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2020年12月

韓国、ようやく新型コロナ用ワクチンのコールドチェーン構築に着手……パナソニックにも保冷ボックスのテストを要請へ

Panasonic enters $22bn vaccine storage race with freezer boxes(Financial Times)
「韓国、パナソニックにワクチン用『コールドチェーン設備』購入について照会」(朝鮮日報)
 新型コロナウイルス感染症の流行が長期化する中、各国がワクチンの確保と普及に死力を尽くしている。このため、ワクチン輸送のためのコールドチェーン(ワクチンを低温で維持する流通網)市場が世界的に活況を帯びている。最近では日本の電機メーカー、パナソニックに対し、韓国をはじめ米国、欧州、中国などの当局から問い合わせが相次いでいる。

 24日(現地時間)付の英紙ファイナンシャルタイムズ(FT)によると、パナソニックは現在、米国、欧州の企業から新型コロナのワクチン輸送のための超低温冷凍ボックスのテストを要請されている。日本政府はコロナワクチンの普及準備を本格化させているものの、実際にワクチンを安全に運ぶコールドチェーン設備は大幅に不足している状況だ。

 パナソニックの小島真弥主幹技師はFTとのインタビューで「ワクチンが世界的に普及され始めたにもかかわらず、保冷ボックスが深刻に不足している」「我々はすでに日本だけでなく米国、シンガポール、フランス、韓国、中国を含む全世界から問い合わせを受けている」と明らかにした。
(引用ここまで)


 コールドチェーン確立のための技術を持っているところはウイルス対応企業のひとつとして狙い目とされていました。
 去年の秋頃から「mRNAを用いたワクチンはマイナス20度(モデルナ)、もしくはマイナス80度(ファイザー)という低温を保つ必要がある」とされていて、コールドチェーンの確立が世界規模で必須になるだろうと。
 シャープも同様にコールドチェーン産業に算入するのではないかといわれています。
 ワクチンの保冷ボックスについては「ドライアイス入れたトロ箱でいい」みたいな話も出てますが、そんなわけもなく。
 特に輸送時には「これだけのドライアイスを入れたらどれだけの温度を、どれだけの時間保てるのか」という性能保証が必要です。
 このあたり、冷蔵庫、冷凍庫の製造等ノウハウを持っている企業が強いのでしょう。

 去年の年末あたりから韓国政府によるワクチン購入準備への遅れが指摘されていましたが、この時点でもまったくコールドチェーン構築に着手していなかったと暴露されていました。
 まあ、いまから構築するというのならパナソニックにもそりゃ声をかけるでしょうね。
 K防疫……なぁ。

 うちの主力商品となりつつある推奨図書。2〜3章でワクチンの話題が出ています。


 上記書籍内で勧められてるジョン・ハンターについての本。いや、ホントにこの人はやばい。

解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯 (河出文庫)
ウェンディ・ムーア
河出書房新社
2018-04-06

韓国左派団体「パク・ウォンスン市長はセクハラしていなかった。自称被害者を殺人罪で告発する!」、その宣言から見えてくる左派への大ダメージとは?

「故・朴元淳前ソウル市長のセクハラ被害者を殺人罪で告発します」(朝鮮日報)
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領支持の市民団体「積弊清算国民参与連帯」(積弊清算連帯)は23日、故・朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長をセクハラの疑いで告訴した被害者を虚偽告訴と未必の故意による殺人の疑いで告発する方針を明らかにした。同団体のシン・スンモク代表はフェイスブックを通じ、告発に向けた国民告発人団を募集すると表明した。

 シン代表は国民告発人団の募集告示で、「セクハラは実態もなかった。女性秘書と(被害者側の)金在蓮(キム・ジェリョン)弁護士による『MeTooを仮装した政治工作』によって、無念の死を遂げられた朴元淳市長の名誉回復のため、必ず真実を明らかにし、彼らを拘束、捜査の上、重い実刑の宣告を受けさせる」と述べた。その上で、「彼らの主張は虚偽告訴であり、政治工作であることを明らかにできる証拠は、女性秘書が朴市長にセクハラを及ぶような動画、朴市長を激賞しつつ『愛している』と個人的に作成した手紙3通、秘書室の引き継ぎ文書などにあふれている」と主張した。これに先立ち、同団体は朴前市長のセクハラ行為を認定した裁判所を職権乱用による権利行使妨害、死者名誉毀損などの疑いで警察に告発していた。
(引用ここまで)


 積弊清算国民参与連帯なる市民団体は親与党系の左派圧力団体。
 いつくらいからできていたかは分からないのですが、こんな感じで敵対する相手をばんばん告発している団体です。
 去年、キム・ジョンウン死亡説を出した野党の国会議員を「キム・ジョンウンへの名誉毀損」ということで告発していた、というニュースが把握できる最初のものかなぁ。

 それ以外にも──

・パク・ウォンスンセクハラ事件の被害者側弁護士を誣告(虚偽告訴)罪で告発。
・セクハラ被害者を死者に対する名誉毀損で告発。
・パク・ウォンスンが自死した公園で「このあたりで死んだんだってさ」みたいな動画を作ったYouTuberを告発。
・チョ・グクの娘はポルシェに乗っているとした人物を名誉毀損で告発。
・チョ・グクを「罪をどれだけ重ねるのか」と批判した元トンヤン大教授を告発。

 ──といった感じで、気に入らない相手を片っ端から告発しているといった人々。
 告発するだけなら誰でもできますからね。
 もちろん、検察・警察どちらにもほとんど相手にされていません。
 起訴に至ったことってないんじゃないかなぁ……。

 ただまあ、パク・ウォンスンセクハラ事件については本当に執拗に告発しています。
 今回は「セクハラの事実もなかったのに告発した『自称被害者』は殺人者だ」ということで、殺人罪に問うっていう。
 逆説的に彼らにとって、パク・ウォンスンがどれだけ大きな存在であったかということが分かりますね。
 左派にとっての屹立する英雄であり、そんな人物がセクハラを告発されたことで自死を選んだなんてことはあってはならない話なのです。

 というわけでその事実を消し去りたい、あるいは矮小化したいというのが彼らの願い。
 だからこそこうして弁護士・被害者・YouTuberと誰彼かまわずこの件に触れた人々を告発し、攻撃するに至っている、ということなのです。
 本当にダメージが大きかったんだなぁ、ということが分かりますね。

 ちなみにこの「殺人罪での告発」があったのは昨日でしたが、その夜に国家人権委員会はパク・ウォンスンのセクハラを事実認定しています。
 先日の裁判所による事実認定に続くものとなります。
「被害者『こんなことをしてはいけない』と叫びたかった」「パク・ウォンスンセクハラ」人権委も認める(ソウル新聞・朝鮮語)

 

韓国政府「外国人労働者の住居はビニールハウス禁止! ただし、いま住まわせているならOK!!」……なにそれ……

「ビニールハウスではダメ」……外国人労働者の宿泊施設基準の強化(KBS・朝鮮語)
昨年、雇用労働部の調査結果、農畜産業に従事する外国人労働者10人のうち7人は、コンテナやビニールハウスなどの仮設建築物に住んでいました。

無許可施設が半分に超え、安全に脆弱なビニールハウスも13%に達しました。

このため、政府は、住宅に許可されていない施設を宿泊施設に提供する場合、雇用許可を与えないことにしました。 (中略)

が、既存の許可件については遡及適用がないうえ無許可で働く外国人など死角も相変わらずです。

キム・イチャン移住労働者支援団体の代表「すでに74%に及ぶそこ(仮設建築物)の労働者が事業場の変更を望んでいるとしても、一時的仮説宿泊施設があるし不良宿泊施設に行くというのです。(不法宿泊施設を)ただちに変えることができるように誘導する強力な措置が必要です」
(引用ここまで)


 先日、ビニールハウス住居で外国人労働者が亡くなった件から、宿泊施設をどうにかしなければならない……という話が頻出しています。
 軍事境界線に接する零下20度になるような状況でもろくに暖房施設のないビニールハウスをあてがわれる。
 しかも、そんなビニールハウスであっても「雇い主はよくも悪くもない。普通」とされる。
 コンテナやビニールハウスといった非住宅に住まわされている外国人労働者が70%。
 ビニールハウスに住まわされているのは13%。8人にひとり。
 まあ、さすがに人権問題になっていると。

 で、「非住宅を寮としている場合は雇用許可を与えない」というように政府決定が出たそうですが。

 遡及適用しないことも決定。

 ……意味ないだろ。
 親日派の財産没収のためだったり、過去の大統領を裁くためなら遡及法をいくらでも作るのに、ここでは遡及しないのかよ。
 ひどい国だわ。

 ちなみにだいたい、この時期になると農業用、住宅用問わずに一週間に2件くらいのペースで火災が起きます。
 で、住んでいる人が火災被害に遭って、まだ生きてても放置されたままになったりします。
 「ビニールハウスに住む人間」というのはそういう扱いなのですね。

ムン・ジェインの外交メンター「韓国の外交は失敗していない」と主張……おまえがそう思うんならそうなんだろ

[寄稿]「韓国外交失敗論」の根拠を問う(ハンギョレ)
 時が経つのは早い。文在寅(ムン・ジェイン)政権の任期はもう1年5カ月しか残っていない。この3年7カ月がまるでジェットコースターのように流れた。2017年の危機から出発し、2018年の希望の一年が訪れたが、2019年2月、ハノイでの朝米首脳会談が物別れに終わったことで、朝鮮半島は再び凍りついた。出口がなかなか見つからない。このような現実を反映するように、国内外で文在寅政権の外交政策に対する批判も高まっている。

 代表的なのが、韓国メディアのいわゆる「外交失敗論」だ。同意しがたい。文在寅政権が当初掲げていた朝鮮半島の非核化と平和体制の構築という目標を達成できなかったのは事実だ。しかし、これが短期間で実現できる課題ではないことは説明する必要もないだろう。さらに、これに向けて進んでいく過程で成し遂げたことも多い。板門店(パンムンジョム)宣言や平壌(ピョンヤン)宣言、南北軍事合意書を採択し、これによって天安艦事件や延坪島(ヨンピョンド)砲撃、木箱地雷のような軍事的危機状況は発生しなかった。口頭と書面で北朝鮮指導者の非核化の意志を確認し、シンガポールとハノイで2回にわたる朝米会談を可能にしたことは、決して些細な成果ではない。北朝鮮の核保有が本格化して以来、歴代のどの政権がこれほどの成果をあげたのか。非核化と平和を模索した2018年の外交努力を過小評価してはならない。

 さらに、破綻したという韓米同盟は依然として堅固であり、中国との関係も特に問題がない。2国間だけでなく多国間外交で成し遂げた成果も少なくない。新型コロナがもたらした危機がなかったら、さらに多くの実績をあげただろう。終わるまでは終わりではない。

 次に、一部の日本のジャーナリストや保守論客たちは、文大統領のポピュリズムが韓日関係を駄目にしたと批判する。彼らの主張は強制徴用被害者や慰安婦問題を大統領が国内の政治的目的のために悪用しているという認識を前提にしている。事実とは異なる。支持率が高止まりしていた任期初めからこれまで、文大統領は一貫した態度を守ってきた。
(引用ここまで)


 ムン・ジェイン政権の外交メンターであるムン・ジョンイン大統領統一外交安保特別補佐官の言い訳のコーナー。
 みんな大好き、ムン・ジョンイン。

 時に「一度でいいから終戦宣言を出してみよう、間違ってたら引っこめればいい」とアメリカに呼びかけ(後にムン・ジェイン大統領もそれに乗る)。
 ムン・ジェイン大統領がヨーロッパ歴訪で北朝鮮制裁緩和を提案し、すべてから断られ、かつ某国首脳からは「彼は少しおかしい人物」日本のロビー活動だ」と断じ。
 THAADミサイル配備については「神だろうと在韓米軍だろうと大統領だろうと法の上には立てない」としてフル装備までは環境アセスメントを2年間やると宣言し(たものの、北朝鮮のICBM発射事態で即座にフル装備の配備決定)。
 在韓米軍については「韓国の大統領が出ていけといえば駐留できるものではない」と言い放ち。
 その挙げ句に駐米大使になろうとしてアメリカから断られ
 日本に対しては「日韓が協力すれば米中新冷戦を仲裁できる勢力になれる」とか言い出す人物ですね。
 ムン・ジェイン政権を象徴する人物であるといえると思います。

 で、そんな人物が「ムン・ジェイン大統領の外交は失敗していない」って語るっていう。
 まあ、「失敗」をどのように規定するかにもよるとは思いますけどね。
 彼が失敗していないというのだから、彼にとっては失敗していないんですよ。

 ハノイで米朝会談がかつてないような形で決裂しようとも、南北共同連絡事務所を爆破されようとも、漂流した自国民を射殺されようとも、ボルトン元補佐官に「米朝首脳会談は『韓国の創造物』だった。失敗も韓国の責任」とされようとも。
 それが失敗じゃないというのであれば、失敗じゃないのですよ。
 彼の中では。
 外交王ムン・ジェインを支える特別補佐官としては当然の言い分かもしれませんけどね。
 身内から「ムン・ジェイン外交は失敗していない」って叫んでも、それを判断するのはお前じゃないって話で終わりなんですけどね。


「韓国独自のステルス戦闘機」であるKF-Xの共同開発からインドネシアの排除を決意か……独自のステルス機?

姿現したKF-X 1号機... 「インドネシアの排除」へ旋回(SBS・朝鮮語)
斜めにそびえる尾翼、戦闘機の目であるAESAレーダーが搭載されるノーズコーンは、レーダー波の反射を最小限に抑えるためステルスデザインの機体、韓国型戦闘機KF-X試作1号機です。

昨年9月に組立を開始して以来、初公開される現在の様子です。
全体的な形状が、世界最高の戦闘機、米国のF-22ラプターに似ています。

キム・デヨウン韓国国家戦略研究院研究委員「機体全体がレーダー波の反射を防ぐ反射角配置形状を持っています。欧州のユーロファイターやラファールよりも少し高いレベルのステルス性能を持つのではないだろうか(と思います)」 (中略)

1号機は4月のロールアウト、すなわち公開イベントを通じてデビューを見せます。
続いて地上試験、そして来年から本格的な飛行試験をした後、2026年までに開発を終える予定です。
私たち独自の技術でステルス戦闘機を保有することになるでしょう。

技術的難関をひとつずつ超えている中で、ビジネスの足かせに浮上したのは20%資本参加している、インドネシアの分担金未納です。
先週の日曜日、ソ・ウク国防長官とカン・ウンホ防衛事業庁長がこの問題を協議したことが確認されたが、1兆5千億ウォンの分担金を政府と開発企業である韓国航空宇宙産業が一定の割合で分けて負担する案を検討したことで知られました。  
(引用ここまで)


 先日、マクロン大統領が訪印して、インドとフランスが防衛協力を推し進めることについて合意しました。
 日米豪印によるクアッドについても言及し、フランスはクアッドの近くにいる、近く軍事演習を行うと述べました。
 で、その際にラファールの技術移転を含めた現地生産について100機以上を導入するのであれば70%ていどの技術移転も可能と提案があったというニュースがありました。
 それ以下の少数導入でも部品製造をインドに委託することは可能だ、という提案でもあったようですね。

On Rafale and deadly Panther choppers, India gets a huge offer from France(Hindustan Times・英語)

 それよりも前に契約が行われた36機のラファールはフランスで製造されており、こちらは今年末までに全機取得予定。
 中国に対する抑止力として期待されています。
 中国はインド国境近くに虎の子のJ-20を配備しているとのことですが、正直なところ戦闘したくはないでしょうね。現在の中国の技術レベルが知られてしまうので。

 その一方でインドネシアはこの技術移転を含めた契約をなんとかインドネシアに持って来れないかと画策しているようです。
 先週あたりからスコルペヌ級潜水艦、ラファール等の輸出についてフランスと合意がある、もしくはあった……というニュースがインドネシアメディアからぽつぽつと出ているのですが、インドネシア語なので翻訳サイトを通してもちょっと主旨がわからない。
 とりあえずダッソーからはインドネシアに対してなんのリリースも出ていないことは確認しています。

 どちらにせよフランスは防衛装備品の輸出をインド、もしくはインドネシアを橋頭堡としてアジア攻略をしたい模様。
 うまく競らせているという感じかなー。
 より現実的なのはすでにラファールを導入しているインドではないかと思いますが。
 インドでの国産戦闘機であるテジャスMk.1Aとのハイローミックスになるようですね。

 あ、そうそう。KF-Xの話題もありました。
 そういった一連の光景を見た韓国が「インドネシアは離脱する」という前提でKF-Xの開発を進めると決めたのではないか、とのSBSの報道。
 まあ、このあたりの話は何度もしてきているので省略。
 そりゃ手に入るのであればいつになるのかも分からないKF-Xよりも、現実に何度も戦闘を経験しているラファールのほうがいいでしょうよ。

 一応、この報道が出た翌日には国防部から「韓国政府がインドネシア離脱を想定しているというのは事実無根である」というニュースも出てはいるのですが。
 ま、現状だとそう言うしかないですわな。

 んで、ピックアップしたSBSのニュースで面白いのは「独自のステルス戦闘機」って言い切ってしまっているところ。
 形状がF-22に似ているのでステルス能力がある、とのことですが。
 製造元のKAIは一度も「KF-Xにステルス能力がある」とは語っていないのですよね。
 防衛事業庁も同様

 韓国の国会議員やメディアからは「韓国独自のステルス戦闘機!!」と噴き上がった話が何度も出てるのですが、KAIからは「RCSは低下させる努力はしていますけど、ごにょごにょ……」「将来的にはウェポンベイをつけて被発見率を低下させたい」といった感じ。
 まあ、カナード翼のあるラファール、ユーロファイタータイフーンよりもRCS高かったら話になりませんけどね。