今月末にスペインで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせ、韓米日首脳会談が開催される見通しだ。韓国の大統領室関係者は「29日の開催が有力」と明らかにした。 (中略)
3カ国首脳会談が実現すれば、2017年9月以来、4年9カ月ぶりとなる。
一方、尹大統領と岸田首相による首脳会談は見通しが立っていない。大統領室関係者は22日、韓日首脳会談について、「今は全く予測がつかない」として「略式会談も可能だと予想している」と述べた。
(引用ここまで)
いまだに日米韓の3ヶ国による首脳会議があるかもしれない。きっとあるだろう、というレベル。
なお、NATO首脳会議まであと3日。
とはいえ、日米韓にしろ、日豪新韓(+英? +米?)にしろ開催されるとは思うのですけどね。
現状、北朝鮮への対応を明白にしておく必要がありますし、3ヶ国の対応路線は変わらないということを見せつけることも必要です。
ムン・ジェイン政権とは異なって、このあたりは間違いなく容易に達成できる部分でもありますし。
さて、問題は日韓関係ですが。
少なくともNATO首脳会議での日韓首脳会談はない模様。
ただ、既出のように略式会談はありそうですかね。
「就任おめでとう」くらいを言う時間をとってもよいでしょう。
なお、うちは「韓国とは対話するな」とかの妄想は取り扱っていませんので悪しからず。
峻厳たる現実の話をしているので。
さて、パク・ジン外交部長官(外相に相当)は日韓間の問題について「速度感をもって解決したい」と述べたとされています。
強制動員問題 「緊張感とスピード感をもって解決策模索」=韓国外相(聯合ニュース)
この感じだとおそらく日韓外相会談は近いでしょうね。
先日報じられていた「協議体」を経て、なんらかの提案を持ってくるものと思われます。
少なくとも韓国政府が「解決策」と認識しているものでしょうけども。
……まあ、それがムン・ヒサン案の焼き直しとかだったらもう目も当てられないのですが。
パク・ジン長官はこれまでの経歴を見てもけっこう有能な感じがするのですよね。
米韓外相会談後の共同記者会見を見ても「外交ができる人物」であることは間違いないでしょう。
少なくともムン政権時代のカン・ギョンファやチョン・ウィヨンに比べたら対日関係への問題意識、日本への認識は段違いにあると思われます。
認識があるから、有能だからといって、これまでに韓国側が上げに上げてきたハードルをどうクリアするのかという問題は残るのですがね。
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