KF-21に「韓国型バルキリー」を足せばゲームデストロイヤー!(週刊東亞・朝鮮語)
9月に7〜10日に、ポーランドで開かれた国際防衛産業展示会に目を引くものかが展示された。まさにアメリカ空軍の未来無人戦闘機事業有力候補として挙げられているXQ-58A」バルキリー」の縮小モデルである。米空軍は、人間が直接操縦する戦闘機として実行するための危険な航空作戦に投入しようと「低消耗航空機技術(Low Cost Attritable Aircraft Technology・LCAAT)」事業を進めている。その名の通り、敵に撃墜されても大きな政治・軍事・経済的打撃がない高性能ドローンを大量導入する事業である。米国ドローンメーカークラトスのXQ-58AバルキリーとゼネラルアトミックスのMQ-20「アベンジャー」が事業受注で競合している。
軍事用無人偵察機の技術は急速に発展している。自ら離着陸して飛行して、味方統制所が指定されたターゲットを攻撃するレベルに到達した。有人戦闘機と一緒に運用されているドローンは「ロイヤル・ウィングマン(Loyal Wingman)」に通称される。「ウイングマン」は戦闘機編隊での長機を援護・支援する僚機を意味する。「忠実な僚機」に直訳することができるロイヤルウイングマンは本来、米国の航空機メーカー、ボーイングがオーストラリアで開発したステルス無人戦闘機の名前だった。複数のメディアが有無である複合運用システムの無人戦闘機のロイヤルウイングマンという名称を使っていたために、これが一般的な表現で定着した。
(中略)
主要先進国が開発されている第6世代戦闘機の性能を評価する重要な指標も無人戦闘機の運用能力である。米国はF-35Aと連動するLCAATをさらに発展させ、第6世代戦闘機PCA、FA-XXとも連動する計画だ。英国テンペスト、フランス・ドイツが共同開発したFCAS、日本のF-3も高度の人工知能とデータリンクシステムを利用したの有無である複合システムとして開発されている。このような第6世代戦闘機の開発トレンドに「4.5世代」戦闘機が挑戦状を差し出した。韓国航空宇宙産業(KAI)が開発したKF-21がその主人公だ。
当初次世代韓国型戦闘機(KFX)事業は、既存のF-16を交換する4.5世代戦闘機の開発を目指した。ただし最終的に確定された設計形状が米国F-22(第5世代ステルス戦闘機)と似ていてステルス改良を念頭に置いたものと判明した。防衛事業庁とKAIはKF-21を「進化的性能改良」して6世代戦闘機に準ずる未来の戦闘機へと発展させていくという構想を明らかにした。
(中略)
軍当局は、将来の航空兵器システムの開発動向を勘案しKF-21のブロック3の開発を急がなければなら。同時にこの連動する韓国型バルキリー獲得にも積極的に取り組まなければならない。韓国型の有無の戦闘任務機複合システムは、将来韓国空軍の「ゲームチェンジャー(game changer)」を超える「ゲームデストロイヤー」(destroyer:破壊者)にするものである。
(引用ここまで)
韓国の独自技術で計画、設計、生産が行われるKF-21について、KF-Xと呼ばれていた時代から
さまざまな夢のような将来が描かれています。
当初からF-16よりも強力でF/A-18やラファールよりもコストパフォーマンスが高い、とされていました。
さらに将来的にはBlock2では完全なウエポンベイを備える。Block3では先進的センサーと強化されたエンジンが搭載されることになる、となっていましたが。
現状だとバッチ2と呼ばれるもので対地攻撃能力を得るようになり、バッチ3でウエポンベイを投入するという案になっているようですね。
で、艦載機タイプである
KF-21ネイビーを開発し、これまた韓国独自の韓国型空母に搭載し、韓国型原潜をつけて空母打撃群を構成するというのが韓国の「自主国防」の夢なのです。
……いや、まあ艦載機をKF-21(の改造型)にするかはともかく。
空母打撃群を構成したいというのは真面目な構想としてあるのです。
いや、ホントに。空母と原潜を建造したいというのはそういう意味ですからね。
で、今回はそれに加えてKF-21は4.5世代機ながらも無人機を従える、いわゆるロイヤルウイングマン構想もあるべきだと韓国メディアが言い出しています。
……いやぁ。
リンク16ですら搭載できるかどうか分からない(個人的には絶対にそんなことはないと思っていますが)とか言われていているKF-21が独自通信網を形成するつもりなんだ?
しかも「韓国型バルキリー」ですって。
この場合のバルキリーは変形するほうではなくてXQ-58のことですね。
ちなみにF-35が後付けでロイヤルウイングマンを導入できる(であろうとされている)のはF-35同士が通信できるリンク機能のMADLがとてつもなく優れているから。
他機が見つけた情報をあたかも自機が発見したかのようにしてリアルタイムで扱うことができる。1機が見つけた敵機なり敵船を即座に攻撃するなんてことをやってのけるのです。
F-16を改造してロイヤルウイングマンにしようなんて構想もあるとされています。
それ以外にも第6世代戦闘機となる条件のひとつが無人僚機を従えることができるようになること、ともされています。
日本のF-3、イギリスのテンペスト、仏独のFCASのいずれでも無人機を従えて作戦行動を取ることが構想されているのですね。
んで、今回はKF-21もその機能を搭載すべきだ、との主張。
……あれだなぁ。
失敗を経験していない人は勇猛でいいですね、とはいえるかもしれないな。
記事のタイトルに「!」がついていることで、その勇猛さがよく理解できる気がします。
がんばってほしいものです。うちのネタ的にも。
でもまあ、とりあえずは対地攻撃能力の取得かな。
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