ・サンモク企画財政部長官の弾劾が進んでいて、すっかり政争優先。
韓国政界の相次ぐ弾劾に遠ざかる追加補正予算「内需冷え込み…ゴールデンタイム逃すかも」(中央日報)
現状の韓国がとてつもない不況下にあると一昨年の年末くらいから言ってますが。
もう内需に関しては待ったなし。補正予算が遅れれば遅れるほどどうにもならなくなる。
でもやっていることは、ハン・ドクス国務総理が復帰したことでなんの意味もなくなった弾劾決議案。
危機にあってはまず内紛。
文禄・慶長の役、なんならそれよりも前からおなじみ、朝鮮半島で延々と繰り広げられてきたパターンです。
「そんなことしている時間ある?」って思えるんですけどね。
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