韓国の新規コロナ感染者 3日ぶり600人下回るも集団感染続く(聯合ニュース)
韓国の中央防疫対策本部は19日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から561人増え、累計8万6128人になったと発表した。市中感染が533人、海外からの入国者の感染が28人だった。新規感染者は前日(621人)から60人減り、3日ぶりに600人を下回った。
だが、工場などの大規模事業場や日常生活の中で集団感染が続いているのに加え、人の移動が増えた旧正月連休(11~14日)の影響が本格化する時期であることから、安心はできない状況だ。
(引用ここまで)
今月に入ってから全世界的に新型コロナウイルス感染者が目に見えて減っているが、韓国は再び上昇傾向にある。(中略)各国ではマスク着用を強調するなど、強力な新型コロナ封鎖政策を取っている上、ワクチン接種の影響も徐々に現れて始めているからだ。
一方、韓国は昨年末(12月25日)の1240人をピークに、今年の旧正月連休(2月11-13日)に300人台まで下がったものの、旧正月連休が終わるやいなや今月15日に457人、16日に621人と感染者が再び増えている。全国各地で工場や病院で集団感染規模が拡大しているほか、家族・親族の集まり、教会・学校などでの散発的な感染も相次いでいるためだ。特に、旧正月連休の影響が本格的に現れ始める今週末から新規感染者数がさらに増えるのではないかと心配されている。
経済協力開発機構(OECD)加盟37カ国のうち、33カ国では既にワクチン接種が行われている。日本は17日、国立病院機構東京医療センターの院長をはじめとする医療従事者たちがファイザー社製ワクチンの接種を受け始めた。ところが、残り4カ国の中でも、韓国は一番遅い26日にようやく接種を開始する予定となっている。37カ国中で韓国がビリなのだ。イスラエルなどでは接種率が50%に迫り、日常生活を取り戻しつつあるのに、韓国でまだ接種を始めることもできていない理由は、後日になってもきちんと究明する必要がある。
(引用ここまで)
日本、韓国の今日発表による新規感染者数はそれぞれ1303人、561人。
韓国の数字を2.5倍すると人口比での比較ができるようになるので、そうしてみると1303:1402。
正直なところ大差ないレベルですが、ここ何日か新規感染者数で韓国に追い抜かれています。
日本の年末からの感染拡大と、韓国の旧正月にかけての感染拡大はほぼ同じ構造であるように感じますね。人の動きがあると拡大していく、という。
ま、日本も韓国も世界から見たら優等生であるのは間違いないですけどね。
ただ、これまでの実績を見ても「K防疫」とやらは言うほど感染防止には役に立たず、「拡大後の抑止」にしか効果がないのは間違いないところ。
でなければ大邱での集団感染や年末にかけての1日1000人規模の感染があるわけもなく。
あるていど広まった際に抑圧を加えることで急速に収縮させるという効果はありますが、それ以上の効果は期待できない。
さすがに中国みたいに「感染者がいたら市をまるごと閉鎖」とかまではできていませんから。
で、ワクチンについても韓国メディアから突き上げを食らっていた際に「契約はできた」「海外と比べても接種は早いほうになる」「遅れたとしても副作用が観察できるのはよこと」等々と言っていたのですが。
OECDで接種開始が最後になることがほぼ確定。
それも当初はやや不安のあるアストラゼネカ製のもののみ。
アストラゼネカのワクチンはコールドチェーンを構築する必要がないので初期導入が楽なのでしょうけどね。
ま、韓国は韓国でがんばってくださいな。