故・朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長の妻であるカン・ナンヒ夫人が書いた直筆の手紙がインターネット上で拡散されている。昨年7月、秘書に対するセクハラ(性的嫌がらせ)疑惑が浮上するや自殺した朴前市長について、「朴元淳は『そのような人』ではない。彼の道徳性を回復させなければならない」という内容だ。朴前市長の側近は「カン・ナンヒ夫人が書いた手紙は正しい」と言った。 (中略)
「朴元淳を記憶する人々」という団体の関係者は「カン・ナンヒ夫人が当方に送ったもの」と語った。同団体は朴前市長を追悼するため昨年末設立された団体だ。市民団体「参与連帯」「美しい店」「希望製作所」など朴前市長と共に仕事をしたことのある各界の人物たちが参加している。
カン・ナンヒ夫人は直筆の手紙で「朴元淳は自らの命が尽きる瞬間まで私の同志」「私の夫・朴元淳はそのような人ではないことを、私はあまりにもよく知っている。朴元淳の生涯を信じ、最後まで信頼する」「朴元淳の精神の本質は道徳性」「私と私たち家族は朴元淳の道徳性を信じ、回復させなければならないと考えている」と書いている。 (中略)
カン・ナンヒ夫人は手紙の最後に、人権委に提出した嘆願書を添付した。先月22日に作成されたこの嘆願書で、カン・ナンヒ夫人は「私の夫・朴元淳は人生のすべてを人権と公益のためにささげた人だ。女性の人権に礎を置いていた」と書いている。この文章をネット上でシェアした朴前市長の支持者たちは「目覚めている市民である我々は既によく知っている。市長の高潔な人格と品格を」「私も朴元淳の同志になる」などのコメントを寄せている。
(引用ここまで)
「セクハラで告発された」という情報がもたらされた直後に失踪し、翌日に遺体で見つかった前ソウル市長のパク・ウォンスン。
直接の起訴判断では「被疑者死亡で不起訴」となって、支持者団体からは「告発した自称被害者を殺人罪で告訴する」とかやってましたが。
ソウル市職員が起訴された裁判ではパク・ウォンスンによるセクハラが事実認定などされてました。
で、今度は夫人から「パク・ウォンスンは『そのような人物ではない』と知っている」とのメッセージがきたそうですわ。
なんとかしてパク・ウォンスンがセクハラ犯であったという事実を打ち消したいのは、左派にとっては「屹立する英雄」として扱いたいからなのですが。
さすがに無理だよなぁ。
「死人に口なし」を地で行くやりかたですが、まあ信者であればなんでも信じるでしょうし、まともな人間は信じないってだけ。
生きていれば影響力も残せたでしょうが「死んで不起訴になった」という時点でね……。
それにしてもソウル特別市、釜山広域市、忠清南道知事とすべてセクハラで自死、辞任。
3人共に左派の大物で特にパク・ウォンスン、アン・ヒジョンは次期大統領ともされていたのですが。
韓国の権力者のありようというものを見せつけてくれましたね。