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2021年01月

新型コロナ:感染拡大の進む韓国、ワクチン導入もOECDで最後になることが確定的

カテゴリ:伝染病 コメント:(69)
【社説】世界で新型コロナ感染者急減しているのに韓国では急増、ワクチンもOECD加盟国でビリ(朝鮮日報)
韓国の新規コロナ感染者 3日ぶり600人下回るも集団感染続く(聯合ニュース)
韓国の中央防疫対策本部は19日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から561人増え、累計8万6128人になったと発表した。市中感染が533人、海外からの入国者の感染が28人だった。新規感染者は前日(621人)から60人減り、3日ぶりに600人を下回った。

 だが、工場などの大規模事業場や日常生活の中で集団感染が続いているのに加え、人の移動が増えた旧正月連休(11~14日)の影響が本格化する時期であることから、安心はできない状況だ。
(引用ここまで)

今月に入ってから全世界的に新型コロナウイルス感染者が目に見えて減っているが、韓国は再び上昇傾向にある。(中略)各国ではマスク着用を強調するなど、強力な新型コロナ封鎖政策を取っている上、ワクチン接種の影響も徐々に現れて始めているからだ。

 一方、韓国は昨年末(12月25日)の1240人をピークに、今年の旧正月連休(2月11-13日)に300人台まで下がったものの、旧正月連休が終わるやいなや今月15日に457人、16日に621人と感染者が再び増えている。全国各地で工場や病院で集団感染規模が拡大しているほか、家族・親族の集まり、教会・学校などでの散発的な感染も相次いでいるためだ。特に、旧正月連休の影響が本格的に現れ始める今週末から新規感染者数がさらに増えるのではないかと心配されている。

経済協力開発機構(OECD)加盟37カ国のうち、33カ国では既にワクチン接種が行われている。日本は17日、国立病院機構東京医療センターの院長をはじめとする医療従事者たちがファイザー社製ワクチンの接種を受け始めた。ところが、残り4カ国の中でも、韓国は一番遅い26日にようやく接種を開始する予定となっている。37カ国中で韓国がビリなのだ。イスラエルなどでは接種率が50%に迫り、日常生活を取り戻しつつあるのに、韓国でまだ接種を始めることもできていない理由は、後日になってもきちんと究明する必要がある。
(引用ここまで)


 日本、韓国の今日発表による新規感染者数はそれぞれ1303人、561人。
 韓国の数字を2.5倍すると人口比での比較ができるようになるので、そうしてみると1303:1402。
 正直なところ大差ないレベルですが、ここ何日か新規感染者数で韓国に追い抜かれています。
 日本の年末からの感染拡大と、韓国の旧正月にかけての感染拡大はほぼ同じ構造であるように感じますね。人の動きがあると拡大していく、という。
 ま、日本も韓国も世界から見たら優等生であるのは間違いないですけどね。

 ただ、これまでの実績を見ても「K防疫」とやらは言うほど感染防止には役に立たず、「拡大後の抑止」にしか効果がないのは間違いないところ。
 でなければ大邱での集団感染や年末にかけての1日1000人規模の感染があるわけもなく。
 あるていど広まった際に抑圧を加えることで急速に収縮させるという効果はありますが、それ以上の効果は期待できない。
 さすがに中国みたいに「感染者がいたら市をまるごと閉鎖」とかまではできていませんから。

 で、ワクチンについても韓国メディアから突き上げを食らっていた際に「契約はできた」「海外と比べても接種は早いほうになる」「遅れたとしても副作用が観察できるのはよこと」等々と言っていたのですが。
 OECDで接種開始が最後になることがほぼ確定。
 それも当初はやや不安のあるアストラゼネカ製のもののみ。
 アストラゼネカのワクチンはコールドチェーンを構築する必要がないので初期導入が楽なのでしょうけどね。
 ま、韓国は韓国でがんばってくださいな。

元慰安婦が「日本に謝罪をさせるために国際司法裁判所に問題を付託せよ」と述べたものの、韓国側はいまひとつ乗り気ではない模様……なぜなら……

「慰安婦」問題、ICJ付託案が30年経てようやく出てきたわけは?(前)(ハンギョレ)
 日本軍「慰安婦」被害者のイ・ヨンスさんが、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対して慰安婦問題の国際司法裁判所(ICJ)への付託を要請したことで、韓日両政府だけでなく市民社会や学界までもが、今後の事態の展開を注視している。ICJを通じて「慰安婦」被害者問題を解決しようとの方策が公論化されたのは、1991年の故金学順(キム・ハクスン)さんの初の公開証言から30年を経て初めてのことだ。 (中略)

 推進委側の法律検討を担当したシン・ヒソク博士(国際法)は「予断することはできないが、(ICJが)実体的に『慰安婦』制度が当時の国際法を違反した戦争犯罪として法的責任」を認める一方、「手続き的には個人賠償請求権は1965年の韓日請求権協定で放棄され、韓国裁判所は日本の主権免除を尊重しなければならない」と判断する可能性があると見通した。 (中略)

 国際法の専門家らは、このようなアプローチに懸念や疑問を呈した。被害者は請求権協定にも個人賠償請求権が残っていることを前提に、日本の法的責任と賠償を要求してきたが、推進委の予測通りの判決が下された場合、国際司法裁判所の判断より“失うもの”が大きいと見ているからだ。

 キム・チャンロク慶北大学教授(法学)は今月16日、国際司法裁判所を通じて「慰安婦」制度が当時の国際法を違反した犯罪だという事実を確認したもらう代わりに、被害者の個人賠償請求権は請求権協定で放棄されて日本の主権免除が尊重されなければならないという判断を受け入れるなら、「弊害は実に深刻であろう」と懸念した。複数の法律専門家もこのような判断が下された場合、2018年の韓国最高裁(大法院)判決と1月のソウル中央地裁判決の意味を歪曲する結果をもたらすと警告した。「両裁判が請求権協定および国家免除を認めなかったため、国際法を違反している」という日本政府の主張を後押しする格好になり、これまで国内外で行ってきた努力を台無しにする恐れがあるという判断だ。また、日本政府の能動的な責任認定と謝罪という被害者の本質的要求は、この問題を国際司法裁判所に移しても解決されないという指摘もある。
(引用ここまで)


 元慰安婦のイ・ヨンス氏が「慰安婦問題を国際司法裁判所(ICJ)に付託せよ」と言い出したことで、韓国政府には一定の圧力がかかることになりました。
 というのも「正義を果たし、日本に謝罪・賠償をさせるために国際法上、慰安婦制度が違反だったという確認をICJにしてもらえ」という言いかたをしているからです。
 韓国における最高権威者である慰安婦にこうした物言いをされてしまった以上、完全に無視することは韓国政府にはできません。
 ただまあ、そんなことをICJはしないのですよね。
 ICJがやるのは国同士の紛争の解決のみ。
 謝罪しろというような話はICJの精神にそぐわない。
 ですが、韓国国内でそうした実際の話は無視されることになるでしょうね。

 んでもって、国際法上どうなっているかというと、1965年の日韓基本条約、日韓請求権協定、および2015年の慰安婦合意によって解決済みとして処理されるしかない。
 日本は徴用工判決について粛々と国際法に則ったやりかたで処理を進めてきました。
 日韓請求権協定にあるように外交交渉を求め、さらに仲裁委設立を求めてきたわけです。
 慰安婦問題についても同様の対応をすることでしょう。

 韓国の言っていること、やろうとしていることは国内事情でしかない。
 徴用工判決については日韓基本条約、および日韓請求権協定で解決されていることを認めるしかないし、慰安婦問題についてはさらに特別に慰安婦合意という形で国同士の約束を固めている。
 慰安婦関連について国連人権委がどうこうというのであれば、慰安婦合意について当時の国連事務総長が歓迎の意を表明している。
 正直、日本側の有利は揺るがないでしょうね。

 もちろん、だからといって付託された際に甘い見通しで対策を行わないなんてことはあり得ませんが。
 徴用工判決については判決が出る前から、日本政府はICJへの付託を選択肢のひとつとして挙げていました。
 慰安婦裁判のついても同様で、日本側からは選択肢のひとつとして挙げられていましたね。
 ですが、韓国側からは話題としてですらミリほども出てこなかった。
 少なからず、国際法上の判断では韓国側が不利であるからという認識があったからでしょう。
 まあ、個人的には今回のイ・ヨンス氏の訴えかけで面白く事態が展開してきたかなとは思います。

韓国外相、いまだに「日本とはツートラック外交を」と繰り返す……その背景にあるものとは?

最悪の韓日関係の中でも…韓国外交長官「ツートラック原則」ばかり反復(中央日報)
「文在寅(ムン・ジェイン)大統領の就任以降、日本に対しては過去の問題は対話を通じて解決し、未来志向的な協力分野は合意をするというツートラック基調を一貫して維持した」。

鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は18日、国会外交統一委員会全体会議で、文在寅政権の対日政策基調が融和的に変わったのではという分析に対し、このように答えた。「文在寅政権が日本に対する立場をまともに確立できず揺れている」という鄭鎮碩(チョン・ジンソク)議員(国民の力)の質問に対する答弁だった。

鄭長官の答弁は対日政策で過去の問題と経済・安保協力を分離して扱うという「ツートラック原則」を強調した答弁だったが、同時に慰安婦・強制徴用などの問題に関しては今後も強い態度で臨むという意味とも解釈される。実際「最近は韓日関係の反転のきっかけを探そうとするようだ」(鄭鎮碩議員)という質問に対し、鄭長官は「我々の立場は過去の問題に断固対応するということ」と話した。

これに対し、バイデン政権の発足および北朝鮮核問題の突破口のため韓日関係の改善が必須という点を政府がよく知りながらも、過去の問題で前向きな措置を取るのは避けているのではという指摘も出ている。

鄭長官は文在寅政権の対日原則について一貫してツートラック原則だと主張したが、これも事実でない。文大統領は2019年の韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)延長中断決定の後、「日本が輸出統制の理由として韓国を安全保障上信頼できないと述べたが、こうした状況で軍事情報を交換しようというのは矛盾」と明らかにした。大法院(最高裁)の強制徴用賠償判決に輸出規制で応酬しながら先に政経分離原則を破ったのは日本だが、政府も過去の問題を安保事案と結びつけてツートラック原則を自ら破ったからだ。 (中略)

鄭長官は韓日関係復元戦略に関連し、「韓日間の問題は両国間に必要なら米国の助けを受けることができる」とも語った。米国の仲裁・介入を活用して韓日関係を復元するという意志を表した発言だ。これは米国が韓国側から日本を説得することを望むという意中を表したと見る余地もあるが、先制的かつ前向きな対日措置なく米国の影響力に依存するだけでは韓日関係の解決に限界があるという指摘だ。

また、鄭長官は遅れている茂木敏充外相との電話会談についても「近いうちにあると期待する」とし「できるだけ早期に電話会談をする意思がある」と答えた。鄭長官は9日に公式任期が始まって以降、ブリンケン米国務長官をはじめ、ロシア、アラブ首長国連邦(UAE)、中国、カナダのカウンターパートと電話会談を終えた状態だ。しかし就任から1週間以上も日本とは電話会談をしていない。
(引用ここまで)


 花粉症がついに出てしまったので、薬をもらいに耳鼻科へ……というわけで午前の更新できませんでした。
 ……ああ。

 さて、本編。
 韓国のチョン・ウィヨン外交部長官(外相に相当)が「ツートラック外交を展開してきた」と国会で述べたのですが。
 いまだに日本に対して「ツートラック外交」が通用すると思いこんでいる、というべきか。
 あるいはムン・ジェイン大統領が言っている以上、外交部長官としてもそれを否定できないのか。
 ……まあ、後者かなという感じではあります。

 韓国はアメリカに対して、および中国に対して両天秤政策が通用すると思っているように、日本に対してもツートラック外交が通用すると思いこんでいるのです。
 「外交の達人」である韓国によって、日本を籠絡できると。
 で、血盟であるアメリカは日韓であれば確実に韓国の味方をし、道義的に問題のある日本を叱りつけてくれる……というのが彼らの基本路線。

 まあ、それに近い部分がなかったわけでもないのですが。
 特にオバマ政権前期あたりはまだ中国の台頭も低く見積もられていて、日本の戦略的価値というものが低く見られていました。
 後の歴史にいうところの「トラストミーの悲劇」である。
 ただ、オバマ政権後期からはアジア回帰戦略を用いて、日本の価値というものが再評価され、かつ日本も安倍前総理による長期安定政権によって方向性が定まったことによってアメリカとの関係が改善されたわけです。

 それでも韓国は「アメリカは韓国側につくべき」という基本路線を捨て去ることができず、自分の価値を決定的に見誤ったのがGSOMIA破棄宣言と、その屈辱的な撤回。
 後の世に「GSOMIAの屈辱」とされる出来事である。
 そして、GSOMIA破棄宣言を主導したのが大統領府国家安全保障室であり、当時の安保室長であったのが現在の外交部長官であるチョン・ウィヨン。
 長かった。

 自分の国の戦略的価値、値踏みを間違っている人間が外交部長官に就任して、「日本とはツートラック外交を展開する」と宣言しているわけです。
 ムン・ジェイン政権の間はなにもアクションがなさそうかな……という感じ。
 日本側の抱える不信感は払拭不可能でしょう。

楽韓さん、本日の動向 - よし、1時間前だが行くことに決めた

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 今年もヤツが……ヤツがきてしまった。花粉症。
 というわけで午前から耳鼻科。ああ、しんどい。

 というわけで、開演1時間前に行くことを決めたので10 BABYMETAL BUDOKAN Vに向かいます。
 やっぱ迷いますわ、このご時世。あとセトリも変わるかどうか分からんし。

 雑学系の書籍が多いサイエンスアイ新書がセールをやっています。
 いろいろとミリタリー系の書籍もありますが、温泉の科学がちょっと読みたいところ。



 あとファラデーのロウソクの科学の解説本みたいなものがあってそれもちょっとピックアップしておこう。
 伝導性ポリマーでノーベル化学賞を受賞した白川英樹名誉教授が監修しているとのこと。



 あと理由は分からないのですが罠ガールが全巻半額。わりとおすすめ。

罠ガール(1) (電撃コミックスNEXT)
緑山 のぶひろ
KADOKAWA
2017-12-26


 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。
 これ、読み物としてだいぶ面白いのでおすすめします。キリスト教史って本当に暴力と切り離せませんからね。

仁義なきキリスト教史 (ちくま文庫)
架神恭介
筑摩書房
2017-01-20