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2020年12月

1月8日、日韓関係は最悪の事態を迎えるのか……主権免除を認めるかを争う裁判の判決が

カテゴリ:日韓関係 コメント:(101)
慰安婦被害者が5年間待った宣告…明日、日本政府を相手取り起こした損賠訴訟の結論へ(中央日報)
旧日本軍「慰安婦」被害者が日本政府を相手取って起こした損害賠償訴訟の結論が8日、下される。韓国裁判所が被害者が直接提起した損害賠償訴訟に判断を下すのは今回が初めてだ。裁判の結果が今後の韓日関係にも影響を及ぼすという観測が出ている中、判決に対する関心が集まっている。 (中略)

8日宣告は2013年8月慰安婦被害者12人が日本政府を相手取って「1人当たり1億ウォン(約950万円)ずつ12億ウォンを賠償せよ」という民事調整申込書を出して始まった。だが、日本政府は「ハーグ送達条約第13条」を挙げて調整を拒否した。ハーグ送達条約は「自国の主権・安保を侵害するものと判断される場合」、送達を拒否することができるように調整する国際業務条約だ。これを受け、ペさんらは2015年10月事件を正式裁判にかけてほしいと求めた。裁判所はこれを受け入れて翌年1月ソウル中央地裁民事合議部に事件を配当した。

正式裁判は始まったが、日本政府が参加を拒否して4年間公判が開かれることができなかった。これによって裁判所は昨年1月「公示送達」の手続きを通じて裁判を開いた。公示送達は当事者の住所などが分からない、または送達が不可能な場合、書類を保管しながら裁判所の掲示板に掲示する送達方法だ。該当手続きによりペさんらは計4回の裁判にかけて昨年10月開かれた最終弁論を最後に8日最終宣告だけを残している。

裁判の最大争点は裁判所が「主権免除論」の例外を認めるかどうかだ。主権免除論とは、「一国の裁判所が他の国を訴訟当事者として裁くことはできない」という国際慣習法だ。日本政府はその間主権免除論を前面に出して訴訟参加を拒否しながら無対応の立場を守ってきた。

裁判所が日本側の論理を受け入れれば事件は却下されるが、例外を認める可能性もあるという分析もある。チェ・ポンテ弁護士(法務法人「サムイル」)は「ギリシャ・イタリアでもドイツ・ナチスによる被害者が提起した訴訟で主権免除論を排斥した」として「人権侵害にあった被害者が被害を補償されるための最後の手段として裁判に出ただけに主権免除原則を適用しないだろう」と見通した。

裁判所が原告である慰安婦被害者の軍配を上げるといっても日本政府が控訴する可能性は大きくないものとみられる。漢陽(ハニャン)大学日本学科のキム・ジヨン教授は「日本政府は裁判そのものを認めていないため、今回の1審が最終審になる可能性が大きい」と説明した。

今回の訴訟が韓日関係に影響力を及ぼすだろうという声も上がる。聖公会(ソンゴンフェ)大学日本学科のヤン・ギホ教授は「2018年10月大法院(最高裁)の強制動員被害補償判決以降、日本では関係回復に向けた韓国政府の提案を受け入れていない」として「象徴性が強い慰安婦被害者に対する賠償判決まで出る場合、日本側が外交的に韓国に圧力をかける可能性もある」と分析した。韓国政府は司法府判断に行政府が介入してはならないという立場だ。外交部関係者は「司法府の業務に政府が立場を出すのは適切でない」と明らかにした。
(引用ここまで)


 さて、ついに慰安合意(実質)破棄、徴用工判決放置の次の日韓関係悪化3点セットのトリをつとめる慰安婦裁判の判決が明日となりました。
 まず最初の問題は韓国の地裁が日本の主権免除を認めるか否か、裁判を棄却するか否かですが。
 おそらくは認められないというのが韓国国内の、そして日本からの見方。

 徴用工裁判での「日韓併合時期における日本政府の所業はすべてが違法」という観点からもしてもまず間違いなく日本政府の賠償を認める判決が出ることでしょう。
 そして記事中にもありますが、日本政府は裁判の存在自体を認めないので控訴することなく判決が確定します。
 で、その後どうなるかということですが。

 記事中に「ギリシャ、イタリアではドイツの主権免除を認めなかった事例がある」とありますが、実はどちらも賠償請求は行われていません。
 ギリシャのケースではギリシャ政府がドイツに請求を行わずに握りつぶしました。
 イタリアのケースでは国際司法裁判所(ICJ)に持ちこまれ、主権免除が認められて賠償が認められませんでした。
 というわけで、これまで主権免除が認められないという事例はないのですね。
 なぜか韓国ではその後の経緯が描かれずに「主権免除が認められなかった事例がある」とばかり取り上げられているのですけども。

 ただし、韓国の場合はどうなるかというのは分からないのですね。
 というのも、日本がICJに提訴したとしても韓国が同意しない場合、裁判が成立しません。
 となると、韓国政府が日本政府の所有する財産を没収し、賠償にあてることになるのですが。
 そんなことをした日には、もう戦争寸前の状態となるわけです。
 さすがに今回はICJへの提訴に同意するんじゃないかと思うのですが。

 ただ、ムン・ジェイン政権だからなぁ……。
 日本側はムン・ジェイン(および、ムン・ジェイン政権)の無能さ、ポンコツ具合を低く見積もりすぎていた感がありますね。それは楽韓Webも同様ですが。
 まさかGSOMIAの破棄をするとは思わなかったし、まさか徴用工判決をここまで放置するとも思わなかった。
 ムン・ジェイン、および韓国が「勘違いした三権分立」を標榜し続ける以上、日本への賠償を求めざるを得ないかなぁ。

韓国で初の外資系アミューズメントパークとなるレゴランド、2022年に開園できる?

10年目工事中春川「レゴランド」...どこまできたか?(YTN・朝鮮語)
湖の中ほどに浮かぶ島、これまでレゴランドは文化財発掘の問題と不正会計、贈収賄汚職、施工者の交替などの雑音が絶えませんでした。当然、完成期日が延期され続けてきました。現在工事がどこまで進んでたのか、直接中に入って確認してみましょう。

一番最初に目についたのはジェットコースターです。水遊び施設も姿を備えています。レゴブロックの警備艦が実物大のものとなり、曲がりくねった滑り台も置かれました。灰色のコンクリートの建物も塗装が始まり童話の中に出てきそうなわらぶき屋根の建物も骨組みを備えています。すでに枠を備えた造形物と一緒に見ると、土を運ぶショベルがまるでレゴのおもちゃのように見えます。

事業を取り巻く大小の問題が依然として残っていますが、2022年の完成を目指しています。 (中略)

テーマパークの工程率はすでに60%以上。
しかし、施工者の交換の問題が浮き彫りになった周辺インフラの工程率は20%台にとどまっています。
(引用ここまで)


 延々とやっている春川のレゴランド、10年目にしてようやく開園できるのではないかという状況になってきたそうです。
 これまで竣工業者が入れ替わったりなんだりと、あとから建設が決定した名古屋のレゴランドに追い抜かれるという始末だったのですが。
 併設予定だったハローキティーアイランドが計画中止になったりもしていましたが。
 どうにかこうにかレゴランド本体は開園できそうな感じです。ちなみに2022年に予定されているとのこと。
 リンク先の動画を見ても、園内はそれなりには作られている模様。

 ただ、周辺のインフラができておらず、ホテル等は遅れて開業するとのこと。
 レゴランドにかぎらず、こうしたアミューズメントパークは周囲のインフラと一緒になるのが旨みなのですよね。
 そのあたりがうまく廻っているのが日本のディズニーランドであり、USJであると。あれを見て韓国もアミューズメントパークで一発当てたいという意向があるようですが、どれひとつとしてうまくいっていません。
 特にユニバーサルスタジオコリアのぐだぐだ感はなかなかすごいものがあります。

 日本のレゴランドも名古屋港近くの金城ふ頭駅なんていう陸の孤島に作られたのは、併設しているホテルに泊まらせたいという意向があるからでしょうね。
 ちなみにレゴランドのある金城ふ頭駅の近くにある展示場でBABYMETALのライブがあったのですが、帰りのあおなみ線がえらいことになってました。数千人が一気に行ったり帰ったりようなところではないな、というのが実感。
 2日目は見知らぬメイトさんを募ってタクシーで帰りました。余談。

 慶南にあるロボットランドが破綻寸前とされていますが、レゴランドもその轍を踏むのかどうか。
 外資(マダムタッソーの運営会社)によるアミューズメントパーク運営ならなんとかなったりするんですかね?
 ちなみに同じように外国からの算入であったジャズクラブのブルーノートソウルは2ヶ月半でクローズしてました。

イランメディア「韓国という泥棒を捕まえてやったぞ!」とタンカー拿捕に喝采……まあ、それもそもはずで……

「泥棒を捕まえた」 イラン・メディア、韓国タンカー拿捕に毒舌(朝鮮日報)
 イランの半官営メディア、タスニム通信は5日(現地時間)、イラン革命防衛隊が「韓国ケミ」を拿捕し、先導する様子を撮影した写真を1面トップに掲載した。タスニム通信のペルシャ語報道を英語に翻訳したアラブ圏メディアの記事によると、タスニム通信は「韓国ケミ」の写真と共に「資金泥棒に対する正当な対応」と題する記事で「韓国に凍結されたイランの資金は80億ドルと推定され、(今回の拿捕が)この資金を取り戻すきっかけになり得る」と書いた。タスニム通信はイラン革命防衛隊の支援を受けるメディアとして知られている。

 ペルシャ語で発行されているイランの日刊紙「バタネ・エムルズ」も同日、「韓国ケミ」の写真を1面に掲載し「我々は泥棒を捕まえた」と報じた。同紙はイスラム強硬派に追従しているといわれるメディアだ。同紙は「韓国の大統領の政治的未来は、タンカー拿捕事件とイラン封じ込めをどう処理するかに掛かっている」と主張した。

 韓国のタンカー拿捕について、イランの各メディアが「泥棒」といった表現を用いるのは、凍結された資金に着目してのことだとみられる。
(引用ここまで)


 イランメディアが「泥棒を捕まえた」と韓国船籍タンカーの拿捕について喝采をあげているそうです。
 まあ、そりゃそうだよねっていう。
 一口に70億ドルが韓国の銀行口座で凍結されていると書かれていますが、イランの2020年のGDP(推定)は3480億ドル。
 つまり、70億ドルといえばGDPの2%超にあたる巨額なわけです。
 日本でいえば10兆円が凍結されているのと同じこと。
 おまけにその巨額な資金に対して、イランの足下を見てまともな利子すらつけていなかったという。

 イランからしてみれば憤懣やるかたないというのが実際のところでしょう。
 まあ、韓国からしてみたらアメリカに頭を抑えつけられていて口座を動かせないというのも実際なのでしょうけどね。
 そもそも、この口座を作ったというのも「原油代金をこの口座にプールしておいて韓国からの輸出代金を引いていけばいい」というものだったのですが。
 制裁回避のために。
 韓国からイランに輸出するもので、原油ほどに値の張るものがあるわけもなく。
 今回も新型コロナウイルスのワクチン代金をこの口座から出そうとして、イラン側に「額が少なすぎる」として拒絶されたっていう。

 サッカーでイラン代表が韓国戦に強いっていうのはこのあたりの因縁もあったりするのかなーと思ったのですが。
 まあ普通にイラン代表のほうが強いというだけですね。

中東情勢解説としてはかなり役立ってくれた新書。おすすめ本のひとつ。

楽韓さん、本日の動向 - KADOKAWAのコミックスセールが今日まででした

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 新年になって7日にしてようやく本日の動向。
 あ、KADOKAWAのコミックスセールが今日までです。何度かおすすめした野人転生もセール対象。



 年が明けてからこっち、ちょっと喉に違和感があってびくびくしながら過ごしていたのですが扁桃腺が腫れてめでたく(?)、耳鼻咽喉科に行けました。
 もう東京に住んでいる以上、運が悪かったら罹患してもしかたないのですよね。
 今日まで「違和感」のレベルで保たせてくれた銀翹散にも感謝だわ。違和感の初期で服用できてたらもっとはやくに収まってただろうけど。

 チ。 ─ 地球の自転について ─ 1集を購入。
 地動説とC教のお話。
 いま、もっとも読む価値のあるマンガとしておすすめ。2ヶ月連続でコミックスを出すところを見ても、スピリッツも力を入れているのでしょうね。



 でも、いまいちばん好きなマンガはとなりのフィギュア原型師。今日、2巻発売。特典欲しさに紙の本も買いそうな勢い。



 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。