岸田文雄首相は15日、ムン・ジェイン大統領との最初の通話で日本植民地時代徴用と日本軍慰安婦問題の訴訟に関し韓国側の適切な対応を求めたと述べた。
共同通信によると、岸田首相はドア大統領との通話で韓日関係が徴用と慰安婦問題のために非常に困難な状況であるということを取り上げた後、このように述べた。
(引用ここまで)
岸田総理が7番目の電話首脳会談の相手として韓国を選び、ムン・ジェイン大統領と今日夕方に30分ほどの通話を行ったとのこと。
その際、ムン・ジェイン大統領に対して「徴用工・慰安婦問題に関して韓国が適切な対応をすべきだ」と話したとのこと。
でもって、現在のところ対面での首脳会談の予定はない、とも語ったとのこと。
挨拶をして終わり、でしたね。
ちなみにムン・ジェイン大統領からは「外交的解決を模索することが望ましい」との話があったそうです。
文大統領 岸田首相と初の電話会談=徴用問題解決に意欲(聯合ニュース)
文大統領は韓日間の最も大きな争点の一つになっている強制徴用被害者の訴訟問題について、1965年の韓日請求権協定の適用範囲を巡る法的解釈で隔たりがあるとしたうえで、「両国が外交的解決を模索することが望ましい」との認識を示した。 (中略)
文大統領が日本首脳との会談で請求権協定に踏み込んで言及するのは異例だ。日本の新首相に韓日間に横たわる現実をはっきりと説明し、解決策を早期に模索しなければならないという思いを強調するためと受け止められる。
(引用ここまで)
聯合ニュースでは「請求権協定について言及があったのは異例」としています。
確かに日韓請求権協定があるということすら認識していないかのようにして、これまで「韓国は三権分立があるので、司法の結論に手が出せない」というような馬鹿な話を繰り返してきました。
何度も書いているように、三権分立があるからといって司法の結論に行政側が手を出せないなんてことはあり得ないのでK三権分立とか呼ばれてきましたね。
請求権協定について言及したといっても「法的解釈で隔たりがある」という現状を認識しただけでどうという話ではないのですが。
あと北朝鮮による拉致問題についてちょっと話したようですね。
こういう部分では是々非々で話し合うこともあるでしょう。
でもまあ、必要最低限のお付き合いしかできないというのも事実かな。今月末に予定されているG20でまたぞろ「対話」レベルでどうのこうのとかやるんでしょうかね。
面倒くさいなぁ。
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