共に民主党は、△排出管理基準値である4万Bqの18倍に達するリットル当たり最大71万3000Bqの三重水素が検出されたし△三重水素は、自然に存在しない原発事故や核実験にのみ検出される危険な物質であり、△三重水素とは異なり、コンクリートを透過することができない「ガンマ核種」が検出されたのは、コンクリート水槽に亀裂が発生したと主張した。それとともに「三重水素が大したことではないと言うものは、これらの福島原発の汚染水排出も行われないと言う嘘つき」と声を高めた。民主党は来る18日、月城原子力本部を訪問し、現場調査を進める一方官民合同調査委員会の構成も検討すると明らかにした。
原子力の専門家たちは、このような与党の主張が「怪談レベル」と批判した。チョン・ヨンフン韓国科学技術院(KAIST)原子力と両者工学科教授は「三重水素は、自然でも作られていた」と「自然であれ人工であれ、危険性は放射性物質の量と種類に依存するもの」と指摘した。三重水素は宇宙から飛んでくる宇宙線(cosmic ray)に含まれて雨水など溶けているというものである。
71万3000Bqという検出量も意図的な歪曲に近いという指摘が出ている。排出管理基準値は、浄化作業を経て外部から測定する必要がある数値であるが、原発内部に溜まった水を測定した結果で基準値を超えたと主張することは論理的に合わないというものである。チョン教授は「原発内の地下水に、その程度の濃度の三重水素を検出することは、通常の運転の過程」とした。
(引用ここまで)
昨日、「韓国の与党が『月城原発から基準値超えのトリチウムが検出された』としているが、それを信じることはできない」というエントリを書きました。
その理由として「韓国の与党、およびムン・ジェイン政権は原発ゼロ政策を標榜しているから」というものを挙げていましたね。
実際に月城原発1号機は虚偽報告によって廃炉に追いこまれたことが判明しています。
で、今日になって共に民主党側が月城原発のトリチウム検出についての記者会見を行ったのですが。
・「基準値の18倍のトリチウムが検出された」
・「トリチウムは自然に存在しない危険な放射性物質だ」
・「トリチウムの危険性を否定するものは、福島原発から汚染水排出も行われないとするような嘘つき」
・「コンクリートでも遮蔽できないガンマ線を発する核種が発見された」 ・「18日に現地調査を行う」
といった内容でした。
……ね?
トリチウムが自然に存在しない、危険な物質なんですって。
もう地球には住めないな(笑)。
そもそもこの「基準値の18倍ものトリチウムが地下水から検出された」と言い出しているのは環境保護団体だけ。第三者機関等で確認された数字ではないのです。
「反原発」という主義でしか行動していないわけで。
「トリチウムは自然に存在しない」というだけでも、連中の言っていることをまともに取り上げなくてもいいということが分かるのではないでしょうか。
まあ、多かれ少なかれ自分の信条に有利なデマを信じたいというのは誰しも持っている心。