ジョー・バイデン米大統領が28日未明、菅義偉首相と首脳通話をしたことについて、大統領府は「ホワイトハウスが慣例的に定めた順序に従って行われるもので順番に大きな意味を見る必要はない」と述べた。 (中略)
通常、米国大統領の首脳通話順序は、カナダ、メキシコ、ヨーロッパ、アジアの国の順に行われた。アジアでは日本が韓国より前であった。 (中略)
一部ではムン大統領と習主席の電話首脳会談について残念だとの意見もあった。ムン大統領はまもなく就任祝いなどのためにバイデン大統領と首脳通話するにもかかわらず、あえて米国と対立している中国と通話する必要があったのかという指摘だ。
大統領府は「習主席との通話は、韓国と中国の旧正月の連休と春節を控えた新年のあいさつとして推進された」と拡大解釈を警戒した。
韓米首脳通話スケジュールについては、「韓米首脳通貨はまもなく行われるが、(国家安保室から)まだ知らせはない」と日程が決まっていないと説明した。
(引用ここまで)
バイデン大統領が韓国よりも先んじて日本と電話首脳会談を行ったことについて、韓国大統領府からは「通話の順番に大きな意味はない」と述べたそうですよ。
「アメリカがいつもの順番で電話をしているだけ」であると。
……それをわざわざ表明するっていうのは、順番を気にしているっていうことなんですけどね。
日本よりも先んじたくてもうどうしょうもないのだけども、現実はそうでないから「通話の順番なんてなんの意味もない」と語ってしまう。
すっぱいブドウだわ。
2017年のドイツG20でトランプ大統領(当時)とムン・ジェイン大統領が同じ赤いネクタイをして、安倍総理(当時)が青いネクタイをして日米韓首脳会談をした際にはネクタイの色を揃えたことが「韓国大統領府の分析力のたまものだ」くらいの勢いでしたっけ。
それほどまでに「アメリカから認められること」を重要視していた韓国が、通話の順番を気にしないわけがないのです。
あとこの時期にわざわざ習近平国家主席と電話会談したのも同じことで。
ムン・ジェイン的にはこの時期に中国側と通話することで、両天秤外交をやっていくという意思表示だったのでしょうけどね。
匂わせが話題になったので慌てて理由を後付けしても「疑われた」という時点で終了。
旧正月にあわせた挨拶だ、とかわざわざ言い訳をする必要もない。
それが本当なら大元のリリースにそう書いておけばいいのだから。
浅はかなんだよな、やっていることが。
パク・クネとパン・ギムンが揃って中国戦勝記念パレードに参加したくらいに堂々としてりゃいいのに。